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南波雅俊

南波 雅俊(なんば まさとし[4][5]1988年昭和63年〉5月4日 - [4])は、元NHKのアナウンサー、TBSテレビアナウンサー

なんば まさとし
南波 雅俊
プロフィール
出身地 日本東京都[1][2]
生年月日 (1988-05-04) 1988年5月4日(35歳)
最終学歴 立教大学法学部政治学科
勤務局 TBSテレビ
部署 総合編成本部 アナウンスセンター[3]
職歴 NHKアナウンサー(岡山大分広島。2012年 - 2020年)
→TBSテレビアナウンサー(現職)
活動期間 2012年 -
ジャンル スポーツ
公式サイト TBSテレビ
担当番組・活動
出演中 スポーツ中継
Nスタ(水・金曜日)
ラヴィット!
ふるさとの未来
出演経歴 NHK
岡山ニュースもぎたて!
しんけんワイド大分
いろどりOITA
おはようひろしま
お好みワイドひろしま
TBSテレビ
JNNフラッシュニュース
S☆1
アナウンサー: (テンプレート) - (カテゴリ)

人物

國學院大學久我山高等学校[6][4]立教大学法学部政治学科卒業[4][7][2]後、2012年NHKへ入局。岡山放送局[5][8][9]を皮切りに、大分放送局[10](2016年4月 - 2018年7月)を経て、2018年8月から広島放送局[1][11][12]に在職。広島放送局時代には広島東洋カープ戦のラジオ中継で実況を担当していたが、全国向けのスポーツ中継で実況する機会はほとんどなかった[6]

TBSテレビがスポーツ実況の経験者を募集していたことを背景に、2020年10月1日付で同局へ移籍[6][注 1][7][2]。移籍後は、スポーツ中継や定時ニュースを主に担当している。

嗜好・挿話

  • 高校野球の経験者で、当時のポジションは投手(右サイドスロー[4][14]秋季東京都高等学校野球大会で、早稲田実業斎藤佑樹(後の北海道日本ハムファイターズ投手)と投げ合った経験を持つ[6][4]。チームはその試合で負けたものの、自身は打者として斎藤の足を強襲する安打を放っている[5][8][9][10]
  • 大学への在学中に、テレビ朝日アスクでアナウンス技術の研鑽を積んでいた[15]
  • B'zの大ファンであることを公言していて、ファンクラブにも加入している[16]
  • NHKからTBSテレビへ移籍した理由として、TBSテレビが制作する『SASUKE』と、同局が試合中継の日本国内向け放送権を保有する野球の国際大会で実況を担当することを挙げている。『SASUKE』については、NHKへの在籍中から実況を熱望した末に、第39回(2021年12月28日放送分)から実際に担当[20]。野球の国際大会については、2023 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンド(日本代表の初戦に当たる2023年3月9日の対中国代表戦)からテレビ中継の実況を任されている[21]
    • 本人がTBSテレビで2023WBC中継の実況を担当した直後に語ったところによれば、「NHKではスポーツ実況に大きなやり甲斐を感じていた」とのことで、TBSがスポーツ実況の経験者を「キャリア採用」扱いで募集していることを偶然知るまでは、NHKからの退職を全く考えていなかったという。それでもTBSテレビのキャリア採用試験を受けたのは、上記の理由に加えて、「地元(東京)で腰を据えて働けること」や「横浜DeNAベイスターズ主催公式戦のテレビ放送権を保有していること」へ大きな魅力を感じたことにもよる。もっとも、本人がNHKとTBSテレビで経験した限りでは、「(番組のジャンルを問わず)『良いコンテンツを作る』という熱量や目的、スポーツ中継の目的(競技の本質と勝負を伝えること)、スポーツアナウンサーによる取材熱の高さ、報道番組のコンセプト(キャスターによる現場取材やフリートークを重視する姿勢)が両局に共通している」とのことである[22]

