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遼寧 (空母)

遼寧(りょうねい、中国語: 辽宁 拼音: Liaoning)は、中国人民解放軍海軍航空母艦である。ソビエト連邦(ソ連)で設計されたアドミラル・クズネツォフ級航空母艦ヴァリャーグ」の未完成の艦体を中国がウクライナから購入し[1]中華人民共和国初の空母として完成させた[1]。艦番号は16。当初はヴァリャーグの漢語訳の「瓦良格」と紹介していたが、2012年9月25日、正式就役と同時に001型航空母艦「遼寧」と発表された。日本防衛省および統合幕僚監部クズネツォフ級空母「遼寧」と呼称している[4]

遼寧
基本情報
建造所 黒海造船工場
(大連造船所)(改装)
運用者  中国人民解放軍海軍
艦種 航空母艦
級名

アドミラル・クズネツォフ級航空母艦

001型航空母艦(就役後)
前級 バクー
次級 山東
所属 北海艦隊
艦歴
発注 1998年ウクライナより購入)
起工 1985年12月6日(ヴァリャーグ)
2005年4月26日(改装)
進水 1988年11月25日(ヴァリャーグ)
就役 2012年9月25日
要目
軽荷排水量 43,000 t
基準排水量 58,500 t
満載排水量 67,500t[1]
全長 301m
最大幅 78 m
推進 スクリュープロペラ×4軸
速力 30ノット[1](推定値)
乗員 1,960名
兵装 1130型CIWS×3基
HHQ-10SAM18連装発射機×2基
搭載機 24[2]-36機[3][注 1]
J-15艦上戦闘機×18[2]-24機[1]
Ka-28PL対潜ヘリコプター×6機
Ka-31早期警戒ヘリコプター×4機
Z-9C救難ヘリコプター×2機
レーダー 346型
382型
電子戦
対抗手段
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艦名

中華人民共和国への回航後も長らく命名はなされず、ソ連やウクライナ時代と共通の「ヴァリャーグ」と呼ばれた。この時期の艦名の日本語での表記は一定せず、「ワリャーク」(『朝日新聞』)、「ワリヤーグ」(『世界の艦船』)、「ワリャーグ」(時事通信社)、「ワリヤーク」「ワリャク」(『産経新聞』『中日新聞』)などがある。

中国への売却後、日本など外国メディアでは、本艦は台湾平定の功績で知られる清朝初期の将軍に由来する「施琅」と呼ばれることもあったが、新華社通信や軍事雑誌『艦船知識』は、ヴァリャーグの漢語訳の「瓦良格」と紹介している。また2011年4月27日には、国務院台湾事務弁公室が「施琅」の名称を否定している[5]

2012年1月時点では、複数の中国メディアが伝えたところによると、消息筋の情報として「毛沢東」、「北京」「薩鎮氷」などの候補が挙がっていた[6][7]。中国の軍部からは、中国も領有権を主張する尖閣諸島の中国語呼称である「釣魚島」と命名するように求められてもいた[8]。なお、空母としての艦名が決定していなかったため、中国メディアでは「航母平台」(空母プラットホーム)と仮称していた[9]

2012年9月25日、遼寧省大連市にて引渡しセレモニーが行われ、正式に就役し艦名は「遼寧」と発表された[10]

建造

ソ連時代

ソ連海軍は、1143.5及び1143.6型重航空巡洋艦の2隻に加え、原子力艦1143.7型(ウリヤノフスク級)重航空巡洋艦を4隻建造する計画を持っていた。また、先に建造された1143型(キエフ級)航空巡洋艦およびその準同型艦4隻も近代化改装を受け、艦載機を新型のYak-141VTOL戦闘機に更新して「ソ連空母機動部隊」を補完する戦力となることが期待されていた。

この計画を背景に、「ヴァリャーグ」は1143.5型(アドミラル・クズネツォフ)を踏襲する1143.6型の艦として1985年12月6日[11]ウクライナ・ソビエト社会主義共和国ムィコラーイウにある(黒海造船工場)で起工され、1988年11月25日[11]進水した。

