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竜王戦

竜王戦(りゅうおうせん)は、読売新聞社および日本将棋連盟主催[注 1]将棋棋戦で、(タイトル戦)のひとつ。第1期は1987年であるが、前身の十段戦、さらにその前身の九段戦(第1期は1950年)から数えると、タイトル戦の中で名人戦(第1期は1935 - 1937年)に次いで2番目に長い歴史を有している。七番勝負の勝者は竜王のタイトル称号を得る。竜王は名人とともに、別格のタイトルとされている。

竜王戦
棋戦の分類 タイトル戦
旧イベント名 九段戦・十段戦(前身)
開催概要
開催時期 予選:前年12月 - 5月
本戦:6月 - 9月
タイトル戦:10月 - 12月
初回開催 1988年度(第1期)
持ち時間 七番勝負:8時間
(2日制、ストップウォッチ方式)
本選:5時間(計時方式 未判明)
(35期まで/ストップウォッチ方式)

残留決定戦:3時間 (チェスクロック使用)
(以下は36期からチェスクロック使用)
ランキング戦:5時間
出場者決定戦:5時間
昇級者決定戦:5時間
番勝負 七番勝負
優勝賞金 4,400万円[1]
主催 読売新聞社日本将棋連盟
協賛 野村ホールディングス(特別協賛)
東急グループUACJあんしん財団ニトリ
公式サイト 竜王戦:日本将棋連盟
記録
現竜王 藤井聡太(第35期)
永世資格者 渡辺明(永世竜王資格)
羽生善治(永世竜王資格)
最多優勝 渡辺明(11期)
最長連覇 渡辺明(9連覇)
(テンプレートを表示)

概要

沿革

読売新聞社が主催していた「十段戦」が発展的に解消され、1988年に発足した。

名人戦を超える格を有する棋戦の創設について、歴代名人の了承を取る必要があった。中原誠(当時名人に在位、十六世名人資格保持者)が連盟に一任したのに対して、大山康晴(十五世名人、当時連盟会長)と升田幸三(実力制第四代名人)は反対した。折衝の末、賞金額1位を公表してもよいが(棋戦の序列は上)、タイトルホルダーとしての序列は名人と同格ということで話がまとまった。

棋戦名

「竜王戦」という棋戦名は、竜は古来中国で皇帝の権威の象徴として神格化されていた最強者のシンボルであること、将棋の駒の「竜王」(「飛車」の成り駒)は将棋で最強の駒であることの2点を理由として命名された。

田丸昇[2]によると、新棋戦名候補として、他に「棋神戦」「最高峰戦」「巨人戦」「巨星戦」「棋宝戦」「達人戦」「将棋所」などがあったという。しかし、「棋神戦」は宗教絡みの問題が心配、「巨人」は同じく読売新聞傘下のプロ野球球団・読売ジャイアンツの通称(同じく「巨人」)と紛らわしいなどそれぞれに問題があった。当時読売新聞社で竜王戦の創設に携わった観戦記者の山田史生[3]によると、「竜王戦」という候補に対しても、読売ジャイアンツのライバルであったプロ野球中日ドラゴンズを連想するからよくないという意見があったという。また、竜王は最も強い駒ではあるが、最も価値の高い駒は取られたら負けとなる王将であるから、王将戦の上に竜王戦を設けるのは「ヘボ将棋 王より飛車を 可愛がり」という著名な格言(川柳)の教えに反するとの指摘もある。最終的には候補を一つずつ消していき、最後まで残った「竜王戦」が棋戦名に決まった。

山田史生によれば、「王戦」と「王戦」のどちらを正式な棋戦名とするかでも議論となった。一般的な将棋の駒には「龍王」と記されているが、読売新聞社では常用漢字外の「龍」を原則使用しないとしていたためである。元々、竜と龍は異体字であるが、竜は龍の略字であり新字であると同時に古字でもあるという関係にある。そこで、略字扱いされていた竜こそが正統な字であるという根拠によって「竜王戦」を正式な棋戦名とした。これ以降、日本将棋連盟は駒の正式な名前は「竜王」であり、実在の駒に「龍王」と記されているのは書体の都合であるという立場をとっている。

開催方式

竜王就位式で渡される竜王杯は秩父宮雍仁親王寄贈で、九段戦、十段戦から引き継ぎ使用されている。

竜王戦となってからタイトル戦の中で最も高い賞金を誇るようになり、第30期の優勝賞金は4320万円、準優勝賞金は1620万円であり、挑戦者決定三番勝負の対局料は460万円である[1]。なお、賞金や対局料は何度も変更されている[注 2][4][5]

第30期(2017年)からは七番勝負第1局に東急グループの協賛がつき[6]、同グループが保有しているセルリアンタワー地下の能楽堂での部分公開対局が行われるようになったほか、就位式の会場提供も行っている。同グループはそのまま第31期(2018年)から竜王戦全体の協賛に加わった。さらに同じ第31期からは野村ホールディングスが特別協賛として加わったほか[7]明治も「明治ヨーグルトR-1」名義で協賛している[8]

1組から6組に分かれたトーナメント(竜王ランキング戦[注 3])、本戦トーナメント、および竜王戦七番勝負からなる。毎年11月ごろから竜王ランキング戦が始まり、翌年夏に本戦トーナメントが行われて8〜9月ごろに挑戦者が決まり、竜王戦七番勝負は10月から12月ごろにかけて行われる。

html5将棋盤[9]を使用したシリーズは叡王戦に続いて2例目だが、公式はadobeのサービス終了までflash将棋盤が使用されていた。

「前竜王」の称号

前期竜王戦の勝者の棋士が今期竜王戦に敗れると前竜王となり、他にタイトルを持っていない場合に、次期竜王戦終了まではタイトルに準ずる称号として「前竜王」と名乗ることが出来た。棋士の序列としては「前名人」と同様の位置づけだった。なお「前竜王」の称号は、本人の意向により辞退することもできる。第1期竜王の島朗、第2期竜王の羽生善治、第6期竜王の佐藤康光の3人が竜王失冠後に前竜王を称したが、第10期竜王の谷川浩司が第11期にて失冠後に「九段」を称して以降は辞退が続き、「前名人」ともども20年以上名乗った者がいない実情を踏まえ、2020年2月に日本将棋連盟は「前竜王」の称号を「前名人」ともども廃止すると発表した[10]

「永世竜王」の称号

(永世称号)である永世竜王は、竜王を連続5期もしくは通算7期以上保持した棋士に与えられる。

2021年11月現在、永世竜王の資格を持つ棋士は、渡辺明(連続5期、第17期-第21期)と羽生善治(通算7期)の2名である。

竜王と名人

竜王と名人は、他のタイトルとは別格の扱いを受ける。

方式

独自のランキング戦と決勝トーナメント(本戦)によって挑戦者(本戦優勝者)を決定し、竜王と挑戦者は七番勝負を行う。組が上位であるほど、また、1組、2組では組の中での成績順位が上位であるほど、竜王在位者への挑戦権を得やすいシステムとなっている。

なお、2005年に制度が見直され、第18期(2005年)以前と第19期(2006年)以後で異なる部分がある。また、第1期竜王戦については後述する。

ランキング戦

竜王戦の予選は、1組から6組までに分かれたトーナメント戦で始まり、これを「竜王ランキング戦」と呼ぶ。1組の上位5名、2組の上位2名、3組から6組までの優勝者各1名の合計11名が本戦に出場する。

第18期までの本戦出場は、1組から4名、2組・3組から各2名、4組から6組までから各1名であったが、第19期から、1組から5名、3組から1名に変更された。同時に、各組の昇級枠・降級枠の人数も変更された(例:第18期までは1組からの降級者と2組からの昇級枠は各々3名であったが、第19期からは各々4名となった)。

現役棋士が在籍する組の一覧は、将棋棋士の在籍クラス を参照。

クラス 定員 本戦出場
(決勝トーナメント)
昇級 降級 賞金 (参考)過去の賞金(万円) 備考
第30期以降[1]
(万円)
第24期〜
第29期
[11]
第23期
まで
1組 16名 5名
(優勝者、準優勝者、
3位、4位、5位)
4名【0勝2敗】
(5位決定戦1回戦 敗退者)
優勝460
準優勝115
優勝450
準優勝110
優勝360
準優勝90
2組 16名 2名
(優勝者、準優勝者)
4名
(決勝進出者 2名、
および 3位 2名)
4名【0勝2敗】
(昇級者決定戦1回戦 敗退者)
優勝360
準優勝93
優勝350
準優勝90
優勝280
準優勝70
3組 16名 1名
(優勝者)
4名
(同上)
4名【0勝2敗】
(同上)
優勝260
準優勝62
優勝250
準優勝60
優勝200
準優勝50
4組 32名 1名
(優勝者)
4名
(同上)
4名【0勝3敗】
(残留決定戦 敗者)
優勝205
準優勝52
優勝200
準優勝50
優勝160
準優勝40
5組 32名 1名
(優勝者)
4名
(同上)
4名【0勝3敗】
(同上)
優勝155
準優勝41
優勝150
準優勝40
優勝120
準優勝30
6組 1-5組以外の
現役棋士
1名
(優勝者)
4名
(同上)
優勝93
準優勝20
優勝90
準優勝20
優勝70
準優勝17
女流枠4名[注 4]
奨励会員枠1名
アマチュア枠4名[注 5]

竜王戦の各組とも原則として、1敗の時点では敗退とならず、2敗するまでは昇級(1組は本戦出場)の可能性が残るシステムになっている。また、ランキング戦・昇級者決定戦(出場者決定戦)で1勝すると、原則として降級対象から外れて残留以上が決まる。

各組のランキング戦において決勝戦まで勝ち抜いた者を優勝(1位)、決勝戦の敗者を2位として、1位と2位の2名は次期昇級者になる。 また、各組の優勝者および1-2組の2位は本戦進出となる。

ランキング戦の準決勝までに敗れた棋士(女流枠、アマチュア枠、奨励会員枠の出場者を除く)は、変則パラマストーナメント形式で行われる敗者復活昇級者決定戦(1組は本戦出場者決定戦)に回る。 1組の「本戦出場者決定戦」は3位-5位決定戦の3つのグループに分かれており、それぞれを勝ち抜いた3位-5位の3名は本戦に進出となる。2組から6組では、「昇級者決定戦」を2つのグループに分けて行ない、勝ち抜いた者(各組2名)は3位として次期昇級者になる。

このように、本戦出場者・昇級者はいずれも、ランキング戦・昇級者決定戦を通じて全勝か1敗だけの者であり、2敗した者は敗退となる。

敗退者のうち、全敗者(1-3組では0勝2敗、4-5組では0勝3敗)は次期降級となる。 各組のランキング戦の1回戦の敗者は「昇級者決定戦(1組は本戦出場者決定戦)」の1回戦に回り、この「決定戦1回戦」での敗者(当年度成績「0勝2敗」の者)は、1組から3組ではそのまま次期降級者(各組4名)となる。 4組と5組の「昇級者決定戦1回戦」での敗者の各8名は、更に「残留決定戦」へ回り、この「残留決定戦」の敗者(当年度成績「0勝3敗」の各組4名)が次期降級者となる。

昇級は原則として一つ上のクラスに上がり、降級は一つ下のクラスに下がる。例外として、2組以下のクラスへの昇級予定者が七番勝負挑戦者となる場合は、挑戦者に決まった時点で1組への一足飛びでの昇級となる。

本戦出場者決定戦(1組のみ)
  • 1組の3位決定戦は、ランキング戦準決勝の敗者2名で行い、勝者が1組3位となる。
  • 1組の4位決定戦は、ランキング戦2回戦の敗者4名によるトーナメントで、勝ち抜いた1名が1組4位となる。
  • 1組の5位決定戦は、ランキング戦1回戦の敗者8名によるトーナメントで、勝ち抜いた1名が1組5位となる。
    • このように1組の3-5位決定戦の決勝での敗者は本戦に出場できない(2敗敗退)。
    • 竜王戦の1組のシステムでは「3位決定戦」の敗者は4位ではなく、また「4位決定戦」の敗者は5位ではない点に留意が必要となる。
  • 1組の5位決定戦1回戦(兼 降級者決定戦)敗退者4名は、2組へ降級する。
昇級者決定戦(2組以下)
  • 昇級者決定戦を勝ち抜いた各組2名は、昇級する。なお、昇級者決定戦はランキング戦でより上位で敗退した棋士ほど有利なトーナメントとなっており、1回戦を戦うのはランキング戦1回戦で敗れた棋士のみであり、準決勝で敗れた各組2名は1勝するだけで昇級が決定する。
  • 2組・3組の昇級者決定戦の1回戦(兼 降級者決定戦)で敗れた各組4名は、降級する。
  • 4組・5組の昇級者決定戦の1回戦で敗れた各組8名は、残留決定戦に回る。
  • 昇級者決定戦の組合せは、何回戦で敗退したかで自動的に決まる。ただし、アマチュア・女流棋士・奨励会員は出場資格がないため、これらの参加者がランキング戦の上位まで勝ち残っている場合は、昇級者決定戦のトーナメントが変則的になるため、昇級者決定戦出場資格がない該当者がランキング戦の戦いを終えるまでは、当該の組では昇級者決定戦の組合せは行われない。
  • (フリークラスの年限を満了しての引退)が確定し次期竜王戦の出場資格がない棋士であっても、当期の昇級者決定戦には参加可能である。引退が確定している棋士が昇級者決定戦を勝ち抜いて3位になったとしても次期の出場はならないが、現役最終局を白星で飾って引退することとなる(他に出場可能な棋戦がない場合)。該当に近い例では、第29期6組において田丸昇が昇級者決定戦を勝ち進んだが準決勝で敗退しており、これまでの3位の中に該当する者はいない。
残留決定戦(4組・5組)
  • 1対1の形で行われ、その敗者各組4名が降級する。
  • 持ち時間は各3時間(チェスクロック方式)で行われる。
  • 降級者を決めるだけの戦いなので、勝敗に関わらず次の対局はない。また、(フリークラスの年限を満了しての引退)が確定し次期竜王戦の出場資格がない棋士であっても、当期の残留決定戦まで出場が可能であるため、引退が確定している棋士がこの残留決定戦で勝ったとしても次期の出場はならないが、現役最終局を白星で飾って引退することとなる(他に出場可能な棋戦がない場合)。大内延介第23期の5組残留決定戦が現役最終局)と淡路仁茂第28期の5組残留決定戦が現役最終局)は、いずれも現役最終局となった残留決定戦を白星で飾って引退した。なお、このケースであっても負けた側は降級となる。
定員過不足の調整

前述のように2組以下のクラスへの昇級予定者が挑戦者となる場合や、1-5組在籍の棋士が引退などの理由で以降の棋戦に不参加となる場合は、次期において各組の本来の定員から参加人数が超過または欠員となる。その場合には、昇級者枠または降級者枠を増やして人数の挑戦が行なわれる。

