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モスラ (架空の怪獣)

モスラ (Mothra) は、1961年の映画『モスラ』をはじめとする東宝製作の怪獣映画に登場する架空の怪獣ゴジララドンと並び、東宝三大怪獣と称され(『三大怪獣 地球最大の決戦』)、ゴジラに次ぐ人気怪獣である[1]

モスラ
東宝怪獣映画のキャラクター
『モスラ』(1961年)のモスラ
初登場モスラ
作者 西川伸司(『東京SOS』デザイン)
中島春雄手塚勝巳ほか(初代幼虫)
(テンプレートを表示)

特徴

 
『モスラ』(1961年)のモスラ

『モスラ』での初登場以降も多くの作品で活躍し、その外見や登場作品のファンタジックな作風が相まって東宝怪獣では女性人気が一番高い[注釈 1]。ゴジラなどと異なり、最初から悪役や破壊の権化としては描かれていないのが特徴である[3][4][注釈 2]

"moth" の名の通り、翼開長100メートルあまりの巨大なの怪獣である[5]。卵から孵化した幼虫を作って化し、さらに羽化して成虫となる[4][1]。また、幼虫が繭を作る際に吐く糸は、戦闘時には敵を絡め取る手段として使用される。繭の形状はカイコに似るが、成虫の姿はカイコガやその原種クワコにはまったく似ていない。

幼虫期は、見た目上は一齢しかなく、初齢幼虫が直接蛹に変態する。ただし、映画作中の小美人の台詞によると、モスラは、実は卵の段階で成長する。モスラの卵は小さい状態で土中に産みつけられ、年単位の時間をかけて、卵そのものが大きく成長する、という説明がなされている[6](なお、平成モスラシリーズでは設定が異なり、親モスラの全身から放たれた赤と青の光の粒子が寄り集まって、新たな卵となる、という表現がなされている[7]。)。

成虫はヤママユガ科のガがモデルと言われている[注釈 3]。成虫の前翅には大きな目玉模様があり[注釈 4]、白一色のカイコガと比べてカラフルな色合いとなっている。このことから「極彩色の怪獣」とも呼ばれる。また、カイコガの羽は退化して飛べないのに対し、モスラは強靭な羽を持っており、太平洋も楽々と渡れるほどの飛行能力を有する。

講談社の『モスラ対ゴジラ』の小説版では、「数千年前の異常気象によって地表に降りそそいだ大量の宇宙線により、ヤママユガの一種がインファント島で突然変異を起こして進化したもの」とされており[10]これは『ゴジラvsモスラ』での設定の基にもなったという説もある。[要出典]

モスラはゴジラシリーズにも何度も登場しており、「ゴジラ以外の怪獣」としての登場回数ではトップである。ゴジラは成虫に対しては何度か勝利するが、幼虫を完全に倒す場面は一度もない。

初期作ではゴジラを上回る巨体も特色であり、『モスラ』の原作と初期稿では、「過去に出現したゴジラよりも巨大な体躯である」と言及する場面が存在した。『モスラ対ゴジラ』の成虫がゴジラとの対比でその大きさを表現したのを最後に、この点は描かれなくなった[注釈 5]

成虫は鱗粉を放って相手を混乱させる技を得意とし、これでゴジラなどの敵怪獣を何度も苦しめている。ただし、『モスラ対ゴジラ』と『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』では「鱗粉を失うと羽がもろくなり、飛行能力を失う(つまり死亡する)」という設定があるため、まさに「最後の攻撃」と言える[注釈 6]。水中戦は苦手で、『モスラ2 海底の大決戦』でのダガーラとの水中戦には苦戦している。『モスラ2』ではダガーラに対抗するために水中モードモスラやレインボーモスラ、『モスラ3 キングギドラ来襲』ではキングギドラに対抗するために鎧モスラへ変化する。平成モスラシリーズには「一度は敵に敗れるが、対抗するために新たなモスラになって再戦を挑み、倒す」という演出が多く見られ、これがモスラという怪獣自体の定番となっている[注釈 7]

登場が予定のみに終わった作品としては、『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』の原型となった『ゴジラ対ガイガン キングギドラの大逆襲!』(幼虫)[11][12]、『ゴジラ対メカゴジラ』の原型となった『大怪獣沖縄に集合!残波岬の大決斗』(成虫)[13][14]がある。また、主役作品として『モスラVSバガン』が予定されており、後の『ゴジラvsモスラ』の原型となった[15]

平成ゴジラシリーズや平成モスラシリーズなどでデザインを手掛けた漫画家の西川伸司は、蝶の形そのままでありながらキャラクターとして成立している奇跡のような怪獣であると評している[16]

なお、ゴジラシリーズへの出演経験も持つ俳優の髙嶋政宏によれば、かつて幼虫の玩具が発売された際には、毛虫嫌いだった母(寿美花代)から購入を厳禁されたという[17]

名称

英語ではMothra[18]。蛾を意味する英語のMothと母を意味する英語のMotherを掛け合わせたもの[5][19]。つまり、本来の「蛾の怪獣」という意味のほか、「母性を象徴する怪獣」としてこの名称がつけられた[19]。事実、モスラは出演する映画で必ず何かしらの守護神的存在として位置付けられ(『怪獣総進撃』を除く)、明確に悪役として描かれたことは一度もない(『怪獣総進撃』で(キラアク星人)に操られて破壊活動を行なったり、1961年版の『モスラ』や『ゴジラvsモスラ』などで小美人を救うために破壊活動を行なったりするが、人間への害意は持っていない)。

別名は「巨蛾[出典 1]巨大蛾怪獣[出典 2]守護神獣[注釈 8]など。

モスラが登場する映画のリスト

第1作の後も多くの怪獣映画に採り上げられ、登場している。以下はそのリストである(モスラ、モスラ族、その他の怪獣の順)。モスラの項で括弧表記していない作品では幼虫・成虫の両方が登場。

題名 公開日 登場怪獣
モスラ 1961年7月30日 モスラ(幼虫、成虫)
モスラ対ゴジラ 1964年4月29日
三大怪獣 地球最大の決戦 1964年12月20日
ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘 1966年12月17日
  • モスラ(成虫)
  • ゴジラ
  • エビラ
  • (大コンドル)
怪獣総進撃 1968年8月1日
ゴジラvsモスラ 1992年12月12日
ゴジラvsスペースゴジラ 1994年12月10日
モスラ 1996年12月14日
  • 新モスラ(幼虫、成虫)
  • 親モスラ(成虫)
  • フェアリーモスラ
  • (ガルガル)
  • (デスギドラ)
モスラ2 海底の大決戦 1997年12月13日
  • モスラ(成虫)
  • フェアリーモスラ
  • (ゴーゴ)
  • ガルガルII
  • (ベーレム)
  • ダガーラ
モスラ3 キングギドラ来襲 1998年12月12日
  • モスラ(成虫)
  • フェアリーモスラ
  • 原始モスラ(幼虫)
  • ガルガルIII
  • キングギドラ
ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃 2001年12月15日
  • モスラ(幼虫、成虫)
  • ゴジラ
  • バラゴン
  • ギドラ→キングギドラ
ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS 2003年12月13日
ゴジラ FINAL WARS 2004年12月4日
GODZILLA 星を喰う者 2018年11月9日
  • モスラ(卵)[注釈 9]
  • ゴジラ・アース
  • ギドラ
  • セルヴァム
ゴジラ キング・オブ・モンスターズ 2019年5月31日
  • モスラ
  • ゴジラ
  • ラドン
  • キングギドラ

映画『モスラ』(1961年)のモスラ

 
モスラの幼虫
 
繭から羽化したモスラ
諸元
モスラ
MOTHRA[出典 3]
別名
出身地 インファント島[出典 6][注釈 11]
(幼虫)
体長 180 m(最大時)[出典 7][注釈 12]
体重 8千 - 2万 t[出典 9][注釈 13]
(成虫)
体長 80 m[出典 11][注釈 14]
翼長 250 m[出典 12]
体重 1万5千 t[出典 13]}[注釈 15]
飛行速度 マッハ3[出典 15]
出現地 東京タワー[出典 16][注釈 16]
(卵)
長径 100 m[出典 17]
短径 65 m[出典 18]
重量 50 t[19][39][42][注釈 17]
(繭)
全長 100 m[36]

インファント島の守護神のような怪獣[38]小美人が興行師ネルソンに連れ去られたため、洞窟にあった卵から孵化し、小美人のテレパシーを受けて東京にやってきた。幼虫の形態で180メートルにまで巨大に成長して東京第三ダム、横田、渋谷にわたってビルを破壊し[41]東京タワーをへし折って繭を張って短期間で羽化して成虫に変態すると[注釈 18]、今度はネルソンの逃亡先であるロリシカ共和国のニューカーク市を破壊するが、福田善一郎たちがロリシカ空港の滑走路にモスラのシンボルを描き、着地したところに返された小美人を連れてインファント島へ帰る。

  • 関連資料などでは初代モスラと表記される[出典 19]
  • この作品の幼虫のみ、夜間の海上で光り輝いている。ただし、以後のシリーズで発光する描写は見られず、設定にも表記されたことはない。
  • 原作『発光妖精とモスラ』では繭を作る建造物は国会議事堂で、脚本第1稿でもこれに準じていたが[19](60年安保)をモチーフにした部分があり、政治性が強いという理由から変更された[要出典]。また、脚本第1稿では初上陸地点は鎌倉が予定されていた[49][50]。決定稿では、成虫がロリシカ国のジェット迎撃隊と交戦するという展開も存在し、ラストシーンはモスラが宇宙へ飛び立つというものであった[49]
  • 幼虫が東京を襲撃するシーンでは、初代ゴジラと同様に画面の上手から下手へ進行しており、人類を圧倒する強者であることを示している[51]
  • 助監督を務めた中野昭慶によれば、スタッフの間では幼虫が「チョココロネのようで美味しそう」という評判であったという[52]

デザイン(初代)

造形を担当した村瀬継蔵によれば、特撮美術の渡辺明はモスラをリアルな生物として考えていたが、特技監督の円谷英二はカラフルにすることを要望し、両者の間でやりとりがあったという[53][54]

脚の形状は、昆虫よりも鳥に近い形状をしており、卵の形状も同様である[55]。平成ゴジラシリーズのデザインを手掛けた西川伸司は、昆虫に対する気持ち悪さを極力排しようとした結果と考察している[55]

1960年11月24日の読売新聞には、漫画家の阿部和助が描いた長い脚の生えた成虫のイラストが掲載された[56][注釈 19]。羽の長さ100メートル、胴の長さ70 - 80メートルと書かれている[56]

造形(初代)

幼虫・成虫とも、造形は利光貞三村瀬継蔵、八木勘寿、八木康栄による[37]