建造中断

ソ連が崩壊した1991年12月、既に中央政府からの建造資金供給は停止していたが、それでも建造元の黒海造船工場は「自腹で」細々と建造を続けた。だがそれも長くは続かず、翌1992年3月に工事は中止された。のちに本艦の売却を委託されたノルウェーの船舶ブローカーであるリーベックによると、この時点での「ヴァリャーグ」の完成度は、船体が100%、機関が80%、その他の部分が20%であった(艦全体で66.7%[12]か67.3%[13][9]という説もある)。新生ロシア海軍は「あと7億5,000万ドルあれば、『ヴァリャーグ』は竣工に漕ぎ着けられる」という見積もりを算出したが、極度の財政難にあえぐロシア連邦政府にはそれだけの資金を出すことはできなかった。しかも、本艦を建造していた黒海造船工場自体が独立したウクライナに接収されてしまい、本艦の所有権自体がロシアとウクライナで争われることになったのである。

その数ヵ月後、ロシア、ウクライナの両政府は共同で、リーベックを通じて海外に売却する事で一旦は妥結した。リーベックは、同艦は船体及び機関がほぼ完成し、兵装や電子機器は未搭載なので、これらの機器類は購入した国が自由に選べることのメリットを強調して売込みを図り、インド、中国、アルゼンチンブラジル等の新興国と接触を図った。この時の売却価格は、搭載機込みで約40億ドル(艦そのものが20億ドル、さらに搭載機が20億ドル)と見込まれていたが、この金額は当時売り込み先と目された国々の一年分の軍事費の半分以上に当たるものであり、結局高過ぎてどの国も買えないまま宙に浮いた形となった。

海外売却の話も消え、ロシア海軍に就役する見込みもない「ヴァリャーグ」は、ムィコラーイウの岸壁に係留されたまま放置され、他の艦に移設可能な装備を撤去される有様であった[9]1993年、ロシアは「ヴァリャーグ」の所有権を諦め、同艦はウクライナの管轄となった。

ウクライナからの購入

1997年、『ジェーン防衛週報』(: Jane's Defence Weekly。以降、JDW)は「『ヴァリャーグ』解体工事開始」と報じたが、実際には艦そのものの解体ではなく、搭載済みの各種機器の撤去工事であった。船体だけはレジャー施設への改造のために売却される予定であったため、それ以外の艦内の余分な機器は全て撤去されるはずであったが、造船所関係者によると、主機そのものは撤去されず、電気系統やパイプなどを切断して使用不能にしただけであったという[14]

その後、ウクライナは本艦をスクラップとして2,000万ドルで売却する意向を示し、マカオの「中国系民間会社」である創律集団旅遊娯楽公司[15]1998年に購入した。「中国本国で海上カジノとして使用する予定」とされていたが、この会社の社長で香港の実業家の(徐増平)(中国語版)は中国人民解放軍海軍の退役軍人だった。また、創律集団旅遊娯楽公司は、事務所も電話もないペーパーカンパニーであり、カジノの営業資格もなかった。そもそもマカオの港は水深10メートル程しかなく、6万トン級の大型艦は入港できない[16]

 
イスタンブールで曳航されるヴァリャーグ(後の遼寧、2001年)

黒海から地中海への出口を扼するトルコ政府は、ボスポラス海峡ダーダネルス海峡を動力装置の無い大型艦が曳航されて通過するのは危険であること、既に見かけが航空母艦であり、空母の海峡通過を禁じたモントルー条約に抵触することから、海峡通過に難色を示した。だが、中国政府が仲介に乗り出す。中国側はトルコへの観光客(年間200万人)増加を約束し、政治的折衝で妥協。2001年、航海を経てようやく中国本国に回航された。

2002年3月3日、マカオではなく大連港に入港し、西区4号埠頭に係留された。

この時期、中国はヴァリャーグのほか、キエフ級航空母艦「キエフ」「ミンスク」も購入しており、空母建造の参考にするといわれていた。後者2隻はそれぞれ天津深圳博物館船として一般公開されたが、「ヴァリャーグ」だけは係留されたままだった。

建造再開

表立った動きのなかった本艦であるが、2005年4月26日から8月までに大連船舶重工集団に所属する(大連造船所)の乾ドックに搬入され、落しと中国海軍仕様の塗装を施され、修理も進んでいることが確認された。このため一部では「中国が大連において空母の建造を計画」などと伝えられた。台湾国防部(国防省)も本艦の写真を公開し「空母保有に向けた航空機発着などの実験艦か、あるいは本格的に空母として就航させるのではないか」との見解を発表した。この報道に対し、中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)李維一報道官は、「政治的な目的がある」として反論していたが、2005年8月には、(湿ドック)へ移動された。