  • 2組以下のクラスへの昇級予定者が当期の挑戦者になる場合、挑戦者に決まった時点で1組への一足飛びでの昇級が決まる。そのため次期の1組では定員から1名超過の17人で行われ、また、挑戦者が昇級予定だったクラスでは本来の定員から1人欠員となる。この場合に定員超過のクラスでは、降級枠が1名分増やされて残留決定戦が追加で組まれる。1組では5人目の降級者として5位決定戦2回戦の敗者2人が残留決定戦を行う。また、2組以下でも人数調整が必要となる組まで順次、降級者枠が追加される[注 6]
  • 第20期(2007年)から、棋士の休場や引退などの理由で、5組以上の各組で定員割れや定員超過が起きた場合は、昇級者決定戦・残留決定戦を追加で行うことが規約に盛り込まれた。
    • 昇級者決定戦により5人目の昇級者を決める場合、3位決定戦の敗者2名による5位決定戦が行われる。
    • 欠員が2名以上生じても補充枠は1期につき各組1人分のみとなる[注 7]第28期では5組在籍のまま引退した淡路仁茂九段の欠員補充として、佐藤慎一五段が5位決定戦無しで昇級した。
持ち時間
持ち時間の規定は第36期から一部変更され、ランキング戦・1組の出場者決定戦および2組以下の昇級者決定戦は各5時間(第36期からチェスクロック使用)、4組と5組の残留決定戦は各3時間(チェスクロック使用)で行われる。
第35期までの持ち時間の規定は、ランキング戦・1組の出場者決定戦および2組以下の昇級者決定戦は各5時間(ストップウォッチ方式)で行われていた。
対局料
ランキング戦などの対局料について具体的な金額は非公開だが、システムの概要については過去に田丸昇が自身のブログで明らかにしている[12]
ランキング戦の対局料は、原則として1組を基準として以下組が下がる毎に「1つ上の組の75%」で算出される。ただ実際の対局料は対局者の段位にも影響され、同じ組でも段位が高いと対局料は高くなる(実際田丸は(八段から九段に)昇段して「2割ほど対局料が増えた」という[12])。また昇級者決定戦の対局料はランキング戦の80%、残留決定戦は同30%となる。なお女流棋士は一律6組の通常の対局料の75%、奨励会三段は女流棋士の75%(≒6組の通常の対局料の約56%)に減額される。アマチュア選手は持ち時間(竜王戦の場合は5時間)に応じた商品券が支給される。ただし、アマチュアでも勝ち進んで本戦や決勝に進出した場合、棋士と同じ基準で現金が支給されるようである[12]
また古田靖氏の著書によれば2005年12月2日に行われた第19期竜王戦予選6組1回戦におけるプロアマ双方の対局料、および記録係の手当はそれぞれ瀬川晶司新四段(当時)の対局料が10万円、清水上徹アマ竜王の対局料が商品券5万円、記録係の手当が2万円であった。なお瀬川は同年11月の戦後初のプロ編入試験の合格によりプロ入りし、本局がプロとしての公式戦初戦だった。よって竜王戦は6組所属、フリークラス所属のため順位戦は未参加のため、『最も弱い(対局経験の少ない)四段の竜王戦予選1回戦の対局料が10万円(2005年当時)』となる[13]
在籍期限を満了したフリークラス編入棋士の特例参加
(フリークラス規定)の在籍期限を満了した棋士[注 8]は、原則として在籍期限に達した時点で参加している全公式戦の対局終了後に引退となるが、竜王戦については、フリークラス宣言により転出した以外のフリークラス編入棋士[注 9]は、在籍期限を経過しても、以下の要件に該当する場合は当棋戦への継続参加が出来る[注 10]
  • 4組以上の在籍者は、5組へ降級しない限り竜王戦への継続参加が出来る。5組へ降級しても即座に引退とはならず、5組在籍者と同じ条件となる。5組から4組以上への昇級者が再度5組へ降級する場合は、5組在籍残り期間において参加が可能となる。
  • 5組在籍者、もしくは4組から5組への降級者は6組へ降級しない限り2年間の継続参加が出来る。6組へ降級したら即引退となる。期間内に4組に昇級出来なくても引退となる。
  • フリークラス在籍期限満了時点で6組在籍の棋士は、ランキング戦決勝進出や昇級者決定戦で5組昇級に相当する成績を挙げた場合でも、次期竜王戦には参加出来ず引退となる。
2010年に制定された規定[注 11]が初めて適用され、竜王戦に限定した公式戦継続参加が認められた棋士は、第33期で5組残留を維持した藤倉勇樹桐山清澄(ともに第34期-第35期の2年間)がいる。両者とも規定適用1期目も5組に残留したが、2期目はランキング戦1回戦と昇級者決定戦1回戦で敗れたことで、第36期以降の参加条件である「次期4組昇級」は満たせず、残留決定戦が現役最終局となって引退した[注 12]。また、第36期開始時点で4組に在籍していた川上猛も、2023年度以降は竜王戦のみの公式戦参加になる。

棋士以外の出場者

棋士以外の出場枠数と組合せ
6組には女流棋士[注 4](第7期に2名枠で新設、第22期より4名)、奨励会員枠(第25期より、年度前期三段リーグ次点者[注 13]1名)とアマチュア枠((アマチュア竜王戦)の上位4名)がある。第21期 - 第32期では前述4名に(支部名人)[注 14] を加えた5名が出場、第33期には支部名人の未出場者2名が出場し[注 15]計6名のアマチュアが出場している。また、第5期にも5名のアマチュアが出場している[注 5]
6組ランキング戦の組合せは、女流棋士4名は4つのブロックに分かれて配置され、女流棋士が全員勝ち進んだ場合でも女流棋士同士の対局は準決勝までは生じない。アマチュアにおいても同様に配置される。また同一ブロック内でも女流棋士とアマチュアは別の山に配置され、女流棋士対アマチュアの対局は準々決勝まで生じない(6組参加人数64人超の場合を除く)。アマチュア枠が5名の場合にはアマチュア同士の対局が準々決勝までは生じないように配置されていた。なお、28期までは1回戦でアマチュア4名と初参加の新四段4名との対局が組まれていたが、29期よりその制約はなくなった。ただし、6組の人数が64名を超える第33期以降では、アマチュアと女流棋士・奨励会員・新四段のいずれかとの対局が先ず1回戦で組まれている。
なお、第24期では女流棋士が絡む6組1回戦の4局が同日一斉対局として行われた。
棋士以外の出場者の昇級条件
6組ランキング戦で5組昇級の条件(6組3位以上)を満たす成績を挙げた場合、女流・アマチュア・奨励会員であっても5組に昇級することができる。ただし、棋士以外の出場者はいずれも昇級者決定戦には参加できない。そのため、棋士以外の出場者は6組3位(昇級者決定戦の勝者)には規定上なれず、この場合の5組昇級の必須条件は決勝進出(6組1位または2位)に限られる。
前例が無いため明文の規定は無いが、棋士以外の出場者が5組に昇級した場合、特別枠として扱われる予定。たとえばアマチュアが5組に昇級すると、次期の6組には従来通り5人(2009年現在)のアマチュアが出場し、5組はアマチュア昇級者を加えて、定員より1人多くなる。棋士以外は5組以上で1勝以上しても残留はできず、昇級以外の中途敗退は、次期の出場枠自体を失う。ただし、5組で敗退した場合は、次期は6組での出場を推薦される可能性が高いとしている[14]
また、奨励会員・アマチュアが棋戦進行中に四段昇段して棋士となり、四段昇段の後にランキング戦敗退となるケースが考えられるが、四段昇段後のランキング戦敗退者が昇級者決定戦に進むかどうかは、第35期時点で前例がなく不明である[注 16]
上述のように、6組ランキング戦決勝に進出し5組昇級を果たした女流・奨励会員・アマチュアは第36期までに未だ出ていない。これまでのアマチュアの最高成績は第34期の小山怜央アマ(4勝1敗=準決勝敗退)[注 17]および第36期の水谷創アマ(4勝1敗=準々決勝敗退)、女流棋士の最高成績は第19期の清水市代(2勝1敗)、奨励会員の最高成績は第33期の西山朋佳三段・女流二冠(準決勝敗退=4勝1敗)[注 18][注 19]および第36期の上野裕寿三段(準々決勝敗退=4勝1敗)[15]である。
新たに規定された事項として、竜王戦ランキング戦で優勝した女流棋士とアマチュアには(6組優勝に限らず)(棋士編入試験)の受験資格が与えられ、奨励会三段の者には奨励会三段リーグでの次点1が付与されることが、2021年2月に日本将棋連盟から発表された。竜王戦6組に参加する奨励会員は基本的に各年度前期三段リーグでの次点を獲得した者となる[注 20]ため、この場合は6組で優勝すると棋士四段への昇段資格を得ることになる[注 21]

決勝トーナメント(本戦)

 
決勝トーナメント(第2期 - 第18期)
 
決勝トーナメント(第19期以後)

「決勝トーナメント」を「本戦」とも呼ぶ。

ランキング戦の組と順位により、右図のように位置があらかじめ定められたトーナメントを行う。本戦シードは(第1期以外)一切存在せず、他のタイトルホルダーであろうが前期の番勝負敗者であろうが、ランキング戦を勝ち抜かなければ本戦に出場できない。

最初の制度では組ごとに挑戦者決定戦進出に必要な勝ち数が決まっており、1組と2組からは順位に関係なく2勝、3組と4組からは3勝、5組と6組からは4勝が必要だった。

現行の制度では同じ組でも順位が高いほど、また、同じ順位でも上の組ほど挑戦者決定戦進出に必要な勝数が少なくなる。1組の優勝者は1勝すれば挑戦者決定戦へ進出できるが、同じ1組でも2位〜4位では2勝、5位では3勝しなければ挑戦者決定戦に進出できない。また、2組2位は挑戦者決定戦に3勝必要で、2組優勝・1組2位より1回多い。また、6組以外の優勝者の挑戦者決定戦進出に必要な勝数は組番号と同じであり、5組と6組の優勝者は5勝しなければ挑戦者決定戦に進出できない。

挑戦者決定戦(本戦決勝)のみ三番勝負で行い、先に2勝したものが挑戦者となる。第1局は振り駒で、どちらが先手か後手か先後を決め、第2局は第1局と先後を逆にし、第3局は再度振り駒で先後を決める。なお前述のとおり、挑戦者となった者は3組以下であっても次期は1組に昇級する。

現行の制度では1組の2位と3位は1組優勝者とは挑戦者決定戦まで当たらないようになっているが、4位と5位は1組優勝者に勝たないと挑戦者決定戦に進出できない。これは、1組竜王ランキング戦は早く負けるほど本戦出場者決定戦で当たる相手が弱くなり有利になる側面があるため、わざと早く負けて低位通過を狙う棋士が出てくるのを防ぐためである。1組優勝者と挑戦者決定戦まで当たらない3位以上で通過するためには準決勝まで進出しなければならないが、その準決勝で勝てば2位以上が確定するため、わざと負けるのは意味がないことになる。

本戦の持ち時間は各5時間。第35期まではストップウォッチ方式。第36期以降の方式は後日公表の見込み。

七番勝負

竜王と本戦を勝ち抜いた棋士が七番勝負を戦う。先に4勝したほうが新たな竜王となる。七番勝負は全国各地の旅館やホテルなどで開催される。第29期以前における第1局は日本国外での対局が行われたことがある(下記)。第30期以降の第1局は前述のとおり、セルリアンタワー能楽堂での部分公開対局が恒例となっている。

持ち時間は各8時間で、1局を2日かけて実施する。1日目の終わりには封じ手を行い、2日目の開始まで次の手を考えて有利になることがないようにする。

近年は第6局までに決着した場合、竜王が残りの対局会場に予定されていた場所を訪問し、前夜祭の代わりに祝勝会を行うのが恒例になっている。

日本国外での対局

竜王戦の規定による昇段

竜王戦の実績に基づく昇段は、次の通り定められている。

  • 五段以下の棋士
    • 五段以下の棋士が2組に昇級した場合、六段に昇段する(飛び付き昇級可)[注 22]
  • 六段以下の棋士
    • 六段以下の棋士が2期連続で昇級した場合、1つ昇段する[注 23]
    • 六段以下の棋士がランキング戦を3回優勝した場合、1つ昇段する。
    • 六段以下の棋士が竜王挑戦を決めた場合、七段に昇段する(飛び付き昇級可)[注 24]
    • 六段の棋士が1組に昇級した場合、七段に昇段する[注 25]
  • 七段の棋士
    • 七段の棋士が竜王を獲得した場合は八段に昇段する[注 26]
  • 八段の棋士
    • 八段の棋士が、竜王を通算2期獲得した場合、九段に昇段する[注 27]
    • 八段の棋士が、通算3期目のタイトルとして竜王を獲得した場合、九段に昇段する[注 28]

