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畠山鎮

畠山 鎮(はたけやま まもる、1969年6月3日 - )は、将棋棋士。(棋士番号)は192。神奈川県出身。森安正幸七段門下。弟子に斎藤慎太郎黒田尭之がいる。日本将棋連盟(棋士会)副会長(2017年2月 - )

 畠山 鎮 八段
平成30年11月、姫路市で行われた人間将棋にて
名前 畠山 鎮
生年月日 (1969-06-03) 1969年6月3日(53歳)
プロ入り年月日 1989年10月1日(20歳)
棋士番号 192
出身地 神奈川県
所属 日本将棋連盟(関西)
師匠 森安正幸七段
弟子 斎藤慎太郎黒田尭之
段位 八段
棋士DB 畠山 鎮
2019年9月13日現在
(テンプレートを表示)

棋歴

兄の畠山成幸とともに、将棋界唯一の双子棋士である。奨励会への入会は兄に1年遅れ、三段リーグ参加は1期遅れ(半年遅れ)であったが、3期目の第5回三段リーグ(1989年)で12勝6敗の成績を収めて四段昇段(プロ入り)を決めた。三段リーグから1つの期に四段昇段するのは2名であるが、もう一人の昇段者は同じく12勝6敗の成幸、つまり、双子の同時プロ入りであり、「こんなことがあるのか」と将棋関係者を驚かせた。同成績であるが順位は鎮の方が良かったため、棋士番号は鎮、成幸の順についた。

初参加の第3期(1990年度)竜王戦6組で決勝進出。決勝で兄の成幸に敗れるが、6組からの1期抜けを果たす。次の第4期(1991年度)では、先崎学、兄の成幸、中川大輔らを下して5組優勝し、本戦出場。初戦で丸山忠久に敗れる。

新人王戦では、第24回(1993年度)にベスト4に進出。第28回(1997年度)では決勝で藤井猛に敗れ準優勝。第30回(1999年度)でもベスト4。

第12期(1999年度)竜王戦3組で2位となり、本戦出場。初戦で久保利明に勝利し、次戦で森内俊之に敗れる。

第14期(2001年度)竜王戦2組で2位となり、初の1組昇級を決めるとともに、本戦出場。本戦では郷田真隆に勝ち、木村一基に敗れてベスト4。

2003年、NHK杯戦中井広恵に敗れ、同棋戦における史上初の女流棋士の勝利を献上してしまった。

第19期(2006年度)竜王戦1組で、羽生善治中原誠などに勝利して4位となり、4度目の本戦出場。杉本昌隆に勝ち、丸山忠久に敗れベスト4。

成幸が順位戦B級2組に昇級したとき(1996年)、鎮はまだC級2組であった。七段・八段に昇段したのも、兄のほうが早い。しかし、鎮は竜王戦で1組まで上り詰め、順位戦でも、兄がB級2組で長らく停滞している間に昇級を重ね、2006年にはB級1組に上がり、成幸を追い抜いた[1]

2016年度の第75期順位戦B級1組の最終戦で松尾歩に敗れ、3勝9敗の成績でB級2組に降級することとなった。当期順位戦では弟子の斎藤慎太郎がB級2組で1位の成績を修めB級1組への昇級を決めていたため、皮肉にも「弟子との入れ違い」という形になってしまった。

2017年度の第76期順位戦B級2組では、10回戦(5回戦は抜け番で休み)までで8勝1敗となり、1期でB級1組への復帰を決めた[2]

2018年度の第77期順位戦B級1組で、斎藤慎太郎との師弟対決が9月25日に実現した[3]。順位戦では、師弟対決は総当たりとなるB級1組以上で組まれる。日付が変わる激戦の末に畠山が斎藤を下した[4]。順位戦の最終結果は5勝7敗のクラス11位で残留を果たした。

2019年度の第78期順位戦B級1組で、9月12日に行われた斎藤慎太郎との師弟対決に勝利し、勝数規定によって八段に昇段した[5]。しかし、順位戦では斎藤以外の棋士に苦戦して3勝9敗のクラス13位(最下位)に終わり、B級2組へ降級。9勝3敗のクラス2位でA級への昇級を決めた弟子の斎藤と対照的な結果となった。

2022年3月5日、第1回(ABEMA師弟トーナメント)決勝で斎藤慎太郎とのチームでチーム鈴木(鈴木大介梶浦宏孝師弟)に勝利し、チーム戦の非公式棋戦ながら棋士人生初の優勝を果たした[6]

