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山陰本線

山陰本線(さんいんほんせん)は、京都府京都市下京区京都駅から中国地方日本海沿岸(山陰地方)を経由し、山口県下関市幡生駅に至る西日本旅客鉄道(JR西日本)の鉄道路線幹線)である。このほか、仙崎支線あるいは仙崎線と呼ばれる長門市駅 - 仙崎駅間の支線を持つ。

山陰本線
余部橋梁を渡る特急「はまかぜ
(2011年8月)
基本情報
通称 嵯峨野線(京都 - 園部間)
日本
所在地 京都府兵庫県鳥取県島根県山口県
種類 普通鉄道在来線幹線
起点 京都駅
終点 幡生駅
駅数 161駅(支線含む)
電報略号 サイホセ[1]
路線記号 E(京都駅 - 城崎温泉駅間)
A(城崎温泉駅 - 米子駅間)
V伯耆大山駅 - 米子駅間)
D(米子駅 - 益田駅間)
開業 1897年2月15日 (126年前) (1897-02-15)
全通 1933年2月24日 (90年前) (1933-02-24)
所有者 西日本旅客鉄道
運営者 西日本旅客鉄道(第一種鉄道事業者)
嵯峨野観光鉄道(第二種鉄道事業者)
使用車両 使用車両を参照
路線諸元
路線距離 673.8 km(京都 - 幡生駅間)
2.2 km長門市駅 - 仙崎駅間)
軌間 1,067 mm
線路数 複線(一部区間)、単線
電化方式 直流1,500 V 架空電車線方式
(京都駅 - 城崎温泉駅間、伯耆大山駅 - 西出雲駅間)
閉塞方式 自動閉塞式
(京都駅 - 西出雲駅間)
自動閉塞式(特殊)
(出雲市駅 - 幡生駅間、仙崎支線)
最高速度 130 km/h
(テンプレートを表示)

京都駅 - 園部駅間については、「嵯峨野線」も参照。

概要

京都市から京都府内を西北へ延び、兵庫県北部や鳥取県島根県山口県北部の各都市を経て下関市に至る。路線の終点は幡生駅であるが、幡生側の列車は下関駅まで運転されている。竹野駅から幡生駅までは線路が日本海沿いを通っている区間が多い。

支線を除く営業キロは673.8 kmで、新幹線を除くJR線(在来線)としては(日本最長)である[注 1]2002年までは東北本線 (739.2 km) の方が長かったが、東北新幹線の延伸に伴い東北本線の一部が第三セクターIGRいわて銀河鉄道および青い森鉄道へ経営移管されたことにより山陰本線の営業キロを下回った。

また、トンネルは全区間に大小176本(総延長60.3km)存在し、これはJRグループ全体では紀勢本線(180本)に次いで多く、一社完結路線としては最多である[注 2]

京都駅 - 園部駅間は旅客営業規則が定める大都市近郊区間のうち、大阪近郊区間に含まれており、この区間には「嵯峨野線」という愛称がある。京都駅 - 城崎温泉駅胡麻駅 - 城崎温泉駅間は一部の駅のみ)と伯耆大山駅 - 出雲市駅間はIC乗車カードICOCA」の利用可能エリアに含まれている[2]。嵯峨野線区間を含めた京都駅 - 城崎温泉駅間は、E路線記号[3]、紫()のラインカラーが設定されている。これに加え、鳥取県を中心とした城崎温泉駅 - 米子駅間には、A の路線記号と、(鳥取二十世紀梨)をイメージした黄緑()のラインカラーが、島根県を中心とした米子駅 - 益田駅間には、D の路線記号と、日本海と宍道湖の夕日をイメージした朱()のラインカラーが、それぞれ2016年2月より導入されている(両区間の境界は米子駅となる)[4]。なお、伯耆大山駅 - 米子駅間は伯備線の列車が乗り入れるため、重複して V の路線記号と、)のラインカラーが設定されている。

近畿エリアの路線記号の適用対象でありながら、2015年3月14日ダイヤ改正時点での構内の旅客案内への反映は嵯峨野線内の各駅にとどまっていたが、2016年3月26日ダイヤ改正より前述の米子支社(現・山陰支社)ともども、福知山支社(現・福知山管理部)管内の各駅における旅客案内や一部の所属車両の方向幕でも、米子支社制定分を含めたラインカラーや路線記号の本格使用を開始した。これに際し、上川口駅 - 城崎温泉駅についても紫色にEの路線記号に包含され、当該各駅でもこの路線記号を使用するようになり、同年4月頃には公式サイトの路線図[5]にも反映された。

