この記事は(検証可能)な(参考文献や出典)が全く示されていないか、不十分です。(2021年7月) |
ますだし 益田市 | |
---|---|
萬福寺庭園 | |
国 | 日本 |
地方 | 中国地方、山陰地方 中国・四国地方 |
都道府県 | 島根県 |
市町村コード | 32204-1 |
法人番号 | 2000020322041 |
面積 | 733.19km2 |
総人口 | 43,280人 ([編集]) (推計人口、2023年4月1日) |
人口密度 | 59人/km2 |
隣接自治体 | 浜田市、鹿足郡津和野町、吉賀町 山口県:萩市、岩国市 広島県:廿日市市、山県郡北広島町、安芸太田町 |
市の木 | ケヤキ |
市の花 | スイセン |
益田市役所 | |
市長 | 山本浩章 |
所在地 | 〒698-8650 島根県益田市常盤町1番1号 北緯34度40分29秒 東経131度50分34秒 / 北緯34.67475度 東経131.84283度座標: 北緯34度40分29秒 東経131度50分34秒 / 北緯34.67475度 東経131.84283度 |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
■ ― 市 / ■ ― 町 / ■ ― 村 | |
ウィキプロジェクト |
山口県、広島県と接している。北は日本海に面しており、南には中国山地がある。山陰と山陽を結ぶ交通の要衝地である。2022年11月に世界歴史都市連盟に加盟した[1]。
地理
益田市は本州の西端部に位置し、日本海に面する。現在の益田市の中心部は、高津川と益田川との間の狭い氾濫原に形成されている。このような場所であること、東シナ海の湿った風と朝鮮半島からの風が合流して線状降水帯が形成されやすいために、例えば1965年や1983年などに豪雨によって被災した。なお、中世以前からの街の中心部は、益田駅東方に有る。
益田市は以前から山口県と境界を接しており、2004年に美都町と匹見町を吸収合併した結果、広島県とも境界を接するようになった。なお、合併後の益田市の市域面積は、島根県内の自治体では最大である。市域の南部は中国山地の西部に当たり、1000 m級の山々が連なり、特に2004年に合併した美都地区、匹見地区についてはエリアの9割近くが山林で占められている。
主な山岳
主な河川
島嶼
気候
匹見地区は、日本最西端の豪雪地帯として知られる。
益田(あけぼの東町)の気候 | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 20.4 (68.7) | 24.1 (75.4) | 26.6 (79.9) | 31.7 (89.1) | 32.4 (90.3) | 36.1 (97) | 37.9 (100.2) | 39.3 (102.7) | 37.4 (99.3) | 33.7 (92.7) | 27.4 (81.3) | 25.3 (77.5) | 39.3 (102.7) |
平均最高気温 °C (°F) | 9.1 (48.4) | 10.0 (50) | 13.2 (55.8) | 18.5 (65.3) | 22.8 (73) | 26.1 (79) | 30.3 (86.5) | 31.9 (89.4) | 27.6 (81.7) | 22.6 (72.7) | 17.2 (63) | 12.0 (53.6) | 20.11 (68.2) |
日平均気温 °C (°F) | 5.3 (41.5) | 5.9 (42.6) | 8.5 (47.3) | 13.4 (56.1) | 17.7 (63.9) | 21.7 (71.1) | 26.1 (79) | 27.2 (81) | 23.0 (73.4) | 17.3 (63.1) | 12.3 (54.1) | 7.7 (45.9) | 15.6 (60.1) |
平均最低気温 °C (°F) | 1.7 (35.1) | 1.8 (35.2) | 3.7 (38.7) | 7.9 (46.2) | 12.7 (54.9) | 17.8 (64) | 22.5 (72.5) | 23.3 (73.9) | 18.9 (66) | 12.6 (54.7) | 7.8 (46) | 3.8 (38.8) | 11.21 (52.17) |
最低気温記録 °C (°F) | −5.1 (22.8) | −7.3 (18.9) | −2.5 (27.5) | −1.9 (28.6) | 3.4 (38.1) | 8.7 (47.7) | 13.6 (56.5) | 16.3 (61.3) | 7.4 (45.3) | 2.9 (37.2) | 0.2 (32.4) | −2.3 (27.9) | −7.3 (18.9) |
降水量 mm (inch) | 100.6 (3.961) | 84.8 (3.339) | 123.4 (4.858) | 109.6 (4.315) | 137.8 (5.425) | 205.7 (8.098) | 246.9 (9.72) | 116.6 (4.591) | 183.3 (7.217) | 100.7 (3.965) | 100.9 (3.972) | 99.9 (3.933) | 1,610.2 (63.394) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 13.4 | 12.7 | 13.3 | 10.5 | 10.5 | 11.2 | 11.3 | 8.2 | 10.8 | 9.3 | 10.9 | 12.9 | 135 |
