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秋北バス株式会社(しゅうほくバス)は、秋田県大館市に本社を置くバス会社。秋田県北部を営業地域とする。かつては国際興業グループに属していたが、グループを離脱[1](後述)、現在は国際東北グループに属する。日本バス協会傘下の秋田県バス協会・岩手県バス協会会員。
秋北バス本社 | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
略称 | 秋北 |
本社所在地 | 日本 〒017-8585 秋田県大館市御成町1丁目11番25号 北緯40度17分13.7秒 東経140度33分29.7秒 / 北緯40.287139度 東経140.558250度座標: 北緯40度17分13.7秒 東経140度33分29.7秒 / 北緯40.287139度 東経140.558250度 |
設立 | 1944年1月17日 |
業種 | (陸運業) |
法人番号 | 3410001006019 |
事業内容 | 一般乗合旅客自動車運送事業 一般貸切旅客自動車運送事業 自動車整備業 不動産業ほか |
代表者 | 代表取締役社長 小畑 保彦 |
資本金 | 9,600万円 |
従業員数 | 308名(2016年4月現在) |
主要株主 | 国際東北株式会社 |
主要子会社 | 秋北観光 秋北タクシー 秋北航空サービス |
外部リンク | https://shuhokubus-gr.co.jp/ |
歴史
戦時統合により設立
1943年4月、戦時下の政府による陸運統合策に基づき、秋田県北部の山本郡、北秋田郡、鹿角郡3郡の13業者が統合。秋北乗合自動車の商号で資本金60万円で発足する。1944年1月に設立登記。1954年3月、秋北バスに商号を変更した[2]。
1962年春、丸善石油(現:コスモ石油)が、東北における石油販売基地にしようと秋北バスを系列化した[3]。当時、営業免許キロ数は850キロ、900名の従業員と貸切車両を含めバスは260台擁していた[4]。しかし、その年に丸善石油がシンガポール進出で躓き、関西財閥が救済に向け奔走する事態となり、なんとか倒産はまぬがれたものの、傍系事業は助けないという条件が示された。丸善石油にはメインバンクの三和銀行(現:三菱UFJ銀行)から、整理担当の重役が乗り込み、関連事業を切り捨て始めた[3]。
秋北バスは、寄り集まった13業社がそれぞれ役員を構成し、経理もまったくばらばらで[5]、経営陣の主導権争いや訴訟沙汰に発展した労使紛争(#秋北バス事件を参照)の泥沼化により倒産寸前の状態に追い込まれていた[4]。秋北バスの元経営陣は上京し、三和銀行の担当者に「秋北バスの株を返してほしい」と要求するが、三和銀行側は「秋北バスを買うなら、(丸善石油の子会社である)大阪、神戸のタクシー会社もいっしょに買ってほしい。一括して売るつもりなので秋北だけとはいかない」と条件を出した。だが中央の大資本家ならともかく、地方の実業家にすぎない元経営陣らは「それはとてもできない」と応じ交渉は難航した。そうしているうちに国際興業のメインバンクの三和銀行が秋北バスの買収を国際興業に持ちかけた[6]。
国際興業傘下へ
要請を受けた国際興業では反対意見もあったが、小佐野賢治が開発が遅れていた北東北に進出する好機と捉え、要請に応じることに決定。国際興業が丸善石油保有の秋北バス株式を譲り受け、1962年12月18日に小佐野が会長に就任し、秋北バスは国際興業グループ入りした[2][4]。1964年9月12日には秋北観光が、続いて、同年12月25日に能代市で旅館やハイヤー業を営んでいたゆりかご観光の全株式を秋北バスが取得。商号を秋北タクシーに改め、それぞれが国際興業グループ傘下に入った[7]。
国際興業グループ入り後、秋北バスでは過疎化やモータリゼーションの進行でバスの乗客が減る傾向にあったため、国際興業は貸切部門の充実や観光施設の拡充に重点を置く方針を打ち出した。これに沿って1973年5月、大館市の旧本社跡地に秋北バスターミナル併設で地上12階、地下1階の秋北ホテルをオープンさせた。同ホテルの施設規模は開業時には、北東北随一といわれた[8]。このほか、1965年10月には大湯温泉スキー場(鹿角市)の経営に乗り出したほか、1975年5月からは十和田湖で遊覧船の運行も開始した。また、1982年10月には八幡平・秋北レストハウス(鹿角市八幡平)を装いを新たに再オープンした[9](後年、大湯温泉スキー場と八幡平・秋北レストハウスは閉鎖し、十和田湖での遊覧船事業は撤退した)。
