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前川黛也

前川 黛也(まえかわ だいや、1994年9月8日 - )は[1]広島県広島市安芸区出身のプロサッカー選手[2][3]Jリーグヴィッセル神戸所属。ポジションはゴールキーパー。元日本代表[4]

前川 黛也
名前
愛称 ダイヤ
カタカナ マエカワ ダイヤ
ラテン文字 MAEKAWA Daiya
基本情報
国籍 日本
生年月日 (1994-09-08) 1994年9月8日(28歳)[1]
出身地 広島県広島市安芸区
身長 191cm[1]
体重 86kg[1]
選手情報
在籍チーム ヴィッセル神戸
ポジション GK
背番号 1
利き足 右足
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2017- ヴィッセル神戸 64 (0)
代表歴2
2021  日本 0 (0)
1. 国内リーグ戦に限る。2022年11月5日現在。
2. 2021年3月18日現在。
(■テンプレート)((■ノート) ■解説■サッカー選手pj

父親は元サッカー日本代表前川和也[4][5]

来歴

父の所属チームに伴い[5]、広島と大分県で育ち、大分トリニータの下部組織を経て[1]、中学からサンフレッチェ広島の下部組織に移籍[1][2]広島市立矢野中学校2年生まではフィールドプレイヤーで[6]、身長は160cm台だったが、中学3年生になると身長が180cmに到達し[6]、急激な体格の変化に成長痛などから来る怪我も併発して初めての大きな壁にぶつかり、GKに転向した[3][6]。父は当時、(サンフレッチェ常石サッカースクール)のコーチとして、広島県福山市単身赴任中で、オフで広島市の自宅に戻る毎週月曜日だけ、近所の公園で父からGKの猛特訓を受ける[3][6]

サンフレッチェユースには昇格ならず[6]広島県立広島皆実高等学校に進むが[1][4]、怪我が多く、高校時代はレギュラーGKを掴めなかった[6]

2013年、唯一誘いをくれた関西大学サッカー部に入部[1][6]。4年連続で全日本大学選抜に招集されるなど、世代屈指のGKと成長した[6]

2017年より関西大学からヴィッセル神戸に加入[1][7]。1年目ながら背番号1を背負ったが、韓国代表のキム・スンギュの存在もあり、シーズン通して試合に出場する事は無かった。

2018年シーズンもキムが正GKとして出場していたが、11月3日の名古屋グランパスエイト戦でスタメンに抜擢されJリーグデビューを果たした[3][8]。試合前にはプライベートでも親交があり、シュート練習も一緒にする元ドイツ代表のルーカス・ポドルスキから「ミスしても楽しんでやれ。俺が点を取る」と声を掛けられ、実際にポドルスキが2得点を挙げ、2-1で名古屋に勝利している[9]。この試合の活躍もあり、残りのリーグ戦3試合全てにスタメンとして出場した。シーズン終了後には、ドイツ2部ハンブルガーSVの練習に参加した[10]

2019年シーズンも、キムとのポジション争いとなったが、外国人枠の影響でキムが出場出来ない試合は、スタメンとして出場した。7月にキムが移籍するも、同時期に飯倉大樹が加入し、その飯倉が正GKの座に付いた事もあり、自身最多のリーグ戦8試合に出場するも、ベンチ入りのみの試合が多かった。

2020年シーズンは、新型コロナウイルスの影響による試合の過密日程で、飯倉が正GKを務めるものの徐々に試合出場を増やし、シーズン中盤からはレギュラーとして出場。11月から再開されたAFCチャンピオンズリーグでもレギュラーとして出場した。準決勝の蔚山現代FC戦では、試合を通してチームを救うセーブを何度も見せるも、延長後半終了間際に前川がペナルティエリア内で相手にファウルをしてPKで失点してしまうミスを犯してしまった。その得点により試合に敗れ、「敗因は僕のミス」と前川自身はnoteに綴ったが[11]、大会を通してレギュラーとして活躍し、クラブ史上初出場の大会でベスト4に貢献した。

2021年シーズンは、飯倉の負傷もあって開幕スタメンを奪取すると、以降も好パフォーマンスを見せレギュラーに定着。飯倉復帰後もリーグ戦ではポジションを分け渡さなかったが、7月に次は自身が負傷してしまい離脱[12]。その後は飯倉にポジションを再び譲った。