幼虫
幼虫は3尺ほどの操演ミニチュアが、動力を内蔵した自走式のもの[出典 20]と、プール撮影や東京タワーのシーンなどで使われた操演用のもの[32]と用意された[注釈 20]
特撮班カメラマンの富岡素敬は、幼虫は這っているため、ローアングルで撮りやすかったと述べている[60]
巨大ぬいぐるみ
渋谷から東京タワーに迫るシーンの幼虫は、高さが6(約2メートル[50])、長さ33尺(約10メートル[35][注釈 21])、重さ約120キログラムほどもある製作費200万円の大型のぬいぐるみで撮影された[59][37]
タケと金網の骨組みにラテックスを塗った布とスポンジを被せたものを節ごとに作っており、節と節の間は石膏を入れていた麻袋で繋いでいる[53]。村瀬は、このモスラの顔の周りにフジツボをつけ、のヒゲを生やして生物感を表現している[53]
演技者は手塚勝巳を先頭に総勢8人が入って動かしている[出典 21][注釈 22]。俳優だけではなく、美術スタッフの若手も参加していた[61][注釈 23]。この手法は『空の大怪獣 ラドン』に登場した(メガヌロン)でも用いられていたものであり[62]、手塚はメガヌロンの先頭に入っていた経験から先頭操作に抜擢された[59][注釈 24]。俳優は中で横棒をつかむ構造になっており[63]、靴は白い長靴を着用していた[5]。高さのある前方は俳優が立っていられたが、低くなる後方は中腰や前かがみの状態で歩かなければならず、後方には呼吸のための横穴が開けられていた[63]
本番前のテストでは、俳優はぬいぐるみを被らず、ロープを持って連なった状態で歩いた[63]。本番では少しずつ進みながらカットを繰り返しており、複数のカメラで撮影しているため、万が一NGとなってもいずれかのアングルで使えるよう万全の体制がとられていた[63]。スクリプターの鈴木桂子は、俳優らは周囲が見えずスムーズに歩けなかったため、NGが多かったと証言している[64]
小説家の木原浩勝は、このような巨大な造形物を用いた理由について、画面に入り切らない大きさとすることで人間が止められない巨体を体感させることや、火薬の威力を下げずに爆発を小さく見せるためであったものと解釈している[51]
この大型のモスラ幼虫は、同年製作の坂本九主演映画『アワモリ君乾杯!』の劇中で、東宝撮影所が写るシーンにも登場する。劇中では「モスラ始動スイッチ」を入れると動き出した。
自走式
自走式の制作は、機械担当の飯島周治郎が手掛けた[出典 22]。美術の井上泰幸はオートバイのエンジンを用いていたと証言しているが[出典 20][注釈 25]、模型電飾の鈴木昶は100ボルトのモーターでキャタピラを動かしていたと証言している[65]。美術の青木利郎や模型電飾の高木明法も、エンジンのものは試したものの使えなかっただろうと推測している[66]
水上用
水上用には、当初丸太を用いたものが用意されたが水に浮いてしまうため、重りを入れた金属製の骨格にスポンジを貼ったものが用いられた[39]。昼間の海を進むシーンは、東宝撮影所の大プールでの撮影のほか、馬入川でヘリコプターによる空撮も行われた[5]。大プールの撮影では、飯島周次郎が考案した、ダンプカーの油圧シリンダーを改造した上下動装置を用いている[65][58]。この装置は、油圧のままではプールの水に油が浮いてしまうため、中を水に変えて外部から空気圧をかけるかたちとなっており、中の水が抜けるまで7回ほど上下可動が可能であった[65]。操作は鈴木昶が行い、プールを移動する幼虫と並行して走るジープの上からワイヤーで操作した[65]
その他の造形物
卵から孵化するシーンではギニョールが用いられた[出典 23][注釈 26]。卵は石膏製[5][32]。卵のヒビは、1コマずつナイフで傷を入れていくストップモーション・アニメーションで表現された[出典 24]
幼虫が吐く糸は、ゴム糊[69][70][注釈 27]をシンナーで溶き、口に仕込んだ銅パイプから噴出させて表現した[53]。ギニョールではなく造形物の中に装置を仕込んでいるため、口元のアップではなく全身を映したワンカットで東京タワーに糸を吐くシーンを撮影している[62]
東京タワーなどに糸を巻き付ける際は、小型扇風機の中央に液状の硝化綿を入れて重ねた椀を取り付け、これを回転させることで椀の隙間から綿飴のように硝化綿を吹き出している[53][65]。この装置は小道具の山本久蔵が制作した[53]。助監督を務めた中野昭慶によれば、装置自体は天井に張った蜘蛛の巣の表現などで以前から用いられていたものであり、山本がこれを用いることを提案したという[52][注釈 28]。硝化綿は火薬の原料であるため、取り扱いは火薬担当が行っていた[65]
成虫
成虫は大中小3種類のミニチュアが用意された[45]。大サイズは翼長が2メートルを超える[61][37]。造型バランスは中サイズが最も整っており[61][55][注釈 29]、宣伝スチールにも用いられている[61]
体毛は植え込みではなく、アクリル素材のボアを貼って処理している[出典 25]。これはメンテナンス作業などで毛が抜け荒々しくなるが、村瀬はそれが生物らしく見えたと評している[53]
電飾が内蔵された目の複眼は楕円形で、ポリ樹脂が使われた[54]。村瀬は、ビー玉で多数の窪みをつけた型に樹脂を流して複眼を作り、内側にはくしゃくしゃにしたアルミホイルを貼って電飾の光が乱反射するようにしている[53][54][注釈 30]
翅の模様は、実在の蛾の羽を参照して村瀬が塗装している。羽ばたきは、巨大感を出すために羽が順送りにしなる表現が求められ、籐の芯[注釈 31]に天竺布を貼って翼が作られた[61][59]。さらに操演用のクレーンに木枠を2枚、蝶番で合わせたものを用意して翼を吊り、映像に見られる雄大な羽ばたきを実現している[出典 27]。操演の中代文雄は、このような構造になった理由について、カメラに映らない細いピアノ線を用いつつ、線が切れないよう均等に力がかかるようにするためであったと証言している[71]。また、特撮班カメラマンの富岡素敬は、太いピアノ線は色を塗っても映ってしまうため、切るように頼んだと述懐している[60]。骨組みが重く、布も厚手のため羽根は重量があり、村瀬によれば、動かすたびに蝶番に負荷がかかって歪むため、撮影後は毎晩メンテナンス作業を行っていたという[53]。また、鈴木昶によれば、操演時には羽ばたきで体がぶれてしまうため、体の一部が映らないカットでは胴体に鉄パイプをつけてスタッフが見えない位置から支えていたという[65]。遠景での羽ばたきは、アニメーションによって表現されている[71]
繭から出るシーンでは、翼を外している[44][37][注釈 32]
繭の表面は硝化綿製で、炎上シーンでは燃えやすくなっている[53][65]

昭和ゴジラシリーズ

諸元
モスラ
MOTHRA[出典 28]
別名 巨蛾[出典 29][注釈 33]
出身地 インファント島[出典 30]
(成虫)
体長 135 m[出典 31][注釈 34]
翼長 250 m[出典 33][注釈 35]
体重 1万5千 t[出典 35]
飛行速度 マッハ3[出典 36][注釈 36]
出現地 浜風ホテル近辺[75]
(幼虫)
体長 40 m[出典 37][注釈 37]
体重 8千 t[出典 39][注釈 38]
出現地
(卵)
長径 50 m[出典 41]
短径 30 m[74][101][81]
重量 65 t[出典 41]

『モスラ対ゴジラ』

成虫と、新たに卵から孵化した双子の幼虫の計3体が登場。出現地点は静之浦→岩島→太平洋[21][100]

成虫は、産んだ卵が日本を1964年9月2日の夜から3日にかけて横断したカラミテー台風によりインファント島から流出し、9月4日の早朝に日本の静岡県田方郡静之浦村まで流され、その卵をゴジラが襲おうとしたため、卵を守るために残り少ない命を承知で日本に飛来する[90]。ゴジラを風速70メートルの衝撃波と引きずり攻撃、そして白熱線を回避する機敏性で苦しめ、鱗粉攻撃でゴジラを追い詰めるが、白熱線が直撃して顔と羽を焼かれると、卵をかばうようにして着陸し、寿命が尽きてしまった。

卵から孵化した2体の幼虫(赤い目の個体と青い目の個体[97])は、岩島で物陰を利用しながらの連携でゴジラを翻弄した末に繭糸で縛って海へ沈めて勝利、インファント島に帰還する。このうち1体(青い目の個体)は、帰還後に死亡している(後述)。

  • 関連書籍などでは、成虫を初代と同一個体とし幼虫を二代目モスラとするものと[出典 42]、成虫を初代と別個体の二代目モスラとし幼虫を三代目モスラとするもの[40]が存在している。
  • 前作『キングコング対ゴジラ』のヒットを受け、ゴジラシリーズが本格的に世界市場を目指すこととなり、対戦相手のモスラも登場作品の『モスラ』が世界配給され海外でも知名度を得ていたことから選ばれた[104]
  • 幼虫の体色は『モスラ』での淡いベージュから、光沢のある赤茶色に変更されている。本作品で円谷の監督助手を務めた中野昭慶の回想によると、「子供の好きなチョコレートパンのイメージ」であったという[105]村瀬継蔵は、初代と変化をつける意図があったことを述べている[72]
  • 孵化した際の双子は青い目と赤い目だったが、島に上陸した際はいずれも青い目になっている。
  • 設定では幼虫は40メートルあるが、実際の映像ではゴジラよりもだいぶ小さめとなっている[106][注釈 40]。成虫はゴジラとの対比のため前作より翼長が小さくなっているが[37]、両者を同一個体とする書籍『大ゴジラ図鑑2』では老年期であるためとしている[103]
  • 本作品で初めて鱗粉を使用した[89]。絵コンテでは、翼チョップなどの技が描かれていた[107]
  • 劇中でのハッピー興行社の熊山がモスラの卵を買い取った価格は122万4,560円[75][81]。卵1個あたりの卸値8円が15万3,820個分という計算だと説明されているが、個数の換算がどのように算出されたものかは明らかになっていない[75][注釈 41]

造形(モスゴジ)

幼虫・成虫とも頭部造形は利光貞三[72]、胴体は八木勘寿、八木康栄、村瀬継蔵による。本作品のために新規造形された[108][注釈 42]

口の形状は、幼虫・成虫とも四角くなっている[55]

成虫
成虫の新規造形版は複眼が真円に近いのが特徴で、複眼を表現する無数の丸い凹みが前作では裏側だったのが、本作品では表面にうがたれており、内部に仕込まれた豆電球で発光する[出典 43]。豆電球は多数が並べられており、光源を複数にすることで角度によって光が変わることを意図している[66]。設定上は前作より小さいが、造形物は大きくなっている[55]
頭部と口、腹、6本の脚それぞれが電動モーターによるリモコン操作で動く[出典 44]。くちばしは木製から樹脂製になった[53][109]
翼は前作同様、天竺布で作られた[108]。翼の模様は島倉二千六が手掛けた[72][81]。翼の内側の骨組みは竹からグラスロッドに替わった[53][109]。これらの改良により、より生物的な動きが可能となった[107][110]。ゴジラのスーツアクターを務めた中島春雄は、自身の動きに合わせてモスラを操作していた操演部の技術を評価している[111]
脚の動きについは、高木明法は「操演で動かしている」、青木利郎は「ブラブラさせているだけ」と証言している[66]
成虫の小サイズモデルは前作から流用され[103]、遠景による飛行シーンなどで使用された[81]。全景カットによるゴジラを引きずる戦法の描写では、ゴジラの二尺モデルとスケールを合わせた中サイズの造形物が使用された[81]
幼虫
幼虫は、モーター走行の中サイズものと、ウレタンで作られた[要出典]ギニョールの2タイプが、双子ということで2つずつ作られた[出典 45]。造形物としては、前作よりも小さくなっている[55]。誕生時のマペットを含めて、同じ原型から3種が2つずつ作られた[81]。尻尾に噛みついた際の幼虫はギミックが内蔵されていないアクション用が使用された[81]
胴体はエバーソフトの直付けで制作された[103]。くちばしは木製の芯にゴムを塗ったもの。村瀬は、幼虫のラテックスの表皮に艶を出そうと塗装の上にソフトビニール素材「ビニール・ゾル」をコーティングしている[53]。これは、特技監督の円谷に大変喜ばれ、村瀬は監督の喜ぶ顔が見たくて、撮影ではがれるたびに毎回手間をかけてコーティングをし直したという。村瀬は平成になって請け負った『ゴジラvsモスラ』でも、幼虫にこのビニール・ゾルのコーティングを施しているが、製品の進歩によりメンテナンスは容易になったという[112]
自走式のミニチュアの内部メカは、のちに『ウルトラQ』の怪獣(ナメゴン)の自走ギミックに流用されている。
その他
幼虫が噴き出す糸は、ゴム糊をシンナーで溶いたものをスプレーのようにコンプレッサーで噴き出して表現した[出典 46][注釈 43]。撮影の際には、スタッフの顔にもゴム糊が付着したという[108]。助監督を務めた中野昭慶は、これが目に入ってしまい失明しかけた[52]。中島春雄も、糸のシンナー系の臭いや[52]、付着した際の粘つき[111]などで苦労したという。
卵は、遠景シーンはマット画による合成で、本編班では部分的に造られた実物大の造形物で表現された[113][108]。本編カメラマンの小泉一は、造形物が下半分だけのため影も半分しかなく、引きの画での撮影ができず苦労したことを語っている[115][116]
特撮での海上の卵はFRP製[103]、幼虫誕生シーンでの卵の殻は石膏製[103][107]

『三大怪獣 地球最大の決戦』

赤い眼の幼虫が登場[出典 47]。『モスラ対ゴジラ』に登場した幼虫と同じ個体とされるが、2体のうち1体(青い眼の個体[94][98])は死亡したと劇中で小美人が語っている[出典 48]。出現地点は下落合[118]

キングギドラの来襲に際し、小美人に呼び寄せられる。ゴジラとラドンに共闘を呼びかけるも「いつも我々をいじめてきた人類を守る必要はない」と拒否され、やむなくキングギドラに単独で立ち向かうが、勝負にならない悲壮な姿はまもなくゴジラとラドンの心を動かし、共闘の末にキングギドラを宇宙へ撃退する。なお、共闘の際にはラドンの背に乗り、キングギドラを繭糸でがんじがらめにする活躍を見せている。

