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金内 吉男(かねうち よしお、1933年7月17日[5] - 1992年8月7日[4][2])は、日本の男性俳優、声優、ナレーター。青二プロダクション所属[4]。東京府東京市豊島区巣鴨(現:東京都)出身[2]。
来歴
1956年[2]、明治大学文学部卒業後[1][5][2]、1957年5月、劇団ぶどうの会に入団し、1965年2月からフリーランスで活動[5]。
赤坂プロを経て、青二プロダクションに所属していた[4]。
大河ドラマに多数出演したほか、アニメ・洋画の吹替を行うなど、幅広く活動。
人物
趣味・特技はヨット、スキー、ゴルフ[6]。
後任
金内の死後、その持ち役を引き継いだ人物は以下の通り。
後任・代役 | キャラクター名 | 概要作品 | 後任・代役の初担当作品 | 備考 |
---|---|---|---|---|
石原良 | ナレーション | 『三国志 第一部・英雄たちの夜明け』 | 『三国志 完結編・遥かなる大地』 | |
森田順平 | ポール・ジェラード | 『刑事コロンボ 美食の報酬』 | VHS版の追加収録部分 | |
石田太郎 | ハンニバル・レクター | 『羊たちの沈黙』(VHS版) | 『ハンニバル』(ソフト版) | [7] |
佐久田脩 | ウォーレン・ラスキー | 『ファイナル・カウントダウン』(フジテレビ版) | WOWOW放映時の追加収録部分 | |
木下浩之 | 皇帝ヨーゼフ2世 | 『アマデウス』(テレビ朝日版) | 吹替の力の追加収録部分 | [8] |
HAL9000 | 『2001年宇宙の旅』 | WOWOW放映時の追加収録部分 |
出演作品
テレビドラマ
- 田辺劇場 / (美徳のよろめき)(1961年、CX)
- 松本清張シリーズ・黒の組曲 第19話「(白い闇)」(1962年、NHK) - 高瀬俊吉
- 大河ドラマ(NHK)
- マグマ大使(1966年 - 1967年、CX) - マグマ大使の声
- 三匹の侍(CX)
- 第5シリーズ 第3話「ゆすり」(1967年) - 武井
- 第5シリーズ 第18話「つわものの夢」(1968年) - 天田左内
- 第6シリーズ 第4話「さらば愛しき女よ」(1968年) - 八代左馬之介
- 第6シリーズ 第16話「死にたい女」(1969年) - 平木
- キイハンター(TBS)
- 第7話 「ギャング同盟」(1968年)
- 第18話「新ギャング同盟」(1968年)
- 第49話「宝石と女と殺し屋」(1969年)
- 帰って来た用心棒 第15話「暁に待つ」(1968年、NET)
- 銭形平次(CX)
- 第145話「邪魔者」(1969年)
- 第245話「長兵衛の災難」(1971年)
- あひるヶ丘77(1968年 - 1969年、CX)- ナレーション
- 海は燃えていた (1969年、THK)
- 怪奇ロマン劇場 / (八つ墓村) (1969年、NET) - 金田一耕助
- (そこに生命あれば)(1970年、NHK)
- 明治の群像 海に火輪を 第1話「大久保利通 西南戦争」(1976年、NHK)
- 七人の刑事 第35話「妻の身代金」(1979年、TBS)
- (水曜時代劇)(NHK)
- 3年B組金八先生 第1シリーズ 第15話「受験勉強一万時間」(1980年、TBS) - 岡村哲男
- (戦後史実録シリーズ 空白の900分 -国鉄総裁怪死事件-) (1980年、NHK)
- 大捜査線 第30話「ひとつの愛が死んで……」(1980年、CX)
- 西部警察 PART-III 第24話「誘拐! 山形・蔵王ルート」(1983年、ANB) - 片山道彦
- (新大型時代劇) / 真田太平記(1985年、NHK) - 鈴木主水
- ドラマ人間模様 / 魚河岸ものがたり(1987年、NHK)
- 連続テレビ小説 / 凛凛と(1990年、NHK)
- ザ・ガードマン(判明分のみ、TBS)
- 第121話「魔性の女」
