谷口 彰悟(たにぐち しょうご、1991年7月15日 - )は、熊本県熊本市東区出身のプロサッカー選手。カタール・スターズリーグ・アル・ラーヤンSC所属。ポジションはミッドフィールダー[1]、ディフェンダー。日本代表。
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川崎フロンターレ時代 | ||||||
名前 | ||||||
愛称 | ショーゴ、タニ | |||||
カタカナ | タニグチ ショウゴ | |||||
ラテン文字 | TANIGUCHI Shogo | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 | 日本 | |||||
生年月日 | 1991年7月15日(31歳) | |||||
出身地 | 熊本県熊本市東区 | |||||
身長 | 183cm | |||||
体重 | 75kg | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム | アル・ラーヤンSC | |||||
ポジション | DF / MF | |||||
背番号 | 3 | |||||
利き足 | 右足 | |||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2014-2022 | 川崎フロンターレ | 290 | (20) | |||
2023- | アル・ラーヤンSC | 13 | (0) | |||
代表歴2 | ||||||
2015- | 日本 | 16 | (0) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2022年12月28日現在。 2. 2022年12月5日現在。 (■テンプレート)((■ノート) ■解説)■サッカー選手pj |
来歴
プロ入り前
2010年、熊本県立大津高等学校を経て筑波大学へ進学。1年時からレギュラーに定着し、大型ボランチとして活躍[2]。4年時は主将を務めた[3]。
在学中の2013年8月、川崎フロンターレに特別指定選手として選手登録[4]。また、2011年と2013年には2大会連続でユニバーシアード日本代表としてユニバーシアードに出場し、2011年は金メダル獲得に貢献した。
川崎フロンターレ
複数クラブとの競合の末、2014年に川崎へ正式に入団[5][6]。プロデビュー戦はそれまで経験のなかった左SBで迎え、以降スタメンとして名を連ねた。また(センターバック)としてもプレーし、ルーキーながら複数のポジションをこなすユーティリティ性を見せた。8月30日、名古屋グランパスとの対戦でプロ初得点[7]。
2016年は新加入の奈良竜樹やエドゥアルドの活躍もあり、スタメンから外れる試合もあった。前年から続いてた連続フル出場は途絶えたものの、シーズン途中に奈良が負傷離脱した事もあり再びスタメンで出場するようになった。12月29日、天皇杯・準決勝の大宮アルディージャ戦では決勝ゴールを挙げ、クラブ史上初の同大会決勝進出に貢献した。
2017年3月5日、第2節のサガン鳥栖戦で通算100試合に出場を達成。リーグ戦では過密日程の中、チームで唯一全試合にフル出場し、クラブ史上初タイトルとなるJ1リーグ優勝に貢献した。年間を通してセンターバックとして出場し、リーグ戦では年間7得点を記録した。
2018年もセンターバックの一角としてリーグ戦でフル出場し、3得点を記録し川崎のリーグ2連覇に貢献した。
2019年4月10日、蔚山現代FC戦で膝を痛め負傷交代。本人の申し出もあり同月14日のサガン鳥栖戦はメンバー外となった。これにより2014年8月30日に行われた名古屋グランパス戦から続いていた連続出場記録が155試合で途切れる事となった。尚この記録はフィールドプレイヤーJ1歴代2位の記録となっている。
2020年シーズンよりキャプテンに就任。Jリーグベストイレブンに選出される活躍をし、J1と天皇杯で優勝し2冠を達成した。
2021年もキャプテンを務め、クラブのJ1リーグ2連覇を再び達成した。個人としても2年連続3度目のベストイレブンに選出。
2022年12月19日、海外クラブへの移籍を前提とした移行手続きのため退団を発表[8]。
アル・ラーヤンSC
12月28日、アル・ラーヤンSCに加入することが発表された[9]。2023年1月6日、第8節のアル・スィーリーヤSC戦で新天地デビューを果たした[10]。2月13日のアル・アハリ戦で初アシストを記録した[11]。
