新井駅(にいえき)は、兵庫県朝来市新井字中川原にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)播但線の駅である[1]。
新井駅 | |
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駅舎(2010年5月) | |
にい Nii | |
◄生野 (8.3 km) (3.7 km) 青倉► | |
所在地 | 兵庫県朝来市新井字中川原588-2[1] |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | J 播但線 |
キロ程 | 51.9 km(姫路起点) |
電報略号 | ニイ |
駅構造 | 地上駅[1] |
(ホーム) | 2面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- | 132人/日(降車客含まず) -2016年- |
開業年月日 | 1901年(明治34年)8月29日[1][2] |
備考 | (簡易委託駅)[1] |
かつては隣駅の生野駅と並んで急行「但馬」の停車駅であったが、廃止後は、優等列車通過駅となった。生野駅と竹田駅が特急「はまかぜ」の停車駅に昇格したのとは対照的である。
えちごトキめき鉄道妙高はねうまラインにある「新井駅 (あらいえき)」が信越本線に属していた時にはこれと区別するため、当駅発着の乗車券には「(播)新井」と表記していた(福知山線の黒井駅も同様)。
歴史
- 1901年(明治34年)8月29日:播但鉄道が生野駅から延伸し、その終着駅として開業[1]。旅客・貨物の取扱を開始[2]。
- 1903年(明治36年)6月1日:播但鉄道が山陽鉄道に営業譲渡。山陽鉄道の駅となる。
- 1906年(明治39年)
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定。播但線の所属となる。
- 1980年(昭和55年)4月1日:車扱貨物の取扱を廃止[2]。有蓋車用の貨物ホームが設置されていた。
- 1983年(昭和58年)4月4日:荷物扱い廃止[2]。駅員無配置駅となる[3]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道の駅となる[2]。
- 2022年(令和4年)
駅構造
相対式ホーム2面2線を持ち、交換設備を有する地上駅[1]。駅舎は和田山方面行きホーム側にあり、反対側の寺前方面行きホームへは跨線橋で連絡している[1]。豊岡駅管理の(簡易委託駅)で、窓口が設置されているが、早朝と夕方以降は無人となる。なお、当駅では、2019年7月現在ICOCA等のICカード乗車券への対応予定はない[4]。かつて2面3線を有していたが、1線は撤去された。 駅舎と1番のりばの上屋には「明治34年8月」表記の建物財産標が付けられている[1]。2000年当時、山陽鉄道の社紋の入った瓦が駅舎に使われていた[5]。当初は単純な切妻屋根だったが、1937年(昭和12年)の改修で現在の姿になった[5]。以前は、ワンマン列車では改札口で切符を渡すように言っていたが、現在は、運賃箱に入れる形式に変わっている。
のりば
- 1・2番線とも、普通列車が1-2時間に1本発車する。
ホーム(生野側より望む)
ホーム(青倉側より望む)
利用状況
「兵庫県統計書」によると、2016年(平成28年)度の1日平均(乗車人員)は132人である。
近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
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1999年 | 258 |
2000年 | 237 |
2001年 | 222 |
2002年 | 229 |
2003年 | 215 |
2004年 | 215 |
2005年 | 213 |
2006年 | 213 |
2007年 | 205 |
2008年 | 190 |
2009年 | 176 |
2010年 | 169 |
2011年 | 145 |
2012年 | 143 |
2013年 | 139 |
2014年 | 131 |
2015年 | 138 |
2016年 | 132 |
駅周辺
1957年(昭和32年)までは神子畑選鉱所との間に鉱山鉄道が引かれていた[1]。選鉱所跡は史跡公園に整備されている。
- 朝来市役所朝来支所[1]
- 国道312号
- 道の駅フレッシュあさご(Asago)(当駅から全但バス伊由市場経由和田山病院行きに乗車、「道の駅あさご」バス停下車、またはタクシー利用)
- あさご芸術の森(タクシーで10分)
バス路線
隣の駅
脚注
- ^ a b c d e f g h i j k l m 『兵庫の鉄道全駅 JR・三セク』神戸新聞総合出版センター、2011年12月15日、162頁。ISBN (9784343006028)。
- ^ a b c d e f 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、247頁。ISBN (978-4-533-02980-6)。
- ^ “「通報」●播但線新井駅ほか2駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 2. (1983年4月2日)
- ^ 北近畿エリアで「ICOCA」がご利用できるようになります! 西日本旅客鉄道. 2019年7月9日発表. 2020年4月23日閲覧.
- ^ a b 杉崎行恭「駅舎再発見 時代の姿をとどめる駅舎を訪ねて」(JTBキャンブックス、2000年)P115
関連項目
外部リンク
- 新井駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道