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インディカー・シリーズ

インディカー・シリーズIndyCar Series)は、IndyCarが主催するモータースポーツのカテゴリー。フォーミュラカー(オープンホイール)を使用したレースでは北米最高峰に位置する。

インディカー・シリーズ
カテゴリ オープンホイール
国・地域 国際
開始年 (1996年)
ドライバー 29
チーム 14
コンストラクター ダラーラ
エンジン
サプライヤー
シボレー
ホンダ
タイヤ
サプライヤー
ファイアストン
ドライバーズ
チャンピオン
ウィル・パワー
チーム
チャンピオン
チーム・ペンスキー
マニュファクチャラーズ
チャンピオン
シボレー
公式サイト IndyCar.com
現在のシーズン

現在、アメリカ合衆国を中心に転戦しているが、2003年から2011年までは日本でも開催されていた。

概要

 
2006年のダラーラ IR5、ヴィットール・メイラ車

1994年インディ500を開催するインディアナポリス・モーター・スピードウェイ (IMS) の社長であった(トニー・ジョージ)(英語版)が、インディ500だけでなく自らが主催するシリーズを立ち上げたいために、1996年よりインディ・レーシング・リーグ (IRL)を発足させることを表明。1996年にはCART(後のチャンプカー・ワールド・シリーズ)から分離独立し、CARTやF1と同様、オープンホイールマシンでチャンピオンシップを争うレースとして発足した。

インディ500を頂点に据え、オーバルを中心にロード/ストリートコースを組み合わせたスケジュールとなっている(2004年まではオーバルコースレースのみ)。発足初年はCARTのマシンを使用していたが、1997年以降は独自のレギュレーションにより運営。当初はCARTに比べマイナーなカテゴリーであったが、2003年より(ホンダ)、トヨタが揃ってCARTよりIRLへ移籍表明を行ってからはそれまでの有力CART参戦ドライバー、チームも挙って移籍に追随し、一気に北米フォーミュラーレースのメジャーへと取って変わった。これも伝統のインディ500を持つ強みからである。

同年、トップカテゴリーの名称を「インディカー・シリーズ」に変更、IRLはFIAのように運営組織の名称として残された。

日本でもそれまで1998年より毎年栃木県茂木町ツインリンクもてぎで開催されてきたCARTのレースを2003年よりIRLに変更し、インディジャパン300として開催。これによりIRLの初のアメリカ以外での開催進出となった。

また、下位カテゴリーとしてインディ・ライツ(2002年 - 2005年までは「インフィニティ・プロシリーズ」、2005年以降は「インディ・プロシリーズ」)が形成され、インディカーへのステップアップカテゴリーとしてIRLの下に運営されている。

2008年シーズンからCARTとシリーズを統合した。実際には旧チャンプカーのチームに無償でエンジン・シャシー等を供給する形となったため、事実上IRL側がチャンプカー側を吸収する形となった。

2010年から2013年にかけて、アパレル・ブランドの(アイゾッド)(IZOD)がシリーズ冠スポンサーになり、名称が「IZOD インディカー・シリーズ」となった。2014年から2018年まではベライゾンが冠スポンサーとなり、名称も「ベライゾン・インディカー・シリーズ」に変更された[1]。2019年からはNTTが冠スポンサーとなり、「NTT・インディカー・シリーズ」となる[2]

テクニカルレギュレーション

車体

 
ダラーラ・IR18を運転するトニー・カナーン

シャシーはワンメイクで、2012年より第4世代のダラーラ「DW12」が使用される。車名はこのシャーシのテストドライバーで2011年シーズンの最終戦ラスベガスで事故死したダン・ウェルドンに敬意を表したもの。全幅が78インチ(=約1,981mm,±12.7mm以内の誤差は認める)、重量がオーバル用1,545ポンド(約701kg)、ロード/ストリート用1,575ポンド(約714kg)とフォーミュラカーとしては幅広くやや重い。シャシーの基本部分は2012年以降、マイナーチェンジを繰り返しながら使用されており、マイナーチェンジのバージョンによっては「IR(西暦の下二桁)」と別名で呼ばれることもある。

