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全日本実業団対抗女子駅伝競走大会

全日本実業団対抗女子駅伝大会(ぜんにっぽんじつぎょうだんたいこうじょしえきでんたいかい)は、日本実業団陸上競技連合が主催し、毎日新聞社TBSテレビが共催する、「実業団・女子日本一決定戦」という位置づけの駅伝大会である。公式愛称は「クイーンズ駅伝 in 宮城」。

全日本実業団対抗女子駅伝競走大会
(クイーンズ駅伝 in 宮城)
開始年 1981年昭和56年)
主催 日本実業団陸上競技連合
チーム数 24チーム
加盟国 日本
前回優勝 資生堂(16年ぶり 2回目)
最多優勝 三井住友海上(7回)
公式サイト
全日本女子駅伝 (日本語)
宮城コース:(Google マップ)
(テンプレートを表示)

2011年平成23年)より、宮城県の「日本三景松島」をスタートして「杜の都仙台」にゴールする、仙塩地区縦貫42.195kmのコースで開催されている[1]

概要

日本における女子駅伝実業団日本一を決定する競技大会である。

1981年昭和56年)12月に第1回大会が開催された。当時は男子の大会と同時開催で、地域対抗(東日本、中部、北陸、関西で選抜チームを編成)で争われていた[2]。コースは、第1回は当時の男子1区(16.3km)を4つに区切り[2]、第2回は三重県伊勢市伊勢神宮外宮(豊受大神宮)前をスタートし、鳥羽駅前をゴールとする5区間24.5kmで行われた[3]。第2回から単独チームが参加するようになり[3]、しばらくは単独チームと選抜チームが混じって大会が行われていたが、1988年(昭和63年)の第8回大会より単独チームのみの参加とした[4]

1983年(昭和58年)の第3回大会から女子単独となり、岐阜県岐阜市周辺(岐阜都市圏)で開催されるようになった。愛称は「ぎふ女子駅伝」。岐阜移転後は5区間30kmで行われていたが[5]1992年(平成4年)より岐阜市の長良川競技場をスタートし、瑞穂市および安八町を経て大垣市内を巡り、ほぼ同じ道を戻って長良川陸上競技場にゴールする6区間42.195kmのコースに変更した[6]

2011年平成23年)の第31回大会からは、宮城県松島町をスタートして利府町塩竈市多賀城市を経て仙台市に入り、仙台市都心部長町副都心を周回して仙台市陸上競技場にゴールする、仙塩地区縦貫42.195kmのコースで開催されている[1][7]2012年(平成24年)11月5日、公式愛称が「クイーンズ駅伝 in 宮城」に決定したと発表された[8]

なお、仙台市では10月全日本大学女子駅伝対校選手権大会杜の都駅伝)も開催されており、実業団と大学の各々の女子駅伝日本一を決める大会が宮城県に集約されている。

出場資格

1990年平成2年)の大会より地域別に予選会が導入された[9]2015年平成27年)の第35回大会からは地域別の予選会を取り止め、代わりに前年まで西日本地区予選会が開催されていた福岡県宗像市及び福津市で予選会を実施。大会名が「全日本実業団対抗女子駅伝競走大会予選会」(愛称「プリンセス駅伝in宗像・福津」)としてリニューアルされた。前年の本大会上位8チームがシードとして予選を免除され、これらと予選会上位16チーム(2020年までは14チーム)に本大会の出場権が与えられる。

2020年の第40回大会は記念大会として予選会からは従来より6チーム増の20チームが本大会への出場資格を得ることとなっていたが、コロナ禍の影響により同年は14チームのままとなり、記念大会枠は翌2021年の第41回大会に持ち越された。

大会運営

  • 主催
日本実業団陸上競技連合
  • 共催
毎日新聞社TBSテレビ
宮城県宮城県教育委員会仙台市塩竈市、塩竈市教育委員会、多賀城市、多賀城市教育委員会、松島町、松島町教育委員会
利府町、利府町教育委員会
  • 後援
日本陸上競技連盟スポーツニッポン新聞社東北放送
  • 主管
宮城陸上競技協会
  • 特別協力
宮城県警察本部、河北新報社
  • 運営協力
宮城県スポーツ振興財団、仙台市スポーツ振興事業団、東日本実業団陸上競技連盟
  • 特別協賛
東京エレクトロン株式会社

コース及びその区間の特徴

宮城コース(2011年〜)

2010年平成22年)11月19日、翌年の第31回大会から仙台市を中心に宮城県で開催すると発表された[7]2011年平成23年)3月11日東北地方太平洋沖地震東日本大震災)が発生したため開催が危ぶまれる事態となったが、7月28日に記者会見で予定通りの開催決定とコース概要が発表された[10]。また、「復興祈念大会」として開催され[11]、「全日本実業団女子駅伝2011」応援ソングとして平原綾香の「結晶」が使用された[12]。復興支援活動「ハートフルプロジェクト」により、ハートをあしらった応援グローブが無料で配布されており、観衆が沿道からハートの手袋を振って声援を送る姿が見られる[13]

スタート、中継所、ゴールは以下の通り[14] で、震災の被災自治体を縦貫するコースとなっている。なお、先頭が中継所を通過してから10分経過すると繰り上げスタートとなる。

1区(7.0km) (2020・2021年は7.6km)

松島町文化観光交流館前・ホテル壮観正面 → (五大堂) → 塩竈市地域活動支援センター前(2020年 - 2022年はヤマダ電機テックランド塩釜店前)

松島湾を左に望みながら走る「の1区」と呼ばれる区間。第3中継所の手前まではほとんどが国道45号がコースとなる。松島海岸駅周辺の五大堂瑞巌寺・観瀾亭・マリンピア松島水族館など観光名所のそばを走って松島トンネル(延長125m)を抜けると松島丘陵越えに入り、利府町内の3つのトンネル[注 1] を通り抜け、塩竈市内に入る。

