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富谷市

富谷市(とみやし)は、宮城県の中部に位置する

とみやし 
富谷市
富谷市旗 富谷市章
1966年8月1日制定
日本
地方 東北地方
都道府県 宮城県
市町村コード 04216-1
法人番号 1000020042161
面積 49.18km2
総人口 51,383([編集])
推計人口、2023年4月1日)
人口密度 1,045人/km2
隣接自治体 仙台市
黒川郡大和町宮城郡利府町
市の木 マツ
市の花 キク
富谷市役所
市長
([編集])
若生裕俊
所在地 981-3392
宮城県富谷市富谷坂松田30番地
北緯38度24分00秒 東経140度53分43秒 / 北緯38.399936度 東経140.895303度 / 38.399936; 140.895303座標: 北緯38度24分00秒 東経140度53分43秒 / 北緯38.399936度 東経140.895303度 / 38.399936; 140.895303

市庁舎位置
外部リンク 公式ウェブサイト
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2016年平成28年)10月10日市制施行以前は黒川郡に属し、1970年代から仙台市の北側郊外のベッドタウンとして発展している。人口は約5万人。

市内北部に、奥州街道富谷宿からの中心部、低地の農業地帯(2015年農家数は241戸[1])が広がる。また、西部を縦断する国道4号沿いを中心に郊外ショッピングセンターロードサイド店舗、工場・流通企業が集積し、南西部にかけての丘陵地帯にニュータウンが広がる。

概要

市境の内、南辺を仙台市と、東辺の一部を宮城郡利府町と共有し、それ以外の東・北・西を黒川郡大和町に囲まれる((黒川郡#近代以降の沿革)参照)。仙台との境は旧宮城郡と黒川郡を分ける分水嶺となっており、市内を流れる河川は全て北流して大和町の吉田川へと流れ込む。市内は、富谷丘陵と、複数の吉田川支流がつくり出す河川沿いの細長い谷底平野で構成される。

江戸時代初期に、西川(吉田川支流)の右岸(南岸)の奥州街道沿いに富谷宿北緯38度23分55.3秒 東経140度53分7.6秒 / 北緯38.398694度 東経140.885444度 / 38.398694; 140.885444 (奥州街道・富谷宿))が設置された。この宿場は「富谷新町」「富谷新町宿」とも呼ばれた。現在、市役所など公共施設が集中する市の中心部は旧「富谷新町」の北側、西川(吉田川支流)の左岸(北岸)に広がっており、旧宿場も含めて「しんまち地区」と呼ばれている。

本市は、仙台市都心部を中心とした超広域商圏の「青葉商圏」、あるいは、泉中央副都心を中心とした「泉商圏」に含まれているが、泉区内から続く国道4号(奥州街道、陸羽街道)沿いのロードサイド店舗開発が市内にも及び、イオンモール富谷コストコ富谷倉庫店などの大規模商業施設の開発が行われて、隣接地域からの集客力が大きく増している。

 
2005年国勢調査と比較した2010年国勢調査の宮城県市町村人口増減率。富谷町(当時)のみが10%を超える増加率を示した。

本市は、仙台都市圏におけるベッドタウン機能を担うことで人口増を実現してきた(#住宅地開発参照)。新興住宅地1971年昭和46年)の東向陽台を皮切りに、国道4号沿いの丘陵地に次々造られた。新興住宅地は、市の総面積の18%を占めるに過ぎないが、全市民の9割以上が居住する。

1991年(平成3年)の将監トンネルの開通[2]、および、1992年(平成4年)の仙台市地下鉄南北線泉中央駅開業とバスターミナル設置で仙台市都心部までの所要時間が大幅に短縮したため、バブル崩壊後の失われた10年においても人口増は衰えず、地価も上昇し続けた。地価は1999年(平成11年)頃をピークに低下し始めたが、その分、安くマイホームが得られる魅力と、トヨタ自動車東日本を初めとする大松沢丘陵やその周辺の工場集積地(黒川郡大和町・大衡村)への通勤に便利な立地であるため、人口増加が続いている。