エアロパーツはロード/ストリートコース及び低速オーバル用の「ロードコース・パッケージ」と高速オーバル用の「スーパースピードウェイ・パッケージ」の2種類が用意される。 ウィングの角度は設定範囲が決められているが、ガーニーフラップは自由に設定できる。

フロントウイング、リアウイング、サイドウイング、エンジンカバーを含むエアロキットは、2017年まではシャシーメーカー等が独自に開発、投入できた[3]。ただし、2012年と2013年は全チームダラーラ製のエアロキットを搭載することになっている。これらはレース参戦コストを上げない為にレギュレーションで価格上限が30万9,000ドルと決められている。2018年からは再びダラーラ製のユニバーサルエアロキットを全車が使用する形に戻る[4]。2020年からはコックピット内のドライバーを保護する目的で、F1等におけるHaloに相当する役割を持つ「エアロスクリーン」の装着が義務付けられている。

2003年よりシャーシ部門のコンストラクター、エンジン部門のマニュファクチャラーの両タイトルが制定されたが、2011年までは双方ワンメイクだったため有名無実化していた。2012年からは後述の通り複数のエンジンサプライヤーが参入するため、エンジン部門のタイトルが意味を持つことになる。

オーバルでは(スタッガー)によって旋回性能を高めている。

タイヤ

 
ファイアストン・ファイアホークタイヤ

タイヤはファイアストン (ブリヂストングループ) のワンメイク。チャンプカー同様1999年まではグッドイヤーも供給していた。

ロードコースではソフト(レッドタイヤ)とハード(ブラックタイヤ)の2種類のタイヤをアンダーグリーン中に装着し、かつそれぞれで2周以上走行しなければならない。

エンジン

エンジンは2012年から2.2L以下 6気筒以下ツイン ターボ 直噴エンジンを採用する[5]。サプライヤーはホンダ[6]とシボレー(実際の開発はイルモアが行う)[7]の2社。

ECUは2012年よりマクラーレン・エレクトロニック・システムズ(MES)製の共通ECUが使用される[8]。最高出力はオーバルで約550馬力、ロード/ストリートで約700馬力、レブリミットは12,000rpm。ロード/ストリートコースでは、エンジン回転数(+200rpm)とブースト圧(+11kPa)を一定時間引き上げる「プッシュ・トゥ・パス」を使用できる。

シーズン中にエンジンを改良した場合、それをレースに導入するには他のメーカーの同意を得なければならない。新しいエンジンに対して抗議をすることも可能だが、その際にはIndyCarの承認が必要になる。

燃料は2012年シーズンよりエタノール(生物由来)85%・ガソリン15%の混合燃料が使用されている。この配合のおかげで爆発の心配が少なく、ドライバーやピットクルーに引火しても視覚的に確認できる。2023年シーズンからはシェル製の100%再生可能燃料がレースで使用される予定[9]

エンジンについては、2.4L 6気筒ツインターボに回生ブレーキを組み合わせたハイブリッド型パワーユニット(PU)が導入される予定があった。ハイブリッドユニットは独マーレ社から供給を受けるとされ、当初は2023年からの導入を予定していたが[10]、ハイブリッドユニットの一部コンポーネントに供給遅れが発生し、導入は2024年に延期[11]。その後も安定供給の目処が立たないため、結局2.4Lエンジン及びマーレ製ハイブリッドユニットの導入計画は撤回され、既存の2.2Lエンジンにホンダ(HPD)/シボレー/イルモアが協力して開発したハイブリッドユニットを組み合わせた新PUを導入する方針となった[9]

スポーティングレギュレーション

基本的に2022年シーズンで行われている方式を記す。

予選

インディカー・シリーズでは、コースやイベントによって予選方式が異なる。

  • オーバルコース

オーバルトラックでの予選では前のレースまでのエントラント・ポイント[12]順位の下位から順に1回のみ計測を行うことが出来る。各車が2周を連続して走行し、その平均速度をもとにグリッドを決定する。

