唇歯はじき音(しんし・はじきおん)とは子音の種類の一つ。下唇で上歯を軽く弾くことによって生じる音。
唇歯はじき音 | |
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ⱱ | |
IPA 番号 | 184 |
IPA 表記 | [ⱱ] |
IPA 画像 | |
Unicode | U+2C71 |
文字参照 | ⱱ |
JIS X 0213 | |
X-SAMPA | |
Kirshenbaum | |
(音声サンプル) |
概要
下唇を上の歯の内側に置き、それをはじいて元の位置に戻すことで音を出す。舌を使わないはじき音という、かなり珍しい音で、国際音声記号にも長らくこの音を表す記号が存在しなかったが、2005年に [ⱱ] が追加された。Unicode では U+2C71 にあるが、グリフを実装していないフォントも多い。
特徴
言語例
主にアフリカの言語に見られる。
- (マルギ語) [bə́ⱱú] 「飛び去る様子」[1]