  • 前作『モスラ対ゴジラ』での、自走式と操演用の2種の造形物の流用[出典 49][注釈 44]

『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』

諸元
モスラ
MOTHRA[121]
別名 巨蛾[122][123][注釈 45]
体長 135 m[出典 50][注釈 46]
翼長 250 m[出典 51][注釈 47]
体重 1万5千 t[出典 52]
飛行速度 マッハ3[85][95]
出現地 インファント島[122][123]

成虫が登場。上の2作品に登場した幼虫が変態した姿ともされるが[出典 53]、劇中では特に言及されていない。足の指が3本になっている[89]。出現地点はレッチ島[125]

最初は眠っていたが、秘密結社「(赤イ竹)」に拉致されたインファント島の人たちを救出するため、復活する。戦うことが目的ではないので、襲いかかろうとするゴジラを羽で薙ぎ払う程度に済ませる。

  • タイトルに名前を冠しているものの、モスラの出番自体は少ない[126][122]。登場の理由については、当時の人気調査で一番になったからと東宝取締役の(後藤進)が述べている[127]
  • 造形物は『モスラ』で作られた大型のミニチュアと、『モスラ対ゴジラ』で作られたメインのミニチュア[注釈 48]を流用[出典 54][注釈 49]。天竺布の翼には、補強のために針金が縫いこまれている。『モスゴジ』の小型成虫と『モスラ』の成虫を平行して使用するメイキング写真が現存する。
  • インファント島で眠るシーンは、マット画で表現された[126][127]。レッチ島に飛来するシーンでは、モスラを(マスク)移動で実景と合成している[126][127]
  • 小美人役のペア・バンビがモスラの頭に乗るシーンでは、モスラの体毛をススキで表現している[128]。撮影所を訪れた2人は殺風景で驚いたという[128]

『怪獣総進撃』

諸元
モスラ(幼虫)
別名 巨蛾[129][130][注釈 50]
体長 40 m[出典 55][注釈 51]
体重 8千 t[出典 56][注釈 52]
出身地 怪獣ランド[出典 57][注釈 53]

怪獣ランドに棲む怪獣として幼虫が登場。赤眼。体色は前作までのものより濃くなっている[106]。前作までの個体やインファント島、小美人との関連性は描かれていない[注釈 54]。出現地点は北京→東京・第5地区→青木ヶ原[132]

怪獣ランドではゴロザウルスと同居している。(キラアク星人)に操られ、北京の鉄道や東京のモノレール駅を破壊する。その後、富士山麓でキングギドラと対峙した際にはクモンガと共に糸で牽制し、他の怪獣たちの戦いをサポートする。

  • 関連書籍などでは三代目モスラ[出典 58]または四代目モスラ[131]と表記される。モスラの登場作品では初めて、小美人が登場しない[137]
  • ミニチュアは、地下鉄ビルの壁面を破って現れる木製もの、北京で列車を襲う自走式のもの、胴体が可動する操演用のものなどが用いられた[138][134]。いずれも流用か新造かは明らかになっていない[134][注釈 55][注釈 44]。操演用は現存が確認されており[140][141]、現存する最古のモスラ造形物とされる[141]

ゴジラ平成VSシリーズ

『ゴジラvsモスラ』

諸元
モスラ
MOTHRA[出典 59]
別名
出身地 インファント島[出典 62][注釈 56]
(幼虫)
体長 120 m[出典 63]
体重 1万5千 t[出典 64][注釈 57]
出現地 太平洋上[150]
(成虫)
全長 65 m[出典 65]
翼長 175 m[出典 66]
体重 2万 t[出典 67][注釈 58]
飛行速度 マッハ2[出典 68][注釈 59]
出現地 国会議事堂[15][150]
(卵)
全長 70 m[出典 69][注釈 60]
重量 1万 t[162]

インファント島の地球の先住民族コスモスの守護神[出典 70]。幼虫の眼は青い。この作品以降から幼虫の尾の先端の三つに分かれた突起の真ん中が立っている[55][164]。出現地点はフィリピン沖→東京湾→東京・赤坂→国会議事堂→横浜・みなとみらい21→北の海→東京・立川基地→宇宙[20]

同族だが傾向が異なるバトラとは戦う運命にあり、不本意ながらこれと戦う。インファント島の地中から卵が出現し、島の開発を行っていた丸友観光によって日本に運ばれる途中に海上で孵化[163]。孵化の直前に出現したゴジラと洋上で戦うが、ゴジラの放射熱線や体格差もあって苦戦を強いられているところへバトラの乱入に遭い、インファント島へ帰還する。その後、丸友観光に連れ去られたコスモスを追って東京に上陸し、国会議事堂で繭を張って羽化して成虫となる[163]

同時期に成虫となったバトラと横浜上空で激しい戦いを繰り広げるが撃墜される。その後、上陸してきたゴジラに対して、バトラには決して使うことがなかった超音波ビームで攻撃し、バトラと助け合っての和解を経て、共闘の末にゴジラを戦闘不能状態にして海へ連れ去る。だが、突如復活したゴジラにバトラが倒され、その海上でゴジラを封印してバトラの使命を受け継ぎ、20世紀末に地球に追突する大隕石の軌道を変えるため、宇宙へ旅立つ。その際、脚に付着した(ゴジラ細胞)が、後にスペースゴジラが誕生する一因となる。

成虫は、超音波光線[出典 71](超音波ビーム[出典 72])と鱗粉[出典 73](モスラ鱗粉[165][20]、電磁鱗粉[149]、毒鱗粉[160]。)を武器とする。イオンクラフトの原理で揚力を得ている[要出典]。鱗粉が撒かれている間はその中に電磁波が発生し[163]、あらゆる光線や熱線を乱反射させてしまう[159]。これによってゴジラは放射熱線を封じ込められたばかりか威力を逆利用され、さらにバトラのプリズム光線の連携攻撃にも遭い、敗退することとなる。コスモスは「モスラ最後の武器」と呼ぶ。

  • これまでのシリーズと直接のつながりは無いが、関連書籍などでは4代目モスラ[出典 74]または五代目モスラ[131]と記述している。
  • 書籍『ゴジラ・デイズ』では、『モスラ』と『モスラ対ゴジラ』の両方の要素を取り入れた結果、幼虫から成虫へ成長するモスラと前作からの流れで善悪を超越した存在として描かれたゴジラとでは、対立軸が不十分であったと評している[166]

制作(VS)

平成でのモスラの復活は、『ゴジラvsビオランテ』に続く作品として大森一樹による『モスラVSバガン』の脚本が執筆されていたが、興行上の懸念から『ゴジラvsキングギドラ』に改められ、その後川北紘一によるプロット『ゴジラVSギガモス』を経て『ゴジラvsモスラ』として実現するに至った[出典 75]。『VSギガモス』にもモスラは登場しており、最後はギガモスと合体したモスラがゴジラを打ち破るという展開であった[168][15]

東宝プロデューサーの田中友幸は、スタッフに対して本作品の主役はモスラであると述べており、脚本を担当した大森一樹に対しても『モスラ』と『モスラ対ゴジラ』を一本にまとめると要望していた[2]

国会議事堂での羽化や宇宙へ旅立つというラストは、第1作『モスラ』での没案を取り入れたものである[出典 76][注釈 61]。空港に降り立ったシーンも初代のリメイクである[172][45]

生頼範義によるポスターイラストでは、劇中と異なり卵から2匹の幼虫が現れる様が描かれている[173][168]。これは、企画時の『VSギガモス』でモスラとギガモスが同じ卵から生まれるという設定に基づいたものであった[168]。川北は、生頼への依頼時点で脚本が完成していなかったためプロットをもとにしたと述べている[173][168]

当初は大型化したゴジラや建物にあわせた大きさが想定されていたが、その比率で造形した場合、撮影には不都合であったため、それぞれ造形物の撮影での都合を優先して大きさが決められていった[112]

造形(VS)

新規のキャラクターデザインは描かれておらず[174]、東宝映像美術により造形用の三面図が作られた[163]。デザインは初代に準じているが、配色はより鮮やかなものとされた[出典 77]。また、足の指が3本になっている[174][175]。特技監督の川北紘一によれば、脚本の完成が遅れていたが、ゴジラとモスラが登場することは決まっていたため、予算や設定が決まる前にデザインワークを先行したという[175]

造形はツエニー[出典 78]。同社代表の村瀬継蔵は1961年の『モスラ』でもモスラの造形を行っている。村瀬が成虫・幼虫合わせ、東宝特殊美術部から発注を受けたのはクランク・インのわずか1カ月前だったが、村瀬は年明けに川北からデザイン画を受け取り準備を始めていたおかげで、なんとかこれに間に合わせたと語っている[112][注釈 62]。また、村瀬は旧作とイメージを変えず、向上した技術を用いることでクオリティが上がることを期待したという[53]。川北は、村瀬に依頼した理由についてモスラを造形できる技術を持った会社がツエニーだけであったと述べている[173]

本作品のデザインにも参加した西川伸司は、生物感よりもファンタジー性を強調し象徴的に造形されたと評している[55]。イラストレーターの青井邦夫により、翼が可変するものや発光して飛ぶものなどの案も描かれていたが、採用には至らなかった[184]

幼虫
幼虫は、自走式の車輪メカニックを内蔵した8(2.4メートル)と5尺(1.6メートル)の大小2種作られた[出典 79][注釈 63]。主に、前者は陸用、後者は海用に用いられた[147]
自走式のものは方向が定めづらく、ビルにぶつかってしまうことが多かった[70]。このメカニックに大きな車輪が入手できず、小さな車輪を使用せざるを得なかったため、芋虫らしい節運動が表現できなかったことを悔やみ、川北紘一は「やり直したい部分」と述べており、1996年公開の『モスラ』にてその雪辱を果たしている[要出典]。特殊効果の渡辺忠昭は、初代のように小サイズで自走するものや中に人が入るものなどを提案したが、それぞれにあわせたセットを用意しなければならなくなるため却下された[70]。自走式の大きさは、高速道路のセットよりも大きくしようという意図から初代のものよりも大型化していたが[112]、美術の大澤哲三は幼虫がビル街を這っていても上からでなければ見えなかったといい、現代のセットには合っていなかったと述べている[70]
炎上する海を進むシーンでは、耐火耐熱用のコーティングが施された[179]
国会議事堂のシーンでは、幼虫もピアノ線による操演で動かす予定であったが、重量が大きかったことと、口から吐く糸にライティングを行うためピアノ線を合成などで消せないことなどから断念し、内蔵メカを外した自走式の造形物の中から助監督の神谷誠が動かすという手法がとられた[112][186]
卵から孵化するシーンや赤坂でのホテルの窓に映る合成シーンではギニョールを用いている[出典 80]
幼虫が噴き出す糸は、発泡スチロールの細かい粉を吹かせる手法で表現した[188][189][注釈 64]。特殊効果の久米攻は、旧作で用いていたゴム糊は黄色っぽかったため、白い素材を探したと述べている[189]。撮影を担当した江口憲一は、旧作とは透明度が異なり、逆光を当てると本物の絹のようであったと評している[70]。他の素材ではセルロースの方が美しかったが、引火する可能性が高いため危険と判断された[189]
村瀬継蔵は幼虫の体表のテカリを表現するため、『モスラ対ゴジラ』で使用した、「ビニールゾル(ソフトビニール)」による表面塗膜を本作品でも再使用している。
成虫
成虫は、ラジコンで各部が動く翼長が10尺(3.5メートル)あるものと、3尺(1メートル)の大小2種作られた[出典 81]。主に、前者はゴジラとの対決シーン、後者はバトラとの空中戦で用いられた[147]。当初想定していた大きさでは、カメラに収まりきらず、荷重も大きくなるため、一回り小さいものとなった[112]
体毛は手作業で貼り付けている[177]。羽根は工場に依頼して電気植毛で処理している[112]。染色は、初代のような手作業ではなく、専門の業者により行われた[112]
複眼には透明なポリカーボを用いており、裏側から穴を開けた後、熱処理で丸くしている[177][112]。川北は、初代よりも目を大きくし、位置を離すことで可愛らしさを意図したという[175]。しかし、村瀬は周囲からは「かわいい」と好評であったが、機械的な加工を行ったため、生物的な仕上がりにはならなかったと述懐している[53][144]
翼には、特殊樹脂製の釣り竿(グラスロッド)が芯に使われている[出典 82]。グラスロッドは、素材の向上により骨組みの内側のみならず外側にも使われ、可動部分も蝶番ではなくシリコン製のリングになったため[注釈 65]、村瀬は壊れずメンテナンスも楽であったと述べている[53]。当初はカーボンロッドを用いることが検討され試作も行われたが、衝撃に弱くネジをきつく締めただけで割れてしまったという[112]。羽化するシーンでの翼は、軟質素材のものに差し替えており、内部に芯を入れていない[112]
操演に用いるワイヤーは、胴体に3本、羽根に2本となっており、多数のピアノ線を用いていた昭和期よりも大幅に減少している[190]。川北は、操演についてスピード感と翼の動き、埃の舞い上がり方などがなかなか合致しなかったと苦労した旨を語っている[173]
首の稼働には、1個4万円のサーボモータが用いられていたが、電流が流れたままゴジラにぶつかると一瞬で壊れてしまったという[112]
鱗粉(りんぷん)には、金粉が使われた[191]。口はFRP製[144]
繭内部の影にはカポック製の造形物が用いられ、その後これを改造したものが繭から孵化するシーンにも用いられた[178]。照明技師の斉藤薫によれば、当初は繭の中にライトを仕込んで発光させる予定であったが変更になり、カポックで即席のダミーを作って対応したものであったという[70]
その他
卵の造形物は、誕生シーン用と輸送シーン用の2種類が作られた[192]。FRP製の前者は[179]、1.3メートルほどの大きさで、幼虫が顔を出すための穴が開けられている[193]
繭も2種類制作されていたが、一方は予備として未使用に終わった[192]。こちらはグラスファイバー製で、成虫の出る箇所が開けられている[193]

