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中央本線

中央本線(ちゅうおうほんせん)は、東京都千代田区東京駅から新宿区新宿駅長野県塩尻市塩尻駅を経由して、愛知県名古屋市中村区名古屋駅までを結ぶ鉄道路線幹線)である。

中央本線
あずさ」「かいじ」「富士回遊」など
中央東線の特急で使用されるE353系
(2019年3月18日 阿佐ケ谷駅)
基本情報
通称 JR東日本管轄区間:中央東線(東京駅 - 塩尻駅間)
中央線(東京駅 - 高尾駅間)
辰野線(岡谷駅 - 辰野駅 - 塩尻駅)
JR東海管轄区間:中央西線(塩尻駅 - 名古屋駅間)
日本
所在地 東京都神奈川県山梨県長野県岐阜県愛知県
種類 普通鉄道在来線幹線
起点 神田駅新宿駅岡谷駅[1][注釈 1]
終点 代々木駅[1]名古屋駅[2]塩尻駅[1][注釈 2]
駅数 112駅
電報略号 チウホセ
路線記号 (東京駅 - 大月駅間〈御茶ノ水駅 - 三鷹駅間は急行線〉)
(御茶ノ水駅 - 三鷹駅間の緩行線)
(大月駅 - 小淵沢駅間)
(塩尻駅 - 名古屋駅間)
開業 1889年4月11日 (134年前) (1889-04-11)[3]
全通 1911年5月1日 (112年前) (1911-05-01)[4]
所有者 東日本旅客鉄道
(東京駅 - 塩尻駅間)
東海旅客鉄道
(塩尻駅 - 名古屋駅間)
運営者 東日本旅客鉄道
東海旅客鉄道
日本貨物鉄道
使用車両 使用車両を参照
路線諸元
路線距離 8.3 km(神田駅 - 代々木駅間)[1]
386.6 km(新宿駅 - 名古屋駅間)[1][2][注釈 3]
27.7 km(岡谷駅 - 辰野駅 - 塩尻駅間)
軌間 1,067 mm
線路数 複々線複線単線(詳細は路線データ参照)
電化方式 直流1,500 V 架空電車線方式
(最大勾配) 28
閉塞方式 (自動閉塞式)
保安装置 路線データ参照
最高速度 130 km/h
路線図
(テンプレートを表示)
(凡例)
0.0 東京駅
中央線快速および
中央・総武緩行線を参照
53.1 高尾駅
134.1 甲府駅
210.4 岡谷駅
辰野支線 大八回り
辰野駅
みどり湖駅
中央東線 JR東
222.1 塩尻駅
中央西線 JR海
317.0 中津川駅
中央線 (名古屋地区)を参照
396.9 名古屋駅

このうち東京駅 - 塩尻駅間は東日本旅客鉄道(JR東日本)、塩尻駅 - 名古屋駅間は東海旅客鉄道(JR東海)の管轄となっている[注釈 4]。区間や系統別に「中央東線」「中央西線」「中央線快速」など、様々な呼称がある(詳細は後述)。

国土交通省監修の『鉄道要覧』上では、本路線のうち東京駅 - 神田駅の間は重複する東北本線の一部とされている。同様に代々木駅 - 新宿駅の間は重複する山手線の一部とされている(詳細は後述)。

地域ごとの詳細については、以下の記事も参照。

概要

中央本線は、東京都心から西の多摩へ延びて山梨県へ入り、長野県南西部(南信中信)と岐阜県東南部(東濃)を経由して、愛知県名古屋までを結ぶ鉄道路線である。

東京・名古屋の両都市から沿線の主要駅や信州地区を結ぶ特急列車が頻繁に運転されているほか、両都市圏では都心部への通勤輸送の役割も担う。また、日本貨物鉄道(JR貨物)による貨物列車も運転されている。

中央線と中央本線

本路線は「中央線」と「中央本線」の2通りの名称で呼ばれている。国土交通省などによる公文書や『鉄道要覧』では「中央線」の名称が使用されることが多いが、JR各社を始めとする民間では、両方の名称が混用されている。

一方、本路線の東京近郊を走る通勤形電車については、各駅停車は「中央・総武線」(あるいは総武線)、快速電車は「中央線」と呼ばれ、「中央本線」とは呼ばれていない。ただし、これは路線の名称ではなく列車の名称として用いられているもので、特急形車両や近郊形車両については同じ区間を走っていても、中央本線と呼ばれることがある。実例として、高尾駅八王子駅新宿駅では、普通列車および特急列車を中央本線、快速電車を中央線と明確に区別している。

