『SWEET 19 BLUES 』(スウィート・ナインティーン・ブルース)は、日本 の元女性歌手、安室奈美恵 の単独名義では7枚目のシングルである。同名アルバム『SWEET 19 BLUES 』の大ヒットを受け発売されたリカットシングル。小室哲哉 プロデュースによる楽曲である。
解説 TOKIO の山口達也 とダブル主演した東映 配給映画『』の主題歌(エンディングテーマ)。 記録的なメガ・ヒットとなった2ndアルバム『SWEET 19 BLUES』からのリカットシングル。カップリング曲も同じくリカットの「Joy」。「Joy」は、m.c.A・T(富樫明生) とのデュエット ナンバー。ただし、「Joy」はアルバム『SWEET 19 BLUES』にはInterludeで収録されており、1分足らずでフェイド・アウトしてしまっているが、このシングル収録ヴァージョンはフルヴァージョンであるため、厳密に言えばリカットというのは多少無理がある。「Joy」のフルヴァージョンはどのアルバムにも収録されず、このシングルでのみ聞くことができる。 クレジット上はタイトル曲「SWEET 19 BLUES」は小室・カップリング曲「Joy」はm.c.A・Tの単独制作となっているが、実際は小室・久保こーじ ・m.c.A・T・前田たかひろ の4人のコライトによるチーム制での共同制作で仕上げられた[1] 。
音楽性 歌詞は「昔でも将来でも使える普遍的な言葉」を意識し、一旦「ダイヤルを回す」を思い浮かびながらも没にしたり[2] 、ポケベル 全盛期だったけどポケベルではなくても携帯電話 ・固定電話 でも通じる様に「ベル」と表現する[3] [4] 等普段より気を使った。
録音
反響・セールス 同時期に、女性アーティストでは史上最年少記録(当時18歳)でのスタジアム 公演“SUMMER PRESENTS '96 AMURO NAMIE with SUPER MONKEY'S ”を、地元の沖縄(宜野湾市 海浜公演野外劇場)と千葉マリンスタジアム で開催した(2ヶ所4公演)。最終日9月1日 の千葉での模様を収めたライブビデオ「NAMIE AMURO FIRST ANNIVERSARY」(1996年12月4日 発売)は、16万本を売り上げ、1997オリコン年間VIDEOセールスで2位にチャートインしたほか、自身が邦楽部門大賞を受賞した第11回“日本ゴールドディスク大賞 ”で、ミュージック・ビデオ賞を受賞した。 これまで与えられた曲を自分なりに表現してきた安室だったが、当楽曲制作にあたって小室哲哉と話し合い、今の自分の偽らざる心境を小室に打ち明けこの曲が完成した。上述のライブではゲスト出演の小室によるキーボードで披露され、「誰も見たことのない顔 誰かに見せるかも知れない」のフレーズの歌唱中に感極まり涙を見せた。 累計出荷枚数は65万枚[6] 。 2008年に加藤ミリヤ が「19 Memories 」としてサンプリングした。 PVは今まで商品化されなかったが、2014年6月発売のバラードベストアルバム『Ballada 』に付属のDVD&Blu-rayに初収録された。
批評 羽島亨 は「冒頭1小節目の歌いだしが♭III(フラットサード)から始まった楽曲は、私が知っている日本のヒット曲の中ではこれが最初だったと思います。これは小室哲哉は1990年代から、一時代を作ったソングライターであることの象徴となる一つの『発明』として表れています」と評している[7] 。 古市憲寿 は「『絶対』と『May Be(多分)』を一文に同居させてしまう所に不思議さがある」と評している[8] 。
主な記録
収録曲 SWEET 19 BLUES (STRAIGHT RUN) 作詞・作曲・編曲:小室哲哉[9] [10] [11] ストリングスアレンジ:Randy Wardman SWEET 19 BLUES (KC DUB MIX) Joy (STRAIGHT RUN) 作詞:m.c.A・T RAP詞:m.c.A・T 作曲・編曲:富樫明生[12] [13] maxell「UD」CMソング Joy (EXTENDED SUMMERTIME MIX)
