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松本車両センター(まつもとしゃりょうセンター)は、長野県松本市にある東日本旅客鉄道(JR東日本)首都圏本部の車両基地である。松本駅に隣接している。
歴史
- 1993年(平成5年)12月1日 - E351系が「スーパーあずさ」として運用開始。
- 1998年(平成10年)12月8日 - E127系が運用開始。
- 2000年(平成12年)12月1日 - 篠ノ井線・大糸線用の115系(2両・3両編成)を長野総合車両所へ移管し、豊田電車区から中央東線用の115系(スカ色、3両・6両編成)84両が転入。
- 2000年(平成12年)12月2日 - 小山電車区から115系(C編成)の転入開始。
- 2001年(平成13年)12月1日 - E257系が運用開始。
- 2002年(平成14年)3月23日 - 松本運転所のうち乗務員部門を松本運輸区として分離し、車両検修部門が松本電車区となる。
- 2004年(平成16年)4月1日 - 松本電車区から松本車両センターに改称。
- 2007年(平成19年)3月18日 - 115系(C編成)84両が長野総合車両センターへ転属。これにより115系の配置が消滅。
- 2017年(平成29年)12月23日 - E353系が運用開始。
- 2018年(平成30年)3月17日 - E351系がすべての定期運用から撤退。
- 2019年(平成31年)3月16日 - E257系が定期運用から撤退。
- 2022年(令和4年)10月1日 - 長野支社から首都圏本部の管轄に移行したことにより略号が「長モト」から「都モト」に改称。
配置車両に記される略号
「都モト」- …首都圏本部の管轄であることを表す「都」と松本の電報略号を表す「モト」を合わせて、都モトと表記される。
また、交番検査、車輪研削は当センターで行い、全般検査や機器更新などは長野総合車両センターまで回送され行われる。
配置車両
配置両数の内訳は、特定日の配置両数が記載された資料に基づいて編集して下さい。 |
2022年4月1日現在の配置車両は以下の通り[2]
電車 | 気動車 | 機関車 | 客車 | 貨車 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
237両 | 0両 | 0両 | 0両 | 0両 | 237両 |
E353系(213両)
- 特急「あずさ」「かいじ」用の車両。
- 9両基本編成(S101 - S120編成)20本、3両付属編成(S201 - S211編成)11本が配置されている。
- 2017年12月23日にデビュー、2019年3月16日ダイヤ改正で中央本線系統の特急をE353系で統一。
- このほか富士急行線直通の「富士回遊」、平日特急「はちおうじ・おうめ」にも充当される。
E127系(24両)
- 100番台2両編成(A1 - A12編成)12本が配置されている。
- 大糸線(松本 - 南小谷間)、中央本線(小淵沢・辰野 - 塩尻間)、篠ノ井線(塩尻 - 篠ノ井間)、信越本線(篠ノ井 - 長野間)の普通・快速列車で運用される。
- 基本は2両編成での運用だが、時間帯に合わせて一部列車は4両編成で運用される。
- 6両編成での運用は2013年まで大糸線で存在したが、一旦廃止されたのち2023年ダイヤ改正から篠ノ井線などの一部列車で運用されている。
- 2003年12月20日に篠ノ井線(塩尻 - 松本間)にATS-Pが導入されたことに伴い、以降 2013年3月16日のダイヤ改正まで大糸線内のみでの運用となっていた。なお2010年までに全編成にATS-Ps型およびATS-P型改造工事が施工されたため、2011年以降は東日本大震災に伴う節電対策として夏季の平日昼間の普通列車に115系の代走として運用されることもあった。
- A5 - A12編成は、クハE126に霜取りパンタグラフが搭載されている。
過去の配置車両
- クハ68形のみの配置。70系の編成に混用。32系・40系・42系からの改造編入車を含む。
- 信越本線・篠ノ井線用。1977年に115系1000番台に置き換えられ運用を終了。
- 信越本線・中央本線・篠ノ井線用。1978年に115系1000番台に置き換えられ運用を終了。
- クモハ123-1の1両が配置され「ミニエコー」の愛称が付けられていた。
- 中央本線辰野線(辰野 - 塩尻間)のワンマン運転用の車両で、篠ノ井線(塩尻 - 松本間)での出入区の際も間合いで普通列車として運転された。2013年3月16日のダイヤ改正でE127系に置き換えられ運用を離脱、2013年4月15日に廃車された。
- 主に篠ノ井線、大糸線、中央本線の普通・快速列車で運用されていた。
- 当センター所属分は1998年12月8日ダイヤ改正のE127系登場により置き換えられ、2007年3月18日に全車両が長野総合車両センターに転属、配置が消滅した。
- かつて中央東線で運転されていた急行列車「アルプス」「かいじ[3]」「こまがね」「かわぐち」等用の車両。
- 急行列車廃止後は、臨時列車用の車両が在籍した。
- 1998年にE127系の登場によって全車両が廃車。
- 特急列車「あずさ」「かいじ」用の車両。
- 1986年11月1日ダイヤ改正で 183系1000番台が長野第一運転区から転属。
- 1997年に特急「あさま」廃止に伴い余剰となった189系が一部、長野総合車両所より転属。
- 2002年12月1日ダイヤ改正でE257系に置き換えられ引退。
(クモヤ143形)
- 2018年3月まで霜取り運用や牽引車として使用されていた。
- クモヤ143-52が配置されていたが2018年3月17日付けで長野総合車両センターへ転属した[4]。
- 特急列車「スーパーあずさ」用の車両。
- 8両基本編成(S1 - S5編成)5本と、4両付属編成(S21 - S25編成)5本が登場。
- 1994年12月3日ダイヤ改正から運用開始。
- 2018年3月17日ダイヤ改正でE353系により置き換え。同年4月7日にラストランを行い、引退した。
- 長野総合車両センターへ廃車回送され、全車両が解体。
- 特急列車「あずさ」「かいじ」用の車両。
- 9両基本編成(M101 - M116編成)16本と、2両増結編成(M201 - M205編成)5本が登場。
- 2001年12月1日ダイヤ改正から運用開始。
- E353系による中央線特急の統一により、2019年3月16日ダイヤ改正で定期運用から引退、2021年に臨時「あずさ」をもって0番台は運用から撤退、長野総合車両センターにて転用改造を実施し、2019年から2021年にかけて2000番台「踊り子」用と5000番台波動用に改番され、大宮総合車両センター東大宮センターに計9両16編成が転用された。
- 余剰となった2両編成の増結編成5本(M201 - M205編成)は、長野総合車両センターに回送後、2020年6月15日付で全車両が廃車され同センターで解体された。
脚注
関連項目
座標: 北緯36度13分38.5秒 東経137度57分53.2秒 / 北緯36.227361度 東経137.964778度