概要 2008年から引き続きマツダの特別協賛を受け、「マツダオールスターゲーム2013」として開催された。前年に引き続き3試合での開催となった。
オールスターゲームでの本塁打なしは1953年以来60年ぶりであった[1]。
また、通例勝ち越したリーグに与えられるプロ野球ドラフト会議の指名優先権は、1勝1敗1引き分け[注 1]・得失点差ゼロのため決めることができず、8月22日の12球団代表者会議において行われたくじ引きにより、パシフィック・リーグが優先権を得た[2]。
2023年より北海道日本ハムファイターズの本拠地がエスコンフィールドHOKKAIDOに移転したため、札幌ドームでのオールスターゲームの開催はこれが最後となった。
日程アトラクション出場者 - 太字はファン投票による出場、※印は選手間投票による出場、◇はプラスワン投票による出場、▲は出場辞退選手発生による補充選手、他は監督推薦による出場。
- 数字は出場回数。カッコ内数字は上記回数中故障のため不出場の回数。
- ^ 左膝腸脛靭帯炎のため、出場辞退。補充選手として寺内を選出。
なお、辞退選手は野球協約86条により球宴終了後の後半戦開始から10試合、選手登録ができない。
試合結果 試合 | 日付 | ビジター球団(先攻) | スコア | ホーム球団(後攻) | MVP | 開催球場 |
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第1戦 | 7月19日 | セ・リーグ | 1 - 1 | パ・リーグ | 澤村拓一 | 札幌ドーム |
第2戦 | 7月20日 | パ・リーグ | 1 - 3 | セ・リーグ | 新井貴浩 | 明治神宮野球場 |
第3戦 | 7月22日 | セ・リーグ | 1 - 3 | パ・リーグ | 内川聖一 | いわきグリーンスタジアム |
第1戦
スコア
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E |
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セントラル | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 5 | 0 |
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パシフィック | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 7 | 0 |
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- (規定により引き分け)
- セ:前田健、澤村、三浦、岩瀬、西村 - 阿部、谷繁
- パ:田中、吉川、大谷、菊池、矢貫、増井、平野佳 - 伊藤、鶴岡、嶋
- 審判
[球審]有隅
[塁審]友寄・山村達・丹波
[外審]杉永・津川 - 観客動員数:34,339人 試合時間:2時間18分
オーダー
セントラル |
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打順 | 守備 | 選手 |
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1 | [二] | 西岡剛 | 2 | [遊] | 鳥谷敬 | 3 | [指] | バレンティン | 4 | [捕] | 阿部慎之助 | 5 | [一] | ブランコ | 6 | [三] | 中村紀洋 | 7 | [右] | 長野久義 | 8 | [中] | 丸佳浩 | 9 | [左] | 廣瀬純 | | [投] | 前田健太 |
| パシフィック |
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打順 | 守備 | 選手 |
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1 | [中] | 陽岱鋼 | 2 | [三] | 松田宣浩 | 3 | [右] | 糸井嘉男 | 4 | [左] | 中田翔 | 5 | [指] | ジョーンズ | 6 | [一] | 李大浩 | 7 | [二] | 浅村栄斗 | 8 | [捕] | 伊藤光 | 9 | [遊] | 大引啓次 | | [投] | 田中将大 |
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表彰選手
- MVP
- 澤村拓一(巨人)
- 2番手で登板し、3回1安打無失点の好投。投手のMVP受賞は2012年第2戦の前田健太(広島)に続いて2年連続。巨人の投手によるMVP受賞は1984年第3戦の江川卓以来29年ぶり2人目。
- 敢闘選手賞
- 糸井嘉男(オリックス)
- 全パ唯一の得点となるタイムリーヒットを含む2安打1打点。
- 田中将大(楽天)
- 中村紀洋(DeNA)
- 全セ唯一の得点となる同点タイムリーヒット。前年第1戦のMVPに続いての受賞となった。
第2戦
スコア
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E |
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パシフィック | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 8 | 0 |
