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本貫

本貫(ほんがん、ほんかん)は、古代東アジアにおいて戸籍の編成(貫籍)が、それにもとづき行われた土地をいう。転じて、氏族集団の発祥の地を指すようになった。

日本には律令制下の戸籍制度とともにこの概念が導入された。中世以降、武家名字(苗字)の由来となった土地(名字の地, 一所懸命の土地)を「本貫」、「本貫地」(ほんがんち)と呼ぶようになった。

中国簡体字籍贯繁体字籍貫(読み方はどちらも『ジーグアン』))・朝鮮半島朝鮮語: 본관(ポングワン))では、本貫は、個人の戸籍の所在地の意味を離れ、氏族集団(宗族)の始祖の発祥地として使用された。とくに大韓民国では現在も家族制度上大きな意味を持つ。

日本の本貫

律令制での本貫

日本では大宝律令制定とともに本貫制が導入された。人々は本貫地の戸籍計帳に載せられて勝手に本貫地を離れることは浮浪として禁じられていた。逃走のは3年、戸口は6年が経過すると戸籍・計帳から除かれて絶貫(本貫を持たない者)となった。その後、逃走者が発見された場合には逃亡先の戸籍に編入させられる「当所編附」、あるいは元の本貫地への強制送還させられる「本貫還附」の措置が取られた(ただし、陸奥国出羽国の本貫者については「本貫還附」が決められていた)。また、養老4年(720年)以後は逃走者の自主的帰還(「走還」)をうながすために走還した者の(課役)を1年間免除する措置を取った。また、大学寮の学生が退学した場合は本貫に通告すること(学令)、徴発された労役者が帰還前に死亡した場合には本貫に通告すること(賦役令)、本主が死亡した(帳内)・(資人)は本貫に送還すること(選叙令)、病気になって倒れた防人は本貫に送還すること(軍防令)などの規定が存在した。

鎌倉時代以降の本貫

平安時代末期以降、などの同姓同士が繁栄したため、鎌倉時代以降互いを区別する場合に姓ではなく、次第に各々が「一所懸命」に守る所領地の地名()を仮名(名字・苗字)とするようになり、名字を冠することは、所領の相続権を意味するようになった。これにともない名字の発祥地である「一所懸命」の地は「本貫」、「本貫の地」と呼ばれ、本貫地に祀られている神が「産土神(うぶすながみ)」と呼ばれたため、本貫と書いて(うぶすな)と訓み、次第に「氏神(うじがみ)」と同意語となり、混合されて神聖視されるようになった。

主な本貫地一覧

括弧内に掲出したものは何世紀もの統廃合を経た現在の遺称地であり、当時示した範囲と完全に一致することは稀である。

陸奥国
出羽国
上野国
下野国
常陸国
上総国
下総国
武蔵国
相模国
安房国
伊豆国
甲斐国
信濃国
飛騨国
駿河国
遠江国
三河国
尾張国
越前国
越中国
越後国
美濃国
伊勢国
近江国
山城国
大和国
摂津国
河内国
丹波国
但馬国
播磨国
隠岐国
  • 隠岐氏:隠岐国(国名による)
出雲国
伯耆国
安芸国
阿波国
讃岐国
筑前国
筑後国
豊前国
肥前国
肥後国
日向国
薩摩国

中国の本貫

本来は戸籍が置かれた場所を示し、士大夫階級にとっての本拠地であり、ほぼ出身地を示していた。動乱を経た西晋以降、本貫はその人物の出身地とは乖離して始祖の出自を示す系譜上の意味となり、貴族制社会において同一氏族集団に属することを示した。

華僑華人の間では中国における祖先の出身地を示すものとして本貫の語が用いられる(本籍・原籍とも)。

朝鮮半島の本貫

本貫
各種表記
ハングル 본관
漢字 本貫
発音 ポングァン
ラテン文字転写: bon-gwan
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朝鮮半島における本貫(ほんかん)は、発祥を同じくする同一父系氏族集団(宗族門中)の発祥地、あるいは宗族そのものをあらわす概念である。

朝鮮王朝(李氏朝鮮)時代以降、家族制度の重要な要素として社会的・法的な位置を占めた。現在も大韓民国ではとともに「本貫」に法的な規定がある。略して「」(ポン)ともいい、他に「貫郷」(クァンヒャン)などの呼び方がある。

概要

朝鮮のは約250であり、五大姓と呼ばれるなどの一部の姓に人口が集中しているため、「本貫と姓」の組み合わせによって一つの宗族が弁別される。

たとえば金姓の場合、(金海伽耶)(駕洛国)王族系と新羅王族系など起源の異なる宗族がある。本貫は同姓の中で異なる宗族集団を区別するための有効な手段であった。金海を本貫とする伽耶王族系の金氏の宗族集団を金海金氏という。同様に、新羅王族系の金氏を代表する慶州金氏の本貫は慶州である。