2007年11月の情報では、中国海軍は2008年に本艦を訓練試験艦「世忠」として再就役させる意向であると伝えられていた。しかし同時に伝えられたところでは、外装こそ手直しされたものの、レーダーなどの電子装備の艤装がほとんど進んでおらず、工事の進捗は必ずしも順調とは言えなかった。

正規空母としての再就役は断念されたともいわれ、たとえ空母として整備するとしても、戦力化にはまだ相当な期間を要すると考えられていたが、2008年末に中国海軍報道官が2012年までに中型空母を建造保有する計画を発表した際に、本艦を練習空母として就航、同時に艦載機をロシアから購入する計画があることを表明した。それによると本艦の練習空母としての改修工事は2009年中には完工される見通しであるとしていた。艦載機にはSu-33を元に開発したJ-15が予定されており、20機程度を搭載する予定であった[17]

2009年4月27日には本艦は大連造船所のドックから離れ、大連船舶重工集団が大連港に新建した30万トン級のドックに着けた。2010年3月19日には、ドックから同集団所属の大連港の30万トン級の艤装埠頭へ移動し、艤装が本格化した。また前述の新華社電子版の記事によれば2011年中に「中国初の空母」として出航するとしていた。

2011年8月3日には数百人の兵士らが参加する完成式典が行われ、中国共産党中央軍事委員会高官も視察した[18]。また、渤海湾周辺で試験航行を行うために同月10日朝には出航したと報じられ[19]、5日間にわたって渤海湾で海上公試が行なわれた。この公試では艦載機はまだ搭載されていなかったが、11月29日からの公試では、近くの飛行場を離陸したJ-15との合同訓練を行っていたことが報道されており[20]2012年の就航を目指して準備が進められていた。

10回の公試を終えた後[21]、2012年9月25日に大連港で中国人民解放軍海軍に引き渡す式典が行われ、遼寧と命名したと発表した[22]

就役後

 
「遼寧」空母 (16)

就役後初の出港は2012年10月12日に行われ[23]、10月30日に帰港[24]。訓練目的とみられるその航海で、J-15による飛行訓練が行われたが、内容はタッチアンドゴーであるとしている[25]。また、ヘリコプターによる離着艦が報道されている[26][27]

11月にもJ-15による訓練が続き、23日には着艦試験の成功を法制晩報が伝えた[28]、さらに25日には新華社通信と『(解放軍報)』が離着艦試験に成功したことを伝えた[29][30]。空母の運用に関しては、2009年よりブラジルからの「サン・パウロ」における訓練を含む技術的支援を得ていたことが報じられた[31][32]

2013年2月27日、母港を大連から山東省青島市軍港に移動。この軍港は4年間を費やして建設した、空母母港としての機能を備える軍港とされる[33][34]

2017年7月8日には、返還20年を迎えた香港に入港、飛行甲板や格納庫が一般公開されている。

2018年4月23日には、48隻もの艦艇が参加した海軍創設69周年の観艦式に参加した。8月より近代化改装が実施、2019年3月に青島に帰港。2019年4月23日には、海軍創設70周年の観艦式に参加した。

艦隊行動

就役以降、空母打撃群を構成して、中国大陸沿岸だけでなく、第一列島線を越えた西太平洋まで進出している[35]

2016年

2016年12月24日に中国人民解放軍海軍(中国海軍)の報道官は、航空母艦「遼寧」を中心とした編隊が、遠洋訓練のため西太平洋に向けて航行中であると発言した[36]。この航行を裏付けるように、25日午前10時頃に中国海軍の航空母艦1隻、ミサイル駆逐艦3隻(ルーヤンIII級ミサイル駆逐艦1隻、ルーヤンII級ミサイル駆逐艦2隻)、ジャンカイII級フリゲート2隻、ジャンダオ級小型フリゲート1隻、フチ級補給艦1隻の計8隻が、宮古島の北東約110kmの宮古海峡東シナ海から太平洋に向けて南東進したことを、海上自衛隊護衛艦とね」と哨戒機が確認した。本件は海上自衛隊が中国海軍空母の西太平洋進出を確認した最初の事案であった[37]。続く2017年1月1日、南シナ海でJ-15の発着艦訓練を開始。中国報道を介して、J-15が遼寧から発艦・着艦しているところを始めて確認した[38]海南島三亜市に建設中の軍港に向かう遼寧が30ノットで航行しているのを日本、アメリカ、台湾のP-3C哨戒機が確認した[39]

