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糸崎駅

糸崎駅(いとざきえき)は、広島県三原市糸崎(いとさき)四丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)山陽本線である。

糸崎駅*
駅舎(2005年8月)
いとざき
Itozaki
JR-X18 尾道 (9.1 km)
(2.4 km) 三原 JR-X20/G16
所在地 広島県三原市糸崎四丁目1-1
北緯34度23分32.74秒 東経133度6分15.54秒 / 北緯34.3924278度 東経133.1043167度 / 34.3924278; 133.1043167座標: 北緯34度23分32.74秒 東経133度6分15.54秒 / 北緯34.3924278度 東経133.1043167度 / 34.3924278; 133.1043167
駅番号 JR-X19(福山方面)
JR-G17(広島方面)
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
日本貨物鉄道(JR貨物)**
所属路線 X G 山陽本線
キロ程 230.9 km(神戸起点)
電報略号 イト
駅構造 地上駅
(ホーム) 2面4線
乗車人員
-統計年度-
558人/日(降車客含まず)
-2020年-
開業年月日 1892年明治25年)7月20日
備考 (直営駅)
* 1894年に三原駅から改称。
** 貨物列車の発着はなし、新営業所を併設。
(テンプレートを表示)

当駅と三原駅では福山方面と広島方面それぞれに駅番号が割り当てられており、福山方面はJR-X19、広島方面はJR-G17である。

歴史

 
1929年尾道市により作られた「尾道都市計画区域図」。左が三原で"みはら"駅がある。その右に「いとさき」と書かれた駅がある。
 
1945年米軍作成の三原市地図。一部1930年代の情報で書かれているため注意。地図中心右側にあるのが糸崎。

この駅は1892年明治25年)の7月に山陽鉄道尾道駅から当駅までの延伸に伴い山陽鉄道の終着駅である三原駅(みはらえき)として開業した。当初は終着駅であり、開業当初は三原の町に一番近かった。開業から2年後の1894年(明治27年)6月には山陽鉄道が当駅から広島駅までを開通させ、三原の中心街により近い位置に三原駅ができたため当駅は糸崎駅(いとざきえき)に改称した。

1906年(明治39年)12月には山陽鉄道が国有化され、そのおよそ3年後の1909年(明治42年)の10月には線路名称の制定により神戸駅から下関駅までと兵庫駅から和田岬駅までが山陽本線とされたため、この駅は国有鉄道・山陽本線の駅となった。

開業時から1970年代まで駅南側に糸崎機関区が置かれ、1960年代初めまでは全ての急行列車と一部の特急列車が停車するほど重要な駅であったが、山陽本線・呉線の電化進展や優等列車の電車・気動車化に伴い糸崎駅を通過する列車が増え、糸崎駅の地位は低下していった。更に1975年(昭和50年)3月に山陽新幹線が岡山駅から博多駅まで延伸した際に昼行優等列車は全廃されたが、「はやぶさ」は深夜時間帯にも拘らず(下りの場合3時35分発:日本交通公社の時刻表1980年1月号より)1980年代まで停車しており、その後も下関行の下り「あさかぜ」が2002年まで当駅に停車していた。

年表

  • 1892年明治25年)7月20日:山陽鉄道が尾道駅から延伸し、その終着である三原駅として開業。(一般駅)。
  • 1894年(明治27年)6月10日:山陽鉄道が広島駅まで延伸し、途中駅となる。同時に新設の三原駅に名を譲り、糸崎駅に改称。
  • 1906年(明治39年)12月1日:山陽鉄道の国有化により官設鉄道の駅となる。
  • 1909年(明治42年)10月12日線路名称制定。山陽本線の所属となる。
  • 1986年昭和61年)11月1日:貨物の取り扱いを廃止。
  • 1987年(昭和62年)
    • 3月31日:書類上、貨物の取り扱いを再開。ただし、この時点では貨物列車の設定なし。
    • 4月1日国鉄分割民営化により、JR西日本・JR貨物の駅となる。
  • 1991年平成3年)3月16日:貨物列車によるコンテナ貨物の取り扱いを開始。
  • 1992年(平成4年)11月:みどりの窓口営業開始[1]
  • 1996年(平成8年)3月16日 :貨物列車の設定を廃止、自動車代行駅となる。
  • 2006年(平成18年)4月1日:JR貨物糸崎駅(自動車代行駅)を「糸崎オフレールステーション」に改称。
  • 2007年(平成19年)
  • 2016年(平成28年)4月17日CTC[2]に伴い整備されたLED式発車標が改札口とホームに設置。
  • 2017年(平成29年)2月11日:駅構内でがいしの修繕作業を行っていた現場の列車見張業務を行っていた作業員と貨物列車が接触し、作業員が死亡した。作業員が線路に近づきすぎたのが原因と推定される[3][4][5]。それに対し、JR西日本は「JR西日本 CSR REPORT 2017(企業考動報告書)」にて「列車見張員の配置位置の明確化」を対策としている[6]
  • 2020年令和2年)
  • 2021年(令和3年)7月8日:大雨の影響で駅構内が浸水[11]