さらに1998年7月18日の大館能代空港の開港に併せ、全日空と大館能代地区総代理店契約を締結し、同年4月1日、子会社の秋北航空サービスを設立した。2014年7月、全日空が青森空港に伊丹、新千歳線を就航させる際には、青森地区総代理店契約も締結している。
2003年頃から国際興業の経営危機が取り沙汰された。その影響から秋北バスは同年度からバス事業に経営を集中する合理化計画を策定、同年10月1日にホテル運営を手がける秋北ホテルを新設して会社から分離し、同年11月1日に秋田市内でホテルパールシティ秋田などを運営するホテルマネージメントインターナショナルに秋北ホテルを譲渡[10]。譲渡に伴い、秋北ホテルはホテルクラウンパレス秋北に改称した。
国際興業から独立
2013年11月、秋北バス、岩手県交通、十和田観光電鉄はMBOによって国際興業から独立し、統括会社として設立された国際東北が、3社を含め11社を置く体制となった。
沿革
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- 1943年(昭和18年)4月 - 秋北乗合自動車株式会社発足(本社:大館市字松木境82番地7、資本金:60万円)。
- 1944年(昭和19年)1月 - 設立登記。
- 1950年(昭和25年)3月31日 - 本社を北秋田郡鷹巣町鷹巣字西塚の岱84番地に移転する。
- 1951年(昭和26年)2月20日 - 本社を再び大館市字松木境82番地7に移転する。
- 1954年 (昭和29年)3月 - 社名を秋北バス株式会社に変更。
- 1956年(昭和31年)2月6日 - 本社を大館市片町7番地に移転。
- 1958年(昭和33年)1月4日 - 桂商事株式会社(現・秋北観光株式会社)が設立。
- 1961年(昭和36年)9月28日 - ゆりかご観光株式会社(現・秋北タクシー株式会社)が設立。
- 1962年(昭和37年)
- 1964年(昭和39年)
- 1973年(昭和48年) 5月 - 秋北ホテルおよび併設の秋北バスターミナルをオープン。
- 1975年(昭和50年)6月 - 資本金を1億5000万円に増資。
- 1980年(昭和55年)11月1日 - 本社を大館市御成町1丁目11番地25号(現在地)に移転。
- 1982年(昭和57年)6月23日 - みちのく号、とわだこ号運行開始。
- 1987年(昭和62年)8月1日 - あすなろ号運行開始。
- 1989年(平成元年)3月29日 - ジュピター号運行開始[11]。
- 1998年(平成10年)4月1日 - 大館能代空港の開港に合わせて秋北航空サービス株式会社設立。
- 1999年(平成11年)
- 2000年(平成12年) - この頃から乗合バスの国際興業および他社から譲渡された中古車、新車の塗装が国際興業カラーとなる
- 2002年(平成14年)
- 2003年(平成15年)
- 2004年(平成16年)4月19日 - 大館 - 弘前線廃止。
- 2007年(平成19年)3月23日 - 能代 - 仙台線運行開始。
- 2008年(平成20年)4月18日 - 田山営業所を開設し、岩手県へ進出。
- 2009年(平成21年)
- 2010年(平成22年)
- 2011年(平成23年)4月1日 - 忠犬ハチ公生誕88年を記念して、大館市内の「1日フリー乗車券」を880円で発売開始。
- 2013年(平成25年)
- 2015年(平成27年)4月1日 - 能代 - 仙台線廃止[16]。
- 2021年(令和3年)6月16日 - 大館 - 秋田線運行開始。同時にみちのく号の盛岡着・盛岡発が岩手医大病院に変更、能代 - 秋田線の能代発一部便が延伸した[17]。
- 2022年(令和4年)3月12日 - 地域連携ICカード「Shuhoku Orange Pass」使用開始。[18]
- 2023年(令和5年)3月9日 - 大館地区、北秋田地区の一般路線バスがICカード決済に対応。また、同年3月10日より鹿角、小坂地区の一般路線バスでも対応。[19]
