「Shining One」（シャイニング・ワン）は、日本のボーイズグループ、BE:FIRSTのプレデビュー曲。2021年8月16日にB-MEより配信リリース。
| 「Shining One」 | ||
|---|---|---|
| BE:FIRSTの配信限定シングル | ||
| リリース | 2021年8月16日 | |
| 規格 | デジタル・ダウンロード | |
| ジャンル | J-POP | |
| 時間 | 4分4秒 | |
| レーベル | B-ME | |
| 作詞者 | 栗原暁、SKY-HI | |
| 作曲者 | ☆Taku Takahashi、栗原暁、SKY-HI | |
| プロデュース | SKY-HI[1] | |
チャート順位 | ||
| ||
概要
ボーイズグループのオーディション『THE FIRST』から誕生し結成されたBE:FIRSTのプレデビュー曲となっており、本楽曲はオーディションの最終審査で課題曲としても披露されていたものである[2]。配信にあたりメンバーの7人が新たな歌割りでレコーディングを行い、トラックも最終審査のものからブラッシュアップが行われている[3]。
作詞は栗原暁とSKY-HI、作曲は2人と☆Taku Takahashiが担当した[4]。ダンスナンバーとなっており、オーディションを主催し作詞も担当したSKY-HIは、「Shining One」のリリックにメンバーに送ったメッセージを描写した[5][6]。
アルバム『BE:1』には2021年に配信したものをまた新たにレコーディングし直したものが収録された[7]。2022年12月31日放送の『第73回NHK紅白歌合戦』で紅白歌合戦初出場を果たし、「Shining One」を披露した[8]。
背景
「Shining One」は前述の通り、オーディション『THE FIRST』の最終審査で使用された楽曲であり、この課題曲発表時にリリースは未定であったがグループのプレデビュー曲になることが発表されていた。この審査での振付はs**t kingzのNOPPOが担当している。オーディション内では最終審査に残った10人がチーム「Shining」とチーム「One」の2つのチームに分かれ、最終合宿での練習を経てパフォーマンスを行った[注 1][4]。
トラックはオーディションを開催するにあたり課題曲用としてプロデューサーのSKY-HIが☆Taku Takahashiに依頼し、デモはオーディション前に完成していた。2021年の年明け頃にこのトラックをプレデビュー用に制作することを決め、歌詞などを考えていったという[6]。この楽曲の制作及び最終審査の課題曲選定についてSKY-HIは、プレデビュー曲として才能の煌めきを象徴する楽曲を作りたかった事と、最高難易度の楽曲を完璧にこなした姿を世の中に披露したかった事を挙げた[4]。
タイトルの「Shining One」はオーディションを主催するBMSGの"S"（頭文字）となっており、文字数はTHE FIRSTでの最終審査のパフォーマンス人数となっている[9]。
「Shining One」の配信リリースは、BE:FIRSTのデビューメンバーを発表した2021年8月13日放送の情報番組「スッキリ」[注 2]で公表された[10]。
アルバム『BE:1』収録用に再レコーディングした際、メンバーがこの楽曲の難易度が非常に高いと改めて振り返っている[11]。
ミュージックビデオ
楽曲配信日でもある2021年8月16日、プレミア公開を経てYouTubeに「Shining One」のミュージック・ビデオが公開された[注 3][12][3]。東京都内のスタジオで撮影されたパフォーマンスシーンを中心に構成され、BE:FIRST結成後メンバーにとって初仕事となった『THE FIRST』のオーディション終了から30分後に審査会場のステージにて撮影されたパフォーマンスの映像も含まれている[13][14]。このパフォーマンスの為に最終審査終了後の30分間で新たなダンスフォーメーションをその場で覚えている[15]。2021年8月13日から8月19日の期間にオリコンが集計された週間YouTubeチャートでは461.0万回再生で3位を記録し、8月16日からの公開1週間で730万回再生を突破[5][1]。その後、公開2週間で1000万回再生を突破した[16]。
ダンサーとしても活動していたメンバーのSOTAは本作のミュージック・ビデオの撮影を通じ、ダンサー時代とのパフォーマンスの違いを感じられたとコメントしている。ミュージック・ビデオの撮影が初めてであったメンバーもおり、何回も映像を観ながら良かったところと改善できるところを話し合い次のテイクに生かしたことが語られている[14]。
記録
「Shining One」配信後、iTunesチャート、LINE MUSIC、楽天ミュージック、AWA、mora、mu-moといった音楽配信サービスでリアルタイムランキング1位を記録した[15]。
2021年8月25日に発表されたオリコン週間デジタルシングルランキング及びオリコン週間ストリーミングランキングで1位を獲得し、BTSの「Butter」以来3ヶ月ぶりとなるデジタルランキング2部門で同時1位を記録した[17]。
2021年8月25日に発表されたBillboard Japan Download Songsでも1位を獲得し、動画再生回数ランキング1位、Billboard Japan Streaming Songs2位、Twitter3位といったデジタル指標が重なり、Billboard Japan Hot 100では2位を記録した[18][19][20]。
収録曲
| # | タイトル | 作詞 | 作曲 | 時間 |
|---|---|---|---|---|
| 1. | 「Shining One」 | Satoru Kurihara -Jazzin'park- SKY-HI | ☆Taku Takahashi Satoru Kurihara -Jazzin'park- SKI-HI | |
合計時間: | ||||
チャート
| チャート | 最高順位 | 出典 |
|---|---|---|
| オリコン 週間デジタルシングルランキング | 1 | [17] |
| オリコン 週間ストリーミングランキング | 1 | [17] |
| オリコン 週間YouTubeチャート | 3 | [5] |
| Billboard Japan Download Songs | 1 | [18] |
| Billboard Japan Streaming Songs | 2 | [19] |
| Billboard Japan Hot 100 | 2 | [20] |