一方、広島支社管内の戸田小浜駅 - 幡生駅間には路線記号はないが、広島エリアの路線図[6]や当該各駅の駅掲示時刻表のシンボルとして、オリーブ色()が使用されている。広島支社管内の駅ならびに博多南駅の運賃表でもこのカラーで表現されているが、米子支社管内の駅では2019年10月の運賃表への路線記号反映以降も、益田駅以西のみ従来通りコーポレートカラー(仙崎支線は灰色)で表記されている。

なお、支社および鉄道部の管轄は以下のように分かれている[7]

路線データ

  • 管轄・路線距離(営業キロ):全長676.0 km(支線含む)
    • 西日本旅客鉄道((第一種鉄道事業者)):
      • 京都駅 - 幡生駅間 673.8 km
      • 長門市駅 - 仙崎駅間 2.2 km
    • 嵯峨野観光鉄道(第二種鉄道事業者):
      • トロッコ嵯峨駅 - トロッコ亀岡駅間 (7.3 km)
  • 軌間:1067mm
  • 駅数:161(起終点駅含む。嵯峨野観光鉄道の駅は除く)
    • 山陰本線所属駅に限定した場合、東海道本線所属の京都駅と山陽本線所属の幡生駅[8] が除外され、159駅となる。
  • 複線区間:
  • 電化区間:
    • 京都駅 - 城崎温泉駅間、伯耆大山駅 - 西出雲駅間(直流1500 V
  • 閉塞方式
    • 京都駅 - 西出雲駅間:自動閉塞式
    • 西出雲駅 - 幡生駅間、仙崎支線:自動閉塞式(特殊)
  • 保安装置:
    • 京都駅 - 園部駅間:(ATS-P)および(ATS-SW)(拠点P方式)
    • 嵯峨嵐山駅 - 馬堀駅間(旧線)、園部駅 - 幡生駅間、長門市駅 - 仙崎駅間:ATS-SW
  • 最高速度:
    • 嵯峨嵐山駅 - 馬堀駅間、綾部駅 - 福知山駅間:130 km/h
    • 京都駅 - 嵯峨嵐山駅間、馬堀駅 - 綾部駅間:120 km/h
    • 鳥取駅 - 出雲市駅間:120 km/h(キハ187系及びHOT7000系等の振り子機能搭載列車)、100 km/h(その他の列車)
    • 出雲市駅 - 益田駅間:110 km/h(キハ187系運用列車)、90 km/h(その他の列車)
    • 福知山駅 - 鳥取駅間、益田駅 - 幡生駅間:95 km/h
    • 長門市駅 - 仙崎駅間:85 km/h
    • 嵯峨嵐山駅 - 馬堀駅間(旧線):35 km/h
  • 運転指令所
    • 京都駅 - 園部駅間:近畿総合指令所大阪指令所
    • 園部駅 - 東浜駅間:近畿総合指令所福知山指令所
    • 東浜駅 - 益田駅間:中国総合司令所米子指令所
    • 益田駅 - 幡生駅間:中国総合司令所広島指令所
  • 大都市近郊区間:京都駅-園部駅(大阪近郊区間)
  • IC乗車カード対応区間:

沿線概況

在来線としての営業キロは日本最長の路線であるが、起点から終点までを通して走る優等列車の設定が史上一度もない本線の一つとなっている。区間によって乗客の流動に大きな偏りがあり、東西方向の交流が必ずしも盛んでないことや、かつての日本国有鉄道(国鉄)や現在のJR西日本が、山陽新幹線開業以降、山陰本線沿いの各都市から山陽新幹線各駅を含む山陽地方主要都市に至る鉄道路線(陰陽連絡路線)を強化してきた結果である。

山陰と瀬戸内海側を結ぶ線には福知山線伯備線などの電化された路線や智頭急行線のような高速新線があるが、山陰の横同士の連絡は最近まであまり考慮されず、電化もそれらの延長的存在で、つぎはぎ状態で行われた。後年の高速化工事も同様で、高速化された区間とそうでない区間がつぎはぎ状態になっている。それでも民営化後は鳥取駅 - 倉吉駅 - 米子駅 - 松江駅 - 出雲市駅の都市間輸送に力を入れるなど、以前に比べれば改善がみられる。