- 第159話「死の試走車」
- 第166話「殺されに来た二人の男」
- 第176話「新・四谷怪談」
- 第194話「死刑執行人の歌が聞こえる」
- 第214話「黒いロケット」
- 第255話「怪談・手首のない幽霊」
- 第263話「裏口入学は死を招く」
- 第269話「団地奥さんがスターになる方法」
- 第274話「妻の浮気は死を招く」
- 第278話「怪談・壁からでる幽霊」
- 第287話「チエミのモーレツ女課長を殺せ!」
- 第299話「怪談・幽霊たちのクリスマス」
- 第315話「危険な18歳の奥さん」
映画
- (マグマ大使)(1967年、東映・東急エージェンシー) - マグマ大使の声 ※テレビシリーズの第20話を「東映こどもまつり」内の1編として上映
- やくざ坊主(1967年、大映京都) - 同心近藤
- (囁きのジョー)(1967年、松竹・斎藤プロダクション) - 三輪
- ある殺し屋の鍵(1967年、大映京都) - 荒木
- 兵隊やくざ 強奪(1968年、大映京都) - 張隊長
- 二匹の用心棒(1968年、大映京都) - 和吉
- 博徒一代 血祭り不動(1969年、大映京都) - 輪島勇一
- (女賭博師丁半旅)(1969年、大映東京) - 坂巻健
- ウルトラマン物語(1984年、松竹・円谷プロダクション) - ナレーター
舞台
- 雷雨(1960年、ぶどうの会) - クリーギン[9]
- ニコライ堂裏(1962年、ぶどうの会) - 信彦[10]
- 明治の楔(1962年、ぶどうの会) - 佐竹和三郎[5]
- マニラ瑞穂記(1964年、ぶどうの会) - 古賀中尉[5]
吹き替え
俳優
- アラン・ラッド
- ピーター・オトゥール
-
- クリエイター(ハリー)
- パワープレイ(ゼラー大佐)
- プランケット城への招待状(ピーター・プランケット)※日本テレビ版
- 炎の砦マサダ(コルネリウス・フラヴィウス・シルヴァ)
- ラ・マンチャの男(セルバンテス / ドン・キホーテ / アロンソ・キハーナ)
- マイケル・ケイン
-
- アシャンティ(デビッド)
- カリフォルニア・スイート(シドニー)※テレビ朝日版
- 国際諜報局(ハリー・パーマー)※TBS版(DVD収録)
- 殺しのドレス(ロバート・エリオット医師)※TBS版(ハピネット・ピクチャーズ版Blu-ray収録)
- 泥棒貴族(ハリー・トリスタン・ディーン)
- ロック・ハドソン
洋画・海外ドラマ
- 愛の狩人(サンディ〈アート・ガーファンクル〉)※ビデオ・LD版
- アマデウス(皇帝ヨーゼフ2世〈ジェフリー・ジョーンズ〉)
- 赤い空(エド・ミラー〈ジェフリー・ハンター〉)
- (青い大きな海)(スカルチョ〈イブ・モンタン〉)
- (いまだ見ぬ人)(ジャン・クロード・ブリアリ)
- 宇宙家族ロビンソン・第1シーズン(ジョン・ロビンソン博士〈ガイ・ウィリアムス〉)
- 宇宙水爆戦(カル・ミーチャム博士〈レックス・リーズン〉)※NET版
- 大人は判ってくれない(ジュリアン〈アルベール・レミー〉)
- 怪傑ゾロ(ガイ・ウィリアムス)
- カサノバ(ジャコモ・カサノバ〈ドナルド・サザーランド〉)※テレビ朝日版(HDニューマスター版Blu-ray・DVD収録)
- 機械じかけのピアノのための未完成の戯曲(ニコライ・トリレツキー〈ニキータ・ミハルコフ〉)※NHK版
- 偽装の女(ブラウン〈フランチョット・トーン〉)※NHK版
- (キャット)(ロバート・ロッジア)
- (恐怖の13日間)(ナレーション)
- (キリマンジェロの決斗)(ロバート・テイラー)
- 刑事コロンボ 美食の報酬(ポール・ジェラード〈ルイ・ジュールダン〉)
- 刑事ロニー・クレイブン(グローガン)
- (高官誘拐)(ナレーション)
- 最後の銃撃(スチュアート・グレンジャー)
- ザイラーの初恋物語(ペーター〈トニー・ザイラー〉)
- サウンド・オブ・ミュージック(フォン・トラップ大佐〈クリストファー・プラマー〉)※ソフト版
- 殺人者たち(ジョニー・ノース〈ジョン・カサヴェテス〉)
