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三冠 (競馬)

競馬における三冠(さんかん、Triple Crown)とは競馬の競走のうち特定の3競走を指す。

一般に1シーズンの間、この3競走すべてに優勝した馬を三冠馬と呼ぶ。

略史

「Triple Crown」という表現はアメリカでケンタッキーダービープリークネスステークスベルモントステークスの3競走を制覇したものを表現するために生まれたものとされ、それがイギリスにも伝わって、2000ギニーステークスダービーステークスセントレジャーステークスの3競走を「Triple Crown」と言うようになったと主張されている[1][2]

しかし、実際にはアメリカの三冠が成立する遥か以前からイギリスやニュージーランドでは、イギリスの三冠を指して「Triple Crown」という用語が使用されていた[3][4]

イギリスのクラシック競走体系を導入した日本では、「三冠」という表現は「クラシック競走」である3競走(皐月賞東京優駿菊花賞)の総称として使われてきた。日本では狭義の「三冠」として、この3競走、もしくはこの3競走に相当する3つの競走を特別に「三冠」と表現する[5]

広義には、「特定の(重要な)3競走」を「三冠(Triple Crown、triple crown)」と表現することもある(牝馬三冠については「Triple Tiara」と表現されることもある(後述参照))。本項では、こうした用法も含めて「三冠(Triple Crown)」と表現される競走を扱う。

イギリスの「三大競走」と「クラシック」

19世紀のイギリスでは、18世紀に創設されたダービーステークス、オークスステークス、セントレジャーステークスを「三大競走(Three Great Races)」と呼ぶようになった[6]

19世紀の半ばには、ウェストオーストラリアングラディアトゥールが、2000ギニーステークス(1809年創設)と、ダービーステークス、セントレジャーステークスの3競走を制すると、3歳の一流馬はこの3競走を目標にするのが慣例となっていった[6]

これに牝馬の1000ギニーステークス、オークスステークスを加えた5競走が、「イギリスクラシック(“British Classics”)」と呼ばれるようになった[6]

表現の起源

初めて三冠(Triple Crown)という表現が用いられたのは、1930年のアメリカと考えられている。この年、ギャラントフォックスがケンタッキーダービー、プリークネスステークス、ベルモントステークスを勝つと、アメリカの競馬新聞デイリーレーシングフォーム」のコラムニスト、チャールズ・ハットン(Charles Hatton)が記事中で「Triple Crown」と用いたのが、はっきりと判っている最初の例とされている。このとき、ハットンは19世紀のイギリスのウェストオーストラリアンを引き合いに出した。ウェストオーストラリアンは2000ギニーステークス、ダービーステークス、セントレジャーステークスを勝っており、いまでは「初代の三冠馬」とされている[1][2]

一方、アメリカの新聞「ニューヨーク・タイムズ」はこの定説を認めながらも、これより早く、少なくとも1923年から「三冠(Triple Crown)」という語を使用していたと主張している[2]

と、主張されることもあるが、実際にはアメリカよりもイギリスクラシックの「三冠(Triple Crown)」の方が用語としては先行している。例えば、ニュージーランドのオークランド・スター紙やリトルトンタイムズ紙は、1897年にガルティーモアがイギリスクラシック三冠達成の際に、「Triple Crown」を達成したと伝えている[7]。1886年のオーモンド三冠達成の際にも、ニュージーランド・ヘラルド紙が「Triple Crown」を用いている[3]。1886年にイギリスで発行された「Horse-Racing in France - A History 1886」でもグラディアトゥールの節で、「Triple Crown」が用いられている[4]

1935年に、アメリカではオマハがケンタッキーダービー、プリークネスステークス、ベルモントステークスを勝ち、イギリスではバーラムが2000ギニーステークス、ダービーステークス、セントレジャーステークスを勝った。「デイリーレーシングフォーム」によれば、この頃からアメリカやイギリスで「三冠(Triple Crown)」という表現が普及した[1]

派生した用法

これとは別に、特定の3戦をまとめて「三冠」と称する場合もある。たとえば、イギリスの代表的な古馬戦のゴールドカップグッドウッドカップドンカスターカップの3つのカップ戦を「長距離三冠(Stayers' Triple Crown)」と呼ぶようになった[8]

ソビエト連邦では、2歳馬の最大の競走「МИカリーニン記念」、3歳馬の最大の競走「ソビエト・ダービー(ボリショイ・フシエソユツニー賞)」、古馬の最大の競走「ソビエト社会主義共和国賞」を全て勝つと「三冠」と言われる[9]

日本の「五冠」「七冠」

日本では、シンザンが1964年に史上2頭目の日本三冠馬となった。シンザンはその後、有馬記念天皇賞(秋)を制したことから「五冠馬」と呼ばれるようになった[10]。これに倣い、1984年に三冠を達成し、その後に有馬記念(2回)、天皇賞、ジャパンカップを勝ったシンボリルドルフは「七冠馬」と呼ばれるようになった[11]。後にディープインパクトも「七冠馬」と呼ばれている。また、牝馬三冠に加えてジャパンカップやドバイターフ等を勝利したアーモンドアイは「九冠馬」と呼ばれることがある[12][13]

パート1国

かつては、競走馬の成長にしたがって異なる距離で行われる「三冠」戦を勝ち抜くことは、それ自体が能力の証であり、高い価値を有するとみなされてきた[14][15]

ヨーロッパ、特にパート1国の間では、近年、国境を越えた競走馬の移動が容易になると、国内にとどまらずに、それぞれの競走馬の適性や能力に応じて多国間を渡り歩くことが当たり前になった。その結果として、これらの国々では、一国内だけの「三冠」戦はおしなべて実際的な価値を持たなくなった。いくつかの競馬主催者は特定の競走をシリーズ化し、「三冠」を達成したり、連戦で良績をあげたものに特別な報奨金制度を用意するなどして様々な「三冠」の価値を維持・創出しようとしている[14][15]