幹線扱いの長大路線でありながら近代化が遅れたことや、ローカル色あふれる風光明媚な車窓風景とあいまって、鉄道ファンであった作家の宮脇俊三は「偉大なるローカル線」と山陰本線を評した[9]。この表現は山陰本線の実情をよく表したものとして、大方の鉄道ファンから賛同を得ている。特に出雲市駅以西の区間の輸送実態は地方交通線とほとんど変わらないといってもよいほどである。このほか、2010年に鉄橋からコンクリート橋に架け替えられた余部橋梁や、日本で3か所に現存するラチス式桁を持つ(竹野川)橋梁、浜坂駅手前にはラチス桁が残る田君川橋梁があるほか、須佐駅 - 宇田郷駅間にかかる惣郷川橋梁は日本海に注ぐ白須川河口にあるため、鉄道の撮影ポイントとしても有名である。

また、沿線には城崎温泉玉造温泉温泉津温泉など古くから知られた温泉が数多く湧出しており、観光客輸送の役割も果たしている。

運行形態

優等列車

以前は、京都・大阪あるいは東京方面と鳥取地区とを結ぶ列車は山陰本線の和田山駅 - 鳥取駅間を経由するか、東京方面の場合は新幹線連絡で津山線因美線を経由した岡山駅経由がメインルートであったが、智頭急行が開業してからは智頭急行線を使うルートに取って代わられた。また、対米子地区についても山陽新幹線開業以降は山陰本線経由から伯備線経由にメインルートが移っている。現在、京都・大阪からの特急はほとんどが電車であり城崎温泉駅までの運転である。そのうち福知山駅は北近畿ビッグXネットワークの中心部分にあたる。 山陰本線線内のみ走行する特急列車は「きのさき」「スーパーまつかぜ」のみとなっている。

現行の定期列車

京都駅 - 鳥取駅間には下記の列車が走っている(定期列車・山陰本線経由分のみ記載。夜行列車は後述)。

陰陽連絡特急として、下記の列車が運転されている。これらの列車は、京都駅・新大阪駅で東海道新幹線姫路駅・岡山駅で山陽新幹線と接続している。

鳥取駅 - 益田駅間は近年の高速化工事などにより、新型車両の特急を登場させるまでに至ったが、その一方で益田駅 - 幡生駅間は「いそかぜ」廃止以降、優等列車はなくなった。鳥取駅以西については、鳥取駅・米子駅・益田駅などを結ぶ都市間連絡特急として下記の列車が運転されている。鳥取駅 - 出雲市駅間で120km/h、出雲市駅 - 益田駅間で110km/h運転を行っている。

このほか、夜行列車として下記の列車が運転されている。大阪駅からの急行「だいせん」(大阪駅 - 米子駅)が2004年10月16日に、また東京駅からの寝台特急「出雲」(東京駅 - 出雲市駅)が2006年3月18日のダイヤ改正で廃止されてからは、伯備線経由の列車のみの運転となっている。

  • 6. 伯備線経由の列車

現行の定期列車の過去の運転区間

運転区間に普通列車区間を含む。複数区間が存在する場合、同時期に運転されていたとは限らない。現行区間の駅名は運転取り止め区間との接続駅以外省略。

  • 定期運転区間
    • 特急「はまかぜ」(新大阪駅 - 大阪駅 - 〈現行区間〉 - 鳥取駅 - 米子駅)
    • 特急「やくも」(〈現行区間〉 - 出雲市駅 - 西出雲駅