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セントラル | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | X | 3 | 9 | 0 |
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- パ:●牧田、千賀、青山、佐藤達 - 伊藤、鶴岡、嶋
- セ:菅野、○小川、石山、藤浪、山口、S山本哲 - 谷繁
- 勝:小川 敗:牧田 S:山本哲
- 審判
[球審]丹波
[塁審]山村達・杉永・津川
[外審]友寄・有隅 - 観客動員数:31,816人 試合時間:2時間31分
オーダー
パシフィック |
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打順 | 守備 | 選手 |
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1 | [右] | 大谷翔平 | 2 | [中] | 長谷川勇也 | 3 | [指] | 内川聖一 | 4 | [左] | 中田翔 | 5 | [一] | 李大浩 | 6 | [三] | 今江敏晃 | 7 | [捕] | 伊藤光 | 8 | [遊] | 松井稼頭央 | 9 | [二] | 鈴木大地 | | [投] | 牧田和久 |
| セントラル |
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打順 | 守備 | 選手 |
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1 | [遊] | 坂本勇人 | 2 | [二] | 鳥谷敬 | 3 | [左] | マートン | 4 | [右] | バレンティン | 5 | [指] | ブランコ | 6 | [一] | 新井貴浩 | 7 | [三] | 宮本慎也 | 8 | [中] | 大島洋平 | 9 | [捕] | 谷繁元信 | | [投] | 菅野智之 |
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表彰選手
- MVP
- 新井貴浩(阪神)
- 3回に勝ち越しタイムリーヒットを含む3安打猛打賞の活躍。阪神の野手によるMVP受賞は2006年第2戦の藤本敦士以来7年ぶり。
- 敢闘選手賞
- 坂本勇人(巨人)
- 6回に勝負を決定づけるタイムリーを含むなど3安打猛打賞1打点の活躍。自身は3年連続の敢闘選手賞となった。
- 千賀滉大(ソフトバンク)
- 長谷川勇也(ソフトバンク)
第3戦
スコア
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E |
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セントラル | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 8 | 1 |
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パシフィック | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | X | 3 | 9 | 3 |
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- セ:能見、大竹、三嶋、●山本哲、西村 - 藤井彰
- パ:木佐貫、西野、岩嵜、矢貫、○益田、S青山 - 嶋、伊藤
- 勝:益田 敗:山本哲 S:青山
- 審判
[球審]津川
[塁審]杉永・有隅・友寄
[外審]山村達・丹波 - 観客動員数:18,365人 試合時間:2時間36分
オーダー
セントラル |
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打順 | 守備 | 選手 |
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1 | [遊] | 坂本勇人 | 2 | [二] | 西岡剛 | 3 | [右] | バレンティン | 4 | [指] | ブランコ | 5 | [一] | 新井貴浩 | 6 | [中] | 長野久義 | 7 | [左] | 丸佳浩 | 8 | [三] | 堂林翔太 | 9 | [捕] | 藤井彰人 | | [投] | 能見篤史 |
| パシフィック |
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打順 | 守備 | 選手 |
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1 | [中] | 陽岱鋼 | 2 | [左] | 長谷川勇也 | 3 | [右] | 糸井嘉男 | 4 | [一] | 中田翔 | 5 | [指] | ジョーンズ | 6 | [三] | 松田宣浩 | 7 | [二] | 浅村栄斗 | 8 | [捕] | 嶋基宏 | 9 | [遊] | 鈴木大地 | | [投] | 木佐貫洋 |
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表彰選手
- MVP
- 内川聖一(ソフトバンク)
- 8回に決勝点となる勝ち越しタイムリー2塁打を放つ。ソフトバンクの野手によるMVPは2009年第2戦の松中信彦以来4年ぶり。
- 敢闘選手賞
- 大竹寛(広島)
- 新井貴浩(阪神)
- 4打数2安打の活躍。第2戦のMVPに続いての受賞となった。
