岡田 惠和(おかだ よしかず、1959年2月11日 - )は、日本の脚本家、漫画原作者。東京都三鷹市出身。岡田恵和とも表記される。
来歴
和光高等学校卒業[3]。和光大学人文学科中退。企画会社勤務後、フリーライターとなる。音楽評論家・FMのDJを経て、1990年に脚本家としてデビューした。
シナリオ修業は、東京・青山のシナリオ・センターで行った。同校卒業生としては内館牧子と並ぶ出世頭の一人である。
2014年には自身による初戯曲『スタンド・バイ・ユー〜家庭内再婚〜』を執筆。2015年1月よりシアタークリエで上演[4]。
作品
テレビドラマ
- ドラマチック22 香港から来た女(1990年、TBS) - 脚本家デビュー作
- ビジネスサクセスストーリー ラスト・ラン(1991年、テレビ東京)
- 世にも奇妙な物語「瞬」(1992年、フジテレビ)
- 世にも奇妙な物語「ガード下の出来事」(1993年、フジテレビ)
- 裏刑事-URADEKA- 第4話(1992年、テレビ朝日)
- 白鳥麗子でございます!(1993年、フジテレビ)
- ツインズ教師(1993年、テレビ朝日)
- チャンス!(1993年、フジテレビ)
- じゃじゃ馬ならし(1993年、フジテレビ)
- 仰げば尊し「放課後に逢いたい」(1994年、フジテレビ)
- 南くんの恋人(1994年、テレビ朝日)※初の全話執筆
- 17才-at seventeen-(1994年、フジテレビ)
- 若者のすべて(1994年、フジテレビ) - 初のオリジナル作品全話執筆
- 最高の恋人(1995年、テレビ朝日)
- 輝く季節の中で(1995年、フジテレビ)
- まだ恋は始まらない(1995年、フジテレビ)
- クリスマスドラマスペシャル 海がきこえる(1995年、テレビ朝日)
- イグアナの娘(1996年、テレビ朝日)
- ドク(1996年、フジテレビ)
- ビーチボーイズ(1997年、フジテレビ)
- 君の手がささやいている(1997年、テレビ朝日)
- おそるべしっっ!!!音無可憐さん(1998年、テレビ朝日)
- ランデヴー(1998年、TBS)
- 35歳・夢の途中(1998年、NHK)
- (1999年、テレビ朝日)
- 彼女たちの時代(1999年、フジテレビ)
- 鯨を見た日(1999年、NHK)
- 天気予報の恋人(2000年、フジテレビ)
- 連続テレビ小説(NHK)
- アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜(2001年、フジテレビ)
- 日韓共同制作ドラマ フレンズ(2002年、TBS・韓国MBC共同)
- 夢のカリフォルニア(2002年、TBS)
- 恋セヨ乙女(2002年、NHK)
- もっと恋セヨ乙女(2004年、NHK)
- 岡田惠和ドラマスペシャル 負け組キックオフ(2002年、テレビ朝日)
- アルジャーノンに花束を(2002年、関西テレビ)
- 僕だけのマドンナ(2003年、フジテレビ)
- 恋文 〜私たちが愛した男〜(2003年、TBS)
- ホームドラマ!(2004年、TBS)
- (2004年、関西テレビ)
- ラスト・プレゼント(2005年、テレビ朝日)
- あいのうた(2005年、日本テレビ)
- きみの知らないところで世界は動く(2006年、NHK)
- パナソニックドラマスペシャル 君が光をくれた(2006年、TBS)
- バンビ〜ノ!(2007年、日本テレビ)
- バンビ〜ノ! スピンオフ(2007年、第2日本テレビインターネット配信)
- めぞん一刻(2007年、テレビ朝日)
- めぞん一刻(2)(2008年、テレビ朝日)
- 無理な恋愛(2008年、関西テレビ)
- 銭ゲバ(2009年、日本テレビ)
- JNN50周年記念スペシャル 天国で君に逢えたら(2009年、TBS)
- 小公女セイラ(2009年、TBS)
- 夏樹静子・作家40周年記念サスペンス特別企画 Wの悲劇(2010年、TBS)
- 日韓共同ドラマ・テレシネマ「楽園」(2010年、テレビ朝日)
- 造花の蜜(2011年、WOWOW)※原作の文庫版にて解説も執筆