歴代七番勝負および本戦出場者

番勝負勝敗(竜王・挑戦者決定戦勝者側から見た勝敗)
○:勝ち ●:負け 千:千日手 持:持将棋
竜王戦七番勝負
太字 :竜王獲得者(七番勝負勝者) 太字 :永世資格獲得者(七番勝負勝者)
決勝トーナメント
00 :挑戦権獲得者(七番勝負勝者) 070 :挑戦権獲得者(七番勝負敗者) 03 :挑戦者決定三番勝負の敗者
年度 竜王戦七番勝負 準決勝 三番勝負 決勝トーナメント
決勝 勝者 勝敗 決勝 敗者 勝者/勝敗/敗者 第1期本戦準決勝シード 第1期本戦シード
1 1988 島朗 ○○○○--- 米長邦雄 米長 /○●○/ 高橋道雄 3 高橋道雄 3 中原誠 大山康晴
勝者/勝敗/敗者 1組優勝 1組2位 1組3位 2組優勝 2組2位 3組優勝 3組2位 4組優勝 5組優勝 6組優勝
島 /●○○/ 中原誠 桐山 7米長 中村修 大内 小野修 羽生 飯野 先崎
年度 竜王戦七番勝負 挑戦者決定三番勝負 決勝トーナメント
竜王 勝敗 挑戦者 勝敗 挑決敗者 1組優勝 1組2位 1組3位 2組優勝 2組2位 3組優勝 3組2位 4組優勝 5組優勝 6組優勝
2 1989 島朗 持○●●●○● 羽生善治 ○○- 森下卓 中原 内藤 大山 勝浦 田中寅 羽生 佐伯 3森下 小林宏 長沼
3 1990 羽生善治 ●●●○●-- 谷川浩司 ○○- 石田和雄 青野 中原 谷川 福崎 塚田泰 3石田和 西川慶 佐藤康 有森 畠山成
4 1991 谷川浩司 持○●●○○○- 森下卓 ○○- 小林宏 福崎 塚田泰 勝浦 児玉 石田和 7森下 日浦 3小林宏 畠山鎮 丸山
5 1992 谷川浩司 千○●●●○● 羽生善治 ●○○ 佐藤康光 米長 高橋 中原 羽生 3佐藤康 村山聖 神谷 藤原 深浦
6 1993 羽生善治 ○●○●●●- 佐藤康光 ○○- 森内俊之 佐藤康 谷川 塚田泰 勝浦 大内 内藤 3森内 井上慶 真田
7 1994 佐藤康光 ●●●○○●- 羽生善治 ○○- 行方尚史 高橋 羽生 米長 村山聖 中村修 森内 屋敷 中田宏 深浦 3行方
8 1995 羽生善治 ●○○○●○- 佐藤康光 千○●○ 先崎学 中原 森下 7佐藤康 谷川 3先崎 小野修 日浦 西村 阿部隆 行方 鈴木大
9 1996 羽生善治 ○●●●●-- 谷川浩司 ○○- 佐藤康光 高橋 谷川 3佐藤康 森内 日浦 丸山 浦野 井上慶 飯塚 川上
10 1997 谷川浩司 ○○○○--- 真田圭一 ○○- 屋敷伸之 塚田泰 佐藤康 森内 3屋敷 先崎 行方 阿部隆 7真田 松本 近藤正
11 1998 谷川浩司 ●●●●--- 藤井猛 ●○○ 羽生善治 3羽生 屋敷 高橋 丸山 森雞 郷田 鈴木大 藤井猛 大野八 北島
12 1999 藤井猛 ○○○●○-- 鈴木大介 千○●○ 丸山忠久 森内 佐藤康 3丸山 谷川 郷田 7鈴木大 井上慶 畠山鎮 久保 木下浩 佐藤紳
13 2000 藤井猛 ○●○○●●○ 羽生善治 ○○- 佐藤康光 中原 7羽生 3佐藤康 谷川 屋敷 米長 畠山成 青野 三浦 山本真 田村
14 2001 藤井猛 ●○●●●-- 羽生善治 千○ 木村一基 谷川 中村修 羽生 郷田 井上慶 畠山鎮 富岡 3木村一 北島 伊奈
15 2002 羽生善治 千千○○●●●○○ 阿部隆 ○●○ 中田宏樹 森下 藤井猛 森内 佐藤康 7阿部隆 真田 木村一 3中田宏 野月 松尾 宮田敦
16 2003 羽生善治 ●●●●--- 森内俊之 ○●○ 中原誠 佐藤康 谷川 森内 中村修 木村一 3中原 杉本昌 久保 北島 山崎 高野秀
17 2004 森内俊之 ●○○●●○● 渡辺明 ○○- 森下卓 谷川 3森下 屋敷 羽生 先崎 杉本昌 神谷 森雞 渡辺明 矢倉 西尾
18 2005 渡辺明 ○○○○--- 木村一基 ○○- 三浦弘行 3三浦 森内 7木村一 行方 阿部隆 中村修 塚田泰 島朗 川上 増田裕 片上
年度 竜王戦七番勝負 挑戦者決定三番勝負 決勝トーナメント
竜王 勝敗 挑戦者 勝敗 挑決敗者 1組優勝 1組2位 1組3位 1組4位 1組5位 2組優勝 2組2位 3組優勝 4組優勝 5組優勝 6組優勝
19 2006 渡辺明 ●●○○○●○ 佐藤康光 ○○- 丸山忠久 3丸山 森内 7佐藤康 畠山鎮 杉本昌 森下 鈴木大 松尾 佐藤紳 中座 中村亮
20 2007 渡辺明 ○●○○●○- 佐藤康光 ○●○ 木村一基 3木村一 7佐藤康 羽生 中原 谷川 深浦 富岡 久保 片上 伊奈 戸辺
21 2008 渡辺明 ●●●○○○○ 羽生善治 ○●○ 木村一基 丸山 3木村一 郷田 深浦 7羽生 山崎 久保 阿久津 増田裕 糸谷 豊島
22 2009 渡辺明 ○○○○--- 森内俊之 ●○○ 深浦康市 3深浦 羽生 高橋 久保 松尾 7森内 森下 片上 田中寅 豊島 稲葉
23 2010 渡辺明 ○○●●○○- 羽生善治 ○○- 久保利明 丸山 松尾 7羽生 3久保 郷田 藤井猛 三浦 阿久津 村山慈 戸辺 中村太
24 2011 渡辺明 ○○●○○-- 丸山忠久 ●○○ 久保利明 7丸山 3久保 羽生 深浦 佐藤康 橋本崇 山崎 佐藤天 佐藤秀 稲葉 永瀬
25 2012 渡辺明 ○○○●○-- 丸山忠久 ○●○ 山崎隆之 深浦 3山崎 飯島 7丸山 三浦 佐藤天 藤井猛 豊島 稲葉 永瀬 大石
26 2013 渡辺明 ●●○●●-- 森内俊之 ●○○ 郷田真隆 佐藤康 森内 羽生 3郷田 山崎 小林裕 豊島 谷川 永瀬 及川 金井
27 2014 森内俊之 ●●○●●-- 糸谷哲郎 ○●○ 羽生善治 3羽生 屋敷 阿久津 郷田 深浦 行方 三浦 糸谷 中村太 髙見 藤森
28 2015 糸谷哲郎 ○●●●●-- 渡辺明 ○●○ 永瀬拓矢 羽生 阿久津 豊島 佐藤康 藤井猛 稲葉 渡辺明 真田 3永瀬 斎藤慎 千田
29 2016 渡辺明 ○●●○○●○ 三浦弘行
0[注 29]
丸山忠久
●○○ 丸山忠久 3/7[注 29]
丸山
久保 三浦 深浦 豊島 郷田 阿部健 永瀬 中座 黒沢 青嶋
30 2017 渡辺明 ●●○●●-- 羽生善治 ○●○ 松尾歩 3松尾 羽生 丸山 久保 阿久津 稲葉 佐藤康 村山慈 佐々勇 増田康 藤井聡
31 2018 羽生善治 ○○●●○●● 広瀬章人 ●○○ 深浦康市 広瀬 豊島 松尾 久保 佐藤康 三浦 3深浦 千葉 増田康 藤井聡 都成
32 2019 広瀬章人 ●●●○●-- 豊島将之 ○●○ 木村一基 渡辺明 永瀬 3木村一 豊島 久保 佐藤天 橋本崇 鈴木大 藤井聡 近藤誠 梶浦
33 2020 豊島将之 ○●○○○-- 羽生善治 ●○○ 丸山忠久 7羽生 佐藤和 久保 佐藤康 木村一 佐々勇 3丸山 藤井聡 石井 梶浦 高野智
34 2021 豊島将之 ●●●●--- 藤井聡太 ○○- 永瀬拓矢 3永瀬 久保 山崎 羽生 佐藤天 藤井聡 八代 三枚堂 梶浦 青嶋 折田
35 2022 藤井聡太 ●○○○●○- 広瀬章人 ○○- 山崎隆之 永瀬 佐藤天 丸山 3山崎 稲葉 7広瀬 森内 高見 大橋 佐々大 伊藤匠
36 2023 藤井聡太 ------- --- 丸山 三浦 大石 伊藤匠 出口

各期の昇級者・降級者一覧

第1期~第10期
第1期竜王戦 棋士クラス分け
1組 17名参加
(14名の
トーナメント)
(本戦から3名)
(定員16名)
本戦 準決勝シード 01名 高橋道雄 (第26期十段・棋王)
本戦 準々決勝シード 02名 中原誠 (永世十段・名人)
大山康晴 (永世十段・十五世名人)
タイトル保持者 05名 福崎文吾 (第25期十段)
桐山清澄 (棋聖) / 谷川浩司 (王位) / 塚田泰明 (王座) / 中村修 (王将)
第46期順位戦 A級
(上記以外)
06名 米長邦雄 / 森雞二 / 南芳一 / 加藤一二三 / 有吉道夫 / 内藤國雄 / 青野照市
第46期順位戦 B級1組 (上記以外) 02名 二上達也 / 小林健二
2組 定員16名 第46期順位戦 B級1組 (上記以外) 10名 田丸昇 / 田中寅彦 / 板谷進 / 淡路仁茂 / 西村一義 / 勝浦修 / 石田和雄 / 真部一男 / 前田祐司 / 大内延介
第46期順位戦 B級2組 (上記以外) 06名 田中魁秀 / 森安秀光 / 東和男 / 脇謙二 / 加藤博 / 児玉孝一
3組 定員16名 第46期順位戦 B級2組 (上記以外) 14名 島朗 / 木村義徳 / 鈴木輝彦 / 桜井昇 / 関根茂 / 佐伯昌優 / 吉田利勝 / 北村昌男 / 宮坂幸雄 / 長谷部久雄 / 小野修一 / 高橋道雄 / 丸田祐三 / 安恵照剛
第46期順位戦 C級1組 02名 佐藤大五郎 / 佐藤義則
4組 定員32名 第46期順位戦 C級1組 22名 西川慶二 / 富岡英作 / 宮田利男 / 土佐浩司 / 山口千嶺 / 坪内利幸 / 神谷広志 / 河口俊彦 / 滝誠一郎 / 武者野勝巳 / 伊藤果 / 富沢幹雄 / 剱持松二 / 木下晃 / 高島弘光 / 山口英夫 / 堀口弘治 / 浦野真彦 / 小野敦生 / 所司和晴 / 室岡克彦 / 野本虎次
第46期順位戦 C級2組 10名 若松政和 / 佐瀬勇次 / 森下卓 / 飯田弘之 / 阿部隆 / 羽生善治 / 小阪昇 / 泉正樹 / 日浦市郎 / 大島映二
5組 定員32名 第46期順位戦 C級2組 32名 松浦隆一 / 中田章道 / 安西勝一 / 有森浩三 / 井上慶太 / 神吉宏充 / 達正光 / 大野八一雄 / 廣津久雄 / 本間博 / 中田宏樹 / 飯野健二 / 加瀬純一 / 伊達康夫 / 永作芳也 / 瀬戸博晴 / 菊地常夫 / 依田有司 / 酒井順吉 / 有野芳人 / 沼春雄 / 武市三郎 / 五十嵐豊一 / 植山悦行 / 関浩 / 桐谷広人 / 伊藤博文 / 森安正幸 / 青木清 / 小林宏 / 田辺一郎 / 木村嘉孝
6組 棋士15名
(人数不定)
第46期順位戦 C級2組 11名 大原英二 / 椎橋金司 / 森信雄 / 池田修一 / 中田功 / 石川陽生 / 長沼洋 / 神崎健二 / 村山聖 / 櫛田陽一 / 佐藤康光
順位戦陥落者 01名 関屋喜代作
新四段
0
03名
0
森内俊之 / 中川大輔 / 先崎学
(ほか アマチュア4名が参加)
竜王 1組 (定員16) 2組 (定員16) 3組 (定員16) 4組 (定員32) 5組 (定員32) 6組 引退ほか
本戦
出場者
次期▼
2組降級
次期△
1組昇級
次期▼
3組降級
次期△
2組昇級
次期▼
4組降級
次期△
3組昇級
次期▼
5組降級
次期△
4組昇級
次期▼
6組降級
次期△
5組昇級
初参加
四段
1
---
14名(+本戦シード3名) 16名 16名 32名 32名 棋士15名 5名
(本戦シード)
高橋
中原 / 大山
1.桐山
2.米長 ★
3.中村修
3.南
塚田
青野
小林健
1.大内
2.東

3.森安秀
淡路
石田
加藤博
1.小野修
2.島

3.安恵
丸田
佐藤義
(芹沢)
1.羽生
2.富岡
3.西川
山口
富沢
高島
野本
1.飯野
2.達
3.本間
3.菊地
伊達
瀬戸
桐谷
森安正
1.先崎
2.佐藤康
3.神崎
3.森内
---
永作(退会)(5組)
廣津(5組)
五十嵐(5組)
(死去)
板谷(2組)
芹沢(3組)
2 島朗
17名(超過1) 14名(欠員2) 16名 31名(欠員1) 29名(欠員3) 棋士19名(初4名) 1名
1.中原
2.南
3.内藤
3.大山
桐山
中村修
大内
1.勝浦
2.田中寅

3.青野
小林健
田丸
1.羽生
2.佐伯
3.淡路
吉田
佐藤大
1.森下
2.大島
3.日浦
武者野
山口
1.小林宏
2.森内
3.安西
3.佐藤康
富沢
1.長沼
2.中川
3.村山聖
3.屋敷
野田敬三
木下浩一
小倉久史
屋敷伸之
伊達(6組)
3 羽生善治
17名(超過1) 15名(欠員1) 16名 32名 29名(欠員3) 棋士20名(初4名) 4名
1.青野
2.中原
3.福崎
3.谷川 ☆
内藤
大山

(二上)
1.塚田泰
2.脇

3.桐山
大内
前田
佐伯
1.石田
2.西川

3.田丸
木村義
鈴木輝
北村
1.佐藤康
2.神谷
3.土佐
若松
飯田
菊地
(佐瀬)
1.有森
2.屋敷
3.関
3.村山
高島
田辺
1.畠山成
2.畠山鎮
3.中田功
3.高田尚
藤原直哉
高田尚平
畠山鎮
畠山成幸
二上(1組)
加藤博(3組)
佐瀬(4組)
大原(6組)
4 谷川浩司 16名 15名(欠員1) 15名(欠員1) 32名 30名(欠員2) 棋士21名(初4名) 3名
1.島
2.福崎
3.塚田泰
3.勝浦
羽生
青野
加藤一
1.児玉
2.石田

3.大山
田中魁
淡路
1.森下
2.日浦
3.佐藤康
宮坂
富岡
1.小林宏
2.村山
3.伊藤果
北村
吉田
1.畠山鎮
2.中川
3.先崎
3.神崎
(なし)
1.丸山
2.藤原
3.石川
3.木下
丸山忠久
郷田真隆
佐藤秀司
杉本昌隆
木村義(4組)
木村嘉(5組)
有野(5組)
5 谷川浩司
17名(超過1) 15名(欠員1) 15名(欠員1) 32名 30名(欠員2) 棋士21名(初4名) 2名
1.脇
2.米長
3.高橋
3.中原
塚田泰
勝浦
児玉
石田
1.羽生
2.佐藤康
3.青野
内藤

田丸
1.村山
2.神谷

3.淡路
佐伯
関根
1.泉
2.浦野
3.屋敷
丸田
飯野
本間
1.藤原
2.高田
3.中田宏
3.丸山
野本 1.深浦
2.藤井
3.平藤
3.豊川
藤井猛
平藤眞吾
豊川孝弘
深浦康市
吉田(5組)
(死去)
大山(1組)
6 羽生善治
15名(欠員1) 16名 16名 32名 30名(欠員1/休場1) 棋士21名(初4名/休場1) 3名
1.島
2.佐藤康☆
3.南
3.谷川

有吉
1.塚田泰
2.勝浦

3.神谷
加藤一
西村
1.大内
2.内藤

3.伊藤果
大島
(長谷部)
1.森内
2.畠山鎮
3.先崎
佐伯
藤原
1.井上
2.石川
3.藤井
3.豊川
武者野
山口
1.真田
2.小倉
3.佐藤秀
3.三浦
真田圭一
飯塚祐紀
三浦弘行
伊藤能
長谷部(3組)
(死去)
小野敦(4組)
(休場)
飯田(5組)
富沢(6組)
7 佐藤康光
16名 16名 16名 31名(欠員1) 31名(欠員1) 棋士23名(初4名/休場1) 4名
1.高橋
2.南
3.米長
3.羽生 ☆
勝浦
神谷
1.村山
2.中村修

3.脇
有吉
西川
日浦
1.森内
2.屋敷

3.先崎
田丸
田中魁
土佐
1.中田宏
2.豊川
3.中川
宮坂
佐藤大
安西
1.深浦
2.植山
3.畠山成
3.真田
菊地
山口
1.行方
2.杉本
3.郷田
3.久保
川上猛
久保利明
行方尚史
岡崎洋
北村昌(5組)
関屋(6組)
富沢(6組休場)
(死去)
森安秀(1組)
8 羽生善治 16名 15名(欠員1) 16名 32名 30名(欠員1/休場1) 棋士24名(初4名) -名
1.中原
2.森下
3.谷川
3.佐藤康★
桐山
青野
中村修
1.先崎
2.小野

3.伊藤果
淡路
大内
1.日浦
2.西村

3.中田宏
前田
小林宏
1.阿部隆
2.丸山
3.土佐
関根

1.行方
2.郷田
3.佐藤秀
3.久保
藤原
若松
1.鈴木大
2.飯塚
3.沼
3.窪田
窪田義行
北浜健介
矢倉規広
鈴木大介
(休場)
飯田(5組)
9 羽生善治
16名 16名 16名 32名 31名(休場1) 棋士26名(初4名) 3名
1.高橋
2.谷川 ☆
3.佐藤康
3.南
中原
先崎
小野
1.森内
2.日浦

3.中村修
児玉
安恵
内藤
1.丸山
2.浦野

3.中川

桜井
1.井上
2.畠山成
3.行方
田丸
木下
有森
石川
1.飯塚
2.窪田
3.杉本
3.鈴木
関根

青木
1.川上
2.桐谷
3.勝又
3.松本
北島忠雄
勝又清和
松本佳介
田村康介
丸田(5組)
佐藤大(5組)
(以降休場)
飯田(5組)
10 谷川浩司 16名 16名 16名 32名 29名(欠員2/休場1) 棋士28名(初4名/休場1) 1名
1.塚田
2.佐藤康
3.脇
3.森内
福崎
伊藤果
中村修
1.屋敷
2.先崎

3.中川
小野
神谷
西村
1.行方
2.阿部隆

3.加藤一
児玉

小林健
1.真田
2.鈴木
3.郷田
大島
鈴木輝
坪内
剱持
1.松本
2.中田
3.宮坂
3.平藤

桐谷
1.近藤
2.野月
3.岡崎
3.堀口一
堀口一史座
中座真
近藤正和
野月浩貴
(休場)
有森(5組)
櫛田(6組)
(死去)
高島(6組)
☆★:挑戦者(☆:竜王奪取/★:敗退) / 下線:本戦出場者(2-6組) / 昇級者の数字は各組の成績順位(1位は組優勝者) / 人数にはアマ選手・女流棋士を含めていない
第11期~第20期
竜王 1組 (定員16) 2組 (定員16) 3組 (定員16) 4組 (定員32) 5組 (定員32) 6組 引退ほか
本戦
出場者
次期▼
2組降級
次期△
1組昇級
次期▼
3組降級
次期△
2組昇級
次期▼
4組降級
次期△
3組昇級
次期▼
5組降級
次期△
4組昇級
次期▼
6組降級
次期△
5組昇級
初参加
棋士
11 谷川浩司
17名 (超過+1) 16名 15名 (欠員 1) 32名 32名 棋士30名 (初4名) 1名
1.南
2.羽生
3.屋敷
3.高橋