    • ※ダブルヘッダーレースの場合、1周目がレース1の、2周目がレース2のグリッドを決定する。
  • ロード/ストリートコース

ロード/ストリートコースの予選は、セッションは以下の3つのラウンドに分けて行われ、各ラウンドの制限時間中に無制限に計測を行うことが出来る。

    • ラウンド1 - 全車をグループ1とグループ2に分けて行われる。各グループの上位6台、計12台がラウンド2に進出する。また、7位以下の選手については、グループ1には13番以降の奇数グリッド、グループ2には14番以降の偶数グリッドが与えられる。
    • ラウンド2 - 12台が計測を行い、上位6台がラウンド3に進出する。7位以下には順位通りに7番から12番のグリッドが与えられる。
    • ファイアストン・ファスト・シックス(ラウンド3) - 6台が計測を行い、ポールポジションから6番グリッドまでを決定する。
    • ※併催イベントなどの兼ね合いにより、ラウンド3を行わず、ラウンド2に進出した12台によりポールポジションから12番グリッドまでを決定する場合がある。
  • インディ500

インディ500の予選は、決勝レース1週間前の土曜日と日曜日に行われる。スポット参戦を含む出場枠数以上の選手によってグリッドが争われる場合、予選落ちがある。

決勝

  • スタート

ローリングスタートを採用し、インディ500のみ3列、それ以外は2列に並びスタートする。2013年 - 2014年は一部レースでスタンディングスタートを採用したレースがあった。

周回規定

インディカー・シリーズでは、周回数を定めるための基準となる走行距離を定めていない。そのため総走行距離及び規定周回数はレース毎に異なる。また、周回数の50%が完了した時点でレースは成立する。

過去のレギュレーションの変遷

シャシー

 
1997年仕様のGフォース、2008年
 
2007年のパノス GF09、(ジャック・ラジアー)車。インディアナポリス

2011年以前はマルチメイクであり、過去にはパノスも供給していたが、ダラーラと比較して空力などで劣ることから徐々に需要が減り、2008年のインディ500にスポット参戦したチームが使ったのを最後に撤退した。また以前はが参戦していたこともあり、ファルコンも参戦を表明したが使われることはなかった。

そのため2009年から2011年までは、事実上ダラーラのワンメイクとなっていた。

エンジン

シリーズ発足当初はCART同様の2.65L V8 ターボエンジンを使用していたが、1997年より3.5L V8 NAエンジンに変更。2002年まではシボレー2001年まではオールズモビル・オーロラの名で供給)とインフィニティ(日産)の2社がエンジンを供給していた。インフィニティは2002年限りで撤退するが、2003年よりトヨタ・ホンダが新規参入して3社体制となったほか、同年のシーズン途中からはシボレーエンジンの開発をコスワースが担当するようになった。その後高速化に歯止めをかける目的から、2004年の第4戦(インディ500)からはエンジン排気量の上限を3Lに改めている。

 
2008年仕様のホンダV8エンジン

しかし、2005年限りでシボレーが撤退したほか、トヨタも2006年限りでの撤退を発表したため、ペンスキーチップ・ガナッシなどの有力チームが軒並みホンダ陣営への鞍替えを発表。このためトヨタも予定を1年前倒しして2005年限りで撤退し、2006年から2011年まではホンダのワンメイクとなっていた。

2012年のマニュファクチャラーズチャンピオンシップ復活に伴い、ロータスジャッドと提携し参戦したが[13]、1年限りで撤退した[14]

燃料

2005年まではシリーズ発足から一貫してCARTと同じアルコール燃料であるメタノールが使用されていたが、環境への配慮から切り替えられた。この準備段階として、2006年シーズンはメタノール90%・エタノール10%の混合燃料が使用された。メタノールからエタノール系への変更によりエンジン出力が約1割程低下するため、合わせてエンジン排気量が3.5Lへ変更された。

