恐羅漢山(おそらかんざん)は、広島県山県郡安芸太田町と島根県益田市との境にある標高1,346.4mの山で、広島県と島根県の最高峰である。西中国山地国定公園に指定されている。
概要
中国山地西部の冠山山地に属し、およそ860m南西にある旧羅漢山(標高1,334m)と双耳峰をなしている。山頂には三等三角点「羅漢」が設置され1,346.35mとなっている[1]。中国山地では頂部のなだらかな山が多いが、恐羅漢山の周囲は断層沿いに比較的急峻な谷間が刻まれ、その一つが三段峡である[2]。
登山・観光
南北にのびた稜線の東斜面にはスキー場、恐羅漢スノーパークが造成されており、夏期はスキー場の麓にある牛小屋高原でキャンプ場を中心としたレジャー施設が営業している。
詳細は「恐羅漢スキー場」を参照
登山ルートは牛小屋高原からスキー場を通過して直登するルートや西斜面の台所原から直登するルートのほか、北の夏焼峠や南の旧羅漢山を経由して尾根伝いに登るルートなどがある。尾根伝いのルートは北は砥石郷山、南は焼杉山を越えて縦走できる。
アクセス
- 公共交通機関
- 冬季は広島市内から直行するスキーバスの運行がある。
- 自家用車
- 中国自動車道・戸河内ICから、国道191号と広島県道252号恐羅漢公園線を利用して約17kmの道のりである。
地理
恐羅漢山の周囲には標高の近い山が連なっている。
参考文献
関連項目
- 各都道府県の最高峰(広島県・島根県)