営業所・案内所
車両配置
営業所 | 所在地 | 最寄停留所 | 沿革 |
---|---|---|---|
大館営業所 | 大館市御成町2丁目17-21 | 自動車営業部→自動車営業課→ | |
花輪営業所 | 鹿角市花輪字上中島114 | 花輪営業所 | |
花輪営業所 小坂車庫 | 鹿角郡小坂町 | 小坂操車場 | 花輪営業所 小坂操車場→(花輪営業所へ統合) |
能代営業所 | 能代市浜通町3-10 | ||
米内沢営業所 | 北秋田市米内沢字ヲツコ沢27 | 米内沢営業所 | 鷹巣営業所 米内沢操車場→(鷹巣営業所を統合) |
米内沢営業所 鷹巣車庫 | 北秋田市材木町 | 鷹巣駅前 | 鷹巣営業所→(米内沢営業所へ統合・移転縮小) |
田山営業所 | 岩手県八幡平市亦戸川原 | 貸切のみ。岩手県へと進出。 | |
青森営業所 | 青森県南津軽郡大鰐町蔵舘 | 貸切のみ。青森県へと進出。 |
廃止営業所
- 金坂営業所
- 自動車営業部(現・大館営業所)へ統合、最寄停留所は大館鳳鳴高校前
- 二ツ井操車場
- 能代営業所へ統合、車両留置場として現存
運賃・乗車券類
路線バス
- 定期券
- 通勤・通学定期券(半月・1・3・6か月、往復または片道)
- 大館市得とく定期券(1・3・6か月、以下の者が対象の定額定期券)[20][21]
- 大館市在住の65歳以上の高齢者
- 大館市在住の障害者(身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳所持者)
- 回数券
- 普通回数券
- 通学回数券
- 2000円セット回数券
- 3000円セット回数券
- エコロジー回数券2000円セット
- エコロジー回数券3000円セット
- 2000円買物回数券
- 3000円買物回数券
- 大館市内1日乗り放題
- 忠犬ハチ公生誕88年大館市内1日乗り放題(期間限定)
- 市内循環「ハチ公号」1日フリーパス
高速バス
能代 - 秋田間の高速バスは、一般路線用のものを使用する。
- みちのく号回数券
- 大館地区(大館駅前-大滝温泉) - 盛岡
- 10枚セット(割引率22-14.2%)
- 5枚セット(割引率13.4-4.8%)
- 鹿角地区(高速けまない-湯瀬バスストップ) - 盛岡
- 5枚セット(割引率17.5-1.8%)
販売窓口
- 駅前ステーション(本社併設)
- 所在地:大館市御成町1丁目11-25
- 最寄停留所:駅前ステーション/大館駅前
- 能代バスステーション
- 所在地:能代市万町3-4(秋北航空サービス能代営業所を併設)
- 最寄停留所:能代バスステーション
- 秋北航空サービス いとく鷹巣ショッピングセンター店
- 所在地:北秋田市栄字前綱76
- 最寄停留所: いとく鷹巣SC前
- いとく大館ショッピングセンター秋北観光案内所
- 所在地 : いとく大館ショッピングセンター北口駐車場[15]
- 最寄停留所:大館
- 花輪駅前ステーション
- 所在地:鹿角市花輪字上中島142
- 最寄停留所:鹿角花輪駅前
- 廃止
高速バス
現行路線
みちのく号
大館・花輪 - 盛岡(岩手県北バスとの共同運行。定員制)
ジュピター号
秋北地区と東京を直結する夜行高速バスである。運行開始初日のセレモニーでの発言によると、秋北バスは「日ごろお世話になっている地域の皆様への恩返し」として路線開設を決定したといい[22]、セレモニーには多くの市民が集まったという[23]。
運行開始当初は国際興業バスと共同運行していたが、後に国際興業側は運行を撤退し、現在は予約・運行支援のみ継続している。ただし多客期の続行便に国際興業観光バスの車両が応援運用される場合がある。
予約指定制。なお、前述のとおり大宮・池袋側では国際興業が予約・発券業務のみを担当しているが、同社で予約を行った場合に限り関東バス新宿駅西口案内所でも発券可能である。
- 運行経路
- 秋北バス能代営業所 - 能代バスステーション - 二ツ井(二ツ井庁舎前) - 鷹巣(いとく鷹巣ショッピングセンター前) - 大館(いとく大館ショッピングセンター北口) - 鹿角花輪駅前 - 安代(テレトラック安代駐車場内) ⇔ 大宮駅東口 - 池袋駅西口
- 路線沿革
- 1989年(平成元年)3月29日 - 運行開始[11]。国際興業バスと共同運行[11]。