歴代チャンピオン

シリーズチャンピオン

チャンピオン ルーキー・オブ・ザ・イヤー モースト・ポピュラー・ドライバー
ドライバー チーム シャシー エンジン
1996   スコット・シャープ
  (バズ・カルキンス)[15]
(A.J.フォイト・エンタープライズ)
(ブラッドレイ・モータースポーツ)
ローラ
レイナード
フォードコスワース
フォード・コスワース
受賞者なし 受賞者なし
1996-97   トニー・スチュワート (チーム・メナード) Gフォース オールズモビル   (ジム・ガスリー)   アリー・ルイエンダイク
1998   ケニー・ブラック A.J.フォイト・エンタープライズ ダラーラ オールズモビル   (ロビー・アンサー)   アリー・ルイエンダイク
1999   (グレッグ・レイ) (チーム・メナード) ダラーラ オールズモビル   (スコット・ハリントン)   スコット・グッドイヤー
2000   (バディ・ラジアー) (ヘメルガーン・レーシング) ダラーラ オールズモビル   (アイルトン・ダーレ)   アル・アンサーJr.
2001   サム・ホーニッシュJr. (パンサー・レーシング) ダラーラ オールズモビル   フェリペ・ジアフォーネ   サラ・フィッシャー
2002   サム・ホーニッシュJr. パンサー・レーシング ダラーラ シボレー   (ローラン・レドン)   サラ・フィッシャー
2003   スコット・ディクソン チップ・ガナッシ・レーシング Gフォース トヨタ   ダン・ウェルドン   サラ・フィッシャー
2004   トニー・カナーン アンドレッティ・グリーン・レーシング ダラーラ ホンダ   松浦孝亮   サム・ホーニッシュJr.
2005   ダン・ウェルドン アンドレッティ・グリーン・レーシング ダラーラ ホンダ   ダニカ・パトリック   ダニカ・パトリック
2006   サム・ホーニッシュJr.[16] ペンスキー・レーシング ダラーラ ホンダ   マルコ・アンドレッティ   ダニカ・パトリック
2007   ダリオ・フランキッティ アンドレッティ・グリーン・レーシング ダラーラ ホンダ   ライアン・ハンター=レイ   ダニカ・パトリック[17]
2008   スコット・ディクソン チップ・ガナッシ・レーシング ダラーラ ホンダ   武藤英紀   ダニカ・パトリック
2009   ダリオ・フランキッティ チップ・ガナッシ・レーシング ダラーラ ホンダ   ラファエル・マトス   ダニカ・パトリック
2010   ダリオ・フランキッティ チップ・ガナッシ・レーシング ダラーラ ホンダ   アレックス・ロイド   ダニカ・パトリック
2011   ダリオ・フランキッティ チップ・ガナッシ・レーシング ダラーラ ホンダ   ジェームズ・ヒンチクリフ   ダン・ウェルドン[18]
2012   ライアン・ハンター=レイ アンドレッティ・オートスポーツ ダラーラ シボレー  サイモン・パジェノ  ジェームズ・ヒンチクリフ
2013   スコット・ディクソン チップ・ガナッシ・レーシング ダラーラ ホンダ   トリスタン・ヴォーティエ   トニー・カナーン
2014   ウィル・パワー チーム・ペンスキー ダラーラ シボレー   カルロス・ムニョス   ファン・パブロ・モントーヤ
2015   スコット・ディクソン[19] チップ・ガナッシ・レーシング ダラーラ シボレー   (ギャビー・チャベス)   ジャスティン・ウィルソン[20]
2016   サイモン・パジェノ チーム・ペンスキー ダラーラ シボレー   アレクサンダー・ロッシ   ブライアン・クロウソン[21]
2017   ジョセフ・ニューガーデン チーム・ペンスキー ダラーラ シボレー   (エド・ジョーンズ)   コナー・デイリー
2018   スコット・ディクソン チップ・ガナッシ・レーシング ダラーラ ホンダ   (ロバート・ウィッケンス)   ジェームズ・ヒンチクリフ
2019   ジョセフ・ニューガーデン チーム・ペンスキー ダラーラ シボレー   フェリックス・ローゼンクヴィスト 該当者なし
2020   スコット・ディクソン チップ・ガナッシ・レーシング ダラーラ ホンダ   リヌス・ヴィーケイ   アレクサンダー・ロッシ
2021   アレックス・パロウ チップ・ガナッシ・レーシング ダラーラ ホンダ   (スコット・マクラフリン)   ロマン・グロージャン
2022   ウィル・パワー チーム・ペンスキー ダラーラ シボレー   (クリスチャン・ルンガー)

