菅原 浩志(すがわら ひろし、1955年 - )は、日本の映画監督・脚本家・プロデューサー。北海道夕張郡長沼町出身[1][2]。深川市納内で育ち、後に札幌市に移る[1][2]。クレジットには菅原比呂志名義も存在する。
来歴
北海道札幌啓成高等学校卒業後、『ゴッドファーザー』のフランシス・フォード・コッポラ監督で有名なカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)芸術学部映画テレビ学科に留学。そこで映画製作・演出を学び、クームルーデ賞(優秀賞)を受賞し卒業する。その当時、日本人スタッフが珍しかったアメリカ映画界で活躍。帰国後、『里見八犬伝』等のプロデューサーを務め、1988年『ぼくらの七日間戦争』で監督デビュー。ブルーリボン作品賞、くまもと映画祭監督賞を受賞し、「日本映画100本」の一本に選ばれる。『ほたるの星』は第16回東京国際映画祭コンペティションに公式参加した後、世界各国で公開。2004年秋には、皇室主催の園遊会に招待された。浅丘ルリ子主演の『早咲きの花』は、第19回東京国際映画祭、豪州シドニー映画祭で公式上映され、国内外で高く評価されている。東川町が舞台の「写真甲子園 0.5秒の夏」は第30回東京国際映画祭でワールドプレミア上映され、2019年アラブ・アフリカ世界で最も有名なカルタゴ映画祭から正式招待された。2021年短編映画「北の残照」とドキュメンタリー映画「ヌプリコロカムイノミ」を発表。2004年より徳山大学客員教授。環境省主催のホタレンジャー審査員。豊橋まつり総合プロデューサー。
フィルモグラフィー
監督
- ぼくらの七日間戦争(1988年)
- (1996年)
- マグニチュード(1997年)
- ときめきメモリアル(1997年)
- ドリームメーカー(1999年)
- DRUG(2001年)
- ほたるの星(2004年)
- 早咲きの花(2006年)
- 写真甲子園 0.5秒の夏(2018年) 北海道先行上映(2017年)
- 北の残照(2021年 短編)
- ヌプリコロカムイノミ(2021年 ドキュメンタリー)
プロデューサー
- 里見八犬伝(1983年)
- 愛情物語(1984年)
- 天国にいちばん近い島(1985年)
- 二代目はクリスチャン(1985年)
- キャバレー(1986年)
- 三文オペラ(1989年)
- (将軍)(1990年)
- ルビー・カイロ(1993年)
脚本
- ぼくらの七日間戦争(1988年)
- マグニチュード(1997年)
- ドリームメーカー(1999年)
- ほたるの星(2004年)
- 早咲きの花(2006年)
- 写真甲子園 0.5秒の夏(2018年)
プロダクションマネージャー
- 天と地と(1990年)
脚注
外部リンク
菅原浩志 - KINENOTE