大きな姓は複数の本貫で分かれており、最大の金姓には285の本貫(宗族集団)が含まれている[1]。逆に、中小規模の姓には単一の本貫で構成されるものもある。

なお、各氏族の持つ由緒によっては、姓や本貫を異にしていても同一の宗族と見なされる場合もわずかだがあり[2]、逆に本貫より小さなグループ(派)によって宗族集団を区別する例もある(後述の金海金氏など)。

韓洪九によると、朝鮮の姓氏の数えて約40パーセントから50パーセントの姓氏帰化人の姓氏である[3]。同じく金光林によると、朝鮮の姓氏の半分は外国人起源であり、大半は中国人に起源に持つ[4]

岸本美緒宮嶋博史によると、朝鮮の一族には、中国から帰化した帰化族が相当存在しており、代表的なものでは慶州偰氏延安李氏南陽洪氏海州呉氏安東張氏豊川任氏咸従魚氏居昌愼氏原州邊氏などであり、なかでも延安李氏南陽洪氏豊川任氏は、李氏朝鮮時代屈指の名家であり、これらの帰化族の朝鮮への移民時期は、伝承的な性格の場合と、移民時期・移民者が明確な場合とに分類でき、特に元代、なかでも元代から支配されていた時代に移民しているが、しかし李氏朝鮮時代には見られなくなり、高麗時代までは移民を容易に受け入れていた極めて弛緩した社会であったという[5]

沿革

宗族を示す「本貫」の制度は、高麗時代に郡県制の下で地方の有力豪族たちの間で行われるようになった。朝鮮王朝(李氏朝鮮)時代には族譜の整備が進むとともに社会的な家族制度の構成要素として重視されるようになり、同姓同本(姓と本貫が同一)の男女の通婚は認められなくなった(同姓同本不婚)。また、一部の異姓の氏族でも先祖が同じ人物である(異姓同本)可能性があり、法律上では通婚が可能であるが、氏族内部では異姓同本または同姓異本との婚姻を禁止する掟がある。典型的な例としては、金海金氏金海許氏陽川許氏安東金氏と(安東権氏)と(醴泉権氏)、清州韓氏幸州奇氏太原鮮于氏、(文化柳氏)と(延安車氏)が挙げられる[6][7][8]

血統としての本貫は、李氏朝鮮後期から末期にかけて族譜の売買が行なわれたことで混乱してしまった。

日本による統治下、家族制度については「旧慣」を残しており、(朝鮮戸籍令)に基づく戸籍に「本貫」が記載され、朝鮮民事令で同姓同本の結婚が法的に認められなかった。これらの法的な規定は、大韓民国の戸籍や民法にも継承された。

韓国では、法的に同姓同本の結婚を禁止する(民法第809条第1項)(英語版)の規定は、1997年憲法裁判所で違憲と判断された。この判決後、同姓同本の事実婚の夫婦が表に出、法律上の夫婦の便宜を受けることができるようになった[9]。ただし、法律上では可能になったとはいえ、もし結婚予定の相手が同姓同本または異姓同本の場合、やはり両親や同族の年配者が反対する場合が多い[7]

朝鮮民主主義人民共和国では、宗族制度とともに本貫は廃止されている。

本貫の編成

本貫(本貫地)は、氏族の始祖やその子孫(中興の祖を(中始祖)と呼ぶ場合もある)が住み着いた土地や封じられた場所である。宗族の中では始祖から何代目と数えることが多い。

本貫(宗族集団)の中には、複数の始祖を持つものも存在する。始祖の違いや中始祖が異なる場合○○流と流派をつけて区別する。また同本貫でも明らかに異なる場合は別本貫として扱ったり本貫を変えるケースがある。たとえば、金海金氏の場合、金官伽耶王族を祖とする本貫と、沙也可などを祖とする賜姓金海金氏、新羅王族の末裔を称して金海を本貫にした金氏(後に(金寧金氏)と改称した)が存在した。また、安東金氏にも新羅王族の末裔を称する金氏((旧安東金氏))と高麗建国の功臣を祖とする(新安東金氏)がある。同じ本貫の場合、名前を付ける場合に行列字などを用いて、同じ代同士は同じ漢字を使って(命名)するケースも多い。