チャンピオン獲得回数(ドライバー)

回数 ドライバー
6   スコット・ディクソン 2003年, 2008年, 2013年, 2015年, 2018年, 2020年
4   ダリオ・フランキッティ 2007年, 2009年, 2010年, 2011年
3   サム・ホーニッシュ・ジュニア 2001年, 2002年, 2006年
2   ジョセフ・ニューガーデン 2017年, 2019年
  ウィル・パワー 2014年, 2022年
1   スコット・シャープ 1996年
  (バズ・カルキンス) 1996年
  トニー・スチュワート 1997年
  ケニー・ブラック 1998年
  (グレッグ・レイ) 1999年
  (バディ・ラジアー) 2000年
  トニー・カナーン 2004年
  ダン・ウェルドン 2005年
  ライアン・ハンター=レイ 2012年
  サイモン・パジェノ 2016年
  アレックス・パロウ 2021年

チャンピオン獲得回数(チーム)

回数 チーム
10 チップ・ガナッシ・レーシング 2003年, 2008年, 2009年, 2010年, 2011年, 2013年, 2015年, 2018年, 2020年, 2021年
6 チーム・ペンスキー 2006年, 2014年, 2016年, 2017年, 2019年, 2022年
4 アンドレッティ・オートスポーツ 2004年, 2005年, 2007年, 2012年
2 (A.J.フォイト・エンタープライズ) 1996年, 1998年
(チーム・メナード) 1997年, 1999年
(パンサー・レーシング) 2001年, 2002年
1 (ブラッドレイ・モータースポーツ) 1996年
(ヘメルガーン・レーシング) 2000年

部門賞

2010年からはシリーズチャンピオンに加え、オーバルとロードコースそれぞれに部門別チャンピオンシップを設けている。オーバル賞にはインディ500で4勝をあげたA.J.フォイト、ロードコース賞にはCARTで4度のチャンピオンを獲得したマリオ・アンドレッティの名が冠されている。

A.J.フォイト
トロフィー
マリオ・アンドレッティ
トロフィー
2010   ダリオ・フランキッティ   ウィル・パワー
2011   スコット・ディクソン   ウィル・パワー
2012   ライアン・ハンター=レイ   ウィル・パワー
2013   エリオ・カストロネベス   スコット・ディクソン
2014   ファン・パブロ・モントーヤ   ウィル・パワー
2015   ファン・パブロ・モントーヤ   ウィル・パワー
2016   ジョセフ・ニューガーデン   サイモン・パジェノ
2017   エリオ・カストロネベス   ジョセフ・ニューガーデン
2018   ウィル・パワー   スコット・ディクソン
2019   サイモン・パジェノ   スコット・ディクソン
2020   スコット・ディクソン   ジョセフ・ニューガーデン
2021   パトリシオ・オワード   アレックス・パロウ
2022   パトリシオ・オワード   ウィル・パワー

