『MODERN TIME』(モダン・タイム)は吉川晃司4枚目のスタジオ・アルバム。
『MODERN TIME』 | ||||
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吉川晃司 の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | SEDIC STUDIO | |||
ジャンル | ロック ニュー・ウェイヴ | |||
時間 | ||||
レーベル | SMSレコード | |||
プロデュース | 木崎賢治 梅鉢康弘 | |||
チャート最高順位 | ||||
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吉川晃司 アルバム 年表 | ||||
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『MODERN TIME』収録のシングル | ||||
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解説
吉川にとって、ターニングポイントとなった渾身の一作と語っており、「やっと魂が摩天楼に漂着した」と評し、ディレクションも吉川が行ない、歌入れも「アクセント状態からほぼ抜け出し、まともに歌えるようになった」時期のアルバム。1993年当時のインタビューで「今までで一番か二番ってくらいに好きなアルバム」と答えた[1]。また、前作にも増してファン層がガラッと変わったそうである[1]。
シングル曲は、先行シングルの「キャンドルの瞳」と、後にシングルカットされた「MODERN TIME」[注 1]が収録されている。
本作より、後に吉川と共にロックユニット『COMPLEX』を結成する布袋寅泰がギターとして参加。以降、COMPLEX以前のオリジナルアルバム3枚全てに参加している。
アルバムの先着購入特典として、B2サイズのポスターが進呈された。またこのアルバムと、先に発送されたビデオ『'85 JAPAN TOUR FINAL IN 東京昭和記念公園』とシングル『キャンドルの瞳』に付いているKojiマークを切り取り、3枚1組で応募すると、抽選で2000名にB0サイズ・特大ポスターがプレゼントされた[2]。
アートワーク
アートディレクターとして、吉川自身がジャケット制作に関わっている。本作のジャケットに使用されている写真は、山内順仁が撮影した、雑誌『PATi-PATi』(CBS・ソニー出版)に掲載されていたもので[3]『PATi-PATi』の協力を得てアルバムジャケットに使用している[注 2]。この写真は、2021年3月1日発売された写真集『STAND UP KIKKAWA KOJI FILMOGRAPHY by 14 PHOTOGRAPHERS』の表紙に採用されている[4]。
主な記録
本作でオリコンチャート、アルバム部門で3作連続初登場1位を記録した。
リリース履歴
収録曲
全編曲: 後藤次利。 | ||||
# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 時間 |
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1. | 「Mis Fit」 | 安藤秀樹 | 原田真二 | |
2. | 「キャンドルの瞳」 | 安藤秀樹 | 原田真二 | |
3. | 「Modern Time」 | 吉川晃司 | 吉川晃司 | |
4. | 「MISS COOL」 | 安藤秀樹 | 中島文明 | |
5. | 「Drive 夜の終わりに」 | 安藤秀樹 | 佐藤健 |
# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 時間 |
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6. | 「選ばれた夜」 | 安藤秀樹 | 原田真二 | |
7. | 「BODY WINK」 | 安藤秀樹 | 吉川晃司 | |
8. | 「ナーバス ビーナス」 | 吉川晃司 | 吉川晃司 | |
9. | 「サイケデリックHIP」 | 吉川晃司 | 吉川晃司 | |
10. | 「ロスト チャイルド」 | 安藤秀樹 | 安藤秀樹 |
参加ミュージシャン
脚注
注釈
脚注
- ^ a b 「全アルバム解説 MODERN TIME」『月刊カドカワ 1993年3月号』第11巻第3号、角川書店、1993年3月1日、34頁。
- ^ 「アルバム「MODERN TIME」広告ページ」『月刊PATi-PATi 1986年3月号』第2巻第3号、CBSソニー出版、1986年3月9日、124頁。
- ^ 「[吉川晃司の”自由”形] 歌」『月刊PATi-PATi 1985年11月号』第1巻第6号、CBSソニー出版、1985年11月9日、25頁。
- ^ “「STAND UP KIKKAWA KOJI FILMOGRAPHY by 14 PHOTOGRAPHERS」[タレント写真集]”. KADOKAWA. 2021年11月19日閲覧。
- ^ “Koji Kikkawa - Modern Time (1986, Vinyl)”. Discogs. 2021年2月23日閲覧。
外部リンク
- ワーナーミュージック・ジャパンによる紹介ページ
- MODERN TIME (SHM-CD)