2018年

2018年4月20日午前10時半頃、海上自衛隊の護衛艦「さわぎり」「あきづき」及び第5航空群所属のP-3C哨戒機が、与那国島の南約350kmの海域を東進する航空母艦1隻、ミサイル駆逐艦4隻(ルーヤンIII級ミサイル駆逐艦1隻、ルーヤンII級ミサイル駆逐艦3隻)、ジャンカイII級フリゲート2隻の計7隻を確認した[40]。また、同日午前11時頃には太平洋上で「遼寧」から複数の艦載戦闘機(推定)が飛行するのを海自の護衛艦が確認した[40][41]

2019年

2019年6月10日、宮古海峡を通過して太平洋へ。グアム周辺を経由して南シナ海に入った。編成は航空母艦1隻、ルーヤンIII級ミサイル駆逐艦1隻、ジャンカイII級フリゲート2隻の計4隻。後にルージョウ級ミサイル駆逐艦1隻に護衛されたフユ級高速戦闘支援艦1隻が合流している[42][43]

2020年

2020年4月10日午後7時頃、海上自衛隊の護衛艦「あきづき」及び第1航空群所属のP-1哨戒機男女群島長崎県)の南西約420kmの海域を南東進する「遼寧」とルーヤンIII級ミサイル駆逐艦2隻、ジャンカイII級フリゲート2隻及びフユ級高速戦闘支援艦1隻の計6隻を確認した。その後、沖縄本島宮古島の間の海域を南下し、太平洋へ向けて航行したことを確認した。6隻の中には燃料を提供できる補給艦も含まれているということで、防衛省は航行の目的を分析するとともに、中国軍が遠方への展開能力を高めているとみて、警戒と監視を続けた[44][45]。 4月28日にはこれらの艦艇が宮古島の南東約80㎞の海域を北西進し、その後、沖縄本島と宮古島の間の海域を北上し、東シナ海へ向けて航行したことを確認した[46]

2021年

2021年4月3日午前8時頃、海上自衛隊の護衛艦「すずつき」、第1航空群所属P-1哨戒機及び第5航空群所属のP-3Cが宮古海峡を通過して太平洋へ航行する「遼寧」とレンハイ級ミサイル駆逐艦1隻、ルーヤンIII級ミサイル駆逐艦3隻、ジャンカイII級フリゲート1隻及びフユ級高速戦闘支援艦1隻の計6隻を確認し、所要の情報収集・警戒監視を行った[47]。レンハイ級ミサイル駆逐艦は中国海軍が駆逐艦と称していて防衛省もこれに準じ「ミサイル駆逐艦」として報道発表しているが米国防省や国際戦略研究所はその規模、兵装から「ミサイル巡洋艦」と位置付けているもので今回日本近海で始めて空母打撃群として確認され、外洋における運用能力向上させていると報じるメディアもある[48]。後日、同時期に米海軍のミサイル駆逐艦「マスティン」が同艦を捕捉追尾していたことを米海軍公式SNSで公表し[49]、米駆逐艦同乗の乗組員が公表削除したと見られているSNS映像などで日本の海自護衛艦もその行動を共に行っていたことが明らかになっている[50]

4月26日午後7時頃、上記の艦艇が宮古島の南約160kmの海域を北東進するのを海自の艦艇及び哨戒機が確認した[51]。 その後、これらの艦艇が沖縄本島と宮古島の間の海域を北上し、東シナ海へ向けて航行したことを確認した[51]。海上自衛隊は護衛艦「あさひ」及び第5航空群所属のP-3C哨戒機により、所要の情報収集・警戒監視を行った[51]。 また、27日午前には「遼寧」から早期警戒ヘリコプター(Z-18)1機が発艦し、尖閣諸島大正島周辺の領空から北東約50㎞から約100㎞の空域を飛行したことを確認し、航空自衛隊戦闘機緊急発進(スクランブル)させる等により対応した[51]

