日野 賢二(ひの けんじ、Kenji Hino、1967年8月17日 - )は、日本・東京都出身でアメリカ・ニューヨーク在住のベーシスト、ソングライター、編曲家、音楽プロデューサー。
日野 賢二 | |
---|---|
別名 | JINO(ジーノ) |
出身地 | 日本 東京都 |
ジャンル | |
職業 | |
担当楽器 | エレクトリックベース |
活動期間 | 1980年代後半 - 2002年(アメリカ、ヨーロッパ) 2003年(日本) - |
レーベル |
|
共同作業者 |
マネジメント業務は「JINOJAM」が行う。2011年12月現在、「日野"JINO"賢二」の名称で日本を拠点に活動中の音楽家。
来歴
ジャズ・トランペット奏者日野皓正の次男として生まれ、1975年に7歳の時に家族とニューヨークに移住。ニューヨーク郊外にある音楽専門のハイスクールを卒業後、同校出身のマーカス・ミラーやオマー・ハキムと親交を持つようになる。以後、ジャコ・パストリアス、ハービー・ハンコック、ハイラム・ブロックら音楽家と演奏を重ねる。
2003年に帰国、初のリーダー・アルバム『ワンダーランド』、続いて『JINO』をユニバーサルミュージックよりリリース、これを機に活動拠点を日本に移す。これまで“TKY”、“JINOJAM”、“FAZ-JAZZ”など数々の音楽ユニット、MISIA、AI他アーティストのライブサポートならびに編曲家や音楽プロデューサーとしてBoyz II Men、西野カナなど数々のレコーディング・ワークで活動。
2009年に日野とJeff Miyaharaが作曲・編曲した西野カナの楽曲『君に会いたくなるから』はアルバム『LOVE one.』からシングルカットされ、総計110万枚を越えるミリオンセラーとなった。
活動歴
- 2003年、JINO JAM Bandを結成。同年と2005年にリーダーアルバムをユニバーサルミュージックよりリリース及び全国ツアー実施。
- 2004年・2005年、Kankawa&ハイラム・ブロックなどのレコーディング・全国ツアーに参加。
- 2005年、北島康介の応援歌、ZeebraとのコラボレーションCDをJINO JAMレーベルよりリリース。同年、小沼ようすけ、TOKUらとTKYを結成。ソニー・ミュージックよりCDリリース、全国ツアー実施。
- 2007年、「株式会社JINO JAM INC」設立、同年、FazJaz.jpの全国ツアー参加後、2008年にVEGAミュージックよりDVDをリリース。
- 2008年、教則DVD「JINO SLAP STYLE」をアトス・インターナショナルよりリリース。同年、櫻井哲夫とCD「TetsuJino」をキングレコードよりリリース、全国ツアー実施。
- 2009年、ハクエイ・キム、シャンティ・スナイダー、小沼ようすけ、藤井ノブらと"Spooky"結成。サマージャズレボリューションにてハクエイ・キム、太田剣、鈴木央紹、大槻"KALTA"英宣らと5Cats結成。
- 2010年、5Catsにて8カ所の夏ツアーを行う。同年、CSテレ朝チャンネル"源流 Jazz"にJINOJAMで60分のライブ番組をプロデュース、ミキシング、マスタリングを手掛ける。
- 2010年 - 2011年、TV/Music Air『MIDNIGHT JAM』『MIDNIGHT JAM EX』の進行役兼ミキシングを担当。『MIDNIGHT JAM』では、日野が率いるセッション・バンドに毎回1人のゲストを迎え、カバー曲、オリジナル曲を演奏。現在までのゲストは日野皓正、Shiho(Fried Pride)、渡辺香津美、中川晃教、小林香織、Tinaなど。『MIDNIGHT JAM EX』のゲストには、カイル・イーストウッド、ネーザン・イースト、リチャード・ボナ他、海外ミュージシャンを迎え1年間に計24本の制作本数が予定されている。
- 2011年4月、ドイツ楽器フェアにてローランド製品の発表会に召喚され、同イベント参加メンバーと共にヨーロッパツアーも行っている。2012年も同会に参加。
- 2011年5月から現在に至るまで、MISIAの全国ツアーにレギュラー・ベーシストとして参加。2012年には同ツアーでコーラスを受け持つハワイ出身の米国人アーティスト"JP"(ジェイ・ピー)とのコラボレーションも行った。
- 2012年3月20日の札幌公演よりスタートする「Def Tech」のホールツアーに参加する。
- 2014年5月21日に3枚目のリーダーアルバム「JINOJAM」がキングレコードからリリース。
受賞歴
- 2003年 New Star Prize(ソロ・アルバム"Wonderland")
- 2005年 Best Jazz/Fusion Prize (ソロ・アルバム"JINO")
- 2009年 Best Jazz/Fusion Prize (コラボレーション・アルバム"TetsuJino")