日本代表
2015年3月、日本代表のバックアップメンバーに初選出。5月12日・13日に行われるサッカー日本代表の合宿メンバーに選ばれ、6月11日のイラク戦の日本代表初出場を果たした[12]。2021年、再び日本代表に選出。
2022年、FIFAワールドカップ・アジア最終予選を戦う日本代表に選出され、中国戦[13]、サウジアラビア戦に先発フル出場し2試合連続のクリーンシートでの勝利に貢献した[14]。7月、EAFF E-1サッカー選手権2022ではキャプテンとして優勝を果たし、大会ベストDFに選出された[15]。同年11月、ワールドカップカタール大会に臨む代表メンバーに選出された[16]。グループリーグ最終節のスペイン戦で吉田麻也、板倉滉と共に3バックの左CBとしてスタメン起用され、日本代表選手としてはこれまでで最年長となる31歳139日でワールドカップ初出場[17]。相手シュートを防いだりスペイン代表のエースガビを完全に封じるなど守備で勝利に貢献、チームは決勝トーナメント進出を果たした[18][19]。決勝トーナメント1回戦、クロアチア戦でも先発起用され、試合開始直後の決定機は決め切れなかったが、ディフェンス面では良いプレーを見せた[20][21]。
人物
所属クラブ
個人成績
国内大会個人成績 | |||||||||||
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年度 | クラブ | 背番号 | リーグ | リーグ戦 | (リーグ杯) | (オープン杯) | 期間通算 | ||||
出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||||
日本 | リーグ戦 | リーグ杯 | 天皇杯 | 期間通算 | |||||||
2008 | 大津高 | 14 | - | - | - | 2 | 1 | 2 | 1 | ||
2011 | 筑波大 | 3 | - | - | 2 | 0 | 2 | 0 | |||
2012 | - | - | 2 | 0 | 2 | 0 | |||||
2013 | - | - | 2 | 1 | 2 | 1 | |||||
2014 | 川崎 | 15 | J1 | 30 | 1 | 4 | 0 | 1 | 0 | 35 | 1 |
2015 | 5 | 34 | 2 | 6 | 0 | 3 | 0 | 43 | 2 | ||
2016 | 34 | 1 | 6 | 2 | 5 | 1 | 45 | 4 | |||
2017 | 34 | 7 | 4 | 0 | 1 | 0 | 39 | 7 | |||
2018 | 34 | 3 | 2 | 0 | 3 | 1 | 39 | 4 | |||
2019 | 30 | 0 | 5 | 0 | 2 | 0 | 37 | 0 | |||
2020 | 30 | 3 | 4 | 0 | 2 | 0 | 36 | 3 | |||
2021 | 30 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 34 | 0 | |||
2022 | 33 | 3 | 2 | 0 | - | - | 35 | 3 | |||
通算 | 日本 | J1 | 289 | 20 | 33 | 2 | 21 | 2 | 343 | 24 | |
日本 | 他 | - | - | 8 | 2 | 8 | 2 | ||||
総通算 | 289 | 20 | 33 | 2 | 29 | 4 | 351 | 26 |
- 2013年は特別指定選手
- 2016年
- Jリーグチャンピオンシップ 1試合0得点
- 2018年
- XEROX SUPER CUP 1試合0得点
- 2019年
- FUJI XEROX SUPER CUP 1試合0得点
国際大会個人成績 | ||||
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年度 | クラブ | 背番号 | 出場 | 得点 |
AFC | ACL | |||
2014 | 川崎 | 15 | 5 | 0 |
2017 | 5 | 8 | 1 | |
2018 | 4 | 0 | ||
2019 | 6 | 1 | ||
2021 | 6 | 0 | ||
2022 | 5 | 0 | ||
通算 | AFC | 34 | 2 |