この複雑な使い分けは、歴史的な経緯によるものである。国鉄時代の線路名称公告では、中央本線(本路線)とその支線青梅線など)を指す総称として「(中央線(中央線の部))」の名称が使用されていた。また、東京近郊を走る通勤形電車(国電)も「中央線」と呼ばれていた。しかし、国鉄分割民営化の際に策定された『日本国有鉄道の事業等の引継ぎ並びに権利及び義務の承継等に関する基本計画』[5] において、本路線の名称が「中央線」とされたため、従来は中央本線と呼ばれていた本路線に対しても、公文書を中心にこの名称が使われるようになったのである。

東線と西線

 
図1 塩尻駅南方にある中央本線の東西分岐。左が東京方面、右が名古屋方面。
 
1975年当時の塩尻駅。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。今日の塩尻駅は画像上部の篠ノ井線側に設置され、東線と西線はハの字に分岐している(図1参照)。右下へ延びる路線は今日の辰野駅経由の支線。

中央本線は、同じように首都圏中京圏を結ぶ東海道本線東海道新幹線太平洋沿岸を走るのと比較して山間部を走る路線であり、勾配もきつく距離も長いため、全線を通しての通過輸送はほとんど存在しない。1964年(昭和39年)10月1日の東海道新幹線開業前は東海道本線のバイパスとしても利用されていたが、東海道新幹線開業後は平時においてそのような機能はなくなった。しかし、現在でも東京都山梨県長野県中南部(中信南信)、あるいは長野県と中京圏・京阪神を結ぶ重要な輸送ルートになっている。

こうした性格は、中央本線の輸送形態にも現れている。松本駅に連絡する篠ノ井線との連絡駅であり、JR東日本とJR東海の境界駅でもある塩尻駅を境に東京駅 - 塩尻駅を中央東線(ちゅうおうとうせん)、塩尻駅 - 名古屋駅間を中央西線(ちゅうおうさいせん)と呼び、区別することがある。

中央東線と中央西線では、1982年(昭和57年)5月17日の塩尻駅位置移転以降、どちらの列車も、大半が塩尻駅から篠ノ井線の松本駅方面に直通しており、東西両線を直通する旅客列車は基本的にはない。ただし、貨物列車団体臨時列車などの一部の列車は旧塩尻駅構内敷地(いわゆる塩尻大門。塩尻駅構内扱い)の両線直通用の単線線路(連絡線)を通り、塩尻駅のホームを経由せず塩尻駅自体を通過する形で両線を直通している。また、後述の臨時急行列車「たてしな」、臨時特急列車「あずさ木曽」「木曽あずさ」「諏訪しなの」は塩尻駅で旅客乗降を扱うため、4番線ホームに停車後、折り返して運転した。

なお、中央西線区間については、国鉄時代から、列車番号の付け方と駅構内の(場内)・(出発信号機)に記されている「上下」の標示が路線本来の(上り・下り)の方向とは逆となっており、名古屋駅から塩尻駅へ至る方向(距離標の数字が小さくなる方向)を下りとして列車番号には奇数を付け、信号機には「下」と標示している。このため、中央本線は東線も西線も塩尻駅・松本駅方面が下り列車であり、東線は原則通り東京駅方面が上り列車だが、西線は逆に名古屋駅方面が上り列車となる。

他線との重複区間

国鉄分割民営化時に当時の運輸省に提出された事業基本計画、および国土交通省監修『鉄道要覧』では、東京駅 - 神田駅間は東北本線代々木駅 - 新宿駅間は山手線となっている。

これは先行敷設路線との営業距離の重複計上を行わないためのものであり、線路は独立している。ただ、マルスのシステム上の経路表示における「中央(東)線」は、「東京 - 神田 - 代々木 - 新宿 - 韮崎 - 」となっており、東京駅 - 神田駅間は東北本線と重複、山手線の代々木駅 - 新宿駅間は分断された形になっている。なお、金山駅東海道本線のホームが設けられたことで、同様に東海道本線と重複することになった金山駅 - 名古屋駅間(ただし同駅間にある尾頭橋駅に中央本線ホームはない)は、現在も重複計上されている。

支線

元来、岡谷駅から塩尻駅までの間は塩尻峠から大城山にかけての山地を避け、辰野駅を経由する約28 kmの迂回ルートで開通したが、1983年昭和58年)7月に全長約6 kmの塩嶺トンネルを抜けるみどり湖駅経由の短絡線が開通し、同駅間が約12 kmに短縮されたことで、大幅な時間短縮が実現した。どちらの線区も中央本線に属し、旧来の区間(辰野駅経由)は支線となっている。

この支線は「辰野支線」または「辰野線」、あるいはみどり湖駅・塩嶺トンネル経由を「新線」と呼ぶのに対して「旧線」などと呼ばれる。また、この路線を伊藤大八という代議士が誘致したという話から大八廻りとも呼ばれた。

