四方津駅(しおつえき)は、山梨県上野原市四方津にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)中央本線の駅である[1]。駅番号はJC 28。
歴史
- 1910年(明治43年)12月15日:国有鉄道の駅として開業[1]。旅客および貨物の取り扱いを開始。
- 1960年(昭和35年)4月20日:貨物の取り扱いを廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる[3]。
- 2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」の利用が可能となる。
- 2009年(平成21年)5月31日:みどりの窓口の営業を終了。
- 2021年(令和3年)3月29日:エレベーターと多機能トイレが供用開始[4]。
- 2022年(令和4年)6月20日:新駅舎の供用開始[5]。
旧駅舎(2011年9月)
旧改札口(2021年11月)
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを持つ地上駅[1]。木造駅舎を有する。ホームが嵩上げされていないので、乗・降車の際に段差が生じる。駅舎とホームおよびホーム間の移動は跨線橋を利用する。
大月駅管理の(業務委託駅)(JR東日本ステーションサービス委託)[2]。自動券売機・簡易Suica改札機が設置されている。かつてはみどりの窓口が併設されていたが、2009年5月31日で営業を終了した。
JR中央線は、2020年代前半(2021年度以降の向こう5年以内)をめどに東京 - 大月駅間のオレンジ帯で運行する列車に2階建てグリーン車を2両連結させ12両編成運転を行う。そのため当駅ホームの12両編成対応の改築工事などが実施される[6][7]。
のりば
(出典:JR東日本:駅構内図)
- 2番線は特急の通過待ちで用いられる。非常用の折り返しにも使われる。
改札口と券売機(2022年7月)
跨線橋内部(2022年7月)
ホーム(2022年7月)
利用状況
JR東日本によると、2021年(令和3年)度の1日平均(乗車人員)は1,139人である。
2000年(平成12年)度以降の推移は以下のとおりである。
年度 | 1日平均 乗車人員 | 出典 |
---|---|---|
2000年(平成12年) | [JR 1]1,950 | [* 1] |
2001年(平成13年) | [JR 2]1,946 | [* 2] |
2002年(平成14年) | [JR 3]1,979 | [* 3] |
2003年(平成15年) | [JR 4]2,026 | [* 4] |
2004年(平成16年) | [JR 5]2,011 | [* 5] |
2005年(平成17年) | [JR 6]2,011 | [* 6] |
2006年(平成18年) | [JR 7]2,007 | [* 7] |
2007年(平成19年) | [JR 8]2,032 | [* 8] |
2008年(平成20年) | [JR 9]2,019 | [* 9] |
2009年(平成21年) | [JR 10]1,933 | [* 10] |
2010年(平成22年) | [JR 11]1,948 | [* 11] |
2011年(平成23年) | [JR 12]1,911 | [* 12] |
2012年(平成24年) | [JR 13]1,870 | [* 13] |
2013年(平成25年) | [JR 14]1,850 | [* 14] |
2014年(平成26年) | [JR 15]1,733 | [* 15] |
2015年(平成27年) | [JR 16]1,759 | [* 16] |
2016年(平成28年) | [JR 17]1,680 | [* 17] |
2017年(平成29年) | [JR 18]1,641 | |
2018年(平成30年) | [JR 19]1,617 | |
2019年(令和元年) | [JR 20]1,525 | |
2020年(令和 | 2年)[JR 21]1,114 | |
2021年(令和 | 3年)[JR 22]1,139 |
駅周辺
- (上野原市立四方津小学校)(旧:上野原町立四方津小学校)
- 上野原市役所(旧:上野原町役場)巌支所
- 国道20号(甲州街道)