現行区間(第31回大会以降)記録10傑
タイム 氏名 所属 地区 年次・順位
1 21分32秒 廣中璃梨佳 JP日本郵政グループ 東日本 第39回(2019年)・区間賞
2 21分50秒 一山麻緒 ワコール 関西 第36回(2016年)・区間賞
3 21分51秒 竹中理沙 資生堂 東日本 第36回(2016年)・区間2位
4 21分52秒 渡邊菜々美 パナソニック 東日本 第39回(2019年)・区間2位
- 21分56秒 一山麻緒 ワコール 関西 第39回(2019年)・区間3位
5 21分58秒 福田有以 豊田自動織機 中部 第36回(2016年)・区間3位
6 21分59秒 萩谷楓 エディオン 中国 第39回(2019年)・区間4位
7 22分00秒 出水田眞紀 第一生命 東日本 第39回(2019年)・区間5位
8 22分01秒 (中川京香) JP日本郵政グループ 東日本 第36回(2016年)・区間4位
9 22分03秒 森田香織 パナソニック 東日本 第37回(2017年)・区間賞
10 22分05秒 (宮崎悠香) 九電工 九州 第36回(2016年)・区間5位

2区(3.9km)(2020・2021年は3.3km)

塩竈市地域活動支援センター前(2020年 - 2022年はヤマダ電機テックランド塩釜店前) → (東塩釜駅) → (マリンゲート塩釜) → 塩竈市水道部前

短く平坦な区間を走る「高速の2区」と呼ばれる区間。市の中心部を避けて仙台塩釜港塩釜港区の港湾地区や住宅地を通る。

現行区間(第31回大会以降)記録10傑
タイム 氏名 所属 地区 年次・順位
1 12分00秒 小泉直子 デンソー 中部 第35回(2015年)・区間賞
- 12分04秒 小泉直子 デンソー 中部 第32回(2012年)・区間賞
2 12分04秒 中村萌乃 ユニバーサル 東日本 第32回(2012年)・区間賞
2 12分04秒 木村友香 ユニバーサル 東日本 第36回(2016年)・区間賞
4 12分05秒 福田有以 豊田自動織機 中部 第35回(2015年)・区間2位
5 12分06秒 (横沢永奈) 第一生命 東日本 第32回(2012年)・区間3位
5 12分06秒 山ノ内みなみ 京セラ 九州 第39回(2019年)・区間賞
7 12分10秒 岡本春美 三井住友海上 東日本 第36回(2016年)・区間2位
7 12分10秒 堀優花 パナソニック 東日本 第36回(2016年)・区間2位
9 12分13秒 尾西美咲 積水化学 東日本 第32回(2012年)・区間4位
9 12分13秒 陣内綾子 九電工 九州 第32回(2012年)・区間4位
9 12分13秒 森田詩織 パナソニック 東日本 第35回(2015年)・区間3位
9 12分13秒 谷本観月 天満屋 中国 第36回(2016年)・区間4位

3区(10.9km)

塩竈市水道部前 → (仙台港北IC) → (苦竹IC) → 富士化学工業前

区間最長の10.9kmを、各チームのエース選手が走る「花の3区」と呼ばれる区間。多賀城市内に入ると沖積平野である仙台平野となり、片側2車線の直線的な道路となるため、少し離れてしまった前方のランナーも視界に入りやすくなる。仙台市内に入り、七北田川に架かる福田大橋、梅田川に架かる福田橋を続けて渡ると流通業集積地区に入り、道路はより直線的になる。

現行区間(第31回大会以降)記録10傑
タイム 氏名 所属 地区 年次・順位
1 33分20秒 新谷仁美 積水化学 東日本 第40回(2020年)・区間賞
- 34分08秒 新谷仁美 積水化学 東日本 第42回(2022年)・区間賞
2 34分09秒 廣中璃梨佳 JP日本郵政グループ 東日本 第42回(2022年)・区間2位
- 34分24秒 廣中璃梨佳 JP日本郵政グループ 東日本 第41回(2021年)・区間賞
3 34分25秒 鍋島莉奈 JP日本郵政グループ 東日本 第40回(2020年)・区間2位
4 34分29秒 佐藤早也伽 積水化学 東日本 第41回(2021年)・区間2位
5 34分30秒 高島由香 デンソー 中部 第35回(2015年)・区間賞
6 34分31秒 渡邊菜々美 パナソニック 東日本 第38回(2018年)・区間賞
- 34分33秒 高島由香 資生堂 東日本 第36回(2016年)・区間賞
7 34分36秒 堀優花 パナソニック 東日本 第39回(2019年)・区間賞
8 34分38秒 一山麻緒 ワコール 関西 第40回(2020年)・区間3位
8 34分38秒 加世田梨花 ダイハツ 関西 第42回(2022年)・区間3位
10 34分39秒 上原美幸 第一生命 東日本 第35回(2015年)・区間2位

4区(3.6km)

富士化学工業前 → (陸上自衛隊仙台駐屯地) → 聖和学園高等学校

区間最短の3.6kmを走る「変動の4区」と呼ばれる区間。外国人競技者が走ることができるインターナショナル区間。タスキを受けて南下、西に折れて元寺小路福室線、南に折れて宮城の萩大通りと、直線的で平坦な道路を進む。陸奥国分尼寺跡付近で西に折れて新寺通りに入ると、仙台貨物ターミナル駅上空に架かる宮城野陸橋に至る。ここでは約500m進むうちに10m上がり、約300m進むうちに5m下がって、すぐ第4中継所となる。第4中継所は陸奥国分寺のすぐ北側に隣接し、ゴールである仙台市陸上競技場の近くにある。