インディ500の勝者は(インディ500#歴代優勝者)を参照

主なシリーズ参戦ドライバー

ドライバー 参戦年 主な成績 F1参戦歴
 ダニー・オンガイス 1996-1998 1996年29位、1996-97年42位、1998年NC 1977-1978(ペンスキーエンサインシャドウ
 エディ・チーバー 1996-2002, 2006 1996年16位、1996-97年3位、1998年9位、1999年7位、2000年3位、2001年8位、2002年10位、2006年19位 1978, 1980-1989(セオドールヘスケスオゼッラティレルリジェルノーアルファロメオハースアロウズ
 エリセオ・サラザール 1996-2002 1996年23位、1996-97年9位、1998年29位、1999年20位、2000年4位、2001年5位、2002年20位 1981-1983(マーチ、エンサイン、(ATS)、RAM
 ミケーレ・アルボレート 1996 1996年11位、1996-97年32位 1981-1994(ティレル、フェラーリラルース、アロウズ、フットワークスクーデリア・イタリア
 ロベルト・ゲレーロ 1996-2001 1996年4位、1996-97年7位、1998年26位、1999年30位、2000年44位、2001年NC 1982-1983(エンサイン、セオドール)
 ラウル・ボーセル 1998-2002 1998年20位、1999年23位、2000年37位、2001年NC、2002年19位 1982-1983(マーチ、リジェ)
 ロベルト・モレノ 1999, 2006-2008 1999年29位、2006年30位、2007年36位、2008年46位 1982, 1987, 1989-1992, 1995(ロータスAGSコローニユーロブルンベネトンジョーダンミナルディアンドレア・モーダフォルティ
 ジョニー・ハーバート 2001-2002 2001年NC、2002年NC 1989-2000(ベネトン、ティレル、ロータス、リジェ、ザウバースチュワートジャガー
 ジャン・アレジ 2012 2012年34位 1989-2001(ティレル、フェラーリ、ベネトン、ザウバー、プロスト、ジョーダン)
 マイケル・アンドレッティ 2001-2003, 2006-2007 2001年34位、2002年38位、2003年24位、2006年24位、2007年27位 1993(マクラーレン
 ルーベンス・バリチェロ 2012 2012年12位 1993-2011(ジョーダン、スチュワート、フェラーリ、ホンダブラウンウィリアムズ
 野田英樹 2002 2002年32位 1994(ラルース)
 マッシミリアーノ・パピス 2002, 2006, 2008 2002年43位、2006年27位、2008年NC 1995(フットワーク)
 ジャック・ヴィルヌーヴ 2014 2014年30位 1996-2006(ウィリアムズ、BAR、ルノー、ザウバー、BMWザウバー
 中野信治 2003 2003年29位 1997-1998(プロスト、ミナルディ)
 ヴィンセンツォ・ソスピリ 1997, 1999 1996-97年21位、1999年NC 1997(ローラ
 高木虎之介 2003-2004 2003年10位、2004年15位 1998-1999(ティレル、アロウズ)
 ファン・パブロ・モントーヤ 2000, 2014-2017, 2021-2022 2000年25位、2014年4位、2015年2位、2016年8位、2017年24位、2021年31位、2022年31位 2001-2006(ウィリアムズ、マクラーレン)
 エンリケ・ベルノルディ 2008 2008年22位 2001-2002(アロウズ)
 フェルナンド・アロンソ 2017, 2019-2020 2017年29位、2019年NC、2020年31位 2001, 2003-2018, 2021-(ミナルディ、ルノー、マクラーレン、フェラーリ、アルピーヌアストンマーティン
 トーマス・エンゲ 2004-2006 2004年27位、2005年16位、2006年32位 2001(プロスト)
 佐藤琢磨 2010- 2010年21位、2011年13位、2012年14位、2013年17位、2014年15位、2015年14位、2016年17位、2017年8位、2018年12位、2019年9位、2020年7位、2021年11位、2022年19位 2002-2008(ジョーダン、BAR、スーパーアグリ
 アントニオ・ピッツォニア 2008 2008年45位 2003-2005(ジャガー、ウィリアムズ)
 ジャスティン・ウィルソン 2008-2015 2008年11位、2009年9位、2010年11位、2011年24位、2012年15位、2013年6位、2014年15位、2015年24位 2003(ミナルディ、ジャガー)
 ジョルジオ・パンターノ 2005, 2011-2012 2005年26位、2011年36位、2012年31位 2004(ジョーダン)
 ロバート・ドーンボス 2009 2009年16位 2005-2006(ミナルディ、レッドブル
 スコット・スピード 2011 2011年NC 2006-2007(トロ・ロッソ
 フランク・モンタニー 2008-2009, 2014 2008年40位、2009年38位、2014年36位 2006(スーパーアグリ)
 セバスチャン・ボーデ 2005, 2011-2021 2005年28位、2011年23位、2012年25位、2013年12位、2014年10位、2015年10位、2016年14位、2017年21位、2018年7位、2019年11位、2020年28位、2021年16位 2008-2009(トロ・ロッソ)
 ロマン・グロージャン 2021- 2021年15位、2022年13位 2009, 2012-2020(ルノー、ロータスハース
 エステバン・グティエレス 2017 2017年25位 2013-2014, 2016(ザウバー、ハース)
 ケビン・マグヌッセン 2021 2021年42位  2014-2020(マクラーレン、ルノー、ハース)
 マックス・チルトン 2016-2021 2016年19位、2017年11位、2018年19位、2019年22位、2020年22位、2021年25位 2013-2014(マルシャ
 マーカス・エリクソン 2019- 2019年17位、2020年12位、2021年6位、2022年6位 2014-2018(ケータハム、ザウバー)
 アレクサンダー・ロッシ 2016- 2016年11位、2017年7位、2018年2位 、2019年3位、2020年9位、2021年10位、2022年9位  2015(マルシャ)
 ピエトロ・フィッティパルディ 2018, 2021 2018年26位、2021年32位 2020(ハース)

