福崎駅(ふくさきえき)は、兵庫県神崎郡福崎町福田字中溝にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)播但線の駅である[1]。
福崎駅 | |
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駅前観光交流センターと駅舎(右奥) | |
ふくさき Fukusaki | |
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兵庫県神崎郡福崎町福田字中溝302-11[1] | |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | J 播但線 |
キロ程 | 17.1 km(姫路起点) |
電報略号 | フサ |
駅構造 | 地上駅[1] |
(ホーム) | 2面3線[1] |
乗車人員 -統計年度- | 1,733人/日(降車客含まず) -2016年- |
開業年月日 | 1894年(明治27年)7月26日[1][2] |
備考 | (直営駅)[1] (みどりの券売機プラス)設置駅 |
特急「はまかぜ」の全列車が停車する。
福崎鉄道部は、当駅ではなく寺前駅にあった。
歴史
- 1894年(明治27年)7月26日:播但鉄道が姫路駅 - 寺前駅間で開業すると同時に設置[1][2]。旅客・貨物の取扱を開始[2]。
- 1903年(明治36年)6月1日:播但鉄道が山陽鉄道に営業譲渡。山陽鉄道の駅となる。
- 1906年(明治39年)12月1日:山陽鉄道国有化により、国有鉄道の駅となる[2]。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定。播但線の所属となる。
- 1936年(昭和11年):駅舎改築[1]。
- 1973年(昭和48年)4月1日:貨物の取扱を廃止[2]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR西日本の駅となる[2]。
- 1996年(平成8年)3月16日:特急「はまかぜ」の停車駅に追加される。
- 2016年(平成28年)3月26日:ICカード「ICOCA」の利用が可能となる[3]。ICカード専用簡易改札機で対応。
- 2019年(平成31年・令和元年)
- 2022年(令和4年)
大正初期頃[注釈 1]の駅構内
駅構造
単式・島式の複合型2面3線のホームを持つ地上駅である[1]。駅舎は単式の1番のりば側にあり、島式の2・3番のりばへは跨線橋で連絡している[1]。1番のりばが上り本線、2番のりばが下り本線、3番のりばが上下副本線となっている。構内のバリアフリー化を目的として2023年3月よりエレベーターが稼働開始した[8][9]。
(直営駅)である。2019年2月に(みどりの券売機プラス)が設置され、みどりの窓口(出札窓口)は廃止された。ICカード専用簡易改札機設置。
のりば
- 付記事項
- 3番のりばは当駅始発の姫路方面行きと寺前方面行きの一部の普通列車が使用する。
- 平日朝に(姫路発で)運行する寺前行きのうち1本は、当駅で(前後2両の)分割作業を行う[注釈 2]。
ホーム(2007年8月)
改札口(2005年11月)
利用状況
「兵庫県統計書[11]」によると、2016年(平成28年)度の1日平均(乗車人員)は1,733人である。
近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
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2000年 | 2,082 |
2001年 | 2,216 |
2002年 | 2,218 |
2003年 | 2,236 |
2004年 | 2,337 |
2005年 | 2,357 |
2006年 | 2,383 |
2007年 | 2,260 |
2008年 | 2,172 |
2009年 | 1,993 |
2010年 | 1,897 |
2011年 | 1,822 |
2012年 | 1,769 |
2013年 | 1,766 |
2014年 | 1,691 |
2015年 | 1,736 |
2016年 | 1,733 |
駅周辺
- 福崎町駅前観光交流センター
- 兵庫県立福崎高等学校
バス路線
駅前ロータリーの隣に「福崎駅前」停留所があり、神姫バス(姫路方面[注釈 3])の路線が発着する。同停留所には「ふくひめ号[注釈 4]」(JR溝口駅前方面)の路線も乗り入れるが[12]、停留所名は「駅前(交通広場)」に変わる[13]。
隣の駅
※特急「はまかぜ」の隣の停車駅は列車記事を参照のこと。
脚注
注釈
- ^ 1914年10月発行の中村淳一「神管鉄道沿線発達誌」(神戸鉄道管理局)にも同じ写真が掲載されている。「福知山鉄道管理局史」(1973年)ではこの写真を「開業当時」の撮影としている。しかし、鮮明に掲載されている「むかしの西播磨 - 絵はがきに見る明治・大正・昭和初期 -」(1995年)では駅名標の隣駅の表示に溝口駅が読み取れる。従って、福崎駅の開業した1894年(明治27年)当時の撮影では無く、溝口駅が開業した1898年(明治31年)から1914年(大正3年)の間の撮影と絞ることができる。
- ^ ※前2両が寺前行き(福崎8時01分発)、後2両が当駅始発の姫路行き(福崎8時06分始発)となる(※福崎駅発車時刻は2022年3月改正時のダイヤを記載)。
- ^ 当停留所には(神姫バスの)(84系統)と86系統が乗入れる。
- ^ ※「福崎町・姫路市連携コミュニティバス」の愛称。
出典
- ^ a b c d e f g h i j 『兵庫の鉄道全駅 JR・三セク』神戸新聞総合出版センター、2011年12月15日、155頁。ISBN (9784343006028)。
- ^ a b c d e f g 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、246頁。ISBN (978-4-533-02980-6)。
- ^ 『平成28年春ダイヤ改正について』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2015年12月18日2016年3月26日閲覧。 。
- ^ 井上太郎 (2019年10月7日). “広場の水槽にかっぱの「ガジロウ」 JR福崎駅前の再整備完了”. 神戸新聞. 2020年6月14日閲覧。
- ^ 福崎駅前交通広場が完成します - 福崎町(2019年3月1日)
- ^ JR福崎駅周辺整備計画平面図 - 福崎町商工会
- ^ JR福崎駅周辺、整備事業が完成 交流広場、にぎわいを あす記念式典とイベント /兵庫 - 毎日新聞(2019年10月5日)
- ^ 播但線 福崎駅バリアフリー設備の使用開始についてJR西日本
- ^ JR福崎駅にエレベーター新設、ホームと渡り廊下つなぐ 車いす利用者やお年寄りの乗車スムーズに神戸新聞NEXT
- ^ a b “福崎駅|時刻表”. 西日本旅客鉄道. 2022年11月15日閲覧。
- ^ 兵庫県統計書
- ^ 「」『神戸新聞』、2019年10月2日。2023年2月4日閲覧。オリジナルの2019年12月9日時点におけるアーカイブ。
- ^ “福崎町・姫路市連携コミュニティバス(ふくひめ号)のご案内”. 福崎町公共交通のご案内. 福崎町. 2023年2月4日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 福崎駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道