- 大谷翔平(日本ハム)
- SKYACTIV TECHNOLOGY賞(3試合を通じて最もファンの印象に残った選手)
- 大谷翔平(日本ハム)
- 第1戦では投手して1イニングを投げ、投げた後は野手となり、ルーキー初の二刀流を披露。第2戦は1番打者としてフル出場し、初回に菅野智之から2塁打を放つ。第3戦では途中出場し、逆転の口火を切る同点タイムリーヒットを放つ。
テレビ中継 - 第1戦 - 北海道テレビ放送(HTB)≪テレビ朝日系列≫、テレ朝チャンネル2でホームランダービーを生中継・試合を録画中継。
- 第2戦 - テレビ朝日(EX)≪テレビ朝日系列≫、テレ朝チャンネル2でホームランダービーを生中継・試合を録画中継。
- 実況・清水俊輔、解説・工藤公康、古田敦也、特別ゲスト・中居正広(SMAP、試合中のインタビューも兼務)、レポーター・中山貴雄(両サイド兼務)、監督及びMVPインタビュー・三上大樹
- 放送時間:18:00 - 20:54
- テレ朝チャンネル2:17:00 - 18:00≪ホームランダービー…実況・三上大樹、解説・工藤公康、古田敦也≫・24:00 - 試合終了(録画中継)
- テレビ朝日が神宮球場でのオールスターの中継を担当するのは1989年第1戦以来24年ぶり。ただし、このときはフジテレビとの並列中継だったため、単独での中継は今回が初めてとなった[注 6]。
- 第3戦 - フジテレビ(CX)≪フジテレビ系列≫、フジテレビONEでホームランダービーを生中継・試合を録画中継(地上波中継時間内に終了しなかった場合はフジテレビONEでリレー中継という形式で20:52から最大23:00まで引き続き放送)。
- 実況・竹下陽平、解説・野村弘樹、立浪和義、レポーター・塩原恒夫(パ・リーグサイド、監督及びMVPインタビューも兼務)、鈴木芳彦(セ・リーグサイド)
- 放送時間:18:00 - 20:54
- フジテレビONE:17:00 - 18:00≪ホームランダービー≫・24:00 - 試合終了(録画中継)
- 前年の第3戦(岩手県営野球場)に続いて東北地方でのオールスター中継をフジテレビ系列が担当した。
- テレビ朝日系列以外でのオールスターゲームの中継は、2018年現在本カードが最後となっている。また第3戦も2013年を最後に行われていない。
ラジオ中継 - 第2戦
- JRN系列への裏送り≪JRN…HBC・CBC・RKB 制作:TBS≫
実況・椎野茂(TBS)、解説・槙原寛己、レポーター・小笠原亘(TBS、セ・リーグサイド)、伊藤隆佑(TBS、パ・リーグサイド) - 文化放送(QR)≪NRN…STV・SF・ABC・RCC・KBC他≫
実況・高橋将市、解説・仁志敏久、レポーター・飯塚治(セ・リーグサイド)、槇嶋範彦(パ・リーグサイド) - ニッポン放送(LF)≪MBSとの2局ネット≫
実況・松本秀夫、解説・江本孟紀、レポーター・山内宏明(セ・リーグサイド)、洗川雄司(パ・リーグサイド)
- 第3戦
- JRN系列への裏送り≪JRN…HBC・CBC・MBS・RKB・RFC 制作:TBS≫
実況・小笠原亘(TBS)、解説・定岡正二、レポーター・戸崎貴広(TBS、パ・リーグサイド)、清原正博(TBS、セ・リーグサイド) - 文化放送(QR)≪NRN…SF・KBC≫
実況・松島茂、解説・工藤公康、レポーター・槇嶋範彦(パ・リーグサイド)、高橋将市(セ・リーグサイド)
- RFラジオ日本は全試合を、TBSラジオ・TBCラジオは第2戦・第3戦を、ニッポン放送・STVラジオ・ABCラジオは第3戦をそれぞれ放送しなかった。
- RCCラジオは自社が制作に関与する広島開催時以外は土・日・月曜はナイター開催でも放送しないとしていた方針を僅か2年で緩和し、第2戦(文化放送からネット)を放送したが、第3戦は放送しなかった[注 7]。
- JRN系列局であるHBCラジオ、CBCラジオ、RKBラジオは3戦とも放送。従って、第2戦と第3戦のJRNラインへはTBSラジオ制作の裏送り中継となった(第3戦は月曜をJRNラインとしているMBSラジオへも裏送り)。
- ニッポン放送が第3戦を中継しないことを受けて、第3戦のNRNラインについては文化放送が代わりに担当した(かつての「マンデー・パ・リーグ」に近い中継体制)。
- 第2戦・第3戦は、地元に球団のない地域の放送局ではナイターの定時枠を設けていないために中継されない局も多かったが、地元開催のためラジオ福島が第3戦(TBSラジオから裏送り)を特例で中継した。
脚注 [脚注の使い方]
注釈
- ^ 3試合制でタイに終わったのは1982年以来31年ぶり。
- ^ 札幌ドームではホーム・チームが3塁側を使用し、ビジター・チームが1塁側を使用する。
- ^ 中継時間内に終了しなかった場合は「報道ステーション」の放送枠を利用して引き続き放送する予定だったが、試合が中継時間内で終了したため、延長そのものは実施されなかった。
- ^ このときはアーティスティックスイミングのデュエット・フリールーティン決勝を生中継で放送。
- ^ テレビ朝日系列は世界水泳・福岡2001からホスト・ブロードキャスティングとして参加している。
- ^ 本来神宮球場開催分(ヤクルト戦)の放映権を持つフジテレビは同時間帯(16:00 - 18:20)でサッカー東アジアカップ女子・日本(なでしこジャパン)対中国戦を放送。
- ^ 当初局公式で放送予定と発表していたが、その後通常番組に変更された。
出典
関連項目外部リンク - マツダオールスターゲーム2013 - 日本野球機構オフィシャルサイト
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