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浜名千広

浜名 千広(はまな ちひろ、1969年11月11日 - )は、大阪府豊中市出身の元プロ野球選手内野手)。現在は野球評論家プロ野球解説者アマチュア野球選手。

浜名 千広
基本情報
国籍 日本
出身地 大阪府豊中市
生年月日 (1969-11-11) 1969年11月11日(53歳)
身長
体重
181 cm
72 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 遊撃手二塁手
プロ入り 1991年 ドラフト3位
初出場 1992年4月5日
最終出場 2004年7月19日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
選手歴
コーチ歴
  • 鳥取キタロウズ

経歴

プロ入り前

鳥取県に生まれ、大阪府豊中市(小学校時代)及び京都府(中学校時代)で育つ[1][2]。小学校3年時から野球を始める。国士舘高校では内野手として活躍、東京屈指の強打者として注目された。

高校卒業後は東北福祉大学に進学し、仙台六大学野球リーグでは在学中7回の優勝を経験、2年春季リーグで新人賞を獲得している。1990年大学野球日本選手権は決勝で亜大に敗退し準優勝。同年の第19回日米大学野球選手権大会[3]に大学1年上の小坂勝仁矢野輝弘らとともに選出される。1991年大学野球日本選手権は、決勝で関大を延長17回の熱戦の末に降し初優勝を飾る。同年の第20回日米大学野球選手権大会も、大学同期の斎藤隆作山和英、後に福岡ダイエーホークスでチームメイトとなる渡辺秀一鳥越裕介らと共に日本代表として出場した[4]。ベストナイン5回、盗塁王1回。アマチュアナンバーワン遊撃手と評価され、端整な顔立ちで女性の人気も集めた。

現役時代

1991年のドラフト会議福岡ダイエーホークス中日ドラゴンズから3位指名を受け、抽選の結果ダイエーが交渉権を獲得し、入団した(大学同級生には他に金本知憲がいる)。

1992年、同い年の若田部健一と共にルーキーイヤーから一軍に定着し、同年のオールスターゲームにファン投票で選出される。確実性のある打者ではなかったが、時折放つ長打と俊足を武器に弱小時代のダイエーを支えた。バントの名手としても知られ、さまざまな種類のバントを各種場面で使い分ける技術があった。

1996年には2番打者として全試合出場を果たし、チーム2位リーグ3位の33盗塁を記録。

1997年、「20世紀最後の大型内野手」と呼ばれた井口忠仁が入団する。浜名は二塁手コンバートされ、柳田聖人らとの併用で内野陣を支えた。

1999年には選手会長に就任し、ダイエー初のリーグ優勝・日本一に貢献した。しかし以降は持病のヘルニアのためにポジション鳥越裕介に譲り、長らく二軍生活が続いた。

2001年オフにダイエーから戦力外通告を受け、金銭トレードヤクルトスワローズへ移籍した。

2003年オフに再び戦力外通告を受け、千葉ロッテマリーンズの入団テストに合格した。

2004年現役引退を表明した。

引退後

引退後は慣れ親しんだ福岡へ戻る。その後はマスターズリーグ・福岡ドンタクズで活躍。

2006年からは、RKB毎日放送TOKYO MX日刊スポーツの解説者として活動している。

2007年、かつてチームメイトだった加藤伸一が監督を務める硬式野球クラブ・鳥取キタロウズに内野手兼コーチとして入団した[5]。母親がチームの本拠地・鳥取県倉吉市出身であることによる。しかしキタロウズから変わった「鳥取Pear Kings」が活動休止となり、現在は福岡で解説の仕事に復帰している。

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
1992 ダイエー 124 353 314 35 75 12 1 5 104 30 9 2 12 1 26 0 0 76 8 .239 .296 .331 .627
1993 125 405 364 38 83 8 9 3 118 30 8 4 11 2 25 0 3 88 3 .228 .282 .324 .606
1994 129 455 400 55 104 15 2 6 141 38 11 3 18 5 30 0 2 70 9 .260 .311 .353 .664
1995 110 412 366 47 101 13 1 1 119 28 18 7 15 1 29 0 1 48 7 .276 .330 .325 .655
1996 130 560 485 65 123 16 8 3 164 47 33 12 29 6 37 0 3 61 6 .254 .307 .338 .645
1997 116 422 370 45 89 12 1 5 118 31 18 5 15 6 30 0 1 61 5 .241 .295 .319 .614
1998 125 409 342 54 93 11 4 4 124 25 7 7 18 0 47 0 2 52 6 .272 .363 .363 .726
1999 119 422 354 35 80 10 4 2 104 27 5 5 29 1 36 0 2 51 4 .226 .300 .294 .594
2000 42 88 72 14 12 2 0 0 14 2 0 0 5 1 10 0 0 17 2 .167 .265 .194 .459
2001 42 78 72 7 14 1 0 2 21 3 1 0 1 0 5 0 0 27 1 .194 .247 .292 .539
2002 ヤクルト 39 100 90 7 19 3 0 1 25 5 1 0 3 0 7 1 0 27 1 .211 .268 .278 .546
2003 20 22 18 3 4 0 1 0 6 1 0 1 0 0 3 0 1 9 1 .222 .364 .333 .679
2004 ロッテ 39 75 67 5 14 2 0 0 16 4 1 0 3 1 4 0 0 15 2 .209 .250 .239 .489
通算:13年 1160 3801 3314 410 811 105 31 32 1074 271 112 46 159 24 289 1 15 602 55 .245 .306 .324 .630
  • 各年度の太字はリーグ最高

記録

初記録
節目の記録
その他の記録

背番号

  • 0(1992年 - 1994年)
  • 8(1995年 - 2001年)
  • 7(2002年 - 2003年)
  • 32(2004年)

代表歴

関連情報

出演番組

脚注

  1. ^ 【特番見逃し】プロ野球OBのYouTubeする人って・・・、YouTube
  2. ^ 『プロ野球12球団全選手百科名鑑』『12球団全選手カラー百科名鑑』シリーズでは「京都府向日市」と明記されていた。
  3. ^ “第19回日米大学野球選手権大会 オールジャパンメンバー”. 公益財団法人全日本大学野球連盟. 2017年5月14日閲覧。
  4. ^ “第20回日米大学野球選手権大会 オールジャパンメンバー”. 公益財団法人全日本大学野球連盟. 2017年5月14日閲覧。
  5. ^ “チーム情報 2007年 登録・変更情報 日本野球連盟(JABA)”. Japan Amatetur Baseball Inc.. 2011年10月8日閲覧。

関連項目

外部リンク

  • 個人年度別成績 浜名千広 - NPB.jp 日本野球機構
  • 浜名千広ウェブサイト
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