- 2002年(平成14年) - 国際興業バスが撤退、秋北バスの単独運行となる。
- 2003年(平成15年)9月1日 - 花輪の停留所が「花輪駅前ステーション」から「花輪駅前」に変更。
- 2004年(平成16年)4月10日 - 二ツ井の停留所が「二ツ井操車場」から「ローソン二ツ井町店」に変更。
- 2008年(平成20年)10月31日 - 同日出発便をもって、池袋駅西口(← 国際興業総合案内所<池袋駅西口案内所>) - 国際興業バス池袋営業所間が廃止。
- 2009年(平成21年)12月1日 - 能代側の発着地を秋北バス能代営業所とし、同営業所 - 能代ステーション間を延伸、鷹巣の停留所を「いとく鷹巣ショッピングセンター前」に変更。
- 2013年(平成25年)10月1日 - 大館の停留所を秋北バスターミナルから「いとく大館ショッピングセンター北口」へ、二ツ井の停留所をローソン二ツ井町店前から「二ツ井庁舎前」へそれぞれ変更[24]。
- 2020年(令和2年)
- 2022年(令和4年)1月23日 - 新型コロナウイルス感染再拡大の影響により、毎日運行から週末のみの運行となる[28]。
- 使用車両
- 国際興業グループの高速バス車両で多く使用されているいすゞ・ガーラを使用し、現在は製造時期によりHD車とSHD車が混用されている。
- 当路線はしばしば続行便が運行され、週末はほぼ毎週2、3台で運行されている。
- お盆、年末年始等の最ピーク期には更なる増便が実施されることがあり、専用車両ではない一般観光バス車両(4列シート・予備車の運用状況によって国際興業所属車両も使用・概ね4号車以降)によって運行される場合があり、多いときには17台前後で運行し、台数が多いため、一度にバスターミナルへ入線できず到着号車順に乗車することになる。
- 利用状況
年度 | 運行日数 | 運行便数 | 年間輸送人員 | 1日平均人員 | 1便平均人員 |
2002(平成14)年度 | 365 | 1,603 | 39,975 | 109.5 | 24.9 |
2003(平成15)年度 | 366 | 1,614 | 40,495 | 110.6 | 25.1 |
2004(平成16)年度 | 365 | 1,709 | 43,586 | 119.4 | 25.5 |
2005(平成17)年度 | 365 | 1,676 | 42,390 | 116.1 | 25.3 |
2006(平成18)年度 | 365 | 1,682 | 42,634 | 116.8 | 25.3 |
2007(平成19)年度 | 366 | 1,679 | 42,518 | 116.2 | 25.3 |
- その他
- 2004年秋から2005年春にかけて年末年始を除く一時期、利用推進のため期間限定で割り引き運賃が適用されたことがある。この割引運賃適用期間は新潟県中越地震の影響で上越線が不通となった時期と重なり、競合する寝台特急「あけぼの」が長期運休となった時期である。
仙台・大館号
大館・花輪 - 仙台(秋北バスの単独運行。ただし、仙台側ではかつての共同運行先であったJRバス東北が、(仙台駅東口バス案内所)における発券等の業務支援を担当。予約指定制)
高速・能代秋田線
廃止・撤退路線
高速・大館秋田線
- 大館・鷹巣・二ツ井 - 秋田
秋北バスの単独運行。大館発、秋田発それぞれ1日2便の運行されていた[29]。2021年12月15日をもって廃止された。
とわだこ号
- 大館 - 十和田湖(JRバス東北と共同運行)
- 十和田湖 - 盛岡(JRバス東北・岩手県北バス・岩手県交通と共同運行)
あすなろ号
- 青森 - 小坂 - 盛岡(弘南バス・岩手県北バスと共同運行)
弘前 - 大館線
弘南バスと共同運行。
二ツ井・能代 - 仙台線
秋北バスの単独運行。ただし、仙台側ではJRバス東北が仙台駅東口バス案内所における発券等の業務支援を担当。予約指定制。
- 運行経路
- 二ツ井駅前 - 東能代局前 - 能代駅前 - 能代ステーション - 能代営業所 - 長崎入口 - 八竜大曲 - 道の駅ことおか - 井川さくら駅前 ⇔ 広瀬通一番町 - (仙台駅東口) - 三井アウトレットパーク 仙台港
- 路線沿革