本貫や族譜には、朝鮮王朝時代の両班が自らの家系の正統性や優秀性を証明する目的があった。それゆえ、韓国における本貫の始祖として求められるのは、新羅王族系、伽耶王族系(中始祖が統一新羅に貢献した功臣)、新羅豪族・貴族系、高麗の功臣及び中国の著名な学者や武将などの渡来系が大半を占める。たとえば、新羅王族の慶州金氏の系列では56代敬順王(新羅最後の王)の3男と4男の子孫が慶州金氏であり、長男の血統は絶え、次男が(羅州金氏)、5男が(義城金氏)、6男が(洪州金氏)、7男が(彦陽金氏)、8男が(三陟金氏)、9男が(蔚山金氏)と分かれている。4男の血統は更に細かく分かれ、旧安東金氏、金寧金氏などの大族を抱えている。また、54代景明王の子孫も長男の密陽朴氏を始めとして10以上の本貫に分かれている。

反面百済系は、(旌善全氏)・(天安全氏)の系列、高句麗系は晋州姜氏ぐらいと極端に少なく、渤海系に至っては永順太氏と(密陽大氏)のみである。また、中国国内を本貫とする氏族(曲阜孔氏等)や、日本国内を本貫とする氏族(島間網切氏等)も存在する。

朝鮮の主要な本貫

人口数順の本貫一覧(2015年データ)[10][11]
本貫 人数 姓氏 同姓人口の過半 備考
金海金氏 4,456,700 金官伽耶(駕洛国)の王族をルーツとする氏族。伽耶初代王首露王の子孫と称する。同名の本貫に文禄・慶長の役時の日本の降将沙也可金忠善)を始祖とするものがあるが別本貫扱いになる。区別する場合は前者を駕洛、後者を友鹿と呼ぶ場合がある。
密陽朴氏 3,103,942 新羅景明王の長男の(朴彦忱)をルーツとする氏族。新羅初代王朴赫居世を始祖と称する。(密城朴氏)とは同一系列。
全州李氏 2,631,643 新羅の高官李翰を始祖と称する。公式的には李氏朝鮮の初代李成桂はこの氏族の出とされている。
慶州金氏 1,800,853 新羅王族をルーツとする氏族。金姓新羅王の祖の金閼智を始祖と称する。
(慶州李氏)(朝鮮語版) 1,391,867 新羅初期の豪族をルーツとする。始祖を(李謁平)と称し、新羅建国時の6村(新羅六部)の一つ(及梁部)の村長をしていた。
晋州姜氏 968,109 高句麗系。(晋陽姜氏)とは同一系列。
(慶州崔氏)(朝鮮語版) 945,005 慶州李氏と同じく、新羅建国時の新羅六部の一つ(沙梁部)の村長だった(蘇伐都利)((崔淵源))を始祖と称する。
光山金氏 926,316
(坡平尹氏)(朝鮮語版) 770,932 (坡州尹氏)とは同一系列。
清州韓氏 752,689 始祖は、箕子朝鮮の最後の王準王の3人の子のうちの韓蘭
(安東権氏)(朝鮮語版) 696,317
仁同張氏 666,652
(平山申氏)(朝鮮語版) 563,375
(順興安氏)(朝鮮語版) 520,384
安東金氏 519,719
南陽洪氏 487,488 高麗の功臣洪殷悦が始祖。新羅の善徳女王時代にから渡来した。
(東萊鄭氏)(朝鮮語版) 474,506 智伯虎の子孫で、高麗の安逸戸長である(鄭絵文)が始祖(鄭絵文の先系は昔脱解王時、高句麗系の多婆那国人の説がある)。
海州呉氏 462,704 始祖は高麗から渡来した呉仁裕
(全州崔氏)(朝鮮語版) 458,191
(南平文氏)(朝鮮語版) 445,946
達城徐氏 407,431
(昌寧曹氏)(朝鮮語版) 366,798 昌寧曹氏の表記を「창녕조씨」としたもの。
水原白氏 354,428 新羅太宗期に唐から渡来した白宇経を祖とする。 
(慶州鄭氏)(朝鮮語版) 350,587 新羅建国時の新羅六部の一つ、本彼部の村長だった(智伯虎)を始祖と称する。儒理王のときに鄭姓を賜姓されたとしている。第42代子孫である(鄭珍厚)を中祖として本貫を慶州鄭氏とした。智伯虎を先祖とする鄭氏の本家格である。
(漢陽趙氏)(朝鮮語版) 332,580 始祖は高麗時代の(趙之寿)。中国からの渡来人。趙光祖などを輩出。
済州高氏 310,542
(南原梁氏)(朝鮮語版) 307,724
(密陽孫氏)(朝鮮語版) 306,895
礪山宋氏 294,788
(金寧金氏)(朝鮮語版) 290,092 金寧金氏の表記を「김녕김씨」としたもの。
(金寧金氏)(朝鮮語版) 287,701 金寧金氏の表記を「금녕김씨」としたもの。
(義城金氏)(朝鮮語版) 287,469
(延日鄭氏)(朝鮮語版) 284,290 智伯虎の子孫で、新羅の(諫議大夫)である(鄭宗殷)が始祖。迎日鄭氏、烏川鄭氏ともいう。知奏事公派、監務公派、良粛公派に分かれる。
咸安趙氏 282,890 始祖は趙鼎五代十国後唐から新羅に渡来。