楽曲の収録作品 Joy オリジナル『SWEET 19 BLUES 』 「Interlude 〜Joy 」(ショートバージョン)として収録。
カバー SWEET 19 BLUES 星野みちる - カバーアルバム『マイ・フェイバリット・ソングス』(2016年9月7日)に収録[14] t-Ace - 「Sweet 19 Blues〜オレには遠い~」として2019年10月16日に配信。SWEET 19 BLUESをサンプリング したもので、サビの部分はベスト・アルバム『Finally 』で安室が再録音したものを使用している[15] 。
脚注 ^ 小学館 「女性セブン 」1996年12月26日・1997年1月1日合併号「年末年始 カラオケ必勝本 この歌は誰にもうたわせない!」pp.54-55より。 ^ ソニー・マガジンズ刊『』2008年5月号「小室哲哉 駆ける者、拓く道、ミュージック・フロンティアが語るJ-POP20年史」53Pより。 ^ 「iFLYER: AbemaTVにおいて小室哲哉と加藤ミリヤが初トーク!「私の初めての音楽体験は小室さん」」より。 ^ “trf「WATCH THE MUSIC」小室哲哉インタビュー”. 音楽ナタリー . (2013年2月25日). https://natalie.mu/music/pp/trf_tk 2019年5月17日 閲覧。 ^ マガジンハウス 刊『POPEYE 』1997年1月10-25日合併号148P-151Pより。 ^ 、日刊スポーツ 。(インターネットアーカイブ のキャッシュ) ^ ポニーキャニオン 音楽出版刊「ヒット曲は発明だ!」羽島亨 著173Pより。 ^ “小室哲哉の楽曲は「自由と破壊」を感じる?広瀬香美・古市憲寿がその魅力を語る”. 日本テレビ . (2020年7月1日). https://www.ntv.co.jp/konkurabe/articles/25lrv5jb2zdqc47n75.html 2020年7月1日 閲覧。 ^ 安室奈美恵のオリジナルアルバム「SWEET 19 BLUES」のブックレット内の「SWEET 19 BLUES」の歌詞の上記に「words,compose,arrangement:tetsuya komuro」と公式に記載されている。 ^ 安室奈美恵のシングル「SWEET 19 BLUES」の裏面のジャケットに「COMPOSED,WRITTEN & ARRANGD BY TETSUYA KOMURO STRINGS ARRANGED BY RANDY WAEDMAN」と公式に記載されている。 ^ JASRAC公式サイト内のデータベースで、作詞作曲の著作者は小室哲哉と記載されている。 ^ 安室奈美恵のシングル「SWEET 19 BLUES」の裏面のジャケットに「COMPOSED & ARRANGED BY AKIO TOGASHI WRITTEN & RAP BY m.c.A・T」と公式に記載されている。 ^ JASRAC公式サイト内のデータベースで、作詞作曲の著作者は冨樫明生と記載されている。 ^ “星野みちるカバー集で森高、EPO、安室、聖子らのお気に入りソングに挑戦”. 音楽ナタリー . (2016年7月25日). https://natalie.mu/music/news/195760 2016年7月25日 閲覧。 ^ “令和の“クズなRockStar”t-Aceが平成の歌姫 安室奈美恵の引退後初フューチャリング楽曲を発売”. FNMNL (フェノメナル) . (2019年9月13日). https://www.excite.co.jp/news/article/Atpress_193390/ 2019年9月26日 閲覧。 ウィキペディア、ウィキ、本、library、論文、読んだ、ダウンロード、自由、無料ダウンロード、mp3、video、mp4、3gp、 jpg、jpeg、gif、png、画像、音楽、歌、映画、本、ゲーム、ゲーム。