河辺駅(かべえき)は、東京都青梅市河辺町五丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)青梅線の駅である[1]。駅番号はJC 60。
河辺駅 | |
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北口(2008年2月) | |
かべ Kabe | |
◄JC 59 小作 (1.8 km) (1.3 km) 東青梅 JC 61► | |
所在地 | 東京都青梅市河辺町五丁目29-29 |
駅番号 | JC60 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■青梅線 |
キロ程 | 15.9 km(立川起点) 東京から53.4 km |
電報略号 | カヘ←カベ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
(ホーム) | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- | 10,797人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 1927年(昭和2年)2月20日[1] |
備考 | (業務委託駅)[2] |
歴史
- 1927年(昭和2年)2月20日:青梅鉄道(後の青梅電気鉄道)の駅として開業。旅客および貨物の取り扱いを開始。
- 1944年(昭和19年)4月1日:青梅電気鉄道が戦時買収私鉄に指定され国有化。運輸通信省青梅線の駅となる。
- 1980年(昭和55年)1月1日:貨物の取り扱いを廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
- 2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」の利用が可能となる[広報 1]。
- 2017年(平成29年)2月14日:東京圏輸送管理システム(ATOS)を導入。
- 2021年(令和3年)
- 2023年(令和5年)3月18日:3番線の供用を開始[4][5]。
駅構造
JR東日本ステーションサービスが駅業務を受託している青梅駅管理の(業務委託駅)[2]。島式ホーム2面3線を有する地上駅で、橋上駅舎を持つ。出口は北と南にあるが、北口がメインである。北口は三角屋根のファサードを有する堂々とした構えであるのに対し、南口は北口から跨線橋が伸びただけとなっている。南口の旧駅舎は橋上駅移行後は手荷物取扱所として使用されていたが、1990年代に店舗に改装され、マクドナルド、後にロッテリアが営業していた。ロッテリアの閉店後は空き店舗となっている。
バリアフリー施設として、エスカレーターとエレベーターが出入口 - 改札外コンコース間及び改札内コンコース - ホーム間を結んでいる。北口にあるペデストリアンデッキにもエレベーターが設置されている。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 青梅線・中央線 | 上り | 拝島・立川・新宿・東京方面 | 立川駅から 中央線へ直通 (東京方面行の列車) |
2 | 青梅線 | 下り | 青梅・御嶽・奥多摩方面 | |
3 | 青梅線・中央線 | 上り | 拝島・立川・新宿・東京方面 | 立川駅から 中央線へ直通 (東京方面行の列車) |
(出典:JR東日本:駅構内図)
- 平日は朝と夜間、土曜・休日は朝のみに当駅始発の立川方面行きの列車が設定されている。
- 平日に運転されている特急「おうめ」が停車する[6]。
- 留置線も敷設されている。
- JR中央線と青梅線立川駅 - 青梅駅間は、2020年代前半(2021年度以降の向こう5年以内)をめどにE233系(オレンジ帯の電車)に2階建てグリーン車を2両連結させ12両編成運転を行う[7][8]。そのため当駅は、ホームの12両対応への改築工事や信号設備改良・構内配線の一部変更(2面3線化)などが実施される[9]。この改良工事は2023年3月18日のダイヤ改正時には完成する予定で、新設の3番線に当駅始発の立川・東京方面への直通列車が停車する予定である[4][5]。供用開始に先立ち、同年1月29日から既存ホームの番線を上り線が1番線、下り線が2番線に変更された[5]。
改札口(2021年4月)
ホーム(2021年4月)
利用状況
2021年(令和3年)度の1日平均(乗車人員)は10,797人である。
近年の1日平均乗車人員の推移は下記の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 | 出典 |
---|---|---|
1990年(平成 | 2年)12,323 | [* 1] |
1991年(平成 | 3年)13,000 | [* 2] |
1992年(平成 | 4年)13,685 | [* 3] |
1993年(平成 | 5年)13,838 | [* 4] |
1994年(平成 | 6年)13,836 | [* 5] |
1995年(平成 | 7年)13,768 | [* 6] |
1996年(平成 | 8年)14,296 | [* 7] |
1997年(平成 | 9年)14,127 | [* 8] |
1998年(平成10年) | 13,989 | [* 9] |
1999年(平成11年) | 13,934 | [* 10] |
2000年(平成12年) | [JR 1]13,751 | [* 11] |
2001年(平成13年) | [JR 2]13,511 | [* 12] |
2002年(平成14年) | [JR 3]13,407 | [* 13] |
2003年(平成15年) | [JR 4]13,442 | [* 14] |
2004年(平成16年) | [JR 5]13,276 | [* 15] |
2005年(平成17年) | [JR 6]13,040 | [* 16] |
2006年(平成18年) | [JR 7]13,089 | [* 17] |
2007年(平成19年) | [JR 8]13,471 | [* 18] |
2008年(平成20年) | [JR 9]13,538 | [* 19] |
2009年(平成21年) | [JR 10]13,460 | [* 20] |