(羅州林氏)(朝鮮語版) 277,699
昌原黄氏 271,986 始祖は黄石奇黄忠俊黄亮沖後漢光武帝期の建武4年に新羅に渡来した(黄洛)の末裔。
(青松沈氏)(朝鮮語版) 240,768
(文化柳氏)(朝鮮語版) 237,314 文化柳氏の表記を「문화유씨」としたもの。始祖は高麗建国の功臣(柳車達)。中国からの渡来人。
江陵劉氏 236,871 始祖は(劉承備)。劉邦を祖とする。宋から高麗文宗36年に亡命。(漢陽劉氏)とは同一系列。
恩津宋氏 226,050
平沢林氏 225,872 始祖は(林彦修)・(林世春)。紂王時代の比干を起源とする。(彭城林氏)とは同一系列。
(星州李氏)(朝鮮語版) 203,703
(海州崔氏)(朝鮮語版) 201,625
利川徐氏 199,792 始祖は徐神逸新羅孝恭王の時代に唐から渡来。
(晋州鄭氏)(朝鮮語版) 197,242 (晋陽鄭氏)とは同一系列。
(晋陽姜氏)(朝鮮語版) 193,217 高句麗系。晋州姜氏とは同一系列。
丹陽禹氏 191,287 始祖は禹玄。中国から高麗に渡来し、1014年科挙に合格。
(河東鄭氏)(朝鮮語版) 187,152 同じ本貫ながら、智伯虎の子孫である(鄭道正)を始祖とする派と、(鄭遜位)を始祖とする派、(鄭膺)を始祖とする派がある。
(延安車氏)(朝鮮語版) 184,731
(昌寧成氏)(朝鮮語版) 182,377
(広州李氏)(朝鮮語版) 181,377
(江陵金氏)(朝鮮語版) 179,593
(天安全氏)(朝鮮語版) 176,239
(月城李氏)(朝鮮語版) 173,127
長水黄氏 170,988 始祖は黄瓊後漢光武帝期の建武4年に新羅に渡来した(黄洛)の末裔。
平海黄氏 168,374 始祖は黄温仁後漢光武帝期の建武4年に新羅に渡来した(黄洛)の末裔。
(旌善全氏)(朝鮮語版) 166,965
玄風郭氏 166,608 始祖は郭鏡。宋の弘農出身。1133年に高麗に渡来。
(全義李氏)(朝鮮語版) 164,189
延安李氏 164,036 始祖は李茂。唐の高宗期の百済侵略時の唐の将軍。後に新羅に帰化。
(咸陽朴氏)(朝鮮語版) 163,610
宜寧南氏 162,729
潘南朴氏 160,964
(晋州河氏)(朝鮮語版) 160,307
驪興閔氏 159,522 始祖は閔称道。孔子の弟子の閔子騫の子孫。京畿道驪州に土着し、李氏朝鮮の王后多数を輩出。
(韓山李氏)(朝鮮語版) 156,861
(潭陽田氏)(朝鮮語版) 155,018
陽川許氏 149,505
新安朱氏 148,207 始祖は朱潜朱熹の子孫。南宋朱潜がモンゴル侵入時に高麗に亡命
(江陵崔氏)(朝鮮語版) 145,335
豊川任氏 143,881 始祖は任温。中国紹興府慈渓県人。1275年忠烈王妃が入妃するに伴って渡来。
忠州池氏 148,144 始祖は池鏡960年から高麗に渡来。
済州梁氏 142,211
寧越厳氏 139,681 始祖厳林義新羅景徳王時代の中国からの渡来人。霊山辛氏寧越辛氏始祖と共に渡来。
(杞渓兪氏)(朝鮮語版) 139,073
善山金氏 138,819 新羅王族をルーツとする氏族。新羅王族の(金宣弓)を始祖とする。一善金氏とは同一系列。
(咸平李氏)(朝鮮語版) 138,550
(永川李氏)(朝鮮語版) 135,612
金海許氏 134,068 金官伽耶の首露王の子孫とし、金海金氏と同本貫扱いとする。これは、首露王と王妃許氏の間に10人の息子がおり、そのうち2人に許姓を名乗らせたということから来ている。
(高霊申氏)(朝鮮語版) 129,718
(晋陽鄭氏)(朝鮮語版) 127,279 (晋州鄭氏)とは同一系列。
原州元氏 126,677
(羅州丁氏)(朝鮮語版) 125,088
豊壌趙氏 124,262
(陜川李氏)(朝鮮語版) 121,416
(星山李氏)(朝鮮語版) 113,087
(清風金氏)(朝鮮語版) 110,815
驪陽陳氏 110,403 始祖は陳寵厚。高麗時代の官僚。宋の徽宗期の渡来人陳琇を祖とする。
(碧珍李氏)(朝鮮語版) 109,267
綾城具氏 108,209
(順天朴氏)(朝鮮語版) 105,208
(草渓鄭氏)(朝鮮語版) 104,155
潁陽千氏 100,014
霊山辛氏 98,759 始祖は新羅の景徳王時代に中国から渡来した辛鏡寧越厳氏始祖と共に渡来。
(大丘徐氏)(朝鮮語版) 97,866
羅州羅氏 96,018 羅州羅氏の表記を「나주나씨」としたもの。始祖は羅富。中国豫章から高麗に渡来。(正義大夫)、(監門衛上将軍)を歴任し羅州に住む。
