阿蘇駅（あそえき）は、熊本県阿蘇市黒川にある、九州旅客鉄道（JR九州）豊肥本線の駅である[1]。
| 阿蘇駅* | |
|---|---|
| 駅舎（2020年9月） | |
| あそ Aso | |
| ◄内牧 (3.5 km) (1.3 km) いこいの村► | |
| 所在地 | 熊本県阿蘇市黒川[1] |
| 所属事業者 | 九州旅客鉄道（JR九州） |
| 所属路線 | ■豊肥本線 |
| キロ程 | 97.9 km（大分起点） |
| 電報略号 | アソ |
| 駅構造 | 地上駅 |
| (ホーム) | 2面2線[1] |
| 乗車人員 -統計年度- | 179人/日（降車客含まず） -2005年- |
| 開業年月日 | 1918年（大正7年）1月25日[2][3] |
| 備考 | (業務委託駅)[4] |
ななつ星 in 九州や特急列車を含め全列車が停車する。
歴史
リニューアル前の駅舎
- 1918年（大正7年）1月25日：宮地軽便線の立野 - 宮地間延伸開業に伴い、坊中駅（ぼうちゅうえき）として開業[2][3]。
- 1928年（昭和3年）12月2日：接続路線が豊肥本線に改称[2]。
- 1961年（昭和36年）3月20日：阿蘇駅に改称[2][3]。
- 1962年（昭和37年）10月1日：貨物取扱廃止[3]。
- 1984年（昭和59年）2月1日：荷物扱い廃止[3]。
- 1986年（昭和61年）11月1日：駅員無配置駅となる[5]。
- 1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、九州旅客鉄道（JR九州）の駅となる[2][3]。
- 2016年（平成28年）
- 2017年（平成29年）
- 2020年（令和2年）8月8日：当駅 - 肥後大津駅間が運転再開[13][14]。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅である[1]。互いのホームは(構内踏切)で連絡している。国鉄末期の1982年11月から交換設備の使用が停止され1面1線で運用していた頃があった[15]。
JR九州サービスサポートが駅業務を受託する(業務委託駅)であり[4]、きっぷうりばが設置されている[16]。また、駅レンタカー営業所がある[1]。楽チャリ設置駅。
2013年10月より運行を開始した団体専用列車・ななつ星 in 九州の停車駅である。またななつ星in九州の運行開始と同時に、同列車の利用客に朝食を提供するレストラン「火星」が2番のりばホーム上にオープンした。（ななつ星in九州利用客以外も、有効な乗車券または入場券を所持していれば利用可能）[17]
のりば
| のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ■豊肥本線 | 上り | 肥後大津・水前寺・熊本方面 | |
| 下り | 宮地・大分・別府方面 | |||
| 2 | 下り | 宮地・大分・別府方面 | ※｢ななつ星 in 九州｣の車両停車時は全ての列車が1番のりばから発着 |
また、駅構内には産交バス阿蘇営業所の事務所も併設されバスの待合施設や案内窓口・自動券売機なども設置されており、阿蘇市内より発着する路線バスの結節点としたバスターミナルとしての機能も持っている（車庫は駅舎とは別の場所にある）。
ここからは、阿蘇市内やその周辺ならびに小国町へ向かう一般路線バスをはじめ、大分行（やまびこ号）・別府行（九州横断バス）・阿蘇定期観光バス・阿蘇山登山バス・熊本行（やまびこ号または九州横断バス）など多くのバスが発着している。
詳細は(産交バス阿蘇営業所#当営業所からの発着路線)の項目を参照
駅舎内には観光案内所と食堂がある。
構内（2020年9月）
駅周辺
- 道路
- 国道57号
- 国道212号
- 熊本県道111号阿蘇吉田線（阿蘇パノラマライン）
- 熊本県道307号阿蘇停車場線
- 学校・官公庁
- 阿蘇市立阿蘇小学校
- 阿蘇広域消防本部
- 阿蘇医療センター
- 観光・宿泊施設
- 道の駅阿蘇[1]
- 阿蘇ユースホステル
- 阿蘇の司 ビラパークホテル
- 阿蘇カドリー・ドミニオン