(平成の大合併)期には仙台市との合併、黒川郡内での合併、単独町制などの選択肢が議会で議論された[3]が、本市は2013年(平成25年)には推計人口単独市制人口要件の5万人に達すると予測されたため、「合併しない宣言」を出し、単独町制を維持して市制を施行する道を選択した[4][5]。単独市制人口要件は法定人口を根拠とするため、2015年(平成27年)国勢調査後の2016年(平成28年)4月に市制施行を目指すと町長が町議会で表明[5]し、2009年(平成21年)12月には「市制検討プロジェクトチーム」を発足させた。住民基本台帳人口では2012年(平成24年)12月25日[6]、推計人口では2013年(平成25年)8月1日[7]に5万人を突破し、2015年(平成27年)国勢調査でも5万人以上となったため、2016年(平成28年)10月10日付で単独市制を施行して、宮城県下14番目の市となった[8]

地理

仙台市の北側の隣接した内陸に位置しているために、海洋性の影響を受ける仙台市宮城野区にある仙台管区気象台とは異なり気候は内陸性気候の特徴が出て冷涼・寒冷である。冬季は、日本海側の雪雲の影響も受けやすく積雪も少なくない。

山岳

  • 鍋山(標高131m) - 大亀山(標高118m)

河川

隣接している自治体・行政区

  • 仙台市(泉区、宮城野区)
  • 黒川郡:大和町
  • 宮城郡:利府町

市制施行に伴う住所表示の変更

原則は、「黒川郡富谷町」が「富谷市」に変わっただけだが、以降の部分は次のように変更された[9][10]

  • 小字がない住所は変更なし。
  • 小字があった住所は、以下の例外を除き、「字」をとって、大字と統合。
  • 旧富谷町富谷のうち
    • 富谷字町 → 富谷新町
    • 富谷字町北裏 → 富谷北裏
    • 富谷字町南裏 → 富谷南裏
  • いずれの住所も郵便番号に変更はない。

人口

富谷市域は新興住宅地の開発に伴い、人口が急増している。下図の人口統計によると、1970年(昭和45年)には4,912人であった人口が、2015年(平成27年)には51,591人と、45年間で10倍以上にまで増加している。また、平均年齢は40.9歳(2015年(平成27年)国勢調査、当時は富谷町。小数第2位を四捨五入[11])と、全国の46.4歳[12]に比べ非常に低い平均年齢である。

 
富谷市と全国の年齢別人口分布(2005年) 富谷市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 富谷市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性

富谷市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より
現市町村界での国勢調査人口の推移(単位:人)[13][14]
    富谷市
    大和町
    大郷町
    大衡村

歴史

 

伊達政宗の御鷹場があったといわれる。また、可愛がっていた鷹狩中に死んでしまったために、(かめ)に入れて丁重に埋葬したという言い伝えのある『甕杉』も存在している。(地元では「亀杉」と云われる。鷹乃杜地域内)

江戸時代には、奥州街道の宿場として栄えた。

年表

地名の由来

昔々富谷のある山里に、 お政という絶世の美女がいた。お政に求婚する者は数多く、紫太夫もその中の一人だった。

ある日おまさが修験者に占ってもらうと「その美男こそ魔性のものに違いない」と言って、ある秘策を授けた。その夜も、求婚しに来た男に「明日の夜はっきりと返事をいたします」と言い、お政は男の着物の裾にそっと糸を縫いつけた。

翌朝糸をたどってみると、それは大きな木の洞の中に続いており、そこで初めて、紫太夫が大蛇の化身であることがわかった。

その夜、おまさは修験者に言われたとおり男に言った。「熊谷の源内にある大きな木にコウノトリの巣がある。その巣から卵をとってきてくれたら、あなたと結婚しよう」。紫太夫はいつになく寂しそうな表情を見せ、それ以後おまさを訪ねてくることはなくなった。