(延安金氏)(朝鮮語版) 93,382
(三陟金氏)(朝鮮語版) 92,671
(商山金氏)(朝鮮語版) 91,558
(清道金氏)(朝鮮語版) 91,293
(務安朴氏)(朝鮮語版) 90,785
(文化柳氏)(朝鮮語版) 90,313 文化柳氏の表記を「문화류씨」としたもの。始祖は高麗建国の功臣(柳車達)。中国からの渡来人。
(耽津崔氏)(朝鮮語版) 89,943
曲阜孔氏 89,331
固城李氏 88,587
(月城金氏)(朝鮮語版) 87,268
(原州李氏)(朝鮮語版) 85,562
寧越辛氏 84,905
(平康蔡氏)(朝鮮語版) 84,877
(驪州李氏)(朝鮮語版) 84,389
仁川李氏 83,855
(星州裴氏)(朝鮮語版) 83,620
(月城崔氏)(朝鮮語版) 82,843
英陽南氏 82,272
(平昌李氏)(朝鮮語版) 80,607
温陽方氏 80,445
竹山安氏 77,026
(扶安林氏)(朝鮮語版) 76,154
白川趙氏 75,978
(長興高氏)(朝鮮語版) 75,517
同福呉氏 72,394
宝城呉氏 71,162
(晋州柳氏)(朝鮮語版) 68,901 晋州柳氏の表記を「진주유씨」としたもの。
(慶州孫氏)(朝鮮語版) 68,486 新羅建国時の新羅六部の一つ、(漸梁部)の村長だった(仇礼馬)を始祖と称する。
(醴泉林氏)(朝鮮語版) 66,492
(海南尹氏)(朝鮮語版) 66,394
(迎日鄭氏)(朝鮮語版) 65,991 (延日鄭氏)とは同一系列。
(晋陽河氏)(朝鮮語版) 65,836
(漆原尹氏)(朝鮮語版) 65,098
(星山裴氏)(朝鮮語版) 65,052
(密城朴氏) 64,142 新羅景明王の長男の(朴彦忱)をルーツとする氏族。新羅初代王朴赫居世を始祖と称する。密陽朴氏とは同一系列。
(竹山朴氏)(朝鮮語版) 63,179
(順天金氏)(朝鮮語版) 62,916
(綾州具氏)(朝鮮語版) 62,574
(全州柳氏)(朝鮮語版) 62,189 全州柳氏の表記を「전주유씨」としたもの。
光州盧氏 61,809 唐から新羅に渡来した盧垓の息子(盧穂)が(光山伯)に封じられたのを祖とする。光山盧氏とは同一系列。
交河盧氏 61,747 翰林学士(盧穂)が新羅に渡来。その次男盧塢が、新羅の(交河伯)に封じられたのを祖とする。
(隋城崔氏)(朝鮮語版) 61,231
(江陵咸氏)(朝鮮語版) 59,705
(徳水李氏)(朝鮮語版) 58,513
坡州廉氏 57,531
全州金氏 56,989 新羅末期の第56代敬順王の第4王子(金殷説)の8世孫の(金台瑞)が蒙古侵攻によって全州に移住し始祖となる。
(延州玄氏)(朝鮮語版) 56,047
(陽城李氏)(朝鮮語版) 55,246
(載寧李氏)(朝鮮語版) 54,166
草渓卞氏 53,860
(玉川趙氏)(朝鮮語版) 53,406
(金海裴氏)(朝鮮語版) 53,222
星州都氏 53,066
信川康氏 52,945
(彦陽金氏)(朝鮮語版) 52,652
(真城李氏)(朝鮮語版) 52,538
(高興柳氏)(朝鮮語版) 52,221 高興柳氏の表記を「고흥유씨」としたもの。
錦城羅氏 51,966
(朔寧崔氏)(朝鮮語版) 51,525
居昌慎氏 51,153 ()
(羅州金氏)(朝鮮語版) 51,060
(平壌趙氏)(朝鮮語版) 50,480
(扶安金氏)(朝鮮語版) 48,961
晋州蘇氏 48,836
(盆城裴氏)(朝鮮語版) 48,427
(広州安氏)(朝鮮語版) 48,033
原州辺氏 47,804
(沃川全氏)(朝鮮語版) 47,681
(完山李氏)(朝鮮語版) 46,443
(清州鄭氏)(朝鮮語版) 46,419
一善金氏 46,009 新羅王族をルーツとする氏族。新羅王族の(金宣弓)を始祖とする。善山金氏とは同一系列。
(秋渓秋氏)(朝鮮語版) 45,766
豊川盧氏 45,200
(海州鄭氏)(朝鮮語版) 45,101
(霊光丁氏)(朝鮮語版) 44,964
(豊山洪氏)(朝鮮語版) 44,594
(丹陽張氏)(朝鮮語版) 44,334
高霊朴氏 43,774
(仁川蔡氏)(朝鮮語版) 43,387
(烏川鄭氏)(朝鮮語版) 43,341 (延日鄭氏)とは同一系列。
(兆陽林氏)(朝鮮語版) 42,844
(蔚山金氏)(朝鮮語版) 42,746
(南原尹氏)(朝鮮語版) 42,423
宝城宣氏 41,876
忠州石氏 41,802
(咸安李氏)(朝鮮語版) 41,064
光山盧氏 40,520 唐から新羅に渡来した盧垓の息子(盧穂)が(光山伯)に封じられたのを祖とする。光州盧氏とは同一系列。