- 2007年(平成19年)3月23日 - 運行開始(1日1往復)。運行経路は能代営業所 - 能代ステーション - 能代駅前 - 東能代局前 - 八竜大曲 - 道の駅ことおか ⇔ 電力ビル前 - 仙台駅東口。
- 2010年(平成22年)12月1日 - 秋田県側の発着地を二ツ井駅前に延伸、運行経路を一部変更、バス停新設(長崎入口)。
- 2011年(平成23年)7月15日 - バス停新設(井川さくら駅前)。
- 2013年(平成25年)
- 2014年(平成26年)
- 2015年(平成27年)3月31日 - この日の運行をもって廃止[16]。
- 利用状況
年度 | 運行日数 | 運行便数 | 年間輸送人員 | 1日平均人員 | 1便平均人員 |
2006(平成18)年度 | 9 | 18 | 221 | 24.6 | 12.3 |
2007(平成19)年度 | 366 | 739 | 8,126 | 22.2 | 11.0 |
一般路線バス
主要停留所のみ記載。詳細は、秋北バス公式サイト「路線バス」を参照。
時刻表・路線は年2回(春・秋)に改訂する。[要出典]
大館市
- 大館営業所管轄
- 鷹巣・米内沢方面
- 大野・中谷地・大石渡・山田方面
- 【中谷地】 鳳鳴高校前 - 市役所前 - 市立病院前 - 餅田 - 下川沿駅前 - 早口駅前 - 中谷地
- 【大石渡】 鳳鳴高校前 - 市役所前 - 市立病院前 - 餅田 - 下川沿駅前 - (山田または早口駅前) - 大石渡
- 獅子ヶ森・樹海ドーム方面
- 花岡・二井山・繋沢・大森・白沢方面
- 陣場・矢立ハイツ方面
- 小坂方面
- 弥助方面
- 【弥助】 大館駅前 - いとく大館SC - 市立病院前 - たつみ町 - 比内総合支所前 - 弥助
- 大谷・大葛・中野方面
- 鹿角花輪方面
北秋田市
- 米内沢営業所管轄
- ダム入口・沖田面方面
- 沖田面・合川方面
- 大館・鷹巣方面
- 米内沢方面
- 北秋田市民病院方面
- 長寿の湯方面
- 薬師山スキー場方面
- 根森田方面
- 打当方面
鹿角市・鹿角郡
- 花輪営業所管轄
- 環状列石前・大湯温泉方面
- 小坂方面
- 谷内・八幡平方面
- 夏井方面
- 尾去沢方面
- 雪沢-樹海ドーム-大館方面
- 松の木-大館方面
- 玉川温泉経由田沢湖駅前方面(夏季運行、2021年度運休中。羽後交通と共同運行扱い)
能代市・山本郡
- 能代営業所管轄
- 市内線
- 厚生医療センター方面
- 母体・志戸橋方面
- 二ツ井、藤琴-真名子方面
- 森岳温泉・金岡方面
- 落合・小野沢方面
- 釜谷・五明光方面
- 山谷・大柄滝入口方面
- 八森・岩館方面
- 石川・大久保岱方面
- 秋北タクシーが運行する。
廃止路線
コミュニティバス
大館市
大館営業所が管轄。
- 大館市内循環バス「ハチ公号」[32]
- 二井田・真中地区コミュニティバス「さわやかみなみ号」(2004年4月1日運行開始)[34][35]
- 二井田線:大館駅前 - いとく大館SC - 市立病院前 - 東駅入口 - 南小学校前 - 二井田入口 - (扇田駅前 - 扇田病院前)
- 真中線:大館駅前 - いとく大館SC - 市立病院前 - 東駅入口 - 櫃崎 - 赤石 - 南小学校前
花輪市
花輪営業所が管轄。
- 花輪市街地循環バス「たんぽこまち号」[36]
能代市
能代営業所が管轄。
車両
国際興業グループ傘下だったことから、いすゞ自動車製の車両がかなりの割合を占めているが、貸切・高速車には少数ながら日野自動車・三菱ふそう製の車両も在籍する。
自社発注車のほか、国際興業バスからの移籍車も多数存在する。国際興業グループ離脱後は、国際興業バス以外の移籍車も広く受け入れるようになったが、その結果、国際興業バスでは採用しなかった富士重工業製車体と国際興業カラーの組み合わせが出現している。
川崎市バス、川崎鶴見臨港バス、小田急バス、京浜急行バス、東武バス、神奈川中央交通、名古屋市営バス、阪急バス、京都市営バス、ヤサカバス、エイチ・ディー西広島、名鉄バス、とよたおいでんバスなどからの移籍車が在籍する。[要出典]
- 路線車
国際興業新塗色
自社発注車
(いすゞPA-LR234J1)ハチ公号
国際興業バスからの移籍車
(いすゞKK-LR233E1)暫定塗色
旧塗装車の投入中止から国際興業路線色の登場までの間に、赤と黄色を基調に「わんステップ」と呼ばれたワンステップバス塗色。わずか短期間のみ投入された。
