南熊本駅

南熊本駅（みなみくまもとえき）は、熊本県熊本市中央区南熊本三丁目にある、九州旅客鉄道（JR九州）豊肥本線の駅である^[1]。

南熊本駅*
駅舎
みなみくまもと Minami-Kumamoto
◄平成 (0.9 km) (1.6 km) 新水前寺►

所在地	熊本市中央区南熊本三丁目14^[1]^[2] 北緯32度47分6.46秒東経130度42分41.72秒 / 北緯32.7851278度東経130.7115889度 / 32.7851278; 130.7115889座標: 北緯32度47分6.46秒東経130度42分41.72秒 / 北緯32.7851278度東経130.7115889度 / 32.7851278; 130.7115889
所属事業者	九州旅客鉄道（JR九州）
所属路線	■豊肥本線
キロ程	144.4 km（大分起点）
電報略号	ミモ
駅構造	地上駅
(ホーム)	2面2線^[1]
乗車人員 -統計年度-	822人/日（降車客含まず） -2020年-
開業年月日	1914年（大正3年）6月21日^[3]^[4]
備考	(業務委託駅)^[5]
* 1940年に春竹駅から改称^[6]
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南熊本駅*
みなみくまもと Minami-Kumamoto
(2.5 km) 田迎►
所在地	北緯32度47分05.7秒東経130度42分41.6秒 / 北緯32.784917度東経130.711556度 / 32.784917; 130.711556 (熊延鉄道南熊本駅)
所属事業者	熊延鉄道
所属路線	熊延鉄道線
キロ程	0.0 km（南熊本起点）
駅構造	地上駅
(ホーム)	1面1線
開業年月日	1915年（大正4年）4月6日
廃止年月日	1964年（昭和39年）3月31日
備考	* 1940年に春竹駅から改称。
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南熊本駅前停留場*
みなみくまもとえきまえ Minami-Kumamoto-ekimae
◄春竹新道 (0.3 km)
所在地	北緯32度47分08.0秒東経130度42分41.1秒 / 北緯32.785556度東経130.711417度 / 32.785556; 130.711417 (熊本市電南熊本駅前電停)
所属事業者	熊本市交通局
所属路線	春竹線
キロ程	1.7 km（辛島町起点）
駅構造	地上駅
(ホーム)	2面1線
開業年月日	1929年（昭和4年）6月20日
廃止年月日	1970年（昭和45年）5月1日
備考	* 1940年に春竹駅前から改称。路線廃止に伴う廃駅
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南熊本駅
配線図

(凡例)

↑平成駅

2

1

↓新水前寺駅

本項では、1964年（昭和39年）に廃止された熊延鉄道の駅、及び1970年（昭和45年）に廃止された熊本市電春竹線の南熊本駅前電停についても記述する。

歴史

1914年（大正3年）6月21日：宮地軽便線の熊本 - 肥後大津間延伸開業に伴い、春竹駅として開業^[3]^[4]。
1915年（大正4年）4月6日：御船鉄道（熊延鉄道の前身）の春竹駅開業。
1922年（大正11年）9月2日：宮地軽便線が宮地線に改称^[3]。
1928年（昭和3年）12月2日：宮地線が豊肥本線に改称^[3]。
1929年（昭和4年）6月20日：熊本市電春竹線辛島町 - 春竹駅前間が開業。
1940年（昭和15年）5月1日：南熊本駅に改称^[6]^[4]。
1943年（昭和18年）：鉄道省の駅舎改築^[1]。
1964年（昭和39年）3月31日：熊延鉄道廃止。
1970年（昭和45年）5月1日：熊本市電春竹線廃止。
1984年（昭和59年）2月1日：貨物および荷物の扱い廃止^[4]。
1986年（昭和61年）11月1日：駅員無配置駅となる^[7]。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承^[3]。
2012年（平成24年）12月1日：交通系ICカードSUGOCA導入^[8]。

駅構造

構内

相対式ホーム2面2線を有する地上駅。木造駅本屋が存在し1945年（昭和20年）の(熊本大空襲)では奇跡的に被災せず、現在まで残っている^[1]。以前は熊本市電春竹線や熊延鉄道も乗り入れるなど、熊本の南部の拠点駅であった。急行「火の山」も停車していた。かつては近隣の西部ガス（さいぶガス）熊本工場、九州農政局庁舎（旧・熊本食糧事務所）へ引込線が延びており、廃止された現在でも線路跡が残っている。

