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石和温泉駅

石和温泉駅(いさわおんせんえき)は、山梨県笛吹市石和町松本にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)中央本線である[2]駅番号CO 41[1]

石和温泉駅
南口(2021年5月)
いさわおんせん
Isawa-Onsen
CO 40 春日居町 (2.8 km)
(3.4 km) 酒折 CO 42
所在地 山梨県笛吹市石和町松本177-1
北緯35度39分27.2秒 東経138度38分7秒 / 北緯35.657556度 東経138.63528度 / 35.657556; 138.63528座標: 北緯35度39分27.2秒 東経138度38分7秒 / 北緯35.657556度 東経138.63528度 / 35.657556; 138.63528
駅番号 CO41[1]
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
日本貨物鉄道(JR貨物)
所属路線 中央本線
キロ程 127.8 km(東京起点)
電報略号 イワ
駅構造 地上駅橋上駅
(ホーム) 2面2線
乗車人員
-統計年度-
2,153人/日(降車客含まず)
-2021年-
開業年月日 1903年明治36年)6月11日[2][2]
備考 (業務委託駅)[3][4]
(話せる指定席券売機)設置駅[5]
* 1993年平成5年)に石和駅から改称[2]
(テンプレートを表示)
北口(2021年5月)

歴史

明治期の中央線敷設に際して、山梨県では上野原 - 鳥原間に12か所の停車場の設置が内定していたが、このうち笹子トンネルを越えた初鹿野から甲府間の停車場は未定であった。笹子以西の予定路線は盆地北縁を北西に迂回し、上万力で笛吹川を渡河し、青梅街道と平行して西南へ進み東山梨郡岡部村松木付近で屈曲し、さらに西進し甲府へ至る東山梨郡・西山梨郡を通過するルートが想定された。

石和は江戸時代甲州街道宿駅である(石和宿)を中心とする宿場町として発展し、(石和代官所)が置かれ、鎌倉街道秩父往還など脇往還が分岐し笛吹川を利用した舟運も行われており、峡東地域における一中心地であった。明治期には石和村に東八代郡郡役所が設置されていた。一帯では養蚕蚕糸業が盛んで、ブドウなどの果樹などの特産物を産出していた。

中央線の予定路線が東山梨郡を通過しないことが判明すると、地元では特産物や(製糸工場)への石炭輸送の必要性から、予定路線が石和村に最も近接する岡部村に停車場を誘致する運動がおこり、石和村や岡部村をはじめ関係する東山梨・東八代両郡の諸村が合同で上申書を提出した。なお、東八代郡でも勝沼と関係の深い東部の諸村では運動に参加していない。

石和駅として開業した当時には笛吹川流路が駅舎のある岡部村(現駅舎と同位置)と甲州街道石和宿(現在の国道411号)の中間地点(現在の第二平等川付近)を東西に流れており、石和宿から笛吹川を北に渡った対岸の石和駅という名称は、駅舎の位置が石和宿に近いことから名付けられたものであった。開業から4年後の1907年(明治40年)には東郡地域を中心に県下に多大な被害を及ぼした明治40年の大水害が発生し、笛吹川は石和宿の南側を東西に流れる現流路に変わっている。

中央線の開通は石和をはじめ山梨県内の各地域へ大きな影響を与えるが、石和駅の開業による鉄道輸送の開始は養蚕・蚕糸業の更なる発展を促し、桑畑や製紙工場が増加し、果樹栽培も拡大した。一方、鉄道輸送の増加は陸上輸送や舟運、旧宿場での旅宿業の衰退を及ぼしている。また、中央線の開通は甲府を中心とする商業圏を確立させ、石和は峡東の一中心地としての役割が低下するとともに、甲府商業圏との関係を強めることになった。

戦後には養蚕業が衰退し、果樹栽培と石和温泉を中心とする観光業への依存を強め、石和温泉駅周辺も観光都市の玄関として道路整備が行われ、旅館街となっている。

2014年まで使われていた駅舎は木造2階建てで、駅舎内部には駅事務室と待合所があり、待合所には自動券売機(指定席券売機も含む)や出札窓口、自動改札機や有人改札通路のほか、みやげ物なども売るコーヒーショップや売店などがあった。この駅舎は築78年を経過しており、またバリアフリー化および駅北側からのアクセス改善を図る目的もあって、2014年3月から駅舎橋上化工事が行われ、その間は仮駅舎での営業となっていた[6]

2015年(平成27年)3月25日に橋上駅舎のうち南口の駅舎部分および西側の出入口、南北自由通路の南口側の部分の工事が完了し、使用開始となった[7]。翌2016年(平成28年)2月12日には北口広場および自由通路の北口側も供用を開始した[8]