日本

日本には、中央競馬(JRA)と地方競馬(各地方の主催者が施行)が併存し、それぞれ独自の競走体系を持っているため下記のような三冠が存在する。

3歳

本節ではそれぞれの3歳馬の三冠競走について概説する。

達成馬はセントライトシンザンミスターシービーシンボリルドルフ無敗)、ナリタブライアンディープインパクト無敗)、オルフェーヴルコントレイル無敗)の8頭。
達成馬はメジロラモーヌスティルインラブアパパネジェンティルドンナアーモンドアイデアリングタクト無敗)の6頭。
1970年〜1975年は桜花賞・優駿牝馬・ビクトリアカップ、1976年〜1995年は桜花賞・優駿牝馬・エリザベス女王杯
1952年まで優駿牝馬は秋に施行されていたので、春は桜花賞・東京優駿、秋は優駿牝馬に出走することが容易だった。クリフジは1943年に東京優駿・優駿牝馬・菊花賞[注 2]の制覇により変則三冠を獲得した。
2002年成立。2001年に東京王冠賞が廃止されたことによって、ジャパンダートダービー(ダートグレード競走でJRA所属馬も出走可能)が南関東三冠に組み込まれた。羽田盃が東京王冠賞の距離を引き継ぐ形で1800mに距離延長[注 3]。2024年からはジャパンダートダービーが10月に移行し「ジャパンダートクラシック」に改称され、さらに羽田盃、東京ダービーがダートグレード競走(JpnI格付)となる。これにより、南関東所属馬のみならずJRA・他地区所属馬も全ての対象レースに出走できる「3歳ダート三冠」として整備される。
サラブレッド系3歳馬による三冠競走。1964年成立。3走とも大井競馬場で施行される競走である。
達成馬はヒカルタカイ(1967年)、(ゴールデンリボー)(1975年)、ハツシバオー(1978年)、サンオーイ1983年)、(ハナキオー)(1986年)、ロジータ1989年、唯一の牝馬による達成)、トーシンブリザード(2001年)の7頭。トーシンブリザードはジャパンダートダービーも優勝しているため、四冠馬と呼ばれることもある。
南関東3歳三冠は1990年代後半から競走体系がたびたび変動している。
  • 1980 - 1995年:羽田盃(2000m)、東京ダービー(2400m)、東京王冠賞(2600m)
東京王冠賞は秋に施行するヨーロピアンスタイルであった。
  • 1996 - 1998年:羽田盃(1600m)、東京王冠賞(2000m)、東京ダービー(2400m)
東京王冠賞が春に移動し、三冠すべてを春に行うアメリカンスタイルとなった。あわせて羽田盃と東京王冠賞が距離短縮。
  • 1999 - 2001年:羽田盃(1600m)、東京王冠賞(1800m)、東京ダービー(2000m)、ジャパンダートダービー(2000m)
東京王冠賞と東京ダービーが距離短縮になり、東京ダービーのあとにダートグレード競走のジャパンダートダービーが新設される。
サラブレッド系3歳馬による三冠競走。1980年成立。2019年までに、トヨクラダイオー(1981年)、モミジイレブン(1999年)、ミヤマエンデバー(2001年)、クラキンコ(2010年)[22]リンゾウチャネル(2019年)、ラッキードリーム(2021年)の6頭が三冠を達成している[23]。このうちクラキンコは牝馬による達成[22]
2010年から2014年まで、これら3競走はそれぞれ1200m・2000m・2600mで施行されていた(詳細は各記事を参照)。このため、三冠で大きく条件が異なっているのが特徴であった[24]他、施行が門別競馬場に一本化される以前は施行場も複数に跨っていた。2015年はそれぞれ1600m・2000m・1800mで施行される[25]
達成馬は(ハクリュウ)(1975年)、(マルトダンサー)(1980年)、(ウンカイ)(1997年)、(ヨコハマボーイ)(2001年)、(メムロボブサップ)(2019年)の5頭。
ばんえい競馬の3歳牝馬による三冠競走。2007年度成立。2010年廃止。達成馬は(ニシキエース)(2008年)の1頭。
サラブレッド系3歳馬による三冠競走。2019年より現行レースでの施行。達成馬はセイントセーリング(2007年)、ロックハンドスター(2010年)の2頭。
2007〜2009年は阿久利黒賞ダイヤモンドカップ・不来方賞、2010〜2018年はダイヤモンドカップ・不来方賞・ダービーグランプリ
岩手競馬は近年競走体系をたびたび変更し、2000年からは距離別体系の導入で牝馬限定戦をのぞき7つの重賞競走(スプリント2競走、マイル2競走、クラシックディスタンス3競走)が組まれたことで三冠という概念はなくなった。競走体系を見直した2007年からは主催者は上記の競走で正式に三冠制度を導入し、対象競走の優勝馬馬主に特別奨励金(ボーナス)が支給されることになった。2007〜2009年はダイヤモンドカップ・不来方賞に加えて従来11月に行われていた阿久利黒賞を5月に移行して三冠競走を形成していたが、2008年に休止したダービーグランプリを2010年に復活させ上記3競走を「三冠レース」として設定したため阿久利黒賞は対象競走から外れる形となった。なお、不来方賞は2004年から地方競馬全国交流競走であったがダービーグランプリが2010年から地方競馬全国交流競走として設定されたため、2010年からはダービーグランプリの岩手所属馬限定トライアル競走となった。2019年からは16年ぶりに水沢競馬場で復活した東北優駿が入り、ダービーグランプリが外れた。2024年からは不来方賞がジャパンダートクラシック(大井)の前哨戦となり、あわせてダートグレード競走(JpnII格付)となり、JRA所属馬も出走可能となる。
サラブレッド系3歳牝馬による三冠競走。1987年に東京プリンセス賞の創設によって成立。牡馬クラシックと異なり浦和、大井、川崎を転戦する。関東オークスは2000年からダートグレード競走(GIII→GII→JpnII格付)となり、JRA所属馬も出走可能である。
達成馬は2006年のチャームアスリープ[29]1頭。
牡馬三冠と異なり、設立当初からアメリカンスタイルの短期連戦型となっている。
サラブレッド系3歳馬による三冠競走。1993年成立。2004年まではMRO金賞のかわりにサラブレッドチャレンジカップ(1999年から2004年までダートグレード競走(GIII格付)でJRA所属馬も出走可能)であった。
達成馬は1996年のプライムキング、2008年のノーブルシーズの2頭。
2017年より石川ダービーが加わり、金沢四冠となる(牝馬の場合は加賀友禅賞を優勝して五冠)。
達成馬はイズミダッパー(1980年)、ゴールドレット(1982年)、サブリナチェリー(1993年)[30]、ドリームズライン(2017年)、タニノタビト(2022年)の5頭[31]
名古屋競馬場笠松競馬場のサラブレッド系3歳馬による三冠競走。
東海ダービーは1996年から2004年の間、名古屋優駿と名称を変えて行われた(1997年から2004年までダートグレード競走(GIII格付)でJRA所属馬も出走可能)。
達成馬はエムエスクイーン(2019年)、トミケンシャイリ(2021年)
東海三冠のうち、唯一笠松施行の岐阜金賞を名古屋施行の秋の鞍(全国交流)と入れ替えたもの。
2021年トミケンシャイリは、岐阜県地方競馬組合の一連の不祥事による笠松競馬開催自粛のため岐阜金賞が同年は施行されず、東海三冠に挑戦することが叶わなかった。
兵庫県園田競馬場姫路競馬場)のサラブレッド系3歳馬による三冠競走。2000年成立。2000年のみ兵庫チャンピオンシップの代わりに六甲盃であったが、兵庫チャンピオンシップも行われたので事実上の四冠競走であった。4月から6月に1レースずつ施行されるアメリカンスタイルで、園田オータムトロフィー創設まで長らく3歳馬限定の重賞は秋には存在していなかった。兵庫チャンピオンシップは2000年からダートグレード競走(GIII→GII→JpnII格付)となり、JRA所属馬も出走可能である。なお、2024年から兵庫チャンピオンシップは距離が短縮され1400mでの施行となり、JRAも含めた3歳ダート短距離競走の頂点的な扱いとなるため、引き続き「兵庫三冠」に組み入れられるかは未定である。
達成馬は2001年のロードバクシン1頭。
