石狩追分駅(いしかりおいわけえき)は、かつて北海道雨竜郡雨竜町満寿[2]にあった日本国有鉄道(国鉄)札沼線の駅(廃駅)である。事務管理コードは▲120209[2]。
歴史
- 1931年(昭和6年)10月10日 - 札沼北線石狩沼田 - 中徳富(初代、現在の新十津川)間開通により開業[3]。一般駅[1]。
- 1943年(昭和18年)10月1日 - 太平洋戦争激化により石狩月形 - 当駅間が不要不急線として休止となり、当駅は終着駅となる[1]。
- 1944年(昭和19年)7月21日 - 当駅 - 石狩沼田間休止にともない休止[1]。
- 1956年(昭和31年)11月16日 - 雨竜 - 石狩沼田間復活により駅が復活[1]。札沼線が全線復旧。
- 1972年(昭和47年)6月19日 - 札沼線新十津川 - 石狩沼田間廃止に伴い廃駅となる[1]。
駅名の由来
当駅付近が昔から石狩国と天塩国の交通上重要な分岐点(追分)であったことに由来する。旧国名の「石狩」を冠したのは、当駅の開業時すでに道内に同名の駅が存在していたためである[4]。
駅構造
駅舎は札幌に向かって左手の東側に設置され、駅裏側利用の島状の単式ホーム1面1線と、駅舎とホーム間に貨物積卸線を1本有していた。貨物ホームは設置されていなかった。また両端の分岐は貨物積卸線側が開いた片開分岐で、本線側が1線スルー状になっていた[5]。
駅跡
設備は一切撤去されたが、駅のあったことを記念する石碑が立っている。駅前の道路は整備されて現在も使われている。
隣の駅
脚注
関連項目
外部リンク
国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス 1963年撮影航空写真 MHO631X-C6-6 中央やや左手に当駅。