数日後、その噂を聞いた里人たちが源内にある大きな木に行った。するとそこには、バラバラに切断された大蛇の死骸があった。あの夜、大蛇は卵を奪うためにコウノトリと格闘になったのだ。大蛇が卵をかかえたコウノトリをぐるぐる巻きにした瞬間、コウノトリは自慢の羽をはばたかせて大蛇を殺した。大蛇の体は十個の破片となって飛び散った。里人たちは「大蛇は命がけで娘を愛していだんだねぇ…かわいそうだごど…」と、十個の死骸を十ヶ所に葬り、それぞれに宮を建て、ねんごろに弔った。

その10の神社を「十宮」と呼んでいたのが、「富谷」と書かれるようになったといわれている[22]

行政

  • 市長:若生裕俊 - 2015年(平成27年)2月8日に行われた町長選挙で町長に選出され[23]、2016年(平成28年)に富谷市が市制移行した際、そのまま初代市長として就任した[24]。なお若生裕俊は第3代町長の若生照男の長男であり、若生照男と第4代町長の若生英俊はいとこ関係にある[25]
  • 歴代町長[26]
歴代 氏名 就任年月日 備考
初代 内ヶ崎康治 1963年4月
2代 浅野重雄 1967年4月
3代 若生照男 1983年4月
4代 若生英俊 2007年2月11日
5代 若生裕俊 2015年2月12日
  • 歴代市長
歴代 氏名 就任年月日 備考
初代 若生裕俊 2016年10月10日[27]

議会

  • 定数:18名[28][29][30]
  • 任期:2019年(令和元年)9月11日 - 2023年(令和5年)9月10日
  • 議長:青柳信義
  • 副議長:浅野直子

会派

[28]

  • 新星とみや
  • とみや自由市民の声
  • 公明党
  • 日本共産党
  • 無所属

歴代議長

[28]

  • 初代:山田儀三郎(1946年11月5日-1947年1月31日)
  • 2代:大童雄幸(1947年5月15日-1955年4月30日)
  • 3代:浅野重雄(1955年5月10日-1957年3月20日)
  • 4代:大嶋末彌(1957年3月26日-1959年4月30日)
  • 5代:吉田榮吉(1959年5月12日-1967年4月30日)
  • 6代:柴田與惣治(1967年5月4日-1971年4月30日)
  • 7代:菊池清之亟(1971年5月4日-1975年4月30日)
  • 8代:大童雄建(1975年5月7日-1995年4月29日)
  • 9代:土井佐吉(1995年5月8日-1999年4月29日)
  • 10代:相沢忠男(1999年5月7日-2003年4月29日)
  • 11代:相澤武雄(2003年5月9日-2007年4月29日)
  • 12代:渡邊俊一(2007年5月8日-2011年9月10日)
  • 13代:浅野幹雄(2011年9月16日-2017年9月15日)
  • 14代:相澤榮(2017年9月15日-2019年9月15日)
  • 15代:渡邊俊一(2019年9月15日-2021年9月17日)
  • 16代:青柳信義(2021年9月17日-)

姉妹都市・提携都市

国内

提携都市

産業・経済

産業人口構成比

  • 第一次産業 1.5%
  • 第二次産業29.0%
  • 第三次産業68.7%

(総務省統計局 平成12年国勢調査)

工業団地

  • 上桜木地区(2丁目)
  • 成田地区(9丁目)
  • ひより台地区(2丁目)
  • 高屋敷地区
  • 第二成田地区(現在は市街化調整区域)

企業

以下は富谷市に本社を置く(置いた)企業の一部(※アイウエオ順)

名産品・特産品

※江戸時代には富谷宿付近で茶が盛んに栽培されていた。

教育・文化

  • 文化団体
    • 富谷吹奏楽団[34](通称:トミスイ)(2020年(令和2年)7月に設立された[35](市民吹奏楽団))

学校一覧

 
富谷高等学校

高等学校

中学校

小学校

閉校した学校

※昭和49年に旧富谷小学校と統合した。

特別支援学校

幼稚園・保育所

  • 富谷幼稚園
  • ひより台幼稚園
  • おひさま学園
  • 成田保育所
  • 東向陽台幼稚園
  • 成田中央幼稚園
  • 果樹園の森保育園
  • 富谷つばさ保育園
  • 東向陽台保育所
  • 鷹乃杜幼稚園
  • 若樹の森保育園
  • 富ヶ丘保育所
  • ぷらむ保育園
  • 富谷保育所