現行区間(第31回大会以降)記録10傑
タイム 氏名 所属 地区 年次・順位
1 10分53秒 (ローズメリー・ワンジル) スターツ 東日本 第40回(2020年)・区間賞
1 10分53秒 (テレシア・ムッソーニ) ダイソー 中国 第41回(2021年)・区間賞
3 10分54秒 (ヘレン・エカラレ) 豊田自動織機 中部 第38回(2018年)・区間賞
3 10分54秒 (ジュディ・ジェプングティチ) 資生堂 東日本 第42回(2022年)・区間賞
5 10分56秒 (カマウ・タビタ) 三井住友海上 東日本 第40回(2020年)・区間2位
- 10分56秒 ヘレン・エカラレ 豊田自動織機 中部 第40回(2020年)・区間2位
5 10分56秒 (ナオミ・ムッソーニ) ユニバーサル 東日本 第41回(2021年)・区間2位
7 10分58秒 (セリー・チェピエゴ) 九電工 九州 第35回(2015年)・区間賞
7 10分58秒 (ゼイトナ・フーサン) デンソー 中部 第39回(2019年)・区間賞
7 10分58秒 (パウリン・カムル) ルートイン 東日本 第39回(2019年)・区間賞
- 10分59秒 テレシア・ムッソーニ ダイソー 中国 第42回(2022年)・区間2位
- 11分00秒 カマウ・タビタ 三井住友海上 東日本 第39回(2019年)・区間3位
10 11分01秒 (キプケモイ・ジョアン) 九電工 九州 第40回(2020年)・区間4位
- 11分01秒 パウリン・カムル ルートイン 東日本 第40回(2020年)・区間4位
- 11分01秒 カマウ・タビタ 三井住友海上 東日本 第41回(2021年)・区間3位
日本人選手 現行区間(第31回大会以降)記録10傑
タイム 氏名 所属 地区 年次・順位
1 11分18秒 (下田平渚) ダイハツ 関西 第39回(2019年)・区間7位
2 11分21秒 森田香織 パナソニック 東日本 第40回(2020年)・区間8位
3 11分25秒 飯野摩耶 第一生命グループ 東日本 第38回(2018年)・区間5位
4 11分29秒 三宅紗蘭 天満屋 中国 第38回(2018年)・区間7位
4 11分29秒 (内藤早紀子) パナソニック 東日本 第39回(2019年)・区間8位
4 11分29秒 (松下菜摘) 天満屋 中国 第39回(2019年)・区間8位
7 11分30秒 (山本知世) 積水化学 東日本 第35回(2015年)・区間8位
8 11分31秒 (市川珠李) ヤマダホールディングス 東日本 第40回(2020年)・区間9位
- 11分31秒 下田平渚 ダイハツ 関西 第40回(2020年)・区間9位
9 11分32秒 石澤ゆかり エディオン 中国 第40回(2020年)・区間11位
10 11分33秒 竹地志帆 ヤマダ電機 東日本 第39回(2019年)・区間10位

5区(10.0km)

聖和学園高等学校前 → (広瀬橋) → (愛宕大橋) → (大橋) → 仙台第二高等学校

高低差の激しい10.0kmを走る「過酷の5区」と呼ばれる区間。後半のエース区間ともいわれる。仙台駅の南方、六道の辻付近にある新北目町ガード(東北本線等のアンダーパス)をくぐると、広瀬川が形成した多彩な河岸段丘をアップダウンする。東二番丁通り南町通りを進み、大橋にかけて約8.5m下り、仙台城(青葉城)大手門跡前で約8.5m上って第5中継所に至る。第5中継所は、東北大学川内キャンパスと仙台二高に挟まれた澱橋通にある。

現行区間(第31回大会以降)記録10傑
タイム 氏名 所属 地区 年次・順位
1 31分28秒 五島莉乃 資生堂 東日本 第41回(2021年)・区間賞
2 31分29秒 新谷仁美 積水化学 東日本 第41回(2021年)・区間2位
- 31分40秒 五島莉乃 資生堂 東日本 第42回(2022年)・区間賞
3 32分10秒 堀優花 パナソニック 東日本 第38回(2018年)・区間賞
3 32分10秒 鍋島莉奈 JP日本郵政グループ 東日本 第38回(2018年)・区間賞
5 32分12秒 細田あい エディオン 中国 第42回(2022年)・区間2位
6 32分15秒 横江里沙 豊田自動織機 中部 第35回(2015年)・区間賞
7 32分18秒 鈴木亜由子 JP日本郵政グループ 東日本 第40回(2020年)・区間賞
8 32分25秒 関根花観 JP日本郵政グループ 東日本 第35回(2015年)・区間2位
9 32分27秒 松田瑞生 ダイハツ 関西 第41回(2021年)・区間3位
10 32分33秒 三宅紗蘭 天満屋 中国 第39回(2019年)・区間賞
- 32分33秒 細田あい エディオン 中国 第41回(2021年)・区間4位

6区(6.795km)

仙台第二高等学校前 → (仲の瀬橋) → 仙台市陸上競技場

「運命の6区」と呼ばれるアンカー区間。定禅寺通りを通り、東二番丁通りの直線を約1.6km南下。新北目町ガード、新寺通り、宮城野通りに入って仙台市陸上競技場を約1周してゴールとなる。

現行区間(第31回大会以降)記録10傑
タイム 氏名 所属 地区 年次・順位
1 20分48秒 石橋麻衣 デンソー 中部 第32回(2012年)・区間賞
2 20分51秒 中村萌乃 ユニバーサル 東日本 第33回(2013年)・区間賞
3 20分54秒 佐々木梨七 積水化学 東日本 第42回(2022年)・区間賞
4 21分01秒 (渡邉桃子) 天満屋 中国 第41回(2021年)・区間賞
- 21分05秒 木村梨七 積水化学 東日本 第41回(2021年)・区間2位
5 21分06秒 田中智美 第一生命 東日本 第31回(2011年)・区間賞
5 21分06秒 高島由香 資生堂 東日本 第42回(2022年)・区間2位
7 21分07秒 吉本ひかり ダイハツ 関西 第39回(2019年)・区間賞
8 21分08秒 筒井咲帆 ヤマダ電機 東日本 第34回(2014年)・区間賞
9 21分12秒 小原怜 天満屋 中国 第39回(2019年)・区間2位
10 21分13秒 大西ひかり JP日本郵政グループ 東日本 第40回(2020年)・区間賞

岐阜コース(1983年〜2010年)

第1回は4区間 (16.3km)。第2回は5区間 (24.5km)。第3回から第11回までは5区間 (30km) であり、第6回までは(岐阜県営陸上競技場)をスタートし、毎日新聞岐阜支局前をゴールとしていたが[5]、第7回から第11回までは岐阜県庁をスタートおよびゴールとした[15]。第12回から第30回まではフルマラソン距離の6区間 (42.195km) で実施され、長良川競技場をスタート・ゴールとした[6]。このコースは令制国美濃国にあるため「美濃路を駆け抜ける」などと形容されていた[16] が、本来の美濃路とは東海道宮宿(現・愛知県名古屋市熱田区)と中山道垂井宿(現・岐阜県不破郡垂井町)を結ぶ脇往還を指すため、ルートは全く異なる。

スタート、中継所、ゴールは以下の通り。なお、先頭が中継所を通過してから10分経過すると繰り上げスタートした。

1区(6.6km)

長良川競技場 → (金華橋) → (JR岐阜駅) → 加納新本町バス停前

  • スタートしてトラックを1周して競技場を離れる。
  • 例年、ダンゴ状態から徐々に縦長にバラけていく。
  • 金華橋の前後以外は平坦である。

2区(3.3km)