米長

田中寅
1.丸山
2.森雞

3.中村
伊藤果
石田
行方
1.郷田
2.鈴木大

3.西村
安恵
大内
有吉
1.藤井猛
2.深浦
3.富岡

宮田利
河口
中田功
1.大野
2.有森
3.三浦
3.川上
剱持
木下晃
安西
松浦
1.北島
2.小林裕
3.中座
3.木村
木村一基
小林裕士
佐藤紳哉
増田裕司
(死去)
村山(1組)
12 藤井猛 16名 17名 (超過+1) 14名 (欠員 2) 32名 32名 棋士35名 (初5名) 2名
1.森内
2.佐藤康
3.丸山
3.谷川
屋敷
塚田
先崎
1.郷田
2.鈴木大

3.中原

青野
中田宏
加藤一
1.井上
2.畠山鎮

3.行方
神谷
豊川
1.久保
2.松本
3.大内
小林宏
植山
大野
1.木下浩
2.岡崎
3.小林裕
3.木村一
鈴木輝
酒井
1.佐藤紳
2.松浦
3.藤原
3.山本
髙野秀行
山崎隆之
伊奈祐介
山本真也
中尾敏之
宮坂(4組)
田辺(6組)
13 藤井猛 16名 16名 16名 31名 (欠員 1) 32名 棋士37名 (初4名) 6名
1.中原
2.羽生 ★
3.谷川
3.佐藤康
高橋
真田
森雞
1.屋敷
2.米長

3.行方
福崎
勝浦
西村
1.畠山成
2.青野

3.深浦
加藤一
土佐
大内
1.三浦
2.飯塚
3.豊川
児玉
佐藤義
室岡
1.山本
2.長沼
3.野月
3.堀口一
坪内
佐伯
中田章
1.田村
2.沼
3.北浜
3.矢倉
松尾歩
金沢孝史
阿久津主税
安用寺孝功
木下晃(6組)
剱持(6組)
若松(6組)
池田(6組)
青木(6組)
瀬戸(6組)
14 藤井猛
16名 16名 16名 32名 32名 棋士34名 (初4名) 1名
1.谷川
2.中村修
3.羽生 ☆
3.郷田
鈴木大
日浦
米長
1.井上
2.畠山鎮

3.高橋
森雞
塚田
田中寅
1.富岡
2.脇

3.伊藤果
勝浦
西村
飯塚
1.木村一
2.杉本昌
3.岡崎
窪田
有森
長沼
(安恵)
1.北島
2.近藤正
3.佐藤紳
3.田村
小林宏
石川陽
藤原
1.伊奈
2.松尾
3.山崎
3.渡辺明
渡辺明
飯島栄治
千葉幸生
上野裕和
安恵(4組)
15 羽生善治 16名 16名 16名 32名 31名 (欠員 1) 棋士38名 (初4名) 5名
1.森下
2.藤井猛
3.佐藤康
3.森内
中原
中川
井上
1.阿部隆★
2.真田

3.鈴木大
真部

伊藤果
1.木村一
2.中田宏

3.三浦
小野
松本
豊川
1.野月
2.所司
3.高田尚
勝浦
加藤一
大内
小阪
1.松尾
2.泉
3.長沼
3.渡辺明
児玉
佐藤義
(河口)
1.宮田敦
2.阿久津
3.橋本
3.佐々木慎
橋本崇載
佐々木慎
宮田敦史
村田智弘
河口(5組)
椎橋(6組)
山口英(6組)
佐伯(6組)
関根(6組)
16 羽生善治
16名 16名 16名 32名 32名 棋士36名 (初4名) 3名
1.佐藤康
2.谷川
3.中村修
3.森内 ☆
阿部隆

真田
1.木村一
2.中原

3.三浦
浦野
深浦
(米長)
1.杉本昌
2.久保

3.福崎
塚田
田中寅
所司
1.北島
2.神谷
3.小林健
西村

佐藤秀
長沼
1.山崎
2.加藤一
3.阿久津
3.橋本
大野
宮田利
武市
(本間)
1.髙野
2.飯島
3.森信
3.中尾
大平武洋
熊坂学
藤倉勇樹
横山泰明
米長(2組)
本間(5組)
山口千(6組)
17 森内俊之
16名 16名 15名 (欠員 1) 32名 32名 棋士37名 (初4名) 3名
1.谷川
2.森下
3.屋敷
3.羽生
中村修
畠山鎮
高橋
1.先崎
2.杉本昌

3.日浦
真田

畠山成
1.神谷
2.森雞

3.深浦
石田和
高田尚
1.渡辺明
2.塚田
3.橋本
小野
木下浩
田村
1.矢倉
2.勝又
3.宮田敦
3.中尾
有森
田丸
松浦
1.西尾
2.増田裕
3.安用寺
3.横山泰
島本亮
西尾明
村山慈明
佐藤和俊
鈴木輝(6組)
中田章(6組)
森安正(6組)
18 渡辺明 17名 (超過+1) 16名 15名 (欠員 1) 32名 32名 棋士36名 (初4名/休場1) -名
1.三浦
2.森内
3.木村一★
3.行方
谷川
森下
鈴木大
日浦
1.阿部隆
2.中村修

3.畠山鎮
桐山
富岡
福崎
森雞
1.塚田
2.島

3.橋本
真部
伊藤果
淡路
1.川上
2.松尾
3.山崎
土佐
田中魁

堀口一
1.増田裕
2.佐々木慎
3.佐藤秀
3.北浜
西村
勝浦
中田功
依田
1.片上
2.村田智
3.大平
3.佐藤和
片上大輔
中村亮介
村中秀史
阪口悟
---
19 渡辺明 16名 16名 16名 32名 32名 棋士40名 (初5名/休場1/
出場停止1)
2名
1.丸山
2.森内
3.佐藤康★
4.畠山鎮
5.杉本昌
三浦
行方
先崎
中村修
1.森下
2.鈴木大
3.谷川
3.橋本
日浦

久保
神谷
1.松尾
2.小林健
3.富岡
3.山崎
畠山成
浦野
岡崎
川上
1.佐藤紳
2.山本
3.平藤
3.阿久津
淡路
石田和
所司
有吉
1.中座
2.田村
3.片上
3.大平
田中魁

加瀬
小倉
1.中村亮
2.村山慈
3.藤倉
3.島本
広瀬章人
長岡裕也
髙崎一生
遠山雄亮
瀬川晶司
西村(6組)
酒井(6組)
20 渡辺明 16名 16名 16名 32名 32名 棋士43名 (初4名/休場1) 5名
1.木村一
2.佐藤康★
3.羽生
4.中原
5.谷川
畠山鎮
屋敷
藤井
森下
1.深浦
2.富岡

3.三浦
3.松尾
中村修
青野
中田宏
塚田
1.久保
2.桐山
3.神谷
3.真田
日浦
福崎
山本
平藤
1.片上
2.高田尚
3.北浜
3.中座
伊藤果
松本
堀口弘
宮田敦
1.伊奈
2.飯島
3.堀口一
3.西尾
5.村田智
所司
植山
伊藤博
島本
1.戸辺
2.遠山
3.阪口
3.糸谷
5.小倉
糸谷哲郎
中村太地
戸辺誠
佐藤天彦
桜井(4組)
小野(5組)
桐谷(6組)
(6組)
(死去)
(6組)
☆★:挑戦者(☆:竜王奪取/★:敗退) / 下線:本戦出場者 / 昇級者の数字は各組の成績順位(1位は組優勝者) / 人数にはアマ選手・女流棋士を含めていない
第21期~第30期
竜王 1組 (定員16) 2組 (定員16) 3組 (定員16) 4組 (定員32) 5組 (定員32) 6組 引退ほか
本戦
出場者
次期▼
2組降級
次期△
1組昇級
次期▼
3組降級
次期△
2組昇級
次期▼
4組降級
次期△
3組昇級
次期▼
5組降級
次期△
4組昇級
次期▼
6組降級
次期△
5組昇級
初参加
棋士
21 渡辺明 16名 16名 16名 31名 (休場→欠員1) 30名 (休場1,欠員1) 棋士45名 (初5名) 3名
1.丸山
2.木村一
3.郷田
4.深浦
5.羽生 ★
谷川
森内
富岡
三浦
1.山崎
2.久保

3.先崎
3.高橋
畠山鎮
行方

神谷
1.阿久津
2.中村修
3.北浜
3.佐藤紳
中田宏
塚田

西川慶
1.増田裕
2.伊奈
3.村田智
3.飯島
前田
神崎
加藤一
大平
1.糸谷
2.中村亮
3.横山泰
3.村山
5.長沼
伊藤果
小阪
大島
森信
1.豊島
2.及川
3.村中
3.高崎
5.佐藤天
豊島将之
金井恒太
伊藤真吾
村田顕弘
及川拓馬
菊地(6組)
加瀬(6組)
(死去)
真部(4組)
22 渡辺明 15名 (休場→欠員1) 16名 16名 32名 31名 (欠員 1) 棋士47名 (初5名) 3名
1.深浦
2.羽生
3.高橋
4.久保
5.松尾
木村一
山崎
先崎
1.森内 ★
2.森下

3.谷川
3.井上
屋敷
小林健
阿久津
中村修
1.片上
2.北島
3.行方
3.島
5.飯島
神谷

森雞
村田智
1.田中寅
2.中田宏
3.西尾
3.糸谷
5.矢倉
西川慶
浦野

田村
1.豊島
2.佐藤天
3.佐藤和
3.村中
土佐
室岡
飯野
神吉
1.稲葉
2.長岡
3.村田顕
3.田中悠
5.広瀬
稲葉陽
田中悠一
佐藤慎一
西川和宏
渡辺正和
中原(1組)
坪内(6組)
(6組)
23 渡辺明 16名 16名 16名 31名 (欠員 1) 32名 棋士48名 (初4名) 4名
1.丸山
2.松尾
3.羽生 ★
4.久保
5.郷田
鈴木
橋本
谷川
井上
1.藤井猛
2.三浦

3.木村一
3.飯島
富岡
佐藤紳
片上
北島
1.阿久津
2.中座
3.畠山鎮
3.野月
小林健
青野
高田尚
中田宏
1.村山
2.小林裕
3.飯塚
3.佐藤天
村田智

岡崎
村中
1.戸辺
2.神崎
3.田村
3.広瀬
5.長岡
西川慶
加藤一
石田和
木下
1.中村太
2.阿部健
3.熊坂
3.澤田
5.千葉
澤田真吾
大石直嗣
永瀬拓矢
阿部健治郎
有吉(5組)
大内(5組)
小阪(6組)
依田(6組)
24 渡辺明 16名 16名 16名 32名 30名 (欠員 2) 棋士49名 (初4名) 6名
1.丸山 ★
2.久保
3.羽生
4.深浦
5.佐藤康
松尾
杉本昌
森下
藤井猛
1.橋本
2.山崎

3.鈴木
3.島朗
先崎
中川
北浜
中座
1.佐藤天
2.西尾
3.佐藤紳
3.小林裕
中村修
増田裕
伊奈
村山
1.佐藤秀
2.広瀬
3.豊島
3.佐藤和
高田尚
川上
内藤
近藤正
1.稲葉
2.高崎
3.村田智
3.阿部健

前田

小倉
1.永瀬
2.吉田正
3.伊藤真
3.西川
5.大野
菅井竜也
牧野光則
佐々木勇気
船江恒平
勝浦(6組)
飯野(6組)
伊藤果(6組)
松浦(6組)
児玉(6組)
神吉(6組)
25 渡辺明 16名 16名 16名 32名 31名 (欠員 1) 棋士46名 (初4名) 2名
1.深浦
2.山崎
3.飯島
4.丸山 ★
5.三浦
高橋
木村一
鈴木
1.佐藤天
2.藤井猛

3.杉本昌
3.阿久津
谷川
桐山
真田
野月
1.豊島
2.片上
3.屋敷
3.糸谷
富岡
田中寅
矢倉
飯塚
1.稲葉
2.高崎
3.戸辺
3.田村
豊川
中村亮
神崎
長岡
1.永瀬
2.中村太
3.遠山
3.吉田正
高田尚
松本
田中悠
大野
1.大石
2.菅井
3.小倉
3.佐々木勇
5.船江
門倉啓太
阿部光瑠
高見泰地
藤森哲也
石田和(6組)
櫛田(6組)
26 渡辺明
16名 16名 16名 32名 32名 棋士48名 (初5名) 4名
1.佐藤康
2.森内 ☆
3.羽生
4.郷田
5.山崎
飯島
三浦
久保
杉本
1.小林裕
2.豊島

3.松尾
3.屋敷

西尾
片上
糸谷
1.谷川
2.広瀬
3.北浜
3.稲葉
桐山
先崎
北島
戸辺
1.永瀬
2.阿部健
3.中村修
3.山本真
田中寅
青野
平藤
中尾
1.及川
2.大石
3.澤田
3.千葉
内藤
近藤正
岡崎
浦野
1.金井
2.石田
3.有森
3.高見
斎藤慎太郎
八代弥
上村亘
石田直裕
渡辺大夢
武者野(6組)
野田(6組)
植山(6組)
(6組)
27 森内俊之
16名 16名 16名 31名 (休場 1) 32名 棋士48名 (初5名) 4名
1.羽生
2.屋敷
3.阿久津
4.郷田
5.深浦
渡辺明
阿部隆
小林裕
松尾
1.行方
2.三浦

3.久保
3.谷川
鈴木
森下
井上
佐藤紳
1.糸谷
2.西尾
3.島
3.佐藤和
片上
田村
永瀬
山本真
1.中村太
2.横山泰
3.及川
3.澤田
富岡
伊奈
小林健
森雞
1.高見
2.菅井
3.村中
3.佐々木勇
田中寅
青野
堀口弘
熊坂
1.藤森
2.阿部光
3.斎藤慎
3.八代
千田翔太
竹内雄悟
石井健太郎
三枚堂達也
武市(6組)
大野(6組)
前田(6組)
佐藤義(6組)
28 糸谷哲郎
17名 (超過+1) 15名 (欠員 1) 16名 32名 32名 棋士48名 (初4名) 5名
1.羽生
2.阿久津
3.豊島
4.佐藤康
5.藤井猛
森内
郷田
山崎
行方
谷川
1.稲葉
2.渡辺明

3.高橋
3.木村
阿部隆
小林裕
西尾
1.真田
2.及川
3.高崎
3.阿部健
井上
中座
佐藤秀
中村修
1.永瀬
2.村山
3.中田宏
3.菅井
先崎
神谷

勝又
1.斎藤慎
2.八代
3.西川和
3.阿部光
森雞
神崎
小倉
金井
1.千田
2.増田康
3.渡辺大
3.黒沢
α.佐藤慎
星野良生
宮本広志
増田康宏
黒沢怜生
淡路(5組)
安西(6組)
熊坂(6組)
大島(6組)
内藤(6組)
29 渡辺明 16名 16名 16名 32名 32名 棋士48名 (初5名) 2名
1.丸山 ★
2.久保
3.三浦 ※
4.深浦
5.豊島
橋本
佐藤康
木村
稲葉
1.郷田
2.阿部健
3.松尾
3.山崎
畠山鎮
谷川
髙﨑
北浜
1.永瀬
2.澤田
3.中村太
3.鈴木
中川
菅井
中田宏
阿部隆
1.中座
2.塚田
3.大石
3.西川和
阿部光
渡辺正
片上
福崎
1.黒沢
2.先崎
3.渡辺大
3.阪口
平藤
豊川
中尾
小林健
1.青嶋
2.中田功
3.竹内
3.三枚堂
今泉健司
青嶋未来
梶浦宏孝
高野智史
近藤誠也
田丸(6組)
田中魁(6組)
30 渡辺明
16名 16名 16名 32名 32名 棋士51名 (初5名) 6名
1.松尾
2.羽生 ☆
3.丸山
4.久保
5.阿久津
山崎
三浦
深浦
佐藤天
1.稲葉
2.佐藤康