公共施設

警察

消防

金融機関

市内に本店を置く金融機関は存在しない。以下は支店の一覧である。

銀行

信用金庫・信用組合・農業協同組合

郵便局

  • 富谷郵便局(集配局)
  • 富谷富ケ丘郵便局
  • 富谷日吉台郵便局
  • 富谷明石台郵便局
  • 富谷成田郵便局
  • 太子堂簡易郵便局
  • あけの平簡易郵便局

各地区の公民館

その他の施設

  • 福祉健康センター
  • 保健福祉総合支援センター
  • 富谷市学校給食センター

交通

鉄道

画像外部リンク
  仙台鉄道路線図[36]

現時点で富谷市に鉄道路線は存在しない。富谷市は宮城県内で鉄軌道線が通っていない唯一の市である。最寄り駅(バス乗継割引適用駅)は、仙台市泉区の仙台市地下鉄南北線八乙女駅および泉中央駅である。

富谷村時代には仙台軌道(1926年仙台鉄道に改称)が通っていた[36][37][38][39][40][41]1923年大正12年)、当時の富谷村北部に志戸田駅が開業した。仙台軌道には旧・富谷宿(現・しんまち地区)に最寄りの富谷駅も同時に開業したが、この駅の所在地は宮床村(現・大和町小野字向原)だった。1950年昭和25年)に台風被害で運行休止となり、そのまま廃止された。

鉄軌道構想

1992年(平成4年)、仙台市は仙台市地下鉄南北線の泉区泉ヶ丘までの延伸を調査した[42]。また、黒川郡の首長および議長で組織する「緑の未来産業都市くろかわ建設推進協議会[43]」も、1993年(平成5年)度および1994年(平成6年)度に「新交通システム事業化計画調査」を行い[44]、泉中央駅から北上して仙台北部中核工業団地[45]に至り、そこから東に向かって大郷町を経由し、さらに南下して宮城郡利府町JR利府線利府駅に接続する約40キロメートルの区間を調査・検討した[46][47]。しかし、開業目標の2020年(令和2年)に黒川郡の人口が13万8559人まで増加すると仮定しても[注 2]、最も人口が集中する富谷町(当時)の区間でさえ採算がとれないとして、延伸構想は棚上げされた[46][47]

2002年(平成14年)2月、黒川郡4町村が2025年(令和7年)には20万9873人まで人口が増加するとの仮定の上で、軌道を中心とした郡内の公共交通機関の将来像の報告書を公表した[46][47][48][49]。その報告書では、最も実現性が高いとされた泉中央 - 泉ヶ丘 - 大衡の建設費が、地下鉄南北線延伸で530億円、ライトレール新設で468億円であり、これに大郷町や利府町を何らかの形でつないで循環するとした[49]。しかし、仙台市は1999年(平成11年)に「アクセス30分構想[50]」を策定して、都心回帰コンパクトシティを志向するようになっており、地下鉄南北線延伸には消極的だった[46][47]

仙台北部中核工業団地やその周辺では、2007年(平成19年)にセントラル自動車(現・トヨタ自動車東日本)が進出を表明すると、関連企業や電子機械工業の進出が次々発表された。2009年(平成21年)に開催された「緑の未来産業都市くろかわ建設推進協議会」の同年度総会で、企業の従業員の足を確保するためとして、2002年(平成14年)公表の報告書で示された構想の推進を各首長などが求めた[49]。しかし、宮城県も仙台市も費用対効果を疑問視して、この構想の推進に否定的だった[49]。2015年(平成27年)の富谷町長選挙において、泉中央駅から富谷町までのライトレール設置を公約に掲げた若生裕俊が当選したが、この公約は仙台市との具体的な話し合いに基づくものではなかった[51][52]

