錦(にしき)は、愛知県名古屋市中区の町名。現行行政地名は、錦一丁目から錦三丁目。特に、通称・錦三(きんさん)と呼ばれる錦三丁目は、名古屋を代表する繁華街・ビジネス街の栄エリアに隣接して、中部地方最大の歓楽街として著名。住居表示実施済み[WEB 5]。
地理
名古屋市中区中央部に位置し[2]、東は新栄町および東区東桜一丁目・武平町、西は中村区名駅五丁目、南は栄、北は丸の内に接する。
町域の区切りは、概ね東は久屋大通、西は中村区との境である堀川、南は広小路通、北は桜通となっている。桜通の名は桜天神社(桜天満宮)に由来する。
もとは慶長15年(1610年)以降の清洲越しにより形成された名古屋城の城下町の一部で、北隣の丸の内と同じく町人の町として発展した[3]。町内は碁盤目状に区画されており、町域の南端で、現在の広小路通にあたる堀切筋が当初の城下町の区切りであった。
現在は名古屋市の中心地域の1つで、オフィスビルや商業施設が密集する商業地域である。特に本町通以東で栄交差点に近い錦三丁目は、観光客からは「錦三(きんさん)」の通称で呼ばれており、大規模な歓楽街を形成している。
歴史
町名の由来
沿革
世帯数と人口
2019年(平成31年)2月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[WEB 2]。
人口の変遷
国勢調査による人口の推移
学区
市立小・中学校に通う場合、学校等は以下の通りとなる[WEB 11]。また、公立高等学校に通う場合の学区は以下の通りとなる[WEB 12]。なお、小・中学校は学校選択制度を導入しておらず、番毎で各学校に指定されている。
なお錦一丁目~三丁目の大半は丸の内小学校・丸の内中学校の学区である。僅かな番地のみ栄小学校・前津中学校の学区となっている。
丁目 | 小学校 | 中学校 | 高等学校 |
---|---|---|---|
錦一丁目 | 名古屋市立丸の内小学校 名古屋市立栄小学校 | 名古屋市立丸の内中学校 名古屋市立前津中学校 | (尾張学区) |
錦二丁目 | |||
錦三丁目 |
主な施設
錦一丁目
現在、技術上の問題で一時的にグラフが表示されなくなっています。 |
- 名古屋観光ホテル
- 名古屋インターシティ
- 名古屋市立御園小学校
- 名古屋商科大学大学院伏見キャンパス・丸の内キャンパス
- 下園公園
- 納屋橋
- ヤマハ名古屋ビル
- 名古屋ヤマハホール
- 三井住友海上名古屋ビル
- みずほ銀行名古屋支店
- 横浜銀行名古屋支店
- 名古屋ホテル
錦一丁目の画像集
名古屋観光ホテル
名古屋インターシティ
名古屋市立御園小学校
ヤマハミュージック名古屋店
錦二丁目
現在、技術上の問題で一時的にグラフが表示されなくなっています。 |
- 日本銀行名古屋支店
- 名古屋センタービル
- 錦パークビル
- NTTデータ伏見ビル
- 三井住友銀行名古屋ビル
- 三井住友銀行名古屋支店
- りそな銀行名古屋支店
- 静岡銀行名古屋支店
- 瀧定名古屋ビル
- 瀧定名古屋本社
- 豊島ビル
- 広小路クロスタワー
- (旧名古屋銀行本店ビル)
- 伏見地下街
- 桜天神社
- 福生院
- 伏見ミリオン座
- 名古屋丸紅ビル
- 名古屋市短歌会館
錦二丁目の画像集
日本銀行名古屋支店
りそな銀行名古屋支店
静岡銀行名古屋支店
豊島ビル
三井住友銀行名古屋ビル
伏見地下街
福生院
伏見ミリオン座
名古屋丸紅ビル
桜天神社
名古屋市短歌会館
錦三丁目
交通
鉄道
道路
- 広小路通(愛知県道60号名古屋長久手線)
- 錦通
- 桜通(国道19号・愛知県道68号名古屋津島線)
- 伏見通(国道19号・国道22号)
- 大津通
- 久屋大通
その他
日本郵便
脚注
WEB
- ^ “愛知県名古屋市中区の町丁・字一覧”. 人口統計ラボ. 2019年2月27日閲覧。
- ^ a b “町・丁目(大字)別、年齢(10歳階級)別公簿人口(全市・区別)”. 名古屋市 (2019年2月20日). 2019年2月20日閲覧。
- ^ a b “郵便番号”. 日本郵便. 2019年2月10日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年1月6日閲覧。
- ^ “中区の町名一覧”. 名古屋市 (2015年10月21日). 2019年2月26日閲覧。
- ^ 総務省統計局 (2014年3月28日). “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2019年4月27日閲覧。
- ^ 総務省統計局 (2014年5月30日). “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2019年4月27日閲覧。
- ^ 総務省統計局 (2014年6月27日). “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2019年4月27日閲覧。
- ^ 総務省統計局 (2012年1月20日). “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2019年4月27日閲覧。
- ^ 総務省統計局 (2017年1月27日). “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2019年4月27日閲覧。
- ^ “市立小・中学校の通学区域一覧”. 名古屋市 (2018年11月10日). 2019年1月14日閲覧。
- ^ “平成29年度以降の愛知県公立高等学校(全日制課程)入学者選抜における通学区域並びに群及びグループ分け案について”. 愛知県教育委員会 (2015年2月16日). 2019年1月14日閲覧。
- ^ 郵便番号簿 平成29年度版 - 日本郵便. 2019年02月26日閲覧 (PDF)
書籍
- ^ a b c 名古屋市計画局 1992, p. 781.
- ^ 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1989, p. 1480.
- ^ a b 名古屋市計画局 1992, p. 319.
- ^ a b 北見昌郎 2016, p. 84.