平均月間日照時間 | 70.3 | 89.5 | 141.5 | 187.0 | 204.1 | 162.0 | 177.5 | 215.6 | 164.8 | 166.2 | 120.3 | 89.6 | 1,788.4 |
出典:気象庁 |
歴史
中世には益田氏の本拠であった(益田氏の名字はこれに由来する)。近世は高津川より東は浜田藩、西は津和野藩が統治した。
年表
- 1952年(昭和27年)11月1日 - 益田市消防本部を設置。
- 1953年(昭和28年)4月1日 - 島根県立益田産業高等学校が開校。
- 1963年(昭和38年)4月1日 - 島根県立益田工業高等学校が開校。
- 1965年(昭和40年)7月13日 - 集中豪雨により多田川の堤防が3カ所で決壊。民家流出1戸、一部流出2戸、床上浸水328戸、床下浸水263戸[2]。
- 1970年(昭和45年)10月31日 - 益田地区広域市町村圏事務組合を設立。
- 1975年(昭和50年)3月 - 高島の全住民が集団移住し、高島を無人化。
- 1993年(平成5年)7月 - 石見空港が開港。
- 2002年(平成14年)
- 2005年(平成17年)10月9日 - 島根県芸術文化センター グラントワが開館。
- 2006年(平成18年)
- 4月1日 - 島根県立益田産業高等学校と島根県立益田工業高等学校が統合され、島根県立益田翔陽高等学校が開校。
- 7月29日 - 益田駅前ビル EAGAが開館。
- 2007年(平成19年)3月24日 - 益田道路須子~高津間が開通。
- 2008年(平成20年)10月19日 - 萩・石見空港マラソン全国大会の第1回大会開催。
- 2010年(平成22年)3月27日 - 益田道路遠田~久城間が開通。
- 2011年(平成23年)4月1日 - 萩ケーブルネットワーク(現・萩テレビ)が益田市内にてケーブルテレビ事業(ひとまろビジョン)を開始。
行政区域の変遷
行政
市長
- 山本浩章(3期目)
- 任期:2024年8月1日
歴代市長
代 | 氏名 | 就任日 | 退任日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
初代 | (伊藤正男) | 1952年8月25日 | 1964年8月1日 | 3期 |
2代 | 島田暉山 | 1964年8月2日 | 1976年8月1日 | 3期 |
3代 | 神崎治一郎 | 1976年8月2日 | 1992年8月1日 | 4期 |
4代 | 渋谷義人 | 1992年8月2日 | 1996年8月1日 | 1期 |
5代 | 田中八洲男 | 1996年8月2日 | 2000年8月1日 | 1期 |
6代 | 牛尾郁夫 | 2000年8月2日 | 2008年8月1日 | 2期 |
7代 | 福原慎太郎 | 2008年8月2日 | 2012年8月1日 | 1期。2008年当時、全国でもっとも若い35歳3ヶ月での市長就任となった。 |
8代 | 山本浩章 | 2012年8月2日 | 現職 | 2016年7月再選。2020年7月3選 |
議会
- 定数:22人
- 任期:2023年9月8日
支所
旧美都町・旧匹見町の町役場跡に総合支所(美都総合支所・匹見総合支所)が置かれている。
国の機関
- 松江地方法務局 益田支局
- 松江地方検察庁 益田支部
- 益田区検察庁
- 島根労働局 ハローワーク益田、益田労働基準監督署
- 広島国税局 益田税務署
- 中国地方整備局浜田河川国道事務所 高津出張所、益田国道維持出張所、三隅・益田道路益田推進室
- 自衛隊島根地方協力本部 益田地域事務所
県の機関
- 島根県西部県民センター 益田事務所
- 島根県益田県土整備事務所
- 島根県西部農林振興センター 益田事務所
- 島根県益田教育事務所
- 島根県益田保健所
- 島根県益田家畜保健衛生所
- 島根県消費者センター 石見地区相談室
- 島根県益田児童相談所
- 島根県立西部高等技術校
- 島根県芸術文化センター
司法
経済
駅前再開発
旧市街の益田駅の付近は、2001年3月に策定された「第4次益田市総合振興計画」と「益田市中心市街地活性化基本計画」に基いて、2004年11月から再開発が進められている。これにより、駅前に再開発ビルやグラントワが建築され、旧市街を通る中島染羽線が整備拡幅された。
農業
益田市付近では、メロン(アムスメロン、アールスメロン)やトマトやワサビが栽培されている。果樹では、ブドウやユズの栽培が見られる。
漁業
益田市は日本海に面しており、土田漁港、大浜漁港、木部漁港、津田漁港、小浜漁港、飯浦漁港などで、益田市付近では「ツガニ」と呼ばれるモクズガニなどの水揚げを行っている。また、付近の主要河川である高津川ではアユの漁獲も行っており、高津川産は1 kg1万円を超える場合もある。
製造業
食品関係では鶏卵饅頭を製造している。また、ダイワボウホールディングスのグループ会社が繊維製品を、三菱電機関係会社が電子部品を、それぞれ製造している。
商業
- ショッピングセンター
- スーパーマーケット
- Aコープ
- キヌヤ