- 阿蘇山（阿蘇火山博物館等）
バス路線
- やまびこ号：熊本駅行（熊本空港、熊本桜町バスターミナル経由）／大分県庁正門前行（朝地駅、中央通り経由）
- 九州横断バス：熊本駅行（熊本空港、熊本桜町バスターミナル経由）／別府駅行（由布院駅前バスセンター経由）
- 産交バス
- 〔1〕阿蘇内牧線（道尻→宮地）：阿蘇駅前行（内牧温泉、道尻、阿蘇中央高校、阿蘇神社、宮地駅経由）
- 〔2〕阿蘇内牧線（宮地→道尻）：阿蘇医療センター行（宮地駅、阿蘇神社、阿蘇中央高校、道尻、内牧温泉経由）
- 〔3〕阿蘇内牧線（山田→宮地）：阿蘇駅前行（内牧温泉、山田、阿蘇中央高校、阿蘇神社、宮地駅経由）
- 〔4〕阿蘇内牧線（宮地→山田）：阿蘇医療センター行（宮地駅、阿蘇神社、阿蘇中央高校、山田、内牧温泉経由）
- 〔6〕阿蘇小国杖立線：内牧温泉行
- 〔7〕阿蘇小国杖立線：杖立行（内牧温泉、小国高校、南小国町役場方面）
- 〔8〕阿蘇火口線：阿蘇山西駅行（草千里経由）
- 内牧乙姫線：阿蘇駅前行（内牧駅、内牧温泉経由）
隣の駅
脚注
- ^ a b c d e f 『週刊 JR全駅・全車両基地』 38号 大分駅・由布院駅・田主丸駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年5月12日、24頁。
- ^ a b c d e f 曽根悟（監修） 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 27号・豊肥本線／久大本線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月24日、14-15頁。
- ^ a b c d e f 石野哲（編）『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、745頁。ISBN (978-4-533-02980-6)。
- ^ a b 熊本駅事業所 - JR九州サービスサポート.2021年12月11日閲覧
- ^ 「通報 ●飯田線三河川合駅ほか186駅の駅員無配置について（旅客局）」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1986年10月30日、12面。
- ^ （PDF）（プレスリリース）九州旅客鉄道、2016年6月24日。 オリジナルの2020年5月30日時点におけるアーカイブ。2020年5月30日閲覧。
- ^ 台風18号に伴う、9月19日（火）の運転状況について 【9月19日3:30現在】 (PDF) - 九州旅客鉄道（2017年9月19日発表、同日閲覧）[]
- ^ （pdf）（プレスリリース）国土交通省、2017年9月19日。 オリジナルの2017年9月20日時点におけるアーカイブ。2017年9月23日閲覧。"鉄道関係"。
- ^ 鉄道代行輸送についてのご案内 (PDF) -九州旅客鉄道（2017年9月19日、同日閲覧）[]
- ^ “JR代行バス運行 利用者、早期復旧願う”. 大分合同新聞: p. 11（夕刊）. (2017年9月19日)
- ^ 日豊本線・豊肥本線（大分～阿蘇間）の運転計画について（お知らせ） (PDF) 九州旅客鉄道（2017年9月22日発表、同日閲覧）[]
- ^ . Response. (株式会社イード). (2017年9月22日). オリジナルの2017年9月23日時点におけるアーカイブ。 2017年9月23日閲覧。
- ^ （PDF）（プレスリリース）九州旅客鉄道、2020年5月27日。 オリジナルの2020年5月27日時点におけるアーカイブ。2020年5月27日閲覧。
- ^ . 熊本日日新聞. (2020年5月27日). オリジナルの2020年5月27日時点におけるアーカイブ。 2020年5月27日閲覧。
- ^ 小学館『国鉄全線各駅停車・10 九州720駅』p.168
- ^ 阿蘇駅 - JR九州.2021年12月11日閲覧
- ^ 阿蘇駅の「ななつ星」朝食レストランについて（JR九州、2013年8月20日）
関連項目
外部リンク
- 阿蘇駅（駅情報） - 九州旅客鉄道