- 最後から二番目の恋(2012年、フジテレビ)
- 最後から二番目の恋 2012秋(2012年、フジテレビ)
- 続・最後から二番目の恋(2014年、フジテレビ)
- (尾根のかなたに〜父と息子の日航機墜落事故〜)(2012年、WOWOW)
- 泣くな、はらちゃん(2013年、日本テレビ)
- スターマン・この星の恋(2013年、関西テレビ)
- チキンレース(2013年、WOWOW)
- 恋愛ドラマをもう一度(2013年、LaLa TV)
- (木曽オリオン)(2014年、NHK BSプレミアム)
- 私という運命について(2014年、WOWOW)
- おやじの背中「圭さんと瞳子さん」(2014年、TBS)
- さよなら私(2014年、NHK)
- (ここにある幸せ)(2014年、NHK BSプレミアム)
- 心がポキッとね(2015年、フジテレビ)
- ボクの妻と結婚してください。(2015年、NHKBSプレミアム)
- (ど根性ガエル)(2015年、日本テレビ)
- 奇跡の人(2016年、NHKBSプレミアム)
- (連続ドラマW 土曜オリジナルドラマ) (希望ヶ丘の人びと)(2016年7月 - 8月、WOWOW)
- ヒューマンドラマスペシャル (ダメ父ちゃん、ヒーローになる! 崖っぷち!人情広告マン奮闘記)(2016年、テレビ東京)
- (ユニバーサル広告社〜あなたの人生、売り込みます!〜)(2017年、テレビ東京)
- 浅田次郎ドラマスペシャル (琥珀)(2017年、テレビ東京)
- スペシャルドラマ (最後の同窓会)(2017年11月26日、テレビ朝日)
- (この世界の片隅に)(2018年7月 - 9月、TBS)
- ドラマスペシャル (68歳の新入社員)(2018年6月18日、関西テレビ・フジテレビ系)
- それでも恋する (2018年10月6日、CBC・TBS系)
- (モンローが死んだ日)(2019年1月 - 2月、NHK BSプレミアム)
- セミオトコ(2019年7月 - 9月、テレビ朝日)
- ドラマW そして、生きる(2019年8月 - 9月、WOWOW)
- (少年寅次郎)(2019年、NHK総合)
- 少年寅次郎スペシャル (2020年、NHK総合)
- まとわりつくオンナ〜五つの地獄編 第1話「わたしを写さないで」(2020年、TBS)
- 2020年 五月の恋(2020年、WOWOW)
- (一億円のさようなら)(2020年、NHK BSプレミアム) - 脚本監修
- 姉ちゃんの恋人(2020年、関西テレビ)
- 人生最高の贈りもの(2021年1月4日、テレビ東京)
- にじいろカルテ(2021年、テレビ朝日)
- (ライオンのおやつ)(2021年、NHK BSプレミアム) - 脚本監修
- (優しい音楽〜ティアーズ・イン・ヘヴン 天国のきみへ)(2022年1月7日、テレビ東京)
- ファイトソング(2022年1月期、TBS)[6]
- 早朝始発の殺風景(2022年、WOWOW)- 脚本監修[7]
- スターチャンネル オリジナルドラマプロジェクト「5つの歌詩(うた)」(2022年、スターチャンネルEX、BS10スターチャンネル)- 脚本・総監修[8]
- 日曜の夜ぐらいは…(2023年、ABCテレビ・テレビ朝日)- 脚本
- 私小説 -発達障がいのボクが純愛小説家になれた理由-(2023年、テレビ朝日)
Webドラマ
- (しろときいろ 〜ハワイと私のパンケーキ物語〜)(2018年2月 - 4月、Amazonプライム・ビデオ)
- 2020年 五月の恋(2020年、YouTubeWOWOWオフィシャルチャンネル/WOWOWメンバーズオンデマンド)
映画
- シャイなあんちくしょう(1991年、監督:和泉聖治)
- She's Rain(1993年、監督:白羽弥仁)
- ゴト師株式会社 悪徳ホールをぶっ潰せ!(1993 年、監督:鶴田法男)
- ときめきメモリアル(1997年、監督:菅原浩志)
- スペーストラベラーズ(2000年、監督:本広克行)
- 深呼吸の必要(2004年、監督:篠原哲雄)※企画
- いま、会いにゆきます(2004年、監督:土井裕泰)