3.永瀬
3.広瀬
中村太
行方
鈴木
及川
1.村山
2.畠山鎮
3.小林裕
3.大石
西尾
塚田
高崎
谷川
1.佐々木勇
2.千葉
3.飯塚
3.斎藤慎
長沼
田村
堀口一
阿部隆
1.増田康
2.伊藤真
3.宮田敦
3.三枚堂
高野秀
福崎

有森
1.藤井聡
2.近藤誠
3.金井
3.石井
都成竜馬
井出隼平
佐々木大地
藤井聡太
大橋貴洸
森雞(6組)
森信(6組)
宮田利(6組)
堀口(6組)
加藤一(6組)
(死去)
伊藤能(6組)
☆★:挑戦者(☆:竜王奪取/★:敗退) / 下線:本戦出場者 / 昇級者の数字は各組の成績順位(1位は組優勝者) / 人数にはアマ選手・女流棋士・奨励会員を含めていない
※第29期の挑戦者は挑戦者決定三番勝負の勝者の三浦から対戦者の丸山に挑戦者決定三番勝負後に変更
第31期~第36期
竜王 1組 (定員16) 2組 (定員16) 3組 (定員16) 4組 (定員32) 5組 (定員32) 6組 引退ほか
本戦
出場者
次期▼
2組降級
次期△
1組昇級
次期▼
3組降級
次期△
2組昇級
次期▼
4組降級
次期△
3組昇級
次期▼
5組降級
次期△
4組昇級
次期▼
6組降級
次期△
5組昇級
初参加
棋士
31 羽生善治
16名 16名 16名 31名 (休場 1) 32名 棋士49名 (初4名) 1名
1.広瀬 ☆
2.豊島
3.松尾
4.久保
5.佐藤康
郷田
阿久津
藤井猛
高橋
1.三浦
2.深浦

3.山崎
3.木村一
真田
畠山鎮
杉本昌
大石
1.千葉
2.斎藤慎
3.西川和
3.佐々木勇
及川
野月
森下
1.増田康
2.三枚堂
3.八代
3.遠山
中川
佐藤秀
桐山
増田裕
1.藤井聡
2.石田
3.船江
3.千田
大平
長岡
勝又
中田功
1.都成
2.大橋
3.瀬川
3.上村
西田拓也
杉本和陽
斎藤明日斗
古森悠太
中尾(6組)
32 広瀬章人
16名 16名 16名 32名 32名 棋士51名 (初4名/休場1) 1名
1.渡辺明
2.永瀬
3.木村一
4.豊島 ☆
5.久保
深浦
糸谷
松尾
丸山
1.佐藤天
2.橋本

3.斎藤慎
3.佐藤和
高橋
村山
飯島
千葉
1.八代
2.鈴木
3.三枚堂
3.中村太
真田
中座
横山泰
飯塚
1.藤井聡
2.菅井
3.高見
3.千田
日浦
山本真
先崎
村田智
1.石井
2.近藤誠
3.大橋
3.都成
堀口一
神谷
長沼
増田裕
1.牧野
2.梶浦
3.井出
3.杉本和
長谷部浩平
池永天志
本田奎
山本博志
高田尚(6組)
33 豊島将之 16名 16名 16名 32名 32名 棋士54名 (初4名/休場1) 2名
1.羽生 ★
2.佐藤和
3.久保
4.佐藤康
5.木村一
屋敷
広瀬
渡辺明
橋本
1.佐々木勇
2.丸山

3.糸谷
3.澤田
三枚堂
西川和
中村太
鈴木
1.藤井聡
2.杉本昌
3.菅井
3.千田
北浜
佐藤紳
村山慈
畠山鎮
1.石井
2.船江
3.都成
3.近藤誠
島朗
塚田
畠山成
阪口
1.梶浦
2.阿部光
3.村田顕
3.金井
中村亮
牧野
佐藤秀
井出
1.高野
2.星野
3.本田
3.池永
出口若武
黒田尭之
渡辺和史
石川優太
土佐(6組)
伊藤博(6組)
34 豊島将之
16名 16名 (休場 1) 16名 32名 32名 棋士57名 (初6名/休場2) 4名
1.永瀬
2.久保
3.山崎
4.羽生
5.佐藤天
三浦
佐藤康
斎藤慎
澤田
1.藤井聡
2.八代
3.渡辺明
3.松尾
杉本昌
菅井
阿久津
小林裕
1.三枚堂
2.都成
3.増田康
3.遠山
中村太
大石
千葉
船江
1.梶浦
2.伊藤
3.及川
3.佐々木慎
森下
井上
畠山鎮
石田
1.青嶋
2.池永
3.高野智
3.瀬川晶

塚田
畠山成
上村
1.折田
2.長谷部
3.石川
3.佐々木大
折田翔吾
服部慎一郎
谷合廣紀
伊藤匠
冨田誠也
古賀悠聖
橋本(2組)
西川慶(6組)
(6組)
金沢(6組)
35 藤井聡太 16名 15名 (欠員 1) 16名 32名 32名 棋士60名 (初4名) 5名
1.永瀬
2.佐藤天
3.丸山
4.山崎
5.稲葉
糸谷
佐々木勇
佐藤和
豊島
1.広瀬
2.森内
3.三枚堂
3.都成
千田
郷田
遠山
三浦
1.高見
2.菅井
3.鈴木
3.佐々木慎
5.及川
小林裕
石井
伊藤
杉本昌
1.大橋
2.中村修
3.野月
3.黒沢
5.金井
瀬川
中田宏
真田
矢倉
1.佐々木大
2.川上
3.本田
3.石川
5.折田
富岡
山本
(桐山)
(藤倉)
1.伊藤匠
2.高田明
3.斎藤明
3.門倉
5.服部
井田明宏
高田明浩
横山友紀
狩山幹生
桐山(5組)
藤倉(5組)
小林宏(6組)
田中寅(6組)
小林健(6組)
36 藤井聡太 16名 16名 16名 32名 32名 棋士58名 (初4名) 1名
1.
2.
3.
4.
5.
佐藤天
三枚堂
阿部健
八代
1.
2.

3.
3.
鈴木
澤田
佐々木慎
及川
1.三浦
2.郷田
3.
3.
高橋
野月
遠山
飯島
1.大石
2.本田
3.
3.



1.伊藤匠
2.服部
3.
3.
森下


1.出口
2.渡辺和
3.
3.
岡部怜央
徳田拳士
藤本渚
齊藤裕也
上野(6組)
(死去)
中田宏(5組)
☆★:挑戦者(☆:竜王奪取/★:敗退) / 下線:本戦出場者(2-6組) / 昇級者の数字は各組の成績順位(1位は組優勝者) / 人数にはアマ選手・女流棋士・奨励会員を含めていない

エピソード

「竜王ドリーム」
将棋の最高位のタイトル戦ながら、若手にもタイトル奪取のチャンスがあり、アマチュアや女流棋士も参加できる。実際、島朗羽生善治佐藤康光藤井猛渡辺明糸谷哲郎のように初タイトルが竜王のケースが多い。最低クラス挑戦記録の保持者は4組優勝で本戦進出した真田圭一・藤井猛・渡辺明であり、このうち藤井と渡辺はその期に竜王奪取に成功している。新しいフォーマットになってからの最低クラス挑戦記録は、3組から出場した糸谷哲郎である(竜王も奪取)。
1組優勝者のジンクス(第31期まで)
棋戦創設以来長らく1組の優勝者が挑戦者になったことがなく、いわゆる「将棋界の七不思議」の一つとして、しばしば話題となった。第17期までは挑戦者決定三番勝負へ進出したことさえなかった(第18期に初めて1組優勝の三浦弘行が三番勝負に進出)。第19期からの本戦トーナメント表は、上記の図のとおり1組優勝者に有利なものに変更されたが、第23期まで1組優勝者は挑戦者になれなかった。第24期にそれまで3度1組優勝を果たしながら挑戦者になれなかった丸山忠久が、4度目の1組優勝を果たした上で自身初の挑戦権を獲得。しかし奪取は成らなかった。その後、第31期で1組優勝の広瀬章人が挑戦権を獲得。そしてフルセットの末に竜王を獲得し、1組優勝者のジンクスに完全に終止符を打った。
歴代1組優勝経験者で竜王になったことのない棋士は、桐山清澄中原誠青野照市脇謙二高橋道雄塚田泰明南芳一森下卓三浦弘行丸山忠久木村一基深浦康市松尾歩永瀬拓矢である。逆に歴代竜王で1組ランキング戦優勝経験がない棋士は、藤井猛糸谷哲郎豊島将之藤井聡太である(藤井聡太は2組優勝から竜王になっており、これまで1組ランキング戦に参加したことはない)。
1組優勝棋士が順位戦B級1組以上の在籍経験なし(第5期)
第5期の1組で優勝した脇謙二は、順位戦でA級・B級1組へ在籍した経験がないままフリークラス宣言を行った。歴代の1組優勝棋士の中で、順位戦でB級1組以上に在籍した経験がない唯一の事例である。
初参加の新四段棋士が挑決進出(第7期)
第7期(1994年)、新四段で竜王戦初参加の行方尚史が6組で優勝し、さらには本戦トーナメントでも挑戦者決定三番勝負に進出して、「6組からタイトル挑戦か」ということで話題となった(結果は羽生善治に0-2で敗退)。
女流棋士が公式戦で初めて棋士に勝利(第7期)
女流棋士中井広恵が、第7期の6組ランキング戦1回戦で棋士の池田修一を破った。女流棋士と棋士が対局する公式戦で、女流棋士の初勝利となった[17]
竜王戦1組順位戦C級2組の棋士(第8期、第34期)
第8期(1995年)、先崎学が2組で優勝して1組昇級を決めた。順位戦で最下位のC級2組に所属しながら、竜王戦では最上位の1組所属というのは先崎が初めてである[18]。第34期(2021年)、八代弥が2組で準優勝して1組昇級を決め、26年ぶりに竜王戦1組順位戦C級2組の棋士となった。
大落手の逆転敗北から連勝で挑戦権獲得・復位(第14期)
2001年9月1日に行われた第14期挑戦者決定戦三番勝負第1局・1組3位の羽生善治四冠対4組優勝の木村一基五段(段位・称号はいずれも対局当時)は羽生がリードを広げて勝ちを決めかけた局面で、木村の135手目5六銀(王手)に対する羽生の136手目6四玉により6五飛の1手詰みが生じ、木村がその通りに着手したため、非常に珍しい羽生の落手による逆転負けとなった。しかし、羽生はその後第2・3局を連勝し挑戦権を獲得、七番勝負でも藤井猛竜王に4-1で制し6期ぶりの竜王に返り咲いた。
第3局は後手番の勝利(第15期〜第27期)
第15期(2002年)の第3局▲羽生善治竜王-△阿部隆七段戦で羽生竜王が敗れて以来、七番勝負の第3局では後手番の勝利が続いていた。しかし第28期(2015年)の第3局▲渡辺明棋王-△糸谷哲郎竜王戦で先手番の渡辺が勝利し、記録が13期で途切れた。
羽生善治が初めてタイトル戦でストレートで敗れる(第16期)
第16期で羽生善治は初めてタイトル戦でストレート負けの0勝4敗を喫し、森内俊之に竜王を奪われた。羽生のタイトル戦ストレート負けは五番勝負の第59期王座戦第40期棋王戦(いずれも相手は渡辺明)とその後も起きているが、七番勝負のストレート負けは第16期竜王戦のみである。
1組の壁(第19期〜)
本戦トーナメントの制度が変更された第19期(2006年)以降、4組以下からの出場者は1組からの出場者3人を連破しなければ挑決に進めないが、1人目の1組5位にすら勝てない状態が続いていた。第28期(2015年)に1組5位の藤井猛を下してこの壁を破った4組優勝の永瀬拓矢は、そのまま残り2人も下し挑決に進んだが、渡辺明に敗れ挑戦は叶わなかった。4組以下が挑戦者決定三番勝負への進出を果たした例はこの期の永瀬が唯一である[19]。また、この1組の壁を最も多く破っているのは梶浦宏孝の4回である(33期・34期で2回ずつ)。
「初代永世竜王決定戦」と3連敗4連勝(3連勝4連敗)、1棋戦のみのタイトル獲得で永世称号獲得(第21期)
第21期(2008年)は、4連覇中の渡辺に通算6期獲得の羽生が挑戦し、勝った方が初代永世竜王資格を得る大一番となった。このような「永世称号決定戦(永世シリーズ)」は全タイトル戦通じて史上初。結果は羽生の3連勝の後に渡辺が4連勝し逆転で防衛。初代永世竜王資格を獲得した。また、七番勝負のタイトル戦での3連敗4連勝(3連勝4連敗)も、将棋界では史上初の出来事であった。さらに永世竜王資格を獲得した渡辺は当時、竜王以外のタイトルを獲得した経験がなかった。
タイトル保持者・A級棋士と対戦せずに竜王獲得(第28期)
第28期竜王を獲得した渡辺明は、2組ランキング戦・本戦・タイトル戦を通じて竜王以外のタイトル保持者・A級棋士と一度も対戦することなく竜王を獲得した。これは、自身が竜王戦2組在籍だったこと、永瀬拓矢(対局当時は順位戦C級2組在籍)が竜王戦4組で優勝して、竜王戦1組からの本戦出場者を連破して渡辺との挑決まで勝ち上がってきたこと、そして第27期竜王の糸谷哲郎が当時順位戦B級2組在籍だったことが重なって起きた[注 30]。後に第4期(叡王戦)において同様の記録を永瀬拓矢が達成している。
将棋ソフト不正使用疑惑による挑戦者変更(第29期)
最年少vs最年長、そして最多連勝記録への第一歩(第30期)
2016年12月24日のランキング戦6組1回戦にて同年9月に史上最年少の14歳2か月で四段に昇段した藤井聡太のデビュー戦、かつ第30期の開幕局として、奇しくも[注 31]これまでの四段昇段最年少記録を保持していた加藤一二三との対局が行われた。対局当時、藤井は14歳5か月、加藤は76歳11か月で年齢差62歳という将棋の公式戦史上年齢差のある対局となり、結果は110手で藤井四段の勝ちとなった。この対局で藤井は公式戦での最年少勝利を収めた一方、加藤は将棋界史上初めて、19世紀生まれ〜21世紀生まれの棋士と公式戦で対局した棋士となった。のちに加藤九段はC級2組順位戦で3つ目の降級点を喫し引退が決定したので両者が共にエントリーする棋戦はこの第30期竜王戦の他に第43期棋王戦と第66回NHK杯戦だけだった。[注 32]加藤はその後行われた3位決定戦が現役最後の対局となった一方で、藤井はそのままランキング戦で優勝し史上最年少で本戦に出場した。
羽生善治、永世七冠達成(第30期)
前述の通り、第21期で3連勝後の4連敗で復位と永世竜王の資格の獲得に失敗した羽生はその後、第25期と第29期を除く全てで挑戦者決定トーナメントに進み、第23期では挑戦者になるも2-4で再び渡辺に敗れた。そして第30期、挑戦者決定三番勝負で松尾歩を下し、2010年の第23期以来の挑戦となった。2017年12月5日の第5局で4勝目をあげ、4勝1敗で自身15期ぶりとなる竜王を奪取。これにより竜王通算7期を満たして永世竜王の資格を取得、同時に永世七冠を達成した。ちなみに竜王初獲得から永世竜王の資格を得るまでに28期(年)かかったが、これは羽生、ならびに谷川浩司名人戦で名人初獲得から永世名人の資格を得るまでに要した14期(年)を遥かに超える永世資格取得の最長の到達所要期間である。
戦後最長手数更新(第31期)
2018年2月27日に行われたランキング戦6組の牧野光則中尾敏之において戦後最長手数である420手で持将棋が成立した。これまで棋譜が確認されている戦後最長記録は昭和44年の第23期順位戦B級1組の芹沢博文原田泰夫戦の389手で、棋譜が確認されている中で初めて400手を超えた。指し直し局は100手で牧野の勝ち。休憩含めて約19時間に及ぶ激闘となった[20]。なお、この対局は2017年度の将棋大賞の一つである名局賞特別賞を受賞している。また、(フリークラス)在籍期限の最終年度であった中尾は、この後、規定の年度成績にあと1勝及ばず、現役引退となった。
七段昇段記録を61年ぶりに更新(第31期)
2018年5月18日に行われたランキング戦5組の準決勝・藤井聡太対船江恒平において、藤井が勝利したことにより4組に昇級を確定させた。藤井は当時六段で、6組に在位していた前期でも5組昇級相当の成績(ランキング戦6組優勝)を修めていた関係上、規定に基づき段位も昇段。従来の最年少七段昇段記録は加藤一二三(1957年4月1日、順位戦B級1組昇級に伴い七段昇段)の17歳3か月だったが、それを上回る15歳9か月で七段に昇進した[注 33]
勝てば100期、負ければ無冠の大一番(第31期)
羽生善治が通算獲得タイトル100期を賭けての虎の子1冠の防衛戦、広瀬章人との七番勝負は最終局までもつれ込み、第七局が100期か無冠かが決まる大一番となった。この対局に破れた羽生は27年ぶりの無冠[21]へ陥落。前竜王を名乗らず九段を名乗った[22]
6組ランキング戦参加者が64人を超える・竜王戦初の棋士以外同士の対戦(第33期)
6組ランキング戦の参加者が史上初めて64人を超え、優勝するには最大7勝が必要になり、1回戦として古賀悠聖三段対古作登アマの対局があった。棋士以外の者同士の対戦は竜王戦史上初である[注 34]
5組からの快進撃も最後は羽生に阻まれる(第33期)
5組から出場した梶浦宏孝は本戦トーナメントの最底辺から4連勝し準決勝まで進む快挙を成し遂げた。過去には6組から行方が挑決まで進んだことがあるが、このときの本戦トーナメントは今より低組からの出場者が有利な第18期以前のフォーマットであり、第19期以降のフォーマットでは初の快挙である。しかし準決勝で羽生善治に敗れ、竜王ドリームは成らなかった。
竜王戦史上初のランキング戦から全勝で竜王獲得(第34期)
2組から出場した藤井聡太はランキング戦で優勝し、史上初の5期連続優勝を果たした。本戦トーナメントにおいても勝ち進み、挑戦者決定三番勝負で永瀬拓矢を2勝0敗で下し、竜王初挑戦となった。竜王戦七番勝負では豊島将之を4勝0敗で下した。藤井聡太はタイトル四冠(竜王・王位・叡王・棋聖)の最年少記録(19才3か月)を更新した。さらに藤井聡太は史上初のランキング戦から全勝(12連勝)で竜王を奪取した。二人目の「藤井竜王」であり、また竜王奪取を決めた日は、藤井聡太の師匠である杉本昌隆の誕生日でもあった。
1000勝目前で無念の引退(第35期)
現役最年長の棋士だった桐山清澄は、フリークラス編入後の引退規定により既に引退条件を満たしていたが、順位戦陥落時点(第33期)で5組に在籍しており竜王戦のみ現役続行となった[23]。第35期で昇級出来なければ引退となる桐山は、5組昇級者決定戦1回戦で伊奈祐介に敗れ引退が決まった。この時点で通算996勝と1000勝目前だった。最後は勝っても負けても引退となる残留者決定戦で畠山鎮に敗れ6組に落ち全てを清算しての引退となった。