駅構造

2面4線の島式ホームを持つ地上駅糸崎港に面しているため標高が低く排水に難があり、1967年7月、1971年7月など集中豪雨時には、駅構内が浸水することがあった[12]

駅舎とホームは跨線橋で結ばれている。駅の南には留置線が多数あり、かつては糸崎機関区が、現在は乗務員区である福山列車区糸崎派出(旧(せとうち地域鉄道部糸崎乗務員センター))が併設されている[13]夜間滞泊の設定駅でもある。

ICOCA利用可能駅。2020年3月より窓口業務が終了し旅客営業上は無人駅化されているが、操車構内扱いのための駅員は配置されている(窓口営業時代は出改札も兼務していた)。自動改札機は簡易式であり、降車客の乗車券は改札機裏側の集札箱に投入する。

のりば

のりば 路線 方向 行先
1・2 X 山陽本線 上り 尾道福山方面
3・4 X G 山陽本線 下り 三原広島方面
Y 呉線 三原・竹原方面
付記事項
  • 山陽本線の路線記号の境界は、福山方面は水色のX、広島方面は緑色のGとされており、岡山支社広島支社の境界である当駅とする表現も見られるが[14]、2020年9月の駅ナンバー制定に際し、当駅 - 三原駅間は両路線記号の重複区間とされた[15][16]
  • 上り本線は2番のりば(3番線)、下り本線は4番のりば(5番線)である。待避線となっている1番のりば(2番線)と3番のりば(4番線)は、当駅始発となる列車(一部除く)や貨物列車の通過待ちを行う列車が使用する。
  • 1番のりばは岡山方面からの、3番のりばは広島方面からの進入も可能となっている。広島方面からの当駅止まりの列車のうち、当駅始発の岡山行きに接続しない一部の列車は、3番のりばから直接折り返す。
  • 2019年3月のダイヤ改正以降は、岡山方面からの当駅止まりの一部の列車についても、直接1番のりばに進入し、岡山方面へ折り返す。

糸崎新営業所(JR貨物)

糸崎新営業所は、糸崎駅南側にあるJR貨物の施設である。(コンテナ)集配基地として12フィートのコンテナ貨物を取扱い、貨物列車代替のトラック便が拠点駅である東福山駅との間に1日2.5往復(当駅発が3本)が設定されていた。しかし2020年9月現在、JR貨物公式ホームページの「コンテナ取扱駅一覧」に当営業所は掲載されていない。

糸崎駅はかつて貨物列車も発着する一般駅であったが、貨物取り扱いは1996年(平成8年)3月にトラック輸送に転換された(自動車代行駅)。その後、2006年(平成18年)4月に貨物取り扱い施設は「糸崎オフレールステーション」(略称:糸崎ORS)に名称変更、さらに2019年3月時点では業態規模を見直し「糸崎新営業所」に再編された。

かつて糸崎駅の貨物ヤードは駅北東側と南側にあり、駅南側の貨物ヤードから三菱重工業日本セメント糸崎工場(現・山陽白色セメント糸崎工場)、糸崎倉庫など周辺の企業や糸崎岸壁、糸崎港に向かう専用線が多数分岐していた。また、糸崎7丁目と糸崎南2丁目の境界に沿って南東方向に港に向かう専用線も敷設されていた。

利用状況

「広島県統計年鑑」によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。

年度 1日平均
乗車人員
1987年(昭和62年) 1,839
1988年(昭和63年) 1,853
1989年(平成 元年) 2,006
1990年(平成02年) 2,043
1991年(平成03年) 2,021
1992年(平成04年) 2,022
1993年(平成05年) 1,956
1994年(平成06年) 1,799
1995年(平成07年) 1,697
1996年(平成08年) 1,616
1997年(平成09年) 1,546
1998年(平成10年) 1,521
1999年(平成11年) 1,413
2000年(平成12年) 1,350
2001年(平成13年) 1,255
2002年(平成14年) 1,147
2003年(平成15年) 1,023
2004年(平成16年) 987
2005年(平成17年) 973
2006年(平成18年) 967
2007年(平成19年) 947
2008年(平成20年) 928
2009年(平成21年) 847
2010年(平成22年) 811
2011年(平成23年) 774
2012年(平成24年) 731
2013年(平成25年) 730
2014年(平成26年) 676
2015年(平成27年) 687
2016年(平成28年) 675
2017年(平成29年) 672
2018年(平成30年) 634
2019年(令和 元年) 676
2020年(令和02年) 558