- 貸切・高速車
貸切・昼行高速路線色
国際興業グループカラー夜行高速路線色
国際興業グループカラー関連会社の秋北タクシーの車両
大館能代空港リムジンバス
(いすゞKL-LV834L1)
秋北バス事件
事件の概要
会社がこれまでの定年制度を就業規則の変更をもって主任職以上は55歳(一般従業員は50歳)に定めた。これによりそれまで定年制の適用のなかった者が定年制の適用となり、解雇通知を受けた判例[40]。
要旨
労働条件を定型的に定めた就業規則はそれが合理的な労働条件を定めているものであるかぎり、その就業規則によるという事実たる慣習が成立しているものとしてその法的規範性を認められるとし、就業規則の法的性質について判示した[40]。定年制についても人事の刷新、経営の改善等企業組織運営の適正化のために一般的に不合理な制度とはいえないとし、法的効力を承認した判決。
- 就業規則は、当該事業場内での社会的規範であるだけでなく、それが合理的な労働条件を定めているものである限り、法的規範としての性質を認められる[41]。
- 使用者が、新たな就業規則の作成または変更によって、労働者の既得の権利を奪い、労働者に不利益な労働条件を一方的に課することは、原則として許されないが、当該規則条項が合理的なものである限り、個々の労働者においてこれに同意しないことを理由として、その適用を拒むことは許されない[41]。
- 従来停年(定年)制のなかった主任以上の職にある被用者に対して、使用者会社がその就業規則であらたに55歳の停年制を定めた場合において、同会社の一般職種の被用者の停年が50歳と定められており、また、この改正にかかる規則条項において、被解雇者に対する再雇用の特則が設けられ、これによって生ずる苛酷な結果を緩和するみちが講ぜられている等の事情があるときは、この改正条項は、同条項の改正後直ちにその適用によつて解雇されることになる被用者に対しても、その同意の有無にかかわらず、効力を有するものと解すべきである[41]。
本事件のポイント
最高裁大法廷は1968年(昭和43年)は、就業規則変更により変更された条項が合理的なものである限り、個々の労働者がこれに同意しないことを理由として、その適用を拒否することは許されないと判示し、就業規則が労働者の合意なく不利益に変更されたとしても、その変更が合理的であれば就業規則としての法的拘束力を持つとの見解にたった。
就業規則が当事者を拘束するか否かについては、法規説(就業規則それ自体が法規範として拘束力をもつという立場)と契約説(就業規則は労働契約の内容になることにより初めて法的拘束力をもつという立場)に分かれていた。最高裁大法廷はこれに独自の見解を示し「合理的な労働条件を定めているものであるかぎり、事実たる慣習が成立しているものとしてその法的規範性が認められる」との立場を示した。
秋北バス事件の判例の立場を受け、のちに制定された労働契約法では第7条及び第10条で、就業規則が定める労働条件が合理的であることを要件の一つとして定めている。
参考文献
脚注
- ^ サーベラス、国際興業株を創業一族へ売却へ=関係筋 ロイター、2014年1月17日
- ^ a b 『国際興業五十年史』p.370
- ^ a b 『政商―昭和闇の支配者 2巻』p.226
- ^ a b c 『国際興業五十年史』p.74
- ^ 『政商―昭和闇の支配者 2巻』p.227
- ^ 『政商―昭和闇の支配者 2巻』p.226-227
- ^ 『国際興業五十年史』p.370 - 373
- ^ 『国際興業五十年史』p.75
- ^ 『国際興業五十年史』p.74 - 75
- ^ 「秋北バス ホテル事業撤退 秋北ホテル神戸の業者に11月譲渡」『読売新聞』秋田版 2003年9月17日
- ^ a b c “二夜行高速バス免許”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1989年2月24日)
- ^ a b 懐かしの「秋北カラー」秋北バス創業65周年で2台「復刻」 北鹿新聞ウェブ版、2008年12月12日
- ^ 秋北バスが大鰐に営業所新設:東奥日報ウェブ版Web東奥 2010年5月6日
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