12月15日午前11時頃、海上自衛隊護衛艦「いずも」、「あきづき」、第4航空群所属のP‐1哨戒機及び第5航空群所属のP-3C哨戒機が男女群島(長崎県)の西約350㎞の海域において、同海域を南東進する「遼寧」とレンハイ級ミサイル駆逐艦1隻、ジャンカイⅡ級フリゲート1隻及びフユ級高速戦闘支援艦1隻の計4隻を確認した[52]。その後、12月16日これらの艦艇が沖縄本島と宮古島との間の海域を南下し、太平洋へ向けて航行したことを確認した。また、東シナ海及び太平洋において艦載ヘリの発着艦を確認した[52]。 12月19日午前8時頃、「遼寧」、レンハイ級ミサイル駆逐艦1隻、ルーヤンⅢ級ミサイル駆逐艦1隻、ジャンカイⅡ級フリゲート2隻及びフユ級高速戦闘支援艦1隻の計6隻が、北大東島の東約300kmの海域において航行していることを確認した[53]。また、午前8時頃から午後9時頃にかけて、「遼寧」の艦載戦闘機及び艦載ヘリの発着艦を確認した。海上自衛隊は「いずも」により、所要の情報収集・警戒監視を行った[53]。12月25日午前0時頃には「遼寧」他4隻の艦艇が、沖縄本島と宮古島との間の海域を北西進し、東シナ海へ向けて航行したことを「いずも」が確認し、所要の情報収集・警戒監視を行った[54]

2022年~2023年1月

5月1日午後0時頃、海上自衛隊護衛艦「いずも」と第4航空群所属P-1及び第5航空群所属P-3Cにより男女群島の西約350㎞の海域において、同海域を南進する「遼寧」とレンハイ級ミサイル駆逐艦1隻、ルーヤンⅢ級ミサイル駆逐艦3隻及びフユ級高速戦闘支援艦1隻を確認した。また、同日午後6時頃、沖縄本島の北西約480㎞の海域において、同海域を東進する中国海軍ジャンカイⅡ級フリゲート1隻を、2日午前6時頃、大正島(沖縄県)の北約160kmの海域において、同海域を南進する中国海軍ルーヤンⅡ級ミサイル駆逐艦1隻を確認した。その後、これら8隻の艦艇が沖縄本島と宮古島との間の海域を南下し、太平洋へ向けて航行したことを確認した。また、東シナ海において艦載ヘリの発着艦を確認した。海上自衛隊は「いずも」と第4航空群所属P-1及び第5航空群所属P-3Cにより、所要の情報収集・警戒監視を行った[55]。 5月3日正午頃にも「遼寧」、ルーヤンⅢ級ミサイル駆逐艦3隻、ルーヤンⅡ級ミサイル駆逐艦1隻、ジャンカイⅡ級フリゲート1隻及びフユ級高速戦闘支援艦1隻の計7隻が、沖大東島の南西約160㎞の海域において航行していることを確認した。また、正午頃から午後6時頃にかけて、「遼寧」の艦載戦闘機及び艦載ヘリの発着艦を確認し、海上自衛隊第1護衛隊所属の「いずも」が情報収集・警戒監視を行った[56]。日本国政府は5月18日、今回の「遼寧」からの艦載機・ヘリコプター発着艦が300回を超えたと明らかにした[57]

12月15日午前10時頃、「遼寧」を基幹とする5隻の艦艇が五島列島福江島の西約440キロメートルで南進中であるのが日本の海上自衛隊により確認された[58]。同日午後0時頃には福江島の西約420kmの海域において、同海域を南東進するレンハイ級ミサイル駆逐艦1隻を確認、16日にはこれら6隻の艦艇が東シナ海で艦載ヘリを発着艦させ、宮古海峡を抜けて太平洋に出たことを確認、海上自衛隊の護衛艦「きりさめ」、第4航空群所属P-1哨戒機及び第5航空群所属P-3C哨戒機により、所要の情報収集・警戒監視を行った[58][59]。12月17日午前11時頃、「遼寧」等5隻が、沖大東島の南西約260kmの海域において航行していることを確認した。また、同日午前11時頃から午後5時頃にかけて、「遼寧」の艦載戦闘機及び艦載ヘリの発着艦を確認した[60]。その後は大東諸島を東に回り込み、同20日には奄美諸島東方へ北進[35]。その後は南へ変針して22日に沖ノ鳥島東方約120キロメートル沖へ進出し、日本の護衛艦「きりさめ」「いずも」が監視し、艦載機には航空自衛隊の戦闘機がスクランブル対応した[61]。その後を含めて合計 320回の発着艦を行ない、2023年1月2日の防衛省発表によると、護衛艦「ありあけ」などの監視を受けつつ宮古海峡を通って東シナ海へ戻った[62]