JR九州サービスサポートが駅業務を受託する(業務委託駅)であり^[5]、きっぷうりばが設置されている^[9]。

のりば

のりば	路線	方向	行先
1	■豊肥本線	下り	肥後大津・阿蘇方面
2	■豊肥本線	上り	熊本方面

過去

熊延鉄道の廃止までは国鉄と熊延の共同駅舎で、単式1面1線、島式1面2線の計2面3線ホームを有していた。
- 豊肥線は相対する1番線（肥後大津方面）と2番線（熊本方面）を使用。
- 熊延線は島ホーム側で、豊肥線（2番線）の反対側を3番線として使用していた。

市電春竹線は駅構内に乗入れ、相対式2面1線だった。
- 現在はロータリー内のバス乗り場になっている。

利用状況

2015年度までは「熊本市統計書」による、2016年度分からはJR九州のサイトで公表されている乗車人員数データに基づく。2020年度の1日平均(乗車人員)は822人である^[10]。

年度	1日平均乗車人員	増加率
2001年	599
2002年	637	6.3%
2003年	637	0.0%
2004年	592	-7.1%
2005年	596	0.7%
2006年	624	4.7%
2007年	617	-1.1%
2008年	650	5.3%
2009年	648	-0.3%
2010年	692	6.8%
2011年	753	8.8%
2012年	749	-0.6%
2013年	780	4.1%
2014年	809	3.7%
2015年	911	12.6%
2016年	970	6.5%
2017年	1,040	7.2%
2018年	1,059	1.8%
2019年	1,074	1.4%
2020年	822	-23.5%

駅周辺

道路

駅前風景

国道266号線（浜線バイパス区間含む）
熊本県道104号熊本浜線（通称「旧浜線」）
市道「琴平通り」・「白山通り」

駅北側（南熊本・春竹）

熊本市立春竹小学校
南熊本駅通郵便局
アルファ・システム
熊本市消防局南熊本庁舎
南熊本病院
ワンダーシティー南熊本

「ナムコワンダーシティー」をメインに、CoCo壱番屋やCybacなどその他に複数の店舗がある。

(熊本市医師会)熊本地域医療センター
熊本大学病院

駅南側（萩原・八王寺）

西部ガス熊本工場
熊本萩原郵便局
熊本八王寺郵便局
熊延観光ランチセンター
熊本バスツーリストビューロー
熊本県薬剤師会館
クレッセくまもく(複合施設)

「みやはらZ」をメインに、レンタルチェーン店GEO・ダイソー・西松屋などその他に複数の店舗がある。

バス路線

南熊本駅前（駅構内）

のりば	運用	系統	路線名	行先	備考
1	熊本バス	P2-4 P2-5	御幸木部線	南熊本三丁目経由　大学病院構内 → 下通筋 → 桜町BT
2	都市バス	L0-0	八王寺環状線（外回り）	本荘町経由大学病院前 → 下通筋 → 桜町BT 方面
		O3-0 O3-1	中央環状線（外回り）	琴平神社・江原中学前経由田崎橋 → 熊本駅方面
		P1-1	流通団地線（辛島町・田迎一里木系統）	本荘町経由新市街 → 桜町BT
		P2-1	流通団地線（野越系統）	南熊本3丁目経由大学病院前 → 下通筋 → 桜町BT
		P3-1 G4-1	長溝団地線	（P3-1）本荘町経由新市街 → 桜町BT （G4-1）桜町BT 経由通町筋 → 明午橋 → 大江6丁目
3		O4-0 O4-1	中央環状線（内回り）	南熊本3丁目経由味噌天神 → 県立劇場 → 大江渡鹿 → 本荘町方面	O4-1系統は県立劇場行き
		P0-0	八王寺環状線（内回り）	八王寺経由出水中学前 → 水前寺公園 → 通町筋方面
		P1-1	流通団地線（辛島町・田迎一里木系統）	田迎一里木経由流通団地 → 済生会病院
		P2-1	流通団地線（野越系統）	琴平神社・江原中学前経由平成町 → 流通団地 → 済生会病院 → 野越団地
		P3-1	長溝団地線	八王寺経由長溝団地
4	熊本バス	P2-2 P2-3	御幸木部線	（P2-2）出仲間経由笛田神社 → 桜十字病院前 → 御幸木部（P2-3）出仲間 → 御幸病院経由笛田神社 → 桜十字病院前 → 御幸木部

