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鈴木大介 (棋士)

鈴木 大介(すずき だいすけ、1974年7月11日 - )は、将棋棋士プロ雀士。棋士番号213。東京都町田市出身。大内延介門下。(麻雀のアマ強豪)としても知られていた将棋棋士で、2019年度には最強位を獲得。2023年5月に日本プロ麻雀連盟に入会したことで、史上初の麻雀・将棋両方でのプロとなった(後述)。

 鈴木 大介 九段
名前 鈴木 大介
生年月日 (1974-07-11) 1974年7月11日(48歳)
プロ入り年月日 1994年10月1日(20歳)
棋士番号 213
出身地 東京都町田市
所属 日本将棋連盟(関東)
師匠 大内延介九段
弟子 梶浦宏孝
段位 九段
棋士DB 鈴木 大介
戦績
(一般棋戦)優勝回数 2回
2017年3月1日現在
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鈴木 大介
基本情報
出身地 東京都町田市
生年月日 (1974-07-11) 1974年7月11日(48歳)
プロ入会 2023年5月5日
所属団体 日本プロ麻雀連盟
(テンプレートを表示)

戦績

  • 1994年、プロデビュー(四段)。竜王戦で初参加から5期連続昇級して、一気に1組入りをする。
  • 1996年、早指し新鋭戦の決勝で、阿部隆を下して優勝。これが棋戦初優勝。
  • 1999年度の第12期竜王戦藤井猛竜王に挑戦(タイトル初挑戦)。挑戦を決めた時のインタビューで、「全振り飛車宣言」(=七番勝負の全局で飛車を振るという意味)をする。振り飛車党同士の対決となり、「相振り飛車のシリーズになる」という予想もあったが、藤井は全局で居飛車を採用した(藤井は振り飛車党相手には居飛車を採用することもある。)。対居飛車穴熊のスペシャリストの居飛車穴熊に鈴木は1勝4敗で屈し、タイトル獲得はならなかった。
  • しかし、同年度のNHK杯戦においては、決勝で郷田真隆を破って優勝。これが、全棋士参加棋戦での初優勝となる。
  • 第60期[1]、第61期[2](2001、2002年度)の順位戦で連続昇級し、A級八段となる(第61期は、鈴木と昇級を争っていた井上慶太が最終局で負けたため、逆転で昇級が決まった)。第65期(2006年度)にB級1組に降級[3]するも、第67期(2008年度)にA級復帰[4]
  • 2006年、第77期棋聖戦挑戦者決定戦で羽生善治を下し、佐藤康光へ挑戦したが、3連敗を喫してタイトル獲得ならず[5]
  • 2017年3月1日、第65期王座戦二次予選で佐々木勇気に勝利し、八段昇段後250勝となり九段に昇段。
  • 2019年、第32期竜王戦では、3組ランキング戦決勝で八代弥を下し3組優勝。挑戦者を決める決勝トーナメント進出を決めるとともに、3期ぶりに2組に復帰した。決勝トーナメントでは、2組2位だった橋本崇載を下し、1組2位の永瀬拓矢に敗れる。また、第61期王位戦予選では、久保利明らを破って13期ぶりにリーグ入りを果たす。リーグ戦紅組では2勝3敗に終わった。

棋風

  • 振り飛車党であり、藤井猛久保利明と共に振り飛車御三家と呼ばれる[6]
  • 攻める振り飛車で、豪快な棋風と形容される。ゴキゲン中飛車戦法に力戦を織り交ぜた戦法を豪快中飛車と名づけ、結果的にゴキゲン中飛車をタイトル戦で使われるほどの本格戦法に育て上げたと言われている[誰によって?]
  • 好きな戦法は四間飛車だが、自らの個性を出すために藤井システムは指さない[6]
  • 早石田の序盤で従来は悪手とされていた手を見直し、実戦で指した。それは、初手から▲7六歩△3四歩▲7五歩△8四歩▲7八飛△8五歩▲7四歩という進行であり、7手目の▲7四歩が鈴木の研究手である(詳細は、(新・石田流) を参照)。それが高く評価されて2004年度将棋大賞の升田幸三賞を受賞している。
  • 相振り飛車での勝率が高い。
  • 2010年頃からは一手損角換わり横歩取りなど、居飛車の将棋も指すようになった。これについて鈴木は「ゴキゲン中飛車の研究が行き届きすぎてつまらなくなった」、「藤井九段が(矢倉)で実績を残したのも大きい」と語った[要出典]
  • 駒の並べ方は、大多数を占める「大橋流」ではなく、数少ない「伊藤流」の並べ方である。