日本の『読売新聞』に対して中国政府関係者が明らかにしたところによると、この艦隊行動は、日本の(安全保障・防衛戦略を定めた3文書)改定に合わせて、南西諸島を攻撃する想定での訓練を、習近平国家主席が命じたという[35]

設計

「ヴァリャーグ」の機器はその多くが撤去されており、原設計から10年以上経ていることもあって中国では独自に機器を調達し備えることとなった。このため、「クズネツォフ」や改装前の「ヴァリャーグ」のいずれとも異なる点が生じている。

艦体

元々のヴァリャーグは「改クズネツォフ級」とでもいうべき艦であり、魚雷防御用装甲はクズネツォフの多層式から単層式に簡略化されていた。

さらに、クズネツォフの格納庫は約4,498m2であるが、本艦では2008年末からの改修でP-700 グラニート艦対艦ミサイルの搭載スペースを廃して作戦指揮区画を移転し、さらに格納庫前方の居住区や食堂を旧作戦指揮区画に移転することで約5,380m2(183m×29.4m×7.5m)まで容積を増加させた[63]。ただし、強度上の問題からP-700のスペースを完全に転用することはできなかった[2][64]。格納庫にはターンテーブルがある[63]

機関

遼寧の蒸気タービンは配管の切断や重要部品の取り外しはあったもののヴァリャーグの物が残されており、中国海軍は、十分な資料を得ないままに本艦の蒸気タービン機関の修復を試みたことが明らかとなった。ウクライナ当局は、主動力装置の最も重要な部品も取り外し、残った装備も表記を抹消されていた。動力システム改造責任者は、この動力システムの修復が本艦の再就役にあたって最大の障害であったとし、修復できた部分は修復したが、できなかった部分は独力で研究開発したと述べた[注 2]。また本艦の初代機関長であった楼富強は、当初は蒸気を発生するボイラーの圧力があまりに高く危険であったため、出航速力に必要な出力を得られなかったことを明らかにしている[65]

2013年8月の報道では、遼寧の機関は、原型よりも安全性を向上させ、ボイラーの始動に必要な時間を短縮するなどしてボイラー圧の低下を抑制した事、元々の設計ではタービンを回転させた後の蒸気を冷却して水に戻す復水器の冷却水パイプやバルブに水漏れ箇所が生じた場合、蒸気冷却用の海水が養缶水に混ざってボイラーに運ばれかねない問題があったが、設計変更によりリスクを低減する改良が施されている事が伝えられている[66]

中華民国国防部による2016年12月26日発表の空母遼寧の位置情報[67][68]をもとに、中国語繁体字ウェブサイトの毎日頭條は、空母遼寧が5時間にわたって30ノットを維持して航行したと報道しており[69]、この時に潜水艦と遼寧の遠隔監視を行っていた日米台のP-3Cも、ほぼ30ノットで艦隊行動する遼寧を確認している[70]戦略国際問題研究所によると速力は29ノットとしており、日本の平成29年(2017年)版『防衛白書』では、遼寧の速力を30ノット(時速約56km)と記述している[1]

艦内の電力供給は「ヴァリャーグ」と同じで、1,500kWタービン発電機9基と1,500kWディーゼル発電機6基で2万2,500kWを供給する[71]

電子兵装

「ヴァリャーグ」は、新型の複合レーダー「(フォールム)」[11]または「フォールム-2M」[72](2面回転方式アンテナを持つフェーズドアレイレーダー)を装備していた。この複合レーダーは、3次元レーダーの(MR-650「ポドベリョーゾヴィク」)と2基の「フレガート-MAT[11]または(MR-750「フレガート-MA」)[72]を含むものであった。この変更に伴い、アイランドの形状も変更され、「クズネツォフ」より若干コンパクト化された。しかし、このシステムは運用効率が低く、他のレーダーとの干渉が解決しなかったため、中国での改装で撤去された。

艦橋には新たに、蘭州級駆逐艦にも搭載されているフェーズドアレイレーダーに類似した、346型フェーズドアレイレーダーが貼り付けられた。マスト頂部に搭載される予定だったケイク・スタンドタカンは搭載されず、フレガート3次元レーダー(あるいは同機種を元に揚州723研究所が山寨化した382型「海鷹」)をそのまま配置した[9]