サラブレッド系3歳馬による三冠競走。1997年成立。
達成馬はカイヨウジパング(1998年)、オオギリセイコー(2000年)、グランシング(2009年)の3頭。
  • 九州三冠
    九州地区のサラブレッド系3歳馬による三冠競走。2001年成立。2011年、荒尾競馬場の廃止にともない消滅。
    達成馬は2002年のカシノオウサマ1頭。
    • 佐賀競馬3歳三冠
      • 2012 - 2017年:飛燕賞、九州ダービー栄城賞、ロータスクラウン賞
      サラブレッド系3歳馬による三冠競走。2011年、荒尾競馬場の廃止にともない荒尾ダービーが廃止となり、2012年から飛燕賞が一冠目となる。
      達成馬は2012年のエスワンプリンス1頭。
      • 2018年 - :佐賀皐月賞、九州ダービー栄城賞、ロータスクラウン賞
      達成馬はスーパージンガ(2019年)[35]、トゥルスウィー(2021年)。
現存しない三冠
1996年、ジャパンブリーダーズカップ協会により上記3競走をすべて勝った競走馬の馬主、調教師、生産者、父馬(種牡馬)の所有者を対象とする総額2000万円の「三冠ボーナス」が制定された。
1999年、7月中旬に統一GIジャパンダートダービーが新設され、それにともないスーパーダートダービーは南関東のローカル重賞に格下げされ名称もスーパーチャンピオンシップとなった。2001年からはユニコーンステークスも三冠の1つ目ではなく、ジャパンダートダービーのステップ競走となっている。2013年現在この「3歳ダート三冠」という総称は使われておらず、2005年にカネヒキリがユニコーンステークス、ジャパンダートダービー、ダービーグランプリをすべて制したが三冠馬と呼ばれることは少ない。
  • 北海道アラブ三冠(廃止、1980 - 1996)[37] - 北海盃、帝冠賞、アラブ優駿
ホッカイドウ競馬のアラブ系3歳馬による三冠競走。1980年成立。1996年廃止。
達成馬は(バンガードライデン)(騸馬 1983年)[37]、ミヤコスイセイ(1994年)[37]の2頭。
  • 岩手アラブ三冠(廃止、1984 - 1999) - ビクトリーカップ、北日本アラブ優駿、日高賞
岩手競馬のアラブ系3歳馬による三冠競走。一般的にはほとんど三冠と称されることはない。1984年成立。1999年廃止。
達成馬は(テツトテンプー)(1984年)、ワダリンホー(1985年)、ジョセツローゼン(1995年)の3頭。
  • 上山三冠(廃止、1992 - 2002) - さつき賞(旧:上山王冠賞→日本海賞)、こまくさ賞(上山ダービー)、すみれ賞(旧:紅葉賞)
上山競馬のサラブレッド系3歳馬による三冠競走。1992年に上山王冠賞が創設されて成立した[38]。岩手・山形・新潟持ち回りで施行されていた東北優駿については上山三冠に含まない。達成馬が現れないまま、2002年廃止。上山競馬が廃止された2003年はさつき賞・こまくさ賞だけ実施された。
  • 上山アラブ三冠(廃止、 - 2002) - スズラン賞(旧:さくらんぼ賞)、ひまわり賞(旧:上山アラブ王冠)、コスモス賞(旧:菊花賞)
上山競馬のアラブ系3歳馬による三冠競走。達成馬はカウンターアタック(1994年)の1頭のみ。1978年成立。1997年廃止。上山競馬が廃止される前年2002年までに全廃された。
  • 新潟三冠(廃止、1983 - 2002) - 新潟皐月賞、新潟ダービー(旧:新潟優駿)、青山記念
新潟県競馬のサラブレッド系3歳馬による三冠競走。成立以前は新潟優駿と青山記念の間に重賞競走として出塚記念が行われていたが、勝ち馬には青山記念への出走権が与えれなかった。出塚記念を廃止し、新潟皐月賞を新設することで三冠が成立。1983年成立。2002年廃止。達成馬はなし。
  • 新潟アラブ三冠(廃止、1988-2000) - 新潟卯月賞、新潟アラブ優駿、アラブ王冠
新潟県競馬のアラブ系3歳馬による三冠競走。1988年成立。2000年廃止。達成馬はアサクラドラゴン(1988年)1頭。
北関東地区(宇都宮競馬場足利競馬場高崎競馬場)のサラブレッド系3歳馬による三冠競走。2000年成立。2004年廃止。
達成馬はフジエスミリオーネ(宇都宮)1頭[41]
  • 栃木三冠(廃止、 - 1999) - しもつけ皐月賞、とちぎダービー、しもつけ菊花賞
1999年までは栃木県(宇都宮、足利)で独自に行っていた。(サラノオー)(1981年)、カネユタカオー(1991年)、ベラミロード(牝馬 1999年)の3頭が達成した。
  • 高崎三冠(廃止、 - 1999) - 高崎皐月賞、高崎ダービー、北関東菊花賞
1999年まで群馬県(高崎)で独自に行なっていた。
  • 北関東アラブ三冠(廃止、1995 - 1997) - (華厳賞)(宇都宮)、(とちぎアラブ王冠)(宇都宮)、(北関東アラブチャンピオン)(高崎)
北関東地区(宇都宮競馬場、足利競馬場、高崎競馬場)のアラブ系3歳馬による三冠競走。かつては重賞競走として高崎競馬場でアラブ4歳チャンピオン、足利競馬場で朝顔賞も行われていたが1993年で廃止され三冠が成立。だが三冠と称されることはなく、三冠馬も皆無。1998年から(華厳賞)が格下げされたため成立した期間はわずかだった。1995年成立。1997年廃止。
南関東公営競馬のアラブ系3歳馬による三冠競走。サラブレッド牡馬の南関東三冠と同様、すべて大井競馬場で施行される競走であった。
南関東地区所属のアラブ系競走馬の減少にともない1993年に千鳥賞、アラブ王冠賞が廃止。三冠としての競走体系が消滅した。1996年には大井競馬場のアラブ系単独の競走そのものが廃止となり、この年をもって残るアラブダービーも廃止となった。
達成馬は、セカンドホーリ(1969年)、ホクトライデン(1975年)、ガバナースカレー(牝馬 1978年)、ケイワイホマレ(1982年)、ゴールデンビクター(1985年)、タイヨウペガサス(1986年)、オタルホーマー(1988年)、トチノミネフジ(1993年)の7頭が達成した[注 4]
  • 東海アラブ三冠(廃止、1995 - 2003) - 帝冠賞、アラブ王冠、アラブダービー
名古屋競馬場、笠松競馬場のアラブ系3歳馬による三冠競走。1995年成立。2003年廃止。東海地区の三冠定義、ローカルグレードについては上記の東海三冠を参照。1994年までは笠松競馬場で岐阜銀賞が行われていた。達成馬はいないが、参考までに1994年以前、上記3つを制した馬としては(カヅミネオン)(1989年)、スズノキャスター(1991年)の2頭。
兵庫県(園田競馬場姫路競馬場)のアラブ系3歳馬による三冠競走。2001年廃止。1985年から1995年まで楠賞全日本アラブ優駿はJRA所属のアラブ系3歳馬も出走可能であった。菊水賞はサラブレッドの三冠競走に転換されている。
達成馬はアサヒマロツト(1970年)、ケイエスヨシゼン[注 5](1996年)の2頭。
福山競馬場のアラブ系3歳馬による三冠競走。1974年成立。
福山での本格的なサラブレッド系競走馬の導入、またアラブ系競走馬の減少もあり、2007年に福山ダービーと鞆の浦賞がサラ系競走へ転換されたために三冠としての競走体系が消滅、残されたアラブ王冠も2008年に競走名を福山王冠と改めたうえでサラ系競走へ転換された。
達成馬はテルステイツ(1980年)、ウインホープ(1981年)、マグニカチドキ(1983年)、サワトヨキング(1984年)、ローゼンホーマ(1986年)、ハイセンプー(1991年)、ユノワンサイド(2001年)の7頭。
福山競馬場のサラブレッド系3歳馬による三冠競走。2008年成立。それまでに行われたアラブ系3歳馬の三冠競走から2008年に完全にサラブレッド系3歳馬の三冠競走に転換したが、競走体系はそのままで、アラブ王冠の名称が福山王冠に変更されただけである。
達成馬なし。2013年3月で福山競馬が廃止。
  • 高知アラブ三冠(廃止、1997 - 2004) - マンペイ記念、南国優駿(アラブダービー)、荒鷲賞
高知競馬場のアラブ系3歳馬による三冠競走。1997年成立。2004年廃止。達成馬なし。