加納新本町バス停 → 岐阜県庁

  • 超ハイスピード区間らしくアップダウンは全く無しの区間。第29回からは外国人選手についてはこの区間のみの登録となっている。
  • 岐阜県庁前で折り返す。

3区(10.0km)

岐阜県庁 → (穂積大橋) → (五六川橋) → (新揖斐川橋) → (和合IC) → (東海道本線樽見鉄道立体交差) → 大垣市林町

  • 前半のエース区間である。第28回までは外国人選手が多く走っていた。
  • 上記の通りたくさんのアップダウンがあり、脚への負担は大きい。
  • 岐阜県庁ではあまり差がついておらず、実力のある選手が多く走るのでごぼう抜きがよく見られる。

4区(4.1km)

大垣市林町 → (東海道本線樽見鉄道立体交差) → 大垣市総合体育館

  • 二大エース区間の間にあるつなぎの区間である。
  • 立体交差以外は平坦である。
  • 大垣市総合体育館の敷地内に入り、1回折り返して5区へタスキを渡す。

5区(11.6km)

大垣市総合体育館前 → (和合IC) → (新揖斐川橋) → (五六川橋) → (穂積大橋) → 陽南中学校

  • ほとんど3区の裏返し区間である。
  • 全区間を通じ最長で後半のエース区間である。3区より選手間の実力差が大きく、ここでの走りが最終成績に大きく影響する。
  • 第28回大会以前から日本人長距離ランナー育成の観点から外国人選手の登録は禁止されていた。

6区(6.595km)

陽南中学校 → (JR岐阜駅) → (金華橋) → 長良川陸上競技場

  • 1区の裏返し区間である。
  • 金華橋前後以外は平坦である。
  • 競技場に入るとトラックを1周してゴールとなる。
  • たびたびこの区間で順位が変わることがあり、逆転優勝も十分にありうることから準エース級の選手がよく走る。

歴代優勝チーム

優勝チーム 所属地区
男女併催伊勢コース
1 1981年昭和56年) 東日本実業団
2 1982年(昭和57年) 九州実業団
女子単独岐阜コース
3 1983年(昭和58年) 東日本実業団A
4 1984年(昭和59年) 京セラ 九州[注 2]
5 1985年(昭和60年) 京セラA 九州
6 1986年(昭和61年) 三田工業 関西
7 1987年(昭和62年) 京セラ 九州
8 1988年(昭和63年) 京セラ 九州
9 1989年平成元年) ワコール 関西
10 1990年(平成2年) ワコール 関西
11 1991年(平成3年) ワコール 関西
12 1992年(平成4年) ワコール 関西
13 1993年(平成5年) リクルート 東日本
14 1994年(平成6年) リクルート 東日本
15 1995年(平成7年) ワコール 関西
16 1996年(平成8年) 沖電気宮崎 九州
17 1997年(平成9年) 沖電気宮崎 九州
18 1998年(平成10年) 東海銀行 中部
19 1999年(平成11年) 沖電気宮崎 九州
20 2000年(平成12年) 三井海上 東日本
21 2001年(平成13年) 三井住友海上 東日本
22 2002年(平成14年) 第一生命 東日本
23 2003年(平成15年) 三井住友海上 東日本
24 2004年(平成16年) 三井住友海上 東日本
25 2005年(平成17年) 三井住友海上 東日本
26 2006年(平成18年) (資生堂) 東日本
27 2007年(平成19年) 三井住友海上 東日本
28 2008年(平成20年) 豊田自動織機 中部
29 2009年(平成21年) 三井住友海上 東日本
30 2010年(平成22年) (天満屋) 中国
女子単独宮城コース
31 2011年平成23年) 第一生命 東日本
32 2012年(平成24年) ユニバーサルエンターテインメント 東日本
33 2013年(平成25年) デンソー 中部
34 2014年(平成26年) デンソー 中部
35 2015年(平成27年) デンソー 中部
36 2016年(平成28年) JP日本郵政グループ 東日本
37 2017年(平成29年) パナソニック[注 3] 東日本
38 2018年(平成30年) パナソニック[注 4] 東日本
39 2019年(令和元年) JP日本郵政グループ 東日本
40 2020年(令和2年) JP日本郵政グループ 東日本
41 2021年(令和3年) 積水化学 東日本
42 2022年(令和4年) 資生堂 東日本

優勝回数

企業対抗となった第4回以降に複数回優勝したチームは以下の通り。

  • 7回 - 三井住友海上(うち1回は旧三井海上として)
  • 5回 - ワコール(うち4回は連続優勝)
  • 4回 - 京セラ(うち1回は京セラAチームとして)
  • 3回 - OKI(いずれも沖電気宮崎として)、デンソー(連続優勝)、JP日本郵政グループ
  • 2回 - リクルート、第一生命、パナソニック、資生堂
  • 1回 - 三田工業、東海銀行、豊田自動織機、天満屋、ユニバーサルエンターテインメント(うち1回優勝剥奪)、積水化学

地区別の優勝回数は以下の通り。北陸からはまだ優勝チームを輩出していない。(年)は所属チームが最後に優勝した年。

  • 22回 - 東日本(2022年)
  • 8回 - 九州(1999年)
  • 6回 - 関西(1995年)
  • 5回 - 中部(2015年)
  • 1回 - 中国(2010年)

2022年大会参加チーム

2022年大会(第42回)に出場できるのは前回上位に入った8チームとプリンセス駅伝から勝ち上がる16チームとなる。ナンバーカード8番までは前回大会の順位、9番以降は予選会の順位に8を足した数字となっている。

No. チーム名 所属地区 備考
1 積水化学 東日本 前回優勝
2 (資生堂) 東日本
3 デンソー 中部
4 JP日本郵政グループ 東日本
5 ダイハツ 関西
6 ヤマダホールディングス 東日本
7 (ユニバーサルエンターテインメント) 東日本
8 ワコール 関西
以上8チームが前回大会の成績でシード権を得たチーム
以下16チームは予選会から出場権を得たチーム
9 パナソニック 東日本
10 九電工 九州
11 (天満屋) 中国
12 第一生命グループ 東日本
13 ダイソー 中国
14 三井住友海上 東日本
15 岩谷産業 関西
16 大塚製薬 東日本
17 ユニクロ 中国
18 エディオン 中国
19 スターツ 東日本
20 豊田自動織機 中部
21 ルートインホテルズ 東日本
22 しまむら 東日本
23 日立 東日本
24 肥後銀行 九州 2年ぶりの出場

