鴨方駅(かもがたえき)は、岡山県浅口市鴨方町六条院中にある西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線の駅である。駅番号はJR-W09。
鴨方駅 | |
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南口 | |
かもがた Kamogata | |
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所在地 | 岡山県浅口市鴨方町六条院中3214番 |
駅番号 | JR-W09 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | W 山陽本線 |
キロ程 | 178.4 km(神戸起点) |
電報略号 | モタ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
(ホーム) | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- | 2,501人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 1891年(明治24年)7月14日 |
備考 | 無人駅[1] |
概要
歴史
1891年(明治24年)に開業[4]。当時の所在地は浅口郡六条院村であり、同郡鴨方村(のちに鴨方町)は別の場所であった。六条院村はその後、六条院町を経て1955年(昭和30年)に鴨方町となった。開業時より「鴨方駅」の名称となった背景には当初、鴨方村王寺権現付近に駅を建設する予定だったが、六条院村と鴨方村による敷設誘致合戦と、水運の衰退を危惧した一部の鴨方村民による反対運動が行われた結果、地元住民の連判、陳情によって六条院村に建設する代わりに駅名は当時、比較的名前のよく知られていた「鴨方」とすることで折り合いが付いたことによる[5]。
年表
- 1891年(明治24年)7月14日:山陽鉄道の倉敷駅 - 笠岡駅間の開通と同時に駅が開業[4]。旅客・貨物の取扱を開始。
- 当時の所在地表示は岡山県浅口郡六条院村六条院中であった。
- 1906年(明治39年)12月1日:国有化により山陽鉄道が買収され国有鉄道となる[4]。
- 1909年(明治42年)10月12日:鉄道院告示第54号により国有鉄道線路名称を制定。山陽本線の所属となる。
- 1923年(大正12年)
- 1934年(昭和9年)7月15日:六条院村が町制施行して六条院町となり、所在地表示が岡山県浅口郡六条院町六条院中になる。
- 1949年(昭和24年):公共企業団体「日本国有鉄道」が発足[6]。
- 1955年(昭和30年)4月1日:浅口郡六条院町と同郡鴨方町(第1次)が合併して鴨方町(第2次)となり、所在地表示が岡山県浅口郡鴨方町六条院中になる。
- 1959年(昭和34年)3月:駅の栗山精麦専用線が竣工[6]。
- 1961年(昭和36年)10月:倉敷駅 - 三原駅間が電化[6]。
- 1962年(昭和37年)10月24日:昭和天皇と香淳皇后が竹林寺天文台(国立天文台岡山天体物理観測所)へ行幸啓のため、特別列車(お召列車)で下車[7]。
- 1971年(昭和46年)
- 1986年(昭和61年):みどりの窓口営業開始。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 2006年(平成18年)3月21日:浅口市成立に伴い、所在地表示が岡山県浅口市鴨方町六条院中になる。
- 2007年(平成19年) 9月1日:この日よりICカード「ICOCA」の利用が可能となる。
- 2011年(平成23年)3月26日:橋上駅舎が完成、使用開始。
- 2013年(平成25年)12月21日:鴨方駅南横断歩道橋(全長60メートル)が開通。開通式典が行われる[8]。
- 2019年(平成31年)3月16日:朝に上り2本のみ停車していた快速「サンライナー」の当該列車が普通列車に変更され[9]、「サンライナー」の停車駅から外れる。
- 2016年(平成28年):CTC化に伴い改札口とホームに設置されたLED式発車標の使用を開始[10]。
- 2020年(令和2年)
駅構造
島式ホーム1面2線のホームを持つ地上駅で橋上駅舎を有する。改札口は1ヶ所のみ。
以前は単式・島式の複合型で、2面3線のホームを持つ地上駅であった[15]。その後、橋上駅舎化工事の際に旧2番のりばを1番線側に拡張して新1番のりばとし、単式ホーム(旧1番のりば)の使用を停止(同時に旧3番のりばを2番のりばに改番)。現在の1面2線に整理された。
無人駅で、ICOCA利用可能駅でもある(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。みどりの券売機が設置されている。
のりば
利用状況
1日の平均乗車人員は以下の通りである[17]。
乗車人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
1999 | 3,195 |
2000 | 3,112 |
2001 | 3,094 |
2002 | 2,974 |
2003 | 2,938 |
2004 | 2,778 |
2005 | 2,803 |
2006 | 2,728 |
2007 | 2,787 |
2008 | 2,748 |
2009 | 2,681 |
2010 | 2,665 |
2011 | 2,694 |
2012 | 2,817 |
2013 | 3,033 |
2014 | 2,988 |
2015 | 3,158 |
2016 | 3,161 |
2017 | 3,116 |
2018 | 3,021 |
2019 | 2,984 |
2020 | 2,613 |
2021 | 2,501 |
駅周辺
- 道路
- 官公庁
- 浅口市役所(本庁)
- 学校
- 浅口市立六条院小学校
- おかやま山陽高等学校
- 岡山自動車大学校
- 商業
- 金融機関
- 名所・旧跡
- 明王院
バス路線
- 浅口ふれあい号(北口、南口)
隣の駅
脚注
- ^ a b c . 山陽新聞. (2020年2月25日). オリジナルの2020年12月23日時点におけるアーカイブ。2020年12月23日閲覧。
- ^ “”. 浅口市役所 (2009年4月30日). 2009年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年10月8日閲覧。
- ^ “”. 浅口市役所 (2009年8月25日). 2009年12月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年10月8日閲覧。
- ^ a b c d e 教育学部社会科教室内地域研究会 1987, p. 173.
- ^ 教育学部社会科教室内地域研究会 1987, p. 175.
- ^ a b c d e 教育学部社会科教室内地域研究会 1987, p. 174.
- ^ 太田健一 2014, pp. 30, 64.
- ^ “鴨方駅南横断歩道橋が開通” (PDF〈5,821KB〉). 広報あさくち 平成26年2月号 (NO.95) (浅口市役所): p. 28. (2014年2月1日) 2014年8月12日閲覧。[]
- ^ “”. 西日本旅客鉄道株式会社 岡山支社 (2018年12月14日). 2018年12月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年12月15日閲覧。 (PDF)
- ^ 『山陽線運行管理システムの使用開始について』(プレスリリース)2016年3月24日2021年12月25日閲覧。 。
- ^ “鴨方駅 駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2020年1月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月31日閲覧。
- ^ (PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道岡山支社、2020年1月30日。 オリジナルの2020年2月2日時点におけるアーカイブ2020年2月2日閲覧。 。
- ^ 岡山・福山エリア 8路線82駅への「駅ナンバー」の導入について - 西日本旅客鉄道、2020年7月28日、2020年7月28日閲覧。
- ^ 小学館『国鉄全線各駅停車・9 山陽・四国670駅』(1983年12月)p.40
- ^ a b “鴨方駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年2月7日閲覧。
- ^ “岡山県統計年報”. 岡山県. 2023年3月29日閲覧。
参考文献
関連項目
外部リンク
- 鴨方駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道