過去の定期列車

運転区間は過去最長のもの。 詳細は各列車の記事参照。

  • 特急(昼行)
    • 1. 山陰本線(園部)経由
      • あさしお」(京都駅 - 米子駅・東舞鶴駅) …一部は舞鶴線宮津線経由、及び東舞鶴駅発着 1972年 - 1996年
      • たんば」(京都駅 - 福知山駅) …1996年 - 2011年(「きのさき」に編入)
      • タンゴディスカバリー」(京都駅 - 城崎駅・東舞鶴駅)…舞鶴線・北近畿タンゴ鉄道宮津線経由 1999年 - 2011年(「はしだて」「まいづる」に統合)
      • タンゴエクスプローラー」(京都駅 - 豊岡駅)…舞鶴線・北近畿タンゴ鉄道宮津線経由。一部、北近畿タンゴ鉄道宮福線・同宮津線経由 1990年 - 1999年(「タンゴディスカバリー」に改称。「タンゴエクスプローラー」の名称は新大阪駅発着福知山線・北近畿タンゴ鉄道宮福線経由の列車に使用)
    • 2. 福知山線経由
      • まつかぜ」(京都駅 - 博多駅) …1961年 - 1986年
      • やくも」(新大阪駅 - 浜田駅) …1965年 - 1972年(「まつかぜ」に編入)
      • エーデル鳥取」(大阪駅 - 倉吉駅、のちに新大阪駅 - 鳥取駅) …1989年 - 1999年
      • エーデル北近畿」(新大阪駅 - 浜坂駅・東舞鶴駅) …1990年 - 1999年
    • 3. 播但線経由
      • 廃止となった山陰本線直通定期特急は存在しない。
    • 4. 小浜線宮津線経由
      • 同線経由で豊岡駅にて山陰本線と直通運転した定期特急は存在しない。
    • 5. 智頭急行線・因美線経由
      • はくと」(京都駅 - 倉吉駅) …1994年 - 1997年(「スーパーはくと」に編入)
    • 6. 伯備線経由
      • おき」(新大阪駅 - 出雲市駅) …1971年 - 1972年
      • スーパーやくも」(岡山駅 - 出雲市駅) …1994年 - 2006年(「やくも」に統一)
    • 7. 木次線経由
      • 同線経由で運転された定期特急は存在しない。
    • 8. 鳥取駅・米子駅以西の列車
      • おき」(鳥取駅 - 小郡駅間、米子駅 - 下関駅) …山口線経由 1975年 - 2001年(「スーパーおき」に改称)
      • くにびき」(鳥取駅 - 益田駅) …1988年 - 2001年(「スーパーくにびき」に改称)
      • スーパーくにびき」(鳥取駅 - 益田駅) …2001年 - 2003年(「スーパーまつかぜ」に改称)
      • いなば」(鳥取駅 - 米子駅) …1996年 - 1997年(「くにびき」に編入)
      • いそかぜ」(米子駅 - 博多駅) …1985年 - 2005年
  • 寝台特急
    • 1. 山陰本線(園部)経由
      • 出雲」(東京駅 - 浜田駅)…1972年 - 2006年
      • いなば」(東京駅 - 米子駅)…1975年 - 1978年(「出雲」に編入)
  • 急行(主要列車・運転区間に普通列車区間を含む・運転期間は急行時代)
    • 1. 山陰本線(園部)経由
      • 出雲」(東京駅 - 浜田駅)…1961年 - 1972年(寝台特急へ格上げ)
      • 白兎」(京都駅 - 出雲市駅・大社駅) …1961年 - 1986年(1961年 - 1968年に大阪駅 - 松江駅間編成併結)
      • 丹後」(京都駅 - 城崎駅・豊岡駅・敦賀駅) …当初、舞鶴線・宮津線経由。「きのさき」を統合以後、城崎発着には山陰本線(和田山)経由と舞鶴線・宮津線経由とが存在、前者は元「きのさき」。1966年 - 1996年
      • きのさき」(京都駅 - 城崎駅) …1966年 - 1968年(「丹後」に統合)
      • 美保」(1966年急行化当初 鳥取駅 - 境港駅、1969年 境線乗り入れ取り止め、1972年 福知山駅 - 出雲市駅) … 1966年 - 1982年 (※便宜的にこちらに分類、園部は経由せず)
    • 2. 福知山線経由
      • いずも→出雲」(東京駅 - 浜田駅・大社駅)…1951年 - 1961年(山陰本線(園部)経由に変更)
      • 三瓶」(大阪駅 - 益田駅・大社駅) …1961年 - 1968年(「だいせん」に統合。「さんべ」の名称は米子駅 - 九州間の急行に使用)
      • だいせん」(大阪駅 - 益田駅・大社駅) …1968年 - 2004年
      • しまね」(大阪駅 - 大社駅) …1964年 - 1965年(「おき」に改称。「しまね」の名称は米子駅 - 博多駅間の急行に使用)
      • おき」(大阪駅 - 大社駅) …1965年 - 1968年(「だいせん」に統合。「おき」の名称は京都駅 - 大社駅間(伯備線経由)の急行に使用)
      • 白兎」(大阪駅 - 松江駅) …福知山駅 - 松江駅間は京都発着山陰本線(園部)経由の編成に併結 1961年 - 1968年