- Jリーグ初出場 - 2014年3月23日 J1第4節 vsFC東京(味の素スタジアム)
- Jリーグ初得点 - 2014年8月30日 J1第22節 vs名古屋グランパス(名古屋市瑞穂陸上競技場)
タイトル
クラブ
- 川崎フロンターレ
- J1リーグ:4回(2017年、2018年、 2020年、2021年)
- FUJI XEROX SUPER CUP:2回(2019年、2021年)
- Jリーグカップ:1回(2019年)
- 天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会:1回(2020年)
代表
- ユニバーシアード日本代表
- 日本代表
個人
- 全国高等学校サッカー選手権大会 大会優秀選手(2008年)
- 関東大学サッカーリーグ戦1部 ベストイレブン(2011年、2013年)
- デンソーカップチャレンジサッカー ベストイレブン(2012年)
- (Jリーグフェアプレー個人賞):1回(2015年)
- Jリーグ・優秀選手賞:6回(2017年 - 2022年)
- Jリーグベストイレブン:4回(2018年、2020年、2021年、2022年)
- EAFF E-1サッカー選手権 最優秀DF:1回(2022年)
- JPFAアワード(J1)・ベストイレブン:1回(2022年)
代表歴
出場大会
- ユニバーシアード日本代表
- 日本代表
試合数
- 国際Aマッチ 16試合 0得点(2015年 - )
出場
No. | 開催日 | 開催都市 | スタジアム | 対戦国 | 結果 | 監督 | 大会 |
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1. | 2015年6月11日 | 横浜 | 日産スタジアム | イラク | ○4-0 | ハリルホジッチ | キリンチャレンジカップ2015 |
2. | 2015年8月2日 | 武漢 | 武漢体育中心 | 朝鮮民主主義人民共和国 | ●1-2 | EAFF東アジアカップ2015 | |
3. | 2017年12月9日 | 東京 | 味の素スタジアム | ○1-0 | EAFF E-1サッカー選手権2017 | ||
4. | 2021年6月7日 | 大阪 | パナソニックスタジアム吹田 | タジキスタン | ○4-1 | 森保一 | 2022 FIFAワールドカップ・アジア2次予選 |
5. | 2021年6月11日 | 神戸 | ノエビアスタジアム神戸 | セルビア | ○1-0 | キリンチャレンジカップ2021 | |
6. | 2022年1月27日 | さいたま | 埼玉スタジアム2002 | 中国 | ○2-0 | 2022 FIFAワールドカップ・アジア3次予選 | |
7. | 2022年2月1日 | サウジアラビア | ○2-0 | 2022 FIFAワールドカップ・アジア3次予選 | |||
8. | 2022年3月29日 | ベトナム | △1-1 | 2022 FIFAワールドカップ・アジア3次予選 | |||
9. | 2022年6月2日 | 札幌 | 札幌ドーム | パラグアイ | ○4-1 | キリンチャレンジカップ2022 | |
10. | 2022年6月10日 | 神戸 | ノエビアスタジアム神戸 | ガーナ | ○4-1 | キリンカップサッカー2022 | |
11. | 2022年7月19日 | 鹿嶋 | 茨城県立カシマサッカースタジアム | 香港 | ○6-0 | EAFF E-1サッカー選手権2022 | |
12. | 2022年7月27日 | 豊田 | 豊田スタジアム | 韓国 | ○3-0 | ||
13. | 2022年9月27日 | デュッセルドルフ | エスプリ・アレーナ | エクアドル | △0-0 | 親善試合 | |
14. | 2022年11月17日 | ドバイ | アール・マクトゥーム・スタジアム | カナダ | ●1-2 | ||
15. | 2022年12月1日 | ライヤーン | ハリーファ国際スタジアム | スペイン | ○2-1 | 2022 FIFAワールドカップ | |
16. | 2022年12月5日 | アル=ワクラ | アル・ジャヌーブ・スタジアム | クロアチア | △1-1 (PK1-3) |
脚注
- ^ “[MOM271筑波大MF谷口彰悟(4年)_エースの穴を埋めたキャプテン]”. ゲキサカ (2013-12-014). 2020年7月15日閲覧。