主な予選落ち企業は京セラシスメックス鹿児島銀行。北陸実業団からの本戦出場は無かった。

地区別のチーム数は、東日本:13、中部:2、関西:3、中国:4、九州:2。

テレビ放送

  • 製作著作:TBSテレビ
  • 制作・技術協力:東北放送(tbc・2011年〜)、CBCテレビ(CBC)、テレビユー福島(TUF)、新潟放送(BSN)、静岡放送(SBS)、北陸放送(MRO)、中国放送(RCC)、テレビ山口(tys)、あいテレビ(itv)、RKB毎日放送大分放送(OBS)
  • 過去の技術協力:毎日放送(MBS)、岐阜放送(GBS・〜2010年)
    2010年までの開催地・岐阜県は元々中日新聞社グループである愛知県の系列局CBCのサービスエリアであるが、この大会は主催者が毎日新聞社であることから、その配慮としてTBSがメイン制作(番組配信・スポンサードセールス)を行い、CBCは制作協力の形をとっていた。なお、沿道には中日新聞の黄色の幟も立っているほか、以前は中日新聞社や地元の専売店がおなじみのツートンカラーの紙製旗を沿道の応援客に配布していた(その後安全確保と資源節約のため取り止められた)。
  • 中継特別協賛 かつては西濃運輸2009年平成21年)までスズキ2010年平成22年)からは東京エレクトロン。番組題名は「(特別協賛社名)スポーツスペシャル・全日本実業団女子駅伝」(西濃運輸の場合は「カンガルー」と表記)である。特別協賛社の1社提供ではなく、他の複数スポンサーも協賛しCMを放送する。
  • 開催地が宮城県に変更になったことで、大阪・MBSはアナウンサーの派遣を取りやめ[19]、代わりに宮城・TBCアナウンサーの松尾武が実況アナウンサー陣に加わった。また、大会の通称が「クイーンズ駅伝」に定められてからの中継では、シード権を有する出場チーム(前年の本大会上位8チーム)を「クイーンズ8(エイト)」と総称している。
  • 2020年(令和2年)初頭からの新型コロナウイルス感染症流行などの影響で、同年以降は大会の開催とテレビ・ラジオ中継の放送を続けながらも、テレビ中継の実況やリポートをTBSテレビのアナウンサーだけで賄っている。2021年(令和3年)開催分の中継では、TBSテレビおよび系列局の女性アナウンサーから初めて、日比麻音子が実況陣に参加。第2中継所からスポーツ中継への実況デビューを果たした[20]。2022年(令和4年)には、TBS→TBSテレビが制作する駅伝中継では初めて、中継所の実況を女性アナウンサー(日比および後輩の篠原梨菜佐々木舞音)だけで分担している[21]
    • TBSテレビでは、少なくとも2013年(平成25年)以降のテレビ中継で、現職の女性アナウンサーから若干名が沿道リポートやスタート地点での呼び込みを担当。日比が2019年(令和元年)開催分から2年連続でリポーターを務めていたほか、スタート地点では入社1年目(新人)のアナウンサーを出場選手の呼び込みに充てることも相次いでいる。
    • 2013年に出演の出水麻衣古谷有美、2014年(平成26年)に出演の出水と佐藤渚(仙台市出身で2017年4月に退社)は、「MC」という肩書でオープニング(スタート直前)とエンディングのパートを進行。オープニングパートでは、スタート地点での呼び込みも任されていた。
    • 2022年の中継からは、SDGsの達成に向けた取り組みの一環で、第3移動車に電動バイクを導入。中継所での実況の放送についても、「第1移動車からTBC本社内の放送センターを介して中継所に切り替える」という前年までの手法から一転して、第1移動車の担当から中継所の担当へ直接つなぐようになった。

放送時間

  • JNN系列28局ネット 11:50 - 14:55(1986年(昭和61年)の大会よりテレビ中継を開始[22]
    • BS-TBSでは、開局翌年の2001年平成13年)から 2008年平成20年)(当時のチャンネル名はBS-i)まで、地上波中継の時差放送を実施していた。
    • TBSチャンネルCS放送)では、2015年平成27年)まで地上波中継のサイマル放送を実施していた。
    • 2019年(令和元年)開催分以降の中継では、ParaviTBSホールディングス日本経済新聞社テレビ東京ホールディングスなどの共同出資会社が運営する動画配信サービス)で中継動画をサイマル配信[23]。中継車からの動画、出場チームが中継所で襷をつなぐシーンの動画、関係者へのインタビュー動画については、TBSテレビ公式サイト内の大会特設ページ(後掲)でも、地上波向けのテレビ中継に合わせてライブ配信を実施している。
    • TBS陸上ちゃんねる(TBSテレビがYouTube上に開設している陸上競技関連の公式チャンネル)では、2020年令和2年)以降の大会で、テレビ中継の素材映像を活用した動画を大会翌週の金曜日から無料で配信。同年は出場選手の呼び込みシーンの動画に限っていたが、2021年令和3年)以降の大会では、スタートから優勝チームへの選手インタビューに至るまでの動画も「ほぼOAのたっぷり見せ」と銘打って配信している。2022年令和4年)大会では、「ますだちゃんねる」(スポーツジャーナリストの増田明美がテレビ中継での主音声と別立てでレースを解説するライブ配信企画)を、テレビ中継の副音声や「クイーンズ投票」(視聴者による優勝チームの予想企画)と連動させながら実施。

中継出演者

肩書きを特記していない出演者はいずれも、出演の時点でTBSテレビの現職アナウンサー。

2022年(第42回大会)

☆:この年の予選会(プリンセス駅伝第8回大会)中継において、中継所担当として実況デビュー。

  • 放送センター
  • 第1移動車
  • 第2移動車
  • 第3移動車(バイクリポート)
  • フィニッシュ地点(仙台市陸上競技場)
    • 解説(放送上の肩書は「総括」):増田明美(スポーツジャーナリスト)
    • リポーター:近藤夏子
  • 中継所実況(いずれも女性アナウンサー)
  • 5区リポーター:日比麻音子
  • 第1中継所・優勝チームインタビュアー:近藤夏子
  • スタート地点(松島町文化観光交流館前)呼び込み・第3中継所インタビュアー:吉村恵里子(担当時点では新人)
  • 「ますだちゃんねる」(地上波の副音声/YouTubeでのライブ配信)