2歳

ホッカイドウ競馬サラブレッド系2歳馬による三冠競走。2007年成立。2019年廃止(北海道2歳優駿は1997年から2019年までダートグレード競走(GIII→JpnIII格付)でJRA所属馬も出走可能)。達成馬なし。
「新馬三冠」ともいう[44]。2008年に成立。ばんえい競馬は4月から3月までを1つの年度としており、イレネー記念は3月に施行され「明け3歳馬」による競走となる。2014年度の(センゴクエース)が初の達成馬となった[45]
達成馬は(ワタリシンセイキ)(2008年)と(ベストマイヒーロー)(2010年)の2頭。ワタリシンセイキはこの活躍が認められ、2歳馬ながら岩手競馬年度代表馬に選出された。

その他

秋の10 - 12月の関東各施行の最終日に行われる3歳以上の牡馬・牝馬が出走できる3つの主要GIを同一年に制することをいう。中央競馬を主催する日本中央競馬会(JRA)はこの三冠に正式な呼称を設けていないが、JRAの子会社が運営する競馬情報サービスJRA-VANでは「秋古馬三冠路線」と称している。達成馬はテイエムオペラオー(2000年)[47]ゼンノロブロイ[48][49](2004年)。
2000年からこの3つの競走を同一年に制した場合に、褒賞金が贈られるようになった。内国産馬2億円、外国産馬1億円交付されている。上記2頭がこの褒賞金を獲得している。
2017年より産経大阪杯が大阪杯としてGIに昇格したのをきっかけに上記の三競走を同一年に制することをいう。
同一年に制した場合には内国産馬2億円、外国産馬1億円の褒賞金が贈られる。
日本の他の競馬では見られない4歳限定の三冠競走である。2007年成立。ばんえい競馬は4月から3月までを1つの年度としており、天馬賞は1月に施行され「明け5歳馬」による競走となる。達成馬はホクショウユウキ(2013年[50])、センゴクエース(2016年[51])、メムロボブサップ(2021年)。
2008年度より3歳と古馬の三冠指定競走が設定され、達成すると主催者より馬主に対して奨励金(ボーナス)300万円が与えられる(3歳三冠についても達成すると与えられる)。なお、古馬三冠については2007年に同年年度代表馬テンショウボスが達成している。ただし、岩手古馬三冠指定競走が設定される前の2007年と2008年ではシアンモア記念の代わりに北上川大賞典であった。
1991年以降、上記3競走をすべて勝った競走馬には、ジャパンブリーダーズカップ協会から1億円のボーナスが贈られることになっていたが達成馬なし。3競走ともダートグレード競走として存続しているが、ブリーダーズゴールドカップは2014年以降は3歳以上の牝馬限定戦となっている。
  • 福山アラブ古馬三冠(廃止) - (福山桜花賞)、(福山菊花賞)、福山大賞典
福山競馬場で施行されていた古馬による平地重賞競走
小倉競馬場で施行される古馬による平地競走の重賞。呼称のみであり、達成ボーナスなどは制定されていない。(アトラス)[53](1967年北九州記念、1968年小倉大賞典、1969年小倉記念)、(ロッコーイチ)[53](1974年北九州記念、1975年小倉記念・小倉大賞典)、(ミヤジマレンゴ)[53](1976年北九州記念・小倉記念、1978年小倉大賞典)、メイショウカイドウ[53](2004年・2005年小倉記念、2005年小倉大賞典・北九州記念)が達成した。
アトラスは当時小倉競馬場で行われていた重賞をすべて優勝している。また、メイショウカイドウは2005年に同一年制覇を成し遂げている[53]中央競馬の場内放送でも、小倉競馬場で誘導馬となったメイショウカイドウが登場した際に「小倉三冠馬」と紹介した[要出典]
2006年、北九州記念の施行距離がそれまでの1800mから1200mに大きく短縮されたことにより「小倉三冠」の呼称は使われなくなった。

イギリス

達成馬はIsonomy(1879年)、Alycidon(1949年)、Souepi(1953年)、Le Moss(1979年・1980年)、Longboat(1986年)、Double Trigger(1995年)、Stradivarius(2019年)。
古馬による三冠競走である。この3競走はどれも200年近い歴史を持ち、古くは非常に重要で価値の高い競走だった。
英国競馬公社(BHB)が2003年に創設した、夏季に行われる主要競走で設定された「三冠」報奨制度である。一冠目はコロネーションカップ・オークスステークス・ダービーステークス・プリンスオブウェールズステークスのいずれかを勝てばよい。三冠達成報酬は100万ポンド。さらにBHBサマー三冠達成馬が同年のインターナショナルステークスに優勝するとBHBグランドスラムとなり、ボーナス500万ポンドが支払われることになっていた。2003年の制定後の達成馬はなく、現在は廃止されている。