- コモアしおつ - 駅の北にある住宅街。駅前との間はエスカレーターと斜行エレベーター2基の「コモアブリッジ」で連絡している。
バス
最寄り停留所は、駅ロータリーおよび駅前を走る国道20号線上にある四方津駅となる。富士急バスによって以下の路線が運行されている[9]。
- 太田上行、犬目行、上野原駅行、本町三丁目行
隣の駅
脚注
記事本文
- ^ a b c d e 『週刊 JR全駅・全車両基地』 46号 甲府駅・奥多摩駅・勝沼ぶどう郷駅ほか79駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年7月7日、19頁。
- ^ a b 事業エリアマップ - JR東日本ステーションサービス.2021年9月14日閲覧
- ^ 曽根悟(監修)「中央本線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第5号、朝日新聞出版、2009年8月9日、27頁。
- ^ “四方津駅構内エレベーター・多機能トイレの供用開始について”. 上野原市. 2022年6月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月13日閲覧。
- ^ . 山梨日日新聞 (山梨日日新聞社). (2022年6月20日). オリジナルの2022年6月20日時点におけるアーカイブ。2022年6月20日閲覧。
- ^ 中央快速線等へのグリーン車サービスの導入について 東日本旅客鉄道 2015年2月4日
- ^ JR東日本、中央線のグリーン車計画を延期 産経新聞 2017年3月24日
- ^ a b “駅構内図(四方津駅)”. 東日本旅客鉄道. 2019年8月3日閲覧。
- ^ 富士急山梨バス株式会社 乗合バス 都留:、富士急山梨バス時刻表、2011年10月3日改正、2011年11月25日閲覧
利用状況
- ^ 山梨県統計年鑑
- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- ^ JR東日本 各駅の乗車人員(2000年度)
- ^ JR東日本 各駅の乗車人員(2001年度)
- ^ JR東日本 各駅の乗車人員(2002年度)
- ^ JR東日本 各駅の乗車人員(2003年度)
- ^ JR東日本 各駅の乗車人員(2004年度)
- ^ JR東日本 各駅の乗車人員(2005年度)
- ^ JR東日本 各駅の乗車人員(2006年度)
- ^ JR東日本 各駅の乗車人員(2007年度)
- ^ JR東日本 各駅の乗車人員(2008年度)
- ^ JR東日本 各駅の乗車人員(2009年度)
- ^ JR東日本 各駅の乗車人員(2010年度)
- ^ JR東日本 各駅の乗車人員(2011年度)
- ^ JR東日本 各駅の乗車人員(2012年度)
- ^ JR東日本 各駅の乗車人員(2013年度)
- ^ JR東日本 各駅の乗車人員(2014年度)
- ^ JR東日本 各駅の乗車人員(2015年度)
- ^ JR東日本 各駅の乗車人員(2016年度)
- ^ JR東日本 各駅の乗車人員(2017年度)
- ^ JR東日本 各駅の乗車人員(2018年度)
- ^ JR東日本 各駅の乗車人員(2019年度)
- ^ JR東日本 各駅の乗車人員(2020年度)
- ^ JR東日本 各駅の乗車人員(2021年度)
- 山梨県統計年鑑
- ^ 山梨県統計年鑑(平成14年)
- ^ 山梨県統計年鑑(平成15年)
- ^ 山梨県統計年鑑(平成16年)
- ^ 山梨県統計年鑑(平成17年)
- ^ 山梨県統計年鑑(平成18年)
- ^ 山梨県統計年鑑(平成19年)
- ^ 山梨県統計年鑑(平成20年)
- ^ 山梨県統計年鑑(平成21年)
- ^ 山梨県統計年鑑(平成22年)
- ^ 山梨県統計年鑑(平成23年)
- ^ 山梨県統計年鑑(平成24年) (PDF) - 150ページ
- ^ 山梨県統計年鑑(平成25年) (PDF) - 150ページ
- ^ 山梨県統計年鑑(平成26年) (PDF) - 150ページ
- ^ 山梨県統計年鑑(平成27年) (PDF) - 150ページ
- ^ 山梨県統計年鑑(平成28年) (PDF) - 150ページ
- ^ 山梨県統計年鑑(平成29年) (PDF) - 150ページ
- ^ 山梨県統計年鑑(平成30年) (PDF) - 150ページ
関連項目
外部リンク
- 駅の情報(四方津駅):JR東日本