人物

  • 左利きである。
  • 1986年、小学6年生として、第11回小学生将棋名人戦で優勝。このとき準決勝で久保利明と対戦している(奇しくも、二人とも左利き・振り飛車党という共通点があり、のちにプロ入りすることとなる)。
  • 父親はアニメーター鈴木康彦で、NHKみんなのうた』や、テレビアニメ『無敵超人ザンボット3』の作画などをした人物。将棋雑誌の挿絵もたびたび手がけている。康彦が将棋好きで、大内延介の道場に足繁く通っていた事が、大介が棋士になるきっかけとなった。「大介」という名前は、大内延介ファンの父親が大内の大、延介の介をもらってつけたものである。なお、康彦は2007年7月11日心不全で死去(享年66)している。
  • 父親がそうした業界にいた関係からか、マンガ『ハチワンダイバー』(柴田ヨクサル)の将棋監修をしている。作中の主人公の師匠「鈴木八段」は、鈴木本人がモデルである。
  • 23歳のときに4歳年上の女性と結婚。その後、夫人の支えの中で竜王挑戦、順位戦A級昇級など実績を重ねた[7]
  • 2017年から日本将棋連盟の常務理事を務めている[8]。2023年6月退任予定[9]

麻雀

  • 将棋と同じ室内遊戯である麻雀を趣味の一つとしている。
  • 奨励会時代には桜井章一率いる雀鬼会に参加していた。
  • 2019年9月には第1回囲碁・将棋チャンネル杯麻雀王決定戦の将棋棋士予選に広瀬章人糸谷哲郎青嶋未来と共に出場。予選を1位で通過。決勝では、広瀬章人、囲碁棋士の(釼持丈)、(河野光樹)と対戦し、トータル3位の成績となる。
  • 2019年12月に麻雀最強戦にて優勝し、麻雀界最高峰のタイトル最強位を獲得した。なお、鈴木は将棋界でのタイトル獲得経験がないため、これが鈴木にとって「初タイトル」となった[10]。2020年新春オールスター麻雀でも個人成績トップの成績を上げた[11]。2022年の麻雀最強戦では、それ以前の著名人枠ではなく、男性プロ雀士が集まる「男子プロ王者の帰還」枠で優勝し、4年連続でファイナルに進出[12]。ファイナルでも決勝卓にまで残るが瀬戸熊直樹に次ぐ2位で終わった[13]
  • 2023年5月5日付で日本プロ麻雀連盟に入会、プロ雀士としても活動することになった。現役将棋棋士が他競技のプロ団体にも所属するのは異例[14]で、今後はスケジュールを調整しながら将棋・麻雀双方の公式戦に出場、将来的にはMリーグへの参戦も視野に入れているとしている[9][15]

弟子・交友関係

  • 弟子に梶浦宏孝がいる。鈴木は彼を「カジー」と呼び、将棋連盟の囲碁部で一緒に活動している[16]
  • サイバーエージェント社長の藤田晋は雀鬼会時代によく卓を囲んでいた仲間で、一時交友が途絶えるものの後に復活し、AbemaTV将棋チャンネルの開設も鈴木が藤田に提案した話がきっかけだという[17]

昇段履歴

主な成績

タイトル挑戦

一般棋戦優勝

合計2回

在籍クラス

順位戦・竜王戦の在籍クラスの年別一覧
開始
年度
順位戦 竜王戦
名人 A級 B級 C級 F 竜王 1組 2組 3組 4組 5組 6組
1組 2組 1組 2組
1994 53 昇段前 8 6組
1995 54 C248 9 5組
1996 55 C229 10 4組
1997 56 C121 11 3組
1998 57 C107 12  2組 
1999 58 C103 13 1組
2000 59 B219 14 1組
2001 60 B204 15 2組
2002 61 B112 16 1組
2003 62 A 10 17 1組
2004 63 A 06 18 1組
2005 64 A 08 19 2組
2006 65 B101 20 1組
2007 66 B104 21 1組
2008 67 A 09 22 1組
2009 68 B101 23 1組
2010 69 B108 24 2組
2011 70 B107 25 1組
2012 71 B109 26 2組
2013 72 B110 27 2組
2014 73 B201 28 3組
2015 74 B209 29 3組
2016 75 B220 30 2組
2017 76 B212 31 3組
2018 77 B216 32 3組
2019 78 B224 33 2組
2020 79 B209 34 3組
2021 80 B223 35 3組
2022 81 B207 36 2組
2023 82 B224 (37) 3組
順位戦、竜王戦の 枠表記 は挑戦者。順位戦の X(数字) はクラス内順位。
順位戦の「F」はフリークラス (F編:フリークラス編入 / F宣:宣言による転出)
竜王戦の 太字 はランキング戦優勝、竜王戦の 組(添字) は棋士以外の枠での出場。