- 天国は待ってくれる(2007年、監督:土岐善將)
- おっぱいバレー(2009年、監督:羽住英一郎)
- 阪急電車 片道15分の奇跡(2011年、監督:三宅喜重)
- 県庁おもてなし課(2013年、監督:三宅喜重)
- 世界から猫が消えたなら(2016年、監督:永井聡)
- (8年越しの花嫁 奇跡の実話)(2017年、監督:瀬々敬久)[9]
- 雪の華 (2019年、監督 : 橋本光二郎)[10]
- (いちごの唄)(2019年、監督:菅原伸太郎)
- おとなの事情 スマホをのぞいたら(2020年、監督:光野道夫)
- (余命10年)(2022年、監督:藤井道人)
- (メタモルフォーゼの縁側)(2022年、監督:狩山俊輔)
オリジナルビデオ
舞台
- スタンド・バイ・ユー〜家庭内再婚〜(2015年、演出:堤幸彦)
- ミッドナイト・イン・バリ ~史上最悪の結婚前夜~ (2017年、演出:深川栄洋)
- 不機嫌な女神たちプラス1(2019年、演出:田村孝裕)
- パークビューライフ(2021年、演出:田村孝裕)[14]
- いまさらふたりで part.2 朗読劇「家庭内文通」(2021年、演出:鵜山仁)
- 二次会のひとたち(2023年、演出:田村孝裕)
プロモーションビデオ
著書
小説
- 『ドク』角川書店、1996
- 『ランデヴー』角川書店、1998
- 『スペーストラベラーズ A day of Irene Midori Aida』角川書店、2000
- 『天気予報の恋人』角川書店、2000
- 『天国は待ってくれる』幻冬舎、2006
- 『いちごの唄』朝日新聞出版、2018年5月 - 峯田和伸との共著。峯田のイラストが収録されている。
シナリオ本
- 『君の手がささやいている 脚本集』軽部潤子原作 テレビ朝日 1999‐2001
- 『恋文 私たちが愛した男 シナリオ集』連城三紀彦原作 双葉社 2003
- 『ちゅらさん』全7冊 新風舎文庫 2004
- 『あいのうた シナリオ集』日本テレビ放送網 2005
- 『泣くな、はらちゃんシナリオBOOK』日本テレビ放送網 2013
エッセイ
- 『ドラマを書く すべてのドラマはシナリオから始まる…』ダイヤモンド社 1999
- 『TVドラマが好きだった』岩波書店 2005
ノベライズ
- 『17才』戸田山雅司共著 ワニブックス 1994
- 『若者のすべて Stay gold』ワニブックス 1994
- 『輝く季節の中で』(島崎ふみ)ノベライズ フジテレビ出版 1995
- 『最高の恋人』テイ・アイ・エス 1995
- 『まだ恋は始まらない』ワニブックス 1995
- 『ビーチボーイズ』(丹後達臣)ノベライズ フジテレビ出版 1997
- 『彼女たちの時代』(蒔田陽平),(堀田康子)ノベライズ フジテレビ出版 1999
- 『ちゅらさん 連続テレビ小説』日本放送出版協会 NHKドラマ・ガイド 2001
- 『ちゅらさん NHK連続テレビ小説 小説版』全4冊 蒔田陽平ノベライズ 双葉社 2001‐07
- 『恋セヨ乙女 連続ドラマ』蒔田陽平ノベライズ 日本放送出版協会 2002
- 『夢のカリフォルニア 小説版』蒔田陽平ノベライズ 双葉社 2002
- 『僕だけのマドンナ ...and I love her.』蒔田陽平ノベライズ 双葉社 2003
- 『ガジュマルの樹の下で』原案; 蒔田陽平著 ポプラ社 2004
- 『ホームドラマ!』(進藤良彦)ノヴェライズ 竹書房文庫 2004
- 『マザー&ラヴァー』(小川みづき)ノベライズ 幻冬舎 2004
- 『小公女セイラ』(ひろはたえりこ)ノベライズ 汐文社 2009
- 『おひさま NHK連続テレビ小説』蒔田陽平ノベライズ NHK出版 2011
- 『最後から二番目の恋』蒔田陽平ノベライズ 扶桑社 2012 のち文庫
- 『スターマン・この星の恋』木俣冬ノベライズ 扶桑社 2013
- 『続・最後から二番目の恋』蒔田陽平ノベライズ 扶桑社 2014
編著書
- 『ドラマな人々・岡田惠和とドラマチックな面々』(共著者:NHK「岡田惠和 今宵、ロックバーで」)アスペクト