(光山李氏)(朝鮮語版) 40,177
安東張氏 39,939
(新平李氏)(朝鮮語版) 39,872
(達城裴氏)(朝鮮語版) 39,353
(和順崔氏)(朝鮮語版) 38,604
(大邱裴氏)(朝鮮語版) 38,589
(長沢高氏)(朝鮮語版) 38,539
清州楊氏 38,161
(羅州鄭氏)(朝鮮語版) 37,888
(霊光金氏)(朝鮮語版) 37,885
(草渓崔氏)(朝鮮語版) 37,527
(興徳張氏)(朝鮮語版) 37,423
(清州李氏)(朝鮮語版) 37,377
(瑞興金氏)(朝鮮語版) 36,402
(龍仁李氏)(朝鮮語版) 36,306
咸陽呉氏 35,846
(淳昌薛氏)(朝鮮語版) 35,825
咸陽呂氏 34,835
(興海裴氏)(朝鮮語版) 34,259
(忠州朴氏)(朝鮮語版) 34,226
(淳昌趙氏)(朝鮮語版) 34,069
谷山延氏 33,891
(鵝洲申氏)(朝鮮語版) 33,710
(清州金氏)(朝鮮語版) 33,681
(珍原朴氏)(朝鮮語版) 33,630
(鎮川宋氏)(朝鮮語版) 32,690
長興任氏 32,198
(海平尹氏)(朝鮮語版) 32,091
長興馬氏 31,886
咸平魯氏 31,724
(昌原丁氏)(朝鮮語版) 31,687
寧海朴氏 31,552
(道康金氏)(朝鮮語版) 31,496
(公州李氏)(朝鮮語版) 30,908
(龍宮全氏)(朝鮮語版) 30,142
(金寧金氏)(朝鮮語版) 29,855 金寧金氏の表記を「김영김씨」としたもの。
(温陽鄭氏)(朝鮮語版) 29,761
(楊州趙氏)(朝鮮語版) 29,631
(谷山康氏)(朝鮮語版) 29,107
新昌表氏 28,894
(咸昌金氏)(朝鮮語版) 28,343
(広州金氏)(朝鮮語版) 28,156
長興魏氏 27,862 新羅の善徳女王の時代に唐から来た八学士の一人魏鏡を始祖とする。
居昌劉氏 27,756
南陽房氏 27,454
幸州奇氏 27,379
(奉化鄭氏)(朝鮮語版) 27,088
軍威呉氏 26,949
(蔚山朴氏)(朝鮮語版) 26,571
(月城朴氏)(朝鮮語版) 26,565
(蔚珍張氏)(朝鮮語版) 26,374
(紆州黄氏)(朝鮮語版) 25,335
(尚州朴氏)(朝鮮語版) 25,238
(真宝李氏)(朝鮮語版) 25,036
(永山金氏)(朝鮮語版) 24,941
(結城張氏)(朝鮮語版) 24,921
(全州全氏)(朝鮮語版) 24,886
徳水張氏 24,185
(慶山全氏)(朝鮮語版) 23,923
(牛峰李氏)(朝鮮語版) 23,902
(蔚珍林氏)(朝鮮語版) 23,782
延安明氏 23,313
奉化琴氏 23,301
尚州周氏 22,909
(古阜李氏)(朝鮮語版) 22,891
(開城金氏)(朝鮮語版) 22,793
(興陽李氏)(朝鮮語版) 22,784
開城王氏 22,452 高麗太祖王建の曾祖父で高麗王国祖として追封された元徳大王を始祖とする高麗王の氏族。李氏朝鮮樹立後の大虐殺を受けその数が激減した。
(晋州金氏)(朝鮮語版) 22,308
(慶州朴氏)(朝鮮語版) 22,262
海平吉氏 22,187
(興城張氏)(朝鮮語版) 21,973
(安城李氏)(朝鮮語版) 21,948
(月城孫氏)(朝鮮語版) 21,714
(永川崔氏) 21,431
沃川陸氏 21,410
(水原金氏)(朝鮮語版) 21,060
牙山蔣氏 21,015
(遂安李氏)(朝鮮語版) 20,763
喬桐印氏 20,737
咸悦南宮氏 20,715 南宮
(清州郭氏)(朝鮮語版) 20,713
(綾州朱氏)(朝鮮語版) 20,625
河陽許氏 20,608
咸平牟氏 20,543
漆原諸氏 20,095
(冶城宋氏)(朝鮮語版) 20,020
新昌孟氏 19,971
(羽渓李氏)(朝鮮語版) 19,585
(春川朴氏)(朝鮮語版) 19,389
(金堤趙氏)(朝鮮語版) 19,249
宜寧玉氏 19,095
潭陽鞠氏 19,089
(潭陽李氏)(朝鮮語版) 19,001
高敞呉氏 18,856
密陽卞氏 18,750
瑞山鄭氏 18,614
(霊城丁氏)(朝鮮語版) 18,592
(咸豊李氏)(朝鮮語版) 18,552
(清安李氏) 18,270
(開城高氏)(朝鮮語版) 18,247
(檜山黄氏)(朝鮮語版) 18,216
羅州呉氏 18,152
(河浜李氏)(朝鮮語版) 17,965
宜寧余氏 17,780
(礼安李氏)(朝鮮語版) 17,748