| Billboard Japan Hot Buzz Song | 1 | [21] |
脚注
注釈
出典
- ^ a b “SKY-HI興奮「BE:FIRST」初の生パフォーマンスに「最っ高」 オリコン2冠「ShiningOne」披露”. ORICON NEWS (オリコン株式会社). (2021年8月25日) 2021年8月26日閲覧。
- ^ “「THE FIRST」から誕生したBE:FIRSTの7人、SKY-HIとともに「もっと高み目指す」と意気込み語る（会見レポート）”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2021年8月13日) 2021年8月26日閲覧。
- ^ a b “BE:FIRST、プレデビュー曲「Shining One」配信開始”. Billboard JAPAN (株式会社阪神コンテンツリンク). (2021年8月16日) 2021年8月26日閲覧。
- ^ a b c “最強布陣による楽曲を用意したSKY-HI「完璧にこなすボーイズを披露するのが自分の夢」【『THE FIRST -BMSG Audition 2021-』レポート#18】”. QJWeb (株式会社とうこう・あい). (2021年8月5日) 2021年8月26日閲覧。
- ^ a b c “【YouTubeチャート】SKY-HI主催オーディションから生まれたBE:FIRSTが初登場3位”. ORICON NEWS (オリコン株式会社). (2021年8月25日) 2021年8月26日閲覧。
- ^ a b “☆Taku Takahashi BE:FIRST「Shining One」制作の裏側を語る”. block.fm (株式会社block.fm). (2021年8月23日) 2021年8月27日閲覧。
- ^ “BE:FIRST「ロッキン」出演で沸かせる「Shining One（Re-recorded）」先行配信決定”. モデルプレス (株式会社ネットネイティブ). (2022年8月13日) 2023年2月17日閲覧。
- ^ “BE:FIRST、あらたに制作されたダンスパートを含む「Shining One」を『第73回NHK紅白歌合戦』にてスペシャルパフォーマンス”. THE FIRST TIMES (株式会社ソニー・ミュージック). (2022年12月31日) 2023年2月17日閲覧。
- ^ “BE:FIRSTデビュー曲「Gifted.」の文字数に込められた意味は？SKY-HI「これは新たな物語のスタート」”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2021年9月17日) 2021年11月14日閲覧。
- ^ “「THE FIRST」で誕生“BE:FIRST”、初パフォーマンス＆「Shining One」リリース決定”. モデルプレス (株式会社ネットネイティブ). (2021年8月13日) 2021年8月26日閲覧。
- ^ 『BE:FIRST、ジャンルレスな自分たちを音楽で証明する1stアルバム完成 |「BE:1」全曲解説インタビュー』（インタビュアー：岸野恵加）、株式会社ナターシャ、2022-08-2 7、3頁。2023年2月17日閲覧。
- ^ “SKY-HI主催オーディションから生まれたBE:FIRST、プレデビュー曲MVのプレミア公開決定”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2021年8月16日) 2021年8月26日閲覧。
- ^ “BE:FIRST「Shining One」の制作風景詰まったMVメイキング公開（動画あり）”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2021年8月28日) 2021年8月31日閲覧。
- ^ a b “SKY-HI主催オーディション発・BE:FIRSTのMVに審査終了30分後のパフォーマンスシーン（動画あり / コメントあり）”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2021年8月16日) 2021年8月26日閲覧。
- ^ a b “BE:FIRST、プレデビュー曲「Shining One」がリリース初日に各種チャートで1位に！メンバーから初めてのMV撮影の感想も到着！”. モデルプレス (株式会社ネットネイティブ). (2021年8月16日) 2021年8月26日閲覧。
- ^ “BE:FIRST、「Shining One」MV1000万再生突破記念でダンスプラクティス動画公開”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2021年8月30日) 2021年8月31日閲覧。
- ^ a b c “SKY-HI主催オーディションで誕生のBE:FIRST、「ShiningOne」がデジタルランキング2冠【オリコンランキング】”. ORICON NEWS (オリコン株式会社). (2021年8月25日) 2021年8月26日閲覧。
- ^ a b “【ビルボード】BE:FIRST「Shining One」堂々のDLソング1位、MISIA／ヨルシカがトップ10デビュー”. Billboard JAPAN (株式会社阪神コンテンツリンク). (2021年8月25日) 2021年8月26日閲覧。
- ^ a b “【ビルボード】BTS「Permission to Dance」がストリーミング6連覇 BE:FIRSTプレデビュー曲が2位に”. Billboard JAPAN (株式会社阪神コンテンツリンク). (2021年8月25日) 2021年8月26日閲覧。
- ^ a b “【ビルボード】JO1「REAL」総合首位、BE:FIRST「Shining One」総合2位に初登場”. Billboard JAPAN (株式会社阪神コンテンツリンク). (2021年8月25日) 2021年8月26日閲覧。
- ^ “【ビルボード HOT BUZZ SONG】BE:FIRST「Shining One」が首位 『Mステ』効果で優里が2位に上昇”. Billboard JAPAN (株式会社阪神コンテンツリンク). (2021年8月28日) 2021年8月31日閲覧。
外部リンク
- Shining One - Spotify
- Shining One - Apple Music
- Shining One - LINE MUSIC
- Shining One - mora
- Shining One - 楽天ミュージック
- Shining One - 歌ネット