このほか、(艦首にバウ・ソナー)を装備する。

兵装

「ヴァリャーグ」が予定していた兵装は、建造中断で搭載されないものもあり、既に搭載されていたものも中国での改装で全て撤去された。

代わって、730型CIWSを大型化した1130型CIWSを3基、HHQ-10(FL-3000N)艦対空ミサイル18連装発射機を2基搭載している。1130型CIWSは、11連装の30mmガトリング砲を有し、発射速度は約10,000発/分、有効射程は約2.5~3.5kmとされている。

HHQ-10は、2008年の珠海エアショーで公開されたばかりの短距離対空ミサイルで、発射機の外観はアメリカ合衆国ドイツRAMに酷似する。最大射程は9kmとされている[9]。1130型CIWSは本艦が初めて搭載した兵器であり、詳細は判明していない。HHQ-10は試験艦である華羅庚に次ぐ搭載であるが、こちらは056型コルベットにも採用された。

このほか、中国での改装で24連装チャフ投射機2基と、16連装対魚雷デコイ発射機4基が新たに搭載されている[9]

艦載機

搭載機数は50機から67機と見込まれていたが、2014年8月28日付の中国紙『シャンハイ・モーニング・ポスト』紙によると、遼寧の艦載機は36機で、内訳はJ-15 24機[2]Ka-28PL対潜ヘリコプター 6機、Ka-31早期警戒ヘリコプター 4機、Z-9C救難ヘリコプター 2機とされている[3]。このほかにも、Z-8等の搭載が可能と見込まれている。

発着艦設備

航空運用設備は「ヴァリャーグ」から変更はなく、発艦には艦首のスキージャンプ、着艦にはアレスティング・ギアアングルド・デッキを使用するSTOBAR方式を採用。カタパルトは非搭載のため、艦載機に搭載可能なペイロードは米海軍ニミッツ級等のCATOBAR空母に比べて制限を受ける。

艦首スキージャンプは14度の傾斜を有しており[63][73]、J-15の運用にあたっては、対空任務では短距離のスタート・ポイント(105メートル長)を使用して、飛行甲板上の合成風速0ノットの状態であれば、離陸重量27トン(燃料75パーセント、(PL-8)短距離空対空ミサイル4発およびPL-12中距離空対空ミサイル4発搭載)で発艦可能とされる。もし甲板風速10ノットとなれば離陸重量は28.5トンに増加し、搭載可能な兵装はPL-8 4発とPL-12 8発となる。また対地攻撃任務では長距離のスタート・ポイント(195メートル長)が使用され、甲板風速15ノットの状態で、燃料95パーセントで6トンの弾薬を搭載できる[74]

アングルド・デッキの開角設定は7度、アレスティング・ギアは4組で、ウクライナに保存されていたヴァリャーグのものとされる。アレスティング・ワイヤーはロシアから調達を目指したが不調に終わり、非公式にはスウェーデン製のワイヤーを使用したとされた。J-15が海上で正常に着艦できることが確認されている。なお、中国社会科学院世界経済・政治研究所の(沈驥如)は、空母用アレスティング・ワイヤーは、現在ロシアかアメリカしか製造しておらず、輸入が不可能なため自主開発したとしている[75]。この自主開発したアレスティング・ワイヤーの開発段階での詳細は明らかでないが、少なくとも2018年8月の近代改修以降は国産のワイヤーを使用していることが報道されている。

デッキオペレーションなどの空母運用ノウハウは、協力関係を結んだブラジル海軍から支援を受けており、当時まだ現役であった空母「サン・パウロ」へ乗員を派遣して訓練を積んだり、「サン・パウロ」乗員を中国へ招いたりしての運用技術の供与が行われた[76]。このため、飛行甲板での機体や乗員の行動はアメリカ海軍など西側諸国の運用方法に沿ったものになっており、航空要員の服装の色分けやポーズなども準じたものとなっている[63]