このような中、2019年に富谷市は都市・地域総合交通戦略(基本構想)を策定し[53]、2020年には都市・地域総合交通戦略総合(基本計画)として仙台市地下鉄南北線の泉中央駅から富谷市明石台地区までの約3.4km区間を最重要課題と位置づけ、地下鉄整備またはガイドウェイトランジット整備を掲げている[54]。2021年には地下鉄整備に向けて、地下鉄整備を想定した際の基本計画や費用便益分析、PFI方式による整備手法の検討調査を行っている[55]

バス

道路

高規格幹線道路
  • E6 仙台北部道路・(2) 富谷IC
一般国道
県道

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

 
鹿島天足別神社拝殿

祭り

イベント

住宅地開発

 
あけの平団地(富谷第二中学校から七ツ森方向(北方向)を撮影)

国勢調査による人口は、戦前が約4千人、戦後1963年(昭和38年)の町制施行があっても1970年(昭和45年)まで約5千人だった[59]

1971年(昭和46年)、仙台市に近い市域南辺の泉市(現・仙台市泉区)との市町境となっている丘陵地に向陽台団地(泉市内の住所は「向陽台」、当町の住所は「東向陽台」)が造成され、分譲が始まった[60]。さらに次々と町内の丘陵地に新興住宅地が造られ、人口が急増。1977年(昭和52年)には人口が1万人を突破[61]1986年(昭和61年)には2万人を突破[62]1995年(平成7年)には3万人を突破[63]2004年(平成16年)には4万人を突破[63]2013年(平成25年)には5万人を突破した[7]

このような人口急増により、1985年(昭和60年)の国勢調査から人口増加率の全国番付で上位に顔を出すようになり、人口集中地区 (DIDs) が町内にも設定されるようになった[59]。さらに2000年(平成12年)にDIDが2地区に増え、2010年(平成22年)には合計3地区となった。(富谷I:富ヶ丘、鷹乃杜、日吉台の一部、富谷II:東向陽台、明石台の一部)(富谷Ⅲ:成田の一部)

市内の大規模戸建用住宅団地の沿革・規模等は以下の表の通り[60]2011年(平成23年)1月末日現在の住民基本台帳による人口および戸数も付記した[60]。計画戸数に対し現戸数は約95%が充足している計算だが、核家族を想定して各戸3-4人で計画人口が算出されているため、家族の形も変化した現在では人口の充足率は7割を超える程度である[60]。また、市町境の尾根上に造られたものは、一体的な住宅団地であっても小学校中学校校区が自治体ごとに分かれており、他の自治体の学校が至近距離にあっても通学できないため注意が必要。

2011年(平成23年)1月末日現在の当町の住民基本台帳による人口は47,981人[64]であるため、町の面積の約18%を占める下記の新興住宅地の住民は全町民の 91.6 % におよぶことになり、当町が「ベッドタウン」と呼ばれる所以となっている。なお、下記の新興住宅地以外に住む町民の同月の人口は4,016人であるため、奥州街道宿場町富谷宿」や農村部という、旧来からの居住地の人口は新興住宅地が分譲開始される前の1970年(昭和45年)当時より減っていると見られる。