飯田線の大半の列車がこの支線のうち岡谷駅 - 辰野駅間に乗り入れている(「運行形態」の節を参照)。

管轄

東京駅 - 塩尻駅間(支線含む)は旅客営業規則の定める大都市近郊区間の「東京近郊区間」であり、そのうち東京都内である東京駅 - 高尾駅間が電車特定区間、加えて東京駅 - 新宿駅間が東京山手線内に含まれており、それぞれ区間外よりも割安な近距離運賃が適用される。御茶ノ水駅 - 三鷹駅間は、快速電車や特急列車が走行する急行線各駅停車が走行する緩行線に分離された線路別複々線となっている。また、東京駅 - 塩尻駅(辰野支線を除く)はIC乗車カードSuica」の首都圏エリア、中津川駅 - 名古屋駅間は同「TOICA」のエリアとなっている。

旅客鉄道会社の支社ごとの管轄は以下の通り。

JR東日本の管轄区間である東京駅 - 塩尻駅間のラインカラーおよび駅ナンバリングの路線記号は、基本的に

となっている。

上記の区間のうち、高尾駅 - 大月駅間では駅ナンバリングの導入に合わせて「オレンジ」と「青」の両方を表記した駅名標に概ね統一されているものの、立川駅 - 高尾駅間では青を使用した駅名標はない[注釈 5]が、新宿駅の特急発車ホーム(9・10番線)のみ青を使用している。また、オレンジ帯のE233系が定期列車で乗り入れることのない大月以西の笹子駅甲斐大和駅ではオレンジのみを用いた駅名標が用いられており、統一性がない状態であったが、2020年の初狩駅 - 小淵沢駅間の駅ナンバリング導入に伴い青を用いたものに交換が行われた[JR東 1]

路線データ

*印は鉄道要覧上のデータ。全長には括弧内の第二種鉄道事業のキロ程は含まない。

  • 管轄・路線距離(営業キロ
  • 駅数:112(起終点駅含む)
    • JR東日本:73(東京駅含む)
    • JR東海:39(塩尻駅を除く)
      • 中央本線所属駅に限定する場合、上記駅数から東海道本線所属の東京駅・名古屋駅、山手線所属の新宿駅の3駅が除外され[6]、109駅(JR東日本:71駅、JR東海:38駅)となる。なお、神田駅・代々木駅・金山駅は中央本線所属駅と扱われている[6]
  • 線路数:
  • 電化区間:全線(直流1500V)
  • 閉塞方式:(複線および単線)自動閉塞式
  • 保安装置:
    • 東京駅 - 塩尻駅間 (ATS-P)[7]
    • 塩尻駅 - 名古屋駅間 (ATS-PT)
    • 御茶ノ水駅 - 三鷹駅間(緩行線) ATS-P
    • 岡谷駅 - 辰野駅 - 塩尻駅間(支線) (ATS-SN)[7]
  • 最高速度:
    • 優等列車
      • 東京駅 - 八王子駅間: 95km/h
      • 八王子駅 - 塩尻駅間:130km/h
      • 塩尻駅 - 中津川駅間:120km/h
      • 中津川駅 - 名古屋駅間:130km/h
    • 普通列車
      • 東京駅 - 塩尻駅間:100km/h(東京駅 - 八王子駅間はE233系0番台もしくは209系1000番台で組成された列車のみ100km/h)
      • 塩尻駅 - 中津川駅間:95km/h
      • 中津川駅 - 名古屋駅間:110km/h
      • 御茶ノ水駅 - 三鷹駅間(緩行線):95km/h
      • 岡谷駅 - 辰野駅 - 塩尻駅間(支線):95km/h
  • 運転指令所
    • 東京駅 - 小淵沢駅間:東京総合指令室
    • 小淵沢駅 - 塩尻駅間:長野総合指令室 (CTC)
    • 塩尻駅 - 名古屋駅間:東海総合指令所 (CTC)[8]
    • 岡谷駅 - 辰野駅 - 塩尻駅間(支線):長野総合指令室 (CTC)
  • 列車運行管理システム

沿線概況

本路線は東京駅からS字を描くように西へ進み、神田御茶ノ水飯田橋市ヶ谷信濃町代々木などを通って山手線の内側を横断し、新宿へと結ぶ。

新宿からは甲州街道の北方を一直線状に西へ走行して多摩地域武蔵野)へ進み、中野高円寺吉祥寺三鷹小金井国分寺などを貫いて立川へと伸びる。立川からは南西へ折れ、八王子へ進む。