- 家電量販店
- ホームセンター
- ドラッグストア
- コンビニエンスストア
本社を置く主要企業
- 石見交通
- キヌヤ
- キューサイファーム島根
- シマネ益田電子 - 三菱電機の関連会社で半導体関連の製造がメイン。
- ジュンテンドー(ホームセンターチェーン)
- (ダイワボウエンジニアリング)
- ひょうま
- (マイメディア)
- (小河計画)
工場・事業所を置く主要企業
- ダイワボウレーヨン工場(旧・大和紡績益田工場)
- ダイワボウプログレス益田工場
- (ダイワボウポリテック)益田工場
- (ダイワボウオーシャンテック)益田工場
姉妹都市・提携都市
- 国内
- 海外
-
人口・地域
人口
益田市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 益田市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |
■紫色 ― 益田市 ■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |
益田市(に相当する地域)の人口の推移 | ||
総務省統計局 国勢調査より |
教育
小学校
- 益田市立益田小学校
- 益田市立高津小学校
- 益田市立吉田小学校
- 益田市立吉田南小学校
- 益田市立安田小学校
- 益田市立鎌手小学校
- 益田市立真砂小学校
- 益田市立豊川小学校
- 益田市立西益田小学校
- 益田市立桂平小学校
- 益田市立戸田小学校
- 益田市立中西小学校
- 益田市立東仙道小学校
- 益田市立都茂小学校
- 益田市立匹見小学校
中学校
- 益田市立益田中学校
- 益田市立高津中学校
- 益田市立益田東中学校
- 益田市立東陽中学校
- 益田市立真砂中学校
- 益田市立横田中学校
- 益田市立小野中学校
- 益田市立中西中学校
- 益田市立美都中学校
- 益田市立匹見中学校
高等学校
特別支援学校
専修学校
- (島根県立石見高等看護学院)
交通
益田市を始めとする石見地域は、他地域との交通の便が芳しくない。それでも、鉄道では2001年に山陰本線の高速化工事が完成し、県庁所在地の松江市とは特急スーパーまつかぜ・スーパーおきにより2時間で結ばれるようにはなった。また、山陰本線で山口県の萩市方面と、山口線で山口県の県庁所在地である山口市と接続されている。なお、高速交通機関の1つとして石見空港が整備され、全日本空輸 (ANA) により東京便が1日2往復就航している。ただし、空港は山陰本線に近いものの、鉄道とは直接接続されていない。
空港
鉄道
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 中心となる駅:益田駅
バス
- 一般路線バス・特急バス
- 石見交通が市内全域を網羅する。そのほか、下記特急バスも市内で途中乗降可能。
- かつては中国ジェイアールバスも岩益線として益田 - 新岩国 - 岩国 - 広島間を運行していたが、廃止された。
- 長距離高速バス
- コミュニティバス・廃止代替バス
道路
山陰自動車道三隅~益田間では、石見三隅ICと遠田ICの間で三隅・益田道路の工事が進んでおり、令和7年の全線開業を目指している。[6]
久城IC-高津IC間は県道久城インター線で結ばれている。
道の駅
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
レジャー
- 三里ヶ浜 - 石見空港の北の海岸で、持石海水浴場とも呼ばれる。
- 益田競馬場 - 2002年8月に休止され、益田場外発売所のみに変更された。競馬場の敷地は残っているものの、用地の一部は、島根県立西部高等技術校などに転用された。なお、付近には乗馬を行うための施設が残っている。
観光
- 蟠龍湖 - 益田競馬場跡の近くに有る人工の池だが、周囲は島根県立の公園として整備された。
- 医光寺
- 萬福寺
- 七尾城(益田城):国史跡
- 三宅御土居:国史跡。
- 七尾公園(七尾城堀跡)
- (天石勝神社)
- スクモ塚古墳
- 高津柿本神社
- 島根県芸術文化センター グラントワ
- 益田市立雪舟の郷記念館
- (双川峡)
- 匹見峡
温泉
祭事
益田市出身の有名人
文化人
スポーツ
芸能・マスコミ
- 青木直人(ジャーナリスト)
- 阿知波信介(元俳優)
- IKUO(ミュージシャンベーシスト)
- (江上敬子)(お笑い芸人、ニッチェ)
- 岡崎典子(日本海テレビ元アナウンサー)
- 上川一哉(舞台俳優)
- 高橋一清(元文藝春秋編集長)
- 福場俊策(俳優)
- 見明凡太朗(俳優)
- メンバー(お笑いコンビ)
- Spinna B-ILL(ミュージシャン)
その他
ゆかりある人物
居住者
その他
脚注
関連項目
外部リンク
- 行政
- 公式ウェブサイト
- 観光
- なつかしの国石見 益田市観光協会公式サイト
- ますだ祇園まつり
- 益田市リンクサイト うぇるかむMASUDA
- 益田地区(旧益田)エリア情報 旧益田をゆく
- 地図
- 益田市に関連する地理データ - オープンストリートマップ
- 島根県益田市 (32204A1968) | 歴史的行政区域データセットβ版 - Geoshapeリポジトリ
- 地図 - Google マップ
- 『(益田市)』 - コトバンク