(八渓鄭氏) 17,366
(南原楊氏)(朝鮮語版) 17,332
(朗州崔氏)(朝鮮語版) 17,205
(扶余徐氏)(朝鮮語版) 17,145
江華魯氏 17,068
(三陟沈氏)(朝鮮語版) 17,034
(安山金氏)(朝鮮語版) 16,990
(晋州柳氏)(朝鮮語版) 16,964 晋州柳氏の表記を「진주류씨」としたもの。
(長水李氏)(朝鮮語版) 16,940
安東孫氏 16,922
(全州柳氏)(朝鮮語版) 16,501 全州柳氏の表記を「전주류씨」としたもの。
(鶴城李氏)(朝鮮語版) 16,460
(盆城金氏)(朝鮮語版) 16,282
(錦山金氏)(朝鮮語版) 16,234
羅州羅氏 16,223 羅州羅氏の表記を「나주라씨」としたもの。始祖は羅富。中国豫章から高麗に渡来。(正義大夫)、(監門衛上将軍)を歴任し羅州に住む。
(鉄城李氏)(朝鮮語版) 16,181
(星州玄氏) 15,995
(洪州李氏)(朝鮮語版) 15,968
光山卓氏 15,901
(江陵朴氏)(朝鮮語版) 15,866
(楊根咸氏)(朝鮮語版) 15,815
咸従魚氏 15,746
(木川張氏)(朝鮮語版) 15,740
忠州崔氏 15,705
(高霊金氏)(朝鮮語版) 15,611
(光州鄭氏)(朝鮮語版) 15,607
(礼安金氏)(朝鮮語版) 15,600
(康津安氏)(朝鮮語版) 15,585
(求礼張氏)(朝鮮語版) 15,571
(懐徳宋氏)(朝鮮語版) 15,515
(平海孫氏)(朝鮮語版) 15,488
平海丘氏 15,297
(缶林洪氏)(朝鮮語版) 15,230
(玉山張氏)(朝鮮語版) 15,173
(高興柳氏)(朝鮮語版) 15,138 高興柳氏の表記を「고흥류씨」としたもの。
(興海崔氏)(朝鮮語版) 14,792
(水原崔氏)(朝鮮語版) 14,687
幸州殷氏 14,665
茂松尹氏 14,572
(金寧金氏)(朝鮮語版) 14,494 金寧金氏の表記を「금영김씨」としたもの。
洪川龍氏 14,483
(錦城呉氏)(朝鮮語版) 14,458
(扶寧金氏)(朝鮮語版) 14,386
(綾城朱氏)(朝鮮語版) 14,362
(蔚山李氏)(朝鮮語版) 14,322
(豊山金氏)(朝鮮語版) 14,311
林川趙氏 14,258
(善山林氏) 13,726
星州呂氏 13,467
(新平宋氏)(朝鮮語版) 13,916
(固城金氏)(朝鮮語版) 13,735
(善山吉氏)(朝鮮語版) 13,636
(牙山李氏)(朝鮮語版) 13,552
青海李氏 13,397
(江華崔氏)(朝鮮語版) 13,372
(昌原具氏)(朝鮮語版) 13,339
(順天張氏) 13,317
(原州金氏)(朝鮮語版) 13,215
(玉山全氏)(朝鮮語版) 13,113
(延安宋氏)(朝鮮語版) 13,098
豊基秦氏 12,974
(昌寧曹氏)(朝鮮語版) 12,924 昌寧曹氏の表記を「창영조씨」としたもの。
義興芮氏 12,802
(龍宮金氏)(朝鮮語版) 12,569
(錦城丁氏) 12,527
(清州慶氏)(朝鮮語版) 12,474
茂松庾氏 12,459 ()
(安岳李氏) 12,319
(豊山柳氏)(朝鮮語版) 12,153 豊山柳氏の表記を「풍산유씨」としたもの。
(慶州裴氏)(朝鮮語版) 12,118 新羅建国時の新羅六部の一つ、(漢祇部)の村長だった(祇沱)を始祖と称する。中祖とする(裴玄慶)は高麗の開国公臣である。
(加平李氏)(朝鮮語版) 11,936
(瑞山柳氏)(朝鮮語版) 11,833
(公山李氏) 11,684
楽安呉氏 11,562
(恩津林氏)(朝鮮語版) 11,451
(鉄原崔氏)(朝鮮語版) 11,403
豊山沈氏 11,187
(通川崔氏)(朝鮮語版) 11,178
(昌原兪氏)(朝鮮語版) 11,088
南陽宋氏 11,041
(海豊金氏)(朝鮮語版) 10,934
長淵盧氏 10,907
(藍浦白氏)(朝鮮語版) 10,907
固城南氏 10,801
(竹山全氏) 10,757
(豊山柳氏)(朝鮮語版) 10,664 豊山柳氏の表記を「풍산류씨」としたもの。
(峡川李氏) 10,672
(忠州金氏)(朝鮮語版) 10,582
(耽津安氏)(朝鮮語版) 10,513
(咸寧金氏)(朝鮮語版) 10,406
(光州潘氏)(朝鮮語版) 10,254
(三陟陳氏)(朝鮮語版) 10,252
済州夫氏 10,222
一直孫氏 10,210
(長城徐氏)(朝鮮語版) 10,137
永川皇甫氏 10,001 皇甫