記録

第35期終了時点まで

獲得 番勝負出場 挑戦 決勝T進出
(竜王在位含む)
決勝T進出
(竜王在位除く)
1組以上所属
最多 渡辺明 11期 羽生善治 16期 羽生善治 9期 羽生善治 26期 羽生善治 18期 羽生善治 32期
連続 渡辺明 9連覇 渡辺明 10連続 佐藤康光
丸山忠久 2連続
渡辺明 10連続 久保利明 6連続 羽生善治 30連続
最年少 第2期 羽生善治
19歳91日
第2期 羽生善治
19歳22日[注 35]
第30期 藤井聡太
14歳342日[注 36]
第2期 羽生善治
19歳91日[注 37]
最年長 第30期 羽生善治
47歳69日[注 38]
第33期 羽生善治
50歳12日[注 39]
第2期 大山康晴
66歳144日[注 40]
第5期 大山康晴
68歳329日[注 41]
ランキング戦に関する記録
  • 5期連続昇級
    • 佐藤康光(1 - 5期):第6期の竜王獲得も「1組からの昇級」扱いとすれば「6期連続昇級」
    • 鈴木大介(8 - 12期)
    • 橋本崇載(15 - 19期):全て昇級者決定戦に回っての昇級
    • 佐藤天彦(21 - 25期)
    • 藤井聡太(30 - 34期):全てランキング戦優勝での昇級からの竜王獲得
    • 都成竜馬(31 - 35期)
  • 連続優勝
1組連続優勝 その他 6組からの連続優勝
2期連続優勝 丸山忠久(23-24期)
羽生善治(27-28期)
永瀬拓矢(34-35期)
羽生善治(1-2期 4-3組)
森内俊之(6-7期 4-3組)
郷田真隆(11-12期 3-2組)
佐藤天彦(24-25期 3-2組)
稲葉陽(24-25期 5-4組)
増田康宏(30-31期 5-4組)
行方尚史(7-8期 6-5組)
豊島将之(21-22期 6-5組)
3期連続優勝 木村一基(14-16期 4-2組) 永瀬拓矢(24-26期 6-4組)
梶浦宏孝(32-34期 6-4組)
4期連続優勝
5期連続優勝 藤井聡太(30-34期 6-2組)
デビュー年からの連続優勝
  • 復位した十段
    • 大山康晴永世十段は2度復位。1968年加藤一二三から奪われ、翌1969年に奪還。1970年中原誠に奪われ、1973年に十段位を保持し続けていた中原誠から奪還[注 42]
    • 中原誠永世十段は2度復位。1973年大山康晴に奪われ、翌1974年に奪還。1980年加藤一二三から奪われ、1982年に十段位を保持し続けていた加藤一二三から奪還。
    • 加藤一二三は、1969年大山康晴に奪われ、1980年に中原誠から奪還。

通算成績

  • 「棋士別通算成績」は決勝T進出・1組所属した棋士に限り記載。
  • 太字は永世位獲得者または最多記録。
  • 1組所属期間は竜王在位期間も含む。
棋士別通算成績
氏名 竜王在位 七番勝負出場
(竜王・挑戦者)
挑戦者決定戦進出
(竜王在位含む)
決勝T進出
(竜王在位含む)
1組所属
(竜王在位含む)
1組優勝 各組優勝 決勝T
最高成績
最高
所属組
通算 連続 通算 連続 通算 連続 通算 連続 通算 連続
 