アイルランド

競馬が行われるような時代には、アイルランドはイギリスの一地方(または植民地)とされてきた。19世紀から20世紀にかけて、イギリスの三冠戦を模した競走がアイルランドでも創設された。しかし、これらを勝つような力がある一流馬は、より高い賞金や権威を求めてイギリスの三冠戦に転戦するため、敢えてアイルランドの三冠戦を連戦するようなものは多くはない[1]

達成馬はMuseum(1935年)、Windsor Slipper(1942年)。1962年に国内の競走体系の改変があり、アイリッシュ2000ギニーはヨーロッパ主要競馬施行国の2000ギニーの後に、アイリッシュダービーもヨーロッパ各地のダービーの後に行われるようになった。この結果、アイリッシュ2000ギニーには各地の2000ギニー好走馬が集まり、アイリッシュダービーには各地のダービー好走馬が集まるようになった。1983年には、「クラシック競走に出走できるのは特定の年齢の馬だけに限定する」という不文律[1]を破ってセントレジャーを4歳以上の古馬にも開放した。このため、「三冠戦」としてはほとんど機能していない[1]
牡馬同様、「三冠戦」としてはほとんど機能していない。達成馬はいない。

フランス

フランスでは自国の3歳馬のための伝統的な主要戦として、プール・デッセ・デ・プーランリュパン賞ジョッケクルブ賞ロワイヤルオーク賞という4つの大競走による「四冠」体制をとっていた。このほか、春には3歳馬の国際競走パリ大賞典がある。これらのうちプール・デッセ・デ・プーランを2000ギニーに、ジョッケクルブ賞をダービーに、ロワイヤルオーク賞をセントレジャーに見立てて、この3戦を「フランス三冠(Triple Crown)」と称していた[55][1]。しかし、ロワイアルオーク賞は後から創設された凱旋門賞に有力馬が参戦するようになり、アイルランド同様に3歳限定から古馬に解放された。更に、プール・デッセ・デ・プーランやリュパン賞で好走したフランス馬がイギリスのダービーを目指すようになったことでフランス3冠は形骸化していた。

2005年、フランスギャロはロワイアルオーク賞の代わりにパリ大賞典を三冠の第3ラウンドと定め[56]、ジョッケクルブ賞もイギリスダービーと棲み分けを行うため2100mに距離短縮した。これにより施行時期を英愛よりも短く、凱旋門賞と整合性が取れるようにした。

達成馬はZut(1879年)、Perth(1899年)。1979年にロワイヤルオーク賞は4歳以上の古馬にも開放された。
  • 3歳三冠(2005年 - ) - プール・デッセ・デ・プーラン、ジョッケクルブ賞、パリ大賞典
歴史上、達成したのはPerth(1899年)のみ。現在の距離体系になった2005年以降、三冠を達成した競走馬は存在しない。
達成馬はStuart(1888年)、Ajax(1904年)、Hotweed(1929年)、Mieuxce(1936年)、Clairvoyant(1937年)、Le Pacha(1941年)、Charlottesville(1960年)。2005年にリュパン賞が廃止された。
達成馬はSemendria(1900年)、La Camargo(1901年)、Pearl Cap(1931年)、Nikellora(1945年)、Corteira(1948年)、Allez France(1973年)、Zarkava(2008年)。なおヴェルメイユ賞は2004年から4歳牝馬に、2006年からは5歳以上の牝馬にも開放された。
1933年にBrantômeが達成。

ドイツ

達成馬はKönigsstuhl(1979年)。現在ではドイチェスセントレジャー(2005年にG3降格、2007年に古馬開放)に出走する有力馬が少なく、ほとんど機能していない。
  • 旧東ドイツ三冠[61] - 3歳春季ツフト賞(Frühjahrszuchtpreis der Dreijährigen)、東ドイツダービー(Derby der DDR)、3歳秋季大賞典(Großer Herbstpreis der Dreijährigen)
ファクトトゥム(Faktotum)、ギドロン(Gidron)、ロンバー(Lomber)の3頭が達成。

アメリカ

アメリカ三冠の最大の特徴はケンタッキーダービーからプリークネスステークスまで中1週、プリークネスステークスからベルモントステークスまで中2週とわずか5週間で終わってしまうキャンペーンの短さにある。二冠を達成する馬は比較的多いものの、三冠を達成するのは困難で、1978年以降アメリカ三冠馬は誕生していなかった(2015年にアメリカンファラオが37年ぶりに達成)。
このため、ふつうはケンタッキーダービーかプリークネスステークスのいずれか一方を目標とし、楽に勝てれば次を狙うが、消耗が大きい場合には普通は休養をとり、三冠戦のあとに行われるトラヴァーズステークスへ向かう[63]
達成馬はSir Barton(1919年)、Gallant Fox(1930年)、Omaha(1935年)、War Admiral(1937年)、Whirlaway(1941年)、Count Fleet(1943年)、Assault(1946年)、Citation(1948年)、Secretariat(1973年)、Seattle Slew(1977年)、Affirmed(1978年)、American Pharoah(2015年)、Justify(2018年)の13頭である。
牡馬三冠の「トリプルクラウン」にちなみ、こちらはトリプルティアラTriple Tiara)とも呼ばれる。すべてニューヨーク州競馬場で施行される競走であるため「ニューヨーク牝馬三冠」と呼ばれるが、同国を代表する牝馬三冠戦として「アメリカ牝馬三冠」の呼称が使われる場合もある[64]
達成馬はDark Mirage(1968年)、Shuvee(1969年)、Chris Evert(1974年)、Ruffian(1975年)、Davona Dale(1979年)、Mom's Command(1985年)、Open Mind(1989年)、Sky Beauty(1993年)の8頭。
2002年まではすべてベルモントパーク競馬場で施行されるエイコーンステークス、マザーグースステークス、CCAオークスの3競走で構成されており上記の三冠達成はすべてこの期間になされたものである。
2003年に主催元であるニューヨーク競馬協会によって三冠体系が改定され、エイコーンステークスの代わりにサラトガ競馬場アラバマステークスが新たに加わりマザーグースステークスを第1戦、コーチングクラブアメリカンオークスを第2戦、アラバマステークスで第3戦と制定されていた。当時達成馬には200万ドルのボーナスが用意されていたが改定後に達成した馬はなく2005年にボーナスは打ち切られ、2007年からはレース構成も2002年までのものに戻された。期間外に上記の3競走すべてに優勝した馬はShuvee(1969年)、Mom's Command(1985年)、Open Mind(1989年)、Sky Beauty(1993年)がいる。
2010年からはマザーグースステークスが外れてアラバマステークスが再度三冠に復帰し、CCAオークスの施行もサラトガ競馬場に移行した。
ニューヨーク州で行われる古馬競走の、主要なハンデキャップ戦3競走による三冠戦。現在は意義が薄れ、ブルックリン・サバーバンの2競走はG2へと格下げされている。達成馬はウィスクブルーム(1913年)、トムフール(1953年)、ケルソ(1961年)、Fit to Fight(1984年)。
ベルモントダービー・サラトガダービー(2021年以降)はG1、ジョッキークラブダービーはG3。
ベルモントオークスはG1、サラトガオークスとジョッキークラブオークスはG3。

