大野 八一雄(おおの やいちお、1959年3月7日 - )は、将棋棋士。棋士番号155。椎橋金司六段門下。2014年引退。
棋歴
奨励会への入会は16歳8ヶ月(高校2年)と非常に遅かった。しかし入会後は、初段までハイペースで昇段するなど、大きく成績を崩すことなかった。1982年6月7日、23歳で四段昇段しプロ入りを遂げた。
1990年、新人王戦で準優勝(決勝三番勝負で、森下卓に敗戦)。1998年、第11期竜王戦で、ランキング戦5組で優勝して本戦出場を果たす(6組で優勝した北島忠雄に1回戦で敗れる)。
順位戦では初参加の第42期(1983年度)よりC級2組に在籍。第46期(1987年度)及び第51期(1992年度)では7勝3敗の好成績だったが、昇級には至らなかった。第62期(2003年度)に3つ目の降級点を取り、フリークラスに降級した。その後、10年以内にC級2組昇級条件を満たすことが出来ず、規定により2014年5月1日に引退となった[1]。
人物
- 芹沢博文の娘と結婚したが、後に離婚した。
- 趣味はウェイトトレーニング、筋肉質の体格である。
- 弟子に田中沙紀がいる。田中の元々の師匠は木村義徳であったが[2]、2021年6月29日に死去している。田中は2018年-2020年に(女流3級)(女流棋士の期限付き仮資格)であったが、期限内に昇級条件を満たせず資格取消しとなっている。その後田中は研修会に戻り、2021年8月に女流2級申請資格を得ている[3]。
将棋の普及活動
昇段履歴
- 1975年 - 5級
- 1977年 - 初段
- 1982年6月7日 - 四段
- 1987年9月16日 - 五段
- 1993年11月16日 - 六段
- 2009年4月1日 - 七段(フリークラス規定)
- 2014年5月1日 - 引退(フリークラス規定)
在籍クラス
表彰
- 2007年 現役勤続25年
脚注
関連項目
外部リンク
- 大野八一雄|棋士データベース|日本将棋連盟
- 日本将棋連盟公認【将棋】川口 大野教室
- 大野教室ブログ