年表

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅である。駅舎は鉄骨造り2階建ての橋上式で、敷地面積は約3,288平米、延床面積は約1,740平米ある。上下ホームそれぞれ1基のエレベーターが設置され、またホーム上に待合室がある。改札内に多機能トイレを備える[7]指定席券売機、(話せる指定席券売機)[5]が設置されている。JR東日本ステーションサービスが駅業務を受託している甲府駅管理の(業務委託駅)[3][4]。以前は直営駅で(管理駅)として春日居町駅を管理していた。

南北自由通路は幅が約6 m、全長約40 mあり[13]、北口開設前はこのうち約33 mが供用されている。南口にエレベータ1基とエスカレーター2基と多機能トイレ、北口にエレベーター1基を備える。

特急列車は「あずさ」朝夕2往復と「かいじ」の全てが停車する[14]。かつては「スーパーあずさ」や、休日に運行される横浜線直通の「はまかいじ」も停車していた[17]。2019年3月のダイヤ改正で「あずさ」は全て通過となったが[14]、2020年3月14日から再び停車するようになった[15]

のりば

番線 路線 方向 行先
1   中央本線 下り 甲府上諏訪松本長野方面
2 上り 塩山大月八王子新宿方面

(出典:JR東日本:駅構内図)

かつては3番線が存在し、上り待避線として使用されていたが2012年頃には使用されなくなり、2014年2月9日の仮駅舎移転をもって廃止された。

発車メロディ

1番線は武田節の歌い出し、2番線は武田節のサビ発車メロディが使用されている。[18]

1   武田節歌い出し
2 武田節サビ

貨物取扱

JR貨物の駅は車扱貨物の臨時取扱駅となっており、貨物列車の発着はない。

かつては駅の(側線)から分岐し、駅の西側にある日本セメント甲府サービスステーションへ至る専用線があった。この専用線はセメント輸送に使用されていたが、1999年平成11年)に廃止された。また、駅北側の平等川を渡った先にあった秩父セメント石和サービスステーションへ続く専用線もあり、同様にセメント輸送に使用されていた。また、国鉄分割民営化前までは、駅舎の西側に有蓋車用の貨物ホームが設置されていた。

利用状況

JR東日本

2021年度(令和3年度)の1日平均(乗車人員)は2,153人である[旅客 1]

2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。

乗車人員推移
年度 1日平均
乗車人員
出典
2000年(平成12年) 2,707 [旅客 2]
2001年(平成13年) 2,685 [旅客 3]
2002年(平成14年) 2,673 [旅客 4]
2003年(平成15年) 2,625 [旅客 5]
2004年(平成16年) 2,586 [旅客 6]
2005年(平成17年) 2,620 [旅客 7]
2006年(平成18年) 2,638 [旅客 8]
2007年(平成19年) 2,628 [旅客 9]
2008年(平成20年) 2,669 [旅客 10]
2009年(平成21年) 2,590 [旅客 11]
2010年(平成22年) 2,588 [旅客 12]
2011年(平成23年) 2,566 [旅客 13]
2012年(平成24年) 2,754 [旅客 14]
2013年(平成25年) 2,798 [旅客 15]
2014年(平成26年) 2,785 [旅客 16]
2015年(平成27年) 2,846 [旅客 17]
2016年(平成28年) 2,931 [旅客 18]
2017年(平成29年) 2,961 [旅客 19]
2018年(平成30年) 2,978 [旅客 20]
2019年(令和元年) 2,953 [旅客 21]
2020年(令和02年) 1,893 [旅客 22]
2021年(令和03年) 2,153 [旅客 1]

JR貨物

  • 1998年度(平成10年度)の発送貨物は5,648トン、到着貨物は53,048トンであった。
  • 1999年度(平成11年度)の発送貨物は1,280トン、到着貨物は11,856トンであった。
  • 以降の貨物取扱量は皆無である。

駅周辺

石和温泉郷への最寄り駅と同時に笛吹市の中心駅。2004年(平成16年)の合併までは駅名と同じ石和町の中心駅であった。

北口

北口は2016年(平成28年)2月12日より供用開始。

南口

駅開業時から存在。改修前はタクシー駐車場などがあったが2008年(平成20年)4月1日に整備が行われロータリー化している。

バス路線

石和温泉駅のロータリー内や山梨県道302号、国道411号沿いにバス停がある。いずれも南口側であり、北口側には存在しない。以下石和温泉駅から近い順に記載する。

ロータリー内

南口駅前のロータリー内に「石和温泉駅」停留所が設置されており、栄和交通・笛吹市営バス(芦川バスの運行は富士急バスに委託)・富士急バス・山梨交通の路線が発着する。なお、のりばは行き先とは無関係に、「路線バス乗降場」「市営バス乗降場」という分け方がされている。