演出・撮影(VS)

卵を浮きドッグで運ぶ描写は、『キングコング対ゴジラ』でのキングコングを筏で運ぶ描写をオマージュしている[169]。準備稿では、気球で卵を吊るして運ぶという案であったが[169][15]、これに納得しなかった川北により浮きドッグが提案された[169]

幼虫とゴジラとの戦闘シーンは、戦力差が明らかなため、幼虫が水中に隠れたり船を盾にするなど、コミカルな動きやテンポ感で演出している[175]

幼虫が東京に出現したシーンでは、東京タワーの下を進む描写も合成により用意されていたが、カットされた[175]

川北は、巨大ならあまり羽ばたかないだろうという考えから、成虫の優雅な飛行を演出したが、後年のインタビューでは前作でのキングギドラのように緩急をつけるべきであったと述懐している[194]。また、ストーリー展開や羽化の描写などに集中していたため、昭和シリーズのような羽ばたきによる地上への影響の描写がなかった点を反省点に挙げている[175][194]。ラストのモスラが宇宙を飛ぶシーンでは、真空で羽ばたくのは不自然であるとしつつも羽ばたかなければモスラらしくないとの考えから、太陽風を受けているとのイメージで演出している[175]

川北は、羽化のシーンでは蛾の教材ビデオを参考にしている[175][182]。CGでの描写も用意されていたが、最終的には操演のみでの表現となっており[175][186]、川北は「CGではまだ感情表現がうまくいっていなかった[175][195]」「(操演の方が)羽根のしなりや生物感が勝っていた[182]」と述べている。村瀬はこのシーンの発注を一度は断ったが、懇願されてやってみたら想像以上にうまくいったと語っている[144]

光線の描写は脚本の段階から描写されていたものであり、前作で光線の応酬を描いた川北もこれはやりすぎではないかと感じたという[194]。一方で、『モスラ』や昭和ゴジラシリーズの監督を務めた本多猪四郎は、試写で本作品を鑑賞し、その都度新しいものを取り入れていくことがSFには必要であるとし、モスラが光線を出すことには肯定的な見解を示していた[196]

鱗粉でゴジラの熱線を反射するという設定は、デザイナーの青井邦夫が『vsビオランテ』での(スーパーX2)のファイヤーミラーの設定から発想したもので、鱗粉をチャフと想定している[184][173]。このシーンの演出について川北は、理屈よりもビジュアルで見せようという意図が強かったと述べている[173]

成虫が横浜ベイブリッジの下をくぐるという想定で、ボートやヘリによる主観カットが撮影されていた[175]

ゴジラとバトラを封印する際の紋章は、脚本では両者が沈んだ際の水しぶきが光の粒子になって描かれるという描写であったが、映像ではモスラが鱗粉を用いて主体的に作るかたちとしている[175]。川北は、観客がモスラやバトラに感情移入できるよう意図したといい、映画『連合艦隊』で戦艦大和を見送る零戦のイメージもあったという[175]

フェアリーモスラ

諸元
フェアリーモスラ
FAIRY MOTHRA[出典 83]
別名 モスラの分身[147][202]
翼長 30 cm[出典 84]
体重 0 g[出典 85][注釈 66]
出身地 モスラ[204][注釈 67]
出現地 宇宙[206]

『ゴジラvsスペースゴジラ』に登場。妖精モスラフェアリーモスラとも表記される[出典 86]

『ゴジラvsモスラ』で宇宙へ飛び立ったモスラが、スペースゴジラの脅威を知らせるために地球へ派遣した成虫の姿の実体のない一種のエネルギー体[出典 87][注釈 68]。本編に登場する人物でその姿を見るのは超能力者の三枝未希のみ[出典 88]

制作(フェアリー)

特技監督の川北紘一は、本作品はVSシリーズのいいとこ取りのため、登場させるのは当然であったと述べている[173]

デザイン
デザインは西川伸司[209][210]。頭や眼を大きくするなどディフォルメしている一方で、脚は長めに描いていた[210]。デザイン画としては、パソコンで初めて彩色された[209]。モンスターズの若狭新一によれば、川北はリトルゴジラに相当するモスラのディフォルメキャラクターと想定していたと述べているが[211]、川北は最終的にデザイン自体はほとんど変えなかったと述べている[212]
造型
造形製作は(レプリカ)[出典 89]。当初はモンスターズによってマケットも制作されていたが、スペースゴジラとリトルゴジラの担当でスタッフが現場へ入っていたため、レプリカへと引き継がれた[211][214]
造形物は実物大のもののみで[207]、眼の発光や翼の可動などのギミックを備える[215][213]。小ささゆえ、羽ばたきなどの操演は難度が高かったという[215][207]。当初は俳優と絡めて撮影される予定であったが、最終的に合成により処理されたため、実物大である必要はなくなってしまった[215]
その後、造形物は2009年の時点で川北紘一率いるドリームプラネットジャパンが保管していることが確認されている[216]

平成モスラ三部作のモスラ

ゴジラミレニアムシリーズ

『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』

諸元
モスラ
MOTHRA[217]
別名 海の神[出典 90][注釈 69]
出身地 鹿児島県池田湖[出典 91]
(成虫)
体長 24 m[出典 92]
翼長 75 m[出典 93]
胴幅 5 m[227]
体重 1万5千 t[出典 94]
飛行速度 マッハ1[218][226]
(幼虫)
全高 6 m
全長 30 m[出典 95]
全幅 5 m
体重 1万 t[出典 96]
全長 33 m[218][219]

護国三聖獣の1体である鳳凰の基となった「海の神・最珠羅」として登場する[224]。外見は従来と異なり、体毛がなく脚や尾ものようである[出典 97]。眼の色も青色ではなく紫色で[55]、羽の模様も従来とは異なっている。『護国聖獣伝記』では尾に孔雀のような羽根が描かれている。従来のモスラが使った鱗粉や光線は使わず、尾から飛ばす無数の毒針[出典 98]と脚による引っかき攻撃[224]が攻撃方法となっている。

今作のモスラは日本の自然の守護神であって、人間の味方ではないため、鹿児島県の池田湖から出現した際には、盗品でパーティーを開いていた不良たちを襲い、殺害している。

その後、湖面に繭を作って成虫となる。飛行してゴジラの迎撃に向かい、途中から参戦したギドラと共にゴジラを迎え撃つ。しかし、ギドラがゴジラの攻撃で気絶して再び孤軍奮闘を強いられたうえ、ギドラへのとどめとして放たれたゴジラの放射熱線からギドラをかばってこれを受け、さらに巡洋艦「あいづ」に向けて放たれるはずだった放射熱線を至近距離で受けてしまい(発射寸前にゴジラがモスラの方を振り返っている)、燃やし尽くされる。そのエネルギーをギドラに与え、完全体である「千年竜王・キングギドラ」に変化させる。

制作
企画段階ではバラン・バラゴン・アンギラスの3体での登場が予定されていたが、東宝側から派手な怪獣の登場が要望されモスラとキングギドラに変更された[出典 99]。モスラ成虫がゴジラシリーズでキングギドラと共演するのは本作品が初である[219]。モスラは南方というイメージから、イッシーの目撃地として知られる池田湖が出現地に選ばれた[230]
怪獣がゴジラに次々と倒されるだけでは虚しいという特殊技術の神谷誠や造形担当の品田冬樹らからの意見により、モスラがキングギドラと合体したり、終盤で3匹のイメージが空中に現れるなどのシーンが追加された[229]
監督の金子修介は、『ゴジラvsモスラ』の制作時に監督に名乗りを上げるなどモスラに思い入れがあり、本作品ではバランの代わりであったため、爆散したことや小美人を出せなかったことなどが心残りであったと述べている[231]
造型
造形は、Vi-SHOPとボンクラフトが担当[225]。デザイン画は描かれず、品田冬樹により雛形が制作された[232]。造形物は、アップ用とアクション用の2種類が製作された[233][234]。紫色の眼や白い羽毛は女性的なイメージを持たせようという主旨による[235][236]。翼の色も、暖色系で統一されていた初代のものに寒色の青を追加している[235]。飛行シーンには、3DCGも用いられた[226]。従来のような毛のディテールはなく、西川伸司はCGとの親和性を考慮したものと考察している[55]。CG制作は、ビッグ・エックスの阪上和也が担当した[237]
幼虫は『モスラ』(1996年)の頭部モデルを加工したものを使用している[238][226]。繭の造形物も製作された[233][234]。当初は幼虫をCGで描写する予定であったが、ミニチュアでの撮影のできが良かったためこちらが採用された[237]
毒針は3DCGで描写されており、腹部の毛が変化したものという想定で神谷によってデザインされている[239]。毒針のCGは、日本映像クリエイティブが担当[237]
粒子化するモスラのCGは、日本エフェクトセンターが手掛けた[237]
撮影・演出
基本的に、羽ばたきは操演によるが、ゴジラに飛びつくシーンでのみ、空気圧シリンダーを用いて羽ばたかせている[232][233]
インファント島および小美人との関連性はないが、小美人を思わせる少女2人組がモスラを見上げる姿が劇中で見られる[230][注釈 70]

『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』

諸元
モスラ
別名
(成虫)
MOTHRA(imago)[247]
体長 36 m[出典 102]
翼長 108 m[出典 103]
体重 1万2千 t[出典 104]
飛行速度 マッハ3[出典 105]
出身地 インファント島[出典 106]
出現地 太平洋上[244]
(幼虫)
MOTHRA(LARVA)[251]
全長 43 m[出典 107]
体重 9千 t[出典 108][注釈 71]
出身地 小笠原諸島・曾孫島[241][244]

初代モスラの子孫[248][241]

成虫は小笠原諸島の曾孫島で卵を生んだあと中條信一の別荘のある軽井沢に向かう。機龍((メカゴジラ))に代わりゴジラと戦う。鱗粉および脚による引っかき攻撃でゴジラを苦しめるが、ゴジラに右前足を食いちぎられてしまう。援護にやってきた自身の子である2体の幼虫(双子の姉弟)[251]をかばい、ゴジラの放射熱線に敗れる。

2体の幼虫は機龍と共にゴジラと戦い、機龍のスパイラル・クロウで体を貫かれてひるんだゴジラを糸でからめて動きを止める。機龍が身動きのとれないゴジラと共に海に沈んだあと、幼虫はインファント島に帰っていく。感情がたかぶると眼の色が青から赤に変わる[251][55]。幼虫が双子であることは小美人も予想外だったらしく、驚きを見せる。

