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三菱・デリカスターワゴン

デリカ スターワゴンDELICA STAR WAGON)は、三菱自動車工業(現在はCMC)が1979年から生産・販売しているキャブオーバーワンボックスカーである。

2004年までは日本でも販売(生産は1999年で終了)されていた。日本で製造する国外仕様は2013年をもって終了したが、CMC中華汽車)は継続して生産・販売をしている。

デリカシリーズでは、それぞれ2代目と3代目の5ナンバー/3ナンバー車が該当する。

(L300)の歴史はこちら > 三菱・デリカスターワゴン

概要

同社のパジェロと並び、乗用四輪駆動車の先駆け的モデル。多くの日本製ワンボックスカー同様、スターワゴンも基本的には商用車と共通の設計ではあるが、快適装備の追加や見栄えの向上で差別化が図られている。

駆動方式はFR副変速機付きの4WD、エンジン自然吸気ガソリンディーゼルターボが用意されていたが、2代目のディーゼルエンジン車はスペースの都合上インタークーラーが装着できなかったため、Ⅼ系パジェロ中期と同様の85馬力という非常に非力なものであった。2t近い車重による超フロントヘビーの重量配分ゆえにブレーキの効きの悪さ等が指摘されたが、4WDモデルはクロカンワンボックスという独自のカテゴリーであり、類似の機構をもつ車は数少なかったため[1]後継となるデリカスペースギアと同様にアウトドアを好むユーザー層から非常に高い支持があった。ゆえに海外、特に東南アジア諸国では異常なほど高評価を得ており、中古車が多数輸出されている。

初代(1979年-1986年)

2代目デリカの乗用モデル

三菱・デリカスターワゴン(初代)
 
 
XL-5
概要
販売期間 1979年6月 - 1986年
ボディ
乗車定員 8/9/10名
ボディタイプ 4ドアミニバン
駆動方式 二輪駆動/四輪駆動
(パワートレイン)
エンジン 1.6L/1.8L/2.0L/2.3Lディーゼル
変速機 AT/5速MT
車両寸法
全長 3,990mm
全幅 1,690mm
全高 1,800mm
系譜
先代 三菱・デリカコーチ(約4年の空白有)
三菱・フォルテ4WD
(テンプレートを表示)
  • 1979年6月 - 1975年に生産が終了した初代デリカ1400コーチ/1200コーチの後継車種として登場。9人乗り標準ルーフのみでエンジンは1.6Lサターンで86馬力。ワンボックスカー初の5速MTを採用。
  • 1980年6月 - 4G62型 1.8Lシリウス100馬力のスターワゴン1800を追加。全車ハイルーフ仕様で電動サンルーフも設定。
  • 1981年10月 - XLスーパーに2、3列目対座シートを標準装備。またATも設定。
  • 1982年10月 - 4WDを追加。このモデルはフォルテシャシにデリカのボディを組み合わせたもので、大径タイヤが装着され最低地上高も高い。既存モデルはマイナーチェンジでヘッドランプが丸形2灯から角形2灯となり、1.8L車はフロアシフト化で8人乗りとし、ロングボデーの4列シート10人乗りと2.3Lディーゼルを追加。
  • 1983年11月 - 4WDは2.0Lの4G63Bに変更。セカンドシートを2人掛けのキャプテンシートとしたエクシードを2WD/4WDそれぞれに追加。
  • 1984年2月 - 4WDに(4D55型2.3L)ターボディーゼルを追加。
  • 1985年 - 後のモデルでも定番となる冬季限定特別仕様車「シャモニー」が初めて設定される。

2代目(1986年-)

3代目デリカの乗用モデル

三菱・デリカスターワゴン(2代目)
 
エクシード エアロルーフ '86.6-'90.8
 
アクティブワールド エアロルーフ '97.11-'99
 
台湾仕様 バン '13
概要
製造国   日本
販売期間 1986年6月 -
ボディ
乗車定員 7/8/9/10名
ボディタイプ 4ドア(ワンボックスワゴン)
駆動方式 後輪駆動/四輪駆動
(パワートレイン)
エンジン 4D56 2.5L 直列4気筒OHC(ディーゼルターボ)
G63B 2.0L 直列4気筒OHC
4G64(MP1) 2.4L 直列4気筒OHC
最高出力 2.5L 85PS/4,200rpm(70PS/4,200rpm)
2.0L 91PS/5,500rpm
2.4L 115PS/5,000rpm
最大トルク 2.5L 20.0kg・m/2,000rpm(14.6kg・m/2,500rpm)
2.0L 15.4kg・m/3,000rpm
2.4L 18.7kg・m/3,500rpm
変速機 4速AT/5速MT
サスペンション
F ダブルウィッシュボーン式トーションバースプリング
R 半楕円リーフスプリング
車両寸法
ホイールベース 2,235-2,240mm
全長 4,190-4,590mm
全幅 1,690-1,695mm
全高 1,950-2,090mm
車両重量 1,230-1,860kg
(テンプレートを表示)

標準とロングの2種類のホイールベースに、平屋根のエアロルーフかハイルーフが組み合わされる。ワゴン2WDには、ハイルーフに多くのサンルーフを追加したクリスタルライトルーフを設定、世界初の電動サンシェードも備わる。バンとワゴンの4WDは全高を小型車枠に収める関係でエアロルーフのみ、ワゴン4WDは標準尺のみでのスタート。バンはスライドドアを両側に持つ。

エンジンのラインナップは、2.0Lと2.5L(デリカ初の3ナンバー)ガソリンと、ターボ付き85馬力の(4D56型)2.5Lディーゼル(バンは従来と同じ1.4Lと1.6Lのガソリン、自然吸気76馬力とターボ付き85馬力の2.5L 4D56型ディーゼル)。