2010年(平成22年) | [JR 11]13,211 | [* 21] |
2011年(平成23年) | [JR 12]13,120 | [* 22] |
2012年(平成24年) | [JR 13]13,287 | [* 23] |
2013年(平成25年) | [JR 14]13,605 | [* 24] |
2014年(平成26年) | [JR 15]13,452 | [* 25] |
2015年(平成27年) | [JR 16]13,526 | [* 26] |
2016年(平成28年) | [JR 17]13,577 | [* 27] |
2017年(平成29年) | [JR 18]13,614 | [* 28] |
2018年(平成30年) | [JR 19]13,635 | [* 29] |
2019年(令和元年) | [JR 20]13,417 | [* 30] |
2020年(令和 | 2年)[JR 21]10,302 | |
2021年(令和 | 3年)[JR 22]10,797 |
駅周辺
再開発事業
北口では、正面にあった住宅展示場と駐車場跡地に、(東京都新都市建設公社)による河辺タウンビルの建設及び青梅市によるペデストリアンデッキの建設、駅前整備が並行して行われた。河辺タウンビルのA棟には核テナントとしてイオンスタイルが入店、同じくB棟にはドコモショップ、ロッテリアと河辺温泉「梅の湯」がオープンし、2008年3月1日には青梅市中央図書館も開館した。さらに青梅河辺温泉デイサービスセンター湯梅の郷(ゆめのさと)が2011年9月1日に開設し、東京都で初の天然温泉デイサービスセンターとして注目されている。
公共施設
観光地
- 塩船観音寺(北口)
教育機関
商業施設
金融機関
バス路線
北口(河辺駅北口)
- 東京都交通局(都営バス)
- 西東京バス
- (空港連絡):羽田空港行
- (河10):青梅看護専門学校行(平日のみ)
- 河11:小作駅東口・西東京バス青梅営業所行
- 西武バス
- (入市32-1):入間市駅行
- 入市32-3:原今井行
南口(河辺駅南口)
- 1番乗り場
- 西東京バス
- (青21):青梅駅行
- 2番乗り場
- 西東京バス
- (小06):小作駅西口行
- 3番乗り場
- 東京都交通局(都営バス)
- 梅77丁:青梅駅行
河辺駅入口
北口に発着するバスの他、下記の路線も発着する。
隣の駅
脚注
記事本文
出典
- ^ a b 『週刊 JR全駅・全車両基地』 46号 甲府駅・奥多摩駅・勝沼ぶどう郷駅ほか79駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年7月7日、23頁。
- ^ a b c d “” (PDF). JR東労組八王子地本 (2020年7月15日). 2020年7月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月17日閲覧。
- ^ “”. 東日本旅客鉄道. 2020年12月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月9日閲覧。
- ^ a b (PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道八王子支社、2022年12月16日、2頁。 オリジナルの2022年12月16日時点におけるアーカイブ2022年12月16日閲覧。 。
- ^ a b c (PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道八王子支社/東京建設プロジェクトマネジメントオフィス/電気システムインテグレーションオフィス、2022年12月16日。 オリジナルの2022年12月16日時点におけるアーカイブ2022年12月16日閲覧。 。
- ^ (PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道八王子支社、2018年12月14日、2 - 3頁。 オリジナルの2021年9月25日時点におけるアーカイブ2021年9月25日閲覧。 。
- ^ (PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2015年2月4日。 オリジナルの2019年9月24日時点におけるアーカイブ2020年4月21日閲覧。 。
- ^ . 産経新聞. (2017年3月24日). オリジナルの2017年3月24日時点におけるアーカイブ。2020年11月29日閲覧。
- ^ 鶴通孝「中央線快速の「よくある疑問」を解明」『鉄道ジャーナル』第55巻第7号(通巻第657号)、成美堂出版、2021年7月1日、35頁、ISSN 0288-2337。
広報資料・プレスリリースなど一次資料
- ^ “” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2019年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月27日閲覧。
利用状況
- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2019年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2020年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2021年度) - JR東日本
- 東京都統計年鑑
- ^ 東京都統計年鑑(平成2年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成3年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成28年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成29年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成30年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成31年・令和元年)
関連項目
外部リンク
- 駅の情報(河辺駅):JR東日本