2021年(第41回大会)

  • 放送センター
    • 解説:高橋尚子(シドニーオリンピック女子マラソン金メダリスト)
    • 実況:佐藤文康
  • 第1移動車
    • 解説:野口みずき(アテネオリンピック女子マラソン金メダリスト)
    • 実況:熊崎風斗
  • 第2移動車
    • 実況:南波雅俊
  • 第3移動車(バイクリポート)
    • 実況:喜入友浩
  • スタート地点(松島町文化観光交流館前)&優勝チームインタビュアー
  • スタート地点(松島町文化観光交流館前)&フィニッシュ地点(仙台市陸上競技場)
    • 解説(放送上の肩書は「総括」):増田明美(スポーツジャーナリスト)
  • 中継所実況
    • 第1中継所:新タ悦男
    • 第2中継所:日比麻音子(女性アナウンサーから初めての起用)
    • 第3中継所:齋藤慎太郎(日比と同じくスポーツ実況デビュー)
    • 第4中継所:新タ悦男
    • 第5中継所:齋藤慎太郎
  • リポーター:篠原梨菜
  • スタート地点呼び込み・第3中継所インタビュアー:佐々木舞音(担当時点では新人)
  • 第1・第5中継所インタビュアー:近藤夏子

2020年(第40回大会)

  • 放送センター
    • 解説:増田明美(スポーツジャーナリスト)
    • 実況:佐藤文康
  • 第1移動車
    • 解説:高橋尚子(シドニーオリンピック女子マラソン金メダリスト)
    • 実況:熊崎風斗
  • 第2移動車
  • 第3移動車(バイクリポート)
    • 実況:喜入友浩
  • 優勝チームインタビュアー
    • 実況:石井大裕
  • 中継所実況
    • 第1中継所:新タ悦男
    • 第2中継所:南波雅俊(NHK広島放送局からの移籍翌月に担当)
    • 第3中継所:小林廣輝(スポーツ中継の実況を初めて担当)
    • 第4中継所:新タ悦男
    • 第5中継所:南波雅俊
  • リポーター:日比麻音子
  • スタート地点呼び込み:篠原梨菜

2019年(第39回大会)

  • 放送センター
    • 解説:増田明美(スポーツジャーナリスト)
    • 実況:新タ悦男
  • 第1移動車
    • 解説:千葉真子(スポーツコメンテーター)
    • 実況:佐藤文康
  • 第2移動車
    • 実況:伊藤隆佑
  • 第3移動車(バイクリポート)
    • 実況:熊崎風斗
  • スタート地点(松島町文化観光交流館前)&優勝チームインタビュアー
    • 実況:石井大裕
  • 中継所実況
  • リポーター:日比麻音子
  • スタート地点呼び込み:若林有子(担当時点では新人)

2018年(第38回大会)

  • 放送センター
    • 解説:増田明美(スポーツジャーナリスト)
    • 実況:新タ悦男
  • 第1移動車
    • 解説:千葉真子(スポーツコメンテーター)
    • 実況:伊藤隆佑
  • 第2移動車
    • 実況:土井敏之
  • 第3移動車(バイクリポート)
    • 実況:熊崎風斗
  • スタート地点(松島町文化観光交流館前)&優勝チームインタビュアー
    • 実況:石井大裕
  • 中継所実況
    • 第1中継所:高田寛之(CBCアナウンサー)
    • 第2中継所:清水大輔
    • 第3中継所:松尾武(TBCアナウンサー)
    • 第4中継所:喜入友浩
    • 第5中継所:岡村久則(SBSアナウンサー)
  • リポーター:小林由未子上村彩子
  • スタート地点呼び込み:宇賀神メグ(担当時点では新人)

2017年(第38回大会)

  • 放送センター
    • 解説:増田明美(スポーツジャーナリスト)
    • 実況:新タ悦男
  • 第1移動車
    • 解説:千葉真子(スポーツコメンテーター)
    • 実況:伊藤隆佑
  • 第2移動車
    • 実況:土井敏之
  • 第3移動車(バイクリポート)
    • 実況:熊崎風斗
  • スタート地点(松島町文化観光交流館前)&優勝チームインタビュアー
    • 実況:石井大裕
  • フィニッシュ地点(仙台市陸上競技場)
    • 実況:新タ悦男
  • 中継所実況
    • 第1中継所:高田寛之(CBCアナウンサー)
    • 第2中継所:清水大輔
    • 第3中継所:松尾武(TBCアナウンサー)
    • 第4中継所:藤森祥平
    • 第5中継所:岡村久則(SBSアナウンサー)

2016年(第37回大会)

  • 放送センター
    • 解説:増田明美(スポーツジャーナリスト)
    • 実況:新タ悦男
  • 第1移動車
    • 解説:千葉真子(スポーツコメンテーター)
    • 実況:土井敏之
  • 第2移動車
    • 実況:伊藤隆佑
  • 第3移動車(バイクリポート)
    • 実況:熊崎風斗
  • スタート地点(松島町文化観光交流館前)&優勝チームインタビュアー
    • 実況:石井大裕
  • フィニッシュ地点(仙台市陸上競技場)
    • 実況:佐藤文康
  • 中継所実況
    • 第1中継所:高田寛之(CBCアナウンサー)
    • 第2中継所:清水大輔
    • 第3中継所:松尾武(TBCアナウンサー)
    • 第4中継所:杉山真也
    • 第5中継所:岡村久則(SBSアナウンサー)

2015年(第36回大会)

  • 放送センター
    • 解説:河野匡(大塚製薬陸上競技部女子監督)
    • 実況:新タ悦男
  • 第1移動車
    • 解説:増田明美(スポーツジャーナリスト)
    • 実況:佐藤文康
  • 第2移動車
    • 解説:千葉真子(スポーツコメンテーター)
    • 実況:伊藤隆佑
  • 第3移動車(バイクリポート)
  • スタート地点(松島町文化観光交流館前)&優勝チームインタビュアー
  • フィニッシュ地点(仙台市陸上競技場)
    • 実況:土井敏之
  • 中継所実況
    • 第1中継所:角上清司(CBCアナウンサー)
    • 第2中継所:熊崎風斗
    • 第3中継所:松尾武(TBCアナウンサー)
    • 第4中継所:清水大輔
    • 第5中継所:岡村久則(SBSアナウンサー)
  • リポーター兼スタート地点呼び込み:小林由未子

