釜山大学校（プサンだいがっこう、英称: Pusan National University）は、釜山広域市金井区釜山大学路63番道2に本部を置く大韓民国の国立大学である。1946年に設置された。大学の略称は釜大、PNU。
特徴
韓国の南部地方(釜山広域市、蔚山広域市、慶尚南道)を代表する地域拠点国立大学である。日本の大学との交流には、京都大学などの交流が盛んでいる。
沿革
1946年5月、教育部によって釜山市に設立された。
- 1945年 10月、釜山大学設立期成会を組織
- 1946年 5月、釜山市に釜山水産専門学校を統合した人文学部・水産学部を置いた釜山大学校を設立
- 1947年 7月、水産学部を釜山水産大学（現：釜慶大学校）に分離
- 1953年 9月、旧教育法により文理科・法科・商科・工科・医科・薬学で構成された大学と合併する。
- 1966年 4月、中央図書館完工
- 1963年 3月、初等教育科を釜山教育大学校に分離
- 1979年 3月、教養学部開設
- 1977年 12月、電子計算所(ITC)を開設
- 1979年 10月、本校生の反独裁・民主化運動
- 1986年 9月、釜山大学附設高等学校を開設
- 1993年 3月、環境技術・産業開発研究センター(RRC)に指定
- 2000年 5月、日本研究所を開所
- 2001年 9月、国際連合(UN)の完全寄託図書館で指定
- 2002年 7月、先端造船研究センター開設、政府の優秀工学研究センター(ERC)に選定
- 2002年 7月、産学協力革新事業(機械、自動車、造船)に選定
- 2004年 9月、科学技術部より地方研究中心大学事業団に選定(次世代IT技術事業)
- 2005年 3月、密陽大学校との統合
- 2006年 5月、開校60周年
- 2009年 3月、法学専門大学院開院
- 2009年 10月、EU(欧州連合)－釜山大学研究所開設(韓国東南支所)
- 2021年 10月、環太平洋大学協会の正会員校に加入
所在地
- 長箭(チャンジョン)キャンパス(釜山広域市金井区長箭洞山30)－本キャンパス
- 釜山大学前駅で徒歩で約10分。駅前には通学バスがあり、学校内を通行する。
- 峨嵋(アミ)キャンパス(釜山広域市西区峨嵋洞1街10) －医学部と大学病院
- 密陽(ミリャン)キャンパス(慶尚南道密陽市三郎津邑青鶴里)－旧：密陽大学校
- 釜山大学(地下鉄1号線、釜山大学前駅)の付近は西面、南浦洞に並べて、釜山の3大商店街(繁華街)として有名。
正門
その他
- 韓国の近代建築家である(金重業)(キム・ジュンオプ)が設計した(旧)本館が、今は文学部建物で使われている。キムはフランスの建築家ル・コルビュジエ(Le Corbusier)に師事した。以後、韓国に戻った彼は釜山大学の本館の設計や建築を担当した。建物あちこちにル・コルビュジエ風のデザインがよく見られる。釜山市の重要文化財に指定されている。
- 新羅の高僧元暁が(金井山)で修道中、文運の司るところ(現在の薬学大学と人文大学の間) で 「文昌台」と名づけた。1950年代、当時西区(忠武洞)にあった校舎が狭い敷地で拡張する必要があった。初代総長ユン・イング博士は偶然この由緒を聞き、すぐ移転を決めたという。
- ユン・イングは元暁にちなんで釜山大学の校庭を暁原(효원;ヒョウォン)にしたという。この名称は学校を表すときによく使われている。
学部
- 人文大学
- 社会科学大学
- 自然科学大学
- 工科大学
- 師範大学
- 経済通商大学
- 経営大学
- 薬学大学
- 生活環境大学
- 芸術大学
- ナノ科学技術大学
- 生命資源科学大学
- 看護大学
- 医科大学
- 情報医生命工学大学
- スポーツ科学部
大学院
- 一般大学院
- 専門大学院
- 国際専門大学院
- 歯医学専門大学院
- 韓医学専門大学院
- 法学専門大学院
- 特殊大学院
- 経営大学院
- 経済通商大学院
- 行政大学院
- 教育大学院
- 産業大学院
- 環境大学院
- 技術創業大学院
- 金融大学院
附属機関・附設学校
交流協定校
関連項目
外部リンク
- 釜山大学公式サイト（韓国語）
- 釜山大学公式サイト（英語）