富谷町内の大規模戸建用住宅団地(2011年1月末日現在)[60]
開発地区名 住所
表記
位置

(ha)
開発時期 分譲時期 計画戸数
(戸)
現戸数
(戸)
戸数
充足率
計画人口
(人)
現人口
(人)
人口
充足率
備考
合計 882.4 1970年6月 2003年7月 15,806 14,932 94.5% 60,727 43,965 72.4%
向陽台団地 東向陽台 地図 45.5 1970年6月 1971年10月 1,270 1,278 100.6% 4,700 3,272 69.6% 泉市(現・仙台市泉区)側は向陽台団地「向陽台」
鷹乃杜団地 鷹乃杜 地図 32.9 1972年1月 1973年8月 1,120 978 87.3% 4,144 2,582 62.3%
富谷ニュータウン 太子堂 地図 20.2 1972年4月 1974年2月 550 456 82.9% 2,035 1,245 61.2%
富ヶ丘ニュータウン[注 1] 富ヶ丘 地図 55.4 1973年2月 1974年7月 1,419 1,698 119.7% 5,250 4,324 82.4% 泉市(現・仙台市泉区)側は泉ヶ丘ニュータウン「泉ヶ丘」
あけの平団地 あけの平 地図 57.7 1980年1月 1983年8月 1,573 1,508 95.9% 5,820 4,269 73.4%
ひより台団地 ひより台 地図 62.1 1980年11月 1985年9月 1,118 937 83.8% 4,137 2,561 61.9%
南富谷サニータウン とちの木 地図 10.6 1982年4月 1984年4月 276 435 157.6% 1,172 1,181 100.8%
パルタウン大富 日吉台 地図 61.3 1986年8月 1988年7月 1,268 1,228 96.8% 5,072 3,617 71.3% 大和町側はパルタウン大富「もみじヶ丘」
グランヒル明石台 明石台 地図 106.2 1987年2月 1989年11月 2,280 2,234 98.0% 8,960 7,222 80.6% 仙台市泉区側はグランヒル明石台「明石南」
グリーンヒル 川又山 地図 7.1 1988年11月 1991年6月 166 153 92.2% 664 505 76.1%
新富谷ガーデンシティ 成田 地図 255.2 1988年1月 1995年5月 2,750 2,586 94.0% 11,000 8,506 77.3%
清水仲団地 清水仲 地図 8.8 1995年2月 1999年4月 135 179 132.6% 540 512 94.8%
ハーモニータウン富吉台/杜のまち 杜乃橋 地図 36.5 1995年4月 1998年7月 700 337 48.1% 2,800 1,093 39.0% 大和町側はハーモニータウン杜のまち「杜乃丘」
シンフォニータウン上桜木 上桜木 地図 61.8 1999年1月 2003年7月 531 331 62.3% 2,158 1,065 49.4%
とみや大清水21 大清水 地図 61.1 2000年10月 2003年5月 650 594 91.4% 2,275 2,011 88.4%

出身有名人

電話番号

市外局番仙台市などと同じ「022」[66]である。

富谷市で利用されている市内局番は次のとおり。

  • 富谷収容局…348、358、779
  • 仙台泉収容局…218、351-0~2、371~375、771、772-2~9、773、776
  • 明石収容局…351-5~9
  • ひかり電話…仙台市と同一

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ a b 広報とみや平成23年2月号(富谷町) … 当初は泉市側のみならず富谷町側も含めて「泉ヶ丘ニュータウン」として一体的に開発・分譲されたが、1978年(昭和53年)7月1日住居表示が実施され、富谷町側は「富ヶ丘」になった。そのため、「富ヶ丘」内に「泉ヶ丘」と称する施設もある。
  2. ^ 1990年(平成2年)国勢調査による黒川郡4町村の人口は5万9736人。

出典

  1. ^ 専兼業別農家数 (PDF) (富谷市)
  2. ^ 建設局主要事業等年表 (PDF) (仙台市)
  3. ^ 平成19年 第1回富谷町議会定例会会議録第2号(富谷町議会 2007年3月12日)
  4. ^ “”. 富谷町 (2010年4月1日). 2010年4月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月25日閲覧。
  5. ^ a b . 河北新報 (河北新報社). (2011年3月1日). オリジナルの2011年3月2日時点におけるアーカイブ。. 2022年7月25日閲覧。 
  6. ^ 宮城・富谷町人口5万人 市移行への要件達成(河北新報 2012年12月29日)
  7. ^ a b 統計データ/宮城県推計人口(月報)(宮城県)
  8. ^ <富谷市誕生>791市目「英知結集し発展」 - 河北新報、2016年10月10日、同日閲覧
  9. ^ “広報とみや4月号抜粋” (PDF). 富谷町. 2016年10月27日閲覧。
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関連項目

外部リンク

  • 富谷市
  • とみやー 富谷市・地域情報発信サイト
  • とみやど 富谷宿観光交流ステーション
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