カナダ

1959年に創設された、カナダ産馬による3歳馬限定の三冠戦。カナダ産馬限定戦のため、いずれも格付けは持たない。
達成馬はニュープロヴィデンス(1959年)、ケンボラ(1963年)、ウィズアプルーヴァル(1989年)、イズヴェスティア(1990年)、ダンススマートリー(牝馬、1991年)、ペテスキー(1993年)、ワンド(2003年)。制定前の3競走制覇馬はクイーンズウェイ(牝馬、1932年)、アーチワース(1939年)、オトモスト(1946年)、エースマリン(1955年)、カナディアンチャンプ(1956年)。
カナダ産馬による3歳牝馬限定の三冠戦。牡馬のものと同じく、格付けは持たない。達成馬はSealy Hill(2007年)。
  • トロッター三冠 - ハンブルトニアン、ヨンカーズトロット、ケンタッキーフューチュリティ
英語版:Triple Crown of Harness Racing for Trottersを参照。
トロッターの三冠。スタンダードブレッドによって行われる。繋駕速歩競走の項を参照。
達成馬はScott Frost(1955年)、Speedy Scot(1963年)、Ayres(1964年)、Nevele Pride(1968年)、Lindy's Pride(1969年)、Super Bowl(1972年)、Windsong's Legacy(2004年)、Glidemaster(2006年)。
英語版:Triple Crown of Harness Racing for Pacersを参照。[要出典]
ペーサーの三冠。スタンダードブレッドによって行われる。繋駕速歩競走の項を参照。[要出典]
達成馬はAdios Butler(1959年)、Bret Hanover(1965年)、Romeo Hanover(1966年)、Rum Customer(1968年)、Most Happy Fella(1970年)、Niatross(1980年)、Ralph Hanover(1983年)、Western Dreamer(1997年)、Blissful Hall(1999年)、No Pan Intended(2003年) 。[要出典]

ブラジル

  • サンパウロ地区三冠[67] - イピランガ大賞(Grande Premio Ipiranga)、サンパウロジョッキークラブ大賞(Grande Premio Jockey Club de São Paulo)、ダービーパウリスタ大賞
コンサグラサン大賞(Grande Premio Consagração、芝3000m)を含めた四冠体制だったが、2006年にコンサグラサン大賞は古馬の出走が可能になり、G2に格下げされたため、現在は三冠となっている。
達成馬はFarwell(1959年)、Giant(1967年)、Cacique Negro(1989年)。
三冠になってからの達成馬にはRoxinho(2001年)。
  • リオデジャネイロ地区三冠[67] - リオデジャネイロ州大賞(Grande Premio Estado do Rio de Janeiro)、フランシスコパウラマチャド大賞(Grande Premio Francisco Eduardo de Paula Machado)、クルセイ・ド・スル賞(Grande Premio Cruzeiro do Sul)
達成馬はTalvez(1940年)、Criolan(1941年)、Quiproquó(1952年)、 Timão (1955年)、Escorial(1959年)、African Boy(1979年)、Old Master(1984年)、Itajara(1987年)、Groove(1996年)、Super Power(2000年)、Plenty Of Kicks(2012年)、Bal a Bali(2014年)
当初はフランシスコパウラマチャド大賞の代わりにブラジルジョッキークラブ大賞。

アルゼンチン

アルゼンチンは、20世紀にフランス式の競走体系を導入し、四冠制を採用した[68]

このシステムは中距離に比重をおき、1600mのポージャ・デ・ポトリロス、2000mのジョッキークラブ大賞、2500mのナシオナル大賞(アルゼンチンダービー)、3000mのカルロスペレグリーニ大賞の4戦で形成されていた。ただし四冠目のカルロスペレグリーニ大賞は3歳以上にも出走資格がある。

  • アルゼンチン3歳四冠[68] - ポージャ・デ・ポトリロス、ジョッキークラブ大賞、ナシオナル大賞、カルロスペレグリーニ大賞
カルロスペレグリーニ大賞は1980年に2400mに短縮された。
四冠を制覇したのは、9頭(Pippermint、Old Man、Botafogo、Rico、Mineral、Yatasto、Manantial、Forli、Telescopico)で、ほかに牝馬のラミシオン(La Mission)が牝馬路線三冠とカルロスペレグリーニ大賞を勝っている。
四冠達成したもの以外で三冠馬は、Melgarejo(1906年)、Chopp(1908年)、Silfo(1934年)、Sorteado(1938年)、Embrujo(1939年)、Tatan(1955年)、Gobernado(1964年)、El Serrano(1986年)、Refinado Tom(1996年)。

ペルー

  • ペルー三冠[69] - ポリャデポトリリョス(Clasico Polla de Potrillos)、リカルドオルティスデゼバリョース大賞(Clasico Ricardo Ortiz de Zevallos)、ダービーナシオナル
ダートの三冠体系。1955年のリオパリャンガが達成。さらに芝コースのナシオナル大賞アウグストB.レギーア(Clasico Gran Premio Nacional-Augusto B.Leguia)を勝つと四冠となり、1973年にサントリン(Santorín)が達成した[70]

チリ

異なる3団体が1戦ずつ行う三冠戦。10月のエルエンサーヨ(芝2400m)、12月のチリセントレジャー(ダート2200m)、2月のエルダービー(芝2400m)の3戦。これまでに12頭が達成[72]。詳細はチリの競馬参照。

オーストラリア

達成馬はMoorland (1943/1944年)、Martello Towers (1959/1960年)、Imagele (1973/1974年)、Octagonal (1995/1996年)、It's A Dundeel(2012/2013年)
2歳秋(おもに4月)に行われる、ニューサウスウェールズ州の2歳短距離三冠。1200m→1400m→1600mと距離が伸びていく。Dance Heroの年は3連闘、長くても中1週ずつの施行と、オセアニア特有の非常に短いレース間隔が特徴。
達成馬はBaguette(無敗 1970年)、Luskin Star(1977年)、Tierce(1991年)、Burst(牝馬 1992年)、Dance Hero(2004年)、Pierro(無敗 2012年)。