将棋大賞

  • 第24回(1996年度) 勝率第一位賞・連勝賞・新人賞
  • 第27回(1999年度) 敢闘賞
  • 第32回(2004年度) 升田幸三賞

麻雀タイトル

主な著書

  • 鈴木大介の振り飛車自由自在(2005年2月、日本放送出版協会、(ISBN 4-14-016130-2))
  • 最強力戦振り飛車マニュアル(2004年2月、日本将棋連盟、(ISBN 4-8197-0373-0))
  • 相振り飛車の定跡 相手の戦法別に勝ち方を指南!(2002年9月、創元社、(ISBN 4-422-75082-8))
  • 中飛車の基本 ゴキゲン中飛車編 (最強将棋21)(2013年1月、浅川書房、(ISBN 978-4-8613-7038-0))
  • 将棋の教科書 現代振り飛車(2013年3月、マイナビ出版、(ISBN 978-4-8399-4638-8))
  • ひと目の仕掛け 振り飛車編(2014年1月、マイナビ出版、(ISBN 978-4-8399-5049-1))
  • 将棋戦型別名局集2 四間飛車名局集(2016年1月、マイナビ出版、(ISBN 4-839-95798-3))
  • 鈴木大介の将棋 四間飛車・三間飛車編 プレミアムブックス版(2016年7月、マイナビ出版、(ISBN 978-4-8399-5943-2))
  • 鈴木大介の将棋 相振り飛車・力戦相振り編 プレミアムブックス版(2016年9月、マイナビ出版、(ISBN 978-4-8399-5944-9))
  • 勝てる将棋の考え方 新・イメージと読みの将棋観(渡辺明郷田真隆森内俊之加藤一二三三浦弘行豊島将之中村太地永瀬拓矢共著、2016年9月、マイナビ出版、(ISBN 978-4839961107))

出演

ウェブテレビ

演じた俳優

脚注

  1. ^ 第60期名人戦・順位戦 B級2組(日本将棋連盟)
  2. ^ 第61期名人戦・順位戦 B級1組(日本将棋連盟)
  3. ^ 第64期名人戦・順位戦 七番勝負/A級(日本将棋連盟)
  4. ^ 第66期名人戦・順位戦 B級1組(日本将棋連盟)
  5. ^ 第77期棋聖戦挑戦者決定トーナメント/五番勝負(日本将棋連盟)
  6. ^ a b 君島, 俊介 (2020年2月21日). “振り飛車党の鈴木大介九段が「藤井システムだけは使うまい」と決めていた理由 | 観る将棋、読む将棋”. 文春オンライン. 2021年3月14日閲覧。
  7. ^ “将棋の鈴木大介九段、弟子・梶浦宏孝七段の結婚を「子供が結婚したみたい」と祝福”. スポーツ報知 (2021年11月17日). 2021年11月17日閲覧。
  8. ^ 君島 俊介. “振り飛車党の鈴木大介九段が「藤井システムだけは使うまい」と決めていた理由 | 観る将棋、読む将棋”. 文春オンライン. 2021年11月17日閲覧。
  9. ^ a b 将棋の鈴木大介九段、麻雀プロに Mリーグも視野に異例の二刀流へ,朝日新聞デジタル,2023年5月11日
  10. ^ “将棋・鈴木大介九段、初タイトルはなんと麻雀最強位 トッププロ相手に堂々初優勝 解説者も「完勝です」 【ABEMA 麻雀TIMES】”. ABEMA TIMES (2019年12月14日). 2021年3月14日閲覧。
  11. ^ “麻雀最強位の将棋棋士・鈴木大介九段、新年早々も快進撃!24人中個人トップ/新春オールスター麻雀”. AbemaTIMES. 2020年1月5日閲覧。
  12. ^ 並み居る王者を一網打尽!圧倒的な攻撃力で将棋棋士鈴木大介さんがファイナル進出/麻雀最強戦2022 男子プロ王者の帰還 - 麻雀ウォッチ・2022年10月21日
  13. ^ 瀬戸熊直樹が執念の跳満ツモで逆転!魂の連覇達成!/麻雀最強戦2022 Final - 麻雀ウォッチ・2022年12月13日
  14. ^ 麻雀以外では、囲碁棋士を兼任していた北村文男など、前例はある。
  15. ^ 将棋・鈴木大介九段がプロ雀士に 日本プロ麻雀連盟に入会 現役将棋棋士が他競技のプロ団体入りは史上初,ABEMA TIMES,2023年5月11日
  16. ^ 日本将棋連盟web「中原誠十六世名人も参加、将棋連盟囲碁部の活動に潜入」(2016年10月07日)
  17. ^ 羽生善治三冠とサイバーエージェント藤田社長、二人の考える将棋のいいところとは? - 日本将棋連盟・2017年8月4日
  18. ^ “安田顕 主演ドラマ『うつ病九段』12月20日よる9時 放送決定!”. www.nhk.or.jp. NHKドラマ (2020年12月7日). 2021年1月10日閲覧。

関連項目

外部リンク

  • プロフィール
  • チーム天彦 (@abT_amahiko) - Twitter
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