「ARIGATO」(アリガトウ)は、日本の音楽ユニット・B'zの楽曲。2004年9月1日にVERMILLION RECORDSより37作目のシングルとして発売された。
概要
2004年にB'zが発表したシングル曲は「BANZAI」「ARIGATO」と連続で日本語タイトルをローマ字で表すタイトルが続いた。
オリコンシングルチャートでは初登場1位を記録し、通算首位獲得週数が累計50週目となった[1]。
収録曲
楽曲解説
- ARIGATO
- 前年から曲自体のデモはあり、「BANZAI」同様本格的なソロ活動に入る前に制作されていた楽曲。
- 元々、制作時のタイトルは「そこに誰もいなくても」だったが、非常に暗いイメージになるため現在のタイトルに変更した。
- また、この曲がはじめテレビで披露されたころは、CD音源より音程が高く、歌詞も違う別バージョンが流れていた。
- B'zでは唯一となるアコースティック・ギターによるトレモロ奏法が用いられた楽曲で、スローテンポに進むが、Cメロが終わるとテンポアップして激しい曲調に変わる[3]。タイアップとなったテレビ朝日系『アテネオリンピック2004』で使用されたのは主にその部分である。
- PVは千葉県木更津市にあった映画館「木更津富士館」(2010年9月24日に閉館)で撮影されたもの。俳優の森山未來が出演している。CDのジャケット撮影はこのPV撮影の合間に行われた[4]。
- 前作と同様にオリジナル・アルバムには未収録であり、ベスト・アルバムのみの収録となっている。
- 2004年の『ミュージックステーションスーパーライブ』でテレビ初披露され、B'zのライブとしては2007年の『』が初演奏となったが、CDシングルの表題曲としては唯一のLIVE-GYM未演奏曲となっている。
- 2020年に行われた無観客配信ライブ『B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820-』のDay4にて約13年ぶりに演奏され、オープニングナンバーを飾った[5]。
- この曲が演奏される際には、CD音源のキーより半音下げて演奏され、アコースティック・ギターによるトレモロの演奏が行われていない。前者については従来のB'zのライブではほとんど前例のなかったことであり、理由は公に語られていないため不明[注釈 1]。
- 輝く運命はその手の中に
- 13thアルバム『BIG MACHINE』のアウトテイク。現在では本作唯一のライブ未演奏曲。
- もうはなさない
タイアップ
- 『TV ASAHI NETWORK SPORTS 2004』テーマソング(#1)
- テレビ朝日系『アテネオリンピック2004』放送テーマソング(#1)
参加ミュージシャン
収録アルバム
ARIGATO
ライブ映像作品
ARIGATO
- (特典DVD)
- B'z COMPLETE SINGLE BOX (特典DVD)
- B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day1〜5
脚注
注釈
- ^ ただし、後年のライブでは一部の楽曲が半音下げで演奏されている。全てではないが、連続して演奏する際に前曲のチューニングに合わせこのような変更が行われるケースもある。
出典
- ^ a b “”. ORICON STYLE. オリコン株式会社. 2004年9月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月17日閲覧。
- ^ “”. Yahoo!ミュージック. 2004年7月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月20日閲覧。
- ^ “B'zニューシングルジャケ掲載!シックなスーツ姿の二人が渋い!”. HMV&BOOKS onlineニュース (株式会社ローソンエンタテインメント). (2004年7月26日)2022年9月22日閲覧。
- ^ 青木優 (2013年). 『B'z The Best XXV 1999-2012』のアルバム・ノーツ [MUSIC VIDEOのライナーノーツ (初回限定盤に付属)]. VERMILLION RECORDS.
- ^ “B'z無観客配信ライブ「B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day4」レポート”. ローソンチケット. 株式会社ローソンエンタテインメント. 2020年12月2日閲覧。
- ^ “ニュー・シングル「ARIGATO」9月1日リリース!”. Music Freak Magazine (エムアールエム) 2019年11月24日閲覧。