  • モスラとメカゴジラの共演は本作品が初である[244]
創作経緯
ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』は、当初『ゴジラ×メカゴジラ』の続編という形ではなく、モスラを出すという条件を東宝の上層部がつけて動いた企画であった[253][254]。監督の手塚昌明は、幼少期から『モスラ』(1961年)を愛好しており、初監督作である『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』でもモスラを出したかったといい、このオーダーを受けてモスラをきちんと出せば面白いものになるという確信を得ていたと語っている[253]。最終的に、手塚により前作の世界観に加え、『モスラ』の世界観を踏襲したものとしてストーリーが組み立てられた[255]。脚本を担当した横谷昌宏は、リアルなSF考証を行っているメカゴジラとファンタジックなモスラの世界観を違和感なく合わせることが課題であったと述べている[256]
デザイン
デザインは西川伸司が担当[出典 109]。手塚からの要望により、成虫のデザインは初代に準じている[出典 110]。また、造形の若狭新一から昭和モスラの模様と『モスラ3』の羽を組み合わせたものが送られたが[257]、後に『モスラ対ゴジラ』でのモスラを踏襲して前後の羽の間が離れており、羽根が4枚に見える形状に描き直した[出典 111]。羽の模様もデジタルで鱗粉を彷彿とさせるものを作成している[258][259]。脚部については、生物感を出すため実際の昆虫に準じた、関節があり、初代同様に3本指の構造としている[出典 109][注釈 72]
幼虫は、過去のモスラでは頭部と一体成型となっていた側頭部の盛り上がり(コブ)を体節の一つと解釈し、可動部として描いている[260]。初代に準じた成虫に合わせて、尾の先端なども昭和に近いものとなっている[55][258]。幼虫は、幾度となくデザインされてきたが、生物感を出すためにディテールにこだわり、惰性でデザインすることなく、各部を見直して描かれた[258]
若狭は当初、レインボーモスラの色違いにしようと思い、「レインボーモスラの羽根の色が寒色系だったのを暖色系にしたらどうかな」と思っていたが、手塚との対話にて、「前作の『ゴジラ×メカゴジラ』の時に初代のモスラが日本に来たという事実が映像も含めて紹介されているので、「初代の感じにしたいんですけど」という話題になり、初代と大きく違わないものにしたと述べている[265]
造形
造形はモンスターズが担当[264]
成虫
成虫の原型は、頭部を涌井裕子、胴体を小此木謙一郎が手掛けた[266]。造形物はメインパペット、アクションパペット、超アクションパペットの3種が製作された[267][268]。いずれもスケールは同一で、翼長は3.6メートルにもなる[267]。羽はゴジラとの戦いや飛行パターン、3体分の胴体などに合わせて複数製作され、相互に付け替えや取り外しも可能となっている[出典 112]。造形物には若狭新一がアメリカから取り寄せた羽毛を使用し[269]、植毛が目と口元以外に施された[268]。頭部はラジコンで口の開閉や触角の動きを行っている[268]。メカが脚に仕込まれており、それぞれ独立して可動する[268]
これまでの成虫はピアノ線で上からのみ吊っていたが、それでは下への羽ばたきが弱いため、本作品のフィックスのカットでは下からもピアノ線で吊って動きを大きくしている[出典 113]。また、羽ばたきの強弱に合わせて内部に仕込んだ重りの量を調節し、自然な羽ばたきを表現している[272][262][注釈 73]
複眼の形状は初代を模した凸状のものなど複数種類が試作されたが、最終的には『モスラ対ゴジラ』を模した凹状のものが採用された[出典 114]。飛行シーンの引き絵やゴジラの放射熱線で炎上するシーンでは3DCGも用いられた[275]
幼虫
幼虫の原型は、頭部を本田憲拡、胴体を小此木謙一郎が手掛けた[276]。幼虫は区別のためスタッフによってそれぞれ「花子」「太郎」と呼ばれていた[出典 115]。オスは牙と尾の角が長く顔の斑点が多い、メスは牙と尾の角が短く顔の斑点が少ない[268][55]。造形物は自走式、アップ用、アクション用、操演用、海用、孵化シーンの頭部のみの2:3のギニョールなど9体が製作された[出典 116]。2体とも同様の型から作られているが、頭部の塗装、尾や牙など数か所に違いが見られる[268]。操演パペットは手を後ろから入れて、アップ用や頭部の細かな表現に使用された[270]。喋れない怪獣は見た目でわかるように、赤から青に目の色を頭部の内側に施された目の点灯ギミックで変化させて怒りを表現している[268][277]。自走式にはタイヤが下についており、過去の幼虫のメカを改良したものを使用し、滑車とワイヤーで牽引することで身体をうねらせながら走行が可能となっている[269][268]。海用は体を上下させる機構で、陸上では別のものに交代する[269]。糸を吹くものは、セットに尾部の板を木ネジなどで固定して、ワイヤーやレバーの操作で体をもたげたり、糸を吐く[269]。初代モスラに近いイメージのカラーリングが施されたマケットも作られたが、NGとなった[268]
幼虫の糸は、溶かした発泡スチロールを用いている[278]。糸を飛ばす装置は昭和のモスラ映画と同様にワタアメ製造機を応用したハンディー型のもので、カポックをアセトンに溶かした溶剤の糸を中央で回転するドラムから噴き出し、前方にファンの風で吹き飛ばしている[269]。細い糸は画面に映りにくいため、従来よりも太くしている[269]
卵の造形物は1個のみ制作された[267]
撮影・演出
モスラは羽根の彩色が派手で、外見もリアルなため、合成は難しいとの判断から、本作品では造型物を用いた撮影を主としている[253]。特殊技術の浅田英一は、『モスラ』や『モスラ対ゴジラ』を観て円谷英二のもっと長く羽ばたかせたかったという想いを感じたといい、両作品を踏襲した描写も多く散りばめている[271]。モスラがビルの合間を縫うシーンなどはCGを用いている[271]。また、『モスラ対ゴジラ』では砂浜や小島が戦いの舞台となっていたため、本作品では東京を舞台としている[253]
成虫は直接戦わせることが難しいため、鱗粉がゴジラの熱線や背ビレの発光などのエネルギーに反応して誘爆するという設定になった[253]。企画段階では、鱗粉で窒息させるなどの案も存在した[253]。鱗粉はCGで表現しているが、合成を担当した日本エフェクトセンターの今井元は、1粒の素材が小さいためモニターとフィルムとでは見え方が異なっており、フィルムで確認してから修正して再びフィルムに起こさなければならないなど、作業工程で苦労した旨を語っている[279]
幼虫の目の色は、昭和作品での色を両方取り入れ、感情表現として用いている[253]
ゴジラを成虫が長い脚で捕らえて前進するシーンでは、ゴジラを載せた台のレールとモスラの仕掛けのレール、それぞれの前進をシンクロさせている[269]
幼虫の誕生のシーンではギニョールを下から入ったスタッフが手で操っている[269]

『ゴジラ FINAL WARS』

諸元
モスラ(成虫)
MOTHRA[出典 117]
別名 巨蛾[283][284][注釈 74]
体長 72 m[出典 118]
翼長 216 m[出典 119]
体重 2万5千 t[出典 120]
飛行速度 マッハ3[出典 121]
出身地 インファント島[285][284]

インファント島の守護神という基本設定はそのままであるが、伝承によれば「12,000年前、先祖がガイガンの襲来に際して戦いを挑み、敗れた」とされている[42][280]。これにより古代の地球ではX星人たちによるミトコンドリアの収穫が滞りなく行われ、後に「ミュータント」と呼ばれる地球人との混血種が誕生するに至ったと考えられる。インファント島の壁画には2匹の幼虫が描かれている。

ガイガンが再起動してX星人たちの地球侵略が苛烈を極める地上に復活し、モンスターXと改造ガイガンに苦しむゴジラの援護に現れる。ガイガンとの空中戦ではカッターで羽の一部を切断された後、モンスターXと改造ガイガンを翼によるラリアット攻撃ボンバー・ラリアット[42][280]で跳ね飛ばしてガイガンに毒鱗粉を浴びせ、光線で大爆発して倒されたかに思われたが、その光線を爆炎として身にまとい火の鳥状態になってガイガンに体当たりファイヤー・ヒート・アタック[出典 122][注釈 75]を放ち、これを倒す。ガイガンと共に爆散したかと思われたが、エンディングで小美人の待つインファント島へ帰還する[注釈 76]

  • モスラ成虫がゴジラと共闘するのは本作品が初である[281]。企画段階では、幼虫の登場も検討されていた[290]
デザイン・造形
デザインは西川伸司が担当[出典 123]。デザイン画は、前作での胴体のみが描かれていた図案に羽根を描き足したものである[294][295]。当初、監督の北村龍平は、既存のモスラにおもちゃっぽいという印象を持っていたため全面的に変えることを要望していたが、実際に造形物を見て出来の良さに感動し、これを活かすかたちとなった[296]
造形物は前作からものを改修しており[出典 124]、ボディ部分や羽が前作のものの流用となっている[225][293]。攻撃的なキャラクターにしたいという北村の要望により、眼の位置や毛の素材を変更しており、毛の密度を目の周りを中心に高くし、毛並みも調整している[出典 125]
このほかにアップ用プロップも作られている[298]。後翅を切断されるシーンでは、別途製作された翼を差し替えている[出典 126]。ボンバー・ラリアットのシーンでは、翼のみの造形物をスタッフが振り回して表現している[301]。ガイガンとの空中戦でのロングショットなどにはCGが用いられた[281]。ガイガンの尻尾が尾部に突き刺さり、鉄柱に固定されるシーンでは、両翼の前部と頭部を外したものを使用している[302]
撮影・演出
羽ばたきは、激しいシーンでは直接操演を行い、その他のシーンではゴムを用いて動かしている[303]
脚本段階では、ファイヤー・ヒート・アタック後にそのまま海に飛び込み、自身を消火するという描写があった。[要出典]

アニメーション3部作『GODZILLA』のモスラ

アニメ第3章『星を喰う者』、および前日譚である小説『(GODZILLA 怪獣黙示録)』と『(GODZILLA プロジェクト・メカゴジラ)』に登場。

南米アマゾン奥地に生息する人類に比較的友好的な怪獣で、テレパシー能力を持つ先住民族「モスラの民」に遥か昔から神として崇められる存在。金色の鱗粉は、ばら撒くことでゴジラの熱線をも反射する最強の盾となり、さらに「非対称性透過シールド」に干渉することでゴジラ本体にも影響を与える効果を秘めている[304]ほか、傷を癒す効果や強力な虫除け効果がある[305]。生成する糸はシルクのような質感で、熱への耐性を持つ[305]。また、本来はバトラとつがいの怪獣であり、2体ならゴジラにも対抗できる力になり得るとされる[304]

地球外惑星移民計画が発動して数か月が経過した2048年7月31日、地球連合軍の残存勢力が結集するブエナベントゥラを襲撃したゴジラの前に出現。自身も攻撃の余波で負傷しながらも鱗粉による防御で熱線を跳ね返し、ゴジラを退却に追い込む。しかし一体だけではゴジラを倒すことが叶わないため、モスラの民や彼らと共生する道を選んだ人々のグループ「怪獣共生派(コスモス)」の提案で、残された卵は連合軍の「オペレーション・クレードル」によって日本に移送されることになり、傷ついた成虫は8月15日に陽動部隊と合同でゴジラを迎え撃つ[304]も敗北する。

2万年後の地球では、自身のDNAを受け継いだ人型種族「フツア族」から神として信仰されている。本編の数千年前にも卵から孵った個体がゴジラに戦いを挑んだが敗れ[306]、力尽きた遺骸は富士山エリアへ墜落して地中に突っ込み、その場に径100〜120メートル、深さ約100メートルの陥没孔と横穴を穿つ[307][308]。この横穴がフツアの村の原型になっており、モスラの体は朽ち果て、体に入っていた卵のみがそこに残されてフツア居住区の最奥に位置する神殿に安置されている。卵の中には精神行動を行える程度には成熟した幼虫が存在しているが、羽化までにはまだ300年ほどかかる状態である[309]。ギドラ降臨の折、ハルオがメトフィエスのテレパシーで精神世界に閉じ込められた際には、マイナとマーティンが卵の中の精神エネルギーでテレパシーを増幅して救援を行っており、精神世界に成虫が飛来するヴィジョンとして現れる。

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』

諸元
モスラ(成虫)
MOTHRA[310]
体長 15.8 m[310]
翼長 244.8 m[310]
体重 不明[310]

中国雲南省の密林にある古代遺跡の中で、物語冒頭には卵の状態でモナークによる発見を経て研究所から飼育[311]されていたが、エマ・ラッセル博士の前で孵化する。

性格は温和ではあるものの、自身が傷つけられるような行為を向けられると容赦なく攻撃する。施設がアラン・ジョナ一派に襲撃された後は逃げ出し、滝に入って繭を作った後、終盤には成虫に羽化する。