2022年シーズンは、ライバル飯倉が怪我で出遅れたこともあり、3年連続で開幕戦にスタメン出場した。その後ロティーナ体制ではレギュラーを完全に確保したものの、ロティーナが6月末に解任されると再び控えに回った。10月8日に行われたJ1第32節広島戦ではフリーキックの守備の場面で相手選手の膝が顔面から首筋かけて入るアクシデントに見舞われたが大事に至らずフル出場した[13]

代表

2021年3月18日、国際親善試合およびFIFAワールドカップ2022カタールアジア2次予選AFCアジアカップ中国2023予選モンゴル代表戦のメンバーとして日本代表に初選出された[4][14]。親子二代での日本代表入りはJリーグ発足後初めて[5]

所属クラブ

個人成績

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 (リーグ杯)(オープン杯) 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2016 関西大 1 - - - 1 0 1 0
2017 神戸 J1 0 0 0 0 0 0 0 0
2018 4 0 7 0 1 0 12 0
2019 8 0 4 0 1 0 13 0
2020 15 0 0 0 - 15 0
2021 19 0 4 0 1 0 24 0
2022 18 0 1 0 0 0 19 0
2023
通算 日本 J1 64 0 16 0 3 0 83 0
日本 - - 1 0 1 0
総通算 64 0 16 0 4 0 84 0

2015年、特別指定選手としての公式戦出場は無し

国際大会個人成績
年度 クラブ 背番号 出場 得点
AFCACL
2020 神戸 1 5 0
2022 6 0
通算 AFC 11 0

タイトル

クラブ

ヴィッセル神戸

代表歴

出場大会

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m 前川黛也
  2. ^ a b サッカー(男子) Football(Men) 2015年夏季ユニバーシアード
  3. ^ a b c d 種村亮 (2021年3月29日). . 報知新聞 (報知新聞社). オリジナルの2023年5月9日時点におけるアーカイブ。. 2023年5月9日閲覧。 
  4. ^ a b c d “”. nikkansports.com. 日刊スポーツ新聞社 (2021年3月18日). 2021年3月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月9日閲覧。
  5. ^ a b c . 日本スポーツ企画出版社. (2021年3月18日). オリジナルの2021年3月18日時点におけるアーカイブ。. 2023年5月9日閲覧。 
  6. ^ a b c d e f g h 安藤隆人 (2016年12月22日). “”. Sports Graphic Number Web. 文藝春秋. 2016–12–25時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月9日閲覧。
  7. ^ 元代表GKの父に続け! 関西大GK前川、来季の神戸加入が内定「夢は世界で活躍すること」 ゲキサカ(2016年7月12日)2017年2月4日閲覧。
  8. ^ 【神戸】2年目GK前川 名古屋戦でリーグ戦デビュー スポーツ報知 2018年11月3日
  9. ^ 神戸ポドルスキ 友情2発 “舎弟”GK前川デビューで有言実行“兄貴弾” デイリー 2018年11月4日
  10. ^ 神戸GK前川、独2部HSVの練習に参加…「ポドルスキの同僚」と地元紙も報道 サッカーキング 2018年12月11日
  11. ^ 神戸前川が投稿「敗因は僕のミス」ACLでPK献上 日刊スポーツ 2020年12月14日
  12. ^ 神戸3連勝で3位浮上も、イニエスタとGK前川、菊池、郷家が負傷交代…湘南は東京五輪代表GK谷が体調不良で欠場ゲキサカ 2021年7月3日
  13. ^ “【広島】今津佑太、前半9分レッドカードで一発退場 右足上げながら神戸GK前川の顔面に衝突 - J1 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年11月10日閲覧。
  14. ^ “SAMURAI BLUE(日本代表)メンバー 国際親善試合韓国代表戦(3/25 神奈川/日産スタジアム)FIFAワールドカップ2022カタールアジア2次予選兼AFCアジアカップ中国2023予選モンゴル代表戦(3/30 千葉/フクダ電子アリーナ)”. JFA|公益財団法人日本サッカー協会. 2021年3月18日閲覧。

関連項目

外部リンク

  • 前川黛也 - Soccerway.com (英語) 
  • 前川黛也 - WorldFootball.net (英語) 
  • 前川黛也 - Transfermarkt.comによる選手データ (英語) 
  • 前川黛也 - J.League Data Siteによる選手データ 
  • 前川黛也 - TheFinalBall.com (英語) 
  • 前川黛也 (@daiya61) - Twitter
  • 前川黛也 (@daiya_maekawa1) - Instagram


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