ニュージーランド

南アフリカ

達成馬はHorse Chestnut(1999年)、Louis The King(2014年)[79]
  • 牝馬三冠[80] - ハウテンフィリーズギニー、サウスアフリカンフィリーズクラシック、サウスアフリカンオークス
達成馬はIgugu(2011年)[80]、Cherry On The Top(2013年)[81]、Summer Pudding(2020年)[82]、War Of Athena(2021年)[83]

かつては州毎に三冠体系を設定していたが、こちらは現存しない。1999年に競馬運営企業のヒューメレラ(Phumelela)社が三冠を設定すると、その年にHorse Chestnutがこれを達成した。しかしこの制度はしばらくすると廃れた。2004/05シーズンにも新たな三冠ボーナスが企画されたが1シーズン限りで終わった[84]

南アフリカの三大都市ヨハネスブルグ、ケープタウン、ダーバンの各都市の代表的な競走。芝2000mのサマーカップ、芝2000mのJ&Bメット、芝2200mのダーバンジュライの3競走だが、100年以上の南アフリカの競馬の歴史上、達成した馬はいない[要出典]

香港

1991/92年シーズンに創設された、3歳以上馬によるシリーズ。2競走を勝つと200万香港ドル、3競走を勝つと500万香港ドルが与えられる[85]。達成馬はRiver Verdon(翠河 1994年)。
1993/94年シーズンの創設から1998/99年まではハッピーヴァレートロフィー(跑馬地錦標)、センテナリーカップ(百週年紀念盃)、チェアマンズプライズ(主席獎)が香港短距離三冠とされ、年をまたいで行われる形になっていた。2000年から2005年まではボーヒニアスプリントトロフィー(洋紫荊短途錦標)、センテナリースプリントカップ(2001年にセンテナリーカップから改称)、チェアマンズスプリントプライズ(2001年にチェアマンズプライズから改称)の3競走。
達成馬はMr. Vitality(活力先生 1995/1996年)、Grand Delight(喜勁寶 2003年)、Silent Witness(精英大師 2004年・2005年)。2006年に現在の3競走に改定されてからの達成馬はなし。
  • 香港クラシック三冠シリーズ(4歳) - (香港クラシックマイル)、(香港クラシックカップ)、香港ダービー
達成馬はRapper Dragon(佳龍駒 2017年)、Golden Sixty(金鎗六十 2020年)

イギリス・フランス

達成馬はMill Reef(1971年)、Lammtarra(1995年)。
ヨーロッパの3大レースを制した馬に対する便宜的な呼称であり、日本でのみ使用されている。

パート2国

イタリア

達成馬は(Niccolo Dell'Arca)(1941年)、Gladiolo(1946年)、Botticelli(1954年)。

トルコ

  • トルコ3歳三冠[88] - エルケック・タイ・デネメ(トルコ2000ギニー)またはディシ・タイ・デネメ(トルコ1000ギニー)のいずれかひとつ、ガジ賞(ガジ・ダービー、トルコダービー)、アンカラ賞(アンカラステークス、トルコセントレジャー)
2013年の競馬施行規則ではガジ賞(トルコのサラブレッド競走で賞金最高額)の1着賞金と同額の報奨金が与えられる。エルケック・タイ・デネメとディシ・タイ・デネメは同日に施行され、それぞれ3歳牡馬限定、3歳牝馬限定のためどちらかの勝利が条件となる。また、ガジ賞はトルコ内国産馬限定競走のため、内国産のサラブレッドしか達成できない。なお、トルコにはオークスに当たるクラシック競走としてクスラック賞があるが、牝馬の三冠競走としては扱われない。
達成馬はSadettin(1970年)、Minimo(1971年。唯一の牝馬)、Karayel(1973年)、Seren(1983年)、Uğurtay(1985年)、Hafız 2(1986年)、Bold Pilot 2(1996年)、Grand Ekinoks(2001年)。
  • アラブ三冠[88] - トルコ大国民議会賞、ニーボル賞、ヴェリエフェンディ賞
純血アラブによる三冠。2013年の競馬施行規則ではトルコ共和国賞(トルコのアラブ競走で賞金最高額)の1着賞金と同額の報奨金が与えられる[88]。ニーボル賞以外の2競走は5歳以上の古馬も出走できるが、三冠達成を認められるには4歳時に3競走を全勝しなければならない(アラブの競走馬のデビューはサラブレッドより1年遅れの3歳)。また、トルコ大国民議会賞はトルコ内国産馬限定競走のため、内国産のアラブしか達成できない。

インド

  • インド三冠[89] - インド2000ギニー、インドダービー、インドセントレジャー
  • インド牝馬三冠[90] - インド1000ギニー、インドオークス、インドダービー
  • この他、各競馬場主催者による三冠競走がいくつか存在する。

シンガポール

トリプルクラウンシリーズと銘打って様々な路線に「三冠」が設けられている。

マカオ

「三冠(Triple Crown)」シリーズと銘打った高額賞金戦が設けられている。

  • マカオ三冠[92] - マカオギニーズ、マカオダービー、マカオ金杯
初戦のマカオギニーズは3・4歳馬、国内最高賞金のマカオダービーは4歳馬、マカオ金杯は全年齢対象となっている。

ジンバブエ

  • ジンバブエ3歳三冠[93] - ジンバブエギニー、BAMMジンバブエ2000、ジンバブエダービー
ジンバブエの3歳三冠は、ジンバブエギニー(芝1600m)、ジンバブエ2000(芝2000m)、ジンバブエダービー(芝2400m)とされている。

韓国

  • 韓国三冠 - KRAカップマイル(KRA컵마일)、コリアンダービー코리안더비)、農林畜産食品部長官杯(농림부장관배
達成馬は、J.S.Hold(2007年)[94]、(Power Blade)(2016年)[95]。2007年の一冠目はトゥクソム杯(뚝섬배[96]だったが、2008年に馬齢条件をKRAカップマイル(KRA컵마일)と入れ替えた。

その他の地域

ロシア・旧ソビエト連邦

  • 旧ソビエト連邦三冠 - МИカリーニン記念、ボリショイ・フシエソユツニー賞(Bolszoj Vsiesoyuzny Priz、ソビエト・ダービー)[97]、ソビエト社会主義共和国賞[98]
МИカリーニン記念は2歳馬最大の競走。ボリショイ・フシエソユツニー賞(ソビエト・ダービー)は3歳馬の競走。ソビエト社会主義共和国賞はモスクワで行われる古馬の競走。三冠達成馬は、1963年から1965年にかけて達成したアニリンなどで、アニリン以前には第二次世界大戦前の達成馬が2頭いる[98]

三冠馬同士の直接対決

世界的に三冠馬同士の直接対決の事例は十数例と極めて少ないが、牝馬による三冠馬を含めて日本語の信頼及び検証が可能な文献で記録に残されているものとしては、ブラジルとアメリカ合衆国、日本の3国の事例がある[99]。本節ではその三冠馬対決の全記録を記す[99]