渡辺明 11[注 29] 9 13 10 13 10 14 10 17 10 1 2 永世竜王
羽生善治 7 2 16 5 18 5 26 5 32 30 3 6 永世竜王
谷川浩司 4 2 6 3 6 3 15 7 22 18 2 3 竜王
藤井猛 3 3 4 4 4 4 8 5 16 9 0 2 竜王
豊島将之 2 2 3 3 3 3 10 4 9 9 0 3 竜王
藤井聡太 2 2 2 2 2 2 6 6 1 1 0 5 竜王
森内俊之 2 1 5 2 6 2 14 5 18 12 1 5 竜王
佐藤康光 1 1 5 3 8 5 19 6 28 24 2 3 竜王
広瀬章人 1 1 3 2 3 2 3 2 3 3 1 2 竜王
島朗 1 1 2 2 2 2 4 2 11 10 2 2 竜王
糸谷哲郎 1 1 2 2 2 2 3 2 7 5 0 2 竜王
丸山忠久 0 0 3[注 29] 2 6 2 13 3 23 21 5 8 挑戦者
木村一基 0 0 1 1 5 2 8 3 13 6 1 4 挑戦者
森下卓 0 0 1 1 3 1 7 1 17 14 1 4 挑戦者
鈴木大介 0 0 1 1 1 1 5 2 10 4 0 2 挑戦者
米長邦雄 0 0 1 1 1 1 4 1 12 11 0 0 挑戦者
阿部隆 0 0 1 1 1 1 4 1 10 9 0 3 挑戦者
真田圭一 0 0 1 1 1 1 4 1 4 3 0 3 挑戦者
三浦弘行 0 0 0[注 29] 0 2 1 7 1 13 3 1 3 挑決勝者[注 29]
久保利明 0 0 0 0 2 2 13 6 12 7 0 2 挑決 1組
深浦康市 0 0 0 0 2 1 10 3 11 10 2 5 挑決 1組
中原誠 0 0 0 0 2 1 8 3 18 9 3 3 挑決 1組
永瀬拓矢 0 0 0 0 2 1 8 3 5 5 2 7 挑決 1組
山崎隆之 0 0 0 0 2 1 7 3 10 4 0 2 挑決 1組
郷田真隆 0 0 0 0 1 1 8 2 18 16 0 3 挑決 1組
屋敷伸之 0 0 0 0 1 1 6 2 16 7 0 2 挑決 1組
松尾歩 0 0 0 0 1 1 6 2 9 4 1 3 挑決 1組
高橋道雄 0 0 0 0 1 1 6 1 23 13 2 2 挑決 1組
行方尚史 0 0 0 0 1 1 5 2 7 6 0 4 挑決 1組
先崎学 0 0 0 0 1 1 4 1 6 2 0 3 挑決 1組
石田和雄 0 0 0 0 1 1 2 2 1 1 0 1 挑決 1組
小林宏 0 0 0 0 1 1 2 1 0 0 0 2 挑決 3組
中田宏樹 0 0 0 0 1 1 2 1 0 0 0 1 挑決 2組
南芳一 0 0 0 0 0 0 6 2 16 16 1 1 3位T 1組
稲葉陽 0 0 0 0 0 0 6 2 6 5 0 5 3位T 1組
塚田泰明 0 0 0 0 0 0 5 2 9 6 1 4 3位T 1組
佐藤天彦 0 0 0 0 0 0 5 2 8 5 0 3 5位T 1組
阿久津主税 0 0 0 0 0 0 5 2 6 6 0 2 3位T 1組
中村修 0 0 0 0 0 0 5 1 11 6 0 0 3位T 1組
脇謙二 0 0 0 0 0 0 4 1 7 4 1 1 3位T 1組
畠山鎮 0 0 0 0 0 0 4 1 5 3 0 1 3位T 1組
井上慶太 0 0 0 0 0 0 4 1 2 1 0 4 5位T 1組
梶浦宏孝 0 0 0 0 0 0 3 3 0 0 0 3 3位T 3組
杉本昌隆 0 0 0 0 0 0 3 2 8 7 0 1 5位T 1組
日浦市郎 0 0 0 0 0 0 3 2 6 4 0 1 5位T 1組
勝浦修 0 0 0 0 0 0 3 1 4 3 0 1 3位T 1組
片上大輔 0 0 0 0 0 0 3 1 0 0 0 3 5位T 2組
北島忠雄 0 0 0 0 0 0 3 1 0 0 0 3 9位T 2組
福崎文吾 0 0 0 0 0 0 2 2 10 10 0 0 3位T 1組
大山康晴 0 0 0 0 0 0 2 2 4 3 0 0 3位T 1組
増田康宏 0 0 0 0 0 0 2 2 0 0 0 2 5位T 3組
橋本崇載 0 0 0 0 0 0 2 1 10 5 0 1 3位T 1組
田中寅彦 0 0 0 0 0 0 2 1 9 9 0 1 5位T 1組
青野照市 0 0 0 0 0 0 2 1 6 2 1 1 5位T 1組
大内延介 0 0 0 0 0 0 2 1 6 2 0 2 5位T 1組
森雞二 0 0 0 0 0 0 2 1 5 3 0 0 5位T 1組
村山聖 0 0 0 0 0 0 2 1 4 4 0 2 3位T 1組
内藤國雄 0 0 0 0 0 0 2 1 3 3 0 0 5位T 1組
佐々木勇気 0 0 0 0 0 0 2 1 2 2 0 2 5位T 1組
小野修一 0 0 0 0 0 0 2 1 1 1 0 1 5位T 1組
神谷広志 0 0 0 0 0 0 2 1 1 1 0 1 5位T 1組
富岡英作 0 0 0 0 0 0 2 1 1 1 0 1 8位T 1組
畠山成幸 0 0 0 0 0 0 2 1 0 0 0 2 3位T 2組
村山慈明 0 0 0 0 0 0 2 1 0 0 0 2 5位T 2組
川上猛 0 0 0 0 0 0 2 1 0 0 0 2 5位T 3組
伊奈祐介 0 0 0 0 0 0 2 1 0 0 0 2 5位T 3組
髙見泰地 0 0 0 0 0 0 2 1 0 0 0 2 5位T 3組
青嶋未来 0 0 0 0 0 0 2 1 0 0 0 2 5位T 4組
中座真 0 0 0 0 0 0 2 1 0 0 0 2 8位T 2組
中村太地 0 0 0 0 0 0 2 1 0 0 0 2 8位T 2組
戸辺誠 0 0 0 0 0 0 2 1 0 0 0 2 8位T 3組
佐藤紳哉 0 0 0 0 0 0 2 1 0 0 0 2 9位T 2組
増田裕司 0 0 0 0 0 0 2 1 0 0 0 2 10位 3組
桐山清澄 0 0 0 0 0 0 1 1 7 5 1 1 8位T 1組
阿部健治郎 0 0 0 0 0 0 1 1 6 6 0 0 5位T 1組
飯島栄治 0 0 0 0 0 0 1 1 3 3 0 0 3位T 1組
佐藤和俊 0 0 0 0 0 0 1 1 3 3 0 0 5位T 1組
斎藤慎太郎 0 0 0 0 0 0 1 1 2 2 0 1 10位 1組
小林裕士 0 0 0 0 0 0 1 1 1 1 0 1 5位T 1組
児玉孝一 0 0 0 0 0 0 1 1 1 1 0 1 5位T 1組
東和男 0 0 0 0 0 0 1 1 1 1 0 0 5位T 1組
八代弥 0 0 0 0 0 0 1 1 1 1 0 1 3位T 1組
飯塚祐紀 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 5位T 3組
近藤正和 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 5位T 4組
千葉幸生 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 8位T 2組
三枚堂達也 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 8位T 2組
中村亮介 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 8位T 4組
伊藤匠 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 8位T 6組
野月浩貴 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 9位T 2組
泉正樹 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 9位T 3組
矢倉規広 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 9位T 3組
山本真也 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 9位T 3組
有森浩三 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 9位T 4組
木下浩一 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 9位T 4組
佐藤秀司 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 10位 3組
大石直嗣 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 10位 3組
近藤誠也 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 10位 3組
石井健太郎 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 10位 3組
金井恒太 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 10位 4組
大橋貴洸 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 10位 4組
藤森哲也 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 10位 5組
及川拓馬 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 11位 2組
西尾明 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 11位 2組
千田翔太 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 11位 2組
松本佳介 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 11位 3組
田村康介 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 11位 3組
都成竜馬 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 11位 2組
藤原直哉 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 11位 4組
大野八一雄 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 11位 4組
長沼洋 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 11位 4組
宮田敦史 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 11位 4組
黒沢怜生 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 11位 4組
髙野秀行 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 11位 5組
高野智史 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 11位 4組
折田翔吾 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 11位 5組
佐々木大地 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 11位 5組
飯野健二 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 13位 4組
西村一義 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 5位T 2組
西川慶二 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 9位T 2組
佐伯昌優 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 9位T 2組
浦野真彦 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 9位T 2組
有吉道夫 0 0 0 0 0 0 0 0 6 6 0 0 - 1組
森安秀光 0 0 0 0 0 0 0 0 6 6 0 0 - 1組
加藤一二三 0 0 0 0 0 0 0 0 4 4 0 0 - 1組
中川大輔 0 0 0 0 0 0 0 0 4 4 0 0 - 1組
二上達也 0 0 0 0 0 0 0 0 3 3 0 0 - 1組
伊藤果 0 0 0 0 0 0 0 0 2 2 0 0 - 1組
小林健二 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 - 1組
澤田真吾 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 - 1組
女流棋士別出場実績
氏名 通算 連続 出場期 初出場 最新出場 勝利数 最高成績
清水市代 20 18 7,9-26,28 第7期 第28期 7 6組ランキング戦 2勝 (6組ベスト16進出 第19期)
中井広恵 9 4 7-10,12,14,16-18,25 第7期 第25期 3 6組ランキング戦 1勝 (6組ベスト16進出 第7,8,9期)
里見香奈 8 5 22-24,32-36 第22期 第36期 3 6組ランキング戦 1勝 (6組ベスト32進出 第33,34,36期)
伊藤沙恵 7 6 29,31-36 第29期 第36期 2 6組ランキング戦 1勝 (6組ベスト32進出 第29,32期)
甲斐智美 6 3 24-25,27-29,31 第24期 第31期 0 6組ランキング戦 0勝
加藤桃子 6 3 29-31,34-36 第29期 第36期 4 6組ランキング戦 1勝 (6組ベスト32進出 第30,31,34,36期)
香川愛生 5 5 27-31 第27期 第31期 0 6組ランキング戦 0勝
西山朋佳 5 5 32-36 第32期 第36期 8 6組ランキング戦 4勝 (6組ベスト4進出 第33期)
矢内理絵子 4 3 20,22-24 第20期 第24期 0 6組ランキング戦 0勝
斎田晴子 4 1 8,11,15,21 第8期 第21期 1 6組ランキング戦 1勝 (6組2回戦進出 第21期)
上田初美 3 3 25-27 第25期 第27期 1 6組ランキング戦 1勝 (6組2回戦進出 第26期)
渡部愛 2 2 32-33 第32期 第33期 1 6組ランキング戦 1勝 (6組ベスト32進出 第33期)
石橋幸緒 2 1 13,22 第13期 第22期 0 6組ランキング戦 0勝
岩根忍 2 1 23,30 第23期 第30期 0 6組ランキング戦 0勝
千葉涼子 1 1 19 第19期 第19期 0 6組ランキング戦 0勝
本田小百合 1 1 26 第26期 第26期 0 6組ランキング戦 0勝
中村真梨花 1 1 26 第26期 第26期 0 6組ランキング戦 0勝
鈴木環那 1 1 27 第27期 第27期 0 6組ランキング戦 0勝
山田久美 1 1 28 第28期 第28期 0 6組ランキング戦 0勝
室谷由紀 1 1 30 第30期 第30期 0 6組ランキング戦 0勝
この表の成績には女流棋士転向前の出場成績も含めている。
アマチュア選手別出場実績
氏名 通算 連続 出場期 初出場 最新出場 勝利数 最高成績
早咲誠和 13 7 6,10,12-14,19,21-27 第6期 第27期 9 6組ランキング戦 3勝 (6組ベスト8進出 第24期)
横山大樹 6 5 24,31-35 第24期 第35期 3 6組ランキング戦 2勝 (6組ベスト16進出 第32期)
小山怜央 6 5 30,32-36 第30期 第36期 8 6組ランキング戦 4勝 (6組ベスト4進出 第34期)
遠藤正樹 6 3 6,11-13,20,28 第6期 第28期 5 6組ランキング戦 2勝 (6組ベスト16進出 第11期)
今泉健司 5 2 16-17,19-20,26 第16期 第26期 7 6組ランキング戦 3勝 (6組ベスト8進出 第16,26期)
桐山隆 5 2 9-10,15-16,32 第9期 第32期 0 6組ランキング戦 0勝
古作登 3 3 31-33 第31期 第33期 0 6組ランキング戦 0勝
鈴木純一 3 2 7-8,11 第7期 第11期 1 6組ランキング戦 1勝 (6組ベスト16進出 第8期)
渡辺俊雄 3 2 16-17,21 第16期 第21期 0 6組ランキング戦 0勝
古屋皓介 3 2 18,22-23 第18期 第23期 1 6組ランキング戦 1勝 (6組2回戦進出 第23期)
天野高志 3 1 4-5,26 第4期 第26期 3 6組ランキング戦 3勝 (6組ベスト4進出 第4期)
渡辺健弥 3 1 9,11,14 第9期 第14期 1 6組ランキング戦 1勝 (6組ベスト16進出 第11期)
加藤幸男 3 1 18,20,22 第18期 第22期 1 6組ランキング戦 1勝 (6組2回戦進出 第20期)
清水上徹 3 1 19,22,26 第19期 第26期 0 6組ランキング戦 0勝
横山公望 2 2 4-5 第4期 第5期 0 6組ランキング戦 0勝
蛭川敦 2 2 7-8 第7期 第8期 2 6組ランキング戦 2勝 (6組ベスト8進出 第7期)
林隆弘 2 2 12-13 第12期 第13期 2 6組ランキング戦 1勝 (6組2回戦進出 第12,13期)
吉沢大樹 2 2 14-15 第14期 第15期 3 6組ランキング戦 3勝 (6組ベスト8進出 第14期)
金内辰明 2 2 18-19 第18期 第19期 0 6組ランキング戦 0勝
早川俊 2 2 20-21 第20期 第21期 0 6組ランキング戦 0勝
渡辺誠 2 2 29-30 第29期 第30期 1 6組ランキング戦 1勝 (6組2回戦進出 第29期)
小野内一八 2 2 33-34 第33期 第34期 0 6組ランキング戦 0勝
古賀一郎 2 1 1,6 第1期 第6期 1 6組ランキング戦 1勝 (6組ベスト8進出 第1期)
竹中健一 2 1 2,9 第2期 第9期 0 6組ランキング戦 0勝
田尻隆司 2 1 2,12 第2期 第12期 0 6組ランキング戦 0勝
宮本浩二 2 1 3,9 第3期 第9期 1 6組ランキング戦 1勝 (6組2回戦進出 第3期)
菊田裕司 2 1 5,7 第5期 第7期 0 6組ランキング戦 0勝
下平雅之 2 1 14,28 第14期 第28期 0 6組ランキング戦 0勝
中川慧梧 2 1 25,27 第25期 第27期 3 6組ランキング戦 3勝 (6組ベスト8進出 第25期)
吉本悠太 2 1 29,35 第29期 第35期 1 6組ランキング戦 1勝 (6組2回戦進出 第29期)
知花賢 2 1 33,35 第33期 第35期 3 6組ランキング戦 2勝 (6組ベスト32進出 第35期)
水谷創 2 1 28,36 第28期 第36期 4 6組ランキング戦 4勝 (6組ベスト8進出 第36期)
小林庸俊 1 1 1 第1期 第1期 0 6組ランキング戦 0勝
谷川俊昭 1 1 1 第1期 第1期 0 6組ランキング戦 0勝
小島一宏 1 1 1 第1期 第1期 0 6組ランキング戦 0勝
沖元二 1 1 2 第2期 第2期 1 6組ランキング戦 1勝 (6組2回戦進出 第2期)
西本太郎 1 1 2 第2期 第2期 0 6組ランキング戦 0勝
金子タカシ 1 1 3 第3期 第3期 0 6組ランキング戦 0勝
野山知敬 1 1 3 第3期 第3期 0 6組ランキング戦 0勝
西山実 1 1 3 第3期 第3期 0 6組ランキング戦 0勝
柳浦正明 1 1 4 第4期 第4期 0 6組ランキング戦 0勝
北村公一 1 1 4 第4期 第4期 0 6組ランキング戦 0勝
新井田基信 1 1 5 第5期 第5期 0 6組ランキング戦 0勝
永森広幸 1 1 5 第5期 第5期 0 6組ランキング戦 0勝
中野博文 1 1 6 第6期 第6期 0 6組ランキング戦 0勝
山本薫 1 1 7 第7期 第7期 0 6組ランキング戦 0勝
中村知義 1 1 8 第8期 第8期 0 6組ランキング戦 0勝
青柳敏郎 1 1 8 第8期 第8期 0 6組ランキング戦 0勝
加賀屋浩美 1 1 10 第10期 第10期 0 6組ランキング戦 0勝
樋田栄正 1 1 10 第10期 第10期 1 6組ランキング戦 1勝 (6組3回戦進出 第10期)
森岡正幸 1 1 11 第11期 第11期 0 6組ランキング戦 0勝
篠田正人 1 1 13 第13期 第13期 0 6組ランキング戦 0勝
中藤誠 1 1 15 第15期 第15期 0 6組ランキング戦 0勝
細川大市郎 1 1 15 第15期 第15期 0 6組ランキング戦 0勝
小牧毅 1 1 16 第16期 第16期 1 6組ランキング戦 1勝 (6組2回戦進出 第16期)
東野徹男 1 1 17 第17期 第17期 0 6組ランキング戦 0勝
伊藤大悟 1 1 17 第17期 第17期 0 6組ランキング戦 0勝
中川俊一 1 1 18 第18期 第18期 1 6組ランキング戦 1勝 (6組2回戦進出 第18期)
才田信之 1 1 20 第20期 第20期 0 6組ランキング戦 0勝
野島崇宏 1 1 21 第21期 第21期 0 6組ランキング戦 0勝
山口直哉 1 1 21 第21期 第21期 0 6組ランキング戦 0勝
鈴木勝裕 1 1 22 第22期 第22期 0 6組ランキング戦 0勝
秋山太郎 1 1 23 第23期 第23期 0 6組ランキング戦 0勝
加來博洋 1 1 23 第23期 第23期 0 6組ランキング戦 0勝
竹内俊弘 1 1 23 第23期 第23期 0 6組ランキング戦 0勝
中村裕介 1 1 24 第24期 第24期 0 6組ランキング戦 0勝
浅倉孝幸 1 1 24 第24期 第24期 0 6組ランキング戦 0勝
武田俊平 1 1 24 第24期 第24期 3 6組ランキング戦 3勝 (6組ベスト8進出 第24期)
稲葉聡 1 1 25 第25期 第25期 1 6組ランキング戦 1勝 (6組2回戦進出 第25期)
佐伯紘一 1 1 25 第25期 第25期 0 6組ランキング戦 0勝
千葉成人 1 1 25 第25期 第25期 0 6組ランキング戦 0勝
川西勇作 1 1 26 第26期 第26期 1 6組ランキング戦 1勝 (6組2回戦進出 第26期)
伊ヶ崎博 1 1 27 第27期 第27期 0 6組ランキング戦 0勝
林秦佑 1 1 27 第27期 第27期 0 6組ランキング戦 0勝
吉岡大和 1 1 27 第27期 第27期 0 6組ランキング戦 0勝
小泉卓也 1 1 28 第28期 第28期 0 6組ランキング戦 0勝
笠井将生 1 1 28 第28期 第28期 0 6組ランキング戦 0勝
城間春樹 1 1 29 第28期 第28期 1 6組ランキング戦 1勝 (6組2回戦進出 第29期)
藤本裕行 1 1 29 第28期 第28期 0 6組ランキング戦 0勝
桶屋郁夫 1 1 29 第28期 第28期 0 6組ランキング戦 0勝
石井直樹 1 1 30 第30期 第30期 3 6組ランキング戦 3勝 (6組ベスト8進出 第30期)
中島灯希 1 1 30 第30期 第30期 3 6組ランキング戦 3勝 (6組ベスト8進出 第30期)
長森優作 1 1 30 第30期 第30期 1 6組ランキング戦 1勝 (6組2回戦進出 第30期)
藤原結樹 1 1 31 第31期 第31期 0 6組ランキング戦 0勝
野島進太郎 1 1 31 第31期 第31期 2 6組ランキング戦 2勝 (6組ベスト16進出 第31期)
久保田貴洋 1 1 31 第31期 第31期 2 6組ランキング戦 2勝 (6組ベスト16進出 第31期)
橋嵜卓万 1 1 32 第32期 第32期 0 6組ランキング戦 0勝
禰保拓也 1 1 33 第33期 第33期 0 6組ランキング戦 0勝
天野倉優臣 1 1 34 第34期 第34期 0 6組ランキング戦 0勝
箭子涼太 1 1 36 第36期 第36期 0 6組ランキング戦 0勝
鈴木肇 1 1 36 第36期 第36期 0 6組ランキング戦 0勝
奨励会員別出場実績
氏名 通算 連続 最高成績
石井健太郎 1 1 第25期 6組ランキング戦 0勝
宮本広志 1 1 第26期 6組ランキング戦 2勝 (6組ベスト16進出 第26期)
西田拓也 1 1 第27期 6組ランキング戦 0勝
佐々木大地 1 1 第28期 6組ランキング戦 1勝 (6組2回戦進出 第28期)
石川泰 1 1 第29期 6組ランキング戦 3勝 (6組ベスト8進出 第29期)
黒田尭之 1 1 第30期 6組ランキング戦 0勝
甲斐日向 1 1 第31期 6組ランキング戦 1勝 (6組2回戦進出 第31期)
枡田悠介 1 1 第32期 6組ランキング戦 0勝
古賀悠聖 1 1 第33期 6組ランキング戦 2勝 (6組ベスト32進出 第33期)
横山友紀 1 1 第34期 6組ランキング戦 0勝
柵木幹太 1 1 第35期 6組ランキング戦 2勝 (6組ベスト32進出 第35期)
上野裕寿 1 1 第36期 6組ランキング戦 4勝 (6組ベスト8進出 第36期)
奨励会在籍当時に女流棋士枠で出場した西山朋佳は「女流棋士別出場実績」に掲載。

放送・配信

七番勝負の模様は、名人戦七番勝負と同様、「将棋竜王戦」という番組名でNHKでテレビ放送されていた。

ネット配信では2020年現在、ABEMA将棋チャンネルで七番勝負の完全生中継が行われている。2019年まではニコニコ生放送でも配信されていた。

藤井聡太竜王に広瀬章人八段が挑戦者となった2022年の第35期竜王戦七番勝負は、竜王戦史上初となるテレビCMが制作され、日本テレビBS日テレで放送された[24]

第1期竜王戦

1987 - 1988年に行われた第1期は、竜王戦の前身が十段戦であったということで、最後の十段となった「第26期十段」と、永世十段資格者2名の計3名が本戦にシードされた。

ランキング戦の1-6組の組分けの順序は、十段戦終了1期前の「第25期十段」と十段以外のタイトル保持者を優先し、以下、「第46期順位戦」の順位序列で決められた。

本戦は14人によるトーナメントで、2つの準決勝は三番勝負、決勝は七番勝負で行われ、決勝を制した島朗六段が初代竜王となった。

(表中、「L残」は第26期十段リーグ残留の成績を挙げた者。称号や段位は当時のもの)

クラス 人数 本戦出場 構成
(第46期順位戦順位など)
備考
本戦
準決勝シード
1名 第26期十段
高橋道雄十段・棋王
準決勝三番勝負で米長に1勝2敗で敗れる。
本戦
準々決勝シード
2名 永世十段資格者
中原誠名人
大山康晴十五世名人
中原が準決勝三番勝負に
進出するが島に1勝2敗で敗れる。
1組 14名 4名 福崎文吾七段(第25期十段、L残)
米長邦雄九段(第23・24期十段、L残)

以上、1組予選2回戦より出場
桐山清澄棋聖(A級3位、L残)
谷川浩司王位(A級2位、L残)
塚田泰明王座(B級1組13位)
中村修王将(B級2組4位)
A級5-10位[注 45]
B級1組1位、2位