駅周辺

バス路線

駅前の国道185号沿いに「糸崎駅前」停留所があり、鞆鉄道(トモテツバス)の三原駅、上福地方面の路線が発着している。

その他

この駅が所在する地域の町名はもともと「糸崎町(いときちょう)」であったが、三原市による2006年(平成18年)8月28日付での住居表示実施に伴って町域分割・改称が行われ、「糸崎(いとき)四丁目」となった。

現在は運行・営業・総務などの大半を中国統括本部が、自治体などとの地域対応を広島支社が管轄しているが、以前は下り三原方面と当駅の中間あたりで岡山支社と広島支社の境界になっていた(国道185号と立体交差するあたりに当時の境界標識が残っている)。再編後も運行管理と営業エリア分けでは引き続き境界となっている。

中国統括本部発足以前は、当駅以東は前述のように岡山支社管轄であり、呉線経由を含めかつて多数設定されていた岡山・広島地区を相互直通運転する列車の乗務員は当駅で交代していたが、2009年(平成21年)3月改正で直通列車は朝夕のみの運行となり、2020年(令和2年)3月改正で廃止された。

隣の駅

西日本旅客鉄道(JR西日本)
X G 山陽本線
尾道駅 (JR-X18) - 糸崎駅 (JR-X19/JR-G17) - 三原駅 (JR-X20/JR-G16)

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ JR時刻表1992年11月号・12月号より
  2. ^ ただし、岡山駅と同じく進路制御はCTCセンターではなくこれまで通り当駅で行う
  3. ^ “”. 広島テレビ (2017年2月11日). 2017年2月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年2月13日閲覧。
  4. ^ “”. 中国放送 (2017年2月11日). 2017年2月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年2月13日閲覧。
  5. ^ “平成29年2月11日に西日本旅客鉄道株式会社 山陽線で発生した鉄道人身障害事故”. 運輸安全委員会 (2017年2月13日). 2017年2月13日閲覧。
  6. ^ “JR西日本 CSR REPORT 2017(企業考動報告書)「安全」” (PDF). 西日本旅客鉄道. p. 29 (2017年). 2018年9月11日閲覧。
  7. ^ “糸崎駅 駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2020年1月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月31日閲覧。
  8. ^ (PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道岡山支社、2020年1月30日。 オリジナルの2020年2月2日時点におけるアーカイブ2020年2月2日閲覧 
  9. ^ 岡山・福山エリア 8路線82駅への「駅ナンバー」の導入について - 西日本旅客鉄道、2020年7月28日、2020年7月28日閲覧。
  10. ^ 岡山・福山エリアの主な路線に「路線記号」「ラインカラー」を導入します - 西日本旅客鉄道、2015年9月17日、同日閲覧。
  11. ^ 大雨で糸崎駅が浸水【動画】, 中国新聞, (2021-07-08), https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/113571 
  12. ^ 「糸崎駅、また水浸し 一時は構内の付加さ50cmに」『中國新聞』昭和46年7月27日 広島版8面
  13. ^ 鼠入昌史 (2020年4月20日). “「セブンイレブンいいなあ」JR山陽本線 広島~岡山の間“ナゾの終着駅”「糸崎」には何がある?”. 文春オンライン. 2020年8月13日閲覧。
  14. ^ “JR西日本全域路線図” (PDF). JRおでかけネット. 2016年4月21日閲覧。 (PDF)
  15. ^ “JR線 駅ナンバー路線図(岡山エリア)” (PDF). JRおでかけネット. 2020年9月5日閲覧。 (PDF)
  16. ^ “JR線 駅ナンバー路線図(広島エリア)” (PDF). JRおでかけネット. 2020年9月5日閲覧。 (PDF)
  17. ^ 広島・三原の老舗駅弁屋さんが、空港と福山に「進出」した背景とは? - ニッポン放送NEWS ONLINE、2022年6月27日。

関連項目

外部リンク

  • 糸崎駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道
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