日本人ドライバーの参戦

(インディカー・シリーズとその下部カテゴリのみ、旧CART除く)

2019年インディカー・シリーズ参戦

  • 佐藤琢磨 (インディカー通算6勝、2017年、2020年インディ500優勝)

過去参戦していたドライバー

開催日程と優勝者

1996年発足当初は3戦のみという少なさだったが翌1997年から拡大、さらに2005年はロードコースへ進出した。また2003年から2011年まで日本がカレンダーに組み込まれていた。また2010年からはブラジルがカレンダーに組み込まれている。現在ではオーバルレースとロードレース(市街地、特設含む)が概ね1:2の比率となっている。

テレビ中継

  • アメリカ国内では2008年までESPNABCで中継を行っていた。しかし2009年からはESPNに代わり、NBCSN(旧Versus)が中継することになった。なお、ABCは1965年から2018年までの54年に渡りインディ500の中継を行っていたが、2019年以降はNBCスポーツがシリーズ全戦中継を行う[22][23]。アメリカにおける人気は、インディ500を除くと視聴者数的にはモンスターエナジー・NASCARカップ・シリーズの1/4以下で、NHRAメモ・イエローシリーズ及びF1世界選手権と同程度である[24]
  • 日本ではGAORA SPORTSが中継を行っている。GAORA SPORTSでは生放送を中心に放送している。生放送の場合は時差のため日曜日の深夜~月曜日の昼頃に放送が行われる。実況、司会は村田晴郎レーサー鹿島辻野ヒロシ。解説は松田秀士を中心に武藤英紀松浦孝亮黒澤琢弥野田英樹ら、インディカーをはじめとしたアメリカンオープンホイールを戦ったドライバーや小倉茂徳が務めているほか、現地から(天野雅彦)のSkypeまたは電話リポートが行われ、レース後に天野と連絡が取れた場合は出場した日本人ドライバーがその場からSkype出演をしている。実況解説の雰囲気がモータースポーツのみならず他のあらゆるスポーツ中継と比べても特筆すべきほど非常に「ゆるい」ことで有名で、確かな解説と軽妙なトークのバランスが人気。インターネットを中心に「居酒屋実況」と呼ばれ親しまれている。
  • インディカー公式サイトによる無料の中継配信が行われている[25]。基本的にプラクティス・予選を含めインディカー・シリーズおよびインディ・ライツ全セッションの英語による中継配信が行われるが、放映権利の兼ね合いから一部セッションの配信がブロックされている国がある。日本でもインディカー・シリーズの決勝レース配信はブロックされている。
  • 日本テレビでは2002年までCARTの中継を行っていたが、ホンダ・トヨタが共にIRLに移ったこと、またツインリンクもてぎでの開催がIRLに移った事により、2003年からインディジャパン最終年となった2011年までIRLの中継を行った。
  • 1999年以前、IRLのシリーズ戦中継は行われていなかったが、インディ500のみTBSテレビ朝日にて放送されていた。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ インディカー、ベライゾンとタイトル契約を締結 - オートスポーツ・2014年3月17日
  2. ^ NTT、米レース冠スポンサーに インディカー 共同通信2019年1月16日
  3. ^ “インディカー、2012年マシンの概要を発表”. (2010年7月15日). http://f1-gate.com/other/indycar_8373.html 2007年7月15日閲覧。 
  4. ^ インディカー、2018年投入のユニバーサルエアロキット実車をお披露目 - オートスポーツ・2017年7月25日