南熊本（駅前大通り・旧浜線）

のりば	運用	系統	路線名	行先
5	熊本バス	5番のりばは下記の路線以外は全便新市街・桜町バスターミナル行き
		M0-0	はません環状線（外回り）	桜町BT　経由　通町筋 → 尚絅校前 → ワンダーシティ前 → 熊本中央病院（構内）方面
		M2-1	熊本駅線	桜町BT 経由熊本駅
		M4-1 →K2-4	甲佐環状線	桜町BT 経由通町筋 → 県庁前 → 健軍電停前 → 秋津レイクタウン方面
6		M0-0 M1-1	はません環状線（内回り）直行線	田迎経由中の瀬車庫
		M2-1	直行線	旧浜線経由イオンモール熊本
		M3-1	甲佐砥用線	旧浜線 → イオンモール熊本経由御船町恐竜博物館前 → 甲佐
		M3-2	直行線	旧浜線 → イオンモール熊本経由御船町恐竜博物館前 → 矢部（浜町・通潤橋・通潤山荘）
		M4-1 M4-2 M4-3	辺場線	（M4-1）旧浜線 → イオンモール熊本経由辺場 → 甲佐（M4-2）旧浜線 → イオンモール熊本 → 辺場 → 甲佐経由砥用（砥用・学校前（美里町立砥用小学校）（M4-3）旧浜線 → イオンモール熊本 → 辺場 → 甲佐 → 砥用経由矢部（浜町）
		M5-1	乙女線	旧浜線 → イオンモール熊本経由舞原団地 → 乙女小学校前 → 甲佐
		M6-1	城南線	旧浜線 → イオンモール熊本経由城南
		M6-2	城南線（木原系統）	旧浜線 →イオンモール熊本 → 城南経由木原不動前 → 宇土駅
		M6-3	城南線（松橋系統）	旧浜線 → イオンモール熊本 → 城南経由東阿高 → 松橋駅
		M6-4 M6-5 M6-6	城南線（鰐瀬系統）	（M6-4)旧浜線 → イオンモール熊本 → 城南経由志導寺（M6-5)旧浜線 → イオンモール熊本 → 城南 → 志導寺経由下安見（M6-6)旧浜線 → イオンモール熊本 → 城南 → 志導寺 → 下安見経由豊野役場 → 段鶴

隣の駅

九州旅客鉄道（JR九州）

■豊肥本線

■普通

平成駅 - 南熊本駅 - 新水前寺駅

かつて存在した路線

熊延鉄道

熊延鉄道線

南熊本駅 - 田迎駅

熊本市電

春竹線

春竹新道停留場 - 南熊本駅前停留場

脚注

[脚注の使い方]

^ ^a ^b ^c ^d ^e 『週刊 JR全駅・全車両基地』 38号大分駅・由布院駅・田主丸駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年5月12日、23頁。
^ “”. JR九州鉄道営業. 2016年4月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年4月20日閲覧。
^ ^a ^b ^c ^d ^e 曽根悟（監修）著、朝日新聞出版分冊百科編集部編『週刊歴史でめぐる鉄道全路線国鉄・JR』 27号・豊肥本線／久大本線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月24日、14-15頁。
^ ^a ^b ^c ^d 石野哲（編）『停車場変遷大事典国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、743頁。ISBN (978-4-533-02980-6)。
^ ^a ^b 熊本駅事業所 - JR九州サービスサポート.2021年12月10日閲覧
^ ^a ^b 荘田啓介『豊肥線物語』大分合同新聞社、1987年2月、312頁。
^ 「通報 ●飯田線三河川合駅ほか186駅の駅員無配置について（旅客局）」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1986年10月30日、12面。
^ 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2012年12月4日)
^ 南熊本駅 - JR九州.2021年12月10日閲覧
^ “駅別乗車人員上位300駅（2020年度）” (PDF). 九州旅客鉄道. 2021年9月16日閲覧。

外部リンク

南熊本駅（駅情報） - 九州旅客鉄道

[zeneki38-1] 『週刊 JR全駅・全車両基地』 38号大分駅・由布院駅・田主丸駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年5月12日、23頁。

[委託-2] “”. JR九州鉄道営業. 2016年4月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年4月20日閲覧。

[sone27-3] 曽根悟（監修）著、朝日新聞出版分冊百科編集部編『週刊歴史でめぐる鉄道全路線国鉄・JR』 27号・豊肥本線／久大本線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月24日、14-15頁。

[停車場-4] 石野哲（編）『停車場変遷大事典国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、743頁。ISBN (978-4-533-02980-6)。

[JRK-5] 熊本駅事業所 - JR九州サービスサポート.2021年12月10日閲覧

[物語-6] 荘田啓介『豊肥線物語』大分合同新聞社、1987年2月、312頁。

[7] 「通報 ●飯田線三河川合駅ほか186駅の駅員無配置について（旅客局）」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1986年10月30日、12面。

[8] 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2012年12月4日)

[MADO-9] 南熊本駅 - JR九州.2021年12月10日閲覧

[10] “駅別乗車人員上位300駅（2020年度）” (PDF). 九州旅客鉄道. 2021年9月16日閲覧。

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