- ザ・ディープ(デヴィッド・サンダース〈ニック・ノルティ〉)※機内上映版
- 三銃士(アラミス〈リチャード・チェンバレン〉)
- サンセット77 「愛と欲」
- 三人のあらくれ者(コルト・ソンダース大尉〈チャールトン・ヘストン〉)※テレビ東京版
- ジェシカおばさんの事件簿
- 「クラリネットのすすり泣き」(シメオン・カーショー警部〈ブラッドフォード・ディルマン〉)
- (ジェーン・ピットマン)(記者クェンティン〈マイケル・マーフィー〉)
- (十二人の怒れる男)(陪審員12番〈ロバート・ウェッバー〉)※テレビ朝日版
- (深海からの脱出)(ナレーション)
- スカーフェイス(アレハンドロ・ソーサ〈ポール・シェナー〉)※テレビ東京版
- スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(ガーヴェン・ドレイス、ナレーター)※日本テレビ版1
- スペース1999(アラン・カーター〈ニック・テイト〉)
- 0011ナポレオン・ソロ(サティン〈リカルド・モンタルバン〉)第9話、(ファーミントン)第19話、(スビニオン)第61話
- 潜航決戦隊(デューイ・コナーズ少佐〈ダナ・アンドリュース〉)※NET新録版
- 大草原の小さな家
- 「ベイカー先生休診」(ローガン〈バール・ディベニング〉)
- タイムトンネル
- 「リンカーン暗殺計画」(ジェレマイヤー〈スコット・マーロー〉)
- 「スパイと怪獣」(ニモン〈ロバート・デュヴァル〉)
- 大陸横断超特急(ロジャー・デヴロー〈パトリック・マクグーハン〉)※テレビ朝日版
- チェーン・リアクション(ハインリッヒ〈ロス・トンプソン〉)※テレビ朝日版
- ティファニーで朝食を(ポール・バージャク〈ジョージ・ペパード〉)※フジテレビ版
- 電撃スパイ作戦 #5(クロフト<(ジェラルド・ハーパー)>)、#9 (デル・マーコ<(エドワード・ブレイショー)>)
- 2001年宇宙の旅(HAL 9000〈ダグラス・レイン〉)※テレビ朝日版
- 2010年(HAL 9000〈ダグラス・レイン〉)※テレビ朝日版
- バークにまかせろ(ティム・ティルソン〈ゲイリー・コンウェイ〉)
- ハウリング(フランシス〈ケヴィン・マッカーシー〉)
- ハネムーン(キット・ケリー〈(アンソニー・スティール)〉)
- (遥かなる地平線)(ウィリアム・クラーク中尉〈チャールトン・ヘストン〉)※テレビ東京版
- 羊たちの沈黙(ハンニバル・レクター〈アンソニー・ホプキンス〉)※VHS版
- ファイナル・カウントダウン(ウォーレン・ラスキー〈マーティン・シーン〉)※フジテレビ版
- ブラックホール(ダン・ホランド〈ロバート・フォスター〉)※フジテレビ版
- (弁護士ジャッド)
- 「象牙の塔からの眺め」(ベアズリー〈デニス・ウィーバー〉)
- 北極の基地/潜航大作戦(ジョーンズ〈パトリック・マクグーハン〉)※テレビ朝日版
- ポンペイ最後の日(ピラト〈ベイジル・ラスボーン〉)
- ミステリー・ゾーン(キャラハン[11])
- 未知との遭遇(クロード・コラム〈フランソワ・トリュフォー〉)※テレビ朝日旧録版
- 名探偵ポワロ 海上の悲劇(クラパトン)※NHK版
- モンテカルロ・ラリー(ディグビー・ドーリッシュ少佐〈ピーター・クック〉)
- 野獣暁に死す(ビル・カイオワ〈モンゴメリー・フォード〉)※TBS版
- (遊女・杜十娘)(リンフ〈(類際成)〉)
- 四銃士(アラミス〈リチャード・チェンバレン〉)
- ラストエンペラー(ナレーション)
- らせん階段(スティーヴン・ウォーレン〈ゴードン・オリヴァー〉)
- ラット・パトロール 第1シーズン(サム・トロイ軍曹〈クリストファー・ジョージ〉)日本テレビ系
- レナードの朝(レナード・ロウ〈ロバート・デ・ニーロ〉)※ソフト版
- ローハイド(ピート・ノーラン)
- ロンメル軍団を叩け(ヒュー・ターキントン少佐〈クリントン・グレイン〉)