  5. ^ Twin-turbocharged engines mandated for '14 IndyCar.com ・2013年7月26日
  6. ^ ホンダ、IRLにエンジン供給継続---2012年新スペック - response.jp・2010年8月8日
  7. ^ Chevrolet announcement: What they're saying - IndyCar.com ・2010年11月12日
  8. ^ インディカーニュース 2月23日 - GAORA・2012年2月23日
  9. ^ a b インディカーがサスティナブルな取り組みを発表。2024年導入のパワーユニットは仕様を変更して2.2リッターの現行エンジンを継続 - オートスポーツ・2022年12月9日
  10. ^ ホンダ、インディカーは参戦継続へ。インディカーがホンダとシボレーとのエンジン供給契約の延長を発表 - オートスポーツ・2020年10月4日
  11. ^ インディカー、次世代パワートレイン導入を2024年に延期。2.4Lの新エンジン&ハイブリッド化を予定 - motorsport.com 2022年3月3日
  12. ^ 「同じカーナンバー」での獲得ポイントを通算したポイント。同じカーナンバーで出走すればドライバーが異なっても通算される
  13. ^ Manufacturer competition blooms with Lotus - IndyCar.com ・2010年11月18日
  14. ^ ロータス、インディカーのエンジン供給撤退を発表 - オートスポーツ・2012年12月8日
  15. ^ 二人のポイントが並んだが、成績比較はせず、2人がチャンピオンとされた
  16. ^ ダン・ウェルドンとポイントが並んだが、成績比較でホーニッシュJr.がチャンピオン
  17. ^ 2008年の公式発表はなかったが、2009年に受賞した際公式ホームページにて"5年連続の受賞"とされたことから、2008年も受賞していたことが分かった。
  18. ^ この年のラスベガスでのレースで事故死したため、死後に受賞。スポット参戦のドライバーがこの賞を受け取るのは初めてのこと。
  19. ^ ファン・パブロ・モントーヤとポイントが並んだが、成績比較でディクソンがチャンピオン
  20. ^ この年のポコノでのレースで事故死したため、死後に受賞。
  21. ^ この年の他カテゴリー(ミジェットカー)参戦時のレースで事故死したため、死後に受賞。インディカー参戦はインディ500の3戦のみ
  22. ^ “After 54 years, ABC is losing the Indy 500 to NBC”. FOXNEWS.com (2018年3月21日). 2018年5月30日閲覧。
  23. ^ “2019シーズンから全戦をNBCが放送”. こちらGAORA INDYCAR実況室. GAORA (2018年3月21日). 2018年5月30日閲覧。
  24. ^ Ratings Roundup: IndyCar, F1, NHRA
  25. ^ Ways To Watch - INDYCAR Live!(英語) - INDYCAR、2022年5月23日閲覧。なお視聴にはメールアドレスの登録が必要

外部リンク

  • IndyCar公式ウェブサイト
  • インディ500公式ウェブサイト
  • GAORA公式ウェブサイト(中継局)
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