羽化した後はギドラと闘い、(オキシジェン・デストロイヤー)で深傷を負ったゴジラ[310]と交信し、モナークにゴジラを復活させるきっかけを与える。その後、ギドラと戦うゴジラを援護しようとボストンに出現し、ギドラを糸でビルに貼り付けるなど奮闘するが、ギドラの手下となったラドンに妨害される。体躯で勝るラドンの空中戦で劣勢となるものの腹部の毒針でラドンの身体を貫き、翅や身体の一部を焼かれる重傷を負いつつ勝利する。最後はギドラの逆襲でダウンしたゴジラを庇ってギドラに挑み、引力光線を受けて消滅してしまうが、その霧散した身体はゴジラに注がれてエネルギーとなり、ギドラを倒す力を与えた(赤熱化したゴジラが放ったエネルギーに、モスラの翅の文様に見えるエフェクトがかかっている)。なお、エンドロールにて、ギドラと戦う前に産み落としたと思われる卵が発見されたというシーンが一瞬流れる。

日本版と異なり、CGで描かれただけではなく、幼虫も成虫も生体発光を行い、「God Rays」と呼ばれるベータ波の強烈な生体発光を翼から放射し、視界を奪うことや嵐雲を吹き飛ばすことができる[312]。また、羽化して鎌脚を一瞬発光させた際には、周囲の電子機器がスパークしていた。羽化して空を舞う姿の美しさと、怪獣王であるゴジラとは別種族ではあるが共生関係にあったと見られたことから、アイリーン・チェン博士には「怪獣の女王(クイーン)」と評された。

体躯は日本版に比べて小さく、幼虫の形状は日本版よりも源モチーフのカイコに近い姿で、糸を吐く時には日本版のようなスプレーのようなものではなく、塊にして弾丸状のものを吐き出して相手に叩きつける。成虫も同様の糸を吐くが、翅については前翅よりも後翅が小さく、トリバネチョウナンベイオオヤガの形状に近い。成虫も翅に比べて身体は小さいが、脚が日本版より長くたくましく発達し、脚の先端はカマキリのように鎌脚状になっているほか、腹部は先端がやや突き出て膨らんでいるうえにハチのような毒針を隠し持つなど、カマキリやハチもモチーフとして取り入れられている[313]

  • コンセプトアートでは、触覚から電撃を発射してキングギドラを攻撃している[314]
  • 原典では蛾と蝶をモチーフとしているが、本作品では他の昆虫の特徴を引用し、オリジナルなモスラに味付けしたという[311]。監督のマイケル・ドハティも造型については「(四大怪獣で)一番大きな挑戦だった」と明かしており、過去の登場作品をすべてチェックして蛾の研究にも取り組んだほか、リアリティを感じられる怪獣として鱗粉や発光にも注目し、怪獣を古代の神々に見立てたコンセプトのもと、夜空を飛ぶモスラを天使のように思う発想も取り入れたという[313]。また、翅に存在する眼のような模様はゴジラの眼をイメージしたものであり、実際の蝶や蛾が持つ捕食者への対策模様を参考にしたという[313]
  • 前述の容赦ない攻撃については、東宝から受けた「モスラは誰も殺さない」とのルールに基づき、善意の生物としての描写がなされている[313]

『怪獣プラネットゴジラ』のモスラ

諸元
モスラ
別名
体長 65 m[202]
翼長 175 m[202]
体重 2万 t[202]
出身地 怪獣プラネット[315]

成虫が登場。ゴジラ、ラドンと共に緑の惑星「怪獣プラネット」に生息していた。飛来した宇宙探査船アース号に対して超音波光線[315]で襲いかかるが、アース号が惑星からのワープによる離脱を行った後、地球の銀座に出現し、東京駅方面から出現したゴジラと遭遇、毒鱗粉[315]などで激しい戦闘を行う。アース号から散布された惑星の緑の木の実を浴びておとなしくなり、青い光球に包まれて宇宙へ帰る。

  • 造形物は『ゴジラvsモスラ』の流用。

『ゴジラアイランド』のモスラ

ゴジラアイランドの怪獣として登場する。生息地は「モスラのどうくつ」。造形物はいずれもバンダイのソフトビニール人形。怪獣救済募金として「モスラの羽根」なるものが作品世界に存在する。

親モスラ(ゴジラアイランド)

子モスラより後に登場。「モスラのどうくつ」に棲息している。平和を愛する守り神で、得意技は燐粉攻撃。これでザグレスの赤外線自動砲を狂わせたこともある。

空を飛べる敵怪獣相手に戦ったり、ゴジラジュニア救出の際に鱗粉をばらまいて赤外線自動砲を狂わせるなど活躍したが、後に寿命が近付き、いつ死んでもおかしくない状態となる。そんな折に出現したヘドラに無理を押して果敢に立ち向かった末、最後の力を振り絞ってヘドラをゴラス火山の火口へ落とすが、まもなく起きた噴火に巻き込まれて死亡する。その後、ヘドラを倒した新モスラの前に霊体となって現れ、「さようなら」と告げて消える。

子モスラ(新モスラ)

親モスラが産んだ双子のうちの1匹。初期から登場し、幼虫時代もX星人によって凶暴化したゴジラたちを説得したり、ゴジラとラドンと共にキングギドラと戦ったりする。

後に成長して繭を作るも、その前の親モスラが死亡した際のショックで成長を拒むが、トレマの必死の呼びかけで成虫化、ゴジラと共にヘドラを倒す。その後、親モスラが残した双子のモスラの卵が発見されると、洞窟の中で懸命に温め、双子を守るためにバトラと戦う。成虫の外見こそモスラレオだが、眼の部分が少し違う。武器は触角と羽からの光線と鱗粉攻撃。

ベビーモスラ

親モスラが産んだ双子の妹。元は2つの卵があったうちの1つだったが、昔バトラとの戦いの際に守りきれないと判断した親モスラの手によって、仮死状態でゴラス火山の中に隠されていた。

その後、ゴラス火山の噴火に伴い卵が発見され、初めは新モスラの手によって温められるが、メガロデストロイアに奪われ、そしてマタンゴ島でバトラが卵を孵化させたことにより、バトラを親と思い込み、ゴジラアイランド中の怪獣を糸で縛り襲う。だが、用済みとしてバトラに攻撃されたことと、新モスラに卵の状態で温められていた時の記憶が甦ったことで正気に戻り、新モスラとゴジラと協力してバトラたちを追い払う。通常のモスラ幼虫の糸に加え、「平成三部作」のモスラレオの幼虫同様、プチレールガンを武器にしている。

『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』のモスラ

ヤママユガに似ているが、色が異なるため、異なる種と思われる[316]

(ゴジラウルティマ)との最終決戦時に、大量の個体が紅塵に染まった空を舞っていた[316]

その他の作品

ゲーム

モスラはゴジラ関連のテレビゲームのほとんどに登場。

  • MSXソフト『インファント島の秘密 モンスターズフェア』はモスラの初代ゲーム登場。幼虫モスラはプレイヤーキャラクター。
  • ファミリーコンピュータ版『ゴジラ』では、成虫モスラがゴジラと共にプレイヤーが操作できる。
  • 超ゴジラ』ではバトラがボスキャラ。
  • ゴジラ 爆闘烈伝』ではバトラがプレイヤーキャラ。
  • ゴジラ 怪獣大決戦』ではモスラの超必殺技「モスラ&バトラ攻撃」(隠し技扱い)でバトラがどこからともなく現れ、モスラと共に戦うという登場をしている。
  • 『ゴジラ どきどき怪獣島!!』、『ゴジラ・トレーディングバトル』、『(ゴジラ UNLEASHED)』、『ゴジラ-GODZILLA-』ではモスラ、バトラがプレイヤーキャラ。
  • 『ゴジラ どきどき怪獣島!!』ではモスラ、バトラが登場。
  • セガサターンの『ゴジラ 列島震撼』では、モスラ、バトラとも登場。ガイガン登場マップでは、『ゴジラ FINAL WARS』に先駆けて、モスラ対ガイガンの戦いが行われる。また、バトラは2体同時に出現。当初は幼虫形態だが、撃破すると同時に成虫形態になって復活する。実質的に4体との戦闘を強いられ、バトラ自体の攻撃力も高めに設定されているうえに自軍戦力は貧弱であることから、苦戦を強いられる。
  • 『バトルベースボール』、『ゴジラ 怪獣大進撃』、『(ゴジラ怪獣大乱闘アドバンス)』ではモスラがプレイヤーキャラ。
  • ゴジラ怪獣大乱闘』ではモスラがサモンキャラ。
  • 『(ゴジラ怪獣大乱闘 地球最終決戦)』ではモスラがプレイヤーキャラ、バトラがサモンキャラ。
  • 『Godzilla 2: War of the Monsters』 (日本未発売)、PC-9801版『ゴジラ』、『ゴジラ・ジェネレーションズ・マキシマムインパクト』ではモスラがボスキャラ。
  • 怪獣王ゴジラ』、アーケード版『ゴジラ』、ではモスラ、バトラがボスキャラ。
  • 巨影都市』ではモスラ、バトラが「巨影」の一体として登場する。

パチンコ・パチスロ機

  • 『CRゴジラ3』では実写カットは『ゴジラ FINAL WARS』の造形物を使用。[要出典]
  • 『ゴジラ・パチスロウォーズ』の液晶演出に成虫と幼虫が登場。

映像以外

1966年に朝日ソノラマから発売されたソノシート『大怪獣戦 30怪獣大あばれ!!』収録の「宇宙怪獣対地球怪獣」に宇宙怪獣と戦う地球怪獣空軍の1体として登場する[317]

バトラ

ゴジラvsモスラ』『ゴジラアイランド』に登場する。

『ゴジラvsモスラ』

諸元
バトラ
BATTRA[出典 127][注釈 77]
別名 黒いモスラ[出典 128][注釈 78]
(幼虫)
体長 90 m[出典 130]
体重 2万 t[出典 131]
水中速度 56ノット[329]
出身地 北極海[15][注釈 79]
(成虫)
全長 73 m[出典 132]
翼長 180 m[出典 133]
体重 3万 t[出典 134]
飛行速度 マッハ2.5[出典 135]
出現地 太平洋上[出典 136][注釈 80]

モスラの亜種であり、地球生命が環境汚染などに対し造り出した怪獣。モスラと同様に地球の守護神というべき存在であるが、「守護」を目的とするモスラとは相反し、「破壊」を目的としている存在である。コスモスによるとその名は「バトルモスラ」の略であるとされる[注釈 81]。出現地点は北の海の氷の中→オホーツク海→能登半島・輪島海岸→名古屋→フィリピン沖→横浜・みなとみらい21→北の海[321]

1万2千年前、はるか太古の発達した文明時代に、気候を自在に操る機械が発明され地球生命を脅かしたため、文明を滅ぼそうと地球自らが生み出したとされる怪獣である。インファント島の遺跡にはバトラがモスラと同じ卵から生まれたことを示すと思われる壁画が描かれている。幼虫の時でも光線を放つなど、モスラに比べ、より攻撃的な能力を持ち、普通のやモスラとは異なる不完全変態で成虫となる。体色は黒を基本とし、随所に赤や黄色がちりばめられ、羽には赤い稲妻模様が刻まれている。甲虫のような硬質な外骨格に包まれており、モスラのように鱗粉を武器にすることはできないとみられる。触角ではない角を持つが、成虫になると飛行の邪魔にならないよう退化する。また肢がモスラよりもずっと長い。幼虫の泳ぎ方は、バタフライ泳法様である。

武器は、幼虫では目と角の先端からプリズム光線[出典 137][注釈 82]。成虫では眼から放つプリズム光線と翼から発する衝撃波、脚の爪など[334][335]

バトラはコスモスの築いた古代の文明を攻撃し、コスモスの守護神モスラによって最終的に北極海の氷の中に封印されたが、その際の気候操作機械の破壊により地表のほとんどが海中に没し、コスモスの文明は滅びた。小笠原海溝への巨大隕石の落下による地球環境の汚染が引き金となり、予定よりも早く20世紀に覚醒する[319][注釈 83]

復活したバトラはモスラをめがけて日本を通過。能登半島沖で受けた航空自衛隊F-15ミサイルをものともせず地中に潜り、名古屋に出現し名古屋城を破壊[注釈 84]名古屋テレビ塔付近で陸上自衛隊74式戦車部隊と戦い、プリズム光線で多数を撃破するが、到着した(ツインメーサータンク)と(92式メーサー戦車)の攻撃を受け、テレビ塔を倒して再び地中に潜行後、フィリピン沖に出現。コスモスを守るためにゴジラの気を引いていた孵化したばかりのモスラに襲い掛かかり、モスラを跳ね飛ばした後にゴジラを攻撃した結果ゴジラの怒りを買い、海底で激しく戦う。しかし、戦闘の衝撃がマグマ層に影響を与え、活動を開始した海底火山にゴジラ共々飲み込まれる。だが、バトラはモスラが羽化して成虫になろうとしているころに姿を現し、海上で成虫となり再びモスラの元へ向かう[335]