- 地上最強の美女バイオニック・ジェミー(コンピューター アレックス7000)
テレビアニメ
- 宇宙ライダーエンゼル / キャプテン・ゼロ(英語版)(1963年) - スコット・マクロード
- 鉄腕アトム (アニメ第1作)(1963年) - 青騎士、ホームスパン、他
- 科学少年J.Q(1965年) - レース
- W3(1965年) - 星光一
- 太陽の使者 鉄人28号(1980年) - 敷島博士[12]
- ハロー!サンディベル(1981年) - レスリー・クリスティー
- アンドロメダ・ストーリーズ(1982年) - ナレーション
劇場アニメ
- FUTURE WAR 198X年(1982年) - ギブスン大統領[13]
- 時空の旅人(1986年) - 明智光秀[14]
- (宇宙皇子)(1989年) - ナレーション[15]
- 三国志 - ナレーター
- 三国志 第一部・英雄たちの夜明け(1992年)
- 三国志 第二部・長江燃ゆ!(1993年)
ラジオ
CD
- インフェリウス惑星戦史外伝 CONDITION GREEN(ブラフォード将軍)
CM
- 全薬工業 『コザック』(顔出し)
その他
- NHKスペシャル『大英博物館』(ナレーション)
- 残酷を超えた驚愕ドキュメント・カランバ(ナレーション)
- 世界・ふしぎ発見!(ナレーション)
- アメリカン・バイオレンス(1981年 日本・アメリカ合作ドキュメンタリー映画)(ナレーション)
- ヨーロッパ〜激動の20世紀(ジョン・テライン)(NHK)
- いきいき大自然(デイビッド・アッテンボロー)(NHK)
脚注
- ^ a b c 『日本タレント名鑑(1992年版)』VIPタイムズ社、1992年、82頁。
- ^ a b c d e 『新撰 芸能人物事典―明治~平成』日外アソシエーツ、2010年11月1日、229頁。ISBN (978-4816922831)。
- ^ a b 読売新聞1992年8月8日27面「訃報 金内吉男氏」(読売新聞縮刷版1992年8月号p.369)読売新聞社
- ^ a b c d “金内 吉男”. 青二プロダクション. 2020年1月28日閲覧。
- ^ a b c d e f 『新劇便覧』テアトロ、1965年、255、446頁。
- ^ a b 『声優の世界-アニメーションから外国映画まで』朝日ソノラマ〈ファンタスティックコレクション別冊〉、1979年10月30日、77頁。
- ^ 石田は『羊たちの沈黙』(テレビ朝日版)でもハンニバル・レクターを演じている。
- ^ 正確には本編ノーカット放送された劇場公開版にディレクターズ・カット版で追加されたシーンを吹き替えた物。
- ^ 『芸能』9月号、(芸能学会)、1960年、80頁。
- ^ 『芸能』9月号、(芸能学会)、1962年、82頁。
- ^ 池田憲章、『ミステリー・ゾーン/未知の世界 傑作選 Vol.1』 Disc 1、ジャケット裏解説文、パイオニアLDC、1997年
- ^ “”. トムス・エンタテインメント. 2016年6月1日閲覧。
- ^ “”. メディア芸術データベース. 文化庁. 2018年2月11日閲覧。
- ^ “作品紹介”. マッドハウス 2016年5月1日閲覧。
- ^ “宇宙皇子 - 作品情報・映画レビュー”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2018年2月11日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 青二プロダクションによるプロフィール
- 金内吉男のプロフィール・画像・写真 - WEBザテレビジョン
- 金内吉男 - KINENOTE
- 金内吉男 - オリコン
- 金内吉男 - MOVIE WALKER PRESS
- 金内吉男 - 映画.com
- 金内吉男 - allcinema
- 金内吉男 - 日本映画データベース
- 金内吉男 - テレビドラマデータベース
- Yoshio Kaneuchi - IMDb(英語)