2014年(第35回大会)

  • 放送センター
  • 第1移動車
    • 解説:増田明美(スポーツジャーナリスト)
    • 実況:新タ悦男
  • 第2移動車
    • 解説:千葉真子(スポーツコメンテーター)
    • 実況:佐藤文康
  • 第3移動車(バイクリポート)
    • 実況:石井大裕
  • スタート地点(松島町文化観光交流館前)&優勝チームインタビュアー
    • 実況:初田啓介
  • フィニッシュ地点(仙台市陸上競技場)
    • 実況:土井敏之
  • 中継所実況
    • 第1中継所:伊藤隆佑
    • 第2中継所:小笠原亘
    • 第3中継所:松尾武(TBCアナウンサー)
    • 第4中継所:熊崎風斗
    • 第5中継所:岡村久則(SBSアナウンサー)
  • MC:出水麻衣佐藤渚

エリア放送

2012年[24]2013年[25]2016年[26]の開催時、東北放送によりホワイトスペースを利用するエリア放送が実施され、大会の中継映像のワンセグ放送が行われた。

会場内に地上一般放送局が設置されていた[27]

免許人 局名 呼出符号 物理ch 周波数 空中線電力 ERP (業務区域)
東北放送
株式会社
TBC松島磯崎
エリア放送
JOXZ2AT-AREA 52ch 707.142857MHz 1mW 2mW 宮城県宮城郡松島町磯崎地区
JOXZ2CN-AREA 460μW
JOXZ2CZ-AREA 76.9μW 35.2μW

ラジオ放送

1984年昭和59年)から2007年平成19年)までは、当時の開催地の地元であるCBCラジオ中心にラジオ中継も行なわれていた。
ピーク時には全国7局ネット(CBCのほかTBSラジオMBSラジオRKBラジオ熊本放送宮崎放送南日本放送)で放送されていた。その後ラジオ中継の提供・協賛スポンサーの撤退などの影響で、TBS・MBSとの3局ネットに縮小、そして末期にはCBC単独で放送していた。

ラジオはCBCが制作局となり、岐阜県庁内に放送センターを設置、そこから解説者・ラジオ実況アナウンサーがモニターを見ながらの放送となっていた。発着点の実況・各中継所通過時の音声はテレビと同時音声となっていた。

2008年平成20年)大会でCBCはラジオ中継は取りやめた。ちなみに2009年平成21年)大会の開催時、CBCラジオでは創立記念番組「CBCこども未来キャンペーン〜おうちへ帰ろう〜」の長時間特別番組を放送。

2011年平成23年)大会に、4年ぶりにラジオ放送が実施され、以降東北放送ラジオで宮城県内向け[注 5] 中継を行っている。

2018年・2019年

※守屋はメインと第2・第4両中継所の実況 伊藤は第1・第3・第5各中継所の実況 林田はスタート・ゴール両地点のリポート

  • 情報:増子華子

レースに伴う交通規制情報と各中継所の正式タイムを報告。

2017年

  • 解説:泉田利治
  • 実況:守屋周・菅生翔平・林田悟志

※守屋はメインと第2・第4両中継所の実況 菅生はスタート・ゴール両地点のリポート 林田は第1・第3・第5各中継所の実況

レースに伴う交通規制情報と各中継所の正式タイムを報告。

エピソード

  • かつては西濃運輸が冠スポンサーを務めていたが、2000年代からはスズキが担当しており、TBS系のテレビ番組名は『SUZUKIスポーツスペシャル・全日本実業団女子駅伝○○○○(年号)』となっていた。なお、スポンサーが地元企業の西濃運輸ではなく、静岡県浜松市に本社のあるスズキになったことから岐阜県での開催が無くなってしまうと言う噂が流れ、関係自治体の各地で署名運動が行われた事例がある(ちなみに開催地の岐阜県は、スズキの会長鈴木修の出身地である)。結局、2010年の大会を最後に岐阜県での開催が無くなった。
  • 2007年平成19年)の本大会当日に日本実業団陸上競技連合会長の五島哲東急電鉄取締役)が宿泊先のホテルで急死した。スタートを前に会場入りしていないことを知った大会関係者が部屋を訪れ、倒れているのが発見された。死因は不明[28]
  • 1990年(平成2年)の第10回大会は東京国際女子マラソン即位の礼の関係で延期となり、本大会と日程が重なったため午前中に開催されていた[9]
  • 襷の受け渡し時のミスにより、失格となったことが2例ある。
    • 2014年の第34回大会で、シスメックスの(大久保美里)の身体が中継ラインを到達する前に襷を渡したことが失格とされた。
    • 2016年の第36回大会では、豊田自動織機が第1中継所で、2区のランナーが出遅れたため襷の受け渡しゾーンを50cm超えてしまい失格とされた[29]
    • また、いずれも予選会での出来事であるが、大塚製薬ノーリツなど襷渡しミスで失格となったチームもある。
  • 2018年、本大会の予選会であるプリンセス駅伝で、2区の終盤・中継所まで残り200mの地点で転倒した選手が、骨折しながらも中継所まで四つん這いで進んで3区の選手にタスキを繋いだことが物議を醸した[30]。3区でもトップを走っていた選手が脱水症状になり蛇行や逆走するアクシデントが発生し、選手およびチームは棄権となった[31]。これらの事例を受け、本大会前日の監督会議において「走行不能となった場合は、審判員の判断で中止させる」とのルールが明記された[32] が、奇しくも競技中に選手の負傷が発生(九電工3区・(加藤岬))。この時は現場の審判員の報告とチーム監督との連絡が適切に取られ、足を引きずる選手の走行を審判員が中止させた[33]

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 浜田トンネル(延長209m) → 須賀第2トンネル(延長124m) → 須賀第1トンネル(延長121m)
  2. ^ 2000年から2013年までは本社に拠点を構えたため関西地区所属。ただしこの期間は優勝できなかった。
  3. ^ パナソニックは2位入線したが、1位入線のユニバーサルエンターテインメントの選手にドーピング違反が発覚したことによって、ユニバーサルエンターテインメントの優勝が剥奪されて記録も抹消となったため[17][18]。また、繰り上げ優勝したパナソニックは5区でユニバーサルエンターテインメントにしか抜かれなかったため事実上、全区間首位通過の完全優勝となる。
  4. ^ 全区間首位通過の完全優勝。(前年の繰り上げ優勝を含め実質、2年連続全区間首位通過の完全優勝)
  5. ^ 2011年平成23年)はradiko復興支援サイト経由で、2014年(平成26年)以降はradikoプレミアム経由で全国での聴取が可能。