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 丹羽「親族(門中)」、『韓国百科』p.79
  2. ^ 金海金氏金海許氏仁川李氏は別姓であるが、始祖を同じ金官伽耶の首露王としているため同本貫として扱われ、結婚が認められなかった。
  3. ^ 韓洪九 (2006). 21세기에는 바꿔야 할 거짓말 Lie should be changed in the 21st century. 한겨레출판사 ハンギョレ. ISBN (8984311979). http://book.daum.net/detail/book.do?bookid=KOR9788984311978 
  4. ^ 金光林 (2014). A Comparison of the Korean and Japanese Approaches to Foreign Family Names. Journal of Cultural Interaction in East Asia Vol.5 東アジア文化交渉学会. http://www.sciea.org/wp-content/uploads/2014/05/03_JIN.pdf 
  5. ^ 岸本美緒宮嶋博史『明清と李朝の時代 「世界の歴史12」』中央公論社、1998年。ISBN (978-4124034127)。 p17
  6. ^ “천자칼럼 동성동본 금혼” (朝鮮語). 한경닷컴 (1997年7月18日). 2023年3月6日閲覧。
  7. ^ a b ““이성동본, 혼인에 문제없나요?”” (朝鮮語). 농촌여성신문 (2013年2月25日). 2023年3月6日閲覧。
  8. ^ “이성동본의 혼인 법적 문제는 없어” (朝鮮語). 중앙일보 (1982年2月22日). 2023年3月6日閲覧。
  9. ^ 現在、韓国では8親等内の親戚の結婚は法的に認められない。
  10. ^ “본관분포”. sgis.kostat.go.kr. 2022年7月7日閲覧。
  11. ^ “문서뷰어”. kostat.go.kr. 2022年7月7日閲覧。

参考文献

  • 『朝鮮を知る事典』(平凡社、1986年)、「本貫」の項(伊藤亜人執筆)
  • (秋月望)・丹羽泉編著『韓国百科』(大修館書店、1996年)、「親族(門中)」(丹羽泉執筆)

関連項目

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