釜慶大学校(プギョンだいがっこう、英称: Pukyong National University)は、釜山広域市南区龍沼路45に本部を置く大韓民国の国立大学である。1996年に設置された。大学の略称はPKNU。
歴史
1941年3月、朝鮮総督府が釜山の水産業の発展のために官立専門学校として「釜山高等水産学校」(4年制)を創設し、これが1944年4月に釜山水産専門学校に改称され、米軍政下の1946年に「釜山水産大学」に昇格する。なお、日本人教職員・学生は下関に設立される(水産講習所下関分所)(現:水産大学校)に移管・移籍することになった。1990年に総合大学に昇格し、水産海洋大学・自然科学大学・工科大学・人文社会科学大学からなる体制となる。1992年には水産海洋大学が水産科学大学と海洋科学大学に分離改組され、1993年には人文社会科学大学から経営大学が分離独立した。
一方、1924年に釜山の寶水町に「釜山公立工業補習学校」創設された。釜山公立実業学校(1932年)、釜山公立職業学校(1933年)、釜山第一工業学校(1944年)などと校名の変遷があった。戦後は釜山公立工業中学校(1946年)を経て釜山工業高等学校(1951年)となり、1963年に釜山工業高等専門学校に昇格した。また、1973年における国立の釜山工業専門大学(2年制)への転換、さらには釜山開放大学(1983年)として4年制への改編が認可され、1988年3月には3学部(第一工学部・第二工学部・人文社会科学部)からなる釜山工業大学に校名を変更した。ついで1990年には国立「釜山工業大学校」に校名を変更した。
1996年7月、旧教育法による総合大学としてパワーアップを図りたい旧釜山水産大学校と、総合大学への昇格を目指す旧釜山工業大学校が合併協議の上で統合し、国立の「釜慶大学校」として新発足した。なお、旧水産大の敷地は「大淵(デヨン)キャンパス」、旧工業大の敷地は「龍塘(ヨンダン)キャンパス」と称される。
外国人の受け入れ
釜慶大学の特色の一つとして、外国人を多く受け入れている点がある。現在1000人を超える外国人が在籍している。日本、中国、ミャンマー、インド、ベトナム、ロシア、モンゴルをはじめとする世界各国からの留学生を受け入れている。
学部
- グローバル自律専攻学部 (1年間は専攻を持たず2年生より専攻を選択することが出来る。)
- 人文社会科学大学
- 国語国文学科
- 英語英文学部
- 日語日文学部
- 史学科
- 経済学科
- 法学科
- 行政福祉学部
- 国際地域学部
- 中国学科
- 政治外交学科
- 幼児教育科
- 工業デザイン学科
- 視覚デザイン学科
- ファッションデザイン学科
- 自然科学大学
- 応用数学科
- 物理学科
- 化学科
- 微生物学科
- 看護学科
- 科学システムシミュレーション学科
- 経営大学
- 経営学部
- 国際通商学部
- 工科大学
- 電気工学部
- 機械工学部
- エネルギー輸送システム工学部
- 化学工学科
- 工業化学・高分子工学部
- システム経営・安全工学部
- 消防工学科
- 融合素材工学部
- 建築工学科
- 持続可能工学部
- ナノ融合工学科
- 水産科学大学
- 食品科学部
- 生物工学科
- 海洋生産システム管理学部
- 水産生命科学部
- 水産生命医学科
- 水害洋産業教育科
- 海洋水産経営経済学部
- 環境・海洋科学大学
- 地球環境システム科学部
- 海洋工学科
- エネルギー資源工学科
- 情報融合大学
- データ情報科学部
- メディアコミュニケーション学部
- スマートヘルスケア学部
- 電子情報通信工学部
- 造形学部
- コンピューター工学部
- 未来融合大学
- 生涯教育・相談学科
- 機械造船融合工学科
- 電気電子ソフトウェア工学科
- 公共安全警察学科
大学院
- 一般大学院
- 専門大学院
- 技術経営専門大学院
- 特殊大学院
- 教育大学院
- 産業大学院
- 経営大学院
- グローバル政策大学院
- グローバル水産大学院
- 世界水産大学院
交流協定校
関連項目
外部リンク
- 公式サイト
- 公式サイト日本語