      • いなば」(大阪駅 - 鳥取駅) …1972年 - 1975年(「いでゆ」に改称。「いなば」の名称は東京駅 - 米子駅間の寝台特急に使用)
      • いでゆ」(大阪駅 - 鳥取駅) …1975年 - 1978年(「だいせん」に統合)
      • 丹波」(大阪駅 - 浜坂駅・城崎駅・天橋立駅)…浜坂発は山陰本線(和田山)経由、天橋立発着は山陰本線(綾部)・舞鶴線・宮津線経由、城崎発着・豊岡発着は両経由が存在。天橋立発着は元「はしだて」1966年 - 1986年
      • はしだて」(大阪駅 - 天橋立駅) …山陰本線(綾部)・舞鶴線・宮津線経由 1966年 - 1968年(「丹波」に編入)
    • 3. 播但線経由
      • 但馬」(大阪駅 - 鳥取駅) …1966年 - 1996年
    • 4. 小浜線・宮津線経由
      • あさしお」(金沢駅 - 出雲市駅) …1964年 - 1968年(併結相手の「大社」に統合)
      • 大社」(金沢駅 - 米子駅・名古屋駅 - 大社駅) …1966年 - 1982年(山陰本線直通期間。金沢編成は元「あさしお」)
    • 5. 因美線経由
      • みささ」(大阪駅 - 倉吉駅) …姫新線経由 1966年 - 1968年,1975年 - 1985年(山陰本線定期直通期間。廃止は1989年。1968年「伯耆」に改称、1975年「みささ」に再改称)
      • かいけ」(大阪駅 - 米子駅) …姫新線経由 1961年 - 1968年(「伯耆」に改称)
      • 伯耆」(大阪駅・岡山駅 - 米子駅) …姫新線経由 1968年 - 1975年(「みささ」に改称。「伯耆」の名称は岡山駅 - 米子駅間急行に使用。岡山発編成は元「ひるぜん」、1972年「砂丘」に編入)
      • 砂丘」(宇野駅 - 上井駅、のちに岡山駅 - 米子駅) …1968年 - 1991年(山陰本線定期直通期間。廃止は1997年)
      • ひるぜん」(岡山駅 - 上井駅) …山陰本線の列車としては岡山駅→上井駅方向のみ運転。岡山駅 - 津山駅間は月田行き編成併結、津山駅 - 上井駅間は「みささ」に併結。1966年 - 1968年(山陰本線定期直通期間。1968年上井行き編成は「伯耆」に編入。「ひるぜん」廃止は1973年)
    • 6. 伯備線経由
      • だいせん」(京都駅 - 大社駅) …1958年 - 1968年(「おき」に改称。「だいせん」の名称は大阪駅 - 益田駅・大社駅間(福知山線経由)の急行に使用。1963年 - 1968年赤穂線経由)
      • おき」(京都駅 - 大社駅) …1968年 - 1971年(特急格上げ。1968年 - 1969年赤穂線経由)
      • 「(しんじ)」(宇野駅 - 小郡駅) …宇野線・伯備線・山陰本線・山口線経由 1966年 - 1975年
      • 「(たまつくり)」(宇野駅 - 出雲市駅) …1966年 - 1968年(「しんじ」に統合)
      • 「(伯耆)」(岡山駅 - 米子駅) …1975年 - 1982年(特急「やくも」に統合)
      • しらぎり」(広島駅 - 米子駅) …芸備線・伯備線経由 1966年 - 1968年(「ちどり」に統合)
      • ちどり」(広島駅 - 米子駅) …芸備線・伯備線経由(木次線経由と併存) 1968年 - 1972年
    • 7. 木次線経由
      • いなば」(鳥取駅 - 広島駅) …1966年 - 1968年(「ちどり」に統合)
      • ちどり」(当初 米子駅 - 広島駅、1968年から鳥取駅 - 広島駅) …1966年 - 1990年(山陰本線直通期間。廃止は2002年)
    • 8. 鳥取駅・米子駅以西の列車
      • さんべ」(鳥取駅 - 熊本駅・小郡駅) …一部美祢線・山陽本線経由。小郡発着は山口線経由。1968年 - 1997年
      • 石見」(鳥取駅 - 益田駅) … 1966年 - 1985年
      • しまね」(米子駅 - 博多駅) …1965年 - 1968年(「さんべ」に統合)
      • やえがき」(米子駅 - 熊本駅) …一部美祢線・山陽本線経由 1965年 - 1968年(「さんべ」に統合)
      • なかうみ」(米子駅 - 小倉駅) …1966年 - 1968年(「さんべ」に統合)
      • はぎ」(米子駅 - 長門市駅) …1972年 - 1975年(「ながと」に改称)
      • ながと」(米子駅 - 長門市駅) …1975年 - 1985年
      • あきよし」(1966年急行化当初 浜田駅 - 東唐津駅天ヶ瀬駅(1967年 東唐津発着は博多へ短縮)、1970年 江津駅 - 博多駅・天ヶ瀬駅) …東唐津発着は山口線・山陽本線・鹿児島本線・筑肥線経由、天ヶ瀬発着は美祢線・山陽本線・鹿児島本線・日豊本線・日田彦山線・久大本線経由。1966年 - 1985年
      • つわの」(江津駅 - 小郡駅) …1975年 - 1980年
      • ながと」(浜田駅 - 小倉駅) …1985年 - 1992年


