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ハフニウム

ハフニウム: hafnium [ˈhæfniəm])は原子番号72の元素元素記号Hfチタン族元素の一つ。

ルテチウム ハフニウム タンタル
Zr

Hf

Rf
72Hf
外見
銀灰色
一般特性
名称, 記号, 番号 ハフニウム, Hf, 72
分類 遷移金属
, 周期, ブロック 4, 6, d
原子量 178.49
電子配置 [Xe] 4f14 5d2 6s2
電子殻 2, 8, 18, 32, 10, 2((画像))
物理特性
固体
密度室温付近) 13.31 g/cm3
融点での液体密度 12 g/cm3
融点 2506 K, 2233 °C, 4051 °F
沸点 4876 K, 4603 °C, 8317 °F
融解熱 27.2 kJ/mol
蒸発熱 571 kJ/mol
熱容量 (25 °C) 25.73 J/(mol·K)
蒸気圧
圧力 (Pa) 1 10 100 1 k 10 k 100 k
温度 (K) 2689 2954 3277 3679 4194 4876
原子特性
酸化数 4, 3, 2(両性酸化物
電気陰性度 1.3(ポーリングの値)
イオン化エネルギー 第1: 658.5 kJ/mol
第2: 1440 kJ/mol
第3: 2250 kJ/mol
原子半径 159 pm
共有結合半径 175±10 pm
その他
結晶構造 六方晶系
磁性 常磁性[1]
電気抵抗率 (20 °C) 331 nΩ⋅m
熱伝導率 (300 K) 23.0 W/(m⋅K)
熱膨張率 (25 °C) 5.9 μm/(m⋅K)
音の伝わる速さ
(微細ロッド)
(20 °C) 3010 m/s
ヤング率 78 GPa
剛性率 30 GPa
体積弾性率 110 GPa
ポアソン比 0.37
モース硬度 5.5
ビッカース硬度 1760 MPa
ブリネル硬度 1700 MPa
CAS登録番号 7440-58-6
主な同位体
詳細はハフニウムの同位体を参照
同位体 NA 半減期 DM DE (MeV) DP
(172)Hf syn 1.87 y ε 0.350 (172)Lu
(174)Hf 0.162% 2×1015 y α 2.495 (170)Yb
(176)Hf 5.206% 中性子104個で安定
(177)Hf 18.606% 中性子105個で安定
(178)Hf 27.297% 中性子106個で安定
(178m2)Hf syn 31 y IT 2.446 (178)Hf
(179)Hf 13.629% 中性子107個で安定
(180)Hf 35.1% 中性子108個で安定
(182)Hf syn 9×106 y β- 0.373 (182)Ta

名称

ニールス・ボーア研究所のあるコペンハーゲンラテン語hafnia が語源。

特徴

灰色の金属(遷移金属)。常温、常圧で安定な結晶構造は六方最密充填構造 (HCP) で、1760℃〜2230℃の間では体心立方格子。比重は13.31、融点は2222 °C沸点は4450 °C融点、沸点とも異なる実験値あり)。展性、延性に富む。酸化力のあるに溶けるが、アルカリには溶けない。高温で酸素水素窒素ハロゲンと反応する。原子価は+2価、+3価、+4価(+4価が最も安定)。化学的、物理的性質はジルコニウムに似る。

存在

天然ではハフニウムはジルコニウムの鉱物(ジルコン)にジルコニウムを置換して存在する。知られているハフニウムの鉱物(ハフニウムがジルコニウムよりも多い鉱物)はハフノンのみである[2][3]が、ジルコンに比べ非常に珍しい。苗木石(岐阜県苗木地方で見出されたもの)は最大7%程度のハフニウムを含む。

ジルコニウムとの分離は極めて難しく、有機溶媒でチオシアン酸ジルコニウムおよびハフニウムを抽出して分離するヘキソン(メチルイソブチルケトン)法と呼ばれる手法が開発された。

用途

熱中性子吸収断面積が大きく(これはジルコニウムとは逆の性質)、機械的強度融点が高く、化学的にも安定で耐食性に優れることから、原子炉制御棒の材料に利用される。また、酸化ハフニウムは、MOSFETのゲートからのリーク電流対策のための高誘電率 (High-k) 材料として注目されている。

その他、酸化物の沸点がタングステンよりも高いことから、酸化雰囲気下でのプラズマ電極やプラズマアークノズルなどにも用いられる。

また陽極酸化によって鮮やかな発色が得られることから宝飾品にも用いられる。

歴史

1922年、デンマークのニールス・ボーアは、当時未発見だった72番元素はランタノイドではなくジルコニウムに類似したものだと予言してニールス・ボーア研究所(ディルク・コスター)(英語版)ゲオルク・ド・ヘヴェシーにジルコンの分析を提唱。エックス線分析と分別結晶を繰り返すことにより[4]1923年に発見。ハフニウムとジルコニウムは性質がよく似ているため、ジルコニウムとの分離が難しく発見が遅れ、天然元素としては最後から三番目に発見された(二番目はレニウム、最後はフランシウムであり、その後発見された元素は全て合成されたものである)。

ハフニウムの化合物

同位体

出典

[脚注の使い方]
  1. ^ Magnetic susceptibility of the elements and inorganic compounds 2012年1月12日, at the Wayback Machine., in Handbook of Chemistry and Physics 81st edition, CRC press.
  2. ^ Hafnon mindat
  3. ^ Chemical Search Hf mindat
  4. ^ (桜井弘)『元素111の新知識』講談社、1998年、299頁。ISBN (4-06-257192-7)。 

外部リンク

  • 岐阜県苗木地方の希元素鉱物
  • ハフニウムを用いたプラズマトーチ
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