担当番組

テレビ

  • Nスタ(平日版のニュースプレゼンター)
    • 月・火曜日担当:2021年7月19日 - 2022年9月27日
      • スポーツアナウンサーとしての活動と並行しながら担当を始めた直後に東京2020オリンピックが開催されたことを受けて、開催の期間中(2021年7月第4週 - 8月第1週)には木曜日にも出演していた。
    • 水・金曜日担当:2022年10月5日 - 2023年3月24日
    • 金曜日担当:2023年1月6日 - 2023年3月24日
      • 2023年3月15日(水曜日)には、井上貴博(先輩アナウンサーで当時は月 - 木曜日のメインキャスター)が年次休暇[注 5]を取得したことに伴って、井上の代理扱いでメインキャスターを担当[注 6][29]
    • 月・火・水曜日担当:2023年3月27日 -
      • 「(地球を笑顔にするWEEK 2023春)」(SDGsの達成に向けたTBSグループのクロスメディア型啓発キャンペーン)のクロージング・プログラムとして2023年5月20日(土曜日)に放送された『(一緒にやろう SDGsの日)』では、「芸能人((キャンペーン大使)」の1人であるバナナマン日村勇紀)が、TBS放送センター報道局内のニューススタジオ(通常は定時ニュースで使用するスタジオ)からSDGs関連のニュース2項目を『キャスター』として生放送で伝える」というTBS史上初の試みが『Nスタ』ベースのパート(18時台)で為されることを前に、「ニュース原稿を読むための基礎スキルを、ニュースキャスター未経験の日村に教える」という役割を担った。
  • ふるさとの未来(進行、2022年8月11日〈10日深夜〉 - )
  • ラヴィット!(「B'z軍団 のメンバー」、ゲーム企画の実況担当、生中継企画のリポーターとして随時出演)
    • 放送を開始した2021年度のみ、「JNN NEWS」(午前9時台での内包分)で毎週火曜日にキャスターを担当していた[17]
    • 「JNN NEWS」の担当を離れたばかりの頃(2022年春)に、「B'zのコンサートなどで稲葉が着用していた衣装に感化されて20代の前半に購入した」というロックテイストの私服姿で、「のアナウンサー変身計画」(「服装や髪型で悩んでいる」というTBSテレビの現職アナウンサーをゲストに招いてのロケ企画で火曜日に放送)に「ゲスト」として初参加。アルコ&ピースの協力を得たうえで、「アルコ&ピースがフリートークの最中にB'zの楽曲の歌詞を連想させるフレーズを言うとすぐに、その曲を稲葉になり切ってひとしきり熱唱する」というやり取りを繰り返した。本人曰く「ロケ中は必死で歌っていた」とのことだが、その姿に生放送(本編のスタジオパート)への出演者が大いに湧いたことから、やがて他の企画にも登場。登場のたびに共演者との間で上記のやり取りを披露するにつれて、「稲葉のモノマネが得意な南波アナ」というキャラクターが視聴者へ徐々に認知されるようになった[22]
    • 『JNN NEWS』 の担当を離れてからは、先輩アナウンサーの赤荻歩と揃って本編の企画に登場することがある。その一方で、赤荻がキャスターを務める報道番組を休演する場合には、キャスターを随時代行している(過去には『ラヴィット!』『ひるおび』内の「JNN NEWS」や『Nスタ』の日曜版で代演)。

ラジオ

NHK時代の担当番組

岡山放送局時代

大分放送局時代

広島放送局時代

TBSテレビでの過去の担当番組

テレビ

TBSラジオ

  • アシタノカレッジ(月曜日「ちょっといいこと短歌」、不定期、2021年10月4日 - 2022年6月)
    • 2022年の初回放送(1月3日=月曜日)では、キニマンス塚本ニキ(本来の月 - 木曜日パーソナリティ)に代わってパーソナリティを担当。
  • 朗読のミカタ(平日の午後に放送されるJRN全国ネット向けの事前収録番組)
    • 2022年12月19日 - 23日:クリスマスの直前に放送されることを踏まえて、「クリスマスの定番」とされている邦楽の歌詞から、一部のフレーズを抜粋したうえで朗読。「いつかのメリークリスマス」(B'z)を取り上げた最終日には、歌詞の朗読にとどまらず、稲葉のモノマネで歌詞の一節を歌い上げた。
    • 2023年2月27日・28日・3月2日:学生による海外への卒業旅行が盛んな時期に放送することを踏まえて、「世界の言葉の挨拶」を朗読。

関連項目

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ なお、[6]では、NHKからTBSへ入社したアナウンサーは1996年の土井敏之以来2人目としているが、前身のラジオ東京草創期にあたる1951年10月に8人が経験者採用として入社しており[13]、それ以降も山口慎弥升田尚宏等の事例があるため、誤りである。
  2. ^ このNHKでの面接では当時の時事問題に関連するキーワードについて説明するというものであり、この年(2011年)は松本がグラミー賞を受賞したことから取り上げられた。
  3. ^ スポーツ実況を希望していたことから「甲子園球場のある兵庫県に近いため」というのも理由の一つだった。
  4. ^ TBSラジオでは、南波が移籍する前の2017年限りでプロ野球中継の自社向け放送業務から撤退しているが、2018年から2022年まではDeNA主催試合の裏送り向け中継の制作を続けていた(DeNA主催以外の関東圏での試合はニッポン放送文化放送RFラジオ日本が系列の枠を超えて分担)[26]
  5. ^ 井上の休演日に当時キャスターを代行していた日比麻音子(当時は月・火曜日のニュースプレゼンター兼金曜日のメインキャスター)が、水曜日に『アフター6ジャンクション』(『Nスタ』放送中の18:00からTBSラジオで生放送)のパートナーをレギュラーで務めていることも関係している。
  6. ^ 井上と共にキャスターを担当しているホラン千秋フリーアナウンサー)が当日の『ラヴィット!』にゲスト出演した際にその旨の発言があった。