地域輸送

国鉄時代は、ほぼ全線を通して運転されるような長距離列車が多く見られ、京都駅発の普通客車列車の行先だけでも園部駅や福知山駅のみならず、豊岡駅・浜坂駅・鳥取駅・米子駅・出雲市駅・浜田駅などもあったが、現在はおおむね下記の区間に細かく運転系統が分かれている。

主に中距離・都市間の速達輸送を担う快速列車が京都駅 - 福知山駅間(快速運転区間は京都駅 - 亀岡駅間)・鳥取駅 - 米子駅間(快速運転区間は鳥取駅 - 米子駅間)で運転されている。一方、園部駅 - 浜坂駅間でも2013年から一部の定期普通列車が快速列車に変更されているが、こちらは利用者の少ない駅を通過運転するものである。快速列車へ変更となった列車も引き続き他の普通列車と一体的な運行がなされている。また、2022年3月のダイヤ改正までは、出雲市駅 - 益田駅間で快速運転を行う列車も存在した。(詳しくは{"@context":"http:\/\/schema.org","@type":"Article","dateCreated":"2023-05-23T00:25:32+00:00","datePublished":"2023-05-23T00:25:32+00:00","dateModified":"2023-05-23T00:25:32+00:00","headline":"山陰本線","name":"山陰本線","keywords":[],"url":"https:\/\/www.wiki2.ja-jp.nina.az\/山陰本線.html","description":"山陰本線 さんいんほんせん は 京都府京都市下京区の京都駅から中国地方の日本海沿岸 山陰地方 を経由し 山口県下関市の幡生駅に至る西日本旅客鉄道 JR西日本 の鉄道路線 幹線 である このほか 仙崎支線あるいは仙崎線と呼ばれる長門市駅 仙崎駅間の支線を持つ 余部橋梁を渡る特急 はまかぜ 2011年8月 基本情報通称嵯峨野線 京都 園部間 国日本所在地京都府 兵庫県 鳥取県 島根県 山口県種類普通鉄道 在来線 幹線 起点京都駅終点幡生駅駅数161駅 支線含む 電報略号サイホセ 1 路線記号E 京都駅 城崎温泉駅間 A 城崎温泉駅 米子駅間 V 伯耆大山駅 米子駅間 D 米子駅 益田駅間 開業1897年2月15日 126年前 1897 ","copyrightYear":"2023","articleSection":"ウィキペディア","articleBody":"山陰本線 さんいんほんせん は 京都府京都市下京区の京都駅から中国地方の日本海沿岸 山陰地方 を経由し 山口県下関市の幡生駅に至る西日本旅客鉄道 JR西日本 の鉄道路線 幹線 である このほか 仙崎支線あるいは仙崎線と呼ばれる長門市駅 仙崎駅間の支線を持つ 山陰本線余部橋梁を渡る特急 はまかぜ 2011年8月 基本情報通称嵯峨野線 京都 園部間 国日本所在地京都府 兵庫県 鳥取県 島根県 山口県種","publisher":{ "@id":"#Publisher", "@type":"Organization", "name":"www.wiki2.ja-jp.nina.az", "logo":{ "@type":"ImageObject", "url":"https:\/\/www.wiki2.ja-jp.nina.az\/assets\/logo.svg" },"sameAs":[]}, "sourceOrganization":{"@id":"#Publisher"}, "copyrightHolder":{"@id":"#Publisher"}, "mainEntityOfPage":{"@type":"WebPage","@id":"https:\/\/www.wiki2.ja-jp.nina.az\/山陰本線.html","breadcrumb":{"@id":"#Breadcrumb"}}, "author":{"@type":"Person","name":"www.wiki2.ja-jp.nina.az","url":"https:\/\/www.wiki2.ja-jp.nina.az"}, "image":{"@type":"ImageObject","url":"https:\/\/www.wiki2.ja-jp.nina.az\/assets\/images\/wiki\/32.jpg","width":1000,"height":800}}