- ^ DF谷口彰悟(筑波大)「丁寧にボールをつなぐ」 ゲキサカ、2011年8月11日
- ^ 「自分が成長できるところへ」の進路も注目の筑波大MF谷口主将、「焦れずに粘り強く」巻き返す ゲキサカ、2013年4月27日
- ^ 谷口彰悟選手 JFA・Jリーグ特別指定選手承認のお知らせ KAWASAKI FRONTALE、2013年8月28日
- ^ 筑波大MF谷口を獲得内定 スポーツ報知、2013年8月23日[]
- ^ 谷口彰悟選手加入内定のお知らせ KAWASAKI FRONTALE、2013年8月23日
- ^ “谷口彰悟”. データJリーグ. 2022年2月2日閲覧。
- ^ “谷口彰悟選手、退団のお知らせ”. 2022年12月19日閲覧。
- ^ “日本代表DF谷口彰悟、カタール1部アル・ラーヤン移籍が公式発表。31歳で初の海外挑戦に”. GOAL. 2022年12月29日閲覧。
- ^ 「メンツがイカつい!そして男前!」谷口彰悟のカタールデビュー報告に脚光!「青ももちろん似合うけど赤もあり」サッカーダイジェスト(2023年1月6日)2023年2月5日閲覧。
- ^ “谷口彰悟が初アシスト! 絶妙な縦パスで快勝に貢献、先制点も起点に”. 超ワールドサッカー (2023年2月14日). 2023年3月20日閲覧。
- ^ “川崎の谷口彰悟 最終予選で示した国内組の矜持”. 産経ニュース (2022年1月6日). 2022年2月9日閲覧。
- ^ “【日本代表】谷口彰悟が最終予選初出場だからこそ感じたズレ。「ためらってしまった場面があった」という誠実さ”. サッカーマガジン (2022年2月1日). 2022年2月2日閲覧。
- ^ “CBコンビ谷口彰悟と板倉滉、サウジのクロス成功1本に封じる 無失点勝利に貢献”. 日刊スポーツ (2022年2月1日). 2022年2月2日閲覧。
- ^ “E-1選手権のMVPは相馬勇紀! 3ゴールの町野修斗とW得点王…ベストDFには谷口彰悟”. サッカーキング. 2022年12月3日閲覧。
- ^ FIFAワールドカップカタール2022™ SAMURAI BLUE(日本代表)メンバー JFA 2022年11月1日
- ^ “谷口、最年長W杯デビュー 槙野抜いた!フィールドプレーヤー31歳139日”. スポニチ. 2022年12月3日閲覧。
- ^ “日本2-1スペイン|採点&寸評 流れを変えた堂安、三笘が勝利の立役者!! 田中、守田のダブルボランチや守備陣も大奮闘”. サッカーダイジェスト. 2022年12月2日閲覧。
- ^ “Japan 2-1 Spain Player ratings as stunning comeback victory sends Samurai Blue top”. 90min. 2022年12月2日閲覧。
- ^ “Japan 1-1 Croatia (1-3 on pens): Player ratings as shootout hero Livakovic sends Croatia through”. 90MIN (2022年12月5日). 2023年3月16日閲覧。
- ^ “【日本1(1PK3)1クロアチア|採点&寸評】ベスト16の壁は高かった…それでも日本の奮戦を称えたい”. サッカーダイジェスト (2022年12月6日). 2023年3月20日閲覧。
- ^ 谷口彰悟と車屋紳太郎の“熊本兄弟”。川崎のCB物語は日本代表へと続く。 Number Web(2018年9月5日)
関連項目
外部リンク
- 川崎フロンターレによる公式プロフィール
- 谷口彰悟 - LINE BLOG
- 谷口彰悟 (@shogo_taniguchi_5) - Instagram
- 谷口彰悟 (@sh0g0715) - Twitter
- 谷口彰悟選手のブログ
- 谷口彰悟 - National-Football-Teams.com (英語)
- 谷口彰悟 - Soccerway.com (英語)
- 谷口彰悟 - Soccerbase.comによる選手データ (英語)
- 谷口彰悟 - FootballDatabase.eu (英語)
- 谷口彰悟 - WorldFootball.net (英語)
- 谷口彰悟 - Transfermarkt.comによる選手データ (英語)
- 谷口彰悟 - J.League Data Siteによる選手データ
- 谷口彰悟 - TheFinalBall.com (英語)