八王子から西側ではおおむね甲州街道に沿って山梨県へ入り、上野原大月山梨市などを通って甲府へ至る。甲府からは北西方向へ転じ、韮崎北杜を通って長野県南信地域へ入る。

長野県の茅野を抜けて諏訪湖の東岸から北岸を周り、下諏訪から西側ではほぼ中山道に沿って走る。中信地域塩尻中央東線中央西線の分岐点であり(詳細は「東線と西線」の節を参照)、塩尻からは南西方向へ転じる。木曽山脈の谷間を縦断し、岐阜県東濃地域へ入る。

岐阜県の中津川恵那を経由し、釜戸駅から西側ではほぼ下街道(善光寺道)に沿って走行する。多治見春日井を通って愛知県へ入り、名古屋まで至る。

東京駅 - 高尾駅間

起点の東京駅を北に出発し、神田駅で山手線などと分かれて一路西へと向かい、武蔵野台地の東端の谷にある御茶ノ水駅で総武本線支線と合流。ここから複々線に入る。新宿駅までは山手線の内側を横断する形でS字型に路線が敷かれており、神田川江戸城旧外堀などに沿って都心を走る。四ツ谷駅付近で地下鉄丸ノ内線をくぐり、トンネルを抜ける。代々木駅付近まで首都高速4号新宿線と並行する。特急のほとんどが発着する新宿駅でまた北向きになり、山手線をくぐって西に曲がって、東中野駅付近から立川駅付近まで線路はほぼ東西に直線となる。このあたりまでは、「ヨドバシカメラの歌」にも織り込まれている。沿線は中野区杉並区など東京のベッドタウンである。複々線の用地は直線だがホームに付帯する曲線がある。三鷹駅で複々線は終わり、多摩地域に入ると高い建物が減り、各駅の前後を除いてほぼ完全な直線区間となる。2010年11月7日に立川駅まで上下線の高架化が完了した。立川駅で南西に曲がって多摩川を渡り、日野駅から登り勾配にかかって多摩川と浅川の間の日野台地切通しで越えると八王子盆地に入る。八王子駅の西側からは上り急勾配が始まる。

高尾駅 - 大月駅間

東京都市圏輸送と郊外輸送の分界点となっている高尾駅を過ぎると、沿線は急に山岳地帯となる。遥か先の濃尾平野にある愛知県高蔵寺駅に入るまで平野部は途絶え、沿線の盆地には中小都市や街が並ぶ。山梨県上野原市大月市などは、昭和末期頃より東京への通勤圏となり、四方津駅猿橋駅周辺などは宅地開発が進み、朝夕などは東京方面への列車が頻繁に運行されているなど長距離通勤客も多い。

中央東線は、東京から甲信地方へ向かう路線としてビジネスや観光に利用されているが、並行する中央自動車道経由高速バス中央高速バス)との競争が激化しており、その対策として格安の回数券や「トクトクきっぷ」などが設定されている。

中央自動車道を北に見ながら小仏トンネル小仏峠)を通過すると、関東平野から出て、神奈川県相模原市に入るが高層ビルなどは全く無く、相模湖などを望みながら山梨県に入る。通勤形車両のE233系で、東京駅から大月駅や、さらに富士山麓電気鉄道富士急行線河口湖駅まで直通する列車もある。しかし、高尾駅 - 大月駅間は大雨による運転規制がかかりやすく、防災上の問題点を抱えており、これを解消するための防災工事も継続して行われている。この区間は相模川桂川河岸段丘上に路線が敷かれており、短いトンネルが断続してカーブも多い。

大月駅 - 甲府駅間

大月から先は元スイッチバック駅が多数存在し、現在の各駅はホームが急勾配上に設けられている。なお旅客用ではないが初狩駅では道床に敷くバラストを運ぶ工事用臨時列車用のスイッチバックが今も現役である。

笹子峠笹子トンネルで越えて甲斐大和駅を過ぎ、新大日影トンネルを抜けるとようやく山が開け、甲府盆地を見晴らして下り勾配で滑り込む。この勾配のため路線は塩山駅へと大きく迂回している。甲斐大和駅 - 勝沼ぶどう郷駅間の下り線は1997年2月に新しいトンネル経由の新線へ切替えられた。

沿線は山が多く、車窓からは甲斐駒ヶ岳八ヶ岳などが見え、甲斐大和駅付近からは南アルプスも見える。甲府盆地はの栽培が盛んで、春には線路の両側がピンクに包まれ、文 ウィキペディア、ウィキ、本、library、論文、読んだ、ダウンロード、自由、無料ダウンロード、mp3、video、mp4、3gp、 jpg、jpeg、gif、png、画像、音楽、歌、映画、本、ゲーム、ゲーム。