横浜みなとみらい21でモスラと激戦を展開して撃墜すると、続いて先のマグマ層の活性化で噴火した富士山から現れたゴジラを迎撃する。一時は瓦礫の下に押し込めるが、油断して返り討ちに遭って投げ飛ばされ、放射熱線で追い打ちを受ける。しかし、そこでモスラが加勢し、次いでモスラの苦境に助太刀してついにモスラと和解[注釈 85]。共にゴジラに挑み、モスラの燐粉攻撃に対してプリズム光線を反射させてゴジラを狙い撃ち、これを戦闘不能に追い込んだ。その後、モスラに自分の本来の使命を伝え、モスラとともにゴジラを空輸しようとしてゴジラの上半身に取りつくが、ここで突如ゴジラが復活して喉を噛まれたうえに至近距離からの放射熱線の直撃を受ける。それでもゴジラを離さず北の海へ運び出すが、ゴジラに喉を噛み切られたうえで放射熱線を浴びせられて絶命し、ゴジラと共に北の海深くへ沈む。

本来の復活の目的は20世紀末に地球に飛来する巨大隕石の衝突を回避することであったが、ゴジラに倒されたために、モスラが代行することとなる。

漫画版と映画版では若干の違いがあり、映画版にはの状態は存在せず、幼虫の状態から閃光とともに一瞬にして成虫に変態する。その成虫化の様子は、ユスリカの蛹が尾を上下に振りながら水面を泳ぎつつ羽化する姿を彷彿とさせるものである。漫画版では変態の際に残した抜け殻が発見される。

  • 幼虫のスーツアクター破李拳竜[出典 138]。当初は別の人物がスーツアクターを務めていたが、幼虫のスーツが動きづらかったため演技に苦戦し、特技監督の川北紘一の指名により現場を訪れていた破李拳と交替することとなった[187][338][注釈 86]。助監督の神谷誠は、破李拳は喜んで演じていたため動きが良かったと証言しているが[187]、破李拳本人は転ばないよう必死だったと語っている[338]。オープン撮影のみ羽田一也が担当[340]
  • 鳴き声はラドンのものをアレンジしたもの[341]
  • ゴジラvsスペースゴジラ』では、過去の映像の流用で登場している。
  • ゴジラ FINAL WARS』劇中でバンクーバーの子供がバトラのソフビ人形で遊んでいるシーンがある。
  • 書籍『ゴジラVSモスラ超全集』では、インファント島の壁画には成虫の姿で描かれているが、復活時は幼虫の姿であったことから、幼虫と成虫を自在に変態できるものと解釈している[342]。準備稿では、バトラの初出現地はバイカル湖であり、過去にツングースカ隕石を叩き落としていたという想定であった[169]。また、幼虫ではゴジラの放射熱線に耐えるが成虫では撃墜されたことや、プリズム光線の威力などから、成虫形態は隕石破壊のために移動能力と破壊能力に特化した姿と推測している[342]
  • 幻星神ジャスティライザー』に登場する宇宙巨獣スカラベレスはバトラのオマージュとなっている[343]
創作経緯
企画が『ゴジラVSギガモス』であったころの怪獣「ギガモス」が元となっている[184][176]。ギガモスはモスラが放射能で変異した狂暴な怪獣という設定で、最後はモスラと一体化するという展開であった[168][15]。最初期案では、ギガモスはトンボなどをモチーフとした新怪獣と想定されていたが、モスラの登場が決定したことにより悪のモスラという設定に改められた[168]。また、『モスラVSバガン』に登場予定であったバガンのイメージも継承している[出典 139]
脚本を手掛けた大森一樹は、映画『トレマーズ』の要素も取り入れていると述べており[169][344]、準備稿では幼虫の見せ場がなく、その時点では生物かなにか明確でないという描写であった[169]。準備稿では、映画『プレデター2』のオマージュとして幼虫が地下鉄を襲う描写も存在した[169]
川北によれば、生賴のポスターに描かれた同じ卵から生まれた双子の幼虫の片方がバトラであるという想定であったと語っている[173]
大森は、モスラとバトラの関係性を映画『ギターを持った渡り鳥』の小林旭宍戸錠や『48時間』のニック・ノルティエディ・マーフィなどに例えており、いがみ合っていた2者が何かと戦うため手を組むという基本コンセプトであると述べている[169]
川北による当初の名称はバッドモスラを略したバドラであった[出典 140][注釈 87]。東宝プロデューサーの富山省吾は、命名に苦労したことを語っている[346]。スタッフ間では黒モスラブラックモスラと呼ばれていた[173]
デザイン
決定デザインは(吉田穣)[出典 141]。成虫の腕は蛾より甲虫をモチーフにしている[174]。幼虫はカブトムシのほかムカデのイメージもあるとされる。モスラとの差別化から、幼虫は上体を起こした形状となった[184]。デザイン画では、成虫の側面のトゲが黄色であった[174]。吉田は、モスラとの共通要素として幼虫の足や成虫の顔などに毛をつけることを想定していたが、川北の要望により硬質なイメージとなった[184]
そのほか、西川伸司破李拳竜、青井邦夫らによる検討デザイン画も存在する[335]。西川による検討用デザインでは、アオスジアゲハをモチーフに『エイリアン』の影響がある頭部のものや、成虫の頭部にカミキリムシの要素を取り入れたものや、ダンゴムシをモチーフとした幼虫などが描かれていた[出典 142]。また、幼虫・成虫とも通常の怪獣スーツとする案も存在した[176][348]
造形
造形は「レプリカ」による[出典 143]。川北は「操演では動きが単調になるため、バトラは縫いぐるみにした」と語っている[要出典]
モスラの造形を担当した村瀬継蔵は、レプリカに赴いてバトラのチェックも行っていたが、電飾の光量などが思うように行かなかったと述懐している[322]
幼虫
幼虫のバトラの縫いぐるみは1体だけ制作された[出典 144]。頭部と背面のみ原型が起こされ、ボディは直付けで制作された[337]。頭部はFRP製、胴体はウレタン製で、どちらもラテックスでコーティングしている[183]。可動性を考慮して、前脚の爪がデザイン画よりも大きく造形されている[183][335]。角と眼はFRP製[337]。長い尾の部分には台車を内蔵して動きを助けている。疑似海底の海中を進むシーンでは演技者は入らず、操演により撮影した[349]。レプリカの江久保暢宏によれば、当初は人を入れずにギミックのみで動かす予定であったが、上半身が大きいため地上のシーンでは人が入ることになったという[183]。スーツの重量は計測していないため不明だが、江久保は「ゴジラよりは軽いはず」と述べている[183]
口元に可動ギミックがあり、開閉だけでなく口が前後に可動したり、上部にある4本のトゲが個別に動くなど工夫が凝らされていたが、アップは1カットのみであった[183]
演技者は椅子に座った恰好で演技をする珍しい方式となっている。川北は、頭が重く、足が動かないためバランスを取るのが難しかったと述べている[173]。アクションシーンでは、激しい格闘によりスーツ内部の支柱が折れるアクシデントもあった[349]。また、足元のかぎ爪が歩行の邪魔になるため[注釈 88]、これを切除して撮影したカットもある[187]。名古屋で地中に潜るシーンは、セットに設けられたスロープを滑り落ちており、川北は倒れたのか演技だったのかわからないと述懐している[70]
スーツが水に浮いてしまうことから、水中シーンの撮影に際して上下に切り離すこととなり[出典 145]、場面によって切り離したり接合し直して使っている[注釈 89]
海上でモスラ幼虫を弾き飛ばすシーンでは、角が折れてしまい、修復まで撮影が中断された[183]。直付けでの制作であったため、型が存在せずスペアは用意していなかったという[183]
成虫
成虫は、ラジコンで各部が動くゴジラのスーツと同スケールのものと、翼長が50センチメートルの大小2種作られた[出典 146][注釈 90]。アクションシーンのほとんどは小サイズのものを使用している。頭部や胴体はFRP製で[183][337]、胴体はその上にウレタンを被せラテックスでコーティングしている[183]。また、飛行時に胴体がぶれないよう内部に鉄骨を仕込んでいる[183]。翼は、布をラテックスでコーティングしており、芯には釣り竿を用いている[183]。成虫が登場するのは横浜のみのため、納品は最後となった[183]
納品時は体色が薄かったため、暗い色に塗り直された[192]。一方で、翼の色は川北からナイトシーンが多いため明るくするよう要望があり、塗り直された[183]
頭部の角と尾のトゲには電飾が仕込まれており、操演のためバッテリーも内蔵しラジコンで電源を操作できるようになっていたが、電飾の数が多いためバッテリーの消耗が激しく、こまめに電源を消したり、早めにバッテリーを交換するなどの対応が必要であった[183]。また、撮影中に電波障害が発生してモスラともども操作不能となり、その後は電波をAMからFMに切り替えている[183]
ゴジラにしがみつくシーンでは、ボディのみを使用している[188]。ゴジラに投げられるシーンで翼が折れたり、首を掴んで投げられるシーンで首がもげるなどしており、応急処置のみで再び撮影に用いている[183]
演出
準備稿では、名古屋で成虫になり、洋上でゴジラと対決するという展開であったが[169][15]、幼虫の造型の出来が良かったため幼虫の段階でゴジラと戦うことになった[169]。特写スチールでは、名古屋タワーの前でバトラ幼虫とゴジラが対峙するシーンが存在する[352][353]
名古屋での進行ルートは、『モスラ対ゴジラ』でのゴジラの進行ルートを逆行している[175]。川北は、ロケハンで他の場所も模索したが、名古屋自体が当時からあまり変化がなかったという[175]。川北は、『モスゴジ』でゴジラが上陸した四日市市からバトラが海へ逃げることも構想していたが、実現には至らなかった[175][注釈 91]。大通りとテレビ塔という要素が、前作での札幌のシーンと類似していたため、戦車を増やして市街戦の要素を強調している[175]
変態するシーンは、モスラの描写もあるため、バトラは瞬間的な描写となった[175][194]。川北はセミの脱皮をイメージしたといい[175][194]、また『三大怪獣 地球最大の決戦』でのキングギドラの出現シーンもオマージュしている[194]。村瀬は、背中にあるスーツアクターの出入り口を活用すれば、成虫が顔を出す描写ができたのではないかと述懐している[112]
評価
書籍『ゴジラ・デイズ』では、『モスラ対ゴジラ』を踏襲しているため善のモスラと悪のゴジラという対立構造が必要となったが、前作でゴジラを善悪を超越した存在として描いていたため単純な悪役とすることができず、悪のモスラであるバトラが生み出されたと分析している[166]。そのため、「モスラ対ゴジラ」「モスラ対バトラ」という対立軸が主となり、新怪獣でありながら「ゴジラ対バトラ」という対立軸は物語の傍流になってしまったと評している[166]。川北も、結果的にバトラがゴジラの役どころを奪うような形になってしまったかもしれないと語っている[194]
書籍『ゴジラ大全集』では、子供層にバトラが自世代の怪獣として受け入れられたことを作品がヒットした要因の一つに挙げている[345]
吉田は、川北がかつて参加した『ウルトラマンA』に登場する超獣に類似するイメージであったと評している[184]

『ゴジラアイランド』

X星人の操る怪獣として、成虫のみ登場する。武器は目から発射するプリズム光線。『vsモスラ』と違い鱗粉攻撃が出来るようになっている。昔、ゴジラがいないころのゴジラアイランドでモスラと争っていたことが司令官の口から語られている。

初登場はメガロと共にゴジラアイランドを襲う。続く「ジュニア誘拐編」でゴジラジュニアを誘拐し、マタンゴ島の砦に幽閉するが、赤外線自動砲の誤爆に倒される。その後「ガイガン編」に登場した後はしばらく姿を見せなかったが、シーズン2の「二代目モスラ編」に登場し、ゴジラアイランドから拉致したベビーモスラの卵を温めて孵化させ、凶悪怪獣として仕立て上げる。