- 上記番組の対談集
作詞
漫画原作
- あかねSAL☆(漫画・(なかはら☆ももた))
出演
- ディープピープル(2011年9月26日、NHK総合)
- 岡田惠和 今宵、ロックバーで〜ドラマな人々の音楽談義〜(2011年 - 、NHKラジオ第1放送・NHK-FM放送)※パーソナリティー
受賞歴
- 1997年
- 第14回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 脚本賞(『ビーチボーイズ』)
- 1999年
- 2001年
- 2014年
- 東京ドラマアウォード 脚本賞(『続・最後から二番目の恋』)
- 2015年
- 2016年
- 2017年
- コンフィデンスアワード・ドラマ賞 脚本賞(『ひよっこ』)[16]
- 第94回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 脚本賞(『ひよっこ』)[17]
- 2019年
脚注
- ^ U.F.O.カンパニー
- ^ 『ちゅらさん』『おひさま』そして『ひよっこ』。3度目の朝ドラでは昭和の光と影を描く 脚本家・岡田惠和 (木俣冬) Yahoo!ニュース 2017年1月28日(archive.is)
- ^ 両角憲二前校長「校長室から」 和光高等学校
- ^ ミムラ&戸次重幸&真飛聖&勝村政信出演 岡田惠和脚本『スタンド・バイ・ユー』製作発表会(シアターガイド、2014年9月29日)
- ^ “「ひよっこ2」放送決定!続編でみね子が帰ってきます!!”. NHK (2018年10月9日). 2018年11月17日閲覧。
- ^ “清原果耶が民放連続ドラマ初主演 TBS系「ファイトソング」空手も初挑戦”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2021年11月18日)2021年11月18日閲覧。
- ^ “山田杏奈×奥平大兼「早朝始発の殺風景」WOWOWで連続ドラマ化! “密室型”青春ミステリー”. 映画.com. 2022年1月13日閲覧。
- ^ "ドリカムの楽曲をドラマ化 貫地谷しほりら出演の「空を読む」予告公開". 映画.com. カカクコム. 2 June 2022. 2022年6月2日閲覧。
- ^ “佐藤健×土屋太鳳で難病と闘ったカップルの実話を映画化、監督は瀬々敬久”. 映画ナタリー. (2016年12月7日)2016年12月7日閲覧。
- ^ “冬のラブソング「雪の華」登坂広臣&中条あやみ共演で映画化 中島美嘉「びっくり」”. ORICON NEWS (オリコン). (2018年6月28日)2018年6月28日閲覧。
- ^ https://www.allcinema.net/cinema/238326
- ^ https://www.allcinema.net/cinema/238327
- ^ https://www.allcinema.net/cinema/238330
- ^ “共に暮らす4人描く「パークビューライフ」に風間俊介、倉科カナ、中川翔子、前田亜季”. ステージナタリー. ナターシャ (2021年2月12日). 2021年4月8日閲覧。
- ^ “”. 2015年3月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年3月12日閲覧。
- ^ 脚本家・岡田惠和が語る“朝ドラ”「独特のリズムがあり、まるでトライアスロン」 ORICON NEWS 2017年11月4日
- ^ 脚本賞 受賞インタビュー 岡田惠和 第94回 ザテレビジョンドラマアカデミー賞
- ^ 秋の褒章に754人25団体産経ニュース2019年11月2日(2019年11月2日閲覧)
- ^ 『官報』号外第151号、2019年11月3日
外部リンク
- 岡田惠和 - 有限会社U.F.O.カンパニー
- 岡田惠和 - allcinema
- 岡田惠和 - KINENOTE
- Yoshikazu Okada - IMDb(英語)
- 岡田恵和 今宵、ロックバーで ~ドラマな人々の音楽談議~ - NHK - 番組公式サイト