路線バス乗降場
市営バス乗降場(笛吹市営バス)
  • 芦川バス:鴬宿
  • 一宮循環バス ※日曜運休

山梨県道302号沿い

南口駅前より南に延びる山梨県道302号沿いに山梨交通の「石和温泉駅入口」停留所がある。下記の富士急バスの同名のバス停とは場所が異なる。

  • 98:石和温泉駅 / 敷島営業所
  • 99:敷島営業所 / 山梨県立博物館

国道411号沿い

一般路線バスのバス停がある。停留所名は山梨交通と一宮循環バスが「石和八幡宮」、芦川バスを含む富士急バスが「石和温泉駅入口」となっている。

また、上記のバス停より東の国道411号沿いに高速バスが停車する「石和」停留所がある。

石和八幡宮・石和温泉駅入口
  • 笛吹市営バス
    • 芦川バス:石和温泉駅 / 鴬宿
    • 一宮循環バス ※日曜運休
  • 富士急バス
    • K1・K3:富士山駅
    • K1:甲府駅北口
    • K2:富士山駅 / 内野 ※内野行は夏季以外の平日のみ
    • K2・K3・K4:甲府駅 ※「K4」系統は平日のみ
    • K4:下黒駒 ※平日のみ
  • 山梨交通
    • 90:御所循環 / 敷島営業所
    • 99:敷島営業所 / 山梨県立博物館
石和

隣の駅

※特急「あずさ」・「かいじ」の停車駅は列車記事を参照。

東日本旅客鉄道(JR東日本)
  中央本線
春日居町駅 (CO 40) - 石和温泉駅 (CO 41) - 酒折駅 (CO 42)

脚注

[脚注の使い方]

記事本文

注釈

  1. ^ 豪雪の影響により、2月8日からの予定を約1か月延期して切り替え開始。

出典

  1. ^ a b (PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道八王子支社、2020年3月23日。 オリジナルの2020年3月23日時点におけるアーカイブ2020年3月23日閲覧 
  2. ^ a b c d 『週刊 JR全駅・全車両基地』 46号 甲府駅・奥多摩駅・勝沼ぶどう郷駅ほか79駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年7月7日、21頁。 
  3. ^ a b 事業エリアマップ - JR東日本ステーションサービス.2021年9月14日閲覧
  4. ^ a b c “” (PDF). JR東労組八王子地本 (2020年7月15日). 2020年7月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月17日閲覧。
  5. ^ a b c d “”. 東日本旅客鉄道. 2022年10月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月28日閲覧。
  6. ^ 2014年03月07日、山梨日日新聞記事
  7. ^ a b c (PDF)(プレスリリース)笛吹市/東日本旅客鉄道、2015年3月23日。 オリジナルの2016年4月27日時点におけるアーカイブ2020年3月24日閲覧 
  8. ^ a b 新装・石和温泉駅にワイン試飲機 観光案内所で全国初(2016年2月13日、産経新聞
  9. ^ 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 5号、23頁
  10. ^ 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 5号、27頁
  11. ^ a b (PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2004年8月23日。 オリジナルの2019年7月9日時点におけるアーカイブ2020年3月25日閲覧 
  12. ^ (PDF)(プレスリリース)笛吹市/東日本旅客鉄道、2016年2月1日。 オリジナルの2017年7月11日時点におけるアーカイブ2020年3月24日閲覧 
  13. ^ a b “” (PDF). 笛吹市役所. pp. 6 - 7 (2016年2月1日). 2021年8月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月18日閲覧。
  14. ^ a b c (PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道八王子支社、2018年12月14日、1頁。 オリジナルの2019年10月14日時点におけるアーカイブ2020年5月3日閲覧 
  15. ^ a b (PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道八王子支社、2019年12月13日、2頁。 オリジナルの2020年2月12日時点におけるアーカイブ2020年5月3日閲覧 
  16. ^ a b “” (PDF). 輸送サービス労組 八王子地本 (2022年9月15日). 2022年9月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月16日閲覧。
  17. ^ (PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2017年12月15日。 オリジナルの2019年10月22日時点におけるアーカイブ2020年3月24日閲覧 
  18. ^ “中央本線石和温泉駅の発車メロディが「武田節」に変わります-JR東日本”. 2021年7月19日閲覧。

利用状況

  1. ^ a b “各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月3日閲覧。
  2. ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月19日閲覧。
  3. ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月19日閲覧。
  4. ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月19日閲覧。
  5. ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月19日閲覧。
  6. ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月19日閲覧。
  7. ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月19日閲覧。
  8. ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月19日閲覧。
  9. ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月19日閲覧。
  10. ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月19日閲覧。
  11. ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月19日閲覧。
  12. ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月19日閲覧。
  13. ^ “各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月19日閲覧。
  14. ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月19日閲覧。
  15. ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月19日閲覧。
  16. ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月19日閲覧。
  17. ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月19日閲覧。
  18. ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月19日閲覧。
  19. ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月19日閲覧。
  20. ^ “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月10日閲覧。
  21. ^ “各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月10日閲覧。
  22. ^ “各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月19日閲覧。

参考文献

  • 曽根悟(監修)「中央本線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第5号、朝日新聞出版、2009年8月9日。 

関連項目

外部リンク

  • 駅の情報(石和温泉駅):JR東日本
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