幼虫そのものは出ていないものの、ザグレスがメカキングギドラを買った怪獣自動販売機のボタンのマークの1つとして登場する。

『GODZILLA プロジェクト・メカゴジラ』

本編での直接的な描写はないが、ゴジラの背びれの残骸に付着していた蛾の遺伝子を有する細胞「M細胞」の発見により、存在が仮定された怪獣。

研究者からは「怪獣M」と呼ばれ、バトラの名称は日本の新興宗教団体が経営する孤児院で暮らしていた超能力をもつとされる子供たちが使った呼称である。ゴジラと戦い、背びれをもぎ取るほどの損害を与えたと推察されたことから、ゴジラに対抗しうる力をもつ可能性がある怪獣として2030年代に調査が行われたが、アマゾン川を下る毒虫のような影という現地民の目撃情報以外に有力な証拠は得られず、発見には至らなかった[354]。その後、2048年に地球連合軍の前に現れたモスラの民の巫女リラによって実在したことが明らかになっており、2037年には地球へ接近していた妖星ゴラスを感知してモスラより先に目覚めて迎撃に向かうものの、ゴラスの破壊に必要なエネルギーを求めていたゴジラによって倒されたとされる[304]

脚注

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注釈

  1. ^ 東宝プロデューサーの田中友幸は、モスラについて幅広い層から人気を得ていると評している[2]
  2. ^ 書籍『東宝編 日本特撮映画図鑑』では、キングコングと類似した立場であると評している[4]
  3. ^ 幼虫・成虫とも、劇中で見せる能力や特徴は、現実のガの種類ではコバネガに近いと言われている[8]渡辺明は成虫は蝶がモチーフであり、羽はヨロイチョウの模様を参考にしたと述べているが、モスラの止まり方から、蛾かもしれないとも語っている[9]
  4. ^ これは多くの鱗翅目昆虫に見られるもので、本来天敵である鳥類を威嚇するためのものである。昆虫専門誌『月刊むし』は、「モスラにこのような目玉模様がある以上、(作品世界における)地球には少なくとも体長数100メートルの鳥が存在するに違いない」と指摘している[]
  5. ^ ゴジラvsモスラ』の幼虫は日本上陸時期には巨大だが、ゴジラとの交戦時には生まれたてで小さいという表現となっている。
  6. ^ 2作とも成虫はゴジラに敗れ、その打倒を幼虫に託す。
  7. ^ ゴジラ FINAL WARS』には最後にガイガンと対決した際のファイヤーモスラがあるが、これはパワーアップではない。
  8. ^ 平成モスラシリーズのみ。
  9. ^ 精神世界に成虫がシルエットだけ登場する。
  10. ^ フェアリーを送り出すシーンは過去の映像にフェアリーを合成したもの。
  11. ^ 資料によっては、「出生地」として記述している[28]
  12. ^ 資料によっては、「40-100メートル[36]」「40-180メートル[出典 8]」「40-150メートル[33]」と記述している。
  13. ^ 資料によっては、「1万2千トン」と記述している[出典 10]
  14. ^ 資料によっては「65-80メートル[33]」「135メートル[30]」と記述している。
  15. ^ 資料によっては、「1万トン[36]」や「2万トン[出典 14]」と記述している。
  16. ^ 書籍『ゴジラ来襲』では、「変態地 東京」と記述している[33]
  17. ^ 書籍『東宝特撮映画全史』では、「100トン」と記述している[5]
  18. ^ 東京タワーを破壊したのはこのモスラが最初である[45]
  19. ^ 書籍『モスラ映画大全』では、人が入る着ぐるみの可能性があったものと推測している[56]
  20. ^ 村瀬は、スケールの異なる造形物を複数制作しており、総数は把握できていないと証言している[39]
  21. ^ 書籍『大ゴジラ図鑑2』では、「全長7メートルほど」と記述している[61]
  22. ^ 資料によっては、「9人[59][35]」や「10人[63]」と記述している。
  23. ^ 造形助手の開米栄三によれば、交代要員も含め総勢15人程度が参加していたという[63]
  24. ^ 書籍『東宝特撮映画全史』では、中島春雄が先頭を務めたとする本人の証言を記述している[5]
  25. ^ 青木によれば、ホンダ・スーパーカブのものであったという[66]
  26. ^ 書籍『円谷英二特撮世界』では、幼虫の造形物はこれが最小としている[50]
  27. ^ 自転車のパンク修理用の糊(ラバーセメント)であったとされる[53][65]
  28. ^ この手法は、『マタンゴ』の船内の表現や『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』でのクモンガの糸などにも用いられている[52]
  29. ^ 西川は、大サイズは顔がいびつと評している[55]
  30. ^ この手法はのちに、村瀬が参加したエキスプロダクションが担当した『仮面ライダー』の複眼にも使われている[出典 26]。一方、開米は電飾はなかったと述べている[63]
  31. ^ 村瀬はタケであったと証言しているが[53]、開米はタケがうまくいかなかったため、タケとグラスロッドを混ぜて用いたと述べている[63]
  32. ^ 書籍『東宝特撮映画全史』では、ギニョールを用いたと記述している[69]
  33. '^ 資料によっては、超音速巨蛾[78]巨大蛾怪獣[79][73][80][81]大怪獣[82]と記述している。
  34. ^ 資料によっては、「65メートル[出典 32]」「80メートル[76]」と記述している。
  35. ^ 資料によっては、「135メートル」と記述している[出典 34]
  36. ^ 資料によっては「マッハ3以上」と記述している[78]
  37. ^ 資料によっては、「53メートル[出典 38]」「40-180メートル[76]」と記述している。書籍『東宝特撮映画大全集』では、『モスラ対ゴジラ』のみ「53メートル」と記述している[74]
  38. ^ 資料によっては、「1万t[出典 40]」「不明[40][96]」「1万5千トン[76]」と記述している。資料によっては、体重の記述がない[95]。資料によっては『三大怪獣』時の数値を「不明」としている[98]
  39. ^ 書籍『東宝特撮全怪獣図鑑』では、『モスラ対ゴジラ』の幼虫の出身地を「静之浦→岩島」と記述している[78]。書籍『ゴジラ来襲!!』では幼虫について「出生地 静之浦」と記述している[92]
  40. ^ 書籍『ゴジラ大全集』では未熟児と解釈している[106]
  41. ^ 書籍によっては、「鶏卵の約15万3,820倍の大きさと見積もられている」と記述している[81]
  42. ^ 資料によっては、『モスラ』で使用したミニチュアと併用していると記述しているが[103][37]、村瀬によれば初代成虫のミニチュアは倉庫に吊るしてあったが、劣化してほこりを被っており使える状態ではなかったという[53][109]。また、模型電飾の高木明法は、自身が東宝に入った1962年の時点で幼虫の大型造形物はなかったと証言している[66]
  43. ^ 書籍『ゴジラVSモスラ超全集』では、発泡スチロールを溶かしたものと記述している[114]
  44. ^ a b 模型電飾の高木明法は、少なくともメカを新造したり、飯島周次郎が制作したものを補修した記憶はないと証言している[66]
  45. ^ 資料によっては、巨大蛾怪獣と記述している[121]
  46. ^ 資料によっては、「不明[40][121]」「65メートル[85]」「80メートル[122]」と記述している。
  47. ^ 資料によっては、「135メートル」と記述している[85]
  48. ^ 「吊りモデル」または「飛びモデル」とも呼ばれる。
  49. ^ 書籍『キャラクター大全ゴジラ』では、双方の特徴が見られるため、2つの造形物を組み合わせた可能性を記述している[37]
  50. ^ 資料によっては、巨大蛾怪獣と記述している[121]
  51. ^ 資料によっては、「40-150メートル[134]」「40m-100m[135]」「53メートル[136]」と記述している。
  52. ^ 資料によっては、「不明[131]」「8千-2万トン[134]」「1万トン[130][121]」と記述している。
  53. ^ 資料によっては、「インファント島」と記述している[134][133]
  54. ^ 資料によっては、前作に登場した成虫の子供と解釈している[137]
  55. ^ 書籍『ゴジラ大全集』では新造と記述している[106]。書籍『キャラクター大全ゴジラ』では『三大怪獣』の流用と推測している[37]。映画監督の樋口真嗣は、『モスラ対ゴジラ』『三大怪獣 地球最大の決戦』での造形物を流用、リペイントしたものと考察している[139]
  56. ^ 資料によっては、「出生地」として記述している[28]
  57. ^ 書籍『ゴジラ画報』では、「1万2千トン」と記述している[28]
  58. ^ 資料によっては「3万トン」と記述している[143]
  59. ^ 資料によっては「マッハ3」と記述している[160]
  60. ^ 書籍『ゴジラ大全集』では「最長直径」[154]、書籍『東宝特撮映画大全集』では「長径」[15]と記述している。
  61. ^ 書籍『ゴジラ大辞典』では、巨大隕石を止めるために旅立つという設定は、『鉄腕アトム』をオマージュしたものと記述している[171]
  62. ^ レプリカの江久保暢宏によれば、バトラ成虫の納品が最後にまわったことからモスラ成虫の納品が早まったという[183]
  63. ^ 書籍『超最新ゴジラ大図鑑』では、数タイプ用意されたと記述している[185]
  64. ^ 川北によれば、発泡剤をシンナーで溶かし、スプレーガンで噴出させたという[173]
  65. ^ 資料によっては、FRPと述べている[112]
  66. ^ 資料によっては、「不明」と記述している[203][206]
  67. ^ 書籍『東宝特撮映画大全集』では「インファント島→宇宙」[203]、書籍『オール東宝怪獣大図鑑』では「宇宙」[200]と記述している。
  68. ^ 書籍『ゴジラVSスペースゴジラ超全集』では、モスラの体内に充満しているガイアエネルギーを凝縮したものと推測している[208]
  69. ^ 資料によっては、巨大蛾怪獣[223][224]海の聖獣 巨大蛾怪獣[225][217]と記述している。
  70. ^ 演者は前田愛前田亜季姉妹。両者は、金子が監督した『ガメラ3 邪神覚醒』に出演した[230]。監督の金子は「双子の姉妹にちなんで顔出し出演のシーンをつけた」とインタビューで答えている[要出典]
  71. ^ 書籍『ゴジラ解体全書』では、「9万トン」と記述している[245]
  72. ^ 西川は、女性ファンが多いモスラでは敬遠されるかもしれないが、生き物好きとしてののこだわりが勝ったと述べている[260]
  73. ^ 操演を担当した鳴海聡は、他の真似のできない東宝に残せる仕事となったと述べている[273]
  74. ^ 資料によっては、巨大蛾怪獣と記述している[225][282]
  75. ^ この状態のモスラをファイヤーモスラと呼ぶ[289]
  76. ^ 切断された羽は元通りになっている。
  77. ^ 資料によっては、BATTLAと記述している[325]
  78. ^ 資料によっては、破壊の魔獣[出典 129]バトルモスラ[327]戦闘破壊獣[325][15]破壊魔獣[328][148]と記述している。
  79. ^ 資料によっては、「不明[322]」「シベリア地底[320]」「北洋[327]」「北の果ての海[150]」と記述している。
  80. ^ 資料によっては、「北の海」と記述している[328][148]
  81. ^ 実際にこの名称で発売された商品もあり、後述の『プロジェクト・メカゴジラ』ではこの呼称が登場する。
  82. ^ 角からの光線は当初の設定にはなかった[326]。書籍『ゴジラVSモスラ超全集』では、前者をプリズム光線A、後者をプリズム光線Bと記述している[329]
  83. ^ 資料によっては、モスラの復活を察知して蘇ったと記述している[335][323]
  84. ^ 『モスラ対ゴジラ』におけるゴジラの名古屋襲撃シーンのオマージュである[193]
  85. ^ 書籍『超全集』シリーズでは、モスラのエネルギーを注入されたことにより、正義の心に目覚めたと記述している[336][321]
  86. ^ 書籍『大ゴジラ図鑑2』では、破李拳本人の希望と記述している[337]。川北は、前任者が(弾着)を怖がっていたと証言している[173]。一方、造型監修を務めた村瀬継蔵は、造形物が前任者より大きく作られていたため動けなかったと述べている[112]。また、撮影を担当した江口憲一は、前任者はパワーが不足していたと評している[70]
  87. ^ 書籍『ゴジラ大全集』では、変更理由について他社作品に同名怪獣がいたためと推測している[345]
  88. ^ スーツアクターの破李拳は、名古屋タワーを襲うシーンで爪がタワーを固定するボルトに引っかかってしまい、そのまま芝居を続けてボルトごとタワーを壊したと語っている[338]
  89. ^ この時の反省から、『ヤマトタケル』の海神ムーバは最初から上下セパレートで製作された[351]
  90. ^ 江久保は、1/1と1/3と述べている[183]。書籍『キャラクター大全ゴジラ』では、翼長10尺と3尺と記述している[147]
  91. ^ 四日市市は、次作『ゴジラvsメカゴジラ』でゴジラの上陸場所として登場した。

出典

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