棋風

居飛車党である。名前に反して“マモルは攻める”と言われるほどの、攻め将棋である。逆に兄の成幸は守る(受ける)傾向があり軟体受けで知られる。

人物

  • 関西奨励会幹事を長年務め、奨励会員を礼儀作法や生活態度について厳しく指導し、関西の若手棋士が次々と台頭する礎を築いた。特に糸谷哲郎には奨励会に在籍していた時期、畠山自身「奨励会員の中でこんなに叱った子はいない」と述懐するくらい、厳しく礼儀作法を教えた。
  • 上述のような経緯もあってか、糸谷が棋士になってからも二人は深く交流があり、また糸谷のいない席においても畠山はよく彼の話題を口にする。将棋世界の関西若手の特集等において、しばしば糸谷の才能を評価している旨の発言をする他、第23期竜王戦決勝トーナメント久保利明郷田真隆戦において、控え室で検討していた畠山が「居飛車が苦しいです」と発言したところ記者に「断言ですか?」と訊かれ、「文句があるならかかってこい、糸谷!!!!」と何故かその場にいない糸谷の名前を口にしたという逸話もある[7]
  • 高校卒業直後、当時三段リーグに参加していた頃に、奨励会の規則で将棋関係以外のアルバイトが禁止されていたにも関わらず、本人曰く「好奇心」からコンビニエンスストアでアルバイトをしていたことがある。一度将棋に専念するつもりでバイトを辞めるが、その数日後に店に泥棒が入り内部犯行が疑われたため店に戻ることになり、結局四段昇段の2ヶ月前まで働いていた[8]

弟子

棋士

名前 四段昇段日 段位、主な活躍
斎藤慎太郎 2012年4月 1日 八段、王座1期、A級在籍4期
黒田尭之 2019年4月 1日 五段

(2023年3月2日現在)

昇段履歴

昇段規定は、将棋の段級 を参照。

  • 1984年 6級 = 奨励会入会
  • 1986年 初段
  • 1989年10月1日 四段 = プロ入り
  • 1993年12月24日 五段 (勝数規定)
  • 1999年4月27日 六段 (勝数規定)
  • 2006年4月1日 七段(竜王ランキング戦1組在籍[9]順位戦B級1組昇級)[10]
  • 2019年9月12日 八段 (勝数規定)

主な成績

非公式戦優勝

  • ABEMA師弟トーナメント(2022年・第1回 - チーム畠山<畠山鎮・斎藤慎太郎>)

在籍クラス

順位戦・竜王戦の在籍クラスの年別一覧
開始
年度
順位戦 竜王戦
名人 A級 B級 C級 F 竜王 1組 2組 3組 4組 5組 6組
1組 2組 1組 2組
1989 48 昇段前 3 6組
1990 49 C250 4 5組
1991 50 C223 5 4組
1992 51 C205 6 4組
1993 52 C214 7 3組
1994 53 C219 8 3組
1995 54 C211 9 3組
1996 55 C207 10 3組
1997 56 C120 11 3組
1998 57 C106 12 3組
1999 58 C111 13 2組
2000 59 C103 14 2組
2001 60 C108 15 1組
2002 61 B220 16 1組
2003 62 B202 17 1組
2004 63 B207 18 2組
2005 64 B205 19 1組
2006 65 B112 20 1組
2007 66 B107 21 2組
2008 67 B106 22 3組
2009 68 B108 23 3組
2010 69 B111 24 2組
2011 70 B110 25 2組
2012 71 B111 26 2組
2013 72 B107 27 2組
2014 73 B109 28 2組
2015 74 B109 29 2組
2016 75 B111 30 3組
2017 76 B201 31 3組
2018 77 B113 32 3組
2019 78 B111 33 3組
2020 79 B202 34 4組
2021 80 B207 35 5組
2022 81 B208 36 5組
2023 82 B227 (37) (開始前)
順位戦、竜王戦の 枠表記 は挑戦者。順位戦の X(数字) はクラス内順位。
順位戦の「F」はフリークラス (F編:フリークラス編入 / F宣:宣言による転出)
竜王戦の 太字 はランキング戦優勝、竜王戦の 組(添字) は棋士以外の枠での出場。

脚注

  1. ^ ただし、成幸には棋戦優勝歴((早指し新鋭戦))があるのに対し、鎮には優勝歴がない。
  2. ^ 第76期名人戦・順位戦 B級2組 - 日本将棋連盟
  3. ^ 「」『日本将棋連盟』。2018年10月2日閲覧。オリジナルの2018年10月2日時点におけるアーカイブ。
  4. ^ 朝日新聞将棋取材班「」『Twitter』、2018年9月25日。2018年10月2日閲覧。オリジナルの2018年10月2日時点におけるアーカイブ。
  5. ^ “畠山鎮七段が八段に昇段”. 日本将棋連盟. (2019年9月13日). https://www.shogi.or.jp/news/2019/09/post_1823.html 2019年9月13日閲覧。 
  6. ^ “初代No.1師弟は畠山鎮八段・斎藤慎太郎八段 フルセットの激闘制し「びっくりしています」/将棋・ABEMA師弟トーナメント”. ABEMA TIMES. (2022年3月6日). https://news.yahoo.co.jp/articles/f63a625e5dc4bbbb0078eb5ec157c8517ec2ca01 2022年3月6日閲覧。 
  7. ^ 「第23期竜王戦決勝トーナメント 久保利明二冠対郷田真隆九段」46手目のコメントを参照。
  8. ^ - 将棋ペンクラブログ・2014年4月1日
  9. ^ この年から竜王戦の昇段規定が改定され、1組に在籍した時点で七段となるため。
  10. ^ 竜王戦の規定による昇段と、順位戦の規定による昇段とが、たまたま同じ日付になった。

関連項目

外部リンク

  • 日本将棋連盟プロフィール
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