出典

  1. ^ a b c 『12球団全選手カラー百科名鑑2020』(『廣済堂ベストムック』433号。2020年2月21日、廣済堂出版発行。コード:(ISBN 978-4331804377))P293
  2. ^ a b c d 『12球団全選手カラー百科名鑑2021』(『廣済堂ベストムック』446号。2021年2月20日、廣済堂出版発行。コード:(ISBN 978-4331804520))P294
  3. ^ “TBSテレビ 企業情報 組織図”. TBSテレビ. (2021年11月1日). https://www.tbsholdings.co.jp/tbstv/corporate/organization.html 2022年5月20日閲覧。 
  4. ^ a b c d e f TBSテレビ公式サイト内プロフィールを参照。
  5. ^ a b c ※インターネットアーカイブ2013年10月22日付保存キャッシュ
  6. ^ a b c d e f “ハンカチ王子と投げ合ったNHKアナ、TBSに電撃移籍の背景に東京五輪の“即戦力””. 日刊サイゾー. (2020年9月30日). https://www.cyzo.com/2020/09/post_254146_entry.html 2020年10月14日閲覧。 
  7. ^ a b c d e 『TVスター名鑑2021』(『TVガイド特別編集シリーズ』2021年1月号。2020年12月18日発売・2021年1月1日発行。発行元:東京ニュース通信社)P440-466「アナウンサー」→P446-449「TBSテレビ」→P448「南波 雅俊」
  8. ^ a b c ※インターネットアーカイブ2015年4月3日付保存キャッシュ
  9. ^ a b c ※インターネットアーカイブ2016年3月25日付保存キャッシュ
  10. ^ a b c ※インターネットアーカイブ2016年5月25日付保存キャッシュ
  11. ^ (インターネットアーカイブ同4日付保存キャッシュ)
  12. ^ - 2018年8月16日配信(文:南波雅俊) ※インターネットアーカイブ2020年9月24日付保存キャッシュ
  13. ^ 『TBS50年史』資料編(2002年1月、東京放送編・発行)P235
  14. ^ “「ラヴィット!」南波雅俊アナ 立大時代はモノマネショーでバイト B´z特訓2時間×週5”. デイリースポーツ (2023年5月3日). 2023年5月7日閲覧。
  15. ^ “合格実績”. テレビ朝日アスク. 2019年9月24日閲覧。
  16. ^ a b c 高木望 (2022年6月24日). “南波雅俊アナにとってB‘zは「神様のような存在」【アナウンサーの推し事】”. TBSラジオ. 2023年3月13日閲覧。
  17. ^ a b c d e f g h i j k (インターネットアーカイブ同5日付保存キャッシュ)
  18. ^ 『南波雅俊アナにとってB‘zは「神様のような存在」【アナウンサーの推し事】』(インタビュアー:高木望)、TBS RADIO、2022年6月24日https://www.tbsradio.jp/articles/55913/20212-06-28閲覧 
  19. ^ “NHK→TBSの“異色アナ”南波雅俊、圧巻のB‘z稲葉ものまね 中居正広が驚き、山本高広も「ずっちーな!」”. ORICON NEWS (オリコン株式会社). (2022年6月25日). https://www.oricon.co.jp/news/2240023/full/ 2022年6月28日閲覧。 
  20. ^ SASUKE公式YouTube「【悲願】俺はSASUKEの実況がしたい!NHKの職員だったのにTBSに転職したアナウンサーの初陣【SASUKE 12/28 放送】」より]
  21. ^ “TBS幹部 WBC盛り上がりに期待「23年で視聴率1位目指す」 実況アナはWBCのためNHKから転職”. スポーツニッポン. (2023年3月7日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2023/03/07/kiji/20230307s00041000330000c.html 2023年3月27日閲覧。 
  22. ^ a b "ラヴィット!のB'zモノマネで話題、WBCで実況デビュー!南波雅俊アナの快進撃" (Press release). TBSテレビ. 11 May 2023. 2023年5月13日閲覧
  23. ^ a b c (インターネットアーカイブ同11日付保存キャッシュ)
  24. ^ 「本日も」 | 新井貴浩オフィシャルブログ Powered by Ameba 2020年10月31日配信
  25. ^ (インターネットアーカイブ同1日付保存キャッシュ)
  26. ^ 「複雑怪奇」ラジオのプロ野球中継に潜入 委託か局間かNRNか - プロ野球 : 日刊スポーツ 2021年6月16日9時11分
  27. ^ a b 『CBCドラゴンズナイター』2021年度中継予定 - 『RadiChubu(ラジチューブ)』より ※5月7日は「横浜対阪神」と誤記。
  28. ^ 東京パラリンピック 車いすバスケットボール男子予選 日本×カナダ[字 | TBSテレビ]
  29. ^ ホラン千秋「ラヴィット!」で豚骨&にんにくステーキの大接待 Nスタで「買収されかけた」報告 デイリースポーツ、2023年3月15日配信、同月16日閲覧

外部リンク

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