この記事は(検証可能)な(参考文献や出典)が全く示されていないか、不十分です。(2011年7月) |
剛性率(ごうせいりつ)は弾性率の一種で、せん断力による変形のしにくさをきめる物性値である。せん断弾性係数(せん断弾性率)、ずれ弾性係数(ずれ弾性率)、横弾性係数、ラメの第二定数ともよばれる。剛性率は通常Gで表され、せん断応力とせん断ひずみの比で定義される。
ここで
- = せん断応力
- : せん断力
- : 部材の断面積
- = せん断ひずみ
- : せん断変形量
- : 部材の長さ
ヤング率が材料の引張り試験で容易に測定できるのに比べ、純せん断状態を作るのは難しいため直接測定しにくい値である。
(等方性材料)(異方性のない材料)では、ヤング率およびポアソン比との間に次の関係がある。
- : ヤング率
- : ポアソン比
いくつかの材料のヤング率・剛性率・ポアソン比を下表に示す。
弾性率の相関関係
等方均質弾性体では、ヤング率、ポアソン比、(体積弾性率)、剛性率、ラメの第一定数の五つの弾性率はそれぞれ、二つを用いて残りの三つを表すことができる。
詳細は「(弾性率#弾性率の相関関係)」を参照