『memento mori』(メメント・モリ)は、日本の(ロックバンド)、BUCK-TICKの16枚目のオリジナルアルバム[1]。2009年2月18日にBMG JAPANよりリリースされた。
『memento mori』 | ||||
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BUCK-TICK の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | VICTOR STUDIO prim sound studio prim sound studio form GALVA STUDIO ZAK STUDIO | |||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | BMG JAPAN | |||
プロデュース | BUCK-TICK | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
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チャート最高順位 | ||||
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BUCK-TICK アルバム 年表 | ||||
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『memento mori』収録のシングル | ||||
解説
- 前作『天使のリボルバー』から約1年半ぶりに発売された。
- タイトルの由来はメンバーの今井寿が愛好する人形作家の新作のタイトルから。ラテン語で「死を想う」という意味であるが、これを今井は前向きに解釈し「人間はいずれ死ぬのだから前向きに生きては如何か」という想いが込められている。
- 『十三階は月光』から突き詰めてきたバンドサウンドを意識した音作りがより一層際立っており、今井は後に「これまでの集大成と言える作品になった」と語っている[2]。
- ジャケットの髑髏は実際に作製されたオブジェで、ツアーでは小道具として使用された。
- 2017年11月7日に、デビュー30周年を記念し、全曲リマスター・ブルースペックCD2・紙ジャケット仕様で再発売された[3]。
リリース履歴
収録曲
- 真っ赤な夜-Bloody-
- Les Enfants Terribles
- 作詞・作曲:今井寿、編曲:BUCK-TICK
- 「急に別の声が出てきたら面白いかと思って」というアイディアから、Aメロ2では今井がボーカルを執っている。
- GALAXY
- 作詞:櫻井敦司、作曲:今井寿、編曲:BUCK-TICK
- 先行シングル第2弾。
- アンブレラ
- 作詞・作曲:今井寿、編曲:BUCK-TICK
- 勝手にしやがれ
- 作詞:櫻井敦司、作曲:星野英彦、編曲:BUCK-TICK
- Coyote
- 作詞:櫻井敦司、作曲:今井寿、編曲:BUCK-TICK
- アルバムリリースまでの期間やツアーのMCでも櫻井が「お気に入り」と語っていた楽曲。また樋口豊はこの楽曲で初めてアップライト・ベースに挑戦している。
- Message
- 作詞:櫻井敦司、作曲:星野英彦、編曲:BUCK-TICK
- Memento mori
- 作詞・作曲:今井寿、編曲:BUCK-TICK
- Jonathan Jet-Coaster
- 作詞:櫻井敦司、作曲:今井寿、編曲:BUCK-TICK
- スズメバチ
- 作詞・作曲:今井寿、編曲:BUCK-TICK
- Lullaby-III
- 作詞:櫻井敦司、作曲:今井寿、編曲:BUCK-TICK
- 元々は『極東 I LOVE YOU』のアウトテイクであった曲を本作用にリアレンジしたもの。『十三階は月光』収録の「Lullaby II」の発展系というわけではない。原曲は今井が詞をつけていたが、今作のイメージには合わないとして櫻井が新たに書き直している。
- MOTEL 13
- 作詞:櫻井敦司、作曲:星野英彦、編曲:BUCK-TICK
- ツインギターの楽曲だが、両パートとも星野による演奏。
- セレナーデ -愛しのアンブレラ-Sweety-
- 作詞・作曲:今井寿、編曲:BUCK-TICK
- シングル「GALAXY」のカップリング曲のアルバムバージョン。ミックスが異なる。今井寿いわくトラック4「アンブレラ」のアンサーソング。
- 天使は誰だ
- 作詞・作曲:今井寿、編曲:BUCK-TICK
- 歌詞に「ジョン」・「リボルバー」・「ライ麦畑」など、ジョン・レノン暗殺、もしくはケネディ大統領暗殺事件を思わせるワードが登場する。
- HEAVEN
- 作詞:櫻井敦司、作曲:今井寿、編曲:BUCK-TICK
- 先行シングル第1弾。表記は無いがアルバムバージョンであり、シングルに比べアウトロが若干長くなっている。
参加ミュージシャン
- 櫻井敦司 - ボーカル
- 今井寿 - ギター、ノイズ、エレクトロニクス、コーラス
- 星野英彦 - エレクトリックギター、アコースティック・ギター、コーラス
- 樋口豊 - ベース
- ヤガミトール - ドラムス
サポートミュージシャン
ゲストミュージシャン
脚注
- ^ セルフカバー・アルバム『殺シノ調べ This is NOT Greatest Hits』を除いた場合。『殺シノ調べ This is NOT Greatest Hits』を7thアルバムとした場合17thアルバムとなる。
- ^ 『RAZZLE DAZZLE』初回盤特典DVDのインタビューより
- ^ “BUCK-TICK、アリオラ時代のアルバム9作がリマスター盤で登場”. BARKS. (2017年11月7日)2018年10月19日閲覧。