比較表

(中国人民解放軍海軍の航空母艦)
003型(福建) 002型(山東) 001型(遼寧)
船体 基準排水量 71,875 t(推定) 55,000 t(推定) 58,500 t
満載排水量 80,000 t以上[77] 66,000 - 70,000 t(推定) 67,500 t
全長 320 m[78] 315 m(推定) 305 m
水線幅 / 最大幅 38 m / 75.5 m 38 m / 72 m 38 m / 74 m
主機 機関 蒸気タービン
方式 ギアード・タービン
出力 不明 200,000 hp
速力 30 kt以上(推定) 31 kt以上(推定) 30 kt(推定)
兵装 砲熕 不明 1130型CIWS×3基
RBU-6000対潜迫撃砲×2基
ミサイル HHQ-10 18連装発射機×4基
航空運用機能 搭載機数 60機 44機[79] 36機[80]
形式 CATOBAR STOBAR
飛行甲板 アングルド・デッキ (スキージャンプ式)+アングルド・デッキ
カタパルト 電磁式[81]
(JBD) 3基
制動索 不明 4索
エレベーター 2基
同型艦数 2隻予定 1隻 1隻

近代化改装

2017年4月の002型航空母艦の進水式のち、遼寧も大連船舶重工集団に戻り、しばらく2隻の空母が艤装岸壁に並んだ状態で整備を受けていたが、2018年8月から近代化改装が実施された。

改修は遼寧の運用で明らかになった課題を解決するために行われたもので、艦載機システム、動力、電気系統、居住システムなど総合的な改修となっており、遼寧は今後10年~20年問題なく就役できる状態になったとしている[82]。1月21日に改修作業を終えて試験航行に出向、3月に青島の母港に帰港した。

発着艦設備
  • 甲板のノンスキッド再塗装。ラインを白色から白・黄色の二色に変更。
  • アイランドに艦番号を記載。不要との判断か、後日に消されている。
  • アレスティング・ワイヤーを独自の素材に変更。衝動吸収・使用寿命を強化。
  • VLS撤去後放置されていた区画を利用して甲板面積を拡大、002型に近い形状にして作業効率の改善。
  • 元の航空指揮所を撤去して002型と同型のものを設置して外部視認性を改善。また、悪天候時に備え、ワイパーと加熱器を追加。
  • ダメージコントロールが必要になった場合、航空爆弾などの可燃物を艦外投棄するシューターを6基に増設。
電子兵装
  • アンテナの変更や不要台座の撤去など、情報処理能力、妨害能力を向上。
  • 人間工学を考慮した指揮系統の改良。
船体
  • 各種パイプを用途に応じて色分けし、ダメージコントロールを改善。
  • 水パイプを食品工場レベルの耐腐食性鋼管に総取り換え。
  • 海水淡水化装置を追加し、使用できる水量を増加。
  • 動力・電気系統に数十項目に及ぶ改良を実施し、信頼性と効率性を大幅アップ。

登場作品

漫画

オメガ7
Vol.5に登場。中国艦隊を率いて尖閣諸島に侵攻するが、攻撃隊として発艦させたJ-15を自衛隊のF-15JF-35に殲滅された上、海上自衛隊の架空の潜水艦「おおしお」の魚雷攻撃により竜骨が折れて撃沈される。
空母いぶき
尖閣諸島中国人上陸事件後、調査目的として派遣された自衛艦に対抗する形で、青島基地から派遣された3隻からなる艦隊の一艦として登場。その後、海上保安庁巡視船中国海警局の艦船衝突を受け、威嚇目的で艦載機の殲15を発進させる。

小説

『新編 日本中国戦争』
中国海軍主力として沖縄沖と東シナ海で海上自衛隊および米第7艦隊空母打撃群と戦うも、魚雷2発と対艦ミサイル1発を被弾して大破する。
『スカイソード オン オプス』
上海協力機構NATOで成立した新RIMPAC連合演習に参加していた最中に異世界レージェルリアへ転移し、昆明級駆逐艦と共に、対ガルトレゼイン帝国艦隊の殲滅作戦で活躍する。
『日中世界大戦』
与那国島攻略艦隊の旗艦として登場。そうりゅう型潜水艦そうりゅう」等によるハープーン対艦ミサイルの攻撃で撃沈される。
『日中尖閣戦争』
海上自衛隊の(F-35C)にGBU-31を投下され撃沈される。

関連項目

脚注

注釈

  1. ^ ヴァリャーグ時の計画数は67機である
  2. ^ 大連造船所は、中国の造船所の中では蒸気タービンやボイラーに関する経験が最も豊富な会社である。また、中国は、元となったヴァリャーグと同系列の蒸気タービンを装備するソブレメンヌイ級駆逐艦を購入しており、これを参考にしたと思われる

出典

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外部リンク

  • 中国の空母「遼寧」が香港到着 - YouTube朝日新聞社提供、2017年7月6日公開)
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