競走名 1頭目 2頭目 3頭目 備考
馬名 着順 馬名 着順 馬名 着順
1960   ブラジル
第28回ブラジル大賞
ファーウェル 1 エスコリアル 2 - -
1978   アメリカ合衆国
第6回マールボロカップインビテーショナルハンデキャップ
シアトルスルー 1 アファームド 2 - -
  アメリカ合衆国
第60回ジョッキークラブゴールドカップステークス
シアトルスルー 2 アファームド 5 - - 勝ち馬:エクセラー
1984   日本
第4回ジャパンカップ
シンボリルドルフ 3 ミスターシービー 10 - - 勝ち馬:カツラギエース
  日本
第29回有馬記念
シンボリルドルフ 1 ミスターシービー 3 - -
1985   日本
第91回天皇賞・春
シンボリルドルフ 1 ミスターシービー 5 - -
2012   日本
第32回ジャパンカップ
ジェンティルドンナ 1 オルフェーヴル 2 - -
2020   日本
第40回ジャパンカップ
アーモンドアイ 1 コントレイル 2 デアリングタクト 3 日本初の三冠馬3頭による対決

参考文献

  • 『CLASSIC PEDIGREES 1776-2005』Michael Church編、Raceform刊、2005
  • 『海外競馬完全読本』海外競馬編集部・編、東邦出版・刊、2006、(ISBN 978-4809405242)
  • 『サラブレッドの誕生』、山野浩一朝日選書、1990
  • 『アーバンダート百科』山野浩一・著、国書刊行会・刊、2003
  • 『競馬の世界史』(ロジャー・ロングリグ)・著、原田俊治・訳、(日本中央競馬会弘済会)・刊、1976
  • 『サラブレッドの世界』(サー・チャールズ・レスター)著、佐藤正人訳、(サラブレッド血統センター)刊、1971
  • 『フランス競馬百年史』 (ギイ・チボー)・著、(真田昌彦)・訳、財団法人競馬国際交流協会・刊、2004
  • 『凱旋門賞の歴史』第2巻(1952 - 1964)(アーサー・フィッツジェラルド)・著、(草野純)・訳、財団法人競馬国際交流協会・刊、1996
  • 『競馬百科』日本中央競馬会・編、みんと・刊、1976
  • 『奇跡の名馬』(要目和明)・(大岡賢一郎)・著、パレード・刊、2010
  • 『最新名馬の血統 種牡馬系統のすべて』山野浩一著、(明文社)刊、1970、1982

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 阪神競馬場(鳴尾競馬場)は海軍に基地として接収されていた。
  2. ^ 1943年当時は、東京優駿が東京優駿競走、優駿牝馬が阪神優駿牝馬、菊花賞が京都農商省賞典四歳呼馬という名称だった。いずれも距離は現行のものと同じであるが、施行地に関しては優駿牝馬が現在東京競馬場施行なのに対して、1943年は京都競馬場[注 1]で施行した。
  3. ^ なお、羽田盃は2002年と2003年のみ、大井競馬場のスタンド改築の関係で1790mで行われた。
  4. ^ 三冠成立以前に、それぞれの競走をタカラガワが優勝している(1960年)が、セカンドホーリが三冠を達成した1969年の公営日本一選出において、セカンドホーリが「アラブ初の三冠馬」として触れられている。(啓衆社『啓修地方競馬』1970年2月号、6頁)
  5. ^ 『奇跡の名馬』p472でケイエスヨシゼンを「三冠馬」としている。ただし、どの競走をもって三冠とするかは明記されていない。
  6. ^ JRA賞馬事文化賞を受賞した『サラブレッドの誕生』(山野浩一)p120では、「イギリスとは違った三冠体制」としてリュパン賞、ジョッケクルブ賞、パリ大賞典の3競走をあげる。著者によれば、プール・デッセ・デ・プーランやロワイヤルオーク賞のようなイギリスの2000ギニー、セントレジャーを模した競走もあるけども、これらは「イギリスで書かれたフランスの競馬に関する記述では、これらのレースがあたかもフランス競馬の根幹となる大レースのように書かれていて、日本でもイギリスの書物だけでフランス競馬を知って誤解している人も多かった」とする。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i デイリーレーシングフォームHP 2012年6月5日付「Triple Crown familiar term around the world」
  2. ^ a b c Origins of Triple Crown ニューヨーク・タイムズ紙公式ブログ 2008年4月24日付。2013年11月28日閲覧。
  3. ^ a b [1]
  4. ^ a b Robert Black, Horse-racing in France - a history, S. Low, Marston, Searle, & Rivington in London, 1886, p. 152.
  5. ^ 第75回皐月賞(プレイバック) - 日本中央競馬会、2015年
  6. ^ a b c 『CLASSIC PEDIGREES 1776-2005』p11 - 13
  7. ^ [2]
  8. ^ a b アスコットゴールドカップの歴史 2013年11月28日閲覧。
  9. ^ 『サラブレッド血統事典』山野浩一・著、二見書房・刊、1991年(第6版)p86 - 95
  10. ^ “五冠馬シンザンの墓碑が完成”. 競馬ブック (2012年7月29日). 2017年10月15日閲覧。
  11. ^ “顕彰馬 紹介 - 七冠馬 シンボリルドルフ”. 日本中央競馬会. 2017年10月15日閲覧。
  12. ^ “9冠馬アーモンドアイの真の強さとは― | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2021年4月28日閲覧。
  13. ^ “20年度JRA賞年度代表馬はアーモンドアイ!3歳3冠2頭相手に“圧勝”で2度目の受賞”. www.sponichi.co.jp. sponichi. 2021年4月28日閲覧。
  14. ^ a b 『海外競馬完全読本』p18 - 57「ヨーロッパ」
  15. ^ a b 『アーバンダート百科』p130「国際レースの活発化で役割を終えた、欧米の三冠体系」
  16. ^ JRA公式HP 三冠馬物語・歴代の三冠馬
  17. ^ JRA公式HP 牝馬三冠 メジロラモーヌ
  18. ^ 3歳ダート三冠競走を中心とした2・3歳馬競走の体系整備(日本中央競馬会)
  19. ^ 東京シティ競馬公式HP 南関東初の3冠馬ヒカルタカイ
  20. ^ a b 『奇跡の名馬』p473
  21. ^ NAR公式HP 第41回北海優駿
  22. ^ a b “【クローズアップ】クラキンコ、史上初「牝馬で三冠制覇!」”. web Furlong 2010. 地方競馬全国協会 (2010年9月6日). 2015年9月19日閲覧。
  23. ^ “【リンゾウチャネルV 9年ぶり道営3冠馬/王冠賞”. 極ウマ・プレミアム. 日刊スポーツ (2019年8月1日). 2019年8月5日閲覧。
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関連項目

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