「Tシャツに口紅」(ティーシャツにくちべに)は、1983年9月1日に発売されたの2枚目(シャネルズ時代から通算すると11枚目)のシングル。
解説
- シャネルズ(後のラッツ&スター)がデビューする前から交流のあった大瀧詠一がラッツ&スターのために初めて手掛けたシングル(実際には、大瀧はシャネルズのデビュー曲として「スパイスソング」という曲を用意していたのだが、それは使われなかった)
- セールスは振るわなかったものの、リーダーの鈴木雅之は「早すぎた名曲」と語っている。
- 両曲ともアルバム『SOUL VACATION』収録。
収録曲
- Tシャツに口紅
- 編曲:井上鑑
- ミキシングは、大瀧の『NIAGARA MOON』でアシスタントエンジニアをしていたG・H助川(助川健)が担当した。
- 星空のサーカス
- 編曲:宿霧十軒
- オリジナルアルバム『SOUL VACATION』にも収録されたが、アルバムバージョンは、シングルと異なるバージョンで、シングルのエンディングはクシャミがあったが、アルバムでは口笛である。
- 『EIICHI OHTAKI Song Book I 大瀧詠一 作品集 Vol.1 (1980-1998)』には、エンディングでウッフンと言っている未発表のバージョンで収録された。なお、この「ウッフン」は、大瀧によると田代まさしがやっていたとの事である。
- 2006年にゴスペラッツによって、この曲と「スパイスソング」のメドレーの「星空のサーカス〜ナイアガラへの愛を込めて編〜」としてカバーされた。イントロや間奏にあるコーラスは上記しているが、大瀧が彼らのデビュー曲として書いていた「スパイスソング」のイントロにあったコーラスであり、大瀧も自身の曲「ROCK'N'ROLL退屈男」でメロディーは違えど、同じフレーズのコーラスを用いている。
カバー
Tシャツに口紅
- 鈴木雅之 - ベスト・アルバム『MEDIUMSLOW』(2000年3月8日)に収録
- クレイジーケンバンド - トリビュート・アルバム『ナイアガラで恋をして Tribute to EIICHI OHTAKI』(2002年11月20日)に収録
- ハナレグミ - トリビュートカバーアルバム『風街であひませう』(2015年6月24日)に収録[2]。
- 大滝詠一 - セルフカバーアルバム『DEBUT AGAIN』(2016年3月21日発売)に収録[3]
- 鈴木雅之 - カバー・ベストアルバム『DISCOVER JAPAN DX』(2022年2月23日)に収録
星空のサーカス
関連項目
- 風街図鑑〜松本隆 作詞活動30周年記念 - 作詞家活動30周年記念CD-BOX、「Tシャツに口紅」収録。