島津修久

島津 修久（しまづ のぶひさ、1938年（昭和13年） - ）は、島津氏第32代当主。島津義弘から数えて15代目にあたる。株式会社島津興業代表取締役会長^[1]。 島津顕彰会会長。鶴嶺神社宮司^[2]。照国神社宮司^[1]。平松神社宮司。社団法人茶道裏千家淡交会鹿児島支部長^[3]。薩摩古武道(影之流)顧問。元鹿児島経済同友会(代表幹事)^[1][4]。元鹿児島県公安委員（長）^[1]。元西郷南洲顕彰会会長^[2]。元薩摩琵琶同好会会長^[2]。

島津 修久
生誕	1938年（昭和13年） 日本 東京府東京市品川区
国籍	日本
出身校	中央大学法学部法律学科
職業	島津興業代表取締役会長 鶴嶺神社宮司 照国神社宮司 平松神社宮司
配偶者	島津伊津子（(西郷隆一)の長女）
子供	島津忠裕
親	島津忠秀（父） 野口昭子（母）

経歴

島津氏第31代当主・島津忠秀の次男（兄の忠敬は早世）として、東京府（現在の東京都品川区）に生まれる^[5]。公爵島津久光の(玄孫)にあたる。母は近衛文麿の長女・昭子（野口昭子）。 学習院初等科を経て1956年（昭和31年）、学習院高等科卒業、一浪ののち、中央大学法学部法律学科入学^[1]。中央大学卒業後も司法試験の勉強を続けたが、1965年（昭和40年）に島津興業でアルバイトを始め、28歳の時、同社に入社した^[1][6]。1990年に同社社長、2001年に会長、1993年からは照国神社の宮司も務める^[1]。

人物

• 修久は吉良義央の万昌院での12月14日の法要に参加すると共に、鹿児島の島津家別邸・仙巌園（世界文化遺産）にある供養施設（観音岩）でも翌日に供養儀式を行なっている（慰霊式は神道）^[7]。
• 2014年から民のために治水に尽くした者を「義士」として顕彰する「薩摩義士顕彰会」の会長を務めている^[8]。薩摩藩家老・平田正輔らを「薩摩義士」として祀る平田公園の薩摩義士頌徳の慰霊祭には、岐阜県・愛知県など木曽三川の関係自治体も参加している^[9]。

系譜

• 妻の伊津子は西郷隆盛の(曾孫)（(午次郎)の長男(隆一)の長女）で、1967年（昭和42年）12月に結婚した^[10]。結婚式の仲人は大久保利通の嫡孫・利謙が務めた^[10]。長男は島津忠裕。
• 第125代天皇明仁、徳川宗家第18代当主の徳川恒孝ははとこ、細川護煕元首相、近衛家現当主の近衞忠煇、俳優の東隆明はいとこにあたる。
• (身体教育研究所)所長・野口裕之は異父弟にあたる。

島津修久	父: 島津忠秀	祖父: 島津忠重	曾祖父: 島津忠義
			曾祖母: 山崎寿満子
		祖母: 島津伊楚子	曾祖父: 徳大寺実則
			曾祖母: 勝田八重子
	母: 野口昭子	祖父: 近衛文麿	曾祖父: 近衛篤麿
			曾祖母: 近衛衍子
		祖母: 近衛千代子	曾祖父: 毛利高範
			曾祖母: 毛利賢子

脚注

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1. ^ ^{a b c d e f g} 薩摩の殿,11p - 13p
2. ^ ^{a b c} “島津宗家第三十二代当主が語る!　『薩摩の心』”. 公開講座.jp (2009年10月6日). 2014年2月16日閲覧。
3. ^ “県内主要文化芸術団体一覧”. 鹿児島県. 2014年2月16日閲覧。
4. ^ “地域アドバイザリーボード（鹿児島県）を開催” (PDF). 日本政策投資銀行 (2007年4月). 2020年4月21日閲覧。
5. ^ 「大坂方の薩摩落ち伝説について」 学習院生涯学習センター
6. ^ 中等科・高等科桜友会
7. ^ 「吉良上野介を慰霊　島津家当主ら菩提弔う」（「毎日新聞」2017/12/16　地方版）など
8. ^ 「宝暦治水二六〇年特別号KISSO」第一章第八節８項（国土交通省・澁谷慎一）
9. ^ 「薩摩義士しのび慰霊祭　鹿児島市・平田公園」（「南日本新聞」2021/5/25）
10. ^ ^{a b} 薩摩の殿,10p

参考文献

• 朝日新聞鹿児島総局 編『薩摩の殿』南方新社、2008年。ISBN (9784861241437)。