出典

  1. ^ a b 松島 → 仙台5市町疾走 実業団対抗女子駅伝 宮城初開催(河北新報 2011年7月29日)
  2. ^ a b 日本実業団陸上競技連合/編集『日本実業団陸上競技連合50年史 半世紀の足跡』日本実業団陸上競技連合、2008年、84頁。 
  3. ^ a b 日本実業団陸上競技連合/編集『日本実業団陸上競技連合50年史 半世紀の足跡』日本実業団陸上競技連合、2008年、87頁。 
  4. ^ 日本陸上競技連盟七十年史編集委員会 編『日本陸上競技連盟七十年史』日本陸上競技連盟、1995年、130頁。 
  5. ^ a b 日本実業団陸上競技連合/編集『日本実業団陸上競技連合50年史 半世紀の足跡』日本実業団陸上競技連合、2008年、90頁。 
  6. ^ a b 日本実業団陸上競技連合/編集『日本実業団陸上競技連合50年史 半世紀の足跡』日本実業団陸上競技連合、2008年、116頁。 
  7. ^ a b 実業団女子駅伝:11年大会から岐阜から宮城にコース変更(毎日新聞 2010年11月19日)
  8. ^ 全日本実業団対抗女子駅伝競走大会の愛称が決定しました (PDF) (日本実業団陸上競技連合 2012年11月5日)
  9. ^ a b 日本実業団陸上競技連合/編集『日本実業団陸上競技連合50年史 半世紀の足跡』日本実業団陸上競技連合、2008年、110頁。 
  10. ^ みやぎニュースクリップ/全日本実業団対抗女子駅伝競走大会に関する記者会見(宮城県 2011年7月28日)
  11. ^ 12月18日(日)「第31回全日本実業団対抗女子駅伝競走大会」が開催されます(宮城県 2011年11月1日)
  12. ^ 「全日本実業団対抗女子駅伝2011」応援ソング 東京エレクトロン CMソング(東京エレクトロン
  13. ^ ハートフルプロジェクト
  14. ^ クイーンズ駅伝in宮城 第32回 全日本実業団対抗女子駅伝競走大会要項 (PDF) (日本実業団陸上競技連合)
  15. ^ 日本実業団陸上競技連合/編集『日本実業団陸上競技連合50年史 半世紀の足跡』日本実業団陸上競技連合、2008年、102頁。 
  16. ^ 『全日本実業団対抗女子駅伝競走大会20年史: 美濃路を駆ける-』(全日本実業団対抗女子駅伝競走大会支援推進委員会 2001年)
  17. ^ (HTML)『会長コメント:アンチ・ドーピング規則違反決定について』(プレスリリース)日本実業団陸上競技連合、2018年7月19日http://www.jita-trackfield.jp/topics/1443/2018年7月19日閲覧 
  18. ^ (HTML)『お知らせ:「第37回全日本実業団女子駅伝競走大会」成績訂正について』(プレスリリース)日本実業団陸上競技連合、2018年7月19日http://www.jita-trackfield.jp/topics/7-6/2018年7月19日閲覧 
  19. ^ ただし、MBSでは開催地・宮城県出身の元アナウンサー(千葉猛が該当)がいる。
  20. ^ 『中継所実況に日比麻音子アナウンサーが初挑戦!『クイーンズ駅伝2021~第41回全日本実業団対抗女子駅伝』』(プレスリリース)TBSテレビ、2021年11月16日https://topics.tbs.co.jp/article/detail/?id=142072021年11月17日閲覧 
  21. ^ 『日比麻音子、篠原梨菜、佐々木舞音アナウンサーが実況のタスキをつなぐ『クイーンズ駅伝2022~第42回全日本実業団女子駅伝』』(プレスリリース)TBSテレビ、2022年11月18日https://topics.tbs.co.jp/article/detail/?id=171942022年11月18日閲覧 
  22. ^ 日本実業団陸上競技連合/編集『日本実業団陸上競技連合50年史 半世紀の足跡』日本実業団陸上競技連合、2008年、98頁。 
  23. ^ “「クイーンズ駅伝」Paraviで11/24(日)に独占LIVE配信が決定!”. プレミアム・プラットフォーム・ジャパン(2019年11月16日作成). 2019年12月24日閲覧。
  24. ^ “ホワイトスペースを活用した地上一般放送局に免許 -「全日本実業団対抗女子駅伝競走大会」をエリア放送で情報発信-”. 総務省. 2012年12月14日閲覧。
  25. ^ “「全日本実業団対抗女子駅伝競走大会」をエリア放送で情報発信 ホワイトスペースを活用した地上一般放送局に免許”. 総務省. 2013年12月13日閲覧。
  26. ^ “エリア放送局に免許 - 全日本実業団対抗女子駅伝競走大会を実況放送 -”. 総務省. 2016年11月10日閲覧。
  27. ^ エリア放送を行う地上一般放送局の免許状況 東北総合通信局(国立国会図書館のアーカイブ:2013年1月24日収集)
  28. ^ 陸上競技マガジン2008年2月号192P、及び月刊陸上競技2008年2月号236P
  29. ^ “豊田自動織機が失格…たすき中継地点50センチ越え”. 日刊スポーツ (2016年11月27日). 2017年8月4日閲覧。
  30. ^ 「四つんばいリレー飯田が手術、監督「美談ではない」」『日刊スポーツ』、2018年10月25日。2019年6月27日閲覧。
  31. ^ 「プリンセス駅伝のトラブルを考える。 ルールと連絡体制の再確認が必要だ。」『Number Web』、2018年10月24日。2019年6月27日閲覧。
  32. ^ 「「走行不能は中止させる」全日本実業団対抗女子駅伝」『日刊スポーツ』、2018年11月25日。2019年6月25日閲覧。
  33. ^ 「駅伝の棄権問題、「安全第一」を重視した審判員判断」『産経新聞』、2018年11月29日。2019年10月23日閲覧。

関連項目

外部リンク

  • 日本実業団陸上競技連合
  • 全日本実業団女子駅伝(TBSテレビ)
  • ハートフルプロジェクト
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