1組2位で本戦出場の米長邦雄九段が
竜王決定七番勝負に進出するが島に敗れる。
2組 16名 2名 B級1組3-12位
B級2組1,2,5-8位
3組 16名 2名 B級2組9-19,21-23位
C級1組1,2位
3組2位から本戦出場の
島朗六段(B級2組9位)が初代竜王に。
4組 32名 1名 C級1組3-24位
C級2組1-10位[注 46]
5組 32名 1名 C級2組11-42位
6組 残り全員
(19名)
1名 C級2組43位以下11名
C級2組からの降級者1名[注 47]
新四段3名
アマチュア4名

書籍

特記なしはすべて読売新聞社から刊行

  • 第一期竜王決定七番勝負 激闘譜―九段・米長邦雄 六段・島朗 1989/1/1
  • 第二期竜王決定七番勝負 激闘譜 1990/3/1
  • 第三期竜王決定七番勝負 激闘譜―竜王・羽生善治 王位王座・谷川浩司 1991/2/1
  • 第四期竜王決定七番勝負 激闘譜―谷川浩司‐森下卓 1992/3/1
  • 竜王決定七番勝負 激闘譜〈第5期〉竜王・谷川浩司‐王座棋王・羽生善治 1993/2/1
  • 竜王決定七番勝負 激闘譜〈第6期〉竜王・羽生善治‐七段・佐藤康光 1994/2/1
  • データブック 竜王決定七番勝負 激闘譜 第六期 1994/5/1
  • 第七期竜王決定七番勝負 激闘譜―竜王 佐藤康光 名人 羽生善治 1995/2/1
  • 第八期竜王決定七番勝負 激闘譜―羽生善治VS佐藤康光 1996/2/1
  • 第九期 竜王決定七番勝負 激闘譜―羽生善治 VS 谷川浩司 1997/2/1
  • 第十期竜王決定七番勝負 激闘譜―竜王谷川浩司VS六段真田圭一 1998/2/1
  • 第十一期竜王決定七番勝負激闘譜―竜王谷川浩司・七段藤井猛 1999/2/1
  • 第十二期竜王決定七番勝負激闘譜―藤井猛VS鈴木大介 2000/2/1
  • 第十三期竜王決定七番勝負 激闘譜―藤井猛vs羽生善治 2001/2/1
  • 第十四期竜王決定七番勝負激闘譜―藤井猛vs羽生善治 2002/2/1
  • 第十五期竜王決定七番勝負 激闘譜―羽生善治vs.阿部隆 2003/3/1
  • 竜王決定七番勝負―激闘譜 (第16期) 2004/2/1
  • 第十七期竜王決定七番勝負 激闘譜―森内俊之vs.渡辺明 2005/2/1
  • 第十八期竜王決定七番勝負 激闘譜―渡辺明vs.木村一基 2006/2/1
  • 第十九期竜王決定七番勝負激闘譜―竜王・渡辺明vs.棋聖・佐藤康光 2007/3/1
  • 第二十期竜王決定七番勝負 激闘譜―竜王・渡辺明×二冠・佐藤康光 2008/3/1
  • 第二十一期竜王決定七番勝負 激闘譜―渡辺明vs.羽生善治 2009/3/1
  • 竜王戦全集 第1期〜第32期 書籍編集部編 マイナビ出版刊行 2020/3/11

関連項目

脚注

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注釈

  1. ^ 2021年現在、竜王戦中継ブログのトップページには主催として両者が併記されており、日本将棋連盟のサイトでも「日本将棋連盟主催棋戦一覧」のページに竜王戦を載せている。
  2. ^ たとえば、第9期は勝者賞金3200万円、敗者賞金800万円、竜王対局料1350万円、挑戦者対局料675万円、挑戦者決定三番勝負の対局料330万円。第19期は勝者賞金3200万円、敗者賞金800万円、竜王対局料1450万円、挑戦者対局料700万円、挑戦者決定三番勝負の対局料330万円。第22期・第23期は、竜王対局料3900万円、敗者賞金1500万円、挑戦者決定三番勝負の対局料350万円。
  3. ^ 昇級者・降級者決定戦も含む。
  4. ^ a b 第29期・第30期・第31期の加藤桃子や第32期の西山朋佳ら、女流タイトル保持者の奨励会員が女流枠から出場する場合もある。
  5. ^ a b アマチュア枠4名の内訳は「(アマチュア竜王戦)」の上位4名(第34期以降)。第21期 - 第33期の間ではアマチュア枠は前述4名に加え「(支部名人)」1名を加えた計5名のアマチュア枠。詳細は下記参照。
    “”. 2023年1月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月5日閲覧。
    “”. 2023年1月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月5日閲覧。
  6. ^ ただし、同一期内で調整をせず、次期に降級枠を1つ増やすことで1期遅れで清算する場合もある。実例として第17期では4組在籍の渡辺明が挑戦者となったため、第18期の1組の人数は17人となり、降級枠が通常より1名増やされた。同様に3組在籍の糸谷哲郎が挑戦者となった第27期でも1組の残留決定戦は行われず、第28期で1組の降級者が1名増やされた。
  7. ^ 第21期では、4組(真部一男の死去による)と5組(小野修一の引退による)で欠員が生じていたが、4組の欠員解消を優先したため、第22期では、5組は欠員のままとなった。さらに1組でも欠員が生じた(中原誠の引退による)ため、1組の降級者枠を減らしたほか、3組と4組で追加の昇級者決定戦が組まれたが、すでに欠員があった5組では昇級者枠の追加がなかったため、第23期は4組で欠員が生じた。(5組は6組で昇級者の追加があったため、欠員が解消された。)
  8. ^ 60歳以上で順位戦C級2組から降級した棋士を含む。
  9. ^ 順位戦C級2組からの降級・棋士編入試験の合格・奨励会三段リーグで次点(リーグ3位)2回獲得によりフリークラスに編入した棋士が対象となる。
  10. ^ なお、竜王戦以外の棋戦についても同様に当該棋戦のみ参加可能な特例があるが、2020年時点で竜王戦以外での適用例はない。
  11. ^ (棋士 (将棋)#引退)を参照のこと。なお、2009年度に引退が決定したにもかかわらず同年度の竜王戦5組への「残留」を果たした大内延介と有吉道夫は、この規定による現役延長に1年度の差で間に合わなった。
  12. ^ 藤倉・桐山は残留決定戦も敗れ、6組降級相当の結果となった。
  13. ^ 次点2回による昇段者が発生した場合はその次位の者。
  14. ^ 過去には支部名人戦準優勝者が出場資格を得る例(第28期竜王戦)もあった。また前期竜王戦で優れた成績を残したアマチュアが連続出場する場合もある。
  15. ^ 第34期以降枠削減となる支部名人枠で未出場の支部名人2名が第33期にともに出場。
  16. ^ 2022年12月開始の第36期竜王戦では、アマチュアとして出場した小山怜央が、並行して行われていた棋士編入試験に2023年2月に合格し同2023年4月1日付での四段昇段が決まっていた。勝ち進めば竜王戦棋戦進行中に四段昇段者となる初の例となるところであったが、小山アマは3月に行われた6組ランキング戦4回戦で敗退したため第36期はこの時点で終了となり、竜王戦勝ち残り中の四段昇段とはならなかった。
  17. ^ 泉正樹八段、門倉啓太五段、出口若武四段、西山朋佳女流三冠に勝利。
  18. ^ 西山朋佳三段・女流二冠の出場資格は奨励会員枠からではなく、組み合わせ決定時に女王位女流王座位の女流タイトル保持者であることによる女流棋士枠での出場
  19. ^ 小林宏七段、田中寅彦九段、青野照市九段、長谷部浩平四段に勝利するが、準決勝で星野良生四段に敗れる。
  20. ^ 次点獲得者が昇段した場合は違う。第34期に参加した横山友紀は次点を持っていない。
  21. ^ ただし、進行中の三段リーグで降段点を取った場合は竜王戦での次点は取り消される
  22. ^ 但し、五段以下の棋士が2期連続昇級で2組に昇級しても六段にしか昇段しない(連続昇級による昇段の方が2組昇級による昇段より先に処理される。2組昇級による六段に昇段した後、連続昇級により七段に昇段するということはない。)。
  23. ^ 過去に在籍歴がない組への初昇級のみ対象となる。過去に在籍・降級歴がある組への再昇級は対象外である。
  24. ^ 竜王挑戦すれば自動的に1組に昇級するので1組昇級による昇段と本質的には変わらない。
  25. ^ 2組の棋士は最低でも六段である。
  26. ^ 竜王挑戦者は最低でも七段である。
  27. ^ 竜王経験者は最低でも八段である。また、七段の棋士が竜王を獲得し、翌期に防衛して連覇した場合、肩書としての八段を名乗ることなく九段に昇段する。2018年時点で、藤井猛渡辺明の2名が達成している。
  28. ^ タイトル2期経験者は最低でも八段である。また、七段の棋士が2期目のタイトル(竜王以外)を獲得し、その直後の竜王戦で竜王を獲得した場合、肩書としての八段を名乗ることなく九段に昇段する。
  29. ^ a b c d e f 第29期の挑戦者決定三番勝負の勝者は三浦弘行であったが、三番勝負敗者の丸山忠久が繰り上げで挑戦者になった[16]。詳しい経緯は将棋ソフト不正使用疑惑を参照のこと。
  30. ^ 2組のランキング戦では畠山七段・木村八段・稲葉七段で3人ともB級1組に在籍。本戦初戦の真田圭一八段はC級1組、2戦目は再び稲葉七段、準決勝は阿久津八段でB級1組であった。(段位と在籍クラスは共に対局当時)
  31. ^ 6組ランキング戦1回戦は関東所属棋士同士、関西所属棋士同士が対戦するのが慣例である。しかし第30期は関東所属棋士と関西所属棋士の対戦が加藤一二三対藤井聡太戦含め2つあった。
  32. ^ ただし棋王戦とNHK杯戦は加藤は関東、藤井は関西所属である関係上、別々のブロックに組まれており、両者が当たるためには共に予選を通過し本戦に進出することが絶対条件だった。結局、加藤は共に初戦で敗れたため再び顔を合わせることはなかった。(藤井は共に本戦に進出した。)
  33. ^ 加藤の昇段時は竜王戦がなく、竜王ランキング戦による昇段制度がなかった。
  34. ^ 1回戦以外では第34期準々決勝において小山怜央アマと西山朋佳女流三冠の対戦があった。
  35. ^ タイトル戦第1局目1日目時点。挑戦決定は18歳356日
  36. ^ 決勝トーナメント1局目時点。6組優勝は14歳310日
  37. ^ 竜王獲得時。挑戦決定は18歳356日
  38. ^ 在位は48歳85日まで
  39. ^ タイトル戦第1局目1日目時点。挑戦決定時点では49歳358日。最終局2日目時点では50歳70日。
  40. ^ 決勝トーナメント1局目時点。1組3位出場者決定戦決勝時点で66歳120日。決勝トーナメント敗退時は66歳165日
  41. ^ 1組1回戦時点。1組3位出場者決定戦1回戦に敗退した時点で69歳61日。第6期はエントリーされる前に逝去。
  42. ^ 1971年・1972年とも中原十段対大山挑戦者という構図でいずれも中原が防衛している。
  43. ^ 羽生善治はこの間に一旦佐藤康光から竜王を奪われている(詳細はこの項目に後述)。
  44. ^ 竜王史上最長の9連覇
  45. ^ 第26期十段リーグで陥落相当の成績に終わった有吉道夫九段は、A級8位で1組に組み分けされた。
  46. ^ 第26期十段リーグで陥落相当の成績に終わった泉正樹五段は、C級2組8位で4組に組み分けされた。
  47. ^ 関屋喜代作六段。第1期が行われた当時は、(フリークラス)の制度が存在していなかった。
  48. ^ 第1期は未就学児を含む小学生以下。第2期は小学生のみ。第3期は年齢制限が無くなった。
  49. ^ シード権付与に加え、旅費・交通費主催者負担となる。

出典

  1. ^ a b c 竜王戦の賞金(竜王ランキング戦・決勝トーナメントについて)日本将棋連盟 2017年6月9日閲覧
  2. ^ “竜王戦が誕生した成り立ちと棋戦名の由来: 田丸昇公式ブログ と金 横歩き”. tamarunoboru.cocolog-nifty.com. 2023年3月18日閲覧。
  3. ^ 竜王戦誕生秘話 将棋ペンクラブ
  4. ^ 第22期決勝トーナメント(日本将棋連盟) 2009年9月29日閲覧。
  5. ^ “「と金ドリーム」が叶う竜王戦は優勝賞金が3900万円: 田丸昇公式ブログ と金 横歩き”. tamarunoboru.cocolog-nifty.com. 2023年3月18日閲覧。
  6. ^ “第30期竜王戦七番勝負 日程・開催地の発表について|将棋ニュース|日本将棋連盟”. www.shogi.or.jp. 2019年2月10日閲覧。
  7. ^ [将棋]第31期竜王戦 野村ホールディングスの特別協賛が決定 - 日本将棋連盟・2017年12月18日
  8. ^ 協賛ドリンク - 竜王戦中継plus・2018年8月14日
  9. ^ “”. www.yomiuri.co.jp. 2019年1月31日閲覧。
  10. ^ “”. 読売新聞オンライン (2020年2月18日). 2020年2月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月18日閲覧。
  11. ^ 第24期竜王戦ランキング戦(日本将棋連盟)2011年6月1日閲覧
  12. ^ a b c “森内俊之竜王の就位式と竜王戦の対局料システム: 田丸昇公式ブログ と金 横歩き”. tamarunoboru.cocolog-nifty.com. 2023年3月18日閲覧。
  13. ^ 古田靖 (2006/03/20). 瀬川晶司はなぜプロ棋士になれたのか. 河出書房新社 
  14. ^ 『将棋世界』2009年4月号「竜王戦6組でアマ・女流が昇級した場合」
  15. ^ 箭子涼太アマ、横山友紀四段、西田拓也五段、岡部怜央四段に勝利した後、準々決勝で狩山幹生四段に敗れる。
  16. ^ “第29期竜王戦七番勝負挑戦者の変更について”. 日本将棋連盟 (2016年10月12日). 2016年10月12日閲覧。
  17. ^ 【将棋名勝負プレイバック】1993年12月9日、中井広恵女流名人、女性で初めて男性棋士に公式戦勝利 松本博文、2021年12月9日(2022年1月6日閲覧)。
  18. ^ 竜王戦1組・順位戦C級2組の棋士は何人いる? 在籍クラスの「ギャップ」が生じる理由-文春オンライン(2021年5月12日) 2022年1月2日閲覧。
  19. ^ 1組の壁 竜王戦中継ブログ、2020年7月27日(2020年8月13日閲覧)。
  20. ^ “将棋で史上最長の420手!中尾五段対牧野五段戦が19時間の死闘”. スポーツ報知. 2018年3月4日閲覧。
  21. ^ “”. www.yomiuri.co.jp (2018年12月22日). 2019年2月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月1日閲覧。
  22. ^ “豊島二冠が首位に 羽生九段と広瀬竜王は2敗目”. www.asahi.com (2019年1月31日). 2019年2月1日閲覧。
  23. ^ “フリークラス棋士の引退について”. 日本将棋連盟. 2022年5月6日閲覧。
  24. ^ 【動画】藤井聡太竜王と広瀬章人八段が駒をビシッ! 第35期竜王戦七番勝負のCMが完成 - 読売新聞オンライン(2022年9月30日)
  25. ^ ポケモン竜王戦 - 株式会社ポケモン(第1期サイト)
  26. ^ 『ポケモン竜王戦』公式サイト - 株式会社ポケモン(第2期サイト)
  27. ^ 「第3回 ポケモン竜王戦」公式サイト - 株式会社ポケモン(第3期サイト)
  28. ^ ポケモン竜王戦 決勝大会レポート 更新: 2014年3月26日 11:17 - 日本将棋連盟

外部リンク

  • 竜王戦 : 読売新聞オンライン
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