  • 1986年6月 - フルモデルチェンジ。
  • 1987年9月 - 2WDエクシードのバンパーを大型化し、アルミホイールを標準装備。
  • 1988年9月 - マイナーチェンジ。フロントにスリーダイヤマークが付く。4WDディーゼル車にATを追加。
  • 1989年8月 - 一部改良。2.4Lガソリン車を追加。また4WDにもハイルーフとクリスタルライトルーフを設定。以降、このルーフ形状がスターワゴンの販売の中心となる。2WDと4WDエクシードのガソリン車は排気量が2.0Lから2.4Lになり、パワー不足がやや解消された。
  • 1989年10月 - 特別仕様車「シャモニー」を設定。2.5L ディーゼルターボGLX(エアロルーフ/ハイルーフ)をベースに専用内外装、専用装備のスキー仕様車。
  • 1990年2月 - 特別仕様車「リンクス」を設定。
  • 1990年9月 - マイナーチェンジ。ヘッドランプのロービームのみ異形プロジェクターに変更し、ガーニッシュも追加されて顔つきが変わった。同時にエクセーヌ生地の内装とカラオケ機能付きオーディオを備えた最上級グレードのスーパーエクシードを追加。セカンドシートはキャプテンシートの7人乗り。
  • 1990年10月 - 特別仕様車「シャモニー」を設定。
  • 1991年8月 - 一部改良。MTのみの設定だった4WD2.4Lガソリン車にATを追加。また、安全対策として全グレードにサイドインパクトビームやハイマウントストップランプなどが装備される。
  • 1991年10月 - 特別仕様車「シャモニー」を設定。
  • 1992年8月 - 一部改良。4WDエクシードにアルミホイールを標準装備。バックドアのエンブレムを「MMC」から「MITSUBISHI」に変更。
  • 1992年10月 - 特別仕様車「シャモニー」を設定。
  • 1993年2月 - 特別仕様車「ジャスパーエアロルーフ」「ジャスパーハイルーフ」を設定。夏期の特別仕様車として後のモデルでも定番となる「ジャスパー」が初めて設定された。
  • 1993年6月 - 一部改良。2WDにスーパーエクシードを追加。エアコン冷媒がR134aに変更(従来はR12)。4WDエクシードに寒冷地仕様と(LSD)を標準装備。GLXにストライプデカールを装備。
  • 1993年10月 - 特別仕様車「シャモニー」を設定。
  • 1994年1月 - 特別仕様車「ジャスパー」を設定。
  • 1994年5月 - 一部改良。初代デリカカーゴの派生車で且つデリカシリーズの乗用モデル系譜では4代目(=本車種の実質上後継)であり、パジェロの最初の派生車であるデリカスペースギア[1] が発売されるが、スターワゴンはグレードは廉価帯のGLXとXのみに縮小して販売を継続(後にシャモニー、アクティブワールド、ジャスパーの特別仕様モデルが追加される)。パワーウインドウスイッチの形状、運転席ヘッドレストの形状を変更、エンブレム類が非装着となる。
  • 1995年8月 - 一部改良。2.5Lターボディーゼルエンジンが「平成6年排出ガス規制」に適合。バリエーションも変更し、4WDのGLXハイルーフ、GLXエアロルーフと2WDのXハイルーフに整理。
  • 1996年1月 - 特別仕様車「GLX リミテッドエディション」を設定。
  • 1996年9月 - 特別仕様車「アクティブワールドウィンタースペシャル」を設定。
  • 1997年10月 - マイナーチェンジ。フロントバンパーおよび、クリアランスターンシグナルランプの形状変更、エアバッグの標準装備、フロント(ウインドシールド)の取り付け方など細部を変更。
  • 1999年 - 日本国内における生産を終了、以降は在庫のみの販売。パジェロの派生車であるデリカスペースギアがその系譜を継いでいる。本車種のベース元であった商用モデルで日本仕様のデリカバンはマツダ製の4代目にフルモデルチェンジ[2]し、以降デリカシリーズの乗用モデル[3]と商用モデル[4]はそれぞれ独立した系譜の末裔を辿ることになる。
  • 2004年 - 日本国内における在庫販売終了。
  • 2013年 - 3代目デリカシリーズの日本での輸出向け生産が終了。以降は台湾CMC(中華汽車)でのみ生産。

なお販売当時はRVブームの最中であったため、中古市場ではグリルガードが装着された前期型から中期型の個体が圧倒的に多い。

年間販売

販売
日本
1997 9,394
1998 6,329
1999 1,973
2000 21
2001 2
2002 1
2003 -
2004 1
2005 -

(sources: Facts & Figures 2002, Facts & Figures 2005,Facts & Figures 2006,Mitsubishi Motors website)

車名の由来

脚注

[脚注の使い方]

注釈

出典

  1. ^ 100系トヨタ・ハイエースの前期型4WD車がスターワゴンと同様のクロカンワンボックスというジャンルの車であった。1993年のマイナーチェンジにより副変速機を持たない一般的な直結4WDとなっている
  2. ^ 2011年発売の現行モデルである5代目は日産製に変更。
  3. ^ 4代目であるスペースギアと5代目であるD:5も引き続き自社開発である。
  4. ^ 4代目はマツダ製(ボンゴのOEM)、5代目は日産製(NV200バネットのOEM)となる。

関連項目

外部リンク

  • 初代デリカ スターワゴン - 三菱自動車